JP2637929B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2637929B2
JP2637929B2 JP6286294A JP28629494A JP2637929B2 JP 2637929 B2 JP2637929 B2 JP 2637929B2 JP 6286294 A JP6286294 A JP 6286294A JP 28629494 A JP28629494 A JP 28629494A JP 2637929 B2 JP2637929 B2 JP 2637929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ遊技機に関し、
詳しくは、特定入賞口に打球すなわち遊技盤面上に打ち
出された遊技球が入賞したとき又は他の条件が達成され
たとき一定時間遊技者に有利な開成状態となる変動入賞
装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊戯機において、例えば
特定入賞口に打球が入賞したとき遊技者に有利な開成状
態となる変動入賞装置としては、所謂チューリップが一
般的であるが、この他にアタッカと称する入賞装置も用
いられている。これは、例えば特公昭60− 58984号や特
開昭60− 68883号に示されているように、遊技盤の前方
へ開成可能なプレートと、そのプレートが開いたとき打
球が入賞できる入賞口とを有し、通常の遊技状態ではプ
レートを閉じたままで入賞口を塞いでいるが、予め定め
た条件が達成されると、プレートを開いてパチンコ球を
入賞口に受け入れる状態、すなわち遊技者に有利な状態
となるものである。
【0003】これらのパチンコ機において変動入賞装置
を開成状態とする条件としては、単に特定入賞口に打球
が入ることのほか、特公昭60− 58984号のように、特定
入賞領域への入賞により始動して複数の表示パターンを
表示する可変表示装置が、遊技者の停止操作により又は
一定時間後、特定の表示パターンにて停止すること、或
いは特開昭60− 68883号のように、通常の遊技状態では
複数個のランプを順次点灯させている可変表示装置が、
特定入賞領域への入賞により特定のランプを点灯させた
状態で停止すること等が採用されている。
【0004】更に、特公昭60− 58984号のパチンコ機で
は、変動入賞装置が開成状態にある間に打球が特定領域
を通過すると、変動入賞装置は閉成後再び開成状態とな
るようにしている。これは、Vゾーンと称する特定領域
を備えたパチンコ機におけるV継続として知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機にあって
は、特にV継続の条件を与える場合、変動入賞装置内に
設けた複数個(例えば3個)の入賞領域の1つ(例えば
中央の入賞口)を特定領域(Vゾーン)としていたの
で、Vゾーンに入った打球は他の入賞口への入賞球と区
別して検出する必要があり、そのための検出手段が付加
されると共に、変動入賞装置の構造も複雑化していた。
また、入賞領域が変動入賞装置の外にある場合に比べ
て、遊技者にとっては通常Vゾーンを確認することが困
難であり、Vゾーン自体に大きな興味を持つ反面、Vゾ
ーンの場所がわからずにV継続への興味を次第に失い易
いという問題点があった。
【0006】従って、本発明の目的は、変動入賞装置が
開成状態になっているときにその内部に設けた複数個の
入賞領域の1つをVゾーンとする場合において、Vゾー
ンの場所(入賞領域)を時間と共に変化させるように
し、その前提条件として変動入賞装置が開成状態になっ
ていることを遊技者に報知すると共に、Vゾーンがどの
場所で出現したかも報知することにより、遊技者が変動
入賞装置の開成状態とVゾーンの出現の態様を素早く認
識でき、V継続遊技の興趣が増大したパチンコ遊技機を
提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ遊技機
は、遊技者に有利な開成状態と不利な閉成状態とに変換
可能な変動入賞装置と、該変動入賞装置内に設けられた
複数の入賞領域と、該複数の入賞領域のいずれかを予め
設定した所定時間だけ、遊技球の入賞により変動入賞装
置を所定の条件下で開成する動作の終了後再び該動作を
行うように定められた特定入賞領域に決定し、上記所定
時間内に遊技球が該特定入賞領域を通った場合に変動入
賞装置に上記動作を行わせる駆動制御手段と、変動入賞
装置が開成状態になっていることを遊技者に報知する開
成状態表示手段と、複数の入賞領域のどれが特定入賞領
域になっているかを遊技者に報知する特定入賞領域表示
手段と、上記開成状態表示手段が表示動作をしていると
き特定入賞領域表示手段も表示動作をするように制御す
る表示制御手段とを備えて構成される。
【0008】本発明の1つの実施態様では、開成状態表
示手段と特定入賞領域表示手段とは、複数の入賞領域の
各々に対応して一対ずつ配置された表示素子から成る。
【0009】
【作用】本発明のパチンコ遊技機において、変動入賞装
置は、所定の条件が達成されたとき(例えば、遊技盤面
上の特定入賞口への入賞により)開成状態となるが、そ
の開成動作には、開き続ける場合(開放)だけでなく、
所定時間開いたら次に閉じてまた開くという開閉繰返し
動作も含まれる。このような開成動作中、開成状態表示
手段が表示動作を行い、変動入賞装置が開成状態になっ
ていることを遊技者に報知する。そして、変動入賞装置
内に設けられた複数の入賞領域は、所定時間だけ、遊技
球の入賞により変動入賞装置を所定の条件下で開成する
動作の終了後再び該動作を行うように定められた特定入
賞領域(Vゾーン)となり、それ以外は通常の入賞領域
として機能する。換言すれば、変動入賞装置が開成状態
となっていて、その内部の複数の入賞領域のいずれかに
入賞しても、それが特定入賞領域になっていなければ通
常の入賞となり、V継続条件は達成されない。従って、
変動入賞装置内の複数の入賞領域を順次または適当な順
番でVゾーンに決定することができる。
【0010】こうして変動入賞装置が開成状態になって
いることを開成状態表示手段が表示しているとき、複数
の入賞領域のいずれかがVゾーンになると、特定入賞領
域表示手段表示器が作動し、どの入賞領域がVゾーンに
なっているかも表示する。このようなVゾーンに打球が
入賞した場合には、変動入賞装置を上記のように所定の
条件下で開成する動作の終了後再び該動作を行うことに
より、V継続状態となる。
【0011】上記の開成状態表示手段と特定入賞領域表
示手段を、複数の入賞領域の各々に対応して一対ずつ配
置された表示素子で構成した場合には、遊技者は、変動
入賞装置が開成状態になっていてVゾーンがどの場所で
出現したかが一目でわかり、それらの認識がより早くな
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるパチンコ遊
技機の正面図である。
【0013】図示のパチンコ機1の遊技盤面2には、可
変入賞装置であるチューリップ3L,3R及び一般の入
賞口4L,4Rがそれぞれ左右に配設されると共に、特
定入賞口5L,5R及び5Cが上部左右及び下部中央に
配設されている。遊技盤面2の中央部には、可変表示装
置6及び変動入賞装置7が上下に設けられている。特定
入賞口5L,5R及び5Cは可変表示装置6を始動させ
るためのスタート孔であり、これに打球が入ると、裏側
の特定入賞球通路に配置された特定入賞球検出器8(図
6)がその打球(特定入賞球)を検出し、可変表示装置
6を作動させるようになっている。特定入賞球検出器8
としては、例えばマイクロスイッチが用いられる。な
お、従来のパチンコ遊技機と同様、遊技盤面2の左側に
は内外2本のガイドレールが配置され、遊技盤面2の下
端にはアウト球回収孔(図示省略)が設けられている。
【0014】図示の正面部の右側下部には打球ハンドル
11が設けられ、遊技者がこれを操作することで、裏側
の球発射装置を介して遊技盤面2のガイドレールの間に
パチンコ球が打ち出される。遊技盤面2の下方には上皿
12とこれにパチンコ球を排出するための出口13が設
けられ、上皿12に排出されたパチンコ球は1個ずつ、
裏面側の球送り装置を介して球発射装置に供給される。
また、正面部の下端には、下皿14及びこれにパチンコ
球を排出するための出口が設けられている。更に、上皿
12の下側の位置には、後述のように可変表示装置6の
可変表示を一定時間経過前に停止させるために遊技者が
操作する押ボタン式の停止スイッチ15が配置されてい
る。
【0015】次に、可変表示装置6は、遊技盤面2上に
取り付けられる正面部21を有し、この正面部に設けた
左右の小窓22L,22R内には、図2に示すように、
数字を可変表示する7セグメント発光ダイオード(LE
D)から成る表示器23L,23Rを配置すると共に、
正面部21の下部内側に円筒形のリール25をその周面
の一部が大窓24内に表われるように配置することによ
り構成される。リール25は、水平に置かれたその中心
軸を支点として、パルスモータを駆動源とするリール駆
動部26により一方向に回転駆動されるものであり、そ
の周面には、図3に示すように10個の図柄を印刷したシ
ート27が装着される。リール駆動部26は、従来のパ
チンコ機に設けられた回転リール駆動機構と同様、リー
ル25の回転を停止したとき、その周面に巻装されたシ
ート27の図柄の1つが正面部21の大窓24内に収ま
るようにリール25を位置決めする機能を有する。
【0016】次に、変動入賞装置7は、図4に示すよう
に台形状の正面板31の上部に形成した横長長方形の開
口32の正面側に、ほぼ同形のプレート33を開閉自在
に取り付けることで形成された所謂アタッカである。そ
の開口32内の下部には、複数の入賞領域として3つの
入賞口34L,34C,34Rが設けられると共に、各
入賞口に入った打球を検出する入賞球検出器35L,3
5C,35Rが配置されている。これらの検出器として
は、パチンコ球の通過を磁界の変化によって検知する磁
気センサが好適に用いられるが、他の検出手段、例えば
マイクロスイッチ、光センサ、超音波センサ等でもよ
い。一方,3つの入賞口34L,34C,34Rの各々
と対応する部位(この場合、各入賞口の真上)には、後
述のようにVゾーンを表示するために所定時間作動する
表示素子として、3個のランプ(電球や発光ダイオード
等の発光体)36L,36C,36Rが配置されてい
る。
【0017】プレート33は、正面板31の裏面側に取
り付けたモータ37を駆動源とする駆動機構により開閉
駆動される。詳細には、プレート33は、通常は図4の
ように閉じて入賞口34を塞いでいるが、後述のアタッ
カ開成信号によりモータ37が一方向に回転すると、図
4の閉じた状態から図5のように開いた位置まで回動
し、入賞口34への入賞を可能にする、すなわちアタッ
カを遊技者に有利な開成状態とする。この状態でモータ
37を逆方向に回転させると、プレート33は図4の閉
状態に戻るようになっている。
【0018】上記の可変表示装置6及び変動入賞装置7
は、図6に示す制御手段40によって制御される。この
制御手段40は、前述の特定入賞口5L,5R又は5C
に入賞した打球を検出する位置に設置された特定入賞球
検出器8、停止スイッチ15、及び変動入賞装置(アタ
ッカ)7の入賞球検出器35からの信号を入力とし、各
々の入力信号に応じて、可変表示装置6の7セグメント
表示器23L,23R及び回転リール駆動部26と変動
入賞装置7の駆動モータ37の作動を制御する信号を出
力する一方、変動入賞装置7のランプ36L,36C,
36Rの点灯を制御する信号を出力する機能を有する。
【0019】この制御手段40は、次の構成要素から成
る。
【0020】特定入賞球検出器8からの検出信号に応
じて7セグメント表示器23L,23R及び回転リール
駆動部26を始動させ、その後一定時間が経過した時又
は停止スイッチ15からの停止信号に応じたタイミング
で、7セグメント表示器23L,23R及び回転リール
駆動部26をいずれかの表示パターンに停止させると共
に、特定の表示パターン(例えば、LED表示窓22
L,22Rとリール表示窓24に表われる数字と図柄が
いずれも "7" )にて停止した時は、アタッカのプレー
ト33を一定時間(例えば20秒間)開くためのアタッカ
開成信号と、アタッカのランプ36L,36C,36R
を作動させるための表示指令信号とを出力する可変表示
器制御部41、 上記制御部41から出力される表示指令信号に応じて
アタッカのランプ36L,36C,36Rをそれぞれ所
定時間ずつ順次又はランダムに点灯させる表示素子制御
回路42、 上記表示素子制御回路42がランプ36L,36C又
は36Rを点灯している間に、対応する入賞球検出器3
5L,35C又は35Rが検出信号を発生したかどうか
を判定し、点灯中のランプに対応する入賞球検出器が検
出信号を発生した場合は、アタッカのプレート33を閉
成後再び開くためのアタッカ開成信号を出力する判定回
路43、 上記判定回路43からのアタッカ開成信号を所定時間
遅延させる遅延回路44、 アタッカの入賞球検出器35L,35C又は35Rか
らの検出信号により、3個の入賞口34L,34C,3
4Rへの入賞球数をカウントし、その合計数が一定値
(例えば10個)に達した場合には、アタッカの開成時
間が上記の一定時間(例えば20秒間)に達しなくても、
プレート33を閉じるためのアタッカ閉成信号を出力す
るカウンタ45、及び 上記可変表示器制御部41又は遅延回路44からのア
タッカ開成信号に応じて、プレート33を開く方向にモ
ータ37を駆動する信号を出力する一方、カウンタ45
からのアタッカ閉成信号に応じてプレート33を閉じる
方向にモータ37を駆動する信号を出力するモータ駆動
回路46。
【0021】この実施例では、上記の判定回路43及び
モータ駆動回路46が、アタッカが開成しているときに
内部の複数の入賞領域のいずれかを所定時間(この場
合、ランプ36L,36C,36Rの点灯時間)Vゾー
ンに決定し、その所定時間内に遊技球がVゾーンを通っ
た場合にアタッカにV継続動作を行わせる駆動制御手段
を構成している。
【0022】以上の構成において、表示素子制御回路4
2は、例えば図7に示すように、3個のランプ36,L
36C,36Rに対し、それぞれ所定の周期(例えば3
秒間)で順次点灯と消灯を繰り返す駆動信号を出力す
る。図7では、ランプ36L,36C,36Rをそれぞ
れランプ1,2,3と表記している。この場合、各ラン
プ36L,36C,36Rの点灯時間は互いに重複しな
いように予め設定され(例えば1秒間ずつ)、その点灯
時間中、対応する入賞口34L,34C,34Rは前述
のV継続条件を与えるVゾーンとなっている。なお、各
ランプ36L,36C,36Rの点灯は、周期的且つ一
定の順序で行わなくてもよく、それぞれ異なる時間でラ
ンダムに点灯させるようにしてもよい。
【0023】また、制御手段40において遅延回路44
を設けたのは、次の理由による。すなわち、実施例のア
タッカでは、プレート33の開放は一定時間経過するか
又は3個の入賞口34L,34C,34Rへの入賞球数
の合計が一定値に達することにより終了するが、プレー
ト33の開放中にVゾーンとなっている入賞口34L,
34C又は34Rに打球が入賞してV継続条件が達成さ
れた場合には、プレート33を一旦閉じてから所定時間
後に再び開くようにしており、その間の時間は例えば
0.8秒に設定される。このため、判定回路43から出力
されるV継続のためのアタッカ開成信号を同じ時間(例
えば 0.8秒)遅延させてモータ駆動回路46に送ること
が必要であり、そのための手段として遅延回路44を設
けたものである。
【0024】制御手段40は上記のように構成される
が、その構成要素41〜46はマイクロプロセッサ(C
PU)として単一の集積回路(IC)にまとめることが
でき、上記の特定時間や他の時間はプログラムにより任
意に設定することができる。
【0025】図示の実施例は以上のように構成されるの
で、その動作は次の通りである。
【0026】まず、通常の遊技状態では、可変表示器6
はその表示を任意の表示パターンに固定しており、他
方、変動入賞装置7はプレート33が閉じて入賞口34
L,34C及び34Rを塞いでおり、遊技者に不利な状
態となっている。
【0027】この状態で、特定入賞口5L,5R及び5
Cのいずれかに打球が入ると、特定入賞球検出器8が検
出信号を出力する。これにより、制御手段40の可変表
示器制御部41は、7セグメント表示器23L,23R
及び回転リール駆動部26を始動させ、可変表示部6の
表示窓に現われる数字や図柄が変化するので、遊技者は
特定の表示パターンを狙って停止スイッチ15を押すよ
うにする。この停止スイッチ15が押された時は停止ス
イッチ15からの停止信号に応じたタイミングで、或は
停止スイッチ15が押されることなく一定時間が経過し
た時、7セグメント表示器23L,23R及び回転リー
ル駆動部26がいずれかの表示パターンに停止する。こ
の停止時の表示態様が特定のパターンである場合には、
そのパターンに応じて予め定めた時間だけアタッカを遊
技者に有利な状態にするためのアタッカ開成信号が、可
変表示器制御部41からモータ駆動回路46に送られ、
モータ37を駆動してプレート33を図5のように開
く。その結果、打球はアタッカの入賞口34L,34
C,34Rのいずれかに入賞することができ、その入賞
毎に検出器35L,35C又は35Rが検出信号を出力
してカウンタ45の計数値を1ずつ増加すると共に、公
知の賞球払い出し機構により、所定個数の賞品球が上皿
12に払い出される。
【0028】一方、アタッカのランプ36L,36C,
36Rは、プレート33が開いている間ランプ制御回路
42からの出力により、図7に示すように所定の周期で
点灯と消灯を繰り返すが、その点灯中は、対応する入賞
口34L,34C又は34RがVゾーンとなっている。
従って、いずれかのランプの点灯中に打球が対応する入
賞口に入ると、判定回路43はV継続のためのアタッカ
開成信号を出力する。この信号は、遅延回路44で所定
時間遅延してモータ駆動回路46に送られる。そのた
め、アタッカプレート33は、開成状態から一旦閉成後
再び開成状態となり、遊技者に有利な状態が継続するこ
とになる。
【0029】上記の開成状態となったアタッカの3個の
入賞口34L,34C,34Rに合計で一定個数の打球
が入賞し、カウンタ45がカウントアップした時は、カ
ウンタ45からのアタッカ閉成信号により、モータ駆動
回路46がモータ37をプレート開成時と反対の方向に
駆動し、プレート33を図4の閉成状態に戻す。
【0030】このように、実施例は、アタッカを所定の
条件下で開成する動作の終了後再び該動作を行なうV継
続条件を与えるため、アタッカ内の複数の入賞口を各々
に対応するランプが点灯している時間だけVゾーンに設
定することにより、Vゾーンを変化させると共に、Vゾ
ーンになっている入賞口の位置と時間を遊技者が認識で
きるようにしたものである。
【0031】なお、上記実施例では、変動入賞装置の入
賞口がVゾーンとなっていることを示す表示器としてラ
ンプを用いているが、これに代えて7セグメントLED
を使用してもよい。その場合は、LEDが特定の数字、
例えば "7" を表示した時、対応する入賞口がVゾーン
となるようにする。
【0032】本発明によれば、実施例のパチンコ遊技機
において、変動入賞装置が開成状態になっていることを
報知する共に、複数の入賞領域のどれがVゾーンになっ
ているかを報知するために、次のような表示手段が用い
られる。
【0033】図8に示すように、Vゾーンとなる3つの
入賞領域に対応する位置(例えば図4のアタッカの場
合、ランプ36L,36C及び36Rの位置)に、それ
ぞれ一対の色違い(例えば赤と青)のランプ(電球或い
は発光ダイオード等の発光体)51a,51bを配置
し、アタッカが開成状態になったときは、2色のランプ
の一方(例えば赤ランプ51a)を点灯し、各一対のラ
ンプに対応する特定入賞領域をVゾーンとするときは、
他方のランプ(例えば青ランプ51b)を点灯させる。
【0034】そのため、各ランプに電源電圧Vccを印加
すると共に、図6の表示手段40において表示素子制御
回路42の代わりに、各ランプ51a,51bの表示を
制御する一対の表示制御回路52a,52bを設ける。
更に、Vゾーン表示用のランプ51bに接続した表示制
御回路52bの出力と、前述のアタッカ入賞球検出器3
5L,35C,35Rからの検出信号とを入力とする3
個のAND素子53L,53C,53Rを設け、これら
のAND素子の出力を図6の判定回路43に入力するよ
うにする。
【0035】かくして、アタッカが開成状態になったと
きは赤ランプ51aが点灯し、各一対のランプに対応す
る特定入賞領域がVゾーンとなったときは青ランプ51
bが点灯し、この点灯中にVゾーンに打球が入賞した時
は、入賞球検出器35L,35C又は35Rからの検出
信号と青ランプ表示制御回路52bからの出力により、
AND素子53L,53C又は53Rが出力するので、
判定回路43でV継続を判定することができる。
【0036】この実施例では、上記一対のランプの一方
(赤ランプ51a)が、変動入賞装置が開成状態にある
ことを報知する開成状態表示手段を構成し、他方のラン
プ(青ランプ51b)が、複数の入賞領域のどれがVゾ
ーンであるかを報知する特定入賞領域表示手段を構成し
ている。そして、一対の表示制御回路52a,52b
が、これらランプの表示操作を制御する表示制御手段を
構成している。
【0037】また、上記の表示手段として使用されるラ
ンプその他の表示素子は、円形やその他任意の形状に多
数配置し、それらのうち特定の表示素子を点灯し、或は
いくつかの表示素子で所定のパターンを表わすこと等に
より、Vゾーンの出現態様を表示することもできる。
【0038】最後に、図9では、特定入賞領域表示手段
として特定の絵柄を表わした表示板61L,61C及び
61Rを、遊技盤面に出没自在に配置し、各表示板は通
常は遊技盤面から引込んでいるが、対応する特定入賞領
域をVゾーンとするときは、遊技盤面に現われるように
する。
【0039】そのため、各表示板61L,61C,61
Rに駆動源としてのモータ62と、その回転力を往復運
動に変換する変換機構63を接続すると共に、図6の制
御手段40において表示素子制御回路42の代わりに、
各モータ62の駆動を制御するモータ駆動制御回路64
L,64C及び64Rを設け、これらの制御回路の出力
を図6の判定回路43に入力するようにする。
【0040】かくして、アタッカが開成状態で、その内
部の入賞領域の1つがVゾーンとなったときは、対応す
る駆動制御回路64L,64C又は64Rからの出力で
モータ62を駆動し、表示板61L,61C又は61R
の絵柄を遊技盤面に表わすことにより、当該Vゾーンを
表示する。そして、打球がVゾーンに入賞した時は、入
賞球検出器35L,35C又は35Rからの検出信号と
モータ駆動制御回路64L,64C又は64Rからの出
力により、判定回路43でV継続を判定することができ
る。
【0041】以上、図示の実施例について説明したが、
本発明はこれに限られるものではない。
【0042】例えば、変動入賞装置を所定の条件下で開
成する動作は、上記のようにプレートを開き続ける開放
動作に限らず、所定時間開いたら次に閉じてまた開くと
いう開閉繰返し動作であってもよい。また、変動入賞装
置は、所謂アタッカに限らず、チューリップその他任意
の可変入賞器でよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、変動入
賞装置内に設けた複数個の入賞領域の1つをVゾーンと
するパチンコ遊技機において、Vゾーンの場所を時間と
共に変化させるようにし、その前提条件として変動入賞
装置が開成状態になっていることを表示し、この開成状
態のときVゾーンがどの場所で出現したかも表示するよ
うにしたので、遊技者は、Vゾーンの出現を期待する変
動入賞装置の開成状態、そしてVゾーンの出現の態様を
素早く認識でき、V継続遊技の興趣が更に増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパチンコ遊技機の正面図。
【図2】可変表示装置の分解斜視図。
【図3】可変表示装置のリールシートを延ばした状態を
示す図。
【図4】変動入賞装置の閉成状態を示す斜視図。
【図5】変動入賞装置の開成状態を示す斜視図。
【図6】制御手段のブロック図。
【図7】変動入賞装置に設けた3個のランプの点灯時間
を示すタイムチャート。
【図8】変動入賞装置の開成状態及びVゾーンの表示手
段の例を示す図。
【図9】上記表示手段の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機、2…遊技盤面、3L,3R…可変
入賞装置、4L,4R…入賞口、5L,5R,5C…特
定入賞口、6…可変表示装置、7…変動入賞装置、8…
特定入賞球検出器、11…打球ハンドル、12…上皿、
14…下皿、15…停止スイッチ、21…可変表示装置
の正面部、23L,23R…7セグメント表示器、25
…回転リール、27…リールシート、31…変動入賞装
置の正面板、32…開口、33…プレート、34…アタ
ッカ入賞口、35…アタッカ入賞球検出器、36…表示
ランプ、37…モータ、40…制御手段、41…可変表
示器制御部、42…表示素子制御回路、43…判定回
路、44…遅延回路、45…カウンタ、46…モータ駆
動回路、51a,51b…ランプ、52a,52b…表
示制御回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者に有利な開成状態と不利な閉成状態
    とに変換可能な変動入賞装置と、 該変動入賞装置内に設けられた複数の入賞領域と、 該複数の入賞領域のいずれかを、予め設定した所定時間
    だけ、遊技球の入賞により前記変動入賞装置を所定の条
    件下で開成する動作の終了後再び該動作を行うように定
    められた特定入賞領域に決定し、前記所定時間内に遊技
    球が該特定入賞領域を通った場合に前記変動入賞装置に
    前記動作を行わせる駆動制御手段と、 前記変動入賞装置が開成状態になっていることを遊技者
    に報知する開成状態表示手段と、 前記複数の入賞領域のどれが前記特定入賞領域になって
    いるかを遊技者に報知する特定入賞領域表示手段と、 前記開成状態表示手段が表示動作をしているとき前記特
    定入賞領域表示手段も表示動作をするように制御する表
    示制御手段とを備えて構成されるパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】前記開成状態表示手段と前記特定入賞領域
    表示手段とは、前記複数の入賞領域の各々に対応して一
    対ずつ配置された表示素子から成ることを特徴とする請
    求項1記載のパチンコ遊技機。
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