JP2006158746A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座部と支持フレームとの間に異物を挟んでしまう可能性を有効に排除した椅子を提供する。
【解決手段】使用位置(U)と起立位置(S)との間で座部1の後端部を中心に回動する椅子Cであって、使用位置(U)において座部1の前端部を巾方向に亘って下方から支持する支持フレーム24を有し、支持フレーム24の長手方向中央部に、座部1の前端部における巾方向中央部に下方から当接する当接部Aを設け、当接部Aにおいて座部1を支持フレーム24に当接させた状態で、座部1の側縁部1aと支持フレーム24との間に空隙部Pを形成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、座部を回動させて起立させ得る椅子に関するものである。
従来、椅子において、同種の椅子をスタックすることや、折り畳んでコンパクトに収納する等の目的に応じて座部を起立させることができるものが種々提案されている。
このような椅子において、例えば特許文献1に開示された椅子を例に挙げると、この椅子は、座部の上面を床面に対して略水平に面するよう設定した使用状態において、座部を下方から支持する支持フレームを有している。そして、その支持フレームは座部の巾方向に亘って延びるように構成されており、その支持フレームの巾方向両端部付近に座側に当接させるための当接部材を取り付け、当該当接部材を座の下方に配置された座とともに回動する金属製のフレームに当接させることにより、座が床面に対して略水平に面するように座部を支持しているものである。
特開2003−88442号公報(図7等)
しかしながら、特許文献1に開示された様な椅子を始めとして、上述したような座部を回動させ得る多くの椅子は、座部を使用状態とするときに座部の側縁部或いは側縁部付近と支持フレームとの間に、例えば上着などの衣類や手指等の異物を挟んでしまうといったことが起こってしまうことがある。
とくに、使用者が椅子に着座する際には、一度の着座動作によって使用者が座部の上の着座位置を決定することは希であり、殆どの使用者は一度座部に腰を下ろした後、座部の下面側に側方から手を回して座部を掴んだ姿勢で、数回軽く腰を上げながら使用者自身にとって快適な位置へと細かな位置調整を図りながら数回座り直すといった動作を行う。また着座中においても着座者は姿勢を変更するためにこの動作を行うことがある。このとき、座部が回動し得る椅子であった場合、座部の下面側を掴んだ手指や使用者の衣類等を支持フレームの上に誤って位置させた状態で腰を下ろしてしまい、座部と支持フレームとの間に使用者の手指や衣類等を誤って挟んでしまうといったことが考えられる。
加えて、特許文献1に開示された椅子は、座部を使用状態とする際に座側の金属製のフレームと当接部材とが当接する際に不自然に大きな金属音が響いてしまうといった不具合も呈している。
本発明は、このような不具合に着目したものであり座部の側縁部と支持フレームとの間に異物を挟んでしまう可能性を有効に排除した椅子を提供する。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る椅子は、座部が床面に対して略水平な使用位置と略垂直な起立位置との間で前記座部の後端部を中心に回動する椅子であって、使用位置において前記座部の回動中心となる後端部よりも前方位置を巾方向に亘って下方から支持する支持フレームを有し、当該支持フレームの長手方向中央部に、前記座部の前端部における巾方向中央部に下方から当接する当接部を設け、前記当接部において前記座部を前記支持フレームに当接させた状態で、前記座部の側縁部と前記支持フレームとの間に空隙部を形成していることを特徴とする。
このようなものであれば、座部の側縁部と前記支持フレームとの間に空隙部を形成しているので、座部を使用位置とした際に座部の側縁部と支持フレームとの間に異物を挟んでしまうといったことを有効に回避することができ、ひいては安全性の高い椅子を提供することが可能となる。とくに、使用者が着座する際に頻繁に行われる上述したような動作を行った場合においても座部と支持フレームとの間の空隙部の存在により、上述の通り使用者の手指や衣類等を挟んでしまうという可能性を有効に排除することができる。
当接部を容易且つ好適に設けるためには、支持フレームの長手方向中央部を含む一部分を部分的に隆起させ、当該隆起させた箇所に当接部を設けることが望ましい。そして、当接部を設ける上での設計自由度を向上させるためには、当接部を、前記支持フレームに取り付けた当接部材とすることが好ましい。
また、着座荷重を好適に当接部に伝えるためには、座部の下面側に、当接部に当接し得るリブを形成することが望ましい。
さらに、支持フレームに別体の当接部材を取り付けるとともに、当該当接部材及び前記リブを共に樹脂によって構成したものとすれば、座部を起立位置から使用位置とする際の当接部と座部との衝突音を抑制することができる。
そして、支持フレームの両側端部を支持し前後方向に延びる側フレームをさらに具備した椅子に対しては、当該側フレームと座部との間を離間させて構成したものとすれば、側フレームを有する椅子において側方から異物を挟んでしまうことを有効に回避することができる。
本発明に係る椅子によれば、座部を使用位置から起立位置へ相互に回動させ得る椅子において、座部を使用位置とした際に座部の側縁部と支持フレームとの間に空隙部を設けた構成としているため、例えば使用者の上着や他の異物などを挟んでしまう可能性を有効に排除することにより、使用者にとって安全性の高い椅子を提供することが可能となる。とくに、使用者が着座する際に頻繁に行われる上述したような動作を行った場合においても座部と支持フレームとの間の空隙部の存在により、上述の通り使用者の手指や衣類等を挟んでしまうという可能性を有効に排除することができる。加えて、空隙部を設けることにより使用者にとっては実際の安全性を確保する以上に手指や衣類等を挟む可能性が排除されたことに関する安心感を与えるものとなる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る椅子Cを図1〜図4に示す。この椅子Cは、椅子Cの外形を主に形成するフレーム2に、座部1及び背部Bとを取り付けることによって構成されるものである。また、この椅子Cは、収納する際などは図4に示すように、同種の椅子C同士を前後方向にスタッキングすることにより多数の椅子Cを少ないスペースに効率的に収納し得るものである。
フレーム2は、図1及び図2に示すように、床面から略垂直に立ち上がる左右一対の例えば金属パイプ製の後脚フレーム21に側面視逆L字形状の例えば金属パイプ製の前フレーム22をそれぞれ溶接等により接続し、一対の後脚フレーム21の上端部付近にフレーム軸23を巾方向に介在させて接続するとともに、一対の前フレーム22の前後方向に延びる側フレーム部221の前端部付近に例えば金属パイプ製の後に詳述する支持フレーム24を巾方向に介在させて接続してなるものである。そして、後脚フレーム21の下端部と前フレーム22における上下方向に延びる前脚フレーム部222の下端部とに、それぞれキャスタCを取り付けている。また、支持フレーム24は、巾方向中央部を含む領域を上方に隆起させるように湾曲させているとともに、支持フレーム24の巾方向中央部には座部1に当接する後に詳述する樹脂製の当接部材25を取り付けている。
背部Bは、例えば樹脂製の板材を主体としてなるものであり、本実施形態において、図1及び図2に示すように、一対の後脚フレーム21の上端部に上方から被せるように取り付けている。
座部1は、図1及び図2に示すように、座11と座受12とによって主に構成されており、座受12の後端部においてフレーム軸23に回動可能に支持されるとともに、座受12の前端部付近且つ巾方向中央部前よりの所定箇所において支持フレーム24に取り付けられた当接部材25に下方から支持されるものである。
しかして椅子Cは、座部1が床面に対して略水平となる図1に示す使用位置(U)と座部1が床面に対して略垂直な姿勢となる図3に示す起立位置(S)との間で座部1が回動するように構成しているものである。そして前述の通り、図4に示すように、座部1を起立位置(S)とした状態において同種の椅子Cを前後方向に複数近付けることによって複数の椅子Cを前後方向にスタックすることが可能となっている。
ここで本実施形態に係る椅子Cは、特に図2及び図5に示すように、座受12の後端部且つ両側端部近傍に、一対の後述する把持部13を設けるとともに、この把持部13の内側にフレーム軸23の後述する平面部231に対して当接し得る作動子14と当該作動子14をフレーム軸23側へ付勢する付勢部材たるコイルバネ15とを位置付けている。そして、作動子14がコイルバネ15に付勢された状態で平面部231に当接することにより座部1を図2に示す起立位置(S)に保持するものである。
以下、本実施形態に係る椅子Cにおいて、座部1を使用位置(U)から起立位置(S)へと相互に回動させるための具体的な構造について図5、図6及び図7を用いて詳細に説明する。
把持部13は、上述の通り座部1の座受12の後端部両側縁付近に、座受12の後端部を側面視U字状に湾曲させてそれぞれ形成したものである。そして把持部13は、フレーム軸23に取り付けた際にフレーム軸23の周面に沿って部分周回する周回部131とフレーム軸23の周面を露出させ得る開放部132とを有しており、この開放部132に作動子14とコイルバネ15とを取り付けた支持部材16を配置している。そして、周回部131の内側面にはフレーム軸23に対して座部1全体を円滑に回動させるための円滑板131aが嵌め込まれている。
フレーム軸23は、把持部13に収容される巾方向両端部に斜め上方向に面する平面部231及び下方に面する第二平面部232とが形成されている。さらに平面部231及び第二平面部232との間には円周面部233が介在するとともにこの円周面部233の回動方向両端すなわち平面部231及び第二平面部232の端部には角部231a及び第二角部232aを形成している。
支持部材16は、長手方向に断面視略同一形状に成型された例えば樹脂製の中実な部材であって、上述した把持部13の開放部132に側方からスライドさせて挿入することにより強固に取り付けられるものである。詳細には支持部材16の長手方向中央部の上側に、コイルバネ15を収納可能なバネ収納穴161と作動子14を上下動作可能に支持する作動子支持部162とを形成し、バネ収納穴161にコイルバネ15を挿入した状態で作動子14を上から被せるように取り付け、把持部13の開放部132にスライドさせて挿入させるものである。そしてこの支持部材16を用いて作動子14及びコイルバネ15を把持部13の内部に取り付けた際にはこの作動子14及びコイルバネ15は完全に外部から隠蔽された状態となる。この支持部材16においても、図6に示すように、開放部132に取り付けた状態として下方から固定部材163を取り付け、2本のボルトbを座受12側を挿通させ、当該ボルトbを支持部材16に螺合することにより、把持部13の内側すなわち開放部132に完全に固定されるとともに、支持部材16自体も内側方から露出するだけの状態となる。
作動子14は、例えば断面視コの字形状の金属製の板材である。当該作動子14におけるコの字の閉塞側外面はフレーム軸23に設けた平面部231及び第二平面部232に当接し得る平面的な当接面14aに設定しているとともに、図示しな当接面14aの裏側においてコイルバネ15に付勢される。そして当接面14aに連続する一対の側板が、作動子支持部162によって移動方向が規制されつつフレーム軸23に向かって突没動作し得るように構成されている。
コイルバネ15は、本実施形態において支持部材16のバネ収納穴161に収納され得る直径及び長さを有した金属製の一般的なバネを採用しているが、作動子14を付勢し得るものであれば、勿論、板バネやその他の構成を有するバネであっても良い。
次に、図7、図8及び図9を用いて座部1が回動する際の把持部13及び作動子14の動作について詳述する。
座部1が使用位置(U)にある状態では、図7に示すように、作動子14の当接面14aはフレーム軸23の第二平面部232に当接した状態となっている。そして、この状態から座部1を回動させると、まず作動子14の当接面14aは第二平面部232の端に位置する第二角部232aを通過する際にコイルバネ15の付勢方向に反して作動子14が押圧されるため、座部1を回動させる使用者はクリック感として認識され得る程度の一時的な抵抗感を感じることとなる。そして座部1をさらに回動させると図8に示すように、当接面14aが第二角部232aを超えてさらに作動子14をコイルバネ15の付勢方向に反してコイルバネ15を押圧した状態で支持フレーム24の円周面243を移動し、図9に示すように、座部1が起立位置(S)となった際には作動子14の当接面14aが平面部231の角部231aを超えてコイルバネ15に付勢されながら平面部231に当接する。そのため、座部1は、コイルバネ15の付勢力によって起立位置(S)に至る直前から起立位置(S)へと回動する方向の作用力を付勢されながら起立状態(S)へと到達する。
一方、図9に示した起立位置(S)から図7に示した使用位置(U)へと回動させて作動子14の当接面14aが平面部231の端部に形成された角部231aを通過する際、平面部231に当接している作動子14の当接面14aはコイルバネ15の付勢方向に反する方向にコイルバネ15を押圧し、このとき上述同様のクリック感を使用者に与える。その後は上述の過程と逆の順序を辿って座部1が図7に示す使用位置(U)へと収まることとなる。
また、上述の通りフレーム軸23に角部231a並びに第二角部232aを形成することにより、座部1を使用位置(U)と起立位置(S)とに相互に回動させる際には起立位置(S)を解除する際と使用位置(U)を解除する際に、コイルバネ15の付勢力が、使用者にクリック感として認識される程度の抵抗力を座部1に与えている。即ち、座部1が使用位置(U)及び起立位置(S)にある状態において、座部1を回動させる作用力が上述の抵抗力よりも大きくならない限り、座部1は使用位置(U)並びに起立位置(S)に安定して支持された状態を保ち得ることとなる。
ここで、本実施形態に係る椅子Cは上述のような座部1の位置を保持し得る構造に加えて、座部1と支持フレーム24との間に後述する空隙部Pを形成している。詳細には、本実施形態に係る椅子Cは、座部1の巾方向中央部に下方から当接する当接部材25からなる当接部Aを支持フレーム24の長手方向中央部の後述する隆起部分24bに設け、当接部Aにおいて座部1を支持フレーム24に間接的に当接させ且つ支持させた状態で、座部1の側縁部1aと支持フレーム24との間に空隙部Pを形成していることを特徴とするものである。さらに、座部1の側縁部1aの下方において前後方向に延びる側フレームたる側フレーム部221と座部1との間を離間させて構成している。
以下、椅子Cが座部1における座部1を使用位置(U)とした状態において支持フレーム24に座部を支持させる具体的構造について図10、図11及び図12を用いて詳述する。
支持フレーム24は、上述の通り、一対の前フレーム22のうち、前後方向に延びる側フレーム部221の前端部付近に巾方向に介在させて、座部1の前後方向中心部よりもやや前よりの箇所を下方から支持しているものである。具体的には、図10に示す通り、左右一対の側フレーム部221の前端部付近より支持フレーム24の両端部24aを斜め上方に向けて立ち上げることにより巾方向中央部を含む領域を両端部24aよりも隆起させた隆起部分24bとしている。そして、この隆起部分24bに図示しないボルト固定穴を2ヵ所に設けることにより、この隆起部分24bに当接部材25を、2本のボルトbによって強固に固定している。
ここで、本実施形態では、隆起部分24aに当接部材25を取り付け、この当接部材25が座受12に形成した後述するリブ121に当接するものとしている。すなわち、当接部材25が、本発明に係る当接部Aとして機能している。
当接部材25は、例えば樹脂の一体成形により形成されたものである。詳細には、図12に示すように、断面視逆U字状のカバー部251の内部にリブ部252を形成することによりカバー部251を支持する構成となっている。さらに、当接部材25の上面25aにおいて2箇所にボルト挿通孔253を設け、当該ボルトbを挿通させ隆起部分24bに形成された図示しないボルト固定孔に固定することにより当接部材25は支持フレーム24の隆起部分24bに強固に固定されるものとなっている。なお、本実施形態において当接部材25の上面25aは、後述する座受12に形成したリブ121に当接し且つ座部1に掛かる着座荷重を好適に支持するため、若干斜め後方に面するよう構成している(図12)。
一方、座部1の下面側すなわち座受12の下面側には、上述の当接部材25に当接し得る図11に示すリブ121を設けている。詳細に説明すると、このリブ121は座部1の設計の都合上、座部1の撓み、ねじれ防止の為の役割を主に担うものであるが、本発明において、当該リブ121の形状は上述した当接部材25に好適に当接し得るものに形成している。
リブ121は、図11及び図12に示すように、長手方向つまり椅子Cの巾方向に延びる3本の支持リブ121a、121b及び121cと、当該支持リブ121a、121b及び121cに直交する方向に等間隔に複数形成された当接リブ121dとによって構成されている。そして、リブ121は当接リブ121dの端面に、上述した当接部材25の上面25aの形状に略合致させた湾曲面121eを形成したものである。そしてこの湾曲面121eの形状は、詳細には当接部材25の上面25aの形状に完全に一致するものではなく、図10及び図12に示す当接部材25がリブ121の湾曲面121eと当接した状態において、座部1に掛かる着座荷重に応じて座受12の撓み具合が変化しても湾曲面121eが上面25aに一定以上の当接面積を維持した状態で当接し得る形状となっている。勿論、上述の支持リブ121a、121b及び121cの立ち上がる高さはこの湾曲面121eの形状に従って設定されたものとなっている。
そして、図1、図2及び図12に示すように、当接部Aとリブ121とを当接させた状態において、座部1の側縁部1aと支持フレーム24との間に空隙部Pを形成している。さらに、座部1の側縁部1aの下方において前後方向に延びる側フレームたる側フレーム部221と座部1との間が離間するものとなっている。
以上のように、本実施形態に係る椅子Cは、支持フレーム24に当接部材25からなる当接部Aを設け、座部1を支持フレーム24に当接させた状態で、座部1の側縁部1aと支持フレーム24の両端部24aとの間に空隙部Pを形成しているので、座部1を使用位置(U)とした際に座部1の側縁部1aと支持フレーム24の特に両端部24aとの間に異物を挟んでしまうといったことを有効に回避することができる。すなわち、椅子Cを安全性の高いものとしている。とくに、使用者が椅子Cに着座する際に頻繁に行われる、使用者の手指が座部1の下面側を掴んだ状態で座部1を上下に細かく回動させる動作を行った場合においても座部1と支持フレーム24との間の空隙部Pの存在により、上述の通り使用者の手指や衣類等を挟んでしまうという可能性を有効に排除したものとなっている。加えて、椅子Cは、この空隙部Pを設けることで実際の安全性を確保する以上に、手指や衣類等を挟む可能性が排除されたことに関する安心感を使用者に与え得ることも可能である。
さらに、支持フレーム24の両側端部24aを支持し前後方向に延びる側フレームたる側フレーム部221をさらに具備した椅子Cにおいて、側フレーム部221と座部1との間を離間させて構成しているので、側方から異物を挟んでしまうことをさらに有効に回避し得るものとなっている。
また、当接部Aを支持フレーム24の長手方向中央部を含む一部分を部分的に隆起させた隆起部分24bに設けているので、好適に空隙部Pを形成し得る当接部を構成したものとなっている。そして、当接部Aを、支持フレーム24に取り付けた当接部材25により主に構成しているので、さらに好適に空隙部Pを形成しているのみならず、例えば支持フレーム24の形状に拘わらず空隙部Pを形成し得る構成を実現している。
一方、座部1の座受の下面側に、当接部材25すなわち当接部Aに当接し得るリブ121を形成しているので、座部1に掛かる着座荷重を好適に当接部Aに、ひいてはフレーム2側へ伝え得るものとしている。
そして、リブ121を樹脂により形成したものであることに加え、当接部材も樹脂によって構成することにより、椅子Cにおいて座部1を起立位置(S)から使用位置(U)とする際の衝突音が抑制されたものとなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては別体の当接部材を支持フレームに取り付けていたが、支持フレームに隆起部分を設けるのみで空隙部を形成したものであってもよい。また、フレームの形状や座の構成、並びに当接部材の具体的構成やリブの形状は上述した実施形態に制限されることなく、種々の構成を採用することが可能である。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る椅子の座を使用位置とした状態を示す側面図。 同正面図。 同実施形態に係る椅子の座を起立位置とした状態を示す側面図。 同実施形態に係る椅子を前後方向にスタックさせた状態を示す説明図。 同実施形態に係る椅子の座部の構成を示す説明図。 同上。 同実施形態に係る椅子の座部の動作を示す動作説明図。 同上。 同上。 同実施形態に係る椅子の座部の構成を示す説明図。 同上。 同上。
符号の説明
1…座部
1a…側縁部
121…リブ
221…側フレーム(側フレーム部)
24…支持フレーム
24b…隆起させた箇所(隆起部分)
25…当接部材
A…当接部
C…椅子
P…空隙部
U…使用位置
S…起立位置

Claims (6)

  1. 座部が床面に対して略水平な使用位置と略垂直な起立位置との間で前記座部の後端部を中心に回動する椅子であって、
    前記使用位置において前記座部の回動中心となる後端部よりも前方位置を巾方向に亘って下方から支持する支持フレームを有し、
    当該支持フレームの長手方向中央部に、前記座部の巾方向中央部に下方から当接する当接部を設け、前記当接部において前記座部を前記支持フレームに当接させた状態で、前記座部の側縁部と前記支持フレームとの間に空隙部を形成していることを特徴とする椅子。
  2. 前記支持フレームの長手方向中央部を含む一部分を部分的に隆起させ、当該隆起させた箇所に前記当接部を設けている請求項1記載の椅子。
  3. 前記当接部は、前記支持フレームに取り付けた当接部材である請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記座部の下面側に、前記当接部に当接し得るリブを形成している請求項1、2又は3記載の椅子。
  5. 前記支持フレームに別体の当接部材を取り付けるとともに、当該当接部材及び前記リブを共に樹脂によって構成している請求項4記載の椅子。
  6. 前記支持フレームの両側端部を支持し前後方向に延びる側フレームをさらに具備し、当該側フレームと座部との間を離間させて構成している請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
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