JPH10174632A - スタッキング椅子 - Google Patents

スタッキング椅子

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Publication number
JPH10174632A
JPH10174632A JP7580397A JP7580397A JPH10174632A JP H10174632 A JPH10174632 A JP H10174632A JP 7580397 A JP7580397 A JP 7580397A JP 7580397 A JP7580397 A JP 7580397A JP H10174632 A JPH10174632 A JP H10174632A
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JP
Japan
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seating portion
chair
seating
stopper
upward
Prior art date
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Pending
Application number
JP7580397A
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English (en)
Inventor
Kensaku Fukaya
賢筰 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUO KATAN KOGYO KK
Original Assignee
CHUO KATAN KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH10174632A publication Critical patent/JPH10174632A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッキング時の作業性を向上させることが
できるスタッキング椅子を提供すること。 【解決手段】 着座部17の下方の下部構成部2は、キ
ャスタ9を有した脚部3・4・5・6を備える。着座部
上方の上部構成部11は、肘掛け部12・13と背もた
れ部15を備える。下部構成部2は、脚部5・6の上部
に、着座部のストッパ8を備え、着座部の前部側のヒン
ジ結合部位21を、ストッパ8より高い脚部3・4の上
部に配置させる。後方の椅子1bに対して着座部17を
上方へ開かせつつ前方の椅子1fを進入可能に、下部構
成部2・上部構成部11・着座部17が構成される。着
座部の前縁側の下面17cが、ストッパ8より高い位置
に配置されて、着座部の後縁が、ストッパより後方側に
延びるとともに、着座部の後縁側の下面17aが、着座
部の前縁側の上面17bより高い位置に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に移動さ
せることにより、着座部が、他の着座部の上面へ乗り上
げつつ上方へ開き、前後方向の寸法を縮めるように、複
数の椅子を重ね可能なスタッキング椅子に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、前後方向に移動させ
て、前後方向の寸法を縮めるように、複数の椅子を重ね
可能なスタッキング椅子としては、特公平6−8781
8号公報や実公平7−50987号公報に記載されてい
るものが知られている。
【0003】後者公報(実公平7−50987号公報)
に記載のスタッキング椅子は、キャスタをそれぞれ下端
に有して前後左右に配置される4本の脚部と、脚部の上
部で上方へ開き可能にヒンジ結合される着座部と、前側
脚部から斜め上方へ延設される肘掛け部を介して後側に
配置される背もたれ部と、を備えていた。
【0004】着座部は、後側脚部の上部側でヒンジ結合
されて、着座部の前部側が上方へ開くように構成され、
さらに、着座部の前縁側の下面は、着座部の後縁側の上
面より、高い位置に配置されるように構成されていた。
【0005】そして、スタッキング時には、前向きに配
置させた前方の椅子に対して、前向きに配置させた後方
の椅子を押し付ければ、着座部の前縁側の下面が着座部
の後縁側の上面より高いことから、後方の椅子の着座部
が、ヒンジ結合部位で開きつつ、前方の椅子の着座部の
上面に乗り上げて、前後方向の寸法を縮めるように、前
後の椅子を重ねることができた。
【0006】しかし、後者公報に記載のスタッキング椅
子では、着座部の後部側がヒンジ結合されて、着座部の
前部側が上方へ開く構成としていた。
【0007】そのため、前向きに配置させた前方の椅子
に対して、前向きに配置させた後方の椅子を押し付ける
際、後方の椅子における着座部の前縁側の下面と、前方
の椅子における着座部の後縁側の上面と、の摩擦抵抗が
大きい場合には、単に、後方の椅子を前方に押し付けて
も、後方の椅子における着座部が前方の椅子における着
座部に円滑に乗り上げることができなくなってしまう。
【0008】この場合、後方の椅子における着座部の前
縁側を把持して上方側へ持ち上げつつ、後方の椅子の背
もたれ部を把持して前方へ押す必要が生じ、作業者の両
手が必要となってしまい、スタッキング時の作業性が低
下していた。
【0009】また、前者公報(特公平6−87818号
公報)に記載のスタッキング椅子は、4本の脚部と、脚
部の上部で上方へ開き可能にヒンジ結合される着座部
と、後側脚部から上方へ延設されて後側に配置される背
もたれ部と、を備えて構成されていた。
【0010】着座部は、前側脚部の上部側でヒンジ結合
されて、着座部の後部側が上方へ開くように構成され、
さらに、着座部を支持するフレームが、前方側の横断面
形状を後方側の横断面形状より小さくするように構成さ
れていた。
【0011】そして、スタッキング時には、前向きに配
置させた前方の椅子に対して、前向きに配置させた後方
の椅子を押し付ければ、前方の椅子の着座部を、ヒンジ
結合部位で開かせつつ、後方の椅子の着座部の上面に乗
り上げさせ、前後方向の寸法を縮めるように、前後の椅
子を重ねることができた。
【0012】しかし、前者の公報記載のスタッキング椅
子でも、前向きに配置させた前方の椅子に対して、前向
きに配置させた後方の椅子を押し付ける際、後方の椅子
における着座部の前縁側の上面と、前方の椅子における
着座部の後縁側の下面と、の摩擦抵抗が大きい場合に
は、単に、後方の椅子を前方に押し付けても、前方の椅
子における着座部が後方の椅子における着座部に円滑に
乗り上げることができなくなってしまい、その結果、前
方の椅子における着座部の後縁側を把持して上方側へ持
ち上げつつ、後方の椅子の背もたれ部を把持して前方へ
押す必要が生じて、作業者の両手が必要となってしま
い、スタッキング時の作業性が低下していた。
【0013】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、スタッキング時の作業性を向上させることができる
スタッキング椅子を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスタッキン
グ椅子は、着座部が、略水平方向に支持されるととも
に、上方へ開き可能にヒンジ結合されて、前記着座部の
下方の下部構成部が、キャスタをそれぞれ下端に配置さ
せて左右に2本ずつ配置される前側・後側脚部を備え、
前記着座部の上方の上部構成部が、後側に配置される背
もたれ部を備えて構成され、前後方向に移動させること
により、着座部が、他の着座部の上面へ乗り上げつつ上
方へ開き、前後方向の寸法を縮めるように、複数の椅子
を重ね可能なスタッキング椅子であって、前記下部構成
部が、前記後側脚部の上部に、前記着座部の下面に当接
するストッパを配設するとともに、前記着座部のヒンジ
結合部位を、前記ストッパより高い位置における前記前
側脚部の上部に配置させ、前記着座部の前縁側の下面
が、前記ストッパより高い位置に配置されて、前記着座
部の後縁が、前記ストッパより後方側に延びるととも
に、前記着座部の後縁側の下面が、前記着座部の前縁側
の上面より高い位置に配置され、前向きの後方の椅子に
対して前記着座部を上方へ開かせつつ前向きの前方の椅
子を進入可能な形状に、前記下部構成部、前記上部構成
部、及び、前記着座部が形成されていることを特徴とす
る。
【0015】前向きの後方の椅子に対して前記着座部を
上方へ開かせつつ前向きの前方の椅子を進入可能な形状
に、前記下部構成部、前記上部構成部、及び、前記着座
部を形成する場合、前記下部構成部を、前方側の横断面
形状を後方側の横断面形状より大きくするように構成
し、前記上部構成部を、肘掛け部と、前記背もれ部と、
を備えて構成し、前記肘掛け部を、前記椅子の重ね時に
干渉しないように、左右の前記前側脚部から、それぞ
れ、斜め後上方へ延設させて形成して、前記背もたれ部
を、左右の前記肘掛け部の上端相互を連結するように形
成し、前記着座部の平面形状を、前記上部構成部の内側
に配置させるように構成しても良い。
【0016】あるいは、前向きの後方の椅子に対して前
記着座部を上方へ開かせつつ前向きの前方の椅子を進入
可能な形状に、前記下部構成部、前記上部構成部、及
び、前記着座部を形成する場合、前記下部構成部を、前
方側の横断面形状を後方側の横断面形状より大きくする
ように構成し、前記上部構成部の背もたれ部を、前記着
座部の後端から円弧状に連なって上方へ延びるように形
成しても良く、この構成で、さらに上部構成部に肘掛け
部を設ける場合には、肘掛け部を、前記着座部の左右両
側から、若しくは、左右の前記前側脚部から、上方へ延
びるように形成するとともに、左右の前記肘掛け部を、
前記椅子の重ね時に干渉しないように、前方側の横断面
形状を後方側の横断面形状より大きくする、若しくは、
上部側を相互に外開きとする、あるいは、斜め後上方に
延びる、のいずれかの形状に形成し、前記着座部の平面
形状を、前記上部構成部の内側に配置させるように構成
することが望ましい。
【0017】また、前記ストッパを、前記着座部の左右
の縁より中央側の下面に当接するように、前記後側脚部
から突設させても良い。
【0018】さらに、前記着座部の下面には、前記スト
ッパにそれぞれ当接する前後方向の突条を、左右方向に
並設させ、前記各突条の後縁側の下面を、弧面とするこ
とが望ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るスタッキング椅子では、ス
タッキング時、後方側の前向きに配置させた椅子に対し
て、前方側から前向きに配置させた椅子を押し付ける。
【0020】すると、下部構成部における後側脚部の上
部に、着座部の下面に当接するストッパが形成されると
ともに、着座部のヒンジ結合部位が、ストッパより高い
位置における下部構成部の前側脚部の上部に配置され、
また、着座部の前縁側の下面が、ストッパより高い位置
に配置されて、着座部の後縁が、ストッパより後方側に
延びるとともに、着座部の後縁側の下面が、着座部の前
縁側の上面より高い位置に配置されるように構成されて
いる。そのため、後方側の椅子における着座部の上面
に、前方側の椅子における着座部が、上方へ開きつつ乗
り上げられる。
【0021】さらに、前向きの後方側の椅子に対して着
座部を上方へ開かせつつ前向きの前方側の椅子を進入可
能な形状に、下部構成部、上部構成部、及び、着座部が
形成されていることから、前向きの前方側の椅子をさら
に前向きの後方側の椅子に進入させることができ、円滑
にスタッキング作業を行なうことができる。
【0022】そして、前方側の椅子における着座部の後
縁側の下面と、後方側の椅子における着座部の前縁側の
上面と、の摩擦抵抗が大きく、単に、前方側の椅子を後
方側へ押し付けるだけでは、前方側の着座部を後方側の
着座部の上面に乗り上げることができない場合には、前
方側の椅子を後方側へ押す際に把持していた背もたれ部
を持ち上げつつ、前方側の椅子を後方側へ移動させる。
【0023】すなわち、椅子の背もたれ部は、椅子の後
部側に配置されており、背もたれ部を把持して持ち上げ
れば、前方側の椅子における着座部の後縁側が上がり、
その状態で、前方側の椅子が後方へ移動するため、後方
側の椅子の着座部の上面に前方側の椅子の着座部を簡単
に乗り上げさせることができる。そして勿論、脚部に
は、キャスタが配置されているため、前方側の椅子の後
方側への移動は、簡単に行なえる。
【0024】したがって、本発明に係るスタッキング椅
子では、前後方向への移動だけでは着座部を他の着座部
に乗り上げ難い場合でも、着座部を直接手で把持するこ
となく、移動させるために把持していた背もたれ部を単
に持ち上げて、後方へ移動させるだけで、簡単にスタッ
キング作業を行なうことができ、スタッキング時の作業
性を向上させることができる。
【0025】なお、前向きの後方の椅子に対して着座部
を上方へ開かせつつ前向きの前方の椅子を進入可能とす
る構成の下部構成部としては、前方側の横断面形状を後
方側の横断面形状より大きくするように構成することで
ある。
【0026】そして、上部構成部としては、まず、上部
構成部を、肘掛け部と背もたれ部とから構成する場合、
肘掛け部を、スタッキング時に干渉しないように、左右
の前側脚部から、それぞれ、斜め後上方へ延設して形成
し、背もたれ部を、左右の肘掛け部の上端相互を連結す
るように形成すれば、前向きの後方の椅子に対して着座
部を上方へ開かせつつ前向きの前方の椅子を進入させる
ことができる。この場合の着座部は、その平面形状を、
上部構成部の内側に配置させておく。
【0027】また、上部構成部としての背もたれ部を、
着座部の後端から円弧状に連なって上方へ延びるように
形成しても、前向きの後方の椅子に対して着座部を上方
へ開かせつつ前向きの前方の椅子を進入させることがで
きる。この構成で、肘掛け部を設ける構成とする場合に
は、肘掛け部を、着座部の左右両側から、若しくは、左
右の前側脚部から、上方へ延びるように形成するととも
に、左右の前記肘掛け部を、スタッキング時に干渉しな
いように、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状よ
り大きくする、若しくは、上部側を相互に外開きとす
る、あるいは、斜め後上方に延びる、のいずれかの形状
に形成し、着座部の平面形状を上部構成部の内側に配置
させるように構成すれば良い。
【0028】さらに、上部構成部としての背もたれ部
を、着座部の後端から円弧状に連なって上方へ延びるよ
うに形成した場合には、着座部の後縁側の下面が大きな
弧面となることから、スタッキング時、後方側の着座部
の前縁側と接触して、着座部の後縁側が上方へ移動し易
くなって、前方側の着座部を後方側の着座部の上面に乗
り上げ易く、スタッキング時の作業性を向上させること
ができる。
【0029】そして、ストッパを、着座部の左右の縁よ
り中央側の下面に当接するように、後側脚部から突設さ
せれば、着座している人が、着座部を左右両側から持ち
上げても、ストッパが当接している部位が着座部の左右
の縁から離れた着座部下面の中央側であって、指等をス
トッパと着座部自体の間で挟み込むことを防止すること
ができる。
【0030】さらに、着座部の後部側の下面に、ストッ
パにそれぞれ当接する前後方向の突条を、左右方向に並
設し、各突条の後縁側の下面を、弧面とする場合には、
スタッキング時、前方側の着座部における後方側の着座
部に当接する部位が、狭い面積の突条であり、摩擦を生
じさせる面積を小さくでき、さらに、それらの突条の後
縁側の下面が、弧面となって、案内し易いため、スタッ
キング時、前方側の着座部を後方側の着座部の上面に乗
り上げ易く、スタッキング時の作業性を向上させること
ができる。
【0031】また、この構成では、着座部のストッパと
当接する部位が、突条の下面となり、着座部自体の下面
が直接ストッパに当接する訳ではないことから、着座し
ている人が、着座部を左右両側から持ち上げ、指等をス
トッパと着座部自体の下面との間に配置させたとして
も、突条の高さ分、隙間が空くため、指等をストッパと
着座部自体の間で挟み込むことを防止することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0033】第1実施形態のスタッキング椅子1は、図
1〜3に示すように、略水平方向に支持される着座部1
7と、着座部17の下方の下部構成部として下部側フレ
ーム2と、着座部17の上方の上部構成部としての上部
側フレーム11と、を備えて構成されている。
【0034】下部側フレーム2は、それぞれ、金属丸パ
イプから形成されるとともに、下端にキャスタ9を配置
させて、左右に2本ずつ配置される前側脚部3・4と後
側脚部5・6とを備えて構成されている。また、下部側
フレーム2は、各脚部3・4・5・6の他、前側脚部3
・4の相互の上部を連結する前連結部7と、後側脚部5
・6の相互の上部を連結して、着座部17のストッパ8
を構成する後連結部と、を備えて構成されている。
【0035】また、各後側脚部5・6は、上部で前方へ
屈曲されて、下部側の本体5a・6aと、各前側脚部3
・4の上部に連結される前方延出部5b・6bと、を備
えて構成されている。
【0036】上部側フレーム11は、左右の肘掛け部1
2・13と、背もたれ部15と、から構成されている。
各肘掛け部12・13は、金属丸パイプからなる左右の
前側脚部3・4の上部から、それぞれ、相互に平行とし
て、斜め後上方へ延設して形成されている。背もたれ部
15は、左右の肘掛け部12・13の上端相互を連結す
るように、硬質合成樹脂材から円弧状に形成されて、椅
子1の後部側に配置されている。
【0037】そして、下部側フレーム2は、前向きの後
方側の椅子1bに対して前向きの前方側の椅子1fを進
入可能に、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状よ
り大きくするように構成されている。すなわち、前側脚
部3・4の相互の間隔は、後側脚部5・6の本体5a・
6aの相互の間隔より広くされるとともに、後側脚部5
・6の前方延出部5b・6bの相互が後方側に向かうに
つれて狭く形成され、椅子1fを重ねる際、後方側の椅
子1bの前側脚部3・4の内側に、前方側の椅子1fの
後側脚部5・6が配置されるように構成されている。
【0038】また、後述する着座部17も、上方への開
き時に上部側フレーム11と干渉しないように、平面形
状を、肘掛け部12・13や背もたれ部15の内側に入
る形状に形成されている。さらに、実施形態の場合に
は、着座部17は、前方側の横断面形状を後方側の横断
面形状より大きくするように構成されている。
【0039】なお、上部側フレーム11の肘掛け部12
・13は、実施形態の場合、平面形状で、前方から後方
にかけて相互に平行に形成されているが、前側脚部3・
4の上部から斜め上方の後方側へ延びる形状であるた
め、スタッキング時には、前方の椅子1fの肘掛け部1
2・13が後方の椅子1bの肘掛け部12・13の斜め
上方に配置されるように、重なることとなり、前方側の
横断面形状を後方側の横断面形状より大きくしても良い
が、このように、平行にしても良い。また、背もたれ部
15は、実施形態の場合、肘掛け部12・13の後部側
で、円弧状に曲線を描いて形成されており、前方側の横
断面形状を後方側の横断面形状より大きくした形状とし
ているため、容易に、前後方向で重ねることができる。
そして勿論、肘掛け部12・13の斜め上方へ延びる上
向きの角度が大きくなって、スタッキング時の前後の椅
子1f・1bの肘掛け部12・13相互や背もたれ部1
5相互が、側方から見て、斜め上方に離れて配置される
ように、前後方向で重なる場合には、上部側フレーム1
1の肘掛け部12・13は、後部相互を連結するような
背もたれ部15を配置させていても、前方側の横断面形
状を後方側の横断面形状より小さくするようにしても良
い。
【0040】そして、実施形態の前連結部7は、前部脚
部3・4における後側脚部5・6の前方延出部5b・6
bとの連結部分より上部位置、すなわち、ストッパ8よ
り上部位置に配置されて、着座部17をストッパ8より
上方位置でヒンジ結合させている。
【0041】着座部17は、略長方形板状の本体18
と、本体18の下面に形成された2個の突条19・19
と、から構成され、本体18は、スポンジ材を合成樹脂
シートで被覆したクッション部18bを、硬質合成樹脂
材からなるベース部18aの上面に固着させて構成され
ている。そして、ベース部18aにおける前部側の左右
の下面には、着座部17のヒンジ結合部位21・21を
形成するために、前連結部7をくるむように湾曲して前
連結部7に対して回動可能な金属板からなるブラケット
22・22がねじ止めされている。各ブラケット22・
22には、案内孔22aが形成されて、各案内孔22a
には、前連結部7に固着されたピン7aが挿入されてい
る。各ピン7aは、着座部17が上方へ開いた際に、案
内孔22aの周面に当接して、着座部17の開き角度を
規制することとなる。
【0042】ベース部18aの下面で下方に突出する2
個の突条19は、前後方向に形成されるとともに、左右
方向に並設されており、下面に、ストッパ8の一部と嵌
合される凹部19aが形成されている。各突条19の高
さは、凹部19aにストッパ8を収納させても、着座部
17におけるベース部18aの下面と、ストッパ8や後
側脚部5・6の前方延出部5b・6bと、の間に、約2
cm程度の隙間Hを空けるように構成されている。また、
各突条19の後縁側の下面は、弧面19bとされてい
る。
【0043】そして、着座部17は、着座部17の前縁
が、ヒンジ結合部位21より前方側に延び、その前縁側
の下面17cが、ストッパ8より高い位置に配置され
て、着座部17の後縁が、ストッパ8より後方側に延び
るとともに、着座部17の後縁側の下面17aが、着座
部17の前縁側上面17bより高い位置に配置されるよ
うに構成されている。なお、着座部17の前後方向の長
さが短く、着座部17の前縁がヒンジ結合部位21と一
致するように構成する場合には、ヒンジ結合部位21の
上面側や下面側が、着座部17の前縁側の上面17bや
下面17cに相当することとなる。
【0044】この第1実施形態のスタッキング椅子1の
使用態様について述べると、スタッキング時には、図2
の二点鎖線で示すように、後方側に前向きに配置させた
椅子1bに対して、前方側から前向きに配置させた椅子
1fを押し付ける。
【0045】すると、下部側フレーム2における後側脚
部本体5a・6aの上部に、着座部17の下面に当接す
るストッパ8が形成されるとともに、着座部17のヒン
ジ結合部位21が、ストッパ8より高い位置における下
部側フレーム2の前側脚部3・4の上部に配置され、ま
た、着座部17の前縁側下面17cが、ストッパ8より
高い位置に配置されて、着座部17の後縁が、ストッパ
8より後方側に延びるとともに、着座部17の後縁側下
面17aが、着座部17の前縁側上面17bより高い位
置に配置されるように構成されている。そのため、後方
側の椅子1bにおける着座部17の上面に、前方側の椅
子1fにおける着座部17が上方へ開きつつ乗り上げら
れる。
【0046】さらに、前向きの後方側の椅子1bに対し
て着座部17を上方へ開かせつつ前向きの前方側の椅子
1fを進入可能に、下部側フレーム2が、前方側の横断
面形状を後方側の横断面形状より大きくするように構成
されるとともに、上部側フレーム11が、肘掛け部12
・13を前側脚部3・4から斜め後上方へ延設させて、
それらの先端相互を円弧状に連結するように背もたれ部
15を設けて構成されており、さらに、着座部17が、
上方への開き時に上部側フレーム2と干渉しないよう
に、平面形状を上部側フレーム11の内側に配置させて
構成されていることから、前向きの前方側の椅子1fを
さらに前向きの後方側の椅子1bに進入させることがで
き、円滑にスタッキング作業を行なうことができる。
【0047】そして、前方側の椅子1fにおける着座部
17の後縁側下面17aと、後方側の椅子1bにおける
着座部17の前縁側上面17bと、の摩擦抵抗が大き
く、単に、前方の椅子1fを後方側へ押し付けるだけで
は、前方の着座部17を後方側の着座部17の上面に乗
り上げることができない場合には、図4のA・Bに示す
ように、前方側の椅子1fを後方側へ押す際に把持して
いた背もたれ部15を持ち上げつつ、前方側の椅子1f
を後方側へ移動させる。
【0048】すなわち、椅子1fの背もたれ部15は、
椅子1fの後部側に配置されており、背もたれ部15を
把持して持ち上げれば、前方側の椅子1fにおける着座
部17の後縁側が上がり、その状態で、前方側の椅子1
fが後方へ移動するため、後方側の椅子1bの着座部1
7の上面に前方の椅子1fの着座部17を簡単に乗り上
げさせることができる。そして勿論、前側脚部3・4に
は、キャスタ9が配置されているため、前方側の椅子1
fの後方側への移動は、簡単に行なえる。
【0049】したがって、第1実施形態のスタッキング
椅子1では、前後方向への移動だけでは着座部17を他
の着座部17に乗り上げ難い場合でも、着座部17を直
接手で把持することなく、移動させるために把持してい
た背もたれ部15を単に持ち上げて、後方へ移動させる
だけで、簡単にスタッキング作業を行なうことができ、
スタッキング時の作業性を向上させることができる。
【0050】そして、着座部17の後部側の下面に、ス
トッパ8にそれぞれ当接する前後方向の突条19・19
を、左右方向に並設し、各突条19の後縁側の下面を、
弧面19bとする場合には、スタッキング時、前方側の
着座部17が後方側の着座部17に当接する部位が、狭
い面積の突条19の弧面19bであり、摩擦を生じさせ
る面積を小さくでき、さらに、それらの突条19の後縁
側の下面が、弧面19bとなって、案内し易いため、ス
タッキング時、前方側の着座部17を後方側の着座部1
7の上面に乗り上げ易く、スタッキング時の作業性を向
上させることができる。
【0051】また、この構成では、着座部17のストッ
パ8と当接する部位が、突条19の下面となり、着座部
17のベース部18a自体の下面が直接ストッパ8に当
接する訳ではないことから、着座している人が、着座部
17を左右両側から持ち上げ、指等をストッパ8や後側
脚部5・6の前方延出部5b・6bと、着座部17のベ
ース部18a自体の下面との間に配置させたとしても、
突条19の高さ分、隙間Hが空くため、指等をストッパ
8や前方延出部5b・6bとベース部18a自体との間
で挟み込むことを防止することができる。
【0052】第2実施形態のスタッキング椅子31は、
図5〜8に示すように、略水平方向に支持される着座部
47の上方の上部構成部41が、着座部47の後端と円
弧状に連結されて、上方へ延びる背もたれ部45から構
成されている。
【0053】この椅子31でも、着座部47の下方の下
部構成部32は、それぞれ、金属丸パイプから形成され
るとともに、下端にキャスタ9を配置させて、左右に2
本ずつ配置される前側脚部33・34と後側脚部35・
36とを備えて構成されている。また、下部構成部32
は、各脚部33・34・35・36の他、前側脚部33
・34の相互の上部を連結する前連結部37と、後側脚
部35・36の相互の上部を連結して、着座部47のス
トッパ38を構成する後連結部と、を備えて構成されて
いる。このストッパ38は、左右方向の中央付近が上方
へ湾曲し、着座部47の左右方向の中央付近の下面を支
持している。
【0054】各後側脚部35・36は、上部で前方へ屈
曲されて、下部側の本体35a・36aと、各前側脚部
33・34の上部に連結される前方延出部35b・36
bと、を備えて構成されている。
【0055】そして、第2実施形態の下部構成部32
も、前向きの後方側の椅子31bに対して前向きの前方
側の椅子31fを進入可能に、前方側の横断面形状を後
方側の横断面形状より大きくするように構成されてい
る。すなわち、前側脚部33・34の相互の間隔は、後
側脚部35・36の本体35a・36aの相互の間隔よ
り広くされるとともに、後側脚部35・36の前方延出
部35b・36bの相互が後方側に向かうにつれて狭く
形成され、椅子31fを重ねる際、後方側の椅子31b
の前側脚部33・34の内側に、前方側の椅子1fの後
側脚部35・36が配置されるように構成されている。
【0056】また、実施形態の前連結部37は、前部脚
部33・34における後側脚部35・36の前方延出部
35b・36bとの連結部分より上部位置、すなわち、
ストッパ38より上部位置に配置されて、着座部47を
ストッパ38より上方位置でヒンジ結合させている。
【0057】着座部47は、硬質合成樹脂からなるベー
ス部48と、ベース部48の上面に配置されて、スポン
ジ材を合成樹脂シートで被覆したクッション部49と、
から構成されている。そして、ベース部48における前
部側の左右の下面には、着座部47のヒンジ結合部位5
1・51を形成するために、前連結部37をくるむよう
に湾曲して前連結部37に対して回動可能な金属板から
なるブラケット52・52がねじ止めされている。
【0058】そして、ベース部48の後端が、円弧状に
大きな弧面を描いた後に上方へ延びて、上部構成部41
としての背もたれ部45が形成されている。
【0059】さらに、この着座部47も、第1実施形態
と同様に、着座部47の前縁が、ヒンジ結合部位51よ
り前方側に延び、その前縁側の下面47cが、ストッパ
38より高い位置に配置されて、着座部47の後縁が、
ストッパ38より後方側に延びるとともに、着座部47
の後縁側の下面47aが、着座部47の前縁側上面47
bより高い位置に配置されるように構成されている。
【0060】この第2実施形態のスタッキング椅子31
の使用態様について述べると、通常のスタッキング時に
は、図6の二点鎖線で示すように、後方側に前向きに配
置させた椅子31bに対して、前方側から前向きに配置
させた椅子31fを押し付ければ、下部構成部32にお
ける後側脚部本体35a・36aの上部に、着座部47
の下面に当接するストッパ38が形成されるとともに、
着座部47のヒンジ結合部位51が、ストッパ38より
高い位置における下部構成部32の前側脚部33・34
の上部に配置され、また、着座部47の前縁側下面47
cが、ストッパ38より高い位置に配置されて、着座部
47の後縁が、ストッパ38より後方側に延びるととも
に、着座部47の後縁側下面47aが、着座部47の前
縁側上面47bより高い位置に配置されるように構成さ
れている。そのため、後方側の椅子31bにおける着座
部47の上面に、前方側の椅子31fにおける着座部4
7が上方へ開きつつ乗り上げられる。
【0061】さらに、前向きの後方側の椅子31bに対
して着座部47を上方へ開かせつつ前向きの前方側の椅
子31fを進入可能に、下部構成部32が、前方側の横
断面形状を後方側の横断面形状より大きくするように構
成されるとともに、着座部47が、上部構成部41と干
渉しないように、上部構成部41としての背もたれ部4
5より前方の内側に配置させていることから、前向きの
前方側の椅子31fをさらに前向きの後方側の椅子31
bに進入させることができ、円滑にスタッキング作業を
行なうことができる。
【0062】そして、前方側の椅子31fにおける着座
部47の後縁側下面47aと、後方側の椅子31bにお
ける着座部47の前縁側上面47bと、の摩擦抵抗が大
きく、単に、前方の椅子31fを後方側へ押し付けるだ
けでは、前方の着座部47を後方側の着座部47の上面
に乗り上げることができない場合には、図9のA・Bに
示すように、前方側の椅子31fを後方側へ押す際に把
持していた背もたれ部45を持ち上げつつ、前方側の椅
子31fを後方側へ移動させる。
【0063】すなわち、椅子31fの背もたれ部45
は、椅子31fの後部側に配置されて着座部47の後端
と連結されており、背もたれ部45を把持して持ち上げ
れば、前方側の椅子31fにおける着座部47の後縁側
が上がり、その状態で、前方側の椅子31fが後方へ移
動するため、後方側の椅子31bの着座部47の上面に
前方の椅子31fの着座部47を簡単に乗り上げさせる
ことができる。そして勿論、前側脚部33・34には、
キャスタ9が配置されているため、前方側の椅子31f
の後方側への移動は、簡単に行なえる。
【0064】なお、第2実施形態のスタッキング椅子3
1では、背もたれ部45が、着座部47の後端から円弧
状に連なって上方へ延びるように形成されているため、
着座部47の後縁側の下面47aが、大きな弧面となっ
て、スタッキング時、後方側の椅子31bの着座部47
の前縁側の上面47bと接触して、着座部47の後縁側
が上方へ移動し易くなって、前側脚部33・34や着座
部47の前縁側を後方側へ押圧しても、前方側の椅子3
1fの着座部47を後方側の椅子31bの着座部47の
上面に乗り上げ易く、スタッキング時の作業性を向上さ
せることができる。
【0065】そしてまた、スタッキングされた後方側の
椅子31bの着座部47の上面には、第1実施形態のよ
うに、前方側の椅子1fの狭い面積の突条19が押し付
けられるのではなく、前方側の椅子31fの広い面積の
着座部47の下面が押し付けられることから、椅子31
bにおける着座部47のクッション部49を、部分的に
へこませるような凹部を付け難くすることができる。
【0066】また、第2実施形態のスタッキング椅子3
1では、ストッパ38が、着座部47の左右の両縁から
離れた着座部47の中央付近の下面に当接するように、
中央付近を上方へ湾曲させており、着座している人が、
着座部47を左右両側から持ち上げ、指等をストッパ3
8や後側脚部35・36の前方延出部35b・36b
と、着座部47のベース部48自体の下面との間に配置
させたとしても、ストッパ38の湾曲した高さ分、隙間
H(図7参照)が空くため、指等をストッパ38や前方
延出部35b・36bとベース部48自体との間で挟み
込むことを防止することができる。
【0067】さらに、第2実施形態では、上部構成部4
1が、背もたれ部45だけから構成された場合を示した
が、図5・6・8の二点鎖線で示すように、着座部47
から延びるような肘掛け部42・43を設けても良い。
この場合の肘掛け部42・43は、上端で、後方へ略水
平後方へ延びているため、スタッキング時に干渉しない
ように、着座部47の左右から離すように構成するとと
もに(すなわち、着座部47の平面形状を上部構成部4
1の内側に配置させるように構成するとともに)、肘掛
け部42・43の相互の横断面形状に関し、前方側の横
断面形状を後方側の横断面形状より大きくするように構
成したり、あるいは、肘掛け部42・43が着座部47
と同様に回転することに着目し、着座部47の左右から
肘掛け部42・43を離すように構成するとともに、肘
掛け部42・43の上部を外開きにするように構成して
も良い。あるいは、肘掛け部42・43を、着座部47
の左右から離すように構成するとともに、斜め後上方へ
延設するように構成しても良い。
【0068】さらにまた、肘掛け部42・43は、左右
の前側脚部33・34から上方へ延設するように構成し
ても良い。この場合でも、肘掛け部42・43は、スタ
ッキング時に干渉しないように、着座部47の左右から
離すように構成するとともに(すなわち、着座部47の
平面形状を上部構成部41の内側に配置させるように構
成するとともに)、前方側の横断面形状を後方側の横断
面形状より大きくするように構成したり、あるいは、斜
め後上方へ延設するように構成しても良い。
【0069】さらに、第1・2実施形態では、着座部1
7・47を支持するストッパ8・38として、左右の後
部脚部5・6・35・36の本体5a・6a・35a・
36aの上部を連結したものを示したが、図10に示す
第3実施形態のスタッキング椅子61のように、後部脚
部65・66からそれぞれ上方に突出して、着座部77
の左右の両縁より中央側の下面に当接するようなストッ
パ68・68を使用するようにしても良い。
【0070】そして、この第3実施形態のスタッキング
椅子61でも、前側・後側脚部63・64・65・66
を備えた下部構成部62が、後側脚部65・66の上部
に、それぞれ、着座部77の下面に当接するストッパ6
8・68を配設し、下部構成部62における前側脚部6
3・64を連結する前連結部67に、着座部77のヒン
ジ結合部位81を設け、そのヒンジ結合部位81を、ス
トッパ68・68より高い位置に配置させている。
【0071】さらにまた、着座部75の前縁側の下面7
7cが、ストッパ68より高い位置に配置されて、着座
部75の後縁が、ストッパ68より後方側に延びるとと
もに、着座部75の後縁側の下面77aが、着座部75
の前縁側の上面77bより高い位置に配置されるように
構成されている。
【0072】さらに、前向きの後方の椅子61bに対し
て着座部77を上方へ開かせつつ前向きの前方の椅子6
1fを進入可能に、下部構成部62が、前方側の横断面
形状を後方側の横断面形状より大きくするように構成さ
れ、着座部75が、平面形状を上部構成部71の内側に
配置させるように構成されている。さらに、上部構成部
71の背もたれ部75が、着座部77の後端側から円弧
状に連なって形成され、背もたれ部75から延びる肘掛
け部72・73が、スタッキング時に干渉しないよう
に、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状より大き
くする形状に形成されているため、第2実施形態と同様
な作用・効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の椅子の斜視図である。
【図2】同実施形態の側面図である。
【図3】同実施形態の底面図である。
【図4】同実施形態のスタッキング時を示す図である。
【図5】第2実施形態の椅子の斜視図である。
【図6】同実施形態の側面図である。
【図7】同実施形態の背面図である。
【図8】同実施形態の底面図である。
【図9】同実施形態のスタッキング時を示す図である。
【図10】第3実施形態の椅子の斜視図である。
【図11】同実施形態のスタッキング時を示す図であ
る。
【符号の説明】
1(1b・1f)・31(31b・31f)・61(6
1b・61f)…スタッキング椅子、 2…下部構成部、 3・4・33・34・63・64…前側脚部、 5・6・35・36・65・66…後側脚部、 8・38・68…ストッパ、 9…キャスタ、 11・41・71…上部構成部、 12・13・42・43・72・73…肘掛け部、 15・45・75…背もたれ部、 17・47・77…着座部、 17a・47a・77a…後縁側下面、 17b・47b・77b…前縁側上面、 17c・47c・77c…前縁側下面、 19…突条、 19b…弧面、 21・51・81…ヒンジ結合部位、 H…隙間。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座部が、略水平方向に支持されるとと
    もに、上方へ開き可能にヒンジ結合されて、 前記着座部の下方の下部構成部が、キャスタをそれぞれ
    下端に配置させて左右に2本ずつ配置される前側・後側
    脚部を備え、 前記着座部の上方の上部構成部が、後側に配置される背
    もたれ部を備えて構成され、 前後方向に移動させることにより、着座部が、他の着座
    部の上面へ乗り上げつつ上方へ開き、前後方向の寸法を
    縮めるように、複数の椅子を重ね可能なスタッキング椅
    子であって、 前記下部構成部が、前記後側脚部の上部に、前記着座部
    の下面に当接するストッパを配設するとともに、前記着
    座部のヒンジ結合部位を、前記ストッパより高い位置に
    おける前記前側脚部の上部に配置させ、 前記着座部の前縁側の下面が、前記ストッパより高い位
    置に配置されて、前記着座部の後縁が、前記ストッパよ
    り後方側に延びるとともに、前記着座部の後縁側の下面
    が、前記着座部の前縁側の上面より高い位置に配置さ
    れ、 前向きの後方の椅子に対して前記着座部を上方へ開かせ
    つつ前向きの前方の椅子を進入可能な形状に、前記下部
    構成部、前記上部構成部、及び、前記着座部が形成され
    ていることを特徴とするスタッキング椅子。
  2. 【請求項2】 前記下部構成部が、前方側の横断面形状
    を後方側の横断面形状より大きくするように構成され、 前記上部構成部が、肘掛け部と、前記背もれ部と、を備
    えて構成され、前記肘掛け部が、前記椅子の重ね時に干
    渉しないように、左右の前記前側脚部から、それぞれ、
    斜め後上方へ延設されて形成され、前記背もたれ部が、
    左右の前記肘掛け部の上端相互を連結するように形成さ
    れ、 前記着座部が、平面形状を前記上部構成部の内側に配置
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のスタッキング椅子。
  3. 【請求項3】 前記下部構成部が、前方側の横断面形状
    を後方側の横断面形状より大きくするように構成され、 前記上部構成部の背もたれ部が、前記着座部の後端から
    円弧状に連なって上方へ延びるように形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のスタッキング椅子。
  4. 【請求項4】 前記上部構成部が、肘掛け部と前記背も
    たれ部と、を備えて構成されて、 前記肘掛け部が、前記着座部の左右両側から、若しく
    は、左右の前記前側脚部から、上方へ延びるように形成
    されるとともに、 左右の前記肘掛け部が、前記椅子の重ね時に干渉しない
    ように、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状より
    大きくする、若しくは、上部側を相互に外開きとする、
    あるいは、斜め後上方に延びる、のいずれかの形状に形
    成され、 前記着座部が、平面形状を前記上部構成部の内側に配置
    させるように構成されていることを特徴とする請求項3
    記載のスタッキング椅子。
  5. 【請求項5】 前記ストッパが、前記着座部の左右の縁
    より中央側の下面に当接するように、前記後側脚部から
    突設されていることを特徴とする請求項1乃至4記載の
    スタッキング椅子。
  6. 【請求項6】 前記着座部の下面に、前記ストッパにそ
    れぞれ当接する前後方向の突条が、左右方向に並設さ
    れ、 前記各突条の後縁側の下面が、弧面とされていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4記載のスタッキング椅
    子。
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