JP3271505B2 - 車両用リヤシート装置 - Google Patents

車両用リヤシート装置

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JP3271505B2
JP3271505B2 JP02674596A JP2674596A JP3271505B2 JP 3271505 B2 JP3271505 B2 JP 3271505B2 JP 02674596 A JP02674596 A JP 02674596A JP 2674596 A JP2674596 A JP 2674596A JP 3271505 B2 JP3271505 B2 JP 3271505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用リヤシート装
置に係り、特にシートバックに形成した凹部にアームレ
ストを収納可能に配設した車両用リヤシート装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シートバックに形成した凹部にア
ームレスト等のホルダを収納可能に配設した車両用リヤ
シート装置の一例としては、実公平3−13241号公
報に示される構造が知られている。
【0003】図5に示される如く、この車両用リヤシー
ト装置では、自動車のリヤシートバック70の車幅方向
中央部に、乗員の着座姿勢を保持するための、上半身用
ホルダ72が設けられており、この上半身用ホルダ72
は図5に示される様に前方へ突出可能とされている。ま
た、リヤシートバック70の上半身用ホルダ72の上側
には、凹部74が形成されており、この凹部74内には
安眠用ホルダ76が収納されている。この安眠用ホルダ
76は、基部材78と左右一対のホルダ部材80、82
とから成り、基部材78は、凹部74の左右の側壁に軸
部材(図示省略)を介して取付けられており、起立状態
(図5の状態)に回動可能になっている。
【0004】また、図6に示される如く、基部材78の
起立状態での頂面78Aには、左右のリンク部材84、
86を介して、左右一対のホルダ部材80、82がそれ
ぞれ取付けられており、これらの左右一対のホルダ部材
80、82は、リヤシートバック70の前面70Aに重
合し、乗員の側頭部に当接してこれを保持するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用リヤシート装置では、乗員がリヤシートの車幅方向
中央部に着座した場合には、左右のリンク部材84、8
6が背中に当たるため、実際にはリヤシートの車幅方向
中央部には着座できない。また、乗員の頭部等によっ
て、ホルダ部材80、82に車幅内側方向に力が加わる
と、リンク部材84、86にリヤシートバック70の前
面70A上への移動時と反対方向のモーメントが作用す
るため、ホルダ部材80、82がこのモーメントの方向
へ移動するのを阻止する回転防止機構が必要になる。さ
らに、安眠用ホルダ76は収納時にもリヤシートバック
70の表面に露出しているため、見切りが増え意匠性を
損なう。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、車幅方向中央
部に着座可能で、回転防止機構が必要無く、且つ意匠性
を損なわないで乗員を確実に保持することができる車両
用リヤシート装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、シートバックに形成した凹部にアームレストを収納
可能に配設した車両用リヤシート装置において、前記凹
部内のアームレストの後側に左サイドウォールと右サイ
ドウォールとを収納すると共に、該左サイドウォールと
右サイドウォールを各々左右反対側の凹部側壁に回転中
心を有する左側支持手段と右側支持手段とに取付け車両
前方へ起立可能とし、起立した状態で前記アームレスト
を前記凹部内の元の位置に移動可能としたことを特徴と
している。
【0008】従って、通常の着座状態では、左サイドウ
ォールと右サイドウォールとが、シートバックに形成し
た凹部内のアームレストの後側に収納されている。一
方、左右の凹部側壁に回転中心を有する右側支持手段と
左側支持手段により、左サイドウォールと右サイドウォ
ールを車両前方へ回転し起立状態にした場合にも、アー
ムレストを元の位置に収納できる。また、アームレスト
を元の位置に収納すると、右側支持手段と左側支持手段
とが、それぞれアームレストの両側面と凹部の左右両側
壁とによって挟持される。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用リヤシート装置において、前記左サイドウォール
と右サイドウォールとのうちの少なくとも何れか一方
と、該サイドウォールを取付けた前記支持手段との間
に、前記サイドウォールを起立した状態で車両前後方向
へ移動可能とするスライド機構を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】従って、起立状態とした左サイドウォール
と右サイドウォールとのうちの少なくとも何れか一方
を、スライド機構により、該サイドウォールを取付けた
支持手段に対して車両前後方向へ移動すると、左サイド
ウォールの車両前後方向の位置と、右サイドウォールの
車両前後方向の位置が一致する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の車両用リヤシート装置の
一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図1に示される如く、本
実施形態のリヤシート10のシートバック12は、車幅
方向に沿って略6:4の割合で左シートバック12Aと
右シートバック12Bとに二分割されている。また、リ
ヤシート10のシートクッション14は、段差を有する
フロア16の一段高い車両後方のフロア面16Aに配設
されており、このリヤシートクッション14の後部に、
左シートバック12Aと右シートバック12Bとがそれ
ぞれヒンジ18により前方へ回転可能に取り付けられて
いる。
【0013】図2に示される如く、シートバック12の
車幅方向中央部には、車両後方へ向けて凹部20が形成
されている。この凹部20は、左シートバック12Aの
車幅方向右側部に形成されており、凹部20を除いた左
シートバック12Aの車幅方向の長さL1と、右シート
バック12Bの車幅方向の長さL2とが等しくなってい
る。
【0014】凹部20における底部の上方は、一段深く
形成されており、左サイドウォール22と右サイドウォ
ール24とが収納されている。左サイドウォール22と
右サイドウォール24とは車幅方向に沿って左右反対側
の位置に直列に収納されており、車幅方向の長さは略等
しく設定されている。
【0015】図3に示される如く、左サイドウォール2
2は、左側支持手段としての板材からなる左ステー26
の一方の端部に取付けられており、この左ステー26の
他方の端部26Aは、凹部20の左側壁部20A(左シ
ートバック12Aの右側壁部)の車両前後方向中間部に
回転可能に軸支されている。従って、左ステー26は端
部26Aを中心にして、車両前方(図3の矢印A方向)
へ回転し、図3に実線で示される起立状態へ移動可能に
なっている。なお、この起立状態では、左ステー26が
凹部20の左側壁部20Aに当接している。
【0016】右サイドウォール24は、右側支持手段と
しての板材から成る右ステー28の一方の端部に取付け
られており、この右ステー28の他方の端部28Aは、
凹部20の右側壁部20B(右シートバック12Bの左
側壁部)の後端部となる凹部20の底部20Cの右側端
部に回転可能に軸支されている。従って、右ステー28
は端部28Aを中心にして、車両前方(図3の矢印B方
向)へ回転し、図3に実線で示される起立状態へ移動可
能になっている。なお、この起立状態では、右ステー2
8が凹部20の右側壁部20Bに当接している。
【0017】また、左サイドウォール22は左ステー2
6にスライド機構30を介して連結されており、左ステ
ー26に沿って、起立した状態で車両前後方向、即ち凹
部20の底部20Cへ向かう方向(図3の矢印C方向)
及びその反対方向へ移動可能になっている。従って、左
サイドウォール22を起立状態にした後、左サイドウォ
ール22を左ステー26に沿って、矢印C方向へ移動す
ると、左サイドウォール22が、右サイドウォール24
と車両前後方向に一致した位置(図3の二点鎖線の位
置)で停止するようになっている。
【0018】図1に示される如く、凹部20の内部に
は、アームレスト40が収納可能とされている。このア
ームレスト40は下端部に設けた軸42によって、左シ
ートバック12Aに連結されており、収納状態(図1の
実線の位置)と、リヤシートクッション14上に倒した
位置(図1の想像線の位置)とへ揺動可能になってい
る。
【0019】また、アームレスト40及び左右のサイド
ウォール22、24は弾性変形可能とされており、図4
に示される如く、左サイドウォール22と右サイドウォ
ール24とを起立状態にした後に、アームレスト40を
収納状態に戻すことが可能になっている。
【0020】なお、この様に左サイドウォール22と右
サイドウォール24とを起立状態にし、アームレスト4
0を収納状態に戻した幼児用シート使用状態では、アー
ムレスト40の左側壁部40Bと、凹部20の左側壁部
20A(左シートバック12Aの右側壁部)とで、左ス
テー26が挟持されており、アームレスト40の右側壁
部40Cと、凹部20の右側壁部20B(右シートバッ
ク12Bの左側壁部)とで、右ステー28が挟持されて
いる。
【0021】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の車両用リヤシート装置では、通常の着座状態
(図1に実線で示す状態)では、左サイドウォール22
と右サイドウォール24とが、シートバック12に形成
した凹部20内のアームレスト40の後方に収納されて
いる。従って、左サイドウォール22と右サイドウォー
ル24との見切りが見えず、シートバック12の見栄え
が悪化することが無いため意匠性を向上することができ
る。
【0022】また、本実施形態の車両用リヤシート装置
では、図3に示される如く、左ステー26を端部26A
を中心にして、車両前方(図3の矢印A方向)へ回転
し、左サイドウォール22を図3に実線で示される起立
状態へ移動すると共に、右ステー28を端部28Aを中
心にして、車両前方(図3の矢印B方向)へ回転し、図
3に実線で示される起立状態へ移動した後、スライド機
構30により、左サイドウォール22を左ステー26に
沿って、矢印C方向へ移動すると、左サイドウォール2
2が、右サイドウォール24と車両前後方向に一致した
位置に停止する。この状態でアームレスト40を元の位
置に収納することによって、左ステー26及び右ステー
28がシート表皮にはほとんど露出しなくなると共に、
身体に当たることがなくなり、シートの車幅方向中央部
に着座可能になる。
【0023】更に、この様に左サイドウォール22と右
サイドウォール24とを起立状態にし、アームレスト4
0を収納状態に戻した状態(図4)では、アームレスト
40の左側壁部40Bと、凹部20の左側壁部20Aと
で、左ステー26が挟持されており、アームレスト40
の右側壁部40Cと、凹部20の右側壁部20Bとで、
右ステー28が挟持されている。このため、この状態で
左サイドウォール22と右サイドウォール24の回転を
阻止するための回転防止機構を設け無くても、左サイド
ウォール22と右サイドウォール24とによって、乗員
を確実に保持することができる。
【0024】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、本発明の車両用リヤシ
ート装置を、シートバックが車幅方向に沿って分割され
たリヤシートに適用したが、本発明の車両用リヤシート
装置は、シートバックが車幅方向に沿って分割されてな
いベンチ型シートにも適用可能である。なお、この場合
には、シートバックが分割されてないため、図3に示さ
れる右ステー28の端部28Aを、凹部20の右側壁部
20B(右シートバック12Bの左側壁部)の後端部に
直接軸支することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、シートバック
に形成した凹部にアームレストを収納可能に配設した車
両用リヤシート装置において、凹部内のアームレストの
後側に左サイドウォールと右サイドウォールとを収納す
ると共に、左サイドウォールと右サイドウォールを各々
左右反対側の凹部側壁に回転中心を有する左側支持手段
と右側支持手段とに取付け車両前方へ起立可能とし、起
立した状態でアームレストを凹部内の元の位置に移動可
能としたので、車幅方向中央部に着座可能で、回転防止
機構が必要無く、且つ意匠性を損なわないで乗員を確実
に保持することができるという優れた効果を有する。
【0026】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用リヤシート装置において、左サイドウォールと右
サイドウォールとのうちの少なくとも何れか一方と、サ
イドウォールを取付けた支持手段との間に、サイドウォ
ールを起立した状態で車両前後方向へ移動可能とするス
ライド機構を設けたので、請求項1記載の効果に加え
て、左サイドウォールの車両前後方向の位置と、右サイ
ドウォールの車両前後方向の位置とを一致させることが
できると共に、支持手段を露出させないという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用リヤシート装
置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用リヤシート装
置の作用説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用リヤシート装
置のサイドウォール起立状態を示す図2に対応する断面
図である。
【図5】従来の実施形態に係る車両用リヤシート装置を
示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図6】従来の実施形態に係る車両用リヤシート装置の
作用説明図である。
【符号の説明】
10 リヤシート 12 シートバック 20 凹部 20A 左側壁部 20B 右側壁部 20C 底部 22 左サイドウォール 24 右サイドウォール 26 左ステー(左側支持手段) 28 右ステー(右側支持手段) 30 スライド機構 40 アームレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/54 A47C 7/38 A47C 7/46 B60N 2/46 B60N 2/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックに形成した凹部にアームレ
    ストを収納可能に配設した車両用リヤシート装置におい
    て、前記凹部内のアームレストの後側に左サイドウォー
    ルと右サイドウォールとを収納すると共に、該左サイド
    ウォールと右サイドウォールを各々左右反対側の凹部側
    壁に回転中心を有する左側支持手段と右側支持手段とに
    取付け車両前方へ起立可能とし、起立した状態で前記ア
    ームレストを前記凹部内の元の位置に移動可能としたこ
    とを特徴とする車両用リヤシート装置。
  2. 【請求項2】 前記左サイドウォールと右サイドウォー
    ルとのうちの少なくとも何れか一方と、該サイドウォー
    ルを取付けた前記支持手段との間に、前記サイドウォー
    ルを起立した状態で車両前後方向へ移動可能とするスラ
    イド機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用リヤシート装置。
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