JPH04332578A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH04332578A
JPH04332578A JP3133598A JP13359891A JPH04332578A JP H04332578 A JPH04332578 A JP H04332578A JP 3133598 A JP3133598 A JP 3133598A JP 13359891 A JP13359891 A JP 13359891A JP H04332578 A JPH04332578 A JP H04332578A
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Kichihei Niiyama
新山 吉平
Koji Ito
伊東 広司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変動入賞装置を有す
るパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技域内に特別入賞口と、始動口
と、変動入賞装置を設け、特別入賞口に打球が入賞する
と、特別遊技の権利を発生し、この権利発生中に始動口
に打球が入賞すると、変動入賞装置を遊技者に利益な開
状態に変換して、入賞率の大きい特別遊技を行わせるパ
チンコ機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のパチンコ機は、特別入賞口の打球の入賞率の調整が難
しい。
【0004】即ち、特別入賞口の入賞率が低いと、特別
遊技の権利がなかなか発生せず、特別遊技が期待できな
いため、興味の薄いものとなってしまう。
【0005】半面、特別入賞口に入賞しやすくすると、
特別遊技の権利が発生した場合、特別遊技を十分に行わ
ないうちに、再度特別入賞口に入賞することで、権利が
消滅することもある。
【0006】このため、遊技の趣向に富んではいるもの
の、これを活かしにくいのである。
【0007】また、この種のパチンコ機は、特別入賞口
を特別入賞装置の凹室内に設け、特別入賞装置の入口部
の特定入賞口に入った打球が特別入賞口に入賞すると、
前述の権利を発生するのであるが、特別入賞口のまわり
にはずれ口等があって入賞が分かりにくい。
【0008】このため、特別入賞口に入賞したかどうか
紛らわしく、遊技者に不満を与えかねないのである。
【0009】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、特定入賞口
の入賞球を受け入れる凹室内に設けた特別入賞口と、特
定入賞口の入賞時に数字等の図柄を停止表示する可変表
示装置と、この停止図柄が当たりのときに特定入賞口の
入賞球を特別入賞口に導く誘導部材と、特別入賞口の入
賞をもとに特別遊技の権利を発生する権利発生手段と、
この権利発生時に始動口への打球の入賞にしたがって遊
技者に利益な開状態に変換する変動入賞装置とを備える
【0011】
【作用】特定入賞口に打球が入賞すると、可変表示装置
の表示が停止され、その停止図柄が当たりであれば、特
定入賞口の入賞球が誘導部材により特別入賞口に導かれ
る。
【0012】これにより、特別入賞口の入賞率が適正に
、容易に設定されるようになり、また可変表示装置の停
止図柄がはずれのときは、誘導部材により入賞球を凹室
外等に排出することで、入賞の判別がしやすくなる。
【0013】そして、特別入賞口に入賞すると、特別遊
技の権利が発生し、始動口の打球の入賞にしたがい変動
入賞装置が遊技者に利益な開状態に変換して特別遊技が
行われる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1、図2において、パチンコ機の遊技盤
1の表面には、ガイドレ−ル2で囲われた遊技部3のほ
ぼ中央に特定入賞口5を有する特別入賞装置4が、特別
入賞装置4の下方に変動入賞装置6が配設される。
【0016】特別入賞装置4の左側の遊技部3には始動
口7が配設され、右側の遊技部3には開閉翼9a,9b
を有する始動口8ならびに始動口8の直上方にゲート型
の開放口10が配設される。始動口7,8には入賞球を
検出する始動スイッチ11,12が、開放口10には通
過打球(入球)を検出する入球スイッチ13が設置され
る。
【0017】14は特別入賞装置4の上部に設けられる
天入賞口(一般入賞口)、15a,15b,16a,1
6bは遊技部3の左右下部および変動入賞装置6の左右
に設けられる袖および下段入賞口(一般入賞口)、17
a〜17dは風車等の転動誘導部材、18はアウト口、
19a,19bは装飾ランプである。
【0018】図示しないが遊技盤1の下方には、前面枠
にパチンコ球の供給皿と受け皿と打球発射装置の操作部
が配設され、供給皿から打球発射装置に入り発射された
打球はガイドレ−ル2に案内されて遊技部3内に入る。
【0019】特別入賞装置4は、図3〜図8のように遊
技盤1の表面に取付けられる基板24の上部中央に天入
賞口14の直下方にて特定入賞口5が開設され、基板2
4の下半部に周囲を枠25にて囲われる窓部26が形成
される。
【0020】特定入賞口5の左右には、基板24の両側
に鎧部27a,27bが、鎧部27a,27bの上端か
ら特定入賞口5の球受部28に続く案内面29が形成さ
れ、特定入賞口5が臨むように鎧部27a,27bから
案内面29、球受部28の下部にかけて前面側に飾り板
30が取付けられる。
【0021】特定入賞口5の直上部には、円周の一部を
切欠いた流入阻止部材31が基板24に回動自由に設け
られ、基板24の裏面にて貫通軸32が歯車33〜35
を介してモータ36に連結される。
【0022】特定入賞口5の球受部28にきた球は、図
4のように流入阻止部材31の切欠部37が特定入賞口
5に重なった状態にあるときに特定入賞口5に流入し、
図9のように切欠部37が特定入賞口5からずれた状態
にあるときは流入を阻止される。
【0023】常態ではモータ36は駆動され、流入阻止
部材31は緩やかな速度で回転しながら定期的に球を通
すが、所定の条件にあるときに流入阻止部材31が所定
期間、阻止状態を維持するようにモータ36は停止され
る(後述する)。
【0024】窓部26の枠25には下部にカバー壁を兼
ねる飾り板38が取付けられ、基板24の裏面には特定
入賞口5に続く案内路39および窓部26の奥方に略半
円筒状のケース40に囲われる凹室41が形成される。 42は天入賞口14の流下樋である。
【0025】案内路39はカバー43に覆われ、凹室4
1の奥方上部に開口され、開口部に入賞球を検出する特
定スイッチ44が設置される。開口部直下から左右対称
に凹室41の内壁に沿って前面側に下り傾斜する旋回路
45a,45bが形成され、一方の旋回路45bには球
が行かないように隔壁46が設けられる(図11、図1
2参照)。
【0026】凹室41の底部には旋回路45a,45b
の内側に周回路47が形成され、周回路47の内側に下
部に歯車48を取付けた回転体49が配設される。
【0027】回転体49は、表面に設けた横断溝50内
にて、回転体49の中心に特別入賞口51が形成され、
下部の歯車48を間にケース40の下面に取付けられる
ベース52上に回動自由に支承される。ベース52には
歯車48の穴を通して回転体49の特別入賞口51に続
く穴53が設けられる。
【0028】回転体49の歯車48には、ケース40の
後面に設置したモータ54の駆動歯車55がかみ合い、
モータ54の駆動により回転体49は所定の速度で回転
するようになっている。ベース52の下部には、穴53
に続く流路に特別入賞口51の入賞を検出する特別スイ
ッチ56が設置される。
【0029】凹室41の側面には、旋回路45a側に開
口部57が設けられ、開口部57に誘導部材を構成する
開閉扉58が配設される。
【0030】開閉扉58が閉じている状態では、旋回路
45aを流下する球はそのまま凹室41の底部の周回路
47に案内され(図10、図12参照)、開閉扉58が
旋回路45a側に開いている状態では、旋回路45aが
遮断して旋回路45aの球は開口部57を通り凹室41
外に排出される(図5、図11参照)。
【0031】開閉扉58は、ケース40の裏面に回動自
由に支持され、その開閉ピン59に回動部材60を介し
て駆動用のソレノイド61に連結される。ソレノイド6
1に通電すると、開閉扉58は開口部57を閉じ、ソレ
ノイド61の非通電時(常態)には、ソレノイド61の
リターンスプリングにより開閉扉58は旋回路45a側
に開く。
【0032】開口部57に続く凹室41外の流路には排
出球を検出する排出スイッチ62が設置され、そのスイ
ッチ62下流は前記特別スイッチ56下流の流下樋63
に合流される。
【0033】凹室41の中央には、天井側から吊着され
た飾りケース64にドッドマトリクス型のLEDからな
る特別装置図柄表示器(可変表示装置)65が配置され
る。
【0034】特別装置図柄表示器65は、左右それぞれ
に0〜9の数字(図柄)を表示可能なもので、常態では
左右の数字を所定の速度で変換表示し、前記特定スイッ
チ44がオンすると、スクロールしながら左右の変換表
示を停止する。
【0035】特別装置図柄表示器65の左右後方にて、
前記ケース40の外面に特別遊技の権利の発生を示す判
定ランプ66が配置される。また、前記窓部26の飾り
板38の裏面には装飾ランプ67が、凹室41の後方に
はケース40に取付ける配線基板68に装飾ランプ69
が配置される。
【0036】この特別入賞装置4は、打球が基板24の
鎧部27aまたは27bの左右上方向から入り、鎧部2
7aまたは27bに続く案内面29から特定入賞口5の
球受部28に乗ると、流入阻止部材31の切欠部37が
特定入賞口5に重なったときに特定入賞口5に入賞する
【0037】特定入賞口5に入った入賞球は、基板24
裏面の案内路39から特定スイッチ44を通って凹室4
1の後部に落ち、左側の旋回路45aを回りながら、こ
のとき凹室41の側面の開閉扉58が開口部57を閉じ
ている場合は、凹室41底部の周回路47に入り、開閉
扉58が旋回路45a側に開いている状態では、開口部
57から凹室41外に排出する。
【0038】周回路47に入った入賞球は、旋回路45
aからの勢いで周回路47を回動し、勢いが弱まってく
ると、所定の速度で回転する回転体49の横断溝50内
に入って、回転体49の特別入賞口51に入賞し、特別
スイッチ56をオンする。
【0039】また、凹室41外に排出した球は、排出ス
イッチ62をオンする。
【0040】なお、図1のように遊技盤1に特別入賞装
置4を取付けた状態にて、天入賞口14の命釘90に続
いて基板24の左右上端付近まで鎧状に釘群91が植設
されると共に、その末端の釘とで特定入賞口5側への流
入確率を決める命釘92が鎧部27a,27bの直上部
に植設される。
【0041】遊技部3の右側に配設される開放口10は
、図2のように打球が通過するだけのもの(賞球はない
)で、通過打球を検出する入球スイッチ13は開放口1
0に一体に設けられる。
【0042】同じく遊技部3の右側に配設される始動口
8は、基板70に配設した開閉翼9a,9bが打球を受
け入れにくい閉状態から打球を受け入れやすい開状態に
変換可能であり、基板70の裏面側に駆動用のソレノイ
ド(図示しない)が設けられる。
【0043】ソレノイドをオンすると、開閉翼9a,9
bは閉状態から開状態に変換され、ソレノイドをオフす
ると、開閉翼9a,9bは開状態から閉状態に戻る。
【0044】始動口8の前飾り板71には可変表示器7
2が、可変表示器72の左右の前飾り板71の裏面には
記憶表示LED(図示しない)が配置される。
【0045】可変表示器72は、7セグメント型のLE
Dからなり、前記開放口10に通過打球があると、0〜
9の数字(図柄)を順に変換表示すると共に、所定時間
の経過後に変換を停止する。この停止時の表示が所定の
数字のときに始動口8の開閉翼9a,9bがソレノイド
を介して開駆動される(後述する)。記憶表示LEDは
、開放口10に通過打球が続いた場合に点灯し、後続球
がない可変表示器72の変換表示中は点滅する。
【0046】なお、始動口8の入賞球を検出する始動ス
イッチ12は、基板70の開口奥部に設置される。
【0047】始動口8の直上方に開放口10が配設され
るが、この場合開放口10の通過打球がそのまま始動口
8に入賞しないように、始動口8の命釘73と開放口1
0との間に開放口10の通過打球の流下方向を規制する
障害釘74が植設される。始動口8の開閉翼9a,9b
に閉時に完全に閉じるタイプのものを用いた場合は、障
害釘74は不要である。
【0048】一方、遊技部3の右側上部には、図2のよ
うに打球発射装置から発射された打球の流れを規制して
開放口10ならびに始動口8側に導く案内手段75が設
けられる。
【0049】案内手段75は、ガイドレール2の途中に
固定するクッション76と、クッション76に対峙する
規制釘77からなり、クッション76には発射打球を受
けた際の打球の跳ね返りが極めて小さい柔らかなゴムが
用いられ、規制釘77はクッション76が受けた打球が
遊技部3中央の特別入賞装置4側に行かないようにフェ
ンス状に植設される。
【0050】即ち、遊技部3の右側を狙って球を発射す
るいわゆる右打ちを行うと、発射打球は案内手段75の
クッション76に受け止められてほぼ真下に、ならびに
跳ね返った打球は規制釘77に阻まれてほぼ真下に落ち
、開放口10、始動口8側に向かうのである。したがっ
て、右打ちを行った場合は、打球が遊技部3右側の開放
口10あるいは開閉翼9a,9bが開いているときの始
動口8に入りやすくなる半面、中央の特別入賞装置4側
に向かわなくなる。
【0051】なお、始動口7,8の特別入賞装置4側を
通り抜けた打球は各案内釘を介して下部の変動入賞装置
6に向かうようになっている。
【0052】変動入賞装置6は、図13のように基板7
8の中央上部に入賞口となる開口部79が設けられ、開
口部79に打球を受け入れない閉状態(不利益な状態)
と、打球を受け入れやすい開状態(利益な状態)とに変
換可能な開閉扉80が配設される。
【0053】開閉扉80は、下部両端のピンを介して回
動自由に支持され、基板78の裏面側に設けた駆動用の
ソレノイド(図示しない)をオンすると、閉状態から開
状態に変換され、ソレノイドをオフすると、開状態から
閉状態に戻る。
【0054】開口部79の奥方には開口部79に入った
入賞球を導く流下樋が形成され、流下樋の途中には入賞
球を検出するカウントスイッチ81が設置される。
【0055】開口部79の下方には開口部79の左右に
形成した一般入賞口16a,16bの下部側から中央前
部に位置して前飾り板82が配設され、前飾り板82の
中央に計数表示器83が配置される。
【0056】計数表示器83は、7セグメント型のLE
Dからなり、特別遊技の発生時に前記始動口7,8の入
賞球数ならびに変動入賞装置6の開口部79の入賞球数
を表示する。この際、変動入賞装置6の開閉扉80の開
回数を表示するようにしても良い。
【0057】また、基板78の裏面側には、図示しない
が装飾ランプが配置される。
【0058】図14は制御系のブロック構成を示すもの
で、制御装置100はCPU101、ROM102、R
AM103、バッファゲート104、出力ポート105
等からなるマイクロコンピュータにて構成され、ROM
102に定めたプログラムデータおよび特別入賞装置4
内の特定スイッチ44、特別スイッチ56、排出スイッ
チ62、開放口10の入球スイッチ13、始動口7,8
の始動スイッチ11,12、変動入賞装置(大入賞口)
6内のカウントスイッチ81等の検出信号に基づいて、
特定入賞口5の流入阻止部材31のモータ54、特別装
置図柄表示器65、誘導部材のソレノイド61、始動口
8の可変表示器72、記憶表示LED、その開閉翼9a
,9bのソレノイド、変動入賞装置6の開閉扉80のソ
レノイド、計数表示器83、各ランプ等を制御する。
【0059】106は制御周期(2m秒)を定める分周
回路、107はサウンドジェネレータ、108はスピー
カである。
【0060】次に、制御内容を図15〜図24のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0061】図15はメインフローを示すもので、初期
設定後、各処理を実行する。
【0062】不正処理は、図16のように変動入賞装置
6内のカウントスイッチ81のオンもしくはショートが
所定時間(例えば2.9秒以上)続いたときに不正とし
、またその開閉扉80の開状態でカウントスイッチ81
が1度もオンしないときも不正とする(1.10,1.
12、図22参照)。
【0063】不正の場合、所定のランプに不正表示を行
い、不正音等を出力すると共に(図23、図24参照)
、図17、図18のように不正が解消されるまで不正処
理以外の処理を中断する。
【0064】普通図柄・電役制御処理は、始動口8の開
閉翼9a,9bを制御するもので、図19のように開放
口10(ゲート)を打球が通過すると、その入球数を4
つまで記憶し、記憶を基に始動口8の可変表示器72の
図柄(普通図柄)の変動(変換表示)を開始する(2.
01〜2.03,2.13〜2.16)。
【0065】可変表示器72の変動タイマがタイムアッ
プすると、図柄の変動を停止し、その停止時の表示が例
えば0以外のときは当たりとして、始動口8(普通電役
)の開閉翼9a,9bを開く(2.07〜2.12)。
【0066】そして、開閉翼9a,9bの作動タイマが
タイムアップすると、開閉翼9a,9bを閉じ、また入
球数の記憶があれば、これらの処理を繰り返す(2.0
4〜2.06)。
【0067】可変表示器72の変動タイマは、変動入賞
装置6の開閉扉80の開時間(例えば最大9.5秒)と
同等に設定される。開閉翼9a,9bの作動タイマは、
短時間(例えば0.6秒)に設定される。
【0068】なお、パチンコ機の前面枠に可変表示器7
2のストップスイッチを設け、ストップスイッチを押す
と可変表示器72の図柄の変動を停止できるようにして
も良い。
【0069】特定入賞制御処理は、特定入賞口5の流入
阻止部材31、特別入賞装置4の誘導部材を制御するも
ので、図20のように特定入賞口5に入賞し特定スイッ
チ44がオンすると、流入阻止部材31の回転を停止す
ると共に、特別装置図柄表示器65の左右の図柄(特定
図柄)の変動を停止し、その左右の図柄の組み合わせが
当たりかどうかを判定する(3.07〜3.10)。
【0070】そして、図柄の組み合わせがはずれのとき
は、誘導部材の開閉扉58を開状態(排出状態)に維持
したままにし、当たりのときは、開閉扉58を閉じて旋
回路45aを開通する非排出状態に駆動する(3.11
)。
【0071】はずれのときは、特定入賞口5から旋回路
45aに入った入賞球が開口部57から凹室41外に排
出されると共に、排出スイッチ62のオン後、流入阻止
部材31の回転および特別装置図柄表示器65の図柄の
変動を開始する(3.04〜3.06)。
【0072】当たりのときは、旋回路45aに入った入
賞球が周回路47に導かれ、周回路47から凹室41底
部の回転体49の横断溝50内に流入して、特別入賞口
51に入賞すると、特別スイッチ56のオンと同時に誘
導部材の開閉扉58を開状態に戻し、流入阻止部材31
の回転および特別装置図柄表示器65の図柄の変動を開
始する(3.02〜3.06)。
【0073】なお、特別装置図柄表示器65の停止時の
図柄の組み合わせは、乱数を基に決定される。
【0074】特別装置作動制御処理は、特別遊技の権利
の発生、消滅を制御するもので、図21のように特定入
賞口5の入賞球が特別入賞口51に入賞し、特別スイッ
チ56がオンした場合、権利発生中になければ特別遊技
の権利を発生し、権利発生中にあれば特別遊技の権利を
消滅する(4.01〜4.03,4.05)。
【0075】特別遊技の権利が発生した場合、始動口7
,8の入賞数を計数するカウンタをクリアする(4.0
4)。
【0076】大入賞口作動制御処理は、特別遊技を実行
するもので、図22のように権利発生中に始動口7,8
に入賞すると、変動入賞装置6の開閉扉80を開くと共
に、始動口7,8の入賞毎にその入賞数をカウントする
(5.10〜5.16)。
【0077】次に、変動入賞装置6の開閉扉80が開い
てから、変動入賞装置6の入賞数をカウントスイッチ8
1が10個カウント、もしくは所定時間(例えば9.5
秒)が経過すると、開閉扉80を閉じ、1回の特別遊技
を終了する(5.01〜5.07)。
【0078】このとき、カウントスイッチ81の入賞カ
ウントが“0”の場合、ノーカウント不正処理が開始さ
れる(5.08,5.09)。
【0079】変動入賞装置6の開閉扉80が閉じた後、
始動口7,8に入賞すると、再び開閉扉80が開き、こ
れらの処理を繰り返し行う。
【0080】そして、この後始動口7,8の入賞数が1
6になると、特別遊技の権利が消滅する(5.17,5
.18)。なお、特別遊技中に権利が消滅した場合、そ
の特別遊技は行われる。
【0081】ランプ・LED表示処理は、図23のよう
に開放口10の通過記憶がある場合、始動口8の記憶L
EDを点灯し、始動口8の開閉翼9a,9bの開作動中
は記憶LEDを点滅する(6.03,6.10,6.1
1)。
【0082】特別遊技の権利発生中は、特別入賞装置4
の各ランプ等を点滅すると共に、変動入賞装置6の計数
表示器83に始動口7,8の入賞カウント数を表示する
(6.07〜6.09)。
【0083】変動入賞装置6の開閉扉80の開作動中は
、変動入賞装置6のランプ、装飾ランプ等を点滅すると
共に、計数表示器83に変動入賞装置6の入賞カウント
数を表示する(6.04〜6.06)。
【0084】なお、特別遊技の権利発生時に特別装置図
柄表示器65の表示を明るく点滅し、はずれ時や権利消
滅時にその表示を明るく点灯する。
【0085】音声出力処理は、図24のように始動口8
の可変表示器72の変動中はスクロール音を出力し、そ
の開閉翼9a,9bの開作動中はワンショット音を出力
する(7.07〜7.10)。
【0086】特別遊技の権利発生時はファンファーレ音
を出力し、権利発生中は権利表示音を出力する(7.1
1,7.12)。また、権利の消滅の場合は、消滅音を
出力する。
【0087】変動入賞装置6の開閉扉80の開時は開放
音を出力し、開作動中はカウントスイッチのオン毎にワ
ンショットのカウント音を出力する(7.03〜7.0
6)。
【0088】図25、図26に各制御を機能別のブロッ
クに示す。
【0089】通常時は、特定入賞口の流入阻止部材が緩
やかな速度で回転し、表示図柄更新制御手段が所定の周
期で特定図柄表示制御手段を介し特別装置図柄表示器の
表示を変換する。
【0090】特定入賞口の特定スイッチがオンすると、
そのときの表示図柄更新制御手段の図柄を図柄記憶手段
が記憶し、この図柄にて特定図柄表示制御手段が特別装
置図柄表示器の表示を停止する。この際、流入阻止制御
手段が駆動制御手段を介し流入阻止部材の回転を停止す
る。
【0091】同時に、図柄記憶手段が記憶した図柄から
停止図柄判定手段が当たりかどうかを判定し、はずれの
ときは、誘導部材の開閉扉を開状態に維持し、当たりで
あれば、特別入賞装置の誘導部材駆動制御手段が誘導部
材の開閉扉を閉状態に駆動する。
【0092】そして、はずれのときは、特定入賞口の入
賞球が特別入賞装置外に排出され、排出スイッチがオン
すると、特定図柄表示制御手段が特別装置図柄表示器の
表示の変換を再開し、流入阻止制御手段が流入阻止部材
の回転を復帰する。
【0093】これに対し、当たりのときは、入賞球が誘
導部材により特別入賞口に導かれ、特別スイッチがオン
すると、同じく特別装置図柄表示器の表示の変換を再開
し、流入阻止部材の回転を復帰すると共に、特別装置作
動制御手段が特別遊技の権利の発生、消滅を判定する。
【0094】この場合、権利発生中にないときは特別遊
技の権利を発生し、権利発生中にあれば特別遊技の権利
を消滅する。
【0095】特別遊技の権利が発生すると、始動口の始
動スイッチのオンをもとに始動入賞制御手段が開指令を
出し、変動入賞装置駆動制御手段がソレノイドを駆動し
て変動入賞装置を開き、所定時間もしくはカウントスイ
ッチをもとに入賞数計数手段が所定数をカウントすると
変動入賞装置を閉じる。
【0096】始動入賞制御手段は、変動入賞装置の閉時
に始動スイッチがオンした場合に開指令を出す。始動ス
イッチのオン回数は、オン毎に始動入賞計数手段が短時
間入賞数表示器(計数表示器)に表示し、変動入賞装置
の入賞数は、入賞数計数手段が変動入賞装置の開時に入
賞数表示器(計数表示器)に表示する。変動入賞装置の
作動回数は、大入賞口作動回数計数手段が作動回数表示
器(計数表示器)に表示する。
【0097】権利発生中に始動スイッチのオン回数が所
定数になると、始動入賞計数手段が権利消滅を特別装置
作動制御手段に指令する。同じく権利発生中に、特別ス
イッチがオンすると、特別装置作動制御手段が権利を消
滅する。
【0098】一方、開放口の入球スイッチがオンすると
、始動口開放制御手段が普通図柄表示制御手段を介して
可変表示器の表示を変換すると共に、所定時間の経過後
に可変表示器の表示を停止する。
【0099】可変表示器の停止時の図柄が所定の図柄で
あれば、普通図柄表示判定手段が当たりを判定し、普通
電動役物駆動制御手段が始動口のソレノイドを駆動して
その開閉翼を短時間開く。
【0100】入球スイッチのオンは始動口開放制御手段
が一定数まで記憶し、その記憶がある毎に可変表示器を
動作する。また、その記憶を記憶表示LEDが表示する
【0101】次に、遊技と共に各動作を説明する。
【0102】通常時に、特定入賞口5の流入阻止部材3
1は緩やかな速度で回転し、特別装置図柄表示器65は
左右に所定の速度でそれぞれ0〜9の数字を変換表示し
ている。
【0103】遊技に入り、遊技部3に発射された打球が
特別入賞装置4の鎧部27a,27bの左右上方向から
天入賞口14の下部に入って、案内面29から特定入賞
口5の球受部28に乗ると、流入阻止部材31の切欠部
37が特定入賞口5に重なったときに特定入賞口5に入
賞する。
【0104】回転する流入阻止部材31を設けたため、
球受部28に乗った打球は待機することが多く、また案
内面29側に続けて打球が入っても、特定入賞口5に連
続して入賞することはない。
【0105】特定入賞口5に入賞すると、入賞球は案内
路39から特定スイッチ44を通って特別入賞装置4の
凹室41の後部に落ち、この際特定スイッチ44のオン
に伴い、流入阻止部材31の回転ならびに特別装置図柄
表示器65の左右の変換表示が停止する。
【0106】そして、この停止時の左右の表示の組み合
わせがはずれのときは、凹室41の旋回路45aに入っ
た入賞球は、旋回路45a側に開いている誘導部材の開
閉扉58を介し開口部57から凹室41外に排出される
【0107】この一方、停止時の左右の表示の組み合わ
せが当たりであれば、誘導部材の開閉扉58が開口部5
7を閉じて旋回路45aが開通し、このため旋回路45
aに入った入賞球は、そのまま旋回路45aを回りなが
ら凹室41底部の周回路47に入る。
【0108】周回路47に入ると入賞球は、旋回路45
aからの勢いで回転している回転体49の回りを回動す
ると共に、勢いが弱まってくると回転体49の横断溝5
0内に入って、特別入賞口51に入賞し、このとき権利
発生中になければ特別遊技の権利が発生する。
【0109】ここで旋回路45aの入賞球が、凹室41
外に排出もしくは特別入賞口51に入賞すると、流入阻
止部材31の回転ならびに特別装置図柄表示器65の左
右の変換表示が再開される。
【0110】このように、特定入賞口5の入賞を基に変
換表示を停止する特別装置図柄表示器65を設け、その
停止時の表示の組み合わせが当たりのときに、特別入賞
口51に入賞するようにしたので、特別装置図柄表示器
65の当たりの発生確率によつて、特別入賞口51の入
賞率を容易に設定することができる。
【0111】このため、特定入賞口5の鎧部27a,2
7b回りの命釘92等の調整が容易になると共に、特別
装置図柄表示器65の当たりの発生確率を変える乱数等
を選定することで、特別入賞口51の入賞率を自由にか
つ遊技の興趣を高める適正値に設定することができる。 特に、特別装置図柄表示器65を用いたことで、特定入
賞口5へ入賞しやすくすることができ、これにより遊技
の趣向を十分に活かすことができる。
【0112】また、特別装置図柄表示器65の表示の組
み合わせがはずれの場合は、特定入賞口5の入賞球が誘
導部材により凹室41外に排出され、当たりの場合は、
特定入賞口5の入賞球が誘導部材により特別入賞口51
に導かれる。
【0113】このため、入賞球が特別入賞口51に入賞
したかどうかを的確に判別することができ、遊技者に疑
問や不快感を持たせることを回避できる。
【0114】他方、特定スイッチ44がオンすると、そ
の入賞球が凹室41外に排出もしくは特別入賞口51に
入賞するまで流入阻止部材31の回転を停止するため、
特定入賞口5の案内路39から凹室41内にかけて複数
の球が入ることはない。
【0115】このため、特定入賞口5の球受部28に複
数の球があっても、特別装置図柄表示器65の停止中に
特定スイッチ44がオンすることで表示停止のチャンス
を逸することはなく、入賞球毎にその停止時の表示の組
み合わせが当たりになるかどうかを楽しむことができ、
権利発生の期待感は高まる。
【0116】そして、特別遊技の権利が発生すると、遊
技部3の右側を狙って球を打つ右打ちを行うことになる
。これにより、遊技部3の右側に発射された打球は、案
内手段75のクッション76、規制釘77に阻まれてほ
ぼ真下の開放口10、始動口8側に向かい、多くの打球
が開放口10を通過する。
【0117】打球が開放口10を通過すると、その入球
スイッチ13のオンの記憶(4つまで)に基づき始動口
8の可変表示器72の表示の変換が行われ、9.5秒経
過すると変換が停止される。この停止時の可変表示器7
2の表示が1〜9にあれば、始動口8の開閉翼9a,9
bが短時間(0.6秒)開かれる。
【0118】短時間でも始動口8の開閉翼9a,9bが
開かれると、右打ちを行っている場合、案内手段75か
ら打球が連続的に開放口10、始動口8側に向かうため
、打球は難無く始動口8に入賞する。なお、開閉翼9a
,9bの0.6秒の開にてほぼ1個の打球が入賞するよ
うになる。
【0119】そして、始動口8(または7)に入賞する
と、特別遊技に入り、変動入賞装置6の開閉扉80が開
かれる。
【0120】変動入賞装置6の開閉扉80が開かれると
、開口部79に打球が次々と入賞し、多数の賞球が獲得
されると共に、この際開口部79の入賞数が10個にな
るとまたは9.5秒経過すると、開閉扉80が閉じられ
、1回の特別遊技が終了する。
【0121】この特別遊技が終了すると、また入球スイ
ッチ13のオン記憶に基づき可変表示器72の表示変換
が行われるが、この場合前回の可変表示器72の表示変
換中等に、入球スイッチ13の未処理のオン記憶があれ
ば、その可変表示器72の表示変換停止後(始動口8の
開閉翼9a,9bの閉後)、特別遊技に並行して可変表
示器72の表示変換が行われ、9.5秒経過すると変換
が停止され、その停止時の表示が1〜9にあれば、再び
始動口8の開閉翼9a,9bが短時間開かれる。
【0122】即ち、特別遊技の前に開放口10の通過球
が複数あれば、入球スイッチ13の未処理のオン記憶に
基づき、特別遊技に入るとほぼ同時に可変表示器72の
表示変換が開始され、9.5秒(最大時間)の特別遊技
が終了するとほぼ同時にその表示変換が停止され、これ
により、停止時の表示が0(確率は小さい)のときを除
いて、特別遊技が終了するのに伴い、始動口8の開閉翼
9a,9bが短時間開かれる。この際、前回と同じく始
動口8に容易に打球が1個入賞する。
【0123】そして、始動口8(または7)に入賞する
と、次の特別遊技に入り、再び変動入賞装置6の開閉扉
80が開かれる。
【0124】この開閉扉80の開後、開口部79の入賞
数が10個になるとまたは9.5秒経過すると、開閉扉
80が閉じられ、この回の特別遊技が終了する。
【0125】この特別遊技が終了すると、また入球スイ
ッチ13のオン記憶に基づき可変表示器72の表示変換
が行われるが、この場合前回と同じく特別遊技の前に入
球スイッチ13の未処理のオン記憶があれば、この回の
特別遊技に入るときに可変表示器72の表示変換が開始
され、この回の特別遊技が終了するのに伴い、表示変換
が停止され、その停止時の表示が0のときを除き、始動
口8の開閉翼9a,9bが短時間開かれる。そしてこの
際、始動口8に容易に打球が1個入賞する。
【0126】このように、特別遊技の権利発生中に、開
放口10の通過球の記憶に基づき可変表示器72の表示
変換が行われ、この停止時の表示が所定の図柄にあれば
、始動口8の開閉翼9a,9bが開かれるので、始動口
8に打球を容易に入賞可能である。
【0127】このため、特別遊技の権利が発生した際に
、始動口になかなか入賞せずに特別遊技に入るまでに持
玉を無くすといったことはなく、速やかに特別遊技に入
ることができる。
【0128】他方、可変表示器72の表示変換時間を特
別遊技時間(最大9.5秒)に合わせ、特別遊技中にな
くその変換停止後、始動口8の開閉翼9a,9bが開い
たときに、その短時間の開にて始動口8にほぼ1個の打
球を入賞可能なため、始動口8の入賞が一方的に増える
ことなく、その入賞毎に繰り返し特別遊技を行うことが
できる。
【0129】このため、特別遊技の権利発生中に特別遊
技を幾回も行っていないのに、始動口7,8の入賞数が
一定数(16個)に達して、せっかくの権利が消滅して
しまうといったことはなく、規定回数の特別遊技を確実
に行うことができる。
【0130】また、開放口10の通過球の記憶に基づき
、記憶がある毎に可変表示器72の表示変換が特別遊技
時間に合った所定周期で繰り返し行われ、かつその変換
が停止する毎に高い確率にて始動口8の開閉翼9a,9
bが開かれるので、特別遊技が終了する毎にほぼ定期的
に始動口8に打球を入賞させることができる。
【0131】このため、特別遊技の終了に合わせてタイ
ミング良く次の特別遊技に入ることができ、スピード感
に溢れる遊技が可能である。
【0132】また、右打ちを行っている場合、発射され
た打球は案内手段75を介して開放口10、始動口8側
に向かい、多くの打球が開放口10を通過すると共に、
効率良く始動口8に入賞するようになる。また、この場
合には、打球が遊技部3中央にある特別入賞装置4の特
定入賞口5側に入賞することはなく、もちろん遊技部3
の左側に打球が流れて始動口7に入賞することもない。
【0133】このため、右打ちを行えば、より速やかに
規定回数の特別遊技を行えるようになり、これにより十
分な賞球を獲得できると共に、権利中に打球が特別入賞
装置4の特定入賞口5に入賞することで、せっかく発生
した権利が消滅するといった不安を解消でき、十分に特
別遊技を楽しむことができる。
【0134】なお、可変表示器72の停止時の表示が0
で始動口8の開閉翼9a,9bが開かないときや開閉翼
9a,9bが開いても打球が始動口8に入賞しないとき
は、特別遊技に入れないが、この場合可変表示器72の
ストップスイッチを設け、遊技者がストップスイッチを
押すことでその変換を停止できるようにすれば、次の可
変表示器72の表示変換を短縮でき、その分待たずにす
む。また、1回の特別遊技中に変動入賞装置6に10個
の打球が入賞すると、時間(9.5秒)内に特別遊技が
終了するため、相対的に可変表示器72の変換停止が遅
れることになるが、この際ストップスイッチを押すこと
で可変表示器72の変換停止を早めることがでる。
【0135】そして、この後始動口7,8の入賞数が一
定数に達すると、特別遊技の権利が終了する。なお、特
別遊技の権利は、始動口7,8の入賞数が一定数に達し
た時点で消滅するが、その最後の特別遊技は行われる。
【0136】このように、特別遊技の権利が発生した場
合に特別遊技が行われるのであり、入賞が特別遊技の条
件である始動口8に開閉翼9a,9bを設け、この開閉
翼9a,9bを開放口10の打球の通過に基づき表示変
換を行う可変表示器72を介して、一定時間毎に開くよ
うにしたので、始動口8の命釘等の具合によって、権利
発生時に始動口8に打球がなかなか入賞しなかったり、
あるいは打球が立て続けに入賞するといった不都合を解
消でき、微妙な釘調整等が不要になる。
【0137】また、可変表示器72の表示変換時間を特
別遊技時間に合わせると共に、その変換の停止毎に高い
確率で短時間始動口8の開閉翼9a,9bを開くように
したので、特別遊技の終了毎に始動口8にほぼ1個の打
球を入賞することができる。
【0138】このため、権利が発生した場合に、タイミ
ング良く速やかに規定回数の特別遊技を行え、したがっ
て遊技者は特別遊技の間隔が開くことで不快や不安を感
じることなく、特別遊技を十分に満喫できる。
【0139】なお、実施例では可変表示器72の表示が
所定の図柄のときに始動口8の開閉翼9a,9bが1回
(0.6秒)開くが、この場合その開時間を長くして打
球が1個入賞すると開閉翼9a,9bが閉じるようにし
ても良い。
【0140】一方、特別遊技の権利中にない場合でも、
始動口8の開閉翼9a,9bが開くと打球が始動口8に
入賞するようになるが、権利の発生を狙って特定入賞口
5に入賞させるように遊技部3の中央に打球を打ってい
る場合には、遊技部3の右側に配置した始動口8ならび
に開放口10に打球が向かいにくい。このため、通常時
は始動口8が開きにくいため、その入賞によって賞球が
増えることはない。
【0141】また、通常時には可変表示器72の表示が
当たりとなって始動口8の開閉翼9a,9bが開く確率
を小さくしても良い。
【0142】
【発明の効果】以上のように本発明は、特定入賞口の入
賞球を受け入れる凹室内に設けた特別入賞口と、特定入
賞口の入賞時に数字等の図柄を停止表示する可変表示装
置と、この停止図柄が当たりのときに特定入賞口の入賞
球を特別入賞口に導く誘導部材と、特別入賞口の入賞を
もとに特別遊技の権利を発生する権利発生手段と、この
権利発生時に始動口への打球の入賞にしたがって遊技者
に利益な開状態に変換する変動入賞装置とを備えたので
、釘調整等によらず特別入賞口の入賞率を容易に適正値
に設定することができ、また特別入賞口に入賞したかど
うかを的確に判別できるため、遊技者に不快感を与える
ことがなく、したがって権利発生への期待を高めながら
遊技を楽しく行うことができ、遊技の高い興趣を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】開放口部分の構成図である。
【図3】特別入賞装置の正面図である。
【図4】特別入賞装置の斜視図である。
【図5】特別入賞装置の後方からの斜視図である。
【図6】特別入賞装置のケース部分の斜視図である。
【図7】誘導部材の駆動部材の斜視図である。
【図8】特別入賞装置の分解斜視図である。
【図9】流入阻止部材の作動状態を示す説明図である。
【図10】誘導部材の作動状態を示す説明図である。
【図11】特別入賞装置の入賞球の流れを示す説明図で
ある。
【図12】特別入賞装置の入賞球の流れを示す説明図で
ある。
【図13】変動入賞装置の斜視図である。
【図14】制御系のブロック構成図である。
【図15】制御内容を示すフローチャートである。
【図16】制御内容を示すフローチャートである。
【図17】制御内容を示すフローチャートである。
【図18】制御内容を示すフローチャートである。
【図19】制御内容を示すフローチャートである。
【図20】制御内容を示すフローチャートである。
【図21】制御内容を示すフローチャートである。
【図22】制御内容を示すフローチャートである。
【図23】制御内容を示すフローチャートである。
【図24】制御内容を示すフローチャートである。
【図25】制御機能別の入力側のブロック図である。
【図26】制御機能別の出力側のブロック図である。
【符号の説明】
1  遊技盤 3  遊技部 4  特別入賞装置 5  特定入賞口 6  変動入賞装置 7  始動口 8  始動口 9a,9b  開閉翼 10  開放口 11  始動スイッチ 12  始動スイッチ 13  入球スイッチ 19a,19b  装飾ランプ 24  基板 28  球受部 31  流入阻止部材 36  モータ 37  切欠部 41  凹室 44  特定スイッチ 45a,45b  旋回路 49  回転体 51  特別入賞口 54  モータ 56  特別スイッチ 57  開口部 58  開閉扉 61  ソレノイド 62  排出スイッチ 65  特別装置図柄表示器 66  判定ランプ 67  装飾ランプ 69  装飾ランプ 72  可変表示器 75  案内手段 76  クッション 77  規制釘 79  開口部 80  開閉扉 81  カウントスイッチ 83  計数表示器 100  制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  特定入賞口の入賞球を受け入れる凹室
    内に設けた特別入賞口と、特定入賞口の入賞時に数字等
    の図柄を停止表示する可変表示装置と、この停止図柄が
    当たりのときに特定入賞口の入賞球を特別入賞口に導く
    誘導部材と、特別入賞口の入賞をもとに特別遊技の権利
    を発生する権利発生手段と、この権利発生時に始動口へ
    の打球の入賞にしたがって遊技者に利益な開状態に変換
    する変動入賞装置とを備えたことを特徴とするパチンコ
    機。
  2. 【請求項2】  凹室内に特定入賞口の入賞球を旋回す
    る旋回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパ
    チンコ機。
  3. 【請求項3】  誘導部材は、可変表示装置の停止図柄
    がはずれのときに特定入賞口の入賞球を凹室外に排出す
    る開閉扉からなることを特徴とする請求項1に記載のパ
    チンコ機。
  4. 【請求項4】  特定入賞口に打球の入賞を遅延する流
    入阻止部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    パチンコ機。
  5. 【請求項5】  流入阻止部材は、間欠的に打球を通す
    回転体からなることを特徴とする請求項4に記載のパチ
    ンコ機。
  6. 【請求項6】  流入阻止部材は、特定入賞口の入賞後
    、その入賞球が特別入賞口に入賞もしくは凹室外に排出
    するまで回転を停止するようになっている請求項5に記
    載のパチンコ機。
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