JP3203474U - 家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】デザインを損なうのを防止でき、巻き戸のスリットを介して家具の内部を視認することができるデザイン性の高い家具を提供する。【解決手段】前面に開口を有する箱体と、開口を覆う状態と、箱体の内部に収容され開口を開放する状態とに動作する巻き戸27、29を具備する家具において、巻き戸は板材30によって構成され、板材には上下方向と左右方向に互いに隣り合う多数のスリット35が形成されている。スリットは細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部を介して多数配置され、連結部は左右方向に隣り合うスリットの中心部分に配置されている。板材を湾曲させる方向の力を加えると、連結部が隣り合うスリットを左右方向へ引っ張り、スリットが弾性的に拡張し、高い可撓性を発揮する。【選択図】図1
Description
本考案は仏壇等の家具に係り、特に箱体に設けられた開口を開閉自在に覆う巻き戸を備えた家具に関するものである。
特許文献1の図3には巻き戸を備えた仏壇が示されており、この仏壇の箱体には開口部が設けられている。この開口部は開閉される巻き戸によって覆われる状態と、開放される状態となる。巻き戸は開いた状態でも左右方向へ張り出さないことから、仏壇の設置場所がスペース的に制限されないという利点を有している。
巻き戸は細幅の板を多数配列した状態で、板の裏面に柔軟性シートを貼り付けることで細幅の板を連結して構成されている。細幅の板どうしは柔軟性シートによって繋がっているため、その境界において自由に湾曲できるので、巻き戸は可撓性を有することになる。
巻き戸は細幅の板を多数配列した状態で、板の裏面に柔軟性シートを貼り付けることで細幅の板を連結して構成されている。細幅の板どうしは柔軟性シートによって繋がっているため、その境界において自由に湾曲できるので、巻き戸は可撓性を有することになる。
しかしながら、上記従来の巻き戸を有する仏壇等の家具では、柔軟性シートが見えてしまうと家具全体のデザインを損なうおそれがある。特に仏壇は仏具であることから、柔軟性シートが僅かでも見えると、その商品価値を低下させることになる。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、デザインを損なうのを防止でき、巻き戸のスリットを介して家具の内部を視認することができるデザイン性の高い家具の提供を、その目的とする。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、デザインを損なうのを防止でき、巻き戸のスリットを介して家具の内部を視認することができるデザイン性の高い家具の提供を、その目的とする。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の考案は、前面に開口を有する箱体と、前記開口を覆う状態と、前記箱体の内部に収容され前記開口を開放する状態とに動作する巻き戸を具備する家具において、前記巻き戸は板材によって構成され、前記板材には上下方向と左右方向に互いに隣り合う多数のスリットが形成されており、前記スリットが弾性的に拡張することで可撓性を備えていることを特徴とする家具である。
請求項2の考案は、請求項1に記載した家具において、スリットは細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部を介して多数配置され、前記連結部は左右方向に隣り合うスリットの中心部分に対応して配置されていることを特徴とする家具である。
請求項3の考案は、請求項1または2に記載した家具において、家具は仏壇であることを特徴とする家具である。
本考案の家具によれば、柔軟性シートを使用しないで巻き戸を製作することができ、家具全体のデザインを損なうのを防止することが可能となる。特に仏壇においては柔軟性シートを使用しないことから、その商品価値が低下するのを防止することができる。
また、巻き戸のスリットを介して家具の内部を視認することができ、家具のデザイン性を高めることが可能となる。
また、巻き戸のスリットを介して家具の内部を視認することができ、家具のデザイン性を高めることが可能となる。
本考案の実施の形態に係る家具としての仏壇1を図面にしたがって説明する。
符号3は箱体としての本体を示し、この本体3は底板5、左右の側板7、9、天板11及び背板13から成り、前面に開口15を有している。
また、本体3の内部には棚板17が設けられ、この棚板17には位牌19等が載置される。
符号3は箱体としての本体を示し、この本体3は底板5、左右の側板7、9、天板11及び背板13から成り、前面に開口15を有している。
また、本体3の内部には棚板17が設けられ、この棚板17には位牌19等が載置される。
底板5の上面にはガイド溝21が形成され、このガイド溝21は底板5の前端部から左右の端部に渡って連続している。また、天板11の下面にもガイド溝21に対向してガイド溝(図示せず)が形成されている。
本体3内には一対の対向板23、25が備えられ、この対向板23は左側板7に対向し、対向板25は右側板9に対向して配置されている。対向板23と左側板7との間、対向板25と右側板9との間には空間が形成され、この空間が後述する巻き戸27、29の収容部31、33となる。収容部31、33の下方にガイド溝21が位置し、上方に天板11のガイド溝が位置している。
巻き戸27、29は左右一対設けられ、長方形の木製の板材30によって構成されている。板材30には上下方向と左右方向に互いに隣り合う多数のスリット35が形成されている。スリット35は細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部37を介して配置され、連結部37は左右方向に隣り合うスリット35の中心部分に対応して配置されている。板材30はスリット35が弾性的に拡張することで可撓性を備えている。
巻き戸27、29を構成する板材30は、その下端部がガイド溝21、上端部が天板11のガイド溝に摺動自在に嵌っている。また、巻き戸27を構成する板材30の右端部には取っ手39が取り付けられ、巻き戸29を構成する板材30の左端部には取っ手41が取り付けられている。
巻き戸27、29を構成する板材30は、その下端部がガイド溝21、上端部が天板11のガイド溝に摺動自在に嵌っている。また、巻き戸27を構成する板材30の右端部には取っ手39が取り付けられ、巻き戸29を構成する板材30の左端部には取っ手41が取り付けられている。
巻き戸27、29を構成する板材30は上記のように可撓性を有しているので、取っ手39、41を持って摺動させて、開口15を覆う状態と、本体3の内部に設けられた収容部31、33に収容され、開口15を開放する状態とに動作させることができる。
図5、図6に示すように、巻き戸27、29を構成する板材30は、平らな状態ではスリット35は全てが一定の幅寸法となっている。板材30が湾曲する場合には、スリット35が弾性的に拡張する。これにより板材30が可撓性を発揮することになる。
前述のようにスリット35は細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部37を介して多数配置され、この連結部37は左右方向に隣り合うスリット35の中心部分に対応して配置されているので、板材30に湾曲させる方向の力を加えると、連結部37が隣り合うスリット35を左右方向へ引っ張ることになる。従って、スリット35が弾性的にスムーズに拡張し、板材30が高い可撓性を発揮する。
前述のようにスリット35は細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部37を介して多数配置され、この連結部37は左右方向に隣り合うスリット35の中心部分に対応して配置されているので、板材30に湾曲させる方向の力を加えると、連結部37が隣り合うスリット35を左右方向へ引っ張ることになる。従って、スリット35が弾性的にスムーズに拡張し、板材30が高い可撓性を発揮する。
図9に示すように、仏壇1では板材30に多数のスリット35が形成されているので、巻き戸27、29を閉じて開口15を閉鎖した状態でも、スリット35を介して本体3の内部に備えられた位牌19等を視認することができる。従って、仏壇1のデザイン性を高めることが可能となる。
しかも、位牌19を常時視認することが可能となることで、先祖を敬いたいという気持ちに応えることができるようになる。従って、仏壇の仏具としての機能の充実を図ることが可能となる。
しかも、位牌19を常時視認することが可能となることで、先祖を敬いたいという気持ちに応えることができるようになる。従って、仏壇の仏具としての機能の充実を図ることが可能となる。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても考案に含まれる。
例えば、スリットの形状は幅寸法が上下方向において一定でなくてもよく、例えば、スリットを菱形等にしてもよい。
また、連結部は、必ずしも左右方向に隣り合うスリット35の中心部分に対応して配置する必要はなく、連結部が隣り合うスリット35の中心部分からずれて配置する構成とすることも可能である。
また、本考案は仏壇以外の家具、例えば、神棚、更にテレビ台、サイドボード、本棚、食器棚等の収納家具に適用することも可能である。このうちテレビ台では、テレビジョン受像機の赤外線センサー(受光部)を備えた本体装置を収容した場合、戸を閉じたままでもスリットを介して赤外線が通過することから、戸を開くことなく、リモコンによる操作が可能である。
例えば、スリットの形状は幅寸法が上下方向において一定でなくてもよく、例えば、スリットを菱形等にしてもよい。
また、連結部は、必ずしも左右方向に隣り合うスリット35の中心部分に対応して配置する必要はなく、連結部が隣り合うスリット35の中心部分からずれて配置する構成とすることも可能である。
また、本考案は仏壇以外の家具、例えば、神棚、更にテレビ台、サイドボード、本棚、食器棚等の収納家具に適用することも可能である。このうちテレビ台では、テレビジョン受像機の赤外線センサー(受光部)を備えた本体装置を収容した場合、戸を閉じたままでもスリットを介して赤外線が通過することから、戸を開くことなく、リモコンによる操作が可能である。
本考案は家具製造業、特に仏壇製造業において利用可能性を有し、柔軟性シートを使用しないで巻き戸を製作することができるので、特に仏壇に、その商品価値が低下するのを完全に防止することができる。また、巻き戸のスリットを介して仏壇の内部を視認することができる。
1…仏壇 3…本体 5…底板
7…左側板 9…右側板 11…天板
13…背板 15…開口 17…棚板
19…位牌 21…ガイド溝 23、25…対向板
27…左側の巻き戸 29…右側の巻き戸 30…板材
31、33…収容部 35…スリット 37…連結部
39、41…取っ手
7…左側板 9…右側板 11…天板
13…背板 15…開口 17…棚板
19…位牌 21…ガイド溝 23、25…対向板
27…左側の巻き戸 29…右側の巻き戸 30…板材
31、33…収容部 35…スリット 37…連結部
39、41…取っ手
Claims (3)
- 前面に開口を有する箱体と、前記開口を覆う状態と、前記箱体の内部に収容され前記開口を開放する状態とに動作する巻き戸を具備する家具において、前記巻き戸は板材によって構成され、前記板材には上下方向と左右方向に互いに隣り合う多数のスリットが形成されており、前記スリットが弾性的に拡張することで可撓性を備えていることを特徴とする家具。
- 請求項1に記載した家具において、スリットは細幅で上下方向に長く形成され且つ上下方向に短い寸法の連結部を介して多数配置され、前記連結部は左右方向に隣り合うスリットの中心部分に対応して配置されていることを特徴とする家具。
- 請求項1または2に記載した家具において、家具は仏壇であることを特徴とする家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000236U JP3203474U (ja) | 2016-01-21 | 2016-01-21 | 家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016000236U JP3203474U (ja) | 2016-01-21 | 2016-01-21 | 家具 |
Publications (1)
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JP3203474U true JP3203474U (ja) | 2016-03-31 |
Family
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JP2016000236U Expired - Fee Related JP3203474U (ja) | 2016-01-21 | 2016-01-21 | 家具 |
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JP (1) | JP3203474U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111772351A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-10-16 | 嘉兴鼎聚小家电有限公司 | 一种具有烘干功能且摆动风向的智能衣柜 |
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2016
- 2016-01-21 JP JP2016000236U patent/JP3203474U/ja not_active Expired - Fee Related
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