JPH10276853A - スタッキング椅子 - Google Patents

スタッキング椅子

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JPH10276853A
JPH10276853A JP8388397A JP8388397A JPH10276853A JP H10276853 A JPH10276853 A JP H10276853A JP 8388397 A JP8388397 A JP 8388397A JP 8388397 A JP8388397 A JP 8388397A JP H10276853 A JPH10276853 A JP H10276853A
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JP
Japan
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chair
seating portion
backrest
frame
stacking
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Application number
JP8388397A
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English (en)
Inventor
Kensaku Fukaya
賢筰 深谷
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CHUO KATAN KOGYO KK
Original Assignee
CHUO KATAN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッキング時の作業性を向上させることが
できるスタッキング椅子を提供すること。 【解決手段】 スタッキング椅子Cは、前後方向への移
動により、着座部18が、後方側の椅子の着座部の上面
へ乗り上げつつ、ヒンジ結合部位22を中心に上方へ回
転し、重ね可能としている。着座部18は、前部側を、
下部側フレーム2における前側脚部3・4の上部にヒン
ジ結合させるとともに、略水平方向に配置可能に、後端
側を、可撓性部材25を接続させて、上部側フレーム1
1に保持された背もたれ部16に連結させている。下部
側フレーム2は、前方側の横断面形状を後方側の横断面
形状より大きくする。着座部18と可撓性部材25と
は、肘掛け部12・13を備えた上部側フレーム11の
内側に配置されている。着座部18の後縁側下面18a
が、前縁側上面18bより高い位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に移動さ
せることにより、着座部が、他の着座部の上面へ乗り上
げつつ上方へ回転し、前後方向の寸法を縮めるように、
複数の椅子を重ね可能なスタッキング椅子に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、前後方向に移動させ
て、前後方向の寸法を縮めるように、複数の椅子を重ね
可能なスタッキング椅子としては、特公平6−8781
8号公報や実公平7−50987号公報に記載されてい
るものが知られている。
【0003】後者公報(実公平7−50987号公報)
に記載のスタッキング椅子は、キャスタをそれぞれ下端
に有して前後左右に配置される4本の脚部と、脚部の上
部で上方へ回転可能にヒンジ結合される着座部と、前側
脚部から斜め上方へ延設される肘掛け部を介して後側に
配置される背もたれ部と、を備えていた。
【0004】着座部は、後側脚部の上部側でヒンジ結合
されて、着座部の前部側が上方へ移動されるように構成
され、さらに、着座部の前縁側の下面は、着座部の後縁
側の上面より、高い位置に配置されるように構成されて
いた。
【0005】そして、スタッキング時、前向きに配置さ
せた前方の椅子に対して、前向きに配置させた後方の椅
子を押し付ければ、着座部の前縁側の下面が着座部の後
縁側の上面より高いことから、後方の椅子の着座部が、
ヒンジ結合部位で回転しつつ、前方の椅子の着座部の上
面に乗り上げて、前後方向の寸法を縮めるように、前後
の椅子を重ねることができた。
【0006】しかし、後者公報に記載のスタッキング椅
子では、着座部の後部側がヒンジ結合されて、着座部の
前部側が上方へ回転移動する構成としていた。
【0007】そのため、前向きに配置させた前方の椅子
に対して、前向きに配置させた後方の椅子を押し付ける
際、後方の椅子における着座部の前縁側の下面と、前方
の椅子における着座部の後縁側の上面と、の摩擦抵抗が
大きい場合には、単に、後方の椅子を前方に押し付けて
も、後方の椅子における着座部が前方の椅子における着
座部に円滑に乗り上げることができなくなってしまう。
【0008】この場合、後方の椅子における着座部の前
縁側を把持して上方側へ持ち上げつつ、後方の椅子の背
もたれ部を把持して前方へ押す必要が生じ、作業者の両
手が必要となってしまい、スタッキング時の作業性が低
下していた。
【0009】また、前者公報(特公平6−87818号
公報)に記載のスタッキング椅子は、4本の脚部と、脚
部の上部で上方へ回転可能にヒンジ結合される着座部
と、後側脚部から上方へ延設されて後側に配置される背
もたれ部と、を備えて構成されていた。
【0010】着座部は、前側脚部の上部側でヒンジ結合
されて、着座部の後部側が上方へ回転移動するように構
成され、さらに、着座部を支持するフレームが、前方側
の横断面形状を後方側の横断面形状より小さくするよう
に構成されていた。
【0011】そして、スタッキング時、前向きに配置さ
せた前方の椅子に対して、前向きに配置させた後方の椅
子を押し付ければ、前方の椅子の着座部を、ヒンジ結合
部位で回転させつつ、後方の椅子の着座部の上面に乗り
上げさせ、前後方向の寸法を縮めるように、前後の椅子
を重ねることができた。
【0012】しかし、前者の公報記載のスタッキング椅
子でも、前向きに配置させた前方の椅子に対して、前向
きに配置させた後方の椅子を押し付ける際、後方の椅子
における着座部の前縁側の上面と、前方の椅子における
着座部の後縁側の下面と、の摩擦抵抗が大きい場合に
は、単に、後方の椅子を前方に押し付けても、前方の椅
子における着座部が後方の椅子における着座部に円滑に
乗り上げることができなくなってしまい、その結果、前
方の椅子における着座部の後縁側を把持して上方側へ持
ち上げつつ、後方の椅子の背もたれ部を把持して前方へ
押す必要が生じて、作業者の両手が必要となってしま
い、スタッキング時の作業性が低下していた。
【0013】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、スタッキング時の作業性を向上させることができる
スタッキング椅子を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスタッキン
グ椅子は、フレームが、キャスタをそれぞれ下端に配置
させた左右2本ずつの前側脚部と後側脚部とを有した下
部側の下部側フレームと、前記各前側脚部から斜め上方
へ延設される肘掛け部の間の後部側に背もたれ部を配置
させた上部側フレームと、を備えて構成され、着座部
が、前記下部側フレームに対して上方へ回転可能にヒン
ジ結合されて配設され、前後方向に移動させることによ
り、着座部が、他の着座部の上面へ乗り上げつつ、前記
ヒンジ結合部位を中心に上方へ回転し、前後方向の寸法
を縮めるように、複数の椅子を重ね可能なスタッキング
椅子であって、前記着座部が、前部側を、前記下部側フ
レームにおける前記前側脚部の上部にヒンジ結合させる
とともに、略水平方向に配置可能に、後端側を、可撓性
部材を接続させて、前記背もたれ部に連結させ、前向き
の後方の椅子に対して前記着座部を上方へ回転させつつ
前向きの前方の椅子を進入可能に、前記下部側フレーム
が、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状より大き
くするように構成されるとともに、前記着座部と前記可
撓性部材とが、前記上部側フレームの内側に配置させる
ように構成され、前記着座部の後縁側の下面が、前記着
座部の前縁側の上面より高い位置に配置されるように構
成されていることを特徴とする。
【0015】前記背もたれ部は、前記上部側フレームに
対して、ヒンジ結合させることが望ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るスタッキング椅子では、ス
タッキング時、後方側の前向きに配置させた椅子に対し
て、前方側から前向きに配置させた椅子を押し付ける。
【0017】すると、着座部の後縁側の下面が、着座部
の前縁側の上面より高い位置に配置されており、また、
着座部の後端側が、可撓性部材を介して背もたれ部の下
部に連結されて、上方へ支障無く移動できるため、前方
側の椅子における着座部がヒンジ結合部位を中心に上方
へ回転しつつ後方側の椅子の着座部に乗り上げられる。
【0018】さらに、前向きの後方側の椅子に対して着
座部を上方へ回転させつつ前向きの前方側の椅子を進入
可能に、下部側フレームが、前方側の横断面形状を後方
側の横断面形状より大きくするように構成されるととも
に、着座部と可撓性部材とが、着座部の上方への回転時
に上部側フレームと干渉しないように、上部側フレーム
の内側に配置させて構成されていることから、前向きの
前方側の椅子をさらに前向きの後方側の椅子に進入させ
ることができ、円滑にスタッキング作業を行なうことが
できる。
【0019】そして、前方側の椅子における着座部の後
縁側の下面と、後方側の椅子における着座部の前縁側の
上面と、の摩擦抵抗が大きく、単に、前方側の椅子を後
方側へ押し付けるだけでは、前方側の着座部を後方側の
着座部の上面に乗り上げることができない場合には、前
方側の椅子を後方側へ押す際に把持していた背もたれ部
を持ち上げつつ、前方側の椅子を後方側へ移動させる。
【0020】すなわち、椅子の背もたれ部は、椅子の後
部側に配置されており、背もたれ部を把持して持ち上げ
れば、前方側の椅子における着座部の後縁側が上がり、
その状態で、前方側の椅子が後方へ移動するため、後方
側の椅子の着座部の上面に前方側の椅子の着座部を簡単
に乗り上げさせることができる。そして勿論、脚部に
は、キャスタが配置されているため、前方側の椅子の後
方側への移動は、簡単に行なえる。
【0021】したがって、本発明に係るスタッキング椅
子では、前後方向への移動だけでは着座部を他の着座部
に乗り上げ難い場合でも、着座部を直接手で把持するこ
となく、移動させるために把持していた背もたれ部を単
に持ち上げて、後方へ移動させるだけで、簡単にスタッ
キング作業を行なうことができ、スタッキング時の作業
性を向上させることができる。
【0022】そして、背もたれ部を、上部側フレームに
対して、ヒンジ結合させれば、着座した際、使用者の背
中に応じて背もたれ部が回動するため、座り心地が良好
となり、さらに、座った状態で後方へ背中を倒すような
背伸び等の運動も行なえ、便利に使用することができ
る。
【0023】また、背もたれ部が回動すれば、背もたれ
部の下部に対して可撓性部材を介在させて連結された着
座部の回転角度を大きくすることができて、スタッキン
グ時のスペースをコンパクトにすることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】実施形態のスタッキング椅子Cは、図1〜
3に示すように、フレーム1、背もたれ部16、及び、
着座部18、を備えて構成されている。
【0026】フレーム1は、金属丸パイプ等から形成さ
れ、キャスタ8をそれぞれ下端に設けて左右に2本ずつ
配置される前側・後側脚部3・4・5・6を有した下部
側の下部側フレーム2と、前側脚部3・4から斜め後上
方へ延設されて肘掛け部12・13を有した上部側フレ
ーム11と、から構成されている。
【0027】下部側フレーム2は、各脚部3・4・5・
6の他、前側脚部3・4の相互の上部を連結する前連結
部7を備えて構成されている。そして、後側脚部5・6
は、それぞれ、上部を、前方側に湾曲させるとともに、
前方側を相互に広がるようにして、前連結部7の両端付
近に接続させている。
【0028】また、上部側フレーム11は、肘掛け部1
2・13の他、肘掛け部12・13の相互の上部を連結
する後連結部14を備えて構成されている。
【0029】背もたれ部16は、肘掛け部12・13の
間における後連結部14の前面側で、後連結部14の上
方へ延びるように、配置されている。背もたれ部16
は、硬質合成樹脂材からなるベース部16aと、ベース
部16aの前面側に固着されて、スポンジ材を合成樹脂
シートで被覆したクッション部16bと、から構成され
ている。また、実施形態の場合、背もたれ部16の後面
の下部には、背もたれ部16のヒンジ結合部位27・2
7を形成するために、後連結部14を挿通させて後連結
部14に対して回動可能となる軸受28・28がねじ止
めされている。
【0030】着座部18は、略長方形板状として、下面
側の硬質合成樹脂材料からなるベース部19と、ベース
部19の上面側に配置されて、スポンジ材を合成樹脂シ
ートで被覆したクッション部20と、から構成されてい
る。着座部18の前部側の下面には、着座部18のヒン
ジ結合部位22・22を形成するために、前連結部7を
挿通させて前連結部7に対して回動可能となる軸受23
・23がねじ止めされている。さらに、この着座部18
では、座り心地が良好なように、前端側が下方へ円弧状
に曲って、後端側が上方へ円弧状に曲って、湾曲して形
成されるとともに、後述する可撓性部材25が延びきっ
た状態で、後縁側の下面18aが、前縁側上面18bよ
り高い位置に配置されるように構成されている。なお、
着座部18の前後方向の長さが短く、着座部18の前縁
がヒンジ結合部位22と一致するように構成する場合に
は、ヒンジ結合部位22の下面側が、着座部18の前縁
側の下面18bに相当することとなる。
【0031】そして、着座部18の後端側と背もたれ部
16の下端とは、可撓性部材25で連結されている。可
撓性部材25は、引張強度の高いアラミド繊維やポリア
ミド繊維等の布材からなる本体部25aと、本体部25
aの前面側に貼着されてスポンジ材を合成樹脂シートで
被覆したクッション部25bと、から構成されている。
可撓性部材25の長さは、延びきった状態で、着座部1
8を略水平方向に保持して、後縁側の下面18aを前縁
側上面18bより高い位置に配置させる長さとしてい
る。
【0032】そしてまた、実施形態の場合、下部側フレ
ーム2は、前向きの後方側の椅子Cbに対して前向きの
前方側の椅子Cfを進入可能に、前方側の横断面形状を
後方側の横断面形状より大きくするように構成されてい
る。すなわち、前側脚部3・4の相互の間隔が、後側脚
部5・6の相互の間隔より広くされるとともに、後側脚
部5・6の上部側の相互が後方側に向かうにつれて狭く
形成され、椅子Cfを重ねる際、後方側の椅子Cbの前
側脚部3・4の内側に、前方側の椅子Cfの後側脚部5
・6が配置されるように構成されている。
【0033】また、着座部18や可撓性部材25も、着
座部16の回転時、上部側フレーム11と干渉しないよ
うに、肘掛け部12・13の内側に入る形状に形成され
ている。
【0034】なお、上部側フレーム11の肘掛け部12
・13は、実施形態の場合、平面形状で、前方から後方
にかけて平行に形成されているが、前側脚部3・4の上
部から斜め上方の後方側へ延びる形状であるため、スタ
ッキング時には、前方の椅子Cfの肘掛け部12・13
が後方の椅子Cbの肘掛け部12・13の斜め上方に配
置されるように、重なることとなり、前方側の横断面形
状を後方側の横断面形状より大きくしても良いが、この
ように、平行にしても良い。そして勿論、肘掛け部12
・13の斜め上方へ延びる上向きの角度が大きくなっ
て、スタッキング時の前後の椅子Cf・Cbの肘掛け部
12・13相互が、側方から見て、斜め上方に離れて配
置されるように、前後方向で重なる場合には、上部側フ
レーム11の肘掛け部12・13は、前方側の横断面形
状を後方側の横断面形状より小さくするようにしても良
い。ちなみに、このように構成する場合には、スタッキ
ング時、着座部18や可撓性部材25、さらには、背も
たれ部16が、後部側の椅子Cbにおける上部側フレー
ム11の狭い前部側の肘掛け部12・13間を通過しな
ければならないため、着座部18・可撓性部材25・背
もたれ部16は、上部側フレーム11の前部側における
肘掛け部12・13間の内側に配置させるように構成す
る必要が生ずる。
【0035】この実施形態のスタッキング椅子Cの使用
態様について述べると、スタッキング時には、図2の二
点鎖線で示すように、後方側に前向きに配置させた椅子
Cbに対して、前方側から前向きに配置させた椅子Cf
を押し付ける。
【0036】すると、着座部18の後縁側下面18a
が、着座部18の前縁側上面18bより高い位置に配置
されており、また、着座部18の後端側が、可撓性部材
25を介して背もたれ部16の下部に連結されて、上方
へ支障無く移動できるため、前方側の椅子Cfにおける
着座部18がヒンジ結合部位22を中心に上方へ回転し
つつ後方側の椅子Cbの着座部18に乗り上げられる。
【0037】さらに、前向きの後方側の椅子Cbに対し
て着座部18を上方へ回転させつつ前向きの前方側の椅
子Cfを進入可能に、下部側フレーム2が、前方側の横
断面形状を後方側の横断面形状より大きくするように構
成されるとともに、着座部18と可撓性部材25とが、
着座部18の上方への回転時に上部側フレーム11と干
渉しないように、上部側フレーム11の内側に配置させ
て構成されていることから、前向きの前方側の椅子Cf
をさらに前向きの後方側の椅子Cbに進入させることが
でき、円滑にスタッキング作業を行なうことができる。
【0038】そして、前方側の椅子Cfにおける着座部
18の後縁側下面18aと、後方側の椅子Cbにおける
着座部18の前縁側上面18bと、の摩擦抵抗が大き
く、単に、前方側の椅子Cfを後方側へ押し付けるだけ
では、前方側の着座部18を後方側の着座部18の上面
に乗り上げることができない場合には、図4のAに示す
ように、前方側の椅子Cfを後方側へ押す際に把持して
いた背もたれ部16を持ち上げつつ、前方側の椅子Cf
を後方側へ移動させる。
【0039】すなわち、椅子Cfの背もたれ部16は、
椅子Cfの後部側に配置されており、背もたれ部16を
把持して持ち上げれば、前方側の椅子Cfにおける着座
部18の後縁側が上がり、その状態で、前方側の椅子C
fが後方へ移動するため、図4のBに示すように、後方
側の椅子Cbの着座部18の上面に前方側の椅子Cfの
着座部18を簡単に乗り上げさせることができる。そし
て勿論、脚部3・4・5・6には、キャスタ8が配置さ
れているため、前方側の椅子Cfの後方側への移動は、
簡単に行なえる。
【0040】したがって、実施形態のスタッキング椅子
Cでは、前後方向への移動だけでは着座部18を他の着
座部18に乗り上げ難い場合でも、着座部18を直接手
で把持することなく、移動させるために把持していた背
もたれ部16を単に持ち上げて、後方へ移動させるだけ
で、簡単にスタッキング作業を行なうことができ、スタ
ッキング時の作業性を向上させることができる。
【0041】そして、実施形態のスタッキング椅子Cで
は、背もたれ部16が上部側フレーム11に対してヒン
ジ結合されているため、着座した際、使用者の背中に応
じて背もたれ部16が回動するため、座り心地が良好と
なり、さらに、座った状態で後方へ背中を倒すような背
伸び等の運動も行なえ、便利に使用することができる。
【0042】また、背もたれ部16が回動すれば、背も
たれ部15の下部に対して可撓性部材25を介在させて
連結された着座部18の回転角度を大きくすることがで
きて、スタッキング時のスペースをコンパクトにするこ
とが可能となる。
【0043】なお、実施形態では、可撓性部材25の本
体部25aが弾性を有しない布材から構成した場合を示
したが、可撓性部材25としては、可撓性を有したワイ
ヤ等の線材を複数本利用したり、あるいは、着座部18
にクッション効果を付与できるように、可撓性の他に、
引張変形も可能となるゴム状弾性を有したゴム片やコイ
ルばね等を利用しても良い。
【0044】また、実施形態では、背もたれ部16を回
動させるためのヒンジ結合部位27として、上部側フレ
ーム11における肘掛け部12・13の上端を連結する
後連結部14を、背もたれ部16の下部の背面側に配置
させ、背もたれ部16の背面に、後連結部14を挿通す
る軸受28・28を設けて、構成したものを示したが、
図5・6に示すスタッキング椅子Cのヒンジ結合部位2
7のように、肘掛け部12・13の上端部12a・13
aを背もたれ部16の側面側におけるベース部16aに
回動自在に挿入させて構成しても良い。このように、背
もたれ部16の側面側にヒンジ結合部位27を設けた場
合には、背もたれ部16の背面側にヒンジ結合部位27
を設ける場合に比べて、背もたれ部16の背面側の意匠
が、スッキリして良好となる。
【0045】さらに、実施形態では、背もたれ部16
を、上部側フレーム11に対してヒンジ結合させて、前
後方向に回動可能に構成したが、肘掛け部12・13の
上端や後連結部14に、ヒンジ結合させることなく、単
に連結固定させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の椅子の斜視図である。
【図2】同実施形態の側面図である。
【図3】同実施形態の底面図である。
【図4】同実施形態のスタッキング時を示す図である。
【図5】他の実施形態の椅子の斜視図である。
【図6】同実施形態の側面図である。
【符号の説明】
1…フレーム、 2…下部側フレーム、 3・4…前側脚部、 5・6…後側脚部、 8…キャスタ、 11…上部側フレーム、 12・13…肘掛け部、 16…背もたれ部、 18…着座部、 18a…後縁側下面、 18b…前縁側上面、 22・27…ヒンジ結合部位、 C(Cf・Cb)…スタッキング椅子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームが、キャスタをそれぞれ下端に
    配置させた左右2本ずつの前側脚部と後側脚部とを有し
    た下部側の下部側フレームと、前記各前側脚部から斜め
    上方へ延設される肘掛け部の間の後部側に背もたれ部を
    配置させた上部側フレームと、を備えて構成され、 着座部が、前記下部側フレームに対して上方へ回転可能
    にヒンジ結合されて配設され、 前後方向に移動させることにより、着座部が、他の着座
    部の上面へ乗り上げつつ、前記ヒンジ結合部位を中心に
    上方へ回転し、前後方向の寸法を縮めるように、複数の
    椅子を重ね可能なスタッキング椅子であって、 前記着座部が、前部側を、前記下部側フレームにおける
    前記前側脚部の上部にヒンジ結合させるとともに、略水
    平方向に配置可能に、後端側を、可撓性部材を接続させ
    て、前記背もたれ部に連結させ、 前向きの後方の椅子に対して前記着座部を上方へ回転さ
    せつつ前向きの前方の椅子を進入可能に、前記下部側フ
    レームが、前方側の横断面形状を後方側の横断面形状よ
    り大きくするように構成されるとともに、前記着座部と
    前記可撓性部材とが、前記上部側フレームの内側に配置
    させるように構成され、 前記着座部の後縁側の下面が、前記着座部の前縁側の上
    面より高い位置に配置されるように構成されていること
    を特徴とするスタッキング椅子。
  2. 【請求項2】 前記背もたれ部が、前記上部側フレーム
    に対して、ヒンジ結合されていることを特徴とする請求
    項1記載のスタッキング椅子。
JP8388397A 1997-04-02 1997-04-02 スタッキング椅子 Pending JPH10276853A (ja)

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