JPH10179449A - 便座カバー - Google Patents

便座カバー

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JPH10179449A
JPH10179449A JP35630796A JP35630796A JPH10179449A JP H10179449 A JPH10179449 A JP H10179449A JP 35630796 A JP35630796 A JP 35630796A JP 35630796 A JP35630796 A JP 35630796A JP H10179449 A JPH10179449 A JP H10179449A
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JP
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toilet seat
seat cover
main body
hook
fastener
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JP35630796A
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Manabu Hotta
学 堀田
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HOTTA SHIKIMONO KK
Original Assignee
HOTTA SHIKIMONO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄装置付き便座に簡単に装着できる便座
カバーを提供する。 【解決手段】 便座本体23に装着したときにその内周
縁部23aの裏側から表側の座面の所定部分を覆って外
周縁部23dの裏側に至る便座カバー本体2を備える。
便座カバー本体2には、便座本体23の内周縁部23a
側に位置することとなる一側縁部2bに、複数の第1面
ファスナ3を互いに所定の間隔をあけた状態で取り付け
る。便座本体23の外周縁部23d側に位置することと
なる他側縁部2cには、各第1面ファスナ3にそれぞれ
対応位置するように複数の第2面ファスナ4を取り付け
る。そして、対応する第1面ファスナ3と第2面ファス
ナ4とを便座本体23の裏側23bで互いに係着させる
ことにより、便座カバー本体2が便座本体23に取り付
けられる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座本体の座面が
平面視で環状である便座(以下、適宜、O型便座とい
う)に装着される便座カバーに関し、特に局部洗浄装置
付きのO型便座に適した便座カバーに関する。
【0002】
【従来技術】洋式便器に備えられる便座には、着座時に
便座本体の前側に位置する先端部が平面視で二股に分か
れている、いわゆるU型のものと、先端部が分かれるこ
となく環状の一部を形成している、いわゆるO型のもの
とがあり、これらに対応して便座カバーにも、U型便座
用のものと、O型便座用のものとがある。このうち、U
型便座用の便座カバーは、後端部側(着座時に後部ない
し背部に位置する側)が開口された平面視でU型の袋状
に形成されており、便座本体の各先端部側から後端部側
に向けて当該カバーを被せていくことで比較的簡単に装
着できるようになっているが、O型便座用の便座カバー
の場合は、構造上、袋状とすることができない等のため
便座への装着がそれほど簡単ではない。
【0003】図5に、従来におけるO型便座用の便座カ
バーの一例を示す。この図5は、近年急速に普及してき
た局部洗浄装置付き便座(洗浄便座ないし洗浄暖房便座
などと称せられているO型特殊便座、以下洗浄装置付き
便座という)20に便座カバー1を装着する際の途中の
状態を示したものである。図5において、便座カバー1
は、伸縮性のあるメリヤス等の布からなる便座カバー本
体2を有し、その両端部2a・2a側の各両側縁部2b
・2cにゴム紐5・6をそれぞれ取り付けて、このうち
の一方のゴム紐5の先端にフック7を取り付けるととも
に、両端部2a・2a間の両側縁部2b・2cに複数組
のスナップ8を取り付けた構成である。そして、便座カ
バー本体2で便座本体23の座面を覆ったうえで、便座
本体23の裏側で図示のようにフック7を介して対応す
るゴム紐5・6を連結させるとともにスナップ8を結合
させるようになっている。
【0004】このような便座カバー1は、例えば次のよ
うにして便座本体23に装着される。 まず、便座本体23を立てた状態で、便座カバー本
体2の両端部2a・2aに設けられたゴム紐5・6を、
フック7を介して便座本体23の裏側で連結させる。 次いで、便座本体23を倒し、その先端側に便座カ
バー本体2を引っ掛けて便座本体23の表側(座面)に
被せる。 便座本体23を再び立てた状態にして、裏側で便座
カバー本体2の各スナップ8をそれぞれ結合する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】O型便座用の便座カバ
ーにとっては、便座本体に簡単に装着できるか否かとい
う点が特に重要である。ところが、従来の便座カバーに
おいては、上述のような装着作業を実際に行ってみると
わかるが、便座への取り付けが極めて面倒で手間がかか
るという問題があった。具体的には、例えば、便座本体
23の裏側でフック7を介してゴム紐5・6を連結させ
たり、その連結後に便座カバー2の側縁部2b・2cを
引っ張りながら対応するスナップ8どうしを結合させた
りするのが簡単ではなく、このため便座カバー1の装着
に手間がかかるという問題があった。
【0006】また、洗浄装置付き便座等にも、メーカー
によって様々なタイプがある。例えば、便座本体とこれ
を支持するフレームとの間に僅かな隙間しかないものや
比較的大きな隙間があるもの、あるいは便座本体の後端
部の両側に切り欠き部分が有るものと無いものなどがあ
り、いずれのタイプにも簡単に装着できる便座カバーを
実現するのは容易ではない。
【0007】本発明の目的は、各種O型便座のいずれに
も簡単に装着できる便座カバーを提供することにある。
特に、洗浄装置付き便座の分野では一般に様々なタイプ
の便座が用いられている点に鑑み、そのような各種タイ
プの洗浄装置付き便座にも簡単に装着できる便座カバー
を提供する。また、以上の目的を達成した上で更に、例
えば局部洗浄装置付き便座の洗浄ノズルから吐出された
洗浄水などが表面にかかっても簡単に拭き取れるように
することで常に快適かつ衛生的な状態で使用できる便座
カバーを実現する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、便座本体の座
面が平面視で環状であるO型便座(洗浄装置付き便座を
含む)に装着される便座カバーにおいて、以下のように
構成したことを特徴とする。すなわち、図1ないし図4
に示すように、便座本体23に装着したときにその内周
縁部23aの裏側から表側23cの座面の所定部分を覆
って外周縁部23dの裏側に至り、かつ、両端部2a・
2aが便座本体23の後部23eの近傍に位置する便座
カバー本体2を備える。この便座カバー本体2は、具体
的には、例えば、伸縮性のある編み物(メリヤス)、織
物、不織布、あるいは通常の布等で形成する。その場
合、表面に水等がかかっても生地内部への浸透を防止し
て簡単に拭き取れるようにするために、便座カバー本体
2を形成する布にはあらかじめ撥水加工を施しておくの
が望ましい。
【0009】便座カバー本体2には、図2に示すよう
に、便座本体23の内周縁部23a側に位置することと
なる一側縁部2bに、複数の第1面ファスナ3を互いに
所定の間隔をあけた状態で取り付ける。また、便座本体
23の外周縁部23d側に位置することとなる便座カバ
ー本体2の他側縁部2cには、第1面ファスナ3にそれ
ぞれ対応位置するように複数の第2面ファスナ4を取り
付ける。具体的には、便座カバー本体2の一側縁部2b
および他側縁部2cに第1面ファスナ3および第2面フ
ァスナ4の各一端側をそれぞれ取り付け、それらの他端
側を自由端とする。そして、便座本体23に便座カバー
本体2を装着する際に、それぞれ対応する第1面ファス
ナ3および第2面ファスナ4の係着面aどうしを便座本
体23の裏側23bで互いに係着させる構成とする。
【0010】第1面ファスナ3および第2面ファスナ4
は、互いに対応位置するように設けられるため、それら
の取り付け個数は同数である。この個数は、便座本体2
3に対して便座カバー本体2を所要の状態に取り付ける
に足る数とする。具体的には、便座本体23のサイズに
よっても若干変動するが、第1面ファスナ3および第2
面ファスナ4の互いに対応する組を一対として、おおむ
ね3対ないし10対の間である。このうち2対は、便座
カバー本体2の両端部2a・2a側の一側縁部2bおよ
び他側縁部2cに一対ずつ対応させて設けられ、残りの
対は、便座カバー本体2の両端部2a・2a間における
一側縁部2bおよび他側縁部2cに互いにある程度の間
隔をあけて設けられる。第1面ファスナ3および第2面
ファスナ4の取り付け個数が多すぎると、その分だけ係
着作業に手間がかかり、少なすぎると便座本体23に適
切に装着できなくなる。好ましくは4対ないし8対、さ
らに好ましくは6対である。
【0011】本発明において、面ファスナとは、パイル
(多数のループ状の突起)を利用した離着自在のプラス
チック製のテープ状のファスナをいい(JIS工業用語
大辞典第3版参照)、タッチ・クローズ型のファスナと
かマジック・テープ(登録商標)とか称せられるものを
意味する。このような面ファスナには、係着面の構造が
互いに異なる一対の雄・雌型のファスナ、つまり一方の
係着面にループ状の突起が設けられ、これに係着される
他方の係着面にはフック状の突起が設けられている一対
の面ファスナ(雄雌型の面ファスナ)と、係着面が同一
種類のパイル構造なしいループ構造からなり且つ当該係
着面どうしを互いに係着させうるようにした面ファスナ
(雄雌兼用型の面ファスナ)とがあるが、本発明では、
前者または後者のいずれを用いてもよい。ただし、前者
の雄雌型の面ファスナの場合、構造上、係着面がメリヤ
ス等の生地に対して付着しやすいため、例えば洗濯時に
便座カバー本体2の表面に付着してその生地を傷める恐
れがあるのに対し、後者の雄雌兼用型の面ファスナの場
合は、当該ファスナどうしは互いに係着しやすいにもか
かわらず上述のようなメリヤス等の生地には付着しにく
いため、便座カバー本体2を傷める恐れが少ない。その
意味で、雄雌兼用型の面ファスナを用いるのが好まし
い。
【0012】
【作用】第1面ファスナ3および第2面ファスナ4は一
般にテープ状であり、それらの係着面どうしを重ね合わ
せて係着させるだけで互いに確実に連結させることがで
きるので、フックやスナップ等の連結手段を用いた場合
に比べると、便座本体23への便座カバー本体2の装着
が容易に行えることとなる。具体的には、便座本体23
の表側に便座カバー本体2を位置させた状態で、その最
も端部側にそれぞれ位置する第1面ファスナ3および第
2面ファスナ4を便座本体23の表側23cから裏側2
3bに回して互いに係着させた後、残りの対応する第1
面ファスナ3と第2面ファスナ4とを同じように便座本
体23の裏側23bで係着させるだけで、便座本体23
に便座カバー1を装着することができる。このとき、第
1面ファスナ3および第2面ファスナ4を引っ張った状
態で係着させることにより、便座カバー本体2をぴんと
張った状態に装着することができ、従って便座カバー本
体2がダブついたり所々にシワができたりすることを回
避することができる。
【0013】こうして、本発明の便座カバーによれば、
従来のように便座本体23の裏側でフックどうしを引っ
掛けたりスナップどうしを結合させたりするという面倒
な作業を行う必要がなく、面ファスナどうしを係着させ
るという、より簡単な作業によって便座カバーの装着が
速やかに行えることとなる。
【0014】撥水加工を施したメリヤス等で便座カバー
本体2を形成した場合には、その表面に水等がかかって
も、それらは表面で撥水されて水滴状態となって表面に
止まり、内部には浸透しないから、その水滴を紙や布等
で拭き取ることで、便座カバー本体2の表面を乾燥した
清潔な状態に保っておくことができる。これにより、い
つでも快適かつ衛生的な状態で使用できることとなる。
【0015】第1および第2面ファスナ3・4として、
雌雄兼用型面のファスナを用いた場合には、編み物、織
物などの布からなる便座カバー本体2に面ファスナ3・
4が係着しにくくなる。従って、例えば洗濯時や保管時
に面ファスナ3・4が便座カバー本体2と接触しても係
着することが少なく、たとえ係着したとしても弱い力で
容易に便座カバー本体2から引き剥がすことができるか
ら、便座カバー本体2の生地を傷めることがない。
【0016】面ファスナは、従来の便座カバーにおける
フック付きのゴム紐やスナップと比べると、便座カバー
本体2への取り付け作業が行いやすく、取り付けにあま
り手間がかからないので、そのぶんコストを抑えること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2に、本発明の便座
カバーを便座に装着した状態を示す。まず、便座につい
て簡単に説明する。図例の便座20は洗浄装置付きO型
便座で、一側部に局部洗浄装置の操作部21が設けられ
たフレーム22を有し、このフレーム22に、座面が平
面視で環状である便座本体23と、この便座本体23を
介して便器30の上面側を必要に応じて閉鎖する便座蓋
24とを取り付けた構成である。便座本体23および便
座蓋24は、それぞれ、フレーム22の前面側に形成さ
れた凹部22aに後部23e側が軸25を介して取り付
けられて、その軸25の回りに回動可能とされている。
また、前記フレーム前面側の凹部22aの下面側には、
局部洗浄用の洗浄水を吐出するノズル(図示せず)が備
えられている。
【0018】次に、図1ないし図4に基づき、本発明の
便座カバーについて説明する。便座カバー1は、伸縮性
のあるメリヤスからなる便座カバー本体2を有する。こ
の便座カバー本体2は、周縁部が折り返されて縫合され
ており(図4参照)、図1および図2に示すように便座
本体23に装着したときに、便座本体23の内周縁部2
3aの裏側から表側23cの座面の所定部分(図例では
後部23eを除いた部分)を覆って外周縁部23dの裏
側に至り、その状態で便座カバー本体2の両端部2a・
2aが便座本体23の後部23eの近傍に位置するよう
な形状とされている。なお、本実施例の場合、便座カバ
ー本体2を形成しているメリヤス生地にあらかじめ撥水
加工が施されている。
【0019】便座カバー本体2には、便座本体23に装
着したときにその内周縁部23a側に位置することとな
る一側縁部2bと、便座本体23の外周縁部23d側に
位置することとなる他側縁部2cとに、複数(図例では
各6本ずつ)の第1面ファスナ3と第2面ファスナ4と
が、互いに対応位置するようにそれぞれ取り付けられて
いる。これらの第1面ファスナ3および第2面ファスナ
4は、図4(図4には第1面ファスナ3のみを示すが、
第2面ファスナ4についても同じ)の(A)および
(B)に示すように、それぞれ、プラスチックからなる
雄雌兼用型のテープ状の面ファスナによって構成されて
おり、その片面が係着面(つまり多数のループ等の係着
部材が設けられている面)aとされている。第1および
第2面ファスナ3・4は、前記一側縁部2bおよび他側
縁部2cにおいてそれぞれ所定の間隔をあけた状態で配
置されており、各一端側が便座カバー本体2に縫い付け
られて、それらの他端側が自由端とされている。そし
て、図1に示すように、便座カバー本体2で便座本体2
3の表側(座面側)23cの所定部分を覆って、第1面
ファスナ3および第2面ファスナ4を便座本体23の裏
側23bにまわし、図2に示すように、対応する第1面
ファスナ3と第2面ファスナ4とを互いに係着させて連
結することにより、便座カバー本体2が便座本体23に
所定の状態に装着されるようになっている。
【0020】ここで、図例の便座カバー1では、便座カ
バー本体2の両端部2a・2aの近傍に配置された第1
面ファスナ3および第2面ファスナ4の長さ寸法が、両
端部2a・2a間に配置されている他の第1面ファスナ
3および第2面ファスナ4の長さ寸法に比べて若干長め
とされている。これは、便座本体23に装着したときに
便座カバー本体2の両端部2a・2aが位置することと
なる便座本体23の後部23e側の形状や構造がメーカ
ーや機種によって様々であること、また便座本体23の
座面は一般に前側よりも後側の方が幅広となっているこ
となどから、便座カバー本体2の両端部2a・2a側に
配置されている第1面ファスナ3および第2面ファスナ
4を便座本体23の裏側23bで余裕をもって互いに係
着させるためには、それらの長さを比較的長めにしてお
く必要があるからである。
【0021】以上の便座カバー1によれば、例えば、次
のようにして洗浄装置付き便座20の便座本体23に簡
単に装着することができる。まず、便座本体23を立
て、かつ、その表側(座面側)23cに便座カバー本体
2を位置させた状態で、その両端部2a・2a側の対応
位置する第1面ファスナ3および第2面ファスナ4を便
座本体23の内周縁部23aおよび外周縁部23dの側
から裏側(座面とは反対の裏面側)23bにそれぞれま
わして、該裏側23bで互いに係着させることにより、
便座本体23の後部23e側に便座カバー本体2の両端
部2a・2aを取り付ける。このとき、図例の便座20
では、便座本体23の後部23e側に形成されている切
り欠き部分23fから第2面ファスナ4を裏側23bに
回して、ある程度引っ張った状態で対応する第1面ファ
スナ3と係着させることで、便座カバー本体2の両端部
2a・2aがずれないように、これを便座本体23の後
部23e側に確実に取り付けることができる。
【0022】次に、便座本体23を倒し、その前端側に
便座カバー本体2の長手方向の中央部分を引っ掛けて、
便座本体23の座面を便座カバー本体2で覆う。その
後、再び便座本体23を起こした状態で、未だ係着され
ていない残りの対応する第1面ファスナ3と第2面ファ
スナ4とを、便座本体23の裏側23bで互いに係着さ
せることにより、便座カバー本体2の両端部2a・2a
間の残りの部分を便座本体23に取り付ける。このと
き、各第1および第2面ファスナ3・4を引っ張りぎみ
にして係着させることにより、便座カバー本体2をぴん
と張った状態に装着することができ、便座カバー本体2
がダブついたり所々にシワができたりすることを回避す
ることができる。
【0023】このようにして便座カバー1は便座本体2
3に所定の状態に装着されるが、この場合、便座カバー
本体2の取り付け手段として用いられている第1面ファ
スナ3および第2面ファスナ4は、それらの係着面どう
しを重ね合わせて係着させるだけで簡単に連結させるこ
とができる。また、これらの第1および第2面ファスナ
3・4は、プラスチック製の、ある程度腰のあるテープ
状の面ファスナで構成されているから、便座本体23へ
の装着時にその周辺部に存在する凹凸部分や洗浄装置の
コード等に不必要に引っ掛かったりすることもない。従
って、従来の便座カバーにおけるフック付きゴム紐やス
ナップに比べると、便座本体23の裏側23bでの連結
作業が簡単であり、それだけ便座本体23への装着作業
が容易となる。
【0024】このように本発明の便座カバー1によれ
ば、洗浄装置付き便座20における便座本体23への装
着が極めて簡単に行えることとなるが、本発明の有利な
点はこれに限るものではない。例えば、便座カバー1を
取り替える必要が生じた場合には、係着状態にある各第
1面ファスナ3と第2面ファスナ4とを分離させてやる
だけで、便座本体23から便座カバー2を容易に取り外
すことが可能となる。その場合、ゴム紐の先端にフック
が取り付けられた従来の便座カバーでは、フックが例え
ば便座本体23の周縁部やコード等に引っ掛かるなどす
るため取り外しに余計な手間がかかったが、本発明では
フック付きのゴム紐に代えて面ファスナが用いられてい
るので、前記周縁部等に引っ掛かったりすることもな
い。
【0025】本実施例で採用した便座カバー本体2は、
撥水加工を施したメリヤスで形成されているので、その
表面に水等がかかっても、それらは表面で撥水されて水
滴状態となって表面に止まり、内部には浸透しない。従
って、表面の水滴を紙や布等で拭き取ることで、便座カ
バー本体2の表面を乾燥した清潔な状態に保っておくこ
とができるから、いつでも快適かつ衛生的な状態で使用
できる。
【0026】第1面ファスナ3および第2面ファスナ4
として雌雄兼用型の面ファスナが用いられているので、
メリヤスからなる便座カバー本体2の表面に各面ファス
ナ3・4が係着しにくくなる。従って、例えば洗濯時や
保管時に各面ファスナ3・4が便座カバー本体2と接触
しても係着することが少なく、たとえ係着したとしても
弱い力で容易に便座カバー本体2から引き剥がすことが
できるので、便座カバー本体2の生地が傷むことはな
い。
【0027】便座カバー本体2に取り付けられている各
面ファスナ3・4は、片面全体が係着面aとなってお
り、それらの係着面aのいずれの部分を使用しても相手
側と係着できるから、便座本体23に対して便座カバー
本体2の端部2a側を固定する際の自由度が高い。従っ
て、仕様の異なる各種タイプの洗浄装置付き便座やそれ
以外のO型便座のいずれにも便座カバー本体2をダブつ
かせることなく(つまり、シワのない状態に)簡単に装
着することができる。加えて、雄雌兼用型であれ雄雌型
であれ面ファスナの場合は一般に、フック付きのゴム紐
と比べると便座カバー本体2への取り付け又は縫い付け
が簡単に行えるので、そのような作業に要する手間ない
し費用が少なくて済み、それだけ便座カバー1の製造コ
ストを削減できる。
【0028】なお、上記実施例では、便座本体23に対
して便座カバー本体2の両端部2a・2a側から取り付
けていく場合を説明したが、便座カバー本体2への取り
付け方は上で述べたものに限らない。例えば、便座カバ
ー本体2の両端部2a・2aの第1および第2面ファス
ナ3・4からではなく、まず、両端部2a・2a間に配
置されている他の第1面ファスナ3と第2面ファスナ4
とを便座本体23の裏側23bで連結させ、次に両端部
2a・2aにある第1面ファスナ3と第2面ファスナ4
とを便座本体23の後部23e側に引っ張りつつその裏
側23bで連結させるようにしてもよい。つまり、便座
カバー1をどのような順番で便座本体23に取り付ける
かは、各人の自由である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の便座カバーによれ
ば、便座本体23に便座カバー本体2に取り付けるため
の手段として面ファスナが用いられているので、各種タ
イプの洗浄装置付き便座やO型便座に、簡単に、しかも
見栄え良く装着することができ、取り外しも容易に行え
ることとなる。
【0030】撥水加工を施した布で便座カバー本体2を
形成した場合には、表面に水等がかかっても、それらは
表面で撥水されるので、それを紙や布等で拭き取ること
により、便座カバー本体表面を乾燥した清潔な状態に保
つことができ、いつでも快適かつ衛生的な状態で使用で
きることとなる。
【0031】第1面ファスナ3および第2面ファスナ4
に雌雄兼用型の面ファスナを用いた場合には、便座カバ
ー本体2の表面に第1および第2面ファスナ3・4が係
着しにくくなるので、例えば洗濯時や保管時に各面ファ
スナ3・4が便座カバー本体2と接触しても係着するこ
とが少なく、たとえ係着したとしても弱い力で容易に便
座カバー本体2から引き剥がすことができるから、便座
カバー本体2の生地が傷むことはない。
【0032】面ファスナは雄・雌型および雄雌兼用型の
いずれの場合であっても、一般にフック付きのゴム紐は
スナップに比べると便座カバー本体への取り付けないし
縫い付けが容易に行えるから、それだけ便座カバーの製
造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、洗浄装置付き便
座の便座本体に便座カバーを装着した状態を示す斜視図
である。
【図2】便座カバーの装着された便座本体を立てて、そ
の裏側からみた状態を示す斜視図である。
【図3】便座カバーを単体で示す平面図である。
【図4】(A)は図3のA−A断面図、(B)は(A)
の矢印Bの方向から見た状態を示す矢視図である。
【図5】従来の便座カバーを洗浄装置付き便座の便座本
体に装着する際の途中の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 便座カバー 2 便座カバー本体 2a 便座カバー本体の端部 2b 便座カバー本体の一側縁部 2c 便座カバー本体の他側縁部 3 第1面ファスナ 4 第2面ファスナ 20 洗浄装置付き便座 23 便座本体 23a 便座本体の内周縁部 23b 便座本体の裏側 23c 便座本体の表側 23d 便座本体の外周縁部 23e 便座本体の後部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座本体の座面が平面視で環状である局
    部洗浄装置付き便座に装着される便座カバーであって、 便座本体23に装着したときにその内周縁部23aの裏
    側から表側の座面の所定部分を覆って外周縁部23dの
    裏側に至る便座カバー本体2を有し、 便座カバー本体2には、便座本体23の内周縁部23a
    側に位置することとなる一側縁部2bに、複数の第1面
    ファスナ3が互いに所定の間隔をあけた状態で取り付け
    られているとともに、便座本体23の外周縁部23d側
    に位置することとなる他側縁部2cに、複数の第2面フ
    ァスナ4が前記第1面ファスナ3にそれぞれ対応位置す
    るように取り付けられており、 便座本体23に便座カバー本体2を装着する際に、対応
    する第1面ファスナ3と第2面ファスナ4とが便座本体
    23の裏側23bで互いに係着可能とされていることを
    特徴とする便座カバー。
  2. 【請求項2】 各面ファスナ3・4は、同一の構造の係
    着面aを有する雄雌兼用型の面ファスナによって構成さ
    れている請求項1記載の便座カバー。
  3. 【請求項3】 便座カバー本体2は撥水加工を施された
    布からなる請求項1又は2記載の便座カバー。
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