JP3230114U - パーテーション - Google Patents
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Abstract
【課題】 携行性に優れるとともに、軽量かつ低価格なパーテーションを提供する。【解決手段】 遮蔽部としての役割を果たし、丸めて保管することが可能なフィルム1と、重力方向に立ち上がり、フィルム1を支持する板状の支持部材2と、を有し、フィルム1の下部に複数の第1の開放スロット部1aが形成され、支持部材2に、上方に開放し、第1の開放スロット部1aとそれぞれ嵌合する複数の第2の開放スロット部2aが形成され、複数の第1の開放スロット部1aの間のフィルム1の部分が、支持部材2の一方の側と他方の側に交互に配置されることで、フィルム1が波状に撓んで自立するものとする。【選択図】図1
Description
本考案は、ウイルスの感染防止等の目的で使用されるパーテーションに関するものである。
飲食店、店舗の受付、会議室等では、複数人がテーブル等を挟んで、会話をしたり、咳やくしゃみをしたりすると、口腔から微細な飛沫が放出され、これを対面する人が吸い込んだり、対面する人の顔や手に付着するおそれがある。そこで、飛沫中のウイルスや細菌による感染症を防止することを目的として、デスク上に載置される自立式のパーテーション(仕切)が種々提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1のデスクパーテーションは、アルミニウム合金製のベースの上面にレールを設け、このレールに硬質樹脂製のパネルをスライド可能に保持させたものである。また、特許文献2のパーテーションは、略矩形のパネルの左右側端辺に複数の突起を設け、これら突起が挿入される挿入孔を有する一対の側面板によって硬質樹脂製のパネルを支持させるものである。
従来のパーテーションでは、本体であるパネルの素材がアクリル樹脂に代表される硬質樹脂であるため、切断工程や仕上工程が比較的大掛かりとなり、素材コストが高いことも相俟って、製品価格が高くなることが避けられなかった。また、パーテーションとして十分な遮蔽面積を確保するとパネルの体格(縦横寸法)が大きくなり、携行やオフィス内での持ち運びが難しくなるとともに、使用しない場合の保管に大きなスペースも必要となる。更に、硬質樹脂製のパネルはその重量が比較的大きいため、デスクから落下した際に破損するほか、長期の使用によって表面に擦り傷等が付いて見栄えや透明度が低下することが多かった。
本考案は、上記課題に鑑みなされたものであり、携行性に優れるとともに、軽量かつ低価格なパーテーションを提供することを目的とする。
図1及び図2を参照して本願の実施形態に係るパーテーション10について説明する。なお、本願において、上下を言う場合は、パーテーション10を机等に置いて使用する状態における上下を言うものとする。
パーテーション10は、フィルム1と支持部材2とを有する。フィルム1は、図1(a)に示すように四角状の平面形状を有する。フィルム1は、パーテーション10において遮蔽部としての役割を果たす。フィルム1は、丸めて保管することが可能な可撓性を有する素材とする。
支持部材2は、図1(b)に示すように、長方形状の板状をしている。支持部材2は、図2に示すように、重力方向に立ち上がり、フィルム1を支持する。
フィルム1の下部には、図1(a)に示すように、複数の第1の開放スロット部1aが形成される。第1の開放スロット部1aは下方に開放している。第1の開放スロット部1aは等間隔に配置することが好ましい。
支持部材2は、図1(b)に示すように、上方に開放し、第1の開放スロット部1aと嵌合する複数の第2の開放スロット部2aを有する。第1の開放スロット部1aと第2の開放スロット部2aの数は等しいことが好ましい。複数の第2の開放スロット部2aを配置する間隔は、複数の第1の開放スロット部1aを配置する間隔よりも広いことが好ましい。
フィルム1は、図2に示すように、複数の第1の開放スロット部1aの間の部分が、支持部材2の一方の側と他方の側に交互に配置される。これにより、フィルム1が波状に撓んで自立することが可能となる。
以上に説明した実施形態によれば、携行性に優れるとともに、軽量かつ低価格なパーテーションを提供することができる。特に、フィルム1を丸めて梱包、保管することができるため、遮蔽部が硬質素材から形成されるパーテーションと比較して、梱包、配送が容易となり、保管スペースも小さくすることができる。
パーテーション10を対面での会話の際に使用可能なものとするため、フィルム1は、透明の素材から形成されることが好ましいが、半透明又は不透明の素材から形成しても良い。フィルム1の素材としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)などの樹脂を用いることができる。
パーテーション10は、一対の脚部3、4を有することが好ましい。一対の脚部3、4は、図1(c)、図1(d)に示すように、板状をして、上方に開放する第3の開放スロット部3a、4aをそれぞれ有する。
支持部材2は、両端部に、下方に開放し、第3の開放スロット部3a、4aに嵌合する第4の開放スロット部2bをそれぞれ有する。これにより、簡単に分解することができる板状の部材によってフィルム1を支持することができ、更に、携行性を高め、軽量かつ低価格なパーテーション10とすることができる。
なお、本願考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更、改良が可能である。例えば、開放スロット部の数や配置は上記実施形態に限定されるものではなく、パーテーション10の大きさや用途に応じて変更することができる。また、支持部材2と脚部3とを一体に形成することもできる。
1 フィルム
1a 第1の開放スロット部
2 支持部材
2a 第2の開放スロット部
3、4 脚部
3a、4a 第3の開放スロット部
10 パーテーション
1a 第1の開放スロット部
2 支持部材
2a 第2の開放スロット部
3、4 脚部
3a、4a 第3の開放スロット部
10 パーテーション
Claims (4)
- 遮蔽部としての役割を果たし、丸めて保管することが可能なフィルムと、
重力方向に立ち上がり、前記フィルムを支持する板状の支持部材と、を有し、
前記フィルムの下部に複数の第1の開放スロット部が形成され、
前記支持部材に、上方に開放し、前記第1の開放スロット部とそれぞれ嵌合する複数の第2の開放スロット部が形成され、
前記複数の第1の開放スロット部の間の前記フィルムの部分が、前記支持部材の一方の側と他方の側に交互に配置されることで、前記フィルムが波状に撓んで自立することを特徴とするパーテーション。 - 前記フィルムが透明の樹脂から形成されることを特徴とする請求項1に記載のパーテーション。
- さらに、板状をして、上方に開放する第3の開放スロット部をそれぞれ有する一対の脚部材を有し、
前記支持部材は、両端部に、下方に開放し、前記第3の開放スロット部に嵌合する第4の開放スロット部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1又は2に記載のパーテーション。 - 前記複数の第1の開放スロット部を配置する間隔が、前記複数の第2の開放スロット部を配置する間隔よりも広いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のパーテーション。
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---|---|---|---|
JP2020004583U JP3230114U (ja) | 2020-10-23 | 2020-10-23 | パーテーション |
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JP2020004583U JP3230114U (ja) | 2020-10-23 | 2020-10-23 | パーテーション |
Publications (1)
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JP3230114U true JP3230114U (ja) | 2021-01-07 |
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JP2020004583U Expired - Fee Related JP3230114U (ja) | 2020-10-23 | 2020-10-23 | パーテーション |
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2020
- 2020-10-23 JP JP2020004583U patent/JP3230114U/ja not_active Expired - Fee Related
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