JP3003515U - 自動車後部座席の背凭れ支持装置 - Google Patents

自動車後部座席の背凭れ支持装置

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JP3003515U
JP3003515U JP1994004501U JP450194U JP3003515U JP 3003515 U JP3003515 U JP 3003515U JP 1994004501 U JP1994004501 U JP 1994004501U JP 450194 U JP450194 U JP 450194U JP 3003515 U JP3003515 U JP 3003515U
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JP
Japan
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backrest
seat
base material
support
support device
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Application number
JP1994004501U
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English (en)
Inventor
守史 谷口
隆公 犬飼
Original Assignee
株式会社オフロードサービスタニグチ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背凭れ部が座部上に折り重ねられるようにし
た自動車後部座席の背凭れ支持装置に関し、上記後部座
席の座り心地を向上させ得る自動車後部座席の背凭れ支
持装置を提供することを目的とする。 【構成】 背凭れ部2が、前後方向に回動自在な支持基
材10に支持され、該支持基材10とともに座部1上に
折り重ねられるようにした自動車後部座席の背凭れ支持
装置において、上記背凭れ部2が、座部1の所定高さ位
置で、水平軸心回りの回動を可能とするヒンジ部30に
よって支持基材10に結合されるとともに、該ヒンジ部
30回りの背凭れ部2の支持角度を調整する調整部材4
0を設けらた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車後部座席の背凭れ支持装置に関し、特に背凭れ部が座部上に折 り重ねられるようにした自動車後部座席の背凭れ支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
後部座席の後方にラゲッジスペースを有する自動車では、該後部座席の背凭れ 部を座部に折り重ねることにより、該ラゲッジスペースを拡大できるようにして いる。
【0003】 図6は上記従来例の構成を示す概念図である。 図6に示すように、背凭れ部2を支持する支持基材10が、後部座席の座部1 の後側部の床面Fに固着された受枠50に、支軸51によって前後方向に回動自 在に枢着されている。またこの後部座席の後方にはラゲッジスペース80が床面 Fよりやや隆起するようにして形成されている。
【0004】 この構成において乗員が着座する場合は、支持基材10とともに背凭れ部2を 直立させる。また、ラゲッジスペース80に収まりきらない大型の荷物を積載す る場合は、上記支軸51を支点として支持基材10を背凭れ部2とともに前方に 回動させ、図中二点鎖線で示すように該背凭れ部2を座部1に折り重ねるように し、これによってが後部座席上の空間にも荷物が収容できるようになる。
【0005】 また、図7は他の従来例を示す概念図である。 この例では座部1の前部下方に突出する支持脚13は、床面Fに敷設されたス テー14に形成したピン15にて回動自在に枢着されている。
【0006】 これによってラゲッジスペース80に大型の荷物を積載する場合には、背凭れ 部2を座部1に折り重ねられた後、上記ピン15を支点に座部1及び背凭れ部2 全体を前方に回動させるようにして、ラゲッジスペース80を拡大することがで きるようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記図6に示すような座席の背凭れ部2は、上記折り重ね作業が容 易となるようにクッションやスプリングを節約して軽量化が図られており、この ため背凭れ部2が全体として平板状となるように成形されることが多い。
【0008】 しかしながら、かかる構成の背凭れ部は極めて座り心地が悪く、特に長時間に わたって着座し続けた乗員の疲労度は著しいため、長距離のドライブの際の実質 的な乗車定員は前部座席に着座できる人数(2、3人)に限られてしまうことに なる。
【0009】 またさらに着座した乗員の膝下の長さに合わせて座部1上面が前上がりに形成 されており、このため該座部1と背凭れ部2のなす角度が90°よりも小さくな り、着座した乗員の腰部で急な角度に屈曲する姿勢を強いられ、座り心地をさら に悪化させている要因となっている。
【0010】 本考案は上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、背凭れ部を座部に折 り重ねることができるようにした後部座席の座り心地を向上させ得る自動車後部 座席の背凭れ支持装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は背凭れ部が前後方向に回動自在に構成 された支持基材に支持され、該支持基材とともに座部上に折り重ねることが可能 な自動車後部座席の背凭れ支持装置に対して以下の手段を採用する。
【0012】 すなわち、図1に示すようように、上記背凭れ部2が、座部1より上方に離隔 した位置で、水平軸心回りの回動を可能とするヒンジ部30によって支持基材1 0に結合されるとともに、該ヒンジ部30回りの背凭れ部2の支持角度を調整す る調整部材40が設けられた構成である。
【0013】
【作用】
上記構成によれば、図1中二点鎖線で示す着座した乗員の臀部の一部が、座部 1と背凭れ部2との間隔位置に収まるとともに、上記調整部材40によって背凭 れ部2をヒンジ部30を支点として回動させ、該乗員の背中に沿った角度で、か つ座部1と背凭れ部2とのなす角度を大きくすることができる。
【0014】
【実施例】
図1は本考案に係る一実施例の側面図である。 図1に示すように、背凭れ部2の背面には上部プレート20が固着される一方 、支持基材10には補強プレート11が固着され、該両プレート11、20をヒ ンジ部30によって相互に水平軸心回りの回動が可能となるように結合されてい る。
【0015】 また上記ヒンジ部30は支持基材10よりも上方に突出する補強プレート11 の先端部に形成されているため、背凭れ部2は座部1上面より離隔した高さ位置 で支持されることになる。
【0016】 支持基材10の下端部は、図7に示す従来例と同様、座部1の後部側面に固定 された受枠50に設けられた支軸51に枢支されており、該支軸51を支点とし て前方に回動させることにより、上記背凭れ部2を座部1上面に折り重ねること ができるようにしている。
【0017】 さらに上記背凭れ部2の支持角度を調整する調整部材40として、上部プレー ト20下部に穿設された調整穴21と、該調整穴21に対応して支持基材10に 穿設された受穴12との双方に挿通されたボルト41と、該ボルト41に対して 進退可能に螺合された把手42とが設けられ、さらにボルト41の上記支持基材 10と上部プレート20との間隔位置にはバネ43が介挿され、これによって上 記上部プレート20の下部を前方に付勢するようにしている。
【0018】 このような調整部材40によれば、該把手42を螺進させたときには、上記上 部プレート20の下部を上記バネ43の付勢力に抗して後方に押圧し、図中二点 鎖線で示すように、背凭れ部2の支持角度を垂直に近づけることができ、逆に螺 退させたときには上部プレート20の下部がバネ43によって前方に移動するの で背凭れ部2がさらに後方に倒れる。
【0019】 上記のような構成の実施例に乗員が着座した場合には、該着座した乗員の臀部 が座部1と背凭れ部2との間隔位置に収まるとともに、上記調整部材40を構成 する把手42をボルト41に対して適宜螺進退させることによって、上記背凭れ 部2が乗員の背面の曲面に沿った支持角度で支持されることになり、座部1と背 凭れ部2とのなす角度を大きくとれ、楽な姿勢で着座することができるようにな る。
【0020】 尚、当然のことながら、後部座席後方のラゲッジスペース80に収納しきれな い大型の荷物を積載する際には、支持基材10を支軸51回りに回動させること は可能であり、これによって背凭れ部2を座部1に折り重ねるようにする。
【0021】 さらに図1には図示しないが、図7に示す従来例と同様、床面Fに設置したス テー14に対して回動自在な支持脚を座部1の前下面より突出させる構成を採用 することができる。
【0022】 特にこの実施例では、上部プレート20と補強プレート11とがヒンジ部30 で結合された1つの部品として供給することができるので、例えば支持基材10 に直接背凭れ部2が固定された既設の背凭れ部の支持構造に対して、一旦背凭れ 部2を支持基材10より離脱した後、上記上部プレート20と補強プレート11 とをそれぞれ所定位置に固着するだけで、本考案を容易に実施できる利点がある 。
【0023】 図2乃至図5は本考案に係るさらに他の実施例を示す要部側面図であり、背凭 れ部2の支持角度を調整する調整する調整部材40の具体的な構成を各々異なら せている。
【0024】 図2に示す例の調整部材40は、背凭れ部2の背面と当接するカム面を有する カム軸40Aと、該カム軸40Aの軸受40Bと、該カム軸40Aを回動させる ハンドル40Cとを備え、該ハンドル40Cを用いてカム軸40Aを回転するこ とにより該背凭れ部2の背面がカム軸40Aのカム面に押圧され、支持角度が変 更されるようにしている。
【0025】 また、図3に示す例では、背凭れ部2の側部に、円弧状に並列する複数の挿通 穴40Eが穿設された調整板40Dを配置するとともに、背凭れ部2の側面に穿 設された受穴(図示しない)を穿設し、該受穴が上記いずれかの挿通穴40Eに 対応させてピン40Fを挿通することによって該背凭れ部2が所定の支持角度で 固定されるようにしている。
【0026】 更に図4に示す例では、上記複数の挿通穴40Eに代えて円弧状の長穴40G が調整板40Bに穿設されており、ネジ部材40Hを長穴40Gを通じて背凭れ 部2の受穴に螺入することによっても背凭れ部2が所定の支持角度で固定される ようにしている。
【0027】 またさらに、図5に示す例では複数の係合溝40Jを刻設した調整プレート4 0Hが支持基材10側で軸支される一方、上記係合溝40Jに係合する調整ピン 40Kが背凭れ部2側に取り付けられる。さらに上記調整プレート40Hには背 凭れ部2の背面を後方より押圧するストッパ材40Lが連設されている。
【0028】 これによって上記いずれかの係合溝40Jに調整ピン40Kを係合させること により、ストッパ材40Lの高さ位置が変更され、背凭れ部2の支持角度が任意 に調整されるようにしている。
【0029】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、着座した乗員の臀部の一部が座部と背凭れ部と の間隔位置に納められ、しかもヒンジ部回りに背凭れ部を後方に傾動することが できるので、調整部材を使用して該乗員の背面に合わせて、該背凭れ部の支持角 度を設定することができ、座部と背凭れ部のなす角度を大きくすることができる 。
【0030】 これによって、座部に折り重ねることが可能な背凭れ部を有する座席において も座り心地を向上させることができ、比較的長距離の移動にも該座席を有効に活 用できるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の側面図である。
【図2】本考案に係る他の実施例の側面図である。
【図3】本考案に係る他の実施例の側面図である。
【図4】本考案に係る他の実施例の側面図である。
【図5】本考案に係る他の実施例の側面図である。
【図6】従来例の概念図である。
【図7】他の従来例の概念図である。
【符号の説明】
1 座部 2 背凭れ部 10 支持基材 30 ヒンジ部 40 調整部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背凭れ部(2) が、前後方向に回動自在な
    支持基材(10)に支持され、該支持基材(10)とともに座部
    (1) 上に折り重ねられるようにした自動車後部座席の背
    凭れ支持装置において、 上記背凭れ部(2) が、座部(1) の所定高さ位置で、水平
    軸心回りの回動を可能とするヒンジ部(30)によって支持
    基材(10)に結合されるとともに、該ヒンジ部(30)回りの
    背凭れ部(2) の支持角度を調整する調整部材(40)が設け
    られたことを特徴とする自動車後部座席の背凭れ支持装
    置。
JP1994004501U 1994-04-26 1994-04-26 自動車後部座席の背凭れ支持装置 Expired - Lifetime JP3003515U (ja)

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