JPH0647496Y2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH0647496Y2
JPH0647496Y2 JP1987129192U JP12919287U JPH0647496Y2 JP H0647496 Y2 JPH0647496 Y2 JP H0647496Y2 JP 1987129192 U JP1987129192 U JP 1987129192U JP 12919287 U JP12919287 U JP 12919287U JP H0647496 Y2 JPH0647496 Y2 JP H0647496Y2
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俊夫 山本
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ユニバーサル販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパチンコ遊技機に関し、詳しくは、特定入賞口
に打球すなわち遊技盤面上に打ち出された遊技球が入賞
したとき又は他の条件が達成されたとき一定時間遊技者
に有利な開成状態となる変動入賞装置を備えたパチンコ
遊技機に関する。
〔従来の技術〕
従来のパチンコ遊技機において、例えば特定入賞口に打
球が入賞したとき遊技者に有利な開成状態となる変動入
賞装置としては、所謂チューリップが一般的出あるが、
この他にアタッカと称する入賞装置も用いられている。
これは、例えば特公昭60-58984号や特開昭60-68883号に
示されているように、遊技盤の前方へ開成可能なプレー
トと、そのプレートが開いたとき打球が入賞できる入賞
口とを有し、通常の遊技状態ではプレートを閉じたまま
で入賞口を塞いでいるが、予め定めた条件が達成される
と、プレートを開いてパチンコ球を入賞口に受け入れる
状態、すなわち遊技者に有利な状態となるものである。
これらのパチンコ機において変動入賞装置を開成状態と
する条件としては、単に特定入賞口に打球が入ることの
ほか、特公昭60-58984号のように、特定入賞領域への入
賞により始動して複数の表示パターンを表示する可変表
示装置が、遊技者の停止操作により又は一定時間後、特
定の表示パターンにて停止すること、或は特公昭60-688
83号のように、通常の遊技状態では複数個のランプを順
次点灯させている可変表示装置が、特定入賞領域への入
賞により特定のランプを点灯させた状態で停止すること
等が採用されている。
更に、特公昭60-58984号のパチンコ機では、変動入賞装
置が開成状態にある間に打球が特定領域を通過すると、
変動入賞装置は閉成後再び開成状態となるようにしてい
る。これは、Vゾーンと称する特定領域を備えたパチン
コ機におけるV継続として知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような変動入賞装置を備えたパチ
ンコ遊技機にあっては、V継続の条件を与える場合、変
動入賞装置内に設けた複数個(例えば3個)の入賞口の
1つ(例えば中央の入賞口)を特定領域(Vゾーン)と
していたので、遊技者にとっては、Vゾーンは単に特定
入賞口の1つにすぎず、位置が固定された他の入賞口と
同様に変化に乏しいため、V継続遊技の興趣が失われ易
いという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
V継続の条件として偶然性と所定の表示態様を作るとい
う目標とを備えたゲームを付加することにより、遊技者
に興趣に富むV継続遊技を与えるパチンコ遊技機を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、遊技盤面上の複数の特定入賞領域に対
応した位置に複数の表示器を配置し、変動入賞装置が開
成状態となっている間、上記表示器でV継続条件の前提
となる表示を行い、その表示中に遊技盤面上に打ち出さ
れた遊技球が特定入賞領域のいずれかに入賞した時のタ
イミングにより、当該特定入賞領域に対応する表示器を
特定した表示状態とし、その後、複数の表示器が所定の
表示態様を表わすに至ったとき、V継続条件が達成され
るようにした。
すなわち、本考案は、遊技盤面に設けた特定入賞口への
入賞その他の条件が達成されたとき一定時間遊技者に有
利な開成状態となる変動入賞装置を備えたパチンコ遊技
機において、遊技盤面上の複数の特定入賞領域に対応し
て配置された複数の表示器と、遊技盤面上に打ち出され
た遊技球が複数の特定入賞領域の各々に入賞したとき入
賞球検出信号を出力する検出手段と前記変動入賞装置が
開成状態となっている間、前記複数の表示器を駆動し、
その駆動中に前記検出手段から入賞球検出信号が出力さ
れた時、当該入賞した特定入賞領域に対応する表示器を
特定した表示状態とする表示制御信号を出力する表示制
御手段と、該表示制御手段からの表示制御信号により、
複数の表示器が所定の表示態様を表わしているか否かを
判定し、肯定の場合は変動入賞装置に所定の条件下で開
成する動作の終了再び該動作を行わせる変動入賞装置駆
動信号を出力する判定手段とを具備することを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案のパチンコ遊技機においては、変動入賞装置は特
定入賞口への入賞等により開成状態となるが、その開成
動作には、開き続ける場合(開放)だけでなく、所定時
間開いたら次に閉じてまた開くという開閉繰返し動作も
含まれる。このような開閉動作中、表示制御手段により
複数の表示器が駆動されてV継続の前提となる表示を行
う(例えば、順次点滅する)。
この表示状態において複数の特定入賞領域のいずれかに
打球が入賞すると、入賞球検出手段から出力された検出
信号に応じて、表示制御手段が出力する表示制御信号に
より、当該入賞した特定入賞領域に対応する表示器を特
定した表示状態とする(例えば、順次点滅していた複数
の表示器のうち入賞時に点灯していた表示器のみを点灯
状態とする)。この時、表示器がどのような表示状態に
設定されるかは、特定入賞領域への入賞タイミング、す
なわち入賞球検出手段から検出信号が出力されたタイミ
ングによって決定され、偶然性に支配される。
その後、打球が同じ特定入賞領域に入賞しても、それは
V継続のための入賞領域(Vゾーン)にならず、通常の
入賞領域として機能する。換言すれば、変動入賞装置が
上記の開成状態となっていて、打球が1つの特定入賞領
域に入賞した後更に入賞しても、それは通常の入賞であ
り、V継続条件は達成されない。
しかしながら、異なる特定入賞領域への入賞により、複
数の表示器が所定の表示態様を表わすに至った場合には
(例えば、点灯している複数の表示器が一直線上に並ん
だ時)、V継続条件が達成される。すなわち、変動入賞
装置を上記のように所定の条件下で開成する動作の終了
後再び該動作を行うことにより、V継続状態となる。
かくしてV継続状態となるまでの間、打球が入賞した特
定入賞領域に対応する表示器が所定の表示動作をするこ
とにより、遊技者はV継続達成までの経過をゲームとし
て楽しむことができ、最後に所定の表示態様を完成させ
ることがゲームの目標となる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるパチンコ遊技機の正面
図である。図示のパチンコ機1の遊技盤面2には、可変
入賞装置であるチューリップ3L,3R及び一般の入賞口4L,
4Rがそれぞれ左右に配設されると共に、特定入賞口5L,5
R及び5Cが上部左右及び下部中央に配設されている。遊
技盤面2の中央部には、可変表示装置6及び変動入賞装
置7が上下に設けられている。特定入賞口5L,5R及び5C
は可変表示装置6を始動させるためのスタート孔であ
り、これに打球が入ると、裏側の特定入賞球通路に配置
された特定入賞球検出器8(第5図)がその打球(特定
入賞球)を検出し、可変表示装置6を作動させるように
なっている。特定入賞球検出器8としては、例えばマイ
クロスイッチが用いられる。なお、従来のパチンコ遊技
機と同様、遊技盤面2の左側には内外2本のガイドレー
ルが配置され、遊技盤面2の下端にはアウト球回収孔
(図示省略)が設けられている。
図示の正面部の右側下部には打球ハンドル11が設けら
れ、遊技者がこれを操作することで、裏側の球発射装置
を介して遊技盤面2のガイドレールの間にパチンコ球が
打ち出される。遊技盤面2の下方には上皿12とこれにパ
チンコ球を排出するための出口13が設けられ、上皿12に
排出されたパチンコ球は1個ずつ、裏面側の球送り装置
を介して球発射装置に供給される。また、正面部の下端
には、下皿14及びこれにパチンコ球を排出するための出
口が設けられている。更に、上皿12の下側の位置には、
後述のように可変表示装置6の可変表示を一定時間経過
前に停止させるために遊技者が操作する押ボタン式の停
止スイッチ15が配置されている。
次に、可変表示装置6は、遊技盤面2上に取り付けられ
る正面部21を有し、この正面部に設けた左右の小窓22L,
22R内には、第2図に示すように、数字を可変表示する
7セグメント発光ダイオード(LED)から成る表示器23
L,23Rを配置すると共に、正面部21の下部内側に円筒形
のリール25をその周面の一部が大窓24内に表われるよう
に配置することにより構成される。リール25は、水平に
置かれたその中心軸を支点として、パルスモータを駆動
源とするリール駆動部26により一方向に回転駆動される
ものであり、その周面には、第3図に示すように10個の
図柄を印刷したシート27が装着される。リール駆動部26
は、従来のパチンコ機に設けられた回転リール駆動機構
と同様、リール25の回転を停止したとき、その周面に巻
装されたシート27の図柄の1つが正面部21の大窓24内に
収まるようにリール25を位置決めする機能を有する。
次に、変動入賞装置7は、第4図に示すように台形状の
正面板31の上部に形成した横長長方形の開口32の正面側
に、ほぼ同形のプレート33を開閉自在に取り付けること
で形成された所謂アタッカである。その開口32内の下部
には、3つの入賞口34L,34C,34Rが設けられると共に、
各入賞口に入った打球を検出する入賞球検出器35L,35C,
35Rが配置されている。これらの検出器としては、パチ
ンコ球の通過を磁界の変化によって検知する磁気センサ
が好適に用いられるが、他の検出手段、例えばマイクロ
スイッチ、光センサ、超音波センサ等でもよい。一方、
3つの入賞口34L,34C,34Rの各々と対応する部位(この
場合、各入賞口の真上)には、各入賞口への入賞時に所
定の表示動作をさせる表示手段として、それぞれ所定個
数の表示素子(この場合3個のランプ)から成る3群の
表示器36L,36C,36Rが配置されている。換言すれば、ア
タッカの各入賞口34L,34C,34Rに対応した位置にそれぞ
れ3個のランプを縦に配置することにより、左、中、右
の3つの表示器群36L,36C,36Rが形成されている。
一方、プレート33は、正面板31の裏面側に取り付けたモ
ータ37を駆動源とする駆動機構により開閉駆動される。
詳細には、プレート33は通常は第4図(A)のように閉
じて入賞口34を塞いでいるが、後述のアタッカ開成信号
によりモータ37が一方向に回転すると、第4図(A)の
閉じた状態から同図(B)のように開いた位置まで回動
し、入賞口34への入賞を可能にする、すなわちアタッカ
を遊技者に有利な状態とする。この状態でモータ37を逆
方向に回転させると、プレート33は第4図(A)の閉状
態に戻るようになっている。
上記の可変表示装置6及び変動入賞装置7は、第5図に
示す制御手段40によって制御される。この制御手段40
は、前述の特定入賞口5L,5R又は5Cに入賞した打球を検
出する位置に設置された特定入賞球検出器8、停止スイ
ッチ15、及び変動入賞装置(アタッカ)7の入賞球検出
器35L,35C,35Rからの信号を入力とし、各々の入力信号
に応じて、可変表示装置6の7セグメント表示器23L,23
Rと回転リール駆動部26、及び変動入賞装置7の駆動モ
ータ37の作動を制御する信号を出力する一方、3つの表
示器群36L,36C,36Rの点灯を制御する信号を出力する機
能を有する。
この制御手段40は、次の構成要素から成る。
特定入賞球検出器8からの検出信号に応じて7セグメ
ント表示器23L,23R及び回転リール駆動部26を始動さ
せ、その後一定時間が経過した時又は停止スイッチ15か
らの停止信号に応じたタイミングで、7セグメント表示
器23L,23R及び回転リール駆動部26をいずれかの表示パ
ターンに停止させ、特定の表示パターン(例えば、LED
表示窓22L,22Rとリール表示窓24に表われる数字と図柄
がいずれも“7")にて停止した時には、アタッカのプレ
ート33を一定時間(例えば20秒間)開くためのアタッカ
開成信号を出力する可変表示器制御部41、 アタッカの入賞球検出器35L,35C,35Rの出力部にそれ
ぞれ接続されると共に、上記の可変表示器制御部41がア
タッカ開成信号を出力しているとき、アタッカの各表示
器群36L,36C,36Rを構成している3個のランプを周期的
に順次点滅させ、入賞球検出器35L,35C又は35Rからの検
出信号が入力された時、対応する表示器群36L,36C又は3
6Rの点灯していた1つのランプのところで点灯を固定
し、以後そのランプだけを点灯させておく表示制御信号
を出力する表示制御回路42L,42C,42R(なお、これらの
表示制御回路をまとめて1つの表示器制御回路42を形成
してもよい。)、 上記表示制御回路42L,42C,42Rからの表示制御信号に
より、表示器群36L,36C,36Rが所定の表示態様(例えば
各表示器群の点灯したランプが一直線上に並ぶ)を表わ
しているか否かを判定し、肯定の場合はアタッカのプレ
ート33を閉成後再び開くためのアタッカ開成信号を出力
する判定回路43、 上記判定回路43からのアタッカ開成信号を所定時間遅
延させる遅延回路44、 アタッカの入賞球検出器35L,35C又は35Rからの検出信
号により、3個の入賞口34L,34C,34Rへの入賞球数をカ
ウントし、その合計数が一定値(例えば10個)に達した
場合には、プレート33の開放時間が上記の一定時間(例
えば20秒間)に達しなくても、プレート33を閉じるため
のアタッカ閉成信号を出力するカウンタ45、及び 上記可変表示器制御部41又は遅延回路44からのアタッ
カ開成信号に応じて、プレート33を開く方向にモータ37
を駆動する信号を出力する一方、カウンタ45からのアタ
ッカ閉成信号に応じてプレート33を閉じる方向にモータ
37を駆動する信号を出力するモータ駆動回路46。
次に第6図に示すように、3つの表示器群36L;36C;36R
を構成する表示素子(例えばランプ)をL11,L12
L13;L21,L22,L23;L31,L32,L33と表記し、各表示
器群と対応するアタッカ入賞口34L,34C,34Rを入賞口1,
2,3と表記すると、各表示器群(L11,L12,L13
(L21,L22,L23)(L31,L32,L33)は、対応する入賞
口1,2,3に打球が入らない限り、第7図に示すように周
期的に点灯と消灯を繰返している。
ところが、アタッカが前述の開成状態となった後の時刻
T1において、例えば入賞口1に打球が入賞すると、対応
する入賞球検出部35Lからの検出信号に応じて表示制御
回路42Lから出力される表示制御信号により、その入賞
口1に対応する表示器群は、その時点灯していた表示器
(例えばL13)のところで点灯を固定し、以後、入賞口
1への入賞球の有無にかかわらず、表示器L13の点灯状
態を続ける。その後、時刻T2において、点滅状態にある
2つの表示器群に対応した入賞口のうち、例えば入賞口
3に入賞すると、対応する表示器群の1つの表示器(例
えばL31)が点灯状態となり、以後点灯を続ける。
更にその後の時刻T3において、入賞口2に打球が入賞す
ると、対応する表示器群が1つの表示器(L21,L22又は
L23)に点灯を固定し、3つの表示器群の全部がそれぞ
れ1つの表示器を点灯させた状態となる。この時、最後
に点灯した表示器がL22であるならば、各表示器群の点
灯した表示器が一直線上に並ぶことになり、判定回路43
はV継続条件が達成されたと判定し、アタッカのプレー
ト33を閉成後再び開くためのアタッカ開成信号を出力す
る。このアタッカ開成信号は遅延回路44を介してモータ
駆動回路46に送られる。なお、実施例では、各表示器群
の点灯した表示素子が縦、横、斜めのいずれでも一直線
上に並んだときV継続をするが、他の例として、各表示
器群の消灯した表示器が所定のパターンを表わす状態に
なったときV継続達成としてもよい。
ところで、上記制御手段40において遅延回路44を設けた
のは、次の理由による。すなわち、実施例のアタッカで
は、プレート33の開放は一定時間経過するか又は3個の
入賞口34L,34C,34Rへの入賞球数の合計が一定値に達す
ることにより終了するが、プレート33の開放中に入賞口
34L,34C又は34Rに打球が入賞してV継続条件が達成され
た場合には、プレート33を一旦閉じてから所定時間後に
再び開くようにしており、その間の時間は、例えば0.8
秒に設定される。このため、判定回路43から出力される
V継続のためのアタッカ開放信号を同じ時間(例えば0.
8秒)遅延させてモータ駆動回路46に送ることが必要で
あり、そのための手段として遅延回路44を設けたもので
ある。
制御手段40は上記のように構成されるが、その構成要素
41〜46はマイクロプロセッサ(CPU)として単一の集積
回路(IC)にまとめることができ、上記の表示器を点灯
させる時間等はプログラムにより任意に設定することが
できる。
次に、実施例の作用を説明する。
まず、通常の遊技状態では、可変表示器6はその表示を
任意の表示パターンに固定しており、他方、変動入賞装
置7はプレート33が閉じて入賞口34L,34C及び34Rを塞い
でおり、遊技者に不利な状態となっている。
この状態で、特定入賞口5L,5R及び5Cのいずれかに打球
が入ると、特定入賞球検出器8が検出信号を出力する。
これにより、制御手段40の可変表示器制御部41は、7セ
グメント表示器23L,23R及び回転リール駆動部26を始動
させ、可変表示部6の表示窓に現われる数字や図柄が変
化するので、遊技者は特定の表示パターンを狙って停止
スイッチ15を押すようにする。この停止スイッチ15が押
された時は停止スイッチ15からの停止信号に応じたタイ
ミングで、或は停止スイッチ15が押されることなく一定
時間が経過した時、7セグメント表示器23L,23R及び回
転リール駆動部26がいずれかの表示パターンに停止す
る。この停止時の表示態様が特定のパターンである場合
には、そのパターンに応じて予め定めた時間だけアタッ
カを遊技者に有利な状態にするためのアタッカ開成信号
が、可変表示器制御部41からモータ駆動回路46に送ら
れ、モータ37を駆動してプレート33を第4図(B)のよ
うに開く。その結果、打球はアタッカの入賞口34L,34C,
34Rのいずれかに入賞することができ、その入賞毎に検
出器35L,35C又は35Rが検出信号を出力してカウンタ45の
計数値を1ずつ増加すると共に、公知の賞球払い出し機
構により、所定個数の賞品球が上皿12に払い出される。
一方、アタッカの表示器群36L,36C,36Rは、プレート33
が開いていても、対応する入賞口34L,34C,34Rに打球が
入らない限り、前述のように点灯と消灯を順次繰返して
いるが、対応する入賞口への入賞後は1つの表示素子を
点灯させた状態となる。そして、最後の点滅表示器群に
対応する入賞口に打球が入ることで、その表示器群の表
示素子の1つが点灯状態となった時、3個の点灯表示素
子が所定の表示態様を表わしている(例えば一直線に並
んだ)ならば、判定回路43がV継続のためのアタッカ開
成信号を出力する。この信号は遅延回路44で所定時間遅
延してモータ駆動回路46におくられる。そのため、アタ
ッカプレート33は、開成状態から一旦閉成後再び開成状
態となり、再び遊技者に有利な状態を続ける。
上記の開成状態となったアタッカの3個の入賞口34L,34
C,34Rに合計で一定個数の打球が入賞し、カウンタ45が
カウントアップした時は、カウンタ45からのアタッカ閉
成信号により、モータ駆動回路46がモータ37をプレート
開成時と反対の方向に駆動し、プレート33を第4図
(A)の閉成状態に戻す。
このように、実施例は、アタッカ内の複数の入賞口に対
応する表示器が所定の表示態様になることをV継続、す
なわちアタッカを所定の条件下で開成する動作の終了後
再び該動作を行なう条件とし、これを達成するまでの過
程をV継続ゲームとして遊技できるようにしたものであ
る。
以上、図示の実施例について説明したが、本考案はこれ
に限られない。
例えば、実施例では変動入賞装置の入賞口に対応する表
示器としてランプを用いているが、これに代えて7セグ
メントLEDを使用してもよい。その場合、入賞時にはLED
に特定の数字、例えば″7″を表示させるものとする。
また、対応する入賞口への入賞を表示できるものであれ
ば、液晶表示素子やその他任意の表示器を使用できる。
更に、V継続のための表示態様は、表示器の種類や個数
に応じて適宜定めることができる。
変動入賞装置を所定の条件下で開成する動作は、上記の
ようにプレートを開き続ける開放動作に限らず、所定時
間開いたら次に閉じてまた開くという開閉繰返し動作で
あってもよい。
また、特定入賞領域は、変動入賞装置内に設けた入賞口
に限らず、遊技盤面上の任意の入賞領域でよい。更に、
変動入賞装置は、所謂アタッカに限らず、チューリップ
その他任意の可変入賞器でよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、複数の特定入賞領域に
対応した位置に表示器を配置し、変動入賞装置が開成状
態となっていて、遊技盤面上に打ち出された遊技球が特
定入賞領域のいずれかに入賞した時のタイミングで、対
応する表示器に所定の表示動作をさせ、複数の表示器が
所定の表示態様を表わすに至ったときV継続条件が達成
されるものとしたので、遊技者はV継続条件を達成する
までの過程を目で見ながら、偶然性と所定の表示態様を
作るという目標とを備えたゲームを行なうことができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のパチンコ遊技機の正面図、第
2図は可変表示装置の分解斜視図、第3図は可変表示装
置のリールシートを伸ばした状態を示す図、第4図は変
動入賞装置の閉成状態と開成状態を示す斜視図、第5図
は制御手段のブロック図、第6図はV継続条件達成のた
めの入賞口と表示器の対応を示す図、第7図は変動入賞
装置に設けた複数の表示器の点灯タイミングの例を示す
タイムチャートである。 1……パチンコ遊技機、 2……遊技盤面、 3L,3R……可変入賞装置、 4L,4R……入賞口、 5L,5R,5C……特定入賞口、 6……可変表示装置、 7……変動入賞装置、 8……特定入賞球検出器、 11……打球ハンドル、 12……上皿、 14……下皿、 15……停止スイッチ、 21……可変表示装置の正面部、 23L,23R……7セグメント表示器、 25……回転リール、 27……リールシート、 31……変動入賞装置の正面板、 32……開口、 33……プレート、 34L,34C,34R……入賞口、 35L,35C,35R……入賞球検出器、 36L,36C,36R……表示器群、 37……モータ、 40……制御手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面に設けた特定入賞口への入賞その
    他の条件が達成されたとき一定時間遊技者に有利な開成
    状態となる変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機におい
    て、 前記遊技盤面上の複数の特定入賞領域に対応して配置さ
    れた複数の表示器と、 前記遊技盤面上に打ち出された遊技球が前記複数の特定
    入賞領域の各々に入賞したとき入賞球検出信号を出力す
    る検出手段と、 前記変動入賞装置が前記開成状態となっている間、前記
    複数の表示器を駆動し、その駆動中に前記検出手段から
    入賞球検出信号が出力された時、当該入賞した特定入賞
    領域に対応する表示器を特定した表示状態とする表示制
    御信号を出力する表示制御手段と、 該表示制御手段からの表示制御信号により前記複数の表
    示器が所定の表示態様を表わしているか否かを判定し、
    肯定の場合は前記変動入賞装置に所定の条件下で開成す
    る動作の終了後再び該動作を行わせる変動入賞装置駆動
    信号を出力する判定手段と を具備することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】前記複数の特定入賞領域は前記変動入賞装
    置内に設けられた複数個の入賞口で構成され、 前記表示器は、該入賞口の各々に対応する位置に所定個
    数ずつ配置された複数群の表示素子から成り、 前記表示制御手段は、前記変動入賞装置が前記開成状態
    となっている間、前記複数群の表示素子を順次点滅する
    ように駆動し、その駆動中に前記入賞口のいずれかに遊
    技球が入賞すると、当該入賞口に対応する一群の表示素
    子のうち入賞時に点灯していた表示素子のみを点灯させ
    る表示制御信号を出力し、 前記判定手段は、前記入賞口の各々に対応する各群の点
    灯している表示素子が一直線上に並んだ時、前記変動入
    賞装置駆動信号を出力することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技機。
JP1987129192U 1987-08-27 1987-08-27 パチンコ遊技機 Expired - Lifetime JPH0647496Y2 (ja)

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JPS5645681A (en) * 1979-09-21 1981-04-25 Sankyo Co Pinball game machine
JPS572028A (en) * 1980-05-08 1982-01-07 Philips Nv Conductor passing section

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