JPH10174770A - パチンコゲーム機 - Google Patents
パチンコゲーム機Info
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- JPH10174770A JPH10174770A JP26648897A JP26648897A JPH10174770A JP H10174770 A JPH10174770 A JP H10174770A JP 26648897 A JP26648897 A JP 26648897A JP 26648897 A JP26648897 A JP 26648897A JP H10174770 A JPH10174770 A JP H10174770A
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Abstract
「右打ち」が必要であることを知らせて、興趣を十分に
享受することのできるパチンコゲーム機を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明のパチンコゲーム機は、発射装置
により発射されたパチンコ球が当たるレールに沿って遊
技領域内に打ち込まれたパチンコ球の進路上に形成され
た当接面と、遊技領域の当接面に当たるパチンコ球を検
出する検出手段17と、検出手段17から発信される検
出信号を一定条件に基づいて比較する比較手段62と、
比較手段62からの比較信号を受けて報知する報知手段
19とを有する。
Description
入賞口を有するパチンコゲーム機に関し、特に、ハンド
ルを右いっぱいに回転させて行う当該入賞口への入賞の
要・不要を警告するパチンコゲーム機に関する。
は、その遊技者の好奇心に応えるべく様々な遊技方法に
よるパチンコゲーム機が開発されている。そのようなパ
チンコゲーム機のうちの一つに、遊技中にある所定状態
を達成し得た場合に、ハンドルを最大限回転させて遊技
領域を囲むレールに沿った右肩部に形成された段差部分
にパチンコ球を当てる打ち方をする(以下、「右打ち」
いう)ことで、多くの賞球が得られることを特徴とする
ものがある。図13は、このようなパチンコゲーム機の
遊技領域を示した正面図である。以下、これを簡単に説
明する。遊技領域101は、その周りを囲むように環状
のレール102が遊技盤に立設され、そのほぼ中央に図
柄表示装置103が配設され、その廻りに各種入賞装
置、ゲート、それに誘導部材などの各種構造物が配設さ
れ、更に遊技領域101内に発射されたパチンコ球を案
内する複数の釘が打設されている。
技方法を達成すべく、具体的に次のような構成を有す
る。即ち、遊技領域101の右肩部に位置するレール1
02に段差部104aが形成され、そこに返しゴム10
4が貼設されている。その段差部104aの下方には、
一定の速度で回転する回転体105aに開口部を形成し
た回転始動口105が設けられている。更にその下方に
は、回転始動口105への入賞によって開閉扉が開口す
る大入賞口106aを有する特別電動役物106が配設
されている。一方、図柄表示装置103の直下には、そ
の図柄表示装置103を作動させるゲート107及び、
その下方には入賞口内に特別入賞口108aが形成され
た普通電動役物108が配設されている。
ム機では、遊技領域101内にパチンコ球が打ち込まれ
て、それがゲート107を通過することによって図柄表
示装置103が作動し表示変動が実行される。そこで、
3分割された表示器の図柄が111、222…等のよう
にそろった場合には、普通電動役物108の開閉扉が開
口する。そして、更に発射されるパチンコ球が普通電動
役物108の特別入賞口108aに入賞したならば「大
当たり」状態となる。そこで、この「大当たり」状態が
本パチンコゲーム機の特徴的な遊技方法となる。即ち、
「大当たり」の時に「右打ち」をすることによってパチ
ンコ球が回転始動口105へ入賞すると、それを検出し
て大入賞口106aの開閉扉が開口し、多くの賞球を獲
得することが可能となる。
05aの枠部材105bの切欠部105cにパチンコ球
が掛かるように構成されている。そのため、回転始動口
105と切欠部105cとが図示するように重なってい
ない場合でも、パチンコ球は枠部材105bに掛かった
状態で待ち、回転始動口105がそこまで回転してきた
ところで入賞する。パチンコ球が回転始動口105へ入
賞すると大入賞口106aが開口し、その後、連続して
行われる「右打ち」によってパチンコ球の多くが大入賞
口106aに入賞する。ここで、回転始動口105への
入賞によって15個の賞球が排出され、大入賞口106
aでは1個の入賞に対して15個の賞球が排出される。
コゲーム機は、前述したように「大当たり」の状態を達
成することによって「右打ち」を使用し、これによって
回転始動口105への入賞により大入賞口106aを開
口し、多くのパチンコ球のこれへの入賞によって多くの
賞球の獲得を可能としたものである。従って、このよう
な構成によるパチンコゲーム機では、その特徴である
「右打ち」が適切に行われることが遊技の興趣を十分に
享受するうえでは必要であり、適切に行われない場合に
は、遊技者は興趣を十分に享受することができにくくな
る。
口105の回転速度に合わせてパチンコ球を「右打ち」
によって発射する。この場合、回転始動口105が上方
に位置していない場合でも、その発射されたパチンコ球
は、返しゴム104に当たって図13の矢印Mで示すよ
うに流下し、枠部材105bの切欠部105cに掛かっ
た状態で待機する。従って、このような遊技によっては
回転始動口105へのみ入賞させることができ、その入
賞によって所定数の賞球を獲得することが可能となる
が、これでは遊技の興趣を高めるべく設置されている図
柄表示装置103等の構成部品が所期の如く機能せず、
興趣に富んだ遊技を楽しむことができない。
動役物108aに入賞することによって「大当たり」の
状態を達成し得たにも関わらず、遊技者が「右打ち」を
しないために多量のパチンコ球を獲得することのできる
好機を逸することがあり、これでは本パチンコゲーム機
の遊技を楽しむこができず遊技者に酷である。
べく、「右打ち」が適切でないときに行われているこ
と、又は「右打ち」が必要であることを知らせることの
できるパチンコゲーム機を提供することを目的とする。
(1)から(6)の本発明により達成される。 (1)発射装置により発射されてレールに沿って遊技領
域内に打ち込まれたパチンコ球の進路上に配設された当
接部材と、前記当接部材へのパチンコ球の当たりを検出
する検出手段と、前記検出手段から発信される検出信号
を一定条件に基づいて比較する比較手段と、前記比較手
段からの比較信号を受けて報知する報知手段とを有する
ことを特徴とするパチンコゲーム機。 (2)前記当接部材は、その当接部材に当たるパチンコ
球が特定の入賞口又は始動口に入り易いように外レール
に沿って設けられたことを特徴とする前記(1)に記載
のパチンコゲーム機。 (3)前記当接部材は、その当接部材に当たるパチンコ
球が遊技領域の内側に向かって落下するように外レール
に沿って設けられたことを特徴とする前記(1)に記載
のパチンコゲーム機。
が、単位時間当たりに受ける前記検出手段からの検出信
号が所定時間連続することを確認する第1の条件である
ことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記
載のパチンコゲーム機。 (5)前記比較手段が比較する一定条件が、単位時間当
たりに受ける前記検出手段からの検出信号が所定数を確
認する第2の条件であることを特徴とする前記(1)乃
至(3)のいずれかに記載のパチンコゲーム機。 (6)発射装置により発射されてレールに沿って遊技領
域内に打ち込まれたパチンコ球の進路上に配設された当
接部材と、前記当接部材へのパチンコ球の当たりを検出
する検出手段と、所定状態を達した状況のなかで前記検
出手段から発信される検出信号が所定時間内に所定数確
認されない場合に表示信号を発信する確認手段と、前記
確認手段からの表示信号を受けて報知する報知手段を有
することを特徴とするパチンコゲーム機。
ーム機の一実施の形態について図面を参照して説明す
る。本実施の形態のパチンコゲーム機は、前記従来のパ
チンコゲーム機を基本としたものであり、その構成及び
作用はほぼ同様なものであるが、ここでは更にその詳細
について説明する。図1は、本実施の形態のパチンコゲ
ーム機全体を示した正面図である。
図柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が
遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下には、
不図示の樋を介して排出される賞球を受ける上部受け皿
3がスピーカ3aを内蔵してプレート4に配設されてい
る。そして、その上部受け皿3の下には、下部受け皿5
が配設される。また、上部受け皿3に連通する不図示の
球送り機構を介して上部受け皿3のパチンコ球がハンド
ル6に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成
されている。一方、遊技盤2の周りには、遊技中のエラ
ーを表示するエラー表示ランプ7や「当たり」を表示す
る当たり表示ランプ8,8が設けられている。また、遊
技盤2を囲んだ枠9内には、両肩部に賞球及び球切れ表
示ランプ10,10が設けられている。
おける遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。
図2は、パチンコゲーム機の遊技領域を示した正面図で
ある。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊
技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲
むように環状のレール12が立設して構成されている。
このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域1
1内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、
右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球
の進行を制限するための段差部14を有する。そして、
その段差部14にはスライドするガイドピン15に支持
された返しゴム16が配設され、その返しゴム16がパ
チンコ球の衝突によってスライドする位置には、「右打
ち」を確認する右打ち検出スイッチ17が配設され、後
述する制御装置に接続されている。
図であり、図4は、そのA―A断面図である。返しゴム
16は、図3に示すような形状をした所定の厚さのもの
であり、図4に示すように一体にモールド固定した2本
のガイドピン15a,15bが立設されている。そし
て、その返しゴム16は、直線をなす側面がパチンコ球
の進入方向Xに対して所定の傾きをもった当接面となる
よう配設されている。即ち、返しゴム16は、コーナ飾
りの押え板45と遊技盤2との間に挟まれるようにして
設けられ、そのガイドピン15a,15bが、パチンコ
球の進行方向Xと平行になるよう押え板45に形成され
た長円形状のガイド穴45a,45bにそれぞれ遊嵌さ
れている。また、返しゴム16の曲面部が検出スイッチ
17の操作子17aに接触し、操作子17a復帰用のバ
ネ(不図示)によって返しゴム16の当接面16a側に
付勢され、図3の実線で示す検出待機状態に配置されて
いる。それゆえ、返しゴム16はパチンコ球の衝突によ
って後方にスライドし、「右打ち」を確認する右打ち検
出スイッチ17はパチンコ球の衝突を検出する。
表示装置18が配設されている。図柄表示装置18は、
左、中、右に3分割された特別図柄表示器19が設けら
れ、その上位に一面の普通図柄表示器20が設けられて
いる。また、図柄表示装置18は、頂部に入賞口21が
形成され遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、両
肩部には図柄表示装置18を通過する通過口(不図示)
が形成されている。そして、図柄表示装置18の右側に
は、回転始動口22aが設けられている。この回転始動
口22aは、1周期約11.8秒の速さで左廻りに回転
する回転体22に形成されたものである。回転体22の
周りには、上方に回転始動口22aの大きさに合わせた
切欠部23aが形成された枠部材23が設けられてい
る。また、この回転始動口22a内には、パチンコ球の
通過を検出するための検出スイッチ22A(図5参照)
が設けられている。一方、図柄表示装置18の左側には
入賞口24が設けられている。そして、図柄表示装置1
8の両肩側には電飾ランプ付きの風車25,26が、ま
た入賞口24、柄表示装置18及び回転体22の間には
通常の風車27,28,29が設けられている。
ゲート30が配設されている。中央ゲート30は、パチ
ンコ球の通過を検出する検出スイッチ30A(図5参
照)が備えられ、この中央ゲート30をパチンコ球が通
過することを検出することで特別図柄表示器19を作動
させる。そして、回転始動口22aの下方には、大入賞
口31が形成された特別電動役物32が配設されてい
る。大入賞口31は、横幅を持った上方に開口する開閉
扉33が、後述する所定状態の下で回転始動口22aに
パチンコ球が入った場合に、不図示のソレノイドによっ
て開口するよう構成されている。一方、この特別電動役
物32と対称的な位置には、入賞口24の下方に電飾ラ
ンプを施した入賞口34が配設されている。
前記中央ゲート30、中央下入賞口35、そして普通電
動役物36が配設されている。普通電動役物36は、横
長に形成された大きな開口部に長方形の開閉扉37が不
図示のソレノイドによって上方に開口するように構成さ
れている。開閉扉37を開いた普通電動役物36内には
凹室が形成され、そこには中央に一段低い特別入賞口3
8が、そしてその左右には一般入賞口39,39が設け
られている。そして、これらの特別入賞口38には、そ
こを通過するパチンコ球を検出するための特別入賞検出
スイッチ40が設けられている。また、普通電動役物3
6の特別入賞口38内には上下に移動するストッパ41
が設けられている。ところで、開閉扉37は、特別図柄
表示器19の図柄が所定状態を達成した場合(例えば、
数字が111のようにそろった場合等)に開かれる。ス
トッパ41は、特別入賞口38に入賞しようとする1個
のパチンコ球を開口部で一定時間停留させるものであ
る。
側には電飾ランプが施された下入賞口42,43が配設
され、普通電動役物36の直下にはレール12に沿って
アウト口44が開設されている。更に、レール12に囲
まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とと
もに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構
成している。ところで、本実施の形態のパチンコゲーム
機は、前記従来例のものと同様、ハンドル6をいっぱい
に回転させて発射したパチンコ球をレール12の段差部
14に当てるいわゆる「右打ち」に特徴を有するもので
ある。従って、段差部14の返しゴム16に当たったパ
チンコ球は、その後図2の点線Aで示すように誘導され
て回転始動口22aに所定の確率で入賞するように釘が
打設されている。
て説明する。図5は、パチンコゲーム機に構成された制
御装置を示したブロック図である。制御装置50は、C
PU51が実行データ等を記憶したROM52、ワーク
エリアをなすRAM53及びデコード等を介してパチン
コゲーム機1本体の各動作部に接続され、ROM52に
記憶された所定のプログラムに従って動作部を制御する
よう設定されている。即ち、ROM52に格納されたプ
ログラムに基づき、回転始動口22aや中央ゲート30
に配設された検出スイッチ22A,30A、それに普通
電動役物36に設けられた特別入賞検出スイッチ40等
から発信される検出信号を受けて、特別図柄表示器19
の表示変動や、特別電動役物32及び普通電動役物36
に係設されたソレノイドの駆動などを制御する。
50のうち、特に本発明の特徴的な構成をなす警告装置
の制御部分について説明する。図6は、パチンコゲーム
機に構成された警告装置の制御部分を示したブロック図
である。制御装置50を構成するCPU51は、遊技領
域11の右肩部に配設された右打ち検出スイッチ17及
び、普通電動役物36に配設された特別入賞検出スイッ
チ40からの検出データを確認する検出手段61と、そ
の検出手段61が確認した検出データを一定条件の下で
比較する比較手段62を有する。更に、比較手段62に
は、タイミングパルスを発信するパルス発信器63及
び、左、中、右に3分割された特別図柄表示器19に接
続されている。
形態のパチンコゲーム機は次のように動作する。ここ
で、図7は本実施の形態のパチンコゲーム機による遊技
状態を示したフローチャートである。具体的には、制御
装置のROM52に格納された当たりプログラムによる
動作状態を示したものである。先ず、ハンドル6を時計
方向に回転させることで、不図示の球送り機構によって
上部受け皿3から送られるパチンコ球を、不図示の発射
装置を駆動させてレール12に沿って案内路13から遊
技領域11内に発射する(図1参照)。このとき、ハン
ドル6の回転量によってパチンコ球の打撃力が調節さ
れ、遊技領域11内を流下する位置が異なってくる。
は、複数の釘によって形成された流路に従って様々な方
向に流下する。流下するパチンコ球は、各種入賞口へ入
賞したりアウト口から回収されたりするが、そのような
中で中央ゲート30を通過するパチンコ球の有無が確認
されている(ステップ(以下、単に「S」と記す)
1)。そこで、一個のパチンコ球でも中央ゲート30を
通過すると(S1:YES)、検出スイッチ22Aの検
出信号に従って図柄表示装置18の特別図柄表示器19
の図柄が変動される(S2)。一方、中央ゲート30の
通過がない場合には(S1:NO)、繰り返し通過の確
認が行われる(S1)。そして、特別図柄表示器19の
各図柄の変動開始から約7.7秒以上経過すると左、
中、右の順序で特別図柄表示器19の変動が止められ、
その表示が111、222…等の特別図柄か否かが確認
される(S3)。このとき、中央ゲート30を通過した
パチンコ球が2個以上ある場合にはその検出信号が記憶
され、特別図柄表示器19の変動が開始された時点で中
央ゲート30への記憶が1個以上残っていると、約5.
4秒の時間で特別図柄表示器19の変動が止められる。
動役物36の開口動作中にパチンコ球が中央ゲート7を
通過した時には最高4個迄が記憶され、その変動停止後
または普通電動役物36の開口動作終了後に再び図柄の
変動が開始される。そして、特別図柄表示器19の表示
が特別図柄でない場合には(S3:NO)、当たりプロ
グラムが終了する。一方、特別図柄表示器19の表示が
特別図柄となった場合には(S3:YES)、普通電動
役物36に形成された特別入賞口38及び一般入賞口3
9,39の開閉扉37が開かれる(S4)。この開閉扉
37は、約5.9秒間開口する。
されたストッパ41は、普通電動役物36の開閉扉37
が開口動作を開始した時点から終了後約1.1秒経過す
る時迄下がった状態になる。これは、1回の開口動作に
対して所定数(例えば1個)のパチンコ球が特別入賞口
38に入賞するように、その特別入賞口38の入口にパ
チンコ球を停留させるようにするためである。そして、
開閉扉37が閉じた時点で特別入賞口38へパチンコ球
が入賞したか否かが確認される(S5)。つまり、パチ
ンコ球がストッパ41によって停留していた場合には、
そのストッパ41が上がった時点で特別入賞口38へパ
チンコ球が落下して入賞することとなる。そのため、パ
チンコ球が特別入賞検出スイッチ40がONして特別入
賞口38への入賞が確認された場合には(S5:YE
S)、そのことが特別図柄表示器19に表示され大当た
りプログラムが実行される(S6)。一方、特別入賞口
38に入賞しなかった場合には(S5:NO)、当たり
プログラムが終了する。
合にはそのことが特別図柄表示器19に表示されるため
(S6)、遊技者はここで「右打ち」を開始することと
なる。図8は、パチンコゲーム機による「大当たり」状
態のプログラムを示したフローチャートである。そこで
は、先ず回転始動口22aへの入賞があったか否かが確
認され(S61)、パチンコ球が回転始動口22aへ入
賞した場合には(S61:YES)、そこに設けられた
検出スイッチ22Aから発信される検出信号に基づき、
特別電動役物32の大入賞口31に形成した開閉扉33
が開放される(S62)。一方、回転始動口22aへの
入賞がない場合には(S61:NO)、回転始動口22
aへの入賞の確認が継続される。
開閉扉33が開放した場合には、この開閉扉33の開放
時間を決定する9.8秒間の時間と大入賞口31へのパ
チンコ球10個の入賞という2条件の確認が行われる
(S63)。そこで、約9.8秒の時間経過、若しくは
パチンコ球10個の入賞のいずれかの条件が満たされた
場合には(S63:YES)、開閉扉33が閉じられる
(S64)。いずれの条件も満たされない場合には(S
63:NO)、繰り返し確認が継続される。大入賞口3
1の開口動作は、その開閉動作回数が確認され(S6
3)、回数が16回未満ならば(S65:NO)大当た
りプログラムが継続され、再び回転始動口22aへの入
賞の確認が行われる。(S61)そのため、パチンコ球
が回転始動口22aへ入賞した場合には(S61:YE
S)同様にして開閉動作が行われる(S62,S6
4)。一方、開閉扉33の開閉回数が16回を超えたな
らば(S65:YES)、大当たりプログラムが終了す
る。
ム機は、「大当たり」の状態を待って「右打ち」を実行
するが通常であるが、前述したように「大当たり」でな
い状態においても「右打ち」をする場合が生じる。その
ため、本実施の形態のパチンコゲーム機では、そのよう
な「右打ち」の中止を促すよう表示又は音声によって警
告を行うようにした。即ち、本パチンコゲーム機では、
10秒間に1個以上の割合で右打ち検出スイッチ17か
らの検出信号を10分間連続して確認した場合と、1分
間に30個以上の割合で右打ち検出スイッチ17からの
検出信号を確認した場合とには、警告を発する警告プロ
グラムが実行される。図9は、警告プログラムのフロー
チャートを示した図である。
出信号をCPU51の検出手段61が受信することによ
って「右打ち」が行われたか否かが確認される(S1
1)。「右打ち」が行われた場合には、パチンコ球の衝
撃を受けた返しゴム16が、ガイドピン15a,15b
によって長円形のガイド穴45a,45bをスライド
し、操作子17aを端子17bに接触させ右打ち検出ス
イッチ17をONする(図3の破線で示した状態)。右
打ち検出スイッチ17をONさせることによって、検出
手段61が検出信号を受けて「右打ち」が確認される
(S11:YES)。一方、検出信号の確認がない場合
には(S11:NO)、繰り返し右打ち検出スイッチ1
7からの検出信号の確認が継続される(S11)。
ッチ17の検出信号を受信した場合には(S11:YE
S)、その右打ちが正当なものであるか否かを判断すべ
く特別入賞検出スイッチ40からの大当り信号が確認さ
れる(S12)。この場合、特別入賞検出スイッチ40
からの大当り信号が確認された場合には(S12:YE
S)、「大当たり」の状態を達成したことによる「右打
ち」であるため、適切な「右打ち」であると判断され、
次の右打ち検出スイッチ17からの検出信号の確認が行
われる(S11)。一方、特別入賞検出スイッチ40か
らの検出信号が確認されなかった場合には(S12:N
O)、適切でない「右打ち」であると判断される。ここ
で、適切でない「右打ち」であると判断された場合に
は、直ちに警告を発するのではなく前記一定条件に該当
した場合にのみ警告が発せられる。「右打ち」は遊技中
に起こり得るものであるため、その全てを不当なものと
判断したのではかえって遊技者の興味を失わせてしまう
からである。
1個以上の割合で右打ち検出スイッチ17からの検出信
号を10分間連続して確認できた場合を適切でない「右
打ち」の第一の条件とし、1分間に30個以上の割合で
右打ち検出スイッチ17からの検出信号を確認できた場
合を適切でない「右打ち」の第二の条件とし、何れか一
の条件に該当した場合に警告が発せられるようにした。
このような条件は、比較手段62によってパルス発信器
63から発信されるタイミングパルスに基づいて比較さ
れる(S13)。
ち検出スイッチ17からの検出信号が10分間連続して
確認された場合には(S13:YES)、適切でない
「右打ち」が行われていると判断して警告が実行される
(S14)。これは、比較手段62から特別図柄表示器
19へ警告信号が発信され、図10に示すように特別図
柄表示器19に「右打ちを中止して下さい」との警告が
一定時間(例えば30秒間)表示される(S14)。同
じように、1分間に30個以上の割合で右打ち検出スイ
ッチ17からの検出信号が確認された場合には(S1
3:YES)、適切でない「右打ち」が行われていると
判断される。そして、比較手段62から特別図柄表示器
19へ警告信号が発信され、図10に示すように特別図
柄表示器19に「右打ちを中止して下さい」との警告が
表示され(S14)、警告プログラムが終了する。一
方、比較手段62において第一及び第二の条件が満足さ
れなかった場合には(S13:NO)、適切でない「右
打ち」ではないとして次の右打ち検出スイッチ17から
の検出信号の確認が再び行われる(S11)。
ち」を行う問題とは別に、本機の特徴である「右打ち」
のタイミングを知らないために、「大当たり」の状態を
達成したのもかかわらず「右打ち」しない場合がある。
そのような遊技を放置したのでは本パチンコゲーム機の
興味を失わせるだけでなく、遊技者にとって酷である。
そのため、本実施の形態のパチンコゲーム機では、「大
当たり」の時には「右打ち」を実行するよう知らせるこ
とを目的とした警告も行われる。なお、ここでいう「大
当たり」は、請求項における所定状態の1つである。
1分が経過するまでに右打ち検出スイッチ17からの検
出信号を30個以上確認しなかった場合には、「右打
ち」を実行させるべく警告を発する警告プログラムが実
行される。図11は、警告プログラムのフローチャート
を示した図である。先ず、CPU51の検出手段61に
よって特別入賞検出スイッチ40による検出信号が確認
される(S21)。そのため、「大当たり」が達成され
た場合には、検出手段61が特別入賞検出スイッチ40
のONした検出信号を受けて「大当たり」が確認される
(S21:YES)。一方、検出信号がない場合には
(S21:NO)、繰り返し特別入賞検出スイッチ40
からの検出信号の有無の確認が継続される。
検出信号が確認された場合には(S21:YES)、
「大当たり」達成後の遊技方法として「右打ち」が行わ
れているか否かが第3の条件に基づいて判断される(S
22)。ここで、第3の条件とは、特別入賞検出スイッ
チ40からの検出信号を受信した後、1分が経過するま
でに右打ち検出スイッチ17からの検出信号を30個以
上確認した場合に「右打ち」が行われているとするもの
である。従って、検出スイッチ17からの検出信号が、
パルス発信器63から発信されるタイミングパルスに基
づいて比較手段62によってカウントされ、第3の条件
に従って「右打ち」が行われているか否かが判断され
る。
ち検出スイッチ17からの検出信号が確認されなかった
場合には(S22:YES)、適切な「右打ち」が行わ
れていないと判断される。そのため、比較手段62から
特別図柄表示器19へ警告信号が発信され、図12に示
すように特別図柄表示器19に「右打ちを実行して下さ
い」との警告が表示される(S23)。一方、このよう
な警告(S23)を行った場合及び第3の条件を満たし
ていない場合には(S22:NO)、警告プログラムが
終了する。
チンコゲーム機によれば、「大当たり」状態の有無によ
り一定条件の下で「右打ち」を確認し、「大当たり」が
達成されていないにもかかわらず「右打ち」が行われた
り、又は「大当たり」であるにもかかわらず「右打ち」
がなされない場合に警告を発するようにしたので、遊技
者に対して本パチンコゲーム機を適切に用いて遊技を行
い十分な興趣を享受することができる。
限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、警告手段として特別図柄表示器19を用いたが、視
覚に訴えるものだけでなくスピーカ3aから音声による
警告を行うようにしてもよい。また、上記実施の形態で
示した各条件は一例にすぎず、他の条件を課すようにし
てもよい。また、上記実施の形態では、段差部14へ衝
突するパチンコ球の検出手段として返しゴム16への衝
突を検出スイッチ17で検出する方法を採用したが、近
接センサーや圧力センサーを用いるようにしてもよい。
て特別図柄表示器19を用いたが、加えて表示ランプ
7、8、10を作動させて遊技者の行為に警告を発する
ようにしてもよい。また、上記実施の形態では、警告手
段として特別図柄表示器19を用いたが、不図示の管理
者側の管理装置に接続させることによって、警告を発し
たにもかかわらず適切でない「右打ち」を継続する遊技
者を把握できるようにすることによって、直接注意を与
えるようにしてもよい。また、実施の形態では返しゴム
16と検出スイッチ17を段差部14に設けていたが、
これらは、この位置に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
チンコ球が当たるレールに沿って遊技領域内に打ち込ま
れたパチンコ球の進路上に形成された当接部材と、遊技
領域の当接面に当たるパチンコ球を検出する検出手段
と、その検出手段から発信される検出信号を一定条件に
基づいて比較する比較手段と、その比較手段からの比較
信号を受けて報知する報知手段とを設けることにより、
所定状態とは無関係に適切でない「右打ち」をしている
ことを知らせることのできるパチンコゲーム機を提供す
ることが可能となった。
たパチンコ球が当たるレールに沿って遊技領域内に打ち
込まれたパチンコ球の進路上に形成された当接部材と、
遊技領域の当接面に当たるパチンコ球を検出する検出す
る検出手段と、所定状態を達し得た状況のなかで検出手
段から発信される検出信号が所定時間内に所定数確認さ
れない場合に表示信号を発信する確認手段と、その確認
手段からの表示信号を受けて報知する報知手段とを設け
たことにより、所定状態達成のため「右打ち」が必要で
あることを知らせることのできるパチンコゲーム機を提
供することが可能となった。
を示した正面図である。
ある。
たブロック図である。
御部分を示したブロック図である。
グラムを示したフローチャートである。
ログラムを示したフローチャートである。
ーチャートを示した図である。
た正面図である。
ローチャートを示した図である。
た正面図である。
正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 発射装置により発射されてレールに沿っ
て遊技領域内に打ち込まれたパチンコ球の進路上に配設
された当接部材と、 前記当接部材へのパチンコ球の当たりを検出する検出手
段と、 前記検出手段から発信される検出信号を一定条件に基づ
いて比較する比較手段と、 前記比較手段からの比較信号を受けて報知する報知手段
とを有することを特徴とするパチンコゲーム機。 - 【請求項2】 前記当接部材は、その当接部材に当たる
パチンコ球が特定の入賞口又は始動口に入り易いように
外レールに沿って設けられたことを特徴とする請求項1
記載のパチンコゲーム機。 - 【請求項3】 前記当接部材は、その当接部材に当たる
パチンコ球が遊技領域の内側に向かって落下するように
外レールに沿って設けられたことを特徴とする請求項1
記載のパチンコゲーム機。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のパチンコゲーム機において、 前記比較手段が比較する一定条件が、単位時間当たりに
受ける前記検出手段からの検出信号が所定時間連続する
ことを確認する第1の条件であることを特徴とするパチ
ンコゲーム機。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のパチンコゲーム機において、 前記比較手段が比較する一定条件が、単位時間当たりに
受ける前記検出手段からの検出信号が所定数を確認する
第2の条件であることを特徴とするパチンコゲーム機。 - 【請求項6】 発射装置により発射されてレールに沿っ
て遊技領域内に打ち込まれたパチンコ球の進路上に配設
された当接部材と、 前記当接部材へのパチンコ球の当たりを検出する検出手
段と、 所定状態を達した状況のなかで前記検出手段から発信さ
れる検出信号が所定時間内に所定数確認されない場合に
表示信号を発信する確認手段と、 前記確認手段からの表示信号を受けて報知する報知手段
を有することを特徴とするパチンコゲーム機。
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