JP3674763B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、役物に設けられる可動片が複数とされた入賞装置を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例として、遊技球をVゾーンに誘導可能な2つの可動片を有する第2種特別電動役物を遊技盤の略中央部に設け、2つの可動片を左右対称に配置し、遊技盤に設けた始動入賞口(第2種始動口)に遊技球が入賞すると、前記2つの可動片が共に開作動し(第2種特別電動役物の大入賞口を開放し)、Vゾーンへの入賞を期待させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近時、遊技性の向上及びパチンコ遊技の多様化が求められている。そして、この要望に応えるために役物は複雑化され大型のものが用いられるようになってきている。一方、遊技領域に前記大型化された役物が配置されることから、遊技領域における当該役物を除いた部分は狭くなり当該部分の遊技性が低下し、パチンコ機全体として遊技性の向上に制約を受けているというのが実情であった。
【0004】
前記従来技術は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、2つの可動片が共に開作動し、遊技者にVゾーンへの入賞の期待感を持たせるもの(ひいては遊技性を持つもの)になっているが、前記従来技術についても上述したのと同様に高い遊技性を確保できていないものになっている。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技性の向上を図ることができるパチンコ機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、開閉自在であり、開くことにより遊技球を内部に入球可能な可動片を有する入賞装置を遊技領域に備え、遊技球が前記入賞装置の内部に設けられたVゾーンに入賞することにより大当り状態となるパチンコ機であって、前記可動片を、前記遊技領域の左側に配置される上側可動片及び下側可動片から構成し、前記遊技領域に、左側始動口、右側始動口及び中央始動口からなる始動入賞口を設け、前記左側始動口又は右側始動口への遊技球の入賞により前記下側可動片を開き、前記中央始動口への遊技球の入賞により前記上側可動片を開くように構成し、前記大当り状態は、前記上側可動片又は前記下側可動片の開閉が繰返して行われる遊技状態であり、前記Vゾーンへの遊技球の入賞毎にラウンド数としてカウントされ、かつ、前記下側可動片の開作動回数が予め設定された下側可動片開作動基準回数に達するか、前記上側可動片の開作動回数が前記下側可動片開作動基準回数より小さい値とされた上側可動片開作動基準回数に達するか、又は前記ラウンド数が予め設定された基準ラウンド数に達すると、終了するように設定され、前記大当り状態において、遊技球のVゾーンへの入賞回数に応じて、前記上側可動片及び下側可動片を切り替えて開作動し、前記可動片の開作動は、前記大当り状態が作動するまでは前記始動入賞口へ遊技球が入賞することにより行われ、かつ前記大当り状態の作動時には、前記ラウンド数が予め定められた所定ラウンド数に達するまでは前記下側可動片が対象とされ、前記所定ラウンド数に達した後は前記上側可動片が対象とされ、前記入賞装置へ前記上側可動片から入球した遊技球は、前記下側可動片から入球した遊技球と比較して前記Vゾーンへの入賞確率が高いことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態のパチンコ機を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1及び図2において、パチンコ機1の遊技盤2の前面には、誘導レール3が円形渦巻状に設けられており、内側に遊技領域4を形成している。誘導レール3は、図示しない発射機構により打ち出された遊技球を遊技盤2の左側上部から前記遊技領域4へ送り出すようにしている。
【0009】
遊技盤2の遊技領域4の中央部には、可変入賞装置5(役物)が設けられている。また、遊技領域4の下側部分には、3つの第2種始動口が横方向に並んで設けられている。3つの第2種始動口のうち左側のものを左側始動口6、右側のものを右側始動口7、中央のものを中央始動口8という。さらに、遊技領域4には、風車9及び図示しない釘などの遊技用部材10が複数設けられている。なお、複数の遊技用部材10の大部分は、左右対象に配置されているが、一部のもの(可変入賞装置5の両側の遊技領域4に配置される遊技用部材10)は左右非対称に配置されている。
【0010】
可変入賞装置5は、プレート11を備え、このプレート11を遊技盤2に重ね合わせ、ビスなどの固定部材(図示省略)を用いて遊技盤2に着脱自在に固定されている。可変入賞装置5は、上部に図柄表示装置の図柄表示部12を一体的に備えている。また、可変入賞装置5は、その下部側が特別入賞口(Vゾーン13)とされている。Vゾーン13に隣接してその左右に2つの普通入賞口14が設けられている。Vゾーン13及び普通入賞口14を部分的に遮るように第1誘導板15が配置されている。
【0011】
可変入賞装置5における第1誘導板15の上側には、円柱物16aの側部に板16bを腕状に延設した形状の誘導物16が、円柱物16aの一端部をプレート11に接合し、両板16bを左右に延ばして設けられている。誘導物16の上側には、後述する上側可動片17aからの遊技球を可変入賞装置5の右側に設けた振分け回転体18に案内する第2誘導板19が配置されている。
【0012】
前記可変入賞装置5のプレート11には、図柄表示部12を配置した部分から右方に延び、振分け回転体18を包み込むように湾曲しさらに第1誘導板15に延びる、湾曲した形状の板(湾曲板20)が垂設されている。湾曲板20は、図示しないガラス板に略達する高さにされている。
【0013】
Vゾーン13、誘導物16、第1誘導板15及び図柄表示装置(図柄表示部12)は、遊技盤2の中心部を含み上下方向に延びる垂直線21上に並んで配置されている。
前記Vゾーン13、誘導物16及び第1誘導板15の左横側には、パチンコ機1の上下方向に延びる、所定高さ(図示しないガラス板に略達する高さ)の支持板22が垂設されている。この支持板22には、誘導物16の高さに略対応してそれぞれ切欠部23(開口)が形成され、切欠部23に支持軸24が設けられている。
【0014】
各支持軸24には、図示しないソレノイドなどのアクチュエータに駆動される同等形状の可動片(第2誘導板19に対応するものを上側可動片17a、誘導物16に対応するものを下側可動片17bという。)が回動可能に設けられている。上側可動片17a及び下側可動片17bに対応して支持板22には大入賞口(以下、上側可動片17aに対応するものを上側大入賞口25a、下側可動片17bに対応するものを下側大入賞口25bという。)が設けられている。
【0015】
上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bには、それぞれスイッチ(上側大入賞口25aに対応するものを上側スイッチ26a、下側大入賞口25bに対応するものを下側スイッチ26bという。)が設けられており、遊技球が上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bを通過することを検出するようにしている。
【0016】
上側可動片17a及び下側可動片17bは、常時は略立ち上がった状態(上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bを閉じた状態)にされて遊技球が可変入賞装置5の内側領域(湾曲板20及び支持板22などにより囲まれた領域)に入り込むことを抑える一方、アクチュエータ(図示省略)に駆動されて、図2に示すように横臥した状態(上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bを開いた状態)にされ、遊技球を上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bへ案内し、Vゾーン13への入賞を期待できるものにしている。この場合、上側可動片17aが開状態である場合と下側可動片17bが開状態である場合を比較すると、後述するように、前者(上側可動片17a)から入球した遊技球の方がVゾーン13に対する入賞確率が高いものになっている。
【0017】
振分け回転体18は、図示しないモータにより回転されるようになっている。振分け回転体18は、第2誘導板19の右側端部に隣接し、その右側下部に配置されている。可変入賞装置5は、振分け回転体18などを設けた分、右方に突出した形状にされている。
振分け回転体18は、円柱物の相対向する側面部を円弧状に切欠き(符号27で示す)、残された両円弧状の部分に軸方向に延びる凹溝28(切欠部)を形成した形状を成しており、凹溝28には遊技球が入り込めるようになっている。前記側面部への切欠き27の形成により、一方の端部(以下、基端部29という。)に略半円状で所定厚さのフランジ30が残されている。振分け回転体18の基端部29には、両凹溝28を連通する連通溝31が形成されている。また、凹溝28の低部(符号省略)は、基端部29に向けて傾斜しており、遊技球が凹溝28に入球すると基端部29側に転がりやすくなっている。
【0018】
プレート11の裏面側(遊技盤2の裏面側)には、図2に模式的に示すように、振分け回転体18に対応した部分からVゾーン13まで延びる通路(Vゾーン用通路32)が設けられている。Vゾーン用通路32の出口はVゾーン13に臨んで設けられている。Vゾーン用通路32は、凹溝28からの遊技球を受けてこれをVゾーン13方向に案内して入賞させるようにしている。Vゾーン13及び普通入賞口14には、それぞれ遊技球を検出するための図示しない検出センサが設けられている。
また、このパチンコ機1には、Vゾーン13の遊技球の通過に応じて作動する役物連続作動装置(図示省略)が設けられている。
【0019】
上側可動片17aが開いて上側大入賞口25aが開放されて、当該上側大入賞口25aから遊技球が入る(入賞する)と、遊技球は、第2誘導板19に案内された後、凹溝28に入球し、その後、Vゾーン用通路32を通ってVゾーン13に誘導される(この玉経路を、以下、便宜上、上側第1玉経路33aという。)か、または、凹溝28に入球せず、例えば湾曲板20と振分け回転体18との間の誘導部35を通り、普通入賞口14に入賞する(この玉経路を、以下、便宜上、上側第2玉経路33bという。)ことになる。
【0020】
また、下側可動片17bが開いて下側大入賞口25bが開放されて、当該下側大入賞口25bから遊技球が入ると、遊技球は、誘導物16に当接してその落下速度や方向が変えられた後、第1誘導板15を介してVゾーン13または普通入賞口14に入賞する。この場合、誘導物16及び第1誘導板15の形状、大きさ及び配置などを調整し、Vゾーン13より普通入賞口14に入賞しやすいようにしている。以下、便宜上、前記下側大入賞口25bからVゾーン13に至る玉経路を下側第1玉経路34a、下側大入賞口25bから普通入賞口14に至る玉経路を下側第2玉経路34bという。
【0021】
下側可動片17bが開いて下側大入賞口25bが開放された場合には、遊技球は第1誘導板15を介してVゾーン13または普通入賞口14に入賞し、さらにVゾーン13より普通入賞口14に入賞しやすいようにしているので、Vゾーン13への入賞する確率は比較的小さいものになっている。
これに対し、上側可動片17aが開くことにより上側大入賞口25aから球が入球した場合には、振分け回転体18の凹溝28に入球するとVゾーン用通路32を通過しVゾーン13に入賞しやすくなるから、Vゾーン13に入賞する確率は、上述した下側可動片17bが開くことにより下側大入賞口25bから球が入球した場合に比して、高いものになっている。
【0022】
上側可動片17a及び下側可動片17bを駆動する前記アクチュエータ(図示省略)、上側スイッチ26a及び下側スイッチ26bなどは、当該パチンコ機1の本体に設けられた図示しない制御装置(基板)により制御されている。この制御装置の制御内容を、図3及び図4のフローチャートを参照して、以下に、説明する。
【0023】
遊技球が遊技領域4に発射されると、まず、その遊技球が左側始動口6、右側始動口7または中央始動口8に入賞したか否か判定する(ステップS1)。ステップS1でYesと判定すると、遊技球が入球した始動口が左側始動口6及び右側始動口7のうち一方であるか又は中央始動口8であるか判定する(ステップS2)。ステップS2で左側始動口6又は右側始動口7であると判定した場合は下側可動片17bを開き、中央始動口8であると判定した場合は上側可動片17aを開くようにしている。
【0024】
すなわち、ステップS2で遊技球が入球した始動口が左側始動口6又は右側始動口7であると判定した場合は、下側可動片17bを開く(ステップS3)と共に、下側可動片17bが開いている時間を示す開口時間Tの計測を開始する(ステップS4)。次に、開口時間Tが予め定められた下側可動片17bの開時間(規定時間)T0内であるか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5でNo(開口時間Tが規定時間T0を超えている)と判定すると、下側可動片17bを閉じると共に、前記開口時間Tをリセットして下側可動片17bの1回の開作動を終了する(ステップS6)。
【0025】
ステップS5でYes(開口時間Tが規定時間T0内である)と判定すると、下側スイッチ26bがオンされた(即ち、遊技球が下側大入賞口25bを通過した)か否かを判定する(ステップS7)。このステップS7でNoと判定すると、ステップS5に戻り、開口時間Tが規定時間T0を超えるまで、このステップS7を実行するようにしている。
【0026】
ステップS7でYesと判定する(この場合、遊技球が下側大入賞口25bを通過したことから、Vゾーン13への入賞が期待される状態になっている。)と、Vゾーン13に入賞したか否かをVゾーン13に設けた検出センサ(又は普通入賞口14に設けた検出センサ)の信号により判定する(ステップS8)。
ステップS8でNo(普通入賞口14に入賞した、即ち、Vゾーン13に入賞していない)と判定すると、普通入賞口14への入賞に応じた出玉処理を行い(ステップS9)ステップ1に戻る。
ステップS8でYes(Vゾーン13に入賞した)と判定すると、大当り処理を実行する(ステップS10)。
【0027】
ステップS6に続いて、上側可動片17aを開く(ステップS3A)ことになるが、以下の処理は、上述したように遊技球が左側始動口6又は右側始動口7に入球したと判定された場合と略同等に行われる。
【0028】
すなわち、ステップS3Aに続いて、上側可動片17aが開いている時間を示す開口時間Tの計測を開始する(ステップS4A)。次に、開口時間Tが予め定められた上側可動片17aの開時間(規定時間T0)内であるか否かを判定する(ステップS5A)。
【0029】
ステップS5AでNo(開口時間Tが規定時間T0を超えている)と判定すると、上側可動片17aを閉じると共に、前記開口時間Tをリセットして上側可動片17aの1回の開作動を終了し(ステップS6A)、ステップS1に戻る。
【0030】
ステップS5AでYes(開口時間Tが規定時間T0内である)と判定すると、上側スイッチ26aがオンされた(即ち、遊技球が上側大入賞口25aを通過した)か否かを判定する(ステップS7A)。このステップS7AでNoと判定すると、ステップS5Aに戻り、開口時間Tが規定時間T0を超えるまで、このステップS7Aを実行するようにしている。
【0031】
ステップS7AでYesと判定する(この場合、遊技球が上側大入賞口25aを通過したことから、Vゾーン13への入賞が期待される状態になっている。)と、Vゾーン13に入賞したか否かをVゾーン13に設けた検出センサ(又は普通入賞口14に設けた検出センサ)の信号により判定する(ステップS8A)。ステップS8AでNo(普通入賞口14に入賞した、即ち、Vゾーン13に入賞していない)と判定すると、普通入賞口14への入賞に応じた出玉処理を行い(ステップS9A)ステップ1に戻る。
ステップS8AでYes(Vゾーン13に入賞した)と判定すると、ステップS10 (大当り処理)に進む。
【0032】
この大当り処理(ステップS10)では、まず、変動図柄表示部12に表示される開放パターン決定図柄(0から9までの10図柄)が偶数の5通り(0,2,4,6,8)であるか、又は奇数の5通り(1,3,5,7,9)のいずれであるか判定し、その判定結果に応じて遊技者に有利な遊技状態が提供されるようになっている。
【0033】
この大当り処理(ステップS10)は、例えば、可動片(上側可動片17a及び下側可動片17b)の開作動回数、ひいては大入賞口(下側大入賞口25b及び上側大入賞口25a)の開放回数nが18回に達したり、下側大入賞口25bへの入賞球数が10個に達したり、上側大入賞口25aへの入賞球数が5個に達したり、あるいはラウンド数が16回に達すると、前記遊技者に有利な遊技状態(大当り状態)が終了することになる。
【0034】
また、大当り状態において、遊技球がVゾーン13に入賞すると、その入賞回数〔この入賞回数(大当り状態における遊技球のVゾーン13への入賞回数)をラウンド数という。〕dに応じて、可動片(上側可動片17a及び下側可動片17b)を切り替えて開作動するようにしている。
【0035】
すなわち、図4に示すように、ラウンド数dをカウントし、まず、そのラウンド数dが5未満であるか否かを判定する(ステップS60)。このステップS60でYes(ラウンド数dが5未満である)と判定すると、下側可動片17bを開くようにする(ステップS61)。
【0036】
ステップS60でNo(ラウンド数dが5以上である)と判定すると、ラウンド数dが5以上で16未満であるか否かを判定する(ステップS62)。このステップS62でYes(ラウンド数dが5以上で16未満である)であると判定すると、上側可動片17abを開くようにする(ステップS63)。ステップS62でNo(ラウンド数dが16以上)と判定すると、可動片(上側可動片17a及び下側可動片17b)を閉じるようにしている(ステップS64)。
【0037】
上述したように構成したパチンコ機1では、ラウンド数dが5未満であると、下側可動片17bを開く(ステップS61)一方、ラウンド数dが5以上で16未満であると、上側可動片17abを開くようにする(ステップS63)。また、上述したように、上側可動片17aが開いた場合〔前者〕には、振分け回転体18の凹溝28に入球するとVゾーン13に入賞すること及び振分け回転体18及び上側大入賞口25aを橋渡しするよう第2誘導板19を設けていることから、Vゾーン13に入賞する確率は、下側可動片17bが開いた場合〔後者〕に比して、高いものになっている。そして、上述したようにラウンド数dに応じて可動片(上側可動片17a又は下側可動片17b)を切り替えて開作動するため、前者と後者の出玉を調整する(例えば、前者に比して後者の出玉を多くする)ことが可能になり、遊技内容に変化を持たせることができ、ひいては遊技性の向上を図ることができる。
上記実施の形態では、切り替え作動するラウンド数を5に設定しているが、この数を例えば4,6,7など他の数に変えることも可能であり、その分、変化範囲が広くなり、これに伴い、遊技性の向上を図ることができる。
【0038】
また、上述したようにVゾーン13への入賞が期待される上側可動片17a及び下側可動片17bを共に、遊技領域4の左側に配置しているので、遊技者は遊技領域の左側部分を狙って遊技球を打ち出すことによりVゾーン13へ入賞できる可能性が高くなる。
【0039】
即ち、従来技術においては、役物の可動片を左右対象にも受けていたため、一方をねらうと、他方の可動片ひいては大入賞口を十分には生かせないことになる。
これに対して、本実施の形態では、遊技領域の左側部分を狙うことにより、大多数の遊技球が、遊技領域4の左側に配置されている上側可動片17a及び下側可動片17bの配置領域を通行することになり、これ伴い、上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bの機能を共に良好に維持できる。
【0040】
可変入賞装置5は、左右非対称であり、これに伴い、可変入賞装置5の左右で遊技球が異なる動きで落下すると共に、左右非対称の可変入賞装置5が配置されることにより遊技領域4が左右非対称になり、釘及び風車9などの遊技用部材10が遊技領域4で左右非対称に配置され、その分、遊技球の落下速度及び方向などを変化に富むものにすることができる。
【0041】
上記実施の形態では、上側可動片17a及び下側可動片17bを同等形状に構成した場合を例にしたが、これに限らず、一方を大きくするなどのように形状が異なるように構成してもよい。また、上記実施の形態では、上側可動片17aの支持軸24及び下側可動片17bの支持軸24が垂直線上に並んだ場合を例にしたが、これに限らず、垂直線から左右いずれかの方向にずらして配置してもよい。また、上記実施の形態では、上側可動片17a及び下側可動片17bを可変入賞装置5の左側に配置した場合を例にした。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記可動片を、前記遊技領域の左側に配置される上側可動片及び下側可動片から構成し、前記遊技領域に、左側始動口、右側始動口及び中央始動口からなる始動入賞口を設け、前記左側始動口又は右側始動口への遊技球の入賞により前記下側可動片を開き、前記中央始動口への遊技球の入賞により前記上側可動片を開くように構成し、前記大当り状態において、遊技球のVゾーンへの入賞回数に応じて、前記上側可動片及び下側可動片を切り替えて開作動するので、出玉などの調整を広範囲にわたって行うことが可能になり、遊技内容に変化を持たせることができ、ひいては遊技性の向上を図ることができる。
また、前記入賞装置へ前記上側可動片から入球した遊技球は、前記下側可動片から入球した遊技球と比較して前記Vゾーンへの入賞確率が高いので、複数の組合せが可能になって遊技内容が豊富になり、遊技性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のパチンコ機を模式的に示す正面図である。
【図2】図1の可変入賞装置を模式的に示す斜視図である。
【図3】図1のパチンコ機の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】ラウンド数に応じて開作動される可動片を代えることを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技盤
5 可変入賞装置
13 Vゾーン
17a 上側可動片
17b 下側可動片
25a 上側大入賞口
25b 下側大入賞口

Claims (1)

  1. 開閉自在であり、開くことにより遊技球を内部に入球可能な可動片を有する入賞装置を遊技領域に備え、遊技球が前記入賞装置の内部に設けられたVゾーンに入賞することにより大当り状態となるパチンコ機であって、
    前記可動片を、前記遊技領域の左側に配置される上側可動片及び下側可動片から構成し、
    前記遊技領域に、左側始動口、右側始動口及び中央始動口からなる始動入賞口を設け、
    前記左側始動口又は右側始動口への遊技球の入賞により前記下側可動片を開き、前記中央始動口への遊技球の入賞により前記上側可動片を開くように構成し、
    前記大当り状態は、前記上側可動片又は前記下側可動片の開閉が繰返して行われる遊技状態であり、前記Vゾーンへの遊技球の入賞毎にラウンド数としてカウントされ、かつ、前記下側可動片の開作動回数が予め設定された下側可動片開作動基準回数に達するか、前記上側可動片の開作動回数が前記下側可動片開作動基準回数より小さい値とされた上側可動片開作動基準回数に達するか、又は前記ラウンド数が予め設定された基準ラウンド数に達すると、終了するように設定され、
    前記大当り状態において、遊技球のVゾーンへの入賞回数に応じて、前記上側可動片及び下側可動片を切り替えて開作動し、
    前記可動片の開作動は、前記大当り状態が作動するまでは前記始動入賞口へ遊技球が入賞することにより行われ、かつ前記大当り状態の作動時には、前記ラウンド数が予め定められた所定ラウンド数に達するまでは前記下側可動片が対象とされ、前記所定ラウンド数に達した後は前記上側可動片が対象とされ、
    前記入賞装置へ前記上側可動片から入球した遊技球は、前記下側可動片から入球した遊技球と比較して前記Vゾーンへの入賞確率が高いことを特徴とするパチンコ機。
JP2000137621A 2000-05-10 2000-05-10 パチンコ機 Expired - Fee Related JP3674763B2 (ja)

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