JP4679552B2 - 遊技球の振り分け装置および遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の遊技盤上に打ち出された遊技球の振り分け装置およびこれを用いた遊技機に関する。
遊技機として、いわゆる役物を備えるパチンコ機が知られており、役物の一例である入賞装置に供給される遊技球を複数の経路に振り分けて振り分け先に応じて遊技の結果を異ならしめるパチンコ機があり、次のような構成を有している。
かかる遊技機は、所定の入賞口を通過した遊技球を振り分け装置よって複数の通路のうちいずれかに振り分けて、特定の通過口を遊技球が通過したときに、所定数の賞球を払い出したり、特定遊技を開始したり、あるいは遊技盤面に設けられた表示部の遊技画像の変動を開始したりするものである。
かかる振り分け装置としては、振り分けを行う機構体の形状を利用するもの、磁石を利用するもの、モータ等の電気的駆動手段を用いるもの、あるいはこれらを組み合わせたものがある。近年、遊技球の振り分け先を電気的に制御するために、電気的駆動手段が多用された振り分け装置が主に開発されている。
例えば、モータ等の電気的駆動手段と構造体とを組み合わせたものとして、回転体を用いた振り分け装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された振り分け装置は、遊技球を保持する複数の保持部を有し且つ上下移動可能な回転体と、V入賞口及び通常入賞口(すなわち、はずれ口)を有し且つ回転体を囲繞するように配置された入賞部と、を有している。該回転体を設けることにより遊技球を回転体で振り分け、さらに入賞部でも振り分けることが出来る。
特開2004−236838号公報
特許文献1に記載された振り分け装置では、回転体に導かれた遊技球をいずれかの保持部に振り分け、さらに回転体が入賞部の高さまで下降すると遊技球が入賞部のV入賞口若しくは通常入賞口のいずれかに入賞する。その結果、かかる振り分け装置が備えられたパチンコ機を操作する遊技者は、遊技球が回転体に導入される時点で、回転体における遊技球の位置に応じて最終的な振り分け先を予測することが可能となる。
従って、回転体における遊技球の位置が遊技者にとって不利な結果を提供することを遊技者に予想させると、振り分けによる最終結果が得られる前の早期段階で遊技球の振り分けに対する遊技者の関心が失われてしまう。結果的に、遊技に対する興趣が低下していた。
また、特許文献1に記載された振り分け装置では、回転体を上下に移動せしめる機構及び回転体を囲繞する入賞部を備えることから、その構造は複雑となりコストが高くなってしまう問題点がある。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、その構造が複雑になることがなく、遊技球がV入賞するまでかかる結果を予想することが困難となるようにして、遊技者の遊技中の興趣を維持し且つ高揚せしめる遊技機の振り分け装置および遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、入賞した遊技球を導く導入部と、前記導入部の下流に設けられて前記導入部を経た遊技球を受ける上部盤面を有する盤状回転体と、前記盤状回転体の周囲に設けられた排出部と、前記盤状回転体を回転せしめる駆動部と、からなる振り分け装置であって、前記盤状回転体は、前記上部盤面の中央部に設けられたV入賞口と、前記V入賞口に連通しかつその半径方向に伸びる複数の誘導溝と、前記誘導溝を囲みかつ遊技球導入窓を有する障壁殻部と、を有する遊技球の振り分け装置が提供される。
また、前記障壁殻部の形状は、例えば、対応する誘導溝毎に互いに異なっている。さらに、前記障壁殻部の形状は、例えば、前記上部盤面に平行な面内において三角形である。
また、前記駆動部は、例えば、前記盤状回転体を異なる方向に回転せしめる。さらに、前記駆動部は、例えば、前記盤状回転体を異なる速度にて回転せしめる。
また、前記盤状回転体は、例えば、前記上部盤面上であってかつ前記障壁殻部の2つに挟まれる位置に排出口を有する。
本発明による遊技機の振り分け装置によれば、振り分け装置の構造が複雑になることなく且つ遊技球がV入賞するまでV入賞するか否かの結果を予想することを困難にすることが出来る。これにより、低コストの振り分け装置であっても遊技者の遊技中の興趣を維持しかつ高揚せしめるのである。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施例としての役物を含むパチンコ機について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示されているように、パチンコ機10は、本体基部となる本体枠11と、本体枠11の内部に配置された遊技盤12と、遊技盤12の前方に設けられていて本体枠11に対して開閉自在な前面枠13と、を有する。遊技盤12は、その盤面上にガイドレール14で囲まれた遊技領域12aを備えており、かかる遊技領域12aに向けて遊技球が打ち出される。
前面枠13の下方には、下扉枠15が設けられている。下扉枠15には、遊技者が保有する遊技球を収容する受け皿15aが設けられ且つ遊技球の発射の制御及び発射強度を制御するためのハンドル16が設けられている。ハンドル16は、パチンコ機10の右側部に配置されておりかつ遊技者が握りやすいように下扉枠15の表面高さから突出している。ハンドル16には、人体が触れることに応答して接触信号を生成する接触検知センサ(図示せず)が設けられている。当該接触検知センサから出力される接触信号は、パチンコ機10の背面側に設けられた制御装置(図示せず)に入力される。
また、ハンドル16には、所定の角度範囲内で回動自在な打出調整部17が設けられている。打出調整部17は、パチンコ機10の背面側に設けられた遊技球の発射装置(図示せず)を駆動せしめる操作スイッチになっており、打出調整部17を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって該発射装置が作動するようになっている。打出調整部17は、バネ等の弾性体により反時計回り方向への付勢力が付与されており、待機状態においては基準位置に位置している。基準位置とは打ち出し調整部17の回動量がゼロである位置のことであり、かかる基準位置に打出調整部17が位置している場合には、遊技球は遊技盤12の遊技領域12aに打ち出されないようになっている。
遊技盤12には、遊技球の流下方向を変化せしめる多数の遊技釘(図示せず)が植設され、更には、風車等の役物(図示せず)が設けられている。また、遊技盤12の最下部には入賞しなかった遊技球を回収するアウト口(図示せず)が設けられている。
また、遊技盤12のほぼ中央には、センター役物が設けられており、例えばセンター役物は、いわゆる特別電動役物等の入賞領域を有する入賞装置18である。入賞装置18は、当該機構内への遊技球の通過の許否を振り分ける1対の羽根19a、19b(以下、いずれかを特定しない場合には羽根19と称する)、羽根19から入賞装置18内に入賞した遊技球を振り分ける振り分け装置20を有している。振り分け装置20は、入賞した遊技球を後述する盤状回転体に導くための導入部21、導入部21から導かれた遊技球を振り分ける盤状回転体22及び盤状回転体22を駆動せしめる駆動部23を含んでいる。例えば、盤状回転体22は、円盤形状であっても良い。例えば、導入部21は、羽根19から入賞装置18の略中央に向けて下り傾斜となり且つ略中央にて遊技球が通過できる間隔を備えて離間している2本の導入路21a、21bと、入賞装置18の略中央から入賞装置18の両端に向かって下り傾斜となる導入路21cと、導入路21cから導入された遊技球を盤状回転体22に導入せしめる導入路21d、21eとから構成されている。上述したような導入部21の構成によって、羽根19から入賞装置18内に入賞した遊技球が、導入路21a、21bから導入路21cに向けて落下して、導入路21cの中央部分にて左右に振り分けられる故、盤状回転体22の両側方のいずれか一方から導入することが出来る。なお、羽根19から直接的に盤状回転体22に遊技球を導入する導入路を設けても良い。
羽根19は、遊技盤12に設けられた始動口すなわちチャッカー24a、24b、24cを通過することを契機として開閉することとしても良い。例えば、各チャッカーには、通過検知センサ(図示せず)が備えられ、遊技球の球検知信号を後述する制御装置に送信することを可能とし、制御装置は、メインチャッカー24aの球検知信号を受信した場合には羽根19を2回開き、サブチャッカー24b、24cの球検知信号を受信した場合には羽根19を1回開くこととしても良い。羽根19が開状態にあるときに、遊技球を入賞装置18内に導くことが可能になる。
次に、図2及び図3を参照しつつ振り分け装置20の1例について詳細に説明する。図2は振り分け装置20の正面図を示し、図3は振り分け装置20の部分的な(導入部21及び排出部を除いた部分)斜視図を示している。
図2及び図3に示されているように、盤状回転体22の周囲には、盤状回転体22を囲む排出部25が設けられている。例えば、排出部25は、入賞装置18から遊技球を排出するための入賞球排出口(図示せず)に入賞球を導くための排出用の通路若しくは溝等であっても良い。盤状回転体22の両側方部分には、羽根19から入賞した遊技球を排出部25上を通過させて盤状回転体22に導入せしめる導入路21d、21eが設けられている。例えば、導入路21d、21eは、自身を通過する遊技球が盤状回転体22の中心方向に向かうように、盤状回転体22の中心に向かって設けられていても良い。
盤状回転体22の上部盤面22aの中央部には、V入賞口26が設けられている。また、上部盤面22aには、V入賞口26を覆い、所定の通路(後述する遊技球導入窓及び誘導溝)以外からの遊技球の進入を防ぐための障壁殻部27が設けられている。障壁殻部27は、V入賞口26を中心として所定の半径(後述する誘導溝囲む大きさ)の円形状の円状障壁部28及び円状障壁部28の外周部分から排出部25に向かって伸び、その形状が上部盤面22aに平行な面内において三角形の形状を備える三角形状障壁部29aから29h(以下、いずれかを特定しない場合には三角形状障壁部29と称する)から構成されている。三角形状障壁部29の各々には、遊技球が通過可能な遊技球導入窓30が設けられている。遊技球導入窓30の数量及び幅は、三角形状障壁部29毎に異なっている。遊技球導入窓30を設けることによって、遊技球を障壁殻部27の内部に導くことが出来る。なお、障壁殻部27、円状障壁部28及び遊技球導入窓30については、後ほど詳細に説明する。
また、盤状回転体22の下部盤面(底面)には、駆動部23が接続されている。駆動部23は、例えば、駆動モータ23a及び駆動ロッド23bから構成されていても良い。また、駆動部23は、後述する制御装置からの駆動信号に応じて盤状回転体22を右又は左方向(矢印3aの方向)に回転せしめる。かかる回転方向の変化については後ほど詳細に説明する。さらに、駆動部23は、制御装置からの駆動信号に応じて回転速度を変化させても良い。例えば、回転速度を上げることによって、上部盤面22a上に滞留する遊技球を遠心力によって排出部25に排出することが出来る。
次に、図3及び図4を参照しつつ、障壁殻部27について詳細に説明する。図4は、図3に示された障壁殻部27を三角形状障壁部29cから29gを結ぶ線分(図示せず)を軸として回転した場合の裏面の斜視図を示している。
図3及び図4に示されているように、障壁殻部27は、円状障壁部28及び複数の三角形状障壁部29から構成されている。円状障壁部28は、円盤状の上面板41及び上面板41の円周を囲み且つ離間して固着された側壁板42aから42h(以下、いずれかを特定しない場合には側壁板42と称する)から構成されている。側壁板42同士の間隔は、遊技球が側壁板42の間を通過可能とするために、遊技球の直径よりも大きい。三角形状障壁部29は、三角形の上面板43aから43h(以下、いずれかを特定しない場合には上面板43と称する)及び上面板43の一辺に設けられた側壁板44aから44h(以下、いずれかを特定しない場合には側壁板44と称する)及び他辺に設けられた側壁板45aから45h(以下、いずれかを特定しない場合には側壁板45と称する)から構成されている。例えば、三角形状側壁部29aは、上面板43a及び上面板43aの二つの長辺部分に固着された側壁板44a及び側壁板45aから構成されている。円状障壁部28の側壁板42の間隔と、三角形状障壁部29の側壁板44、45が設けられていない一辺と、の幅は等しく、円状障壁部28の側壁板42が設けられていない部分と、三角形状障壁部29の側壁板44、45が設けられていない一辺と、が固着されている。
なお、障壁殻部27は、上述した構造に限られることはなく、上述した誘導溝の形状に合わせて、誘導溝を囲むことができる構造とする。例えば、誘導溝の形状によっては、三角形状障壁部29は、互いに異なる形状となる。また、上面板及び側壁板を透明部材にすることによって、遊技球がV入賞口に向かっていることが確認できるようにしても良い。
側壁板44、45の各々には、遊技球が通過することが出来る幅の遊技球導入窓30が設けられている。遊技球導入窓30の幅はそれぞれ異なり、例えば、遊技球の直径の約1.1倍から約3倍の複数種類の幅としても良い。また、側壁板44、45の各々に複数の遊技球導入窓30を設けても良い。例えば、側壁板44a、44c、44gには2つの遊技球導入窓30が設けられている。さらに、側壁板44、45に遊技球導入窓30を設けずに、遊技球の障壁殻部27内への侵入を阻止しても良い。例えば、側壁板44d、45b、45fは、遊技球導入窓30が設けられていない側壁板である。上述したように、複数種類の窓幅若しくは複数の遊技球導入窓30を設けることによって、三角形状障壁部29毎にV入賞の確率を変動させることが出来る。
また、側壁板44側から障壁殻部27内への遊技球の進入を容易にし、これに対し側壁板45側からの遊技球の進入を困難とすることによって、盤状回転体22の回転方向によって、遊技球のV入賞確率を変動させても良い。例えば、側壁板44に幅の大きい遊技球導入窓30を数多く設け、側壁板45に遊技球導入窓30を設けないこととしても良い。さらに、上面板41等にLED等を取り付けておくことによって、上述したV入賞しやすい回転方向に盤状回転体22が回転する場合には、LEDを点灯させても良い。かかるLEDの点灯によって、例えば、障壁殻部27に太陽が燃えているイメージを抱かせて、より高い高揚感を与えることが出来る。
次に、図5及び図6を参照しつつ、盤状回転体22の上部盤面22a上に設けられた誘導溝及び誘導溝と障壁殻部との位置関係について詳細に説明する。図5は、盤状回転体22の正面図を示し、図6は、盤状回転体22の断面図を示している。
図5に示されているように、上部盤面22aには、障壁殻部27の形状と同一の誘導溝51が設けられている。誘導溝51は、V入賞口26の周りに円状障壁部28とほぼ同じ半径の円状の円状溝52及び円状溝52から盤状回転体22の外周に向かって伸び、その形状が上面板43とほぼ同じ大きさの三角形である三角形状溝53aから53h(以下、いずれかを特定しない場合には三角形状溝53と称する)から構成されている。従って、障壁殻部27は、誘導溝51を囲むように上部盤面22aに固着されている。また、上述した誘導溝51の形状によって、誘導溝51は、上部盤面22aの中央部に設けられたV入賞口26と連通することとなる。
また、誘導溝51の形状は上述した形状に限られることはなく、例えば、三角形状溝53の形状が各々異なっても良い。また、三角形状溝に変えて四角形若しくは半円等の溝を用いることとしても良い。さらに、円状溝52も設けることなく、三角形状溝53のみから構成されても良い。なお、異なる形状の誘導溝51を用いた場合において、障壁殻部27は、上述した形状(すなわち図3及び図4に示されている形状)とは異なり、誘導溝51を囲む形状となる。
図6(a)に示されているように、三角形状溝53は、溝の中央部に向かって下り傾斜となっており、遊技球導入窓30を通過した遊技球をV入賞口26に容易に導くことが出来る。また、上述した構造の溝を用いることによって、遊技球導入窓30を通過して障壁殻部27内に進入した遊技球が、異なる遊技球導入窓30を通過して再び障壁殻部27外に進むことなく、V入賞口26に導くことが出来る。例えば、側壁板44eの遊技球導入窓30を通過した遊技球は、再び側壁板45eの遊技球導入窓30を通過すること、V入賞口26に導かれることとなる。
図6(b)に示されているように、円状溝52及び三角形状溝53は、V入賞口26に向かって下り傾斜になっていることから、誘導溝51に到達した遊技球を滞留させることなく、V入賞口26に導くことが出来る。すなわち、遊技球導入窓30から誘導溝51に到達した全ての遊技球は、V入賞口26に導かれることとなる。
また、盤状回転体22には、V入賞口26からV入賞した遊技球を盤状回転体22の外部に排出するためのV入賞通路61が設けられている。V入賞通路61の側面部分には、遊技球が通過したか否か(すなわちV入賞したか否か)を検知するV入賞球検知センサ62が設けられている。なお、V入賞通路61は、排出部25に接続されていても良く、V入賞通路61及び排出部25を介してV入賞球を入賞装置18の外部に排出しても良い。
次に、入賞装置18内に入賞した遊技球のV入賞口26又は排出口25に至るまでの経路について図2及び図3を参照しつつ詳細に説明する。
図2の破線矢印2aによって示されているように、遊技球100は、導入路21d、21eを経て盤状回転体22の中心に向けて導入される。また、遊技球が導入されるタイミングによっては、遊技球は、三角形状障壁29の側壁板44、45の接する部分(すなわち三角形の頂点部分)に衝突することもある。かかる場合においては、導入された遊技球は、排出部25に向かって排出されることとなる。
図3の破線矢印3bによって示されているように、盤状回転体22に導入された遊技球100は、盤状回転体22の回転若しくは遊技球の導入進路によって遊技球導入窓30から障壁殻部27内に進入することとなる。また、破線矢印3cによって示されているように、側壁板45に衝突して盤状回転体22から排出部25に向かってはじき出されることもある。さらに、障壁殻部27内に進入することのなく側壁板42、44、45と衝突を繰り返して上部盤面22a上に滞留した遊技球は、駆動部23の回転速度を上げることによって、盤状回転体22から排出部25に排出されることもある。
従って、盤状回転体22に導入される遊技球は、盤状回転体22に対する導入位置及びタイミング(すなわち、通過しやすい遊技球導入窓30が設けられた側壁板44、45に向けての導入)並びに盤状回転体22の回転方向によって、V入賞確率が変動することとなる。すなわち、三角形状障壁部27に設けられている遊技球導入窓30の位置、数量及び幅等を変更することによって、容易にV入賞確率を任意に設定することが出来る。
また、上部盤面22a上に入賞した遊技球が滞留することを防止するために、盤状回転体22の上部盤面22a上に排出口を設けても良い。例えば、図7に示されているように、三角形状障壁部29の2つに挟まれる位置であって円状側壁部28の周囲に排出口71を設けても良い。なお、上述した位置に排出口71を設ける場合には、盤状回転体22の上部盤面22aが中心に向かって下り傾斜となることが必要となる。かかる上部盤面22aの傾斜によって遊技球は中央部に導かれることとなるからである。
次に、本実施例のパチンコ機10の制御装置80の動作について図8を参照しつつ説明する。図8に示されているように、制御装置80は、マイクロコンピュータ等からなり遊技機の遊技動作の制御を行う。
制御装置80は、ハンドル16に設けられた接触検知センサ81からの接触検知信号及びハンドル16の操作状況の信号を受信する。制御装置80は、接触検知センサ81及びハンドル16からの信号に基づいて発射装置82を駆動させる。
制御装置80は、各チャッカーに設けられた通過検知センサ83a〜83cから通過検知信号を受信すると、羽根19を複数回にわたって開閉させるために羽根開閉機構84を制御する。
制御装置80は、入賞装置18内に設けられた入賞球検知センサ85から入賞球検知信号を受信する。例えば、入賞球検知センサ85から入賞球検知信号を受信した場合には、制御装置80は、盤状回転体22を右若しくは左周りに回転せしめるべく、駆動信号を駆動モータ23aに送信する。
制御装置80は、V入賞球検知センサ62からV入賞球検知信号を受信する。制御装置80がV入賞球検知信号を受信し大当たりと判定した場合には、制御装置80は、各チャッカーを遊技球が通過したときと同様に、羽根19を複数回にわたって開閉させるために羽根開閉機構84を制御する。また、制御装置80は、排出部25に設けられた入賞球通過センサ86から入賞球通過信号を受信する。制御装置80は、かかる入賞球通過信号を受信すると、賞球払出装置87から賞球を払い出す制御を行う。
また、制御装置80は、遊技状態の変化(例えば、大当たり状態への移行等)に伴ってランプ等の電飾装置88等を制御する。
次に、図9のフローチャートを参照して、遊技者が遊技球を遊技領域12aに打ち出した場合のパチンコ機10の動作を説明する。
遊技者は入賞装置18の羽根19を開けるためにチャッカー24を狙う(ステップS1)。遊技球がチャッカー24のいずれかに入ると(ステップS2:YES)、羽根19が一定時間だけ開く(ステップS3)。羽根19が開いている間に遊技者は遊技球を羽根19に向けて打ち出すと、1つあるいは複数の遊技球が入賞装置18の中に入る(ステップS4)。なお、羽根19は遊技球が入賞装置18に導入されたか否かに係らず所定時間後に閉じる。
入賞装置18の中に遊技球が入ると、入賞球検知センサ85は遊技球の入賞を検知して、制御装置80に入賞球検知信号が送信される(ステップS5)。制御装置80は、入賞球検知信号を受信すると、盤状回転体22の回転方向を抽選して、抽選結果である回転方向を表す駆動信号を駆動モータ23aに送信する(ステップS6)。駆動モータ23aは、駆動信号に基づいて盤状回転体22を所定方向に回転せしめる(ステップS7)。なお、盤状回転体22は、入賞装置18内の遊技球の有無に関わらず、常に回転していても良い。
入賞装置18の中に入った遊技球は、導入部21を経て盤状回転体22まで導かれる(ステップS8)。遊技球導入窓30を通過して障壁殻部27内に入ると(ステップS9:YES)、遊技球は誘導溝51を経てV入賞口26まで導かれ、遊技球がV入賞口26を通過するとV入賞球検知センサ62からV入賞信号が制御装置80に送信される(ステップS10)。制御装置80は、V入賞信号を受信することで大当たりと判定し(ステップS11)、所定数の遊技球の払出し若しくは羽根19を複数回開く。
遊技球が遊技球導入窓30を通過しない場合(ステップS9:NO)において、制御装置80が排出部25に設けられた入賞球通過センサ86から入賞球通過検知信号を受信すると(ステップS12:YES)、遊技球がV入賞口26に到達しないことからはずれと判定する(ステップS13)。その後、再び遊技球をV入賞させるべくステップS1に戻り、同様の動作を行なう。
入賞球通過検知信号を一定時間経過しても受信しない場合(ステップS12:NO)には、遊技球が盤状回転体22の上部盤面22a上に滞留していると判断して、盤状回転体22の回転スピードを上げる(ステップS14)。その後、遊技球が遠心力によって再び動くこととなり、ステップS9からの判定を繰り返す。なお、遠心力によって再び動きだす遊技球のほとんどが、排出部25に排出されることとなる。
以上のように、本発明の実施例の遊技機の振り分け装置は、盤状回転体の上部盤面上に誘導溝と、誘導溝を囲みかつ遊技球導入窓を有する障壁殻部を備える故、複雑にならず且つ遊技球がV入賞するまでV入賞するか否かの結果を予想することを困難にすることが出来る。これにより、低コストの振り分け装置であっても遊技者の遊技中の興趣を維持し且つ高揚せしめることが可能となる。
本発明の実施例を含む遊技機の外観正面図である。 本発明の実施例である振り分け装置の正面図である。 本発明の実施例の一部である盤状回転体、障壁殻部及び駆動部の斜視図である。 本発明の実施例の一部である障壁殻部の裏面の斜視図である。 本発明の実施例の一部である盤状回転体の正面図である。 (a)は盤状回転体における図5の6a−6a一点鎖線に沿った断面を示す断面図、(b)は盤状回転体における図5の6b−6b一点鎖線に沿った断面を示す断面図である。 本発明の実施例の変形例である振り分け装置の正面図である。 本発明の実施例による遊技機の制御装置のブロック図である。 図1のパチンコ機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
12 遊技盤
18 入賞装置
20 振り分け装置
21 導入部
22 盤状回転体
23 駆動部
26 V入賞口
27 障壁殻部
30 遊技球導入窓
48 可導体
51 誘導溝

Claims (3)

  1. 入賞した遊技球を導く導入部と、
    前記導入部の下流に設けられて前記導入部を経た遊技球を受ける上部盤面を有する盤状回転体と、
    前記盤状回転体の周囲に設けられた排出部と、
    前記盤状回転体を回転せしめる駆動部と、からなる遊技球の振り分け装置であって、
    前記盤状回転体は、前記上部盤面の中央部に設けられたV入賞口と、前記V入賞口に連通しかつその半径方向に伸びる複数の誘導溝と、前記誘導溝を囲みかつ遊技球導入窓を有する障壁殻部と、を有し、
    前記盤状回転体は、前記上部盤面上であってかつ前記障壁殻部の2つに挟まれる位置に排出口を有することを特徴とする遊技球の振り分け装置。
  2. 前記障壁殻部の形状は、前記上部盤面に平行な面内において三角形であることを特徴とする請求項記載の遊技球の振り分け装置。
  3. 遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤を備えている遊技機において、
    前記遊技盤には、請求項1または2記載の遊技球の振り分け装置が設けられていることを特徴とする遊技機。
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