JP2004073884A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の入賞口装置の使い分けで遊技性の向上を図る。
【解決手段】 球が複合型入賞口装置7の上側入賞口15に入賞すると、普通図柄が図柄表示装置3の普通図柄表示領域3bに可変表示された後に停止し、その停止した普通図柄が当たり図柄であると、複合型入賞口装置7の開閉体17が左右に開閉し、球が複合型入賞口装置7の下側入賞口16に入賞すると、特別図柄が図柄表示装置3の特別図柄表示領域3aに可変表示された後に停止し、その停止した特別図柄が当たり図柄であると、可変入賞口装置8の扉45が前後に開閉する。図柄表示装置3に代わるセンタ役物として左右の扉と特定入賞口と一般入賞口とを有する可変入賞口装置を設けてもよい。
【選択図】    図1

Description

 本発明は、複数の入賞口装置の使い分けで遊技性の向上可能なパチンコ機に関する。
 図6は従来の遊技盤101の正面を示し、102はガイドレール、103はセンタ飾り、104はセンタ飾り103に設けられた普通図柄表示装置、105はセンタ飾り103の中央窓を通して表示画面が見える特別図柄表示装置、106は取込型の入賞口装置、107は通過型の普通図柄始動入賞口装置、108は複合型の特別図柄始動入賞口装置である。普通図柄表示装置104を備えたセンタ飾り103、特別図柄表示装置105、入賞口装置106、普通図柄始動入賞口装置107及び特別図柄始動入賞口装置108は遊技盤101におけるガイドレール102で囲まれた内側の遊技領域に点在されて遊技盤101に取付けられている。特別図柄始動入賞口装置108は上側における取込型の特別図柄始動入賞口109と下側における取込型の特別図柄始動入賞口110及び特別図柄始動入賞口109;110間に左右に開閉可能に配置された開閉体111を備えた単一体(ユニット)として形成されている。そして、ガイドレール102に沿って遊技領域を流下する図外の球が普通図柄始動入賞口装置107に入賞すると、普通図柄表示装置104が普通図柄を可変表示した後に停止し、停止普通図柄が当り図柄に揃うと、特別始動入賞口装置108の開閉体111が左右に開放する。又、上記とは別の遊技領域を流下する球が特別始動入賞口装置108における上下の特別図柄始動入賞口109;110の何れかに入賞すると、特別図柄表示装置104が特別図柄を可変表示した後に停止し、停止特別図柄が当り図柄に揃うと、特別始動入賞口装置108よりも下方で遊技盤101に取付けられたアタッカとか大入賞口とか呼ばれる可変入賞口装置112の扉113が開閉して大当り遊技が開始する。しかしながら、普通図柄を始動するきっかけを作る役と特別図柄を始動するきっかけを作る役というような、異なる複数の役を使い分ける入賞口装置が上側の普通図柄始動入賞口装置107と下側の特別図柄始動入賞口装置108という別々の入賞口装置として形成された構造であるので、釘調整を行なう場合、普通図柄始動入賞口装置107への球の入賞を左右する命釘と呼ばれる左右一対の釘114の調整と特別図柄始動入賞口装置108への球の入賞を左右する命釘と呼ばれる左右一対の釘115の調整というように、役を使い分ける入賞口毎に釘調整が必要であった。又、特別図柄始動入賞口装置108は上下に特別図柄始動入賞口109;110を有するが、それらの特別図柄始動入賞口109;110は共に特別図柄を始動するきっかけを作る同じ役であるので、特別図柄始動入賞口109;110のどちらに球が入賞しても特別図柄表示装置104による特別図柄の可変遊技が開始し、遊技性に欠けることは否めない。
特開2000−325581号公報
 解決しようとする問題点は、特別図柄始動入賞口109;110のどちらに球が入賞しても特別図柄表示装置104による特別図柄の可変遊技が開始し、遊技性に欠けるという点である。
 1つの発明のパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と図柄表示装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉を備え、制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で図柄表示装置の普通図柄を可変制御した後に停止し、その停止した普通図柄が当たり図柄に揃うと、上記制御装置が複合型入賞口装置の開閉体を開閉する一方、複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で図柄表示装置の特別図柄を可変制御した後に停止し、その停止した特別図柄が当たり図柄に揃うと、制御装置が可変入賞口装置の扉を開閉することを最も主要な特徴とする。もう1つの発明のパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉と特定入賞口と一般入賞口とを備え、制御装置は複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉と複合型入賞口装置の開閉体とを所定回数又は所定時間開閉し、また、上記制御装置は複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉を上記所定回数又は所定時間よりも多い回数又は時間開閉し、また、複合型入賞口装置における開閉体の閉じ中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞を有効として扱うとともに複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞を無効として扱い、さらに、複合型入賞口装置における開閉体の開き中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞および複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞の双方を有効として扱うことを最も主要な特徴とする。さらにもう1つの発明のパチンコ機は、遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉と特定入賞口と一般入賞口とを備え、制御装置は複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉と複合型入賞口装置の開閉体とを所定回数又は所定時間開閉し、また、上記制御装置は複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉を上記所定回数又は所定時間よりも多い回数又は時間開閉し、また、複合型入賞口装置における開閉体の閉じ中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口と下側入賞口とへの球の入賞の双方を有効として扱い、複合型入賞口装置における開閉体の開き中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞を無効として扱うとともに複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞を有効として扱うことを最も主要な特徴とする。
 1つの発明のパチンコ機は、複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞により普通図柄が可変し、その停止普通図柄が当りの場合に複合型入賞口装置の開閉体が開閉し、複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞により特別図柄を可変し、その停止特別図柄が当りの場合に可変入賞口装置の扉が開閉する遊技を演出するという利点がある。もう1つの発明のパチンコ機は、複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞と下側入賞口への球の入賞とにより、可変入賞口装置の扉が開閉の回数または時間に変化を作り、複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞により、複合型入賞口装置の下側入賞口に球の入賞のしやすくなる遊技を演出するという利点がある。さらにもう1つの発明のパチンコ機は、複合型入賞口装置における開閉体の開き中と閉じ中とで複合型入賞口装置の上側入賞口または下側入賞口への球の入賞の無効化と有効化とを使い分ける遊技を演出するという利点がある。
 図1〜図4は第1実施形態であって、図1は遊技盤1の正面を示し、図2は複合型の複合型入賞口装置7の正面を示し、図3は図1をA−A線に沿い切断した断面を示し、図4は開閉駆動機構30の外観を示す。
 図1を参照し、遊技盤1について説明する。遊技盤1は遊技者から見える意匠盤面に渦巻き状のガイドレール2を備え、ガイドレール2で囲まれた内側の遊技領域に図柄表示装置3を有するセンタ飾り4、命釘と呼ばれる左右一対の釘5、複数の入賞口装置6、複合型入賞口装置7、可変入賞口装置8等の入賞口装置、アウト口9、ランプ風車10や風車11及びサイドランプ12並びに図外の遊技釘等の飾り等の多種多様の部品を備える。図柄表示装置3は遊技盤1の前側よりセンタ飾り4の中央窓を通して見える画面の上半部に3列配置された特別図柄表示領域3aを備え、画面の下半部に横に2列配置された普通図柄表示領域3bを備える。入賞口装置6は図外の球が入賞することにより賞球を払出すだけに用いられることから、賞球払出だけのきっかけを作る役物である(一般入賞口と概念できる)。センタ飾り4は普通図柄入賞球数表示器13及び特別図柄入賞球数表示器14を前側より見えるように備える。
 複合型入賞口装置7は上下の入賞口15;16と中間の開閉体17とを備える。上側入賞口15は球を遊技盤1の化粧盤面である前側から取込み、その球を上方より下方に誘導して遊技盤1の前側に排出する通過型であって、普通図柄を始動するだけのきっかけを作る役を担う。上側入賞口15より排出された球は開閉体17を経由して下側入賞口16に取込まれる。下側入賞口16は球を遊技盤1の化粧盤面である前側から取込み、その球を上方より下方に誘導して遊技盤1の裏側に排出する取込型であって、特別図柄を始動するきっかけを作る役と賞球払出のきっかけを作る異なる複数の役を担う。開閉体17は左右に開閉し、開閉体17が左右に開いた場合には上側入賞口15との隙間から球を取込むことが可能となり、開閉体17が図示のように閉じた場合には上側入賞口15との隙間から球を取込むことが不可能となる。上側入賞口と左右に開いた開閉体17との間の隙間から開閉体17に取込まれた図外の球は開閉体17で誘導されて下側入賞口16にだけ入賞する。
 図2を参照し、複合型入賞口装置7について説明する。複合型入賞口装置7は平板状の基体20に上側入賞口15と下側入賞口16と開閉体17とを備えた単一体として形成される。基体20の四隅には前側から図外の皿頭を有する止ねじで入賞口装置を図1の遊技盤1に取付けるための皿穴21を備える。上側・下側入賞口15;16はそれぞれに入賞した球を検出して電気信号を出力する入賞球検出器22;23を上側・下側入賞口15;16の前側からは見えないように個別に備える。開閉体17は軸24を中心として左右に開閉する一対であって、裏側に開閉のための係合孔25を開閉体17を前側から見て軸24より外側に位置するように備える。係合孔25は開閉体17の裏面より前側に窪む形状であって、開閉体17の前面からは見えない形態である。開閉体17が実線示位置に閉じた場合、当該開閉体17と上側入賞口15との間の隙間は1個の球も通過することが不可能な寸法に定められる。開閉体17が仮想線示位置に開いた場合、当該開閉体17と上側入賞口15との間の隙間は少なくとも1個の球が通過することが可能な寸法に定められる。
 図3を参照し、複合型入賞口装置7の内部構造について詳述する。上側入賞口15に配置された上側入賞球検出器22及び下側入賞口16に配置された下側入賞球検出器23は上下に貫通する球検出孔28;29と端子26;27とを備える。球検出孔28;29は上側・下側入賞口15;16に個別に配置されると共に1個の球Pが通過可能であるが2個以上の球が同時に通過不可能な孔径である。開閉体17には上側・下側入賞口15;16間で基体20に取付けられた開閉駆動機構30が連結される。開閉駆動機構30はケース31の内部にアクチュエータとしての電磁ソレノイド32と揺動部材33とを備える。電磁ソレノイド32は励磁コイル34を包むヨーク35をケース31に取付け、プランジャ36の中間部に固定されたスプリングシート37とヨーク35との間にプランジャ36に装着されたコイルばねのような弾性体38を有し、弾性体38のばね力がプランジャ36に励磁コイル34より突出する方向の力として与えられている。プランジャ36の先端部にはケース31に上側の軸41で前後方向に揺り動くように取付けられた揺動部材33に下側のピン39で連結される。揺動部材33における下部より前側に突出する突起40の先端部はケース31及び基体20より前側に突出して開閉体17の係合孔25に挿入される。プランジャ36に揺動部材33を直接的に接続した形態であるので、プランジャ36の動きを開閉体17に伝える構造が簡単である。
 そして、励磁コイル34が供給された電力で励磁しプランジャ36を弾性体38のばね力に抗して吸引すると、揺動部材33が軸41を中心としてケース31に引込まれる側に回転し、突起40が開閉体17の係合孔25に係合しつつ開閉体17に下向きの力つまり開く力を与え、開閉体17が図2に点線で示すように開く。上記電力の供給が遮断されると、弾性体38がプランジャ36を押出し、揺動部材33が軸41を中心としてケース31より飛出す側に回転し、突起40が開閉体17の係合孔25に係合しつつ開閉体17に上向きの力つまり閉じ力を与え、開閉体17が図2に実線で示すように閉じる。
 図4を参照し、電磁ソレノイド32の動作を図3の開閉体17に伝達する揺動部材33について説明する。揺動部材33は門形であって、左右の縦壁部を繋ぐ横壁部に図3の軸41を挿入する軸受孔42を備え、左右の縦壁部にピン39を挿入する長孔43を備え、左右の縦壁部の間における隙間にプランジャ36の先端部を挿入し、ピン39を一方の縦壁部の長孔43よりプランジャ36のピン受孔44を経由して他方の縦壁部の長孔43に挿入することにより、揺動部材33とプランジャ36とがピン39で回転可能に連結される。ピン39はピン受孔44に圧入されるか又はプランジャ36とピン受孔44の内部に位置するピン39とにテーパーピンのような固定具を装着するか又は左右の縦壁部より外側に突出するピン39に止輪を装着する等によって揺動部材33及びプランジャ36に脱落防止される。
 第1実施形態では、図1の遊技盤1の裏側又は遊技盤1を装着する遊技機枠体の裏側に取付けられる図外の制御装置が上側入賞口15に入賞した球を検出した上側入賞球検出器22からの信号や下側入賞口16に入賞した球を検出した下側入賞球検出器23からの信号に基づき図柄表示装置3と可変入賞口装置8と普通図柄入賞球数表示器13と特別図柄入賞球数表示器14及び開閉体17を駆動する。又、複合型入賞口装置7の開閉体17が閉じ中、つまり、制御装置から図3の電磁ソレノイド32への電力供給が停止された状態においては制御装置が上側入賞球検出器22から入力された球検出信号を有効として扱い、下側入賞球検出器23から入力された球検出信号を無効として扱う。又、複合型入賞口装置7の開閉体17が開き中、つまり、制御装置から電磁ソレノイド32に電力が供給された状態においては制御装置が上側入賞球検出器22から入力された球検出信号及び下側入賞球検出器23から入力された球検出信号の双方を有効として扱うようになっている。
 第1実施形態の構造によれば、図1に示すように、開閉体17が閉じている状態において、球が上側入賞口15に入賞し、上側入賞球検出器22が上側入賞口15に入賞した球を検出して制御装置に出力すると、制御装置が上側入賞球検出器22からの球検出信号により図柄表示装置3を図柄可変制御する。そして、図柄表示装置3が普通図柄表示領域3bに横2列の普通図柄を可変表示した後に停止し、停止普通図柄が当り図柄に揃うと、制御装置が所定回数又は所定時間だけ開閉体17を左右に開閉する。上記普通図柄の可変表示中及び開閉体17の開き中において上側入賞球検出器22から制御装置に球検出信号が入力された場合、制御装置は当該球検出信号を普通図柄始動球数として例えば8個のような所定数を限度として記憶すると共に当該記憶数に応じて普通図柄入賞球数表示器13を点灯するように表示制御する。普通図柄可変遊技は、1回の普通図柄可変遊技が終了し、停止普通図柄が当り図柄に揃わなければ、制御装置における普通図柄始動球数記憶が零になるまで繰返される。
 上記開閉体17が開いた状態において、球が上側入賞口15から又は上側入賞口15と開閉体17との間から下側入賞口16に入賞し、下側入賞球検出器23が下側入賞口16に入賞した球を検出して制御装置に出力すると、制御装置が下側入賞球検出器23から出力された球検出信号により図柄表示装置3を図柄可変制御する。そして、図柄表示装置3が特別図柄表示領域3aに横3列の特別図柄を可変表示した後に停止し、停止特別図柄が当り図柄に揃うと、制御装置が所定回数又は所定時間だけ可変入賞口装置8の扉45を前後に開閉して大当り遊技を開始する。上記特別図柄の可変表示中及び可変入賞口装置8の扉45の開き中において下側入賞球検出器23から制御装置に球検出信号が入力された場合、制御装置は当該球検出信号を特別図柄始動球数として例えば4個のような所定数を限度として記憶すると共に当該記憶数に応じて特別図柄入賞球数表示器14を点灯するように表示制御する。特別図柄可変遊技は、1回の特別図柄可変遊技が終了し、停止特別図柄が当り図柄に揃わなければ、制御装置における特別図柄始動球数記憶が零になるまで繰返される。
 要するに、第1実施形態の構造によれば、上側入賞口15への入賞により普通図柄が可変し、その停止普通図柄が当りの場合に開閉体17が開閉する、と言うように遊技状況が変化する。下側入賞口16への入賞により特別図柄を可変し、その停止特別図柄が当りの場合に可変入賞口装置8の扉45が開閉する、と言うような遊技を演出することができる。
 図5は第2実施形態に係る遊技盤1の正面を示し、遊技盤1はセンター役物として図1の図柄表示装置3を有するセンタ飾り4に代えて可変入賞口装置51を備える。可変入賞口装置51は前方開放状の箱形の装置本体52に左右の扉53と下部中央の特定入賞口54(Vゾーン)及び下部左右の一般入賞口55を備える。
 そして、可変入賞口装置51よりも下方で遊技盤1に設けられた複合型入賞口装置7における上側入賞球検出器22が上側入賞口15に入賞した球を検出した信号を遊技盤1の裏側又は遊技盤1を装着する遊技機枠体の裏側に取付けられる図外の制御装置に出力すると、制御装置が上側入賞球検出器22からの球検出信号により可変入賞口装置51の扉53を左右に例えば開き時間が0.5秒で1回開閉する。
 複合型入賞口装置7における下側入賞球検出器23が下側入賞口16に入賞した球を検出した信号を制御装置に出力すると、制御装置が下側入賞球検出器23からの球検出信号により可変入賞口装置51の扉53を左右に例えば開き時間が0.8秒で2回開閉する。この扉53が開いている間に球が可変入賞口装置51に入賞し、可変入賞口装置51の一般入賞口55に入賞すると賞球が払出され、可変入賞口装置51の特定入賞口54に入賞すると扉53が上記開き時間が長くかつ2回よりも多い回数だけ開閉して大当り遊技が開始する。
 第2実施形態では、複合型入賞口装置7の開閉体17が閉じ中、つまり、制御装置から図3の電磁ソレノイド32への電力供給が停止された状態においては制御装置が上側入賞球検出器22から入力された球検出信号を有効として扱い、下側入賞球検出器23から入力された球検出信号を無効として扱う。又、複合型入賞口装置7の開閉体17が開き中、つまり、制御装置から電磁ソレノイド32に電力が供給された状態においては制御装置が上側入賞球検出器22から入力された球検出信号及び下側入賞球検出器23から入力された球検出信号の双方を有効として扱うようになっている。
 第1・第2実施形態において、下側入賞口16を通過型としたり、上側入賞口15を取込型に形成しても良い。
 図1では普通図柄と特別図柄とを図柄表示装置3の特別図柄表示領域3a及び普通図柄表示領域3bにそれぞれ表示したが、普通図柄を表示するための表示器と特別図柄を表示するための表示器とを別々に構成し、これらの表示器を遊技盤1に個別に取付けることも可能である。
 図3では電磁ソレノイド32のプランジャ36と揺動部材33とをピン39と長孔43とで直接的に連結したが、プランジャ36と揺動部材33とをリンクプレートを介して間接的に連結したり、又は、電磁ソレノイド32に代えて電磁石と弾性体とで揺動部材33を動かす構造でも同様に適用できる。揺動部材33を電磁石と弾性体とで動かす場合には、軸41でケース31に取付けられた揺動部材33を鉄のような磁性体で形成するか、又は、合成樹脂やアルミニウムのような非磁性体で形成された揺動部材33に鉄のような磁性体を設け、電磁ソレノイド32に代えてケース31に電磁石を固定し、コイルスプリングのような弾性体のばね力を揺動部材33に与える。そのばね力の与えられる方向は揺動部材33の突起40が前側に出る方向である。
 そして、電磁石に電力が供給されると、当該電磁石に発生した磁力が上記磁性体を弾性体のばね力に抗して後方に吸引し、揺動部材33が図2の実線示位置から仮想線示位置へと開く一方、上記電磁石への電力供給が遮断されると、電磁石が消磁し、弾性体が揺動部材33を前方に押し、揺動部材33が図2の仮想線示位置から実線示位置へと閉じるようにする。これによって、図3の励磁コイル34よりも電磁石を揺動部材33に近づけて、開閉駆動機構30の裏側への突出量を減少することができる。
 第1・第2実施形態における制御装置での上側・下側入賞球検出器22;23から入力された信号の有効又は無効の取扱いを以下のように変更することも可能である。つまり、開閉体17の閉じ中は制御装置が上側・下側入賞球検出器22;23からの双方の球検出信号を有効にしてもよいし、開閉体17の開き中は制御装置が上側入賞球検出器22から入力された球検出信号を無効とし下側入賞球検出器23から入力された球検出信号を有効としてもよい。
 第1実施形態の上側入賞口15は普通図柄を始動するだけのきっかけを作る役を担ったが、普通図柄を始動するきっかけを作る役と賞球払出のきっかけを作る異なる複数の役を担うようにすれば、上側・下側入賞口15;16の双方が異なる複数の役を担うようにできる。同様に、第2実施形態の上側入賞口15に賞球払出のきっかけを作る役を加えてもよい。又、第1・第2実施形態の上側入賞口15は賞球払出だけのきっかけを作る役を担うようにしてもよい。このようにすれば、上側・下側入賞口15;16の双方が賞球払出のきっかけを作る役を担うことになるが、いずれの場合であっても払出される賞球数は上側入賞口15と下側入賞口16とで同数としても異ならせてもよい。
 第1実施形態において、上側入賞口15が普通図柄を始動するきっかけを担わずに賞球払出だけのきっかけを作る役を担うようにした場合には、図柄表示装置3から普通図柄表示領域3bを取り除くこともできるが、この普通図柄表示領域3bを取り除かずにそのままにしておき、複合型入賞口装置7以外の遊技盤1に普通図柄を始動するきっかけを担う入賞口を設けることもできる。
遊技盤を示す正面図。(第1実施形態) 複合型の入賞口装置を示す正面図。(第1実施形態) 図1のA−A線断面図。(第1実施形態) 開閉駆動機構を示す斜視図。(第1実施形態) 遊技盤を示す正面図。(第2実施形態) 遊技盤を示す正面図。(従来例)
符号の説明
1 遊技盤
2 ガイドレール
3 図柄表示装置
7 複合入賞装置
8;51 可変入賞装置
15 上側入賞口
16 下側入賞口
17 開閉体
45;53 扉
54 特定入賞口
55 一般入賞口

Claims (3)

  1.  遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と図柄表示装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉を備え、制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で図柄表示装置の普通図柄を可変制御した後に停止し、その停止した普通図柄が当たり図柄に揃うと、上記制御装置が複合型入賞口装置の開閉体を開閉する一方、複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で図柄表示装置の特別図柄を可変制御した後に停止し、その停止した特別図柄が当たり図柄に揃うと、制御装置が可変入賞口装置の扉を開閉することを特徴とするパチンコ機。
  2.  遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉と特定入賞口と一般入賞口とを備え、制御装置は複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉と複合型入賞口装置の開閉体とを所定回数又は所定時間開閉し、また、上記制御装置は複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉を上記所定回数又は所定時間よりも多い回数又は時間開閉し、また、複合型入賞口装置における開閉体の閉じ中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞を有効として扱うとともに複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞を無効として扱い、さらに、複合型入賞口装置における開閉体の開き中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞および複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞の双方を有効として扱うことを特徴とするパチンコ機。
  3.  遊技盤の遊技領域に複合型入賞口装置と可変入賞口装置とを備え、複合型入賞口装置が上側入賞口と下側入賞口と左右に開閉する開閉体とを備え、可変入賞口装置が前後に開閉する扉と特定入賞口と一般入賞口とを備え、制御装置は複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉と複合型入賞口装置の開閉体とを所定回数又は所定時間開閉し、また、上記制御装置は複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞で可変入賞口装置の扉を上記所定回数又は所定時間よりも多い回数又は時間開閉し、また、複合型入賞口装置における開閉体の閉じ中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口と下側入賞口とへの球の入賞の双方を有効として扱い、複合型入賞口装置における開閉体の開き中は上記制御装置が複合型入賞口装置の上側入賞口への球の入賞を無効として扱うとともに複合型入賞口装置の下側入賞口への球の入賞を有効として扱うことを特徴とするパチンコ機。
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