JP5066428B2 - 収納ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、収納ユニットに関する。
複数の収納体を連結して所望の収納容量を確保できる連結式の収納ユニットが知られている。しかしながら、従来の連結式の収納ユニットは、箱状の収納体を複数連結する構成であることから、隣接部分で側板や横板が2枚ずつ接して連結されることになり、目地ラインが目立って見栄えが悪く、また、2枚分の板厚によって収納容量が減少するといった問題があった。
このような問題を解決する技術として、例えば特許文献1に記載の収納家具が知られている。特許文献1に記載の収納家具は、前面が開口した箱状の外郭体によって構成され、外郭体の内部には、水平に配置される水平板と垂直に配置される仕切り板が夫々複数枚設けられている。更に特許文献1には、上記水平板と仕切り板とによって分割された区画に、開き戸、引き戸、フリッパードア、棚板、引き出し等を選択的に取り付けけることができる旨が記載されている。
特開2000−262334号公報
前面が開口した箱状の外郭体によって構成され、外郭体の内部に、水平に配置される水平板と垂直に配置される仕切り板とを複数枚設けた収納家具が知られている。この従来の収納家具によれば、水平板と仕切り板とによって分割された区画に、開き戸、引き戸、フリッパードア等を選択的に取り付けることで、収納機能を多彩に組み合わせることができる。しかしながら、上記の従来の収納家具は、収納家具の容量が、外郭体の寸法によって決定されることから、後から容量を増やすことはできない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、使用目的に応じて収納容量を調節することができ、かつ、収納ユニットに対してユーザが選択的に取り付け可能な所定の装置を容易に取り付けることができる収納ユニットを提供することを課題とする。
本発明では、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。すなわち本発明は、複数の収納体によって構成される収納ユニットであって、所定の収納物が載置される第一底板と、前記第一底板と略直交するように前記第一底板の両端部と接続される一対の第一側板と、前記第一底板と略平行であるとともに前記一対の第一側板の上端部と接続される第一天板と、を有する第一収納体と、前記第一収納体の上に接続可能な第二収納体であって、底板としての前記第一天板と、前記第一天板と略直交するように前記第一天板の両端部と接続される一対の第二側板と、前記第一天板と略平行であるとともに前記一対の第二側板の上端部と接続される第二天板と、を有する第二収納体と、前記第一底板、前記第一天板、及び前記第二天板の夫々の前記収納ユニットの前面側の端面に、該端面に沿って設けられる溝部であって、該溝部の内部が該溝部の開口部よりも広がっている溝部と、を備える。
本発明によれば、第一収納体の上に第二収納体が接続可能であり、使用目的に応じて収納容量の調節を図ることができる。また、第一底板、第一天板、及び第二天板、すなわち、床面と略水平に設置される全ての板の前面側には、溝部が設けられている。これにより
、例えば蓋や照明といった収納ユニットに対してユーザが選択的に取り付け可能な所定の装置を容易に接続することができる。
第一収納体は、所定の収納物が載置される第一底板と、この第一底板と所定の間隔をあけて平行に配置される第一天板と、第一底板と第一天板との左右方向の両端部に接続される一対の側板によって構成される。なお、第一収納体の前後方向を開口することで、前後いずれからでも所定の収納物の出し入れが可能となる。一方、後面に後板を設けると、収納物の出し入れは前面からしか行えなくなるものの、第一収納体の強度を向上させることができる。なお、所定の収納物とは、収納ユニットに収納される物であり、書籍、ダンボール等いずれでもよい。
第二収納体は、第一収納体の上に接続することができる。基本的には、第一収納体と同じく、所定の収納物が載置される底板と底板と所定の間隔をあけて平行に配置される第二天板と、第二底板と第二天板と直交よって構成することができる。但し、第二収納体では、底板が第一天板によって構成される。つまり、第一天板は、第一収納体の天板と、第二収納体の底板を兼ねている。これにより、底板の厚さ分だけ、収納容量を増加させることができる。若しくは、収納容量を維持したまま、収納ユニットのコンパクト化を図ることができる。なお、第二収納体においても後板を設けてもよく、これにより第二収納体の強度を向上させることができる。
第一底板、第一天板、及び第二天板の前面側の端面、換言すると、水平に配置される全ての板の前面側の端面には端面に沿って溝部が設けられている。この溝部は、該溝部の内部が該溝部の開口部よりも広がるように形成されている。つまり、溝部は、溝部が延びる方向と直交する断面において溝部内の空間を形成する内壁同士の間隔よりも狭い開口部を有している。このような溝部を収納ユニットの前面に設けることで、収納ユニットを覆う蓋や収納ユニットの前面側を照らす照明等の様々な所定の装置を容易に取り付けることが可能となる。また、本発明では、水平に配置される全ての板(第一底板、第一天板、第二天板)にこのような溝部が設けられることで、蓋や照明等を接続する際の設計の自由度が高められている。
ここで、本発明において、前記第二収納体の上には、更に一又は複数の第二収納体が接続可能であり、第二収納体の上に更に第二収納体を接続する場合、上側に配置される第二収納体の底板は、下側に配置される第二収納体の第二天板によって構成されるようにしてもよい。
本発明によれば、更に一又は複数の第二収納体を複数段積み重ねることで、収納ユニットの収納容量を調節することができる。なお、第一収納体の上に第二収納体が接続される場合、上述したように第二収納体の底板は、第一収納体の第一天板によって構成される。従って、第二収納体の上に更に第二収納体が接続される場合、第二収納体の第二底板は、下側に接続されている第二収納体の第二天板によって構成されることになる。その結果、底板の厚さ分だけ、収納容量を増加させることができる。若しくは、収納容量を維持したまま、収納ユニットのコンパクト化を図ることができる。
また、本発明は、前記収納ユニットに対してユーザが選択的に取り付け可能な所定の装置を前記溝部へ接続する接続部を更に備え、前記接続部は、前記所定の装置に固定される固定部と、前記溝部内へ挿入された際、該溝部内の空間を形成する内壁の一部と接触し、該接続部が該溝部内から抜け落ちるのを防止する接触部と、一端に前記固定部が接続され、他端に前記接触部が接続される軸部とを有するようにしてもよい。
本発明によれば、収納ユニットの前面に設けられた溝部に所定の装置を容易に接続する
ことができる。接続部は、上記のように固定部と、接触部と、軸部とによって構成することができる。接続部は、溝部内へ挿入した際、接触部が溝部内の開口部付近に引っ掛かることで、溝部内から抜け落ちないものであればよく、その形状は特に限定されるものではない。接続部は、例えば、先端が折り返された断面形状が逆L字型接続部材とすることができる。この場合、溝部内へ挿入された折り返し部が溝部の開口部付近で引っ掛かるので、溝部と蓋との接続が可能となる。なお、接続部の溝部内への挿入は、正面側から行ってもよく、また、溝部は、両側面(左右両側)を開口しておき、開口した側面から行うようにしてもよい。
なお、本発明において、前記接触部は、前記溝部内の空間を移動可能であり、前記所定の装置は、前記接触部が移動することで、前記溝部が延びる方向にスライド可能としてもよい。
本発明によれば、収納ユニットの利便性をより向上させることができる。なお、溝部は、前面側の端面に沿って延びていることから、接続部を例えば上述した逆L字型接続部材とした場合であっても、スライドさせることはできる。但し、よりスムーズにスライドさせるため、接続部は、ローラを有する構成としてもよい。これにより、所定の装置をよりスムーズにスライドさせることが可能となる。
本発明によれば、使用目的に応じて収納容量を調節することができ、かつ、収納ユニットに対してユーザが選択的に取り付け可能な所定の装置を容易に取り付けることができる収納ユニットを提供することができる。
次に、本発明の収納ユニットの実施形態について図面に基づいて説明する。
<第一実施形態>
(収納ユニットの構成)
本実施形態では、収納体が3段積み重ねられた収納ユニットを例に説明する。図1は、引き戸23が装着された収納ユニット100の正面図を示す。図2は、引き戸23が装着された収納ユニット100の上面図を示す。図3は、図1におけるaa断面図を示す。図4は、引き戸23が外された収納ユニット100の正面図を示す。図5は、収納ユニット100の分解斜視図を示す。第一実施形態の収納ユニット100は、3つの収納部、すなわち第一収納体1a、第二収納体1b、第三収納体1cが積み重ねられることで構成されている。以下、各構成について、更に詳しく説明する。
第一収納体1aは、第一底板11aと、一対の第一側板12aと、第一天板15aと、第一後板14aとによって構成されている。本実施形態では、いずれの板材も金属製の板材によって構成されており、内部に中空部を有する薄い箱型とすることで軽量化を図ると共に収納ユニットに必要な強度が確保されている。なお、板材の材質は、特に限定されないが、アルミニウムとすることでより軽量化を実現することができる。第一底板11aは、平面視が長方形であり、床面と平行に配置される。第一底板11aの上面の両端には、一対の第一側板12aがほぼ垂直に立ち上げられている。第一側板12aは、図3に示すように平面視が凡そ正方形である。一対の第一側板12aの上端には、第一天板15aの下面が接続されている(図3参照)。第一天板15aは、第一底板11aとほぼ同じ大きさの長方形となっている。第一後板14aは、第一収納体1aの後面(図1における紙面奥側の面)を塞ぐように、第一底板11a、一対の第一側板12a、及び第一天板15a夫々の後面側の端面と接続されている。以上により、第一収納体1aは、前面側が開口した箱型形状を有している。なお、本実施形態では、後板(第一後板14a、第二後板14
b、第三後板14c)を設けることで、第一収納体1aの強度がより向上されている。但し、これに限定されるものではなく、例えば、後面も開口し、収納物を収納ユニット100の前後から出し入れできるようにしてもよい。
板材同士の接続(例えば、第一底板11aと第一側板12aとの接続)は、接続プレート18を各板材の端部に設けられたプレート差込口19に挿入することで行うことができる。ここで、図6は、板材同士の接続形態を示す。図6は、一例として、第一底板11aと第一側板12aとの接続形態を示し、第一底板11aと第一側板12aとの夫々に設けられたプレート差込口19に接続プレート18が挿入されるようになっている。なお、本実施形態では、接続プレート18とプレート差込口19とによって板材同士の接続を可能としているが、板材同士の接続方法は、これに限定されない。例えば、板材同士の接続は、ボルトとナットいった固定部材を用いて行ってもよい。また、これらを併用してもよい。更に、部材同士の接続強度をより向上させるため、隅部にL字型の補強部材を設けてもよい。
第二収納体1bは、第一収納体1aの上に接続され、第二収納体1bの底板として機能する第一天板15aと、一対の第二側板12bと、第二天板15bと、第二後板14bと、によって構成されている。第二収納体1bの底板として機能する第一天板15aとは、第二収納体1bの底板に第一収納体1aの第一天板15aが利用されていることを意味する。これにより、本実施形態では、底板の厚さ分だけ、収納容量を増加させることができる。若しくは、収納容量を維持したまま、収納ユニット100のコンパクト化を図ることができる。なお、一対の第二側板12b、第二天板15b、第二後板14bは、夫々、上述した一対の第一側板12a、第一天板15a、第一後板14aと同様の構成である。従って、その詳細な説明は、省略する。
第三収納体1cは、第二収納体1bの上に接続され、第三収納体1cの底板として機能する第二天板15bと、一対の第三側板12cと、第三天板15cと、第三後板14cと、によって構成されている。第二収納体1bにおける底板として第一収納体1aの第一天板15aが利用されていたように、第三収納体1cでは、第三収納体1cの下側に配置される第二収納体1bの第二天板15bが第三収納体1cの底板として利用されている。なお、一対の第三側板12c、第三天板15c、第三後板14cは、夫々、上述した一対の第一側板12a、第一天板15a、第一後板14aと同様の構成である。従って、その詳細な説明は、一対の第二側板12b、第二天板15b、第二後板14bの説明と同じく省略するものとする。
第一底板11a、第一天板15a、第二天板15b及び第三天板15c(以下、全ての水平部材とも言う。)の前面側の端面には、溝部17cが設けられている。溝部17cには、後述する逆L字型接続部材30やローラ付き接続部材40が接続された引き戸23が接続可能となっている。本実施形態では、全ての水平部材の前面側に溝部17cが設けられており、引き戸23やや照明50といった所定の機器(本発明の所定の装置に相当する。)の取り付け位置に関する設計の自由度が高められている。
溝部17cは、図1、図3等に示すように、第三天板15cの前面側の端面に接続されたレール部材17の前面側の端面に沿って設けられている。本実施形態では、第三天板15cとレール部材17とが別部材として構成されている。ここで、図7は、第三天板15cとレール部材17との接続断面を示す。また、図8は、レール部材17の断面を示す。図7に示すように、レール部材17は、第三天板15cの前面側の端面に接続されている。レール部材17と第三天板15cとの接続は、ボルト61とナット62によって実現されている。より詳細には、第三天板15cの前面側の端面には、ボルト61の軸部63が貫通する貫通孔が設けられており(図示せず)、ボルト61の軸部63の挿入が可能とな
っている。また、レール部材17には、第三天板15cの前面側の端面と接する面に軸部63が貫通する貫通孔64が設けられ、貫通孔64の先にはナット62を収容するための空間65が形成されている。また、レール部材17の前面側には、溝部17cが設けられ、この溝部17cには、溝部17cを形成する空間17c1よりも狭い開口部17c2が設けられている。
次に、上記溝部17cに接続可能な接続部材と、接続部材が設けられた引き戸23について説明する。図9は、引き戸23の正面図、図10は、引き戸23の上面図、図11は、引き戸23の側面図を示す。第一実施形態の引き戸23は、正面視において縦長の長方形であり、その幅は、収納ユニット100の正面視における横幅の約1/2に設計されている。また、高さは、収納ユニット100の高さ、すなわち第一収納体1aと第二収納体1bと第三収納体1cの高さの和と一致するように設計されている。これにより、本実施形態の収納ユニット100は、右側若しくは左側半分が引き戸23によって覆われることになる(図1参照。)引き戸23は、金属製の板材によって構成されており、内部に中空部を有する薄い箱型とすることで軽量化を図ると共に収納ユニットに必要な強度が確保されている。
引き戸23の裏面には、ローラ付き接続部材40が、上部及び下部の夫々2箇所、合計4箇所設けられている。ローラ付き接続部材40は、本発明の接続部材に相当するものであり、引き戸23の裏面に固定される固定部41と、溝部17c内へ挿入され、溝部17c内の空間17c2と接触する接触部42と、一端に固定部41が接続され、他端に接触部42が接続される軸部43と、によって構成されている。なお、本実施形態のローラ付き接続部材40は、接触部42にローラ44が設けられており、ローラ44が回転して溝部17c内を移動するので、引き戸23の円滑なスライドが可能となっている。固定部41、軸部43、接触部42は、一枚の金属製の板材が折り曲げられることで成形されている。具体的には、固定部41は、引き戸23の裏面と平行であり、この固定部41の端部が、床面と平行になるように直角に折り曲げられることで床面と平行な軸部43が形成されている。更に、この軸部43の端部は、引き戸23の裏面と平行になるように直角に折り曲げられ、引き戸23の裏面と平行な接触部42が形成されている。そして、この接触部42には、ローラ44が設けられている。ローラ44は、その外径が溝部17cの空間17c2の高さよりもやや小さくなるように設計されている。また、軸部43は、溝部17cの開口部17c2を通過できる厚さに設計されている(図6参照。)。
ここで、本実施形態の収納ユニット100には、その外側面に収納ユニット100を覆う化粧パーツが取り付けられている(図5の分解斜視図を参照。)。これにより、収納ユニット100への損傷を防止すると共に、デザイン性の向上が図られている。そこで、収納ユニット100を化粧パーツについて説明する。
図12は、第一側板12a、第二側板12b、及び第三側板12c(以下、各側板ともいう。)を覆う化粧側板70の平面図を示す。図13は、各側板を覆う化粧側板70の側面図を示す。化粧側板70は、合成樹脂からなり、平面視において凡そ正方形であり、上述した各側板を覆えるよう、各側板とほぼ同じ大きさに設計されている。化粧側板70には、各側板と接触する側に突出したクッション部71が設けられている。このクッション部71は、格子状に突出した凸部によって構成され、外部からの衝撃等を吸収することができる。また、化粧側板70の四隅の近傍には、各側板と接続するための取り付け用凸部72が設けられている。従って、各側板の四隅近傍に、取り付け用凸部72を挿入するための取付用孔部を形成しておくことで、化粧側板70の各側板への取り付けが可能となる。
本実施形態の収納ユニット100は、上記化粧側板70以外にも収納ユニット100を
覆う化粧パーツが設けられている。化粧側板70以外の化粧パーツとしては、図5に示すように、最も上の天板(本実施形態では、第三天板15c)を覆うための化粧天板75、各後板(第一後板14a、第二後板14b、第三後板14c)を覆う化粧後板76、第三天板15cと化粧天板75を固定した状態で側面を覆う天板キャップ77が例示される。化粧天板75や化粧後板76等は、化粧側板70と同じく合成樹脂によって形成することができる。なお、化粧天板75や化粧後板76についても、化粧側板70と同じく格子状に突出した凸部からなるクッション部を設けてもよいが、側面に比べて外部から外力を受ける影響が少ないことから、単なる平板状としてもよい。なお、化粧天板75と第三天板15cとの接続及び化粧後板76と各後板との接続は、化粧側板70と各側板との接続と同様に行うことができる。
また、本実施形態では、第一収納体1aの下部に脚部材20が4箇所設けられている(図1参照)。これにより、床面と第一収納体1aとの間に空間が形成される。この空間は、例えば第一収納体を移動する場合に手を入れる空間として利用することができる。その結果、移動する際の利便性が高められる。また、上記空間は、床面と第一収納体1aの下面との間に空気を通すので、通気性を向上させることができる。なお、脚部材20は、第一収納体1aの第一底板11aの下面における、四隅近傍に設けられている。ここで、図14は、脚部材の正面図であり、図15は、脚部材の側面図を示す。脚部材20は、側面視においてL字状の基部20aと、床面と接触する床面接触部20bと、によって構成されている。床面接触部20bは、基部20aに内包され、垂直方向にスライド可能である。その結果、本実施形態によれば、脚部材20によって収納ユニット100の水平出し(高さ調節)を行うことができる。
(収納ユニットの使用方法)
次に、上述した実施形態の収納ユニット100の使用方法について説明する。第一実施形態の収納ユニット100は、収納ユニット100を構成する部材を組み立てて使用する。そこで、組立て方法について説明すると、まず、第一収納体1aを組立て、第一収納体1aの組立て完了後、第二収納体1b、第三収納体1cの順に組み立てる。第一収納体1aの組立ては、第一底板11a、一対の第二側板12b、第一天板15a及び第一後板14aを接続プレート18を用いて行う。第二収納体1bの組立ては、第一収納体1aの組立て完了後、第一収納体1aの第一天板15aの上面に一対の第二側板及び第二後板14bを接続プレート18を用いて組み立てる。第二収納体1bの組立ては、第二収納体1bの組立てと同様の手順により行うことができる。
第一収納体1a、第二収納体1b及び第三収納体1cの組立てが完了したら、引き戸23を所定の位置に取り付ける。すなわち、本実施形態では、第一底板11aに設けられた溝部17aに引き戸23の下側のローラ44を、第三天板15cに設けられた溝部17cに引き戸23のローラ44を、収納ユニット100の側面側から通すことで、引き戸23の取り付けが完了する。その後、必要に応じて化粧側板70、化粧天板75及び化粧後板76を取り付ける。なお、各種化粧板の取り付けは、ローラ44を通す溝部17cに関連する部分を除いて引き戸23の取り付け前に行ってもよい。
(効果)
以上説明した第一実施形態の収納ユニット100によれば、収納体を複数接続することができるので、使用目的に応じて収納容量の調節を図ることができる。また、第一底板11a、第一天板15a、第二天板15b及び第三天板15c、すなわち、床面と略水平に設置される全ての板の前面側には、溝部17cが設けられている。従って、ユーザが希望する所定の位置に、引き戸23を容易に取り付けることができる。また、本実施形態では、第一収納体1aの第一底板11aの溝部17cと第三収納体1cの第三天板15cの溝部17cにローラ44が挿入されているように、異なる収納体の溝部同士を協同して用い
ることができる。
<第二実施形態>
次に第二実施形態の収納ユニットについて説明する。ここで、図16は、第二実施形態の収納ユニット101の正面図を示す。収納ユニット101は、4つの収納体によって構成されている。つまり、第二実施形態の収納ユニット101は、第一実施形態の収納ユニット100よりも収納体が一段多い構成であり、第一収納体1a、第二収納体1b、第三収納体1c、及び第四収納体1dによって構成されている。なお、各収納体の構成は、基本的には、上述した第一実施形態の収納ユニット100と同様の構成であるので、その説明は省略するものとする。
また、第二実施形態の収納ユニット101では、引き戸24が収納ユニット101の上側3段かつ左右半分を覆うようにその大きさが設計されている点で、第一実施形態の収納ユニット100と異なる。なお、第二実施形態の収納ユニット101に取り付けられる引き戸24は、溝部と接続する接続部材の構成も異なっている。そこで、第二実施形態の引き戸24及び接続部材について説明する。図17は、引き戸24の正面図であり、図18は、引き戸24の側面図を示す。第二実施形態の引き戸24は、正面視において縦長の長方形であり、その幅は、収納ユニット100の正面視における横幅の約1/2に設計されている。また、高さは、収納ユニット3段分の高さ、すなわち第二収納体1bと第三収納体1cと第四収納体1dの高さの和と一致するように設計されている。その結果、第二実施形態の収納ユニット101は、右側若しくは左側半分及び上側3段が引き戸24によって覆われることになる(図16参照。)なお、図16においては、引き戸24が左右方向においてほぼ中心に配置されている。
また、第二実施形態の引き戸24の裏面にも、第一実施形態の引き戸23と同じく、接続部材が接続されている。但し、第二実施形態の接続部材は、逆L字型接続部材30によって構成されている。逆L字型接続部材は、引き戸24の裏面に固定される固定部31と、溝部17c内へ挿入され、溝部17c内の空間17c2と接触する接触部32と、一端に固定部31が接続され、他端に接触部32が接続される軸部33と、によって構成されている。固定部31、軸部33、接触部32は、一枚の金属製の板材が折り曲げられることで成形され、固定部31は、引き戸24の裏面と平行であり、この固定部31の端部が、床面と平行になるように直角に折り曲げられることで床面と平行な軸部33が形成されている。更に、この軸部33の端部は、引き戸24の裏面と平行になるように直角に折り曲げられ、引き戸24の裏面と平行な接触部32が形成されている。溝部17c内の空間に挿入された接触部32は、開口部17c2付近で引っ掛かることになるので、引き戸24を溝部17cへ接続することが可能となる。なお、第二実施形態の逆L字型接続部材30は、第一実施形態のローラ付き接続部材40に比べて部品点数を少なくすることができる。また、ローラ付き接続部材40の場合、溝部17cへの挿入は、側面から行う必要があったが、逆L字型接続部材30によれば、接触部32を開口部17c2に挿入可能な大きさとすることで、正面から挿入することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の収納ユニットはこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。例えば、上述した実施形態では、各部材を金属製としたが、十分な強度を有していればよく、材質は特に限定されるものではない。また、例えば、収納ユニットは、第二収納体1bと第三収納体1cとを組み合わせた構成としてもよい。すなわち、床面を第二収納体1bの底板として利用し、このような第二収納体1bの上に第三収納体1cを積み重ねた構成としてもよい。更に、上述した実施形態では、収納体同士を垂直方向に接続する場合について説明した。但し、例えば、左右方向に収納体同士を連結するようにしてもよい。この場合、接続される側の化粧側板70
は、設けず、側板同士を接触させることが好ましい。これにより、レール部材17の左右方向の端面同士が連続し、隣接する収納体の溝部同士が連続することになる。従って、引き戸23は、隣接する収納体同士の間でも自由にスライドさせることが可能となる。なお、上述した実施形態では、溝部17cは、水平方向にのみ設けたが、必要に応じて垂直方向に設けてもよい。
引き戸が装着された第一実施形態の収納ユニットの正面図を示す。 引き戸が装着された第一実施形態の収納ユニットの上面図を示す。 図1におけるaa断面図を示す。 引き戸が外された第一実施形態の収納ユニットの正面図を示す。 収納ユニットの分解斜視図を示す。 板材同士の接続形態を示す。 第三天板とレール部材との接続断面を示す。 レール部材の断面を示す。 引き戸の正面図を示す。 引き戸の上面図を示す。 引き戸の側面図を示す。 化粧側板の平面図を示す。 化粧側板の側面図を示す。 脚部材の正面図を示す。 脚部材の側面図を示す。 第二実施形態の収納ユニットの正面図を示す。 引き戸の正面図を示す。 引き戸の側面図を示す。
符号の説明
1a・・・第一収納体
1b・・・第二収納体
1c・・・第三収納体
1d・・・第四収納体
17・・・レール部材
17c・・・溝部
23、24・・・引き戸
100、101・・・収納ユニット

Claims (6)

  1. 複数の収納体によって構成される収納ユニットであって、
    所定の収納物が載置される第一底板と、前記第一底板と略直交するように前記第一底板の両端部と接続される一対の第一側板と、前記第一底板と略平行であるとともに前記一対の第一側板の上端部と接続される第一天板と、を有する第一収納体と、
    前記第一収納体の上に接続可能な第二収納体であって、底板としての前記第一天板と、前記第一天板と略直交するように前記第一天板の両端部と接続される一対の第二側板と、前記第一天板と略平行であるとともに前記一対の第二側板の上端部と接続される第二天板と、を有する第二収納体と、
    前記第一底板、前記第一天板、及び前記第二天板の夫々の前記収納ユニットの前面側の端面に、該端面に沿って設けられる溝部であって、該溝部の内部が該溝部の開口部よりも広がっている溝部と、を備える収納ユニット。
  2. 前記第二収納体の上には、更に一又は複数の第二収納体が接続可能であり、
    第二収納体の上に更に第二収納体を接続する場合、上側に配置される第二収納体の底板は、下側に配置される第二収納体の第二天板によって構成される、請求項1に記載の収納ユニット。
  3. 前記収納ユニットに対してユーザが選択的に取り付け可能な所定の装置を前記溝部へ接続する接続部を更に備え、
    前記接続部は、前記所定の装置に固定される固定部と、前記溝部内へ挿入された際、該溝部内の空間を形成する内壁の一部と接触し、該接続部が該溝部内から抜け落ちるのを防止する接触部と、一端に前記固定部が接続され、他端に前記接触部が接続される軸部とを有する、請求項1又は請求項2に記載の収納ユニット。
  4. 前記接触部は、前記溝部内の空間を移動可能であり、
    前記所定の装置は、前記接触部が移動することで、前記溝部が延びる方向にスライド可能である、請求項3に記載の収納ユニット。
  5. 前記所定の装置は、前記収納ユニットの前面側の少なくとも一部の領域を覆う蓋である、請求項3又は請求項4に記載の収納ユニット。
  6. 前記所定の装置は、前記収納ユニットの前面側を照らす照明である、請求項3又は請求項4に記載の収納ユニット。
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