JP2522846Y2 - センタアームレスト構造 - Google Patents
センタアームレスト構造Info
- Publication number
- JP2522846Y2 JP2522846Y2 JP1990120143U JP12014390U JP2522846Y2 JP 2522846 Y2 JP2522846 Y2 JP 2522846Y2 JP 1990120143 U JP1990120143 U JP 1990120143U JP 12014390 U JP12014390 U JP 12014390U JP 2522846 Y2 JP2522846 Y2 JP 2522846Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- side hold
- occupant
- center
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の例えばリヤシートのシートバック
中央に収納可能に設けられるセンタアームレストの構造
に関する。
中央に収納可能に設けられるセンタアームレストの構造
に関する。
従来の技術 第３図及び第４図に示す従来構造において、リヤシー
トはシートバック１とシートクッション３とから成り、
シートバック１の左右の座席の中央には盛り上がったサ
イドホールド部分５が存在する。このサイドホールド部
分５は乗員の左右方向の支持を行う働きを有する。この
部分５に形成された収納凹部９にセンタアームレスト７
が収納されており、回動させることで前方に引き出せる
ようになっている。引き出した状態では乗員は肘をのせ
ることができる。
トはシートバック１とシートクッション３とから成り、
シートバック１の左右の座席の中央には盛り上がったサ
イドホールド部分５が存在する。このサイドホールド部
分５は乗員の左右方向の支持を行う働きを有する。この
部分５に形成された収納凹部９にセンタアームレスト７
が収納されており、回動させることで前方に引き出せる
ようになっている。引き出した状態では乗員は肘をのせ
ることができる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、アームレスト７を引き出した状態で
は、収納凹部９が露出してしまい、もはやサイドホール
ド部分５はその本来の働きはせず、乗員の左右方向の支
持が不十分となり、特に車両の側方衝突時における移動
防止効果が低下してしまうものであった。
は、収納凹部９が露出してしまい、もはやサイドホール
ド部分５はその本来の働きはせず、乗員の左右方向の支
持が不十分となり、特に車両の側方衝突時における移動
防止効果が低下してしまうものであった。
本考案は、以上の問題点を解決するためになされたも
ので、アームレストを引き出しても乗員の左右方向の支
持を十分に行うことのできるセンタアームレスト構造を
提供することを目的とする。
ので、アームレストを引き出しても乗員の左右方向の支
持を十分に行うことのできるセンタアームレスト構造を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のセンタアームレス
ト構造は、シートバックに収納可能に配設され、シート
クッション上に展開して載置できるアームレスト部と、
前記シートバックの前記アームレスト部の上方に収納可
能に配設され、展開された前記アームレスト部上に斜め
に位置できるように展開することで乗員の側面を支持可
能となるサイドホールド部とを備えたことを特徴として
いる。
ト構造は、シートバックに収納可能に配設され、シート
クッション上に展開して載置できるアームレスト部と、
前記シートバックの前記アームレスト部の上方に収納可
能に配設され、展開された前記アームレスト部上に斜め
に位置できるように展開することで乗員の側面を支持可
能となるサイドホールド部とを備えたことを特徴として
いる。
作用 前方へ引き出すようにしてシートクッション上に載置
されたアームレスト部が、アームレストとしての本来の
働きをなし、このアームレスト部上に斜めに位置するサ
イドホールド部が、乗員の腰及び背中の部分を支え左右
方向の支持を十分に行うことができる。
されたアームレスト部が、アームレストとしての本来の
働きをなし、このアームレスト部上に斜めに位置するサ
イドホールド部が、乗員の腰及び背中の部分を支え左右
方向の支持を十分に行うことができる。
実施例 以下、本考案の第１実施例を第１図に基づいて説明す
る。
る。
センタアームレスト11の収納凹部13は、従来に比べ、
シートバック１の下部から上部まで長く存在し、収納さ
れるセンタアームレスト11は上下２段に分割されてい
る。下段が肘を載せるアームレスト部15であり、上段が
乗員を左右方向に支持するサイドホールド部17をなす。
アームレスト部15とサイドホールド部17の各々の下端
は、シートフレーム19に設けられた取付ブラケット21,2
3に対しピン24で結合されている。そして、各部の上端
にはつまみ25,27が取付けられている。
シートバック１の下部から上部まで長く存在し、収納さ
れるセンタアームレスト11は上下２段に分割されてい
る。下段が肘を載せるアームレスト部15であり、上段が
乗員を左右方向に支持するサイドホールド部17をなす。
アームレスト部15とサイドホールド部17の各々の下端
は、シートフレーム19に設けられた取付ブラケット21,2
3に対しピン24で結合されている。そして、各部の上端
にはつまみ25,27が取付けられている。
本実施例の作用について説明する。第１図（Ａ）の状
態から下段のアームレスト部15のつまみ25をつかんで前
方に引っ張ると、アームレスト部15はピン24廻りに回動
して前方へ引き出され、シートクッション３上に載置さ
れる。この状態でさらに、上段のサイドホールド部17を
同様につまみ27を持って略180°近くまで回動させる
と、第１図（Ｂ）に示すように、サイドホールド部17の
先端がアームレスト部15の中間部分に接触して斜めに位
置する。この状態で、乗員は、肘をアームレスト部15の
上に載せることができると共に、斜めになったサイドホ
ールド部17によって腰から背中の部分を左右方向に支持
される。従って、これらアームレスト部15及びサイドホ
ールド部17を収納する収納凹部13が露出しても、サイド
ホールド部17の働きにより乗員は左右方向に確実に支持
される。そして、仮に車両の側方衝突が生じても、乗員
が左右方向に移動してしまうことを効果的に防止でき
る。
態から下段のアームレスト部15のつまみ25をつかんで前
方に引っ張ると、アームレスト部15はピン24廻りに回動
して前方へ引き出され、シートクッション３上に載置さ
れる。この状態でさらに、上段のサイドホールド部17を
同様につまみ27を持って略180°近くまで回動させる
と、第１図（Ｂ）に示すように、サイドホールド部17の
先端がアームレスト部15の中間部分に接触して斜めに位
置する。この状態で、乗員は、肘をアームレスト部15の
上に載せることができると共に、斜めになったサイドホ
ールド部17によって腰から背中の部分を左右方向に支持
される。従って、これらアームレスト部15及びサイドホ
ールド部17を収納する収納凹部13が露出しても、サイド
ホールド部17の働きにより乗員は左右方向に確実に支持
される。そして、仮に車両の側方衝突が生じても、乗員
が左右方向に移動してしまうことを効果的に防止でき
る。
次に本考案の第２実施例を第２図に示す。
本実施例では、シートフレーム19にガイドレール31が
縦方向に配置され、このガイドレール31に対し２つのス
ライド部材33,35が設けられている。上方のスライド部
材33は上段のサイドホールド部17の上端に対しリンク37
によってピン結合が行われている。下方のスライド部材
35は下段のアームレスト部15の上端にリンク39により結
合され、さらにこのアームレスト部15のピン結合部分41
はもう１つのリンク43によりサイドホールド部17の下端
にピン結合されている。そして、アームレスト部15の下
段にはつまみ45が取り付けられている。
縦方向に配置され、このガイドレール31に対し２つのス
ライド部材33,35が設けられている。上方のスライド部
材33は上段のサイドホールド部17の上端に対しリンク37
によってピン結合が行われている。下方のスライド部材
35は下段のアームレスト部15の上端にリンク39により結
合され、さらにこのアームレスト部15のピン結合部分41
はもう１つのリンク43によりサイドホールド部17の下端
にピン結合されている。そして、アームレスト部15の下
段にはつまみ45が取り付けられている。
本実施例の作用について説明する。第２図（Ａ）の状
態からつまみ45を引っ張り、アームレスト部15をピン結
合廻りに回動させて前方に引き出すと、２つのスライド
部材33,35がガイドレール31に沿って下方にスライド
し、上段のサイドホールド部17が下方に移動する。そし
て、サイドホールド部17の下端はアームレスト部15の表
面と干渉し、斜め位置となる。この干渉をうまく生じる
ようにするため、アームレスト15の接触部には突起47を
形成することが望ましい。
態からつまみ45を引っ張り、アームレスト部15をピン結
合廻りに回動させて前方に引き出すと、２つのスライド
部材33,35がガイドレール31に沿って下方にスライド
し、上段のサイドホールド部17が下方に移動する。そし
て、サイドホールド部17の下端はアームレスト部15の表
面と干渉し、斜め位置となる。この干渉をうまく生じる
ようにするため、アームレスト15の接触部には突起47を
形成することが望ましい。
以上の実施例においては、サイドホールド部17を斜め
に位置させるためアームレスト部15との干渉を利用した
が、他の実施例においては、上方のスライド部材33がガ
イドレール31に対して所定位置で係止されるストッパを
用いることも可能である。これにより、サイドホールド
部17の上端が所定位置に係止されるので、下端はアーム
レスト部15の前方への引き出しに伴って前方へ移動し、
自動的に斜めに位置することができる。なお、この係止
は、アームレスト部15及びサイドホールド部17を再び凹
部に収納する際には容易に解除できるようにすることが
可能である。
に位置させるためアームレスト部15との干渉を利用した
が、他の実施例においては、上方のスライド部材33がガ
イドレール31に対して所定位置で係止されるストッパを
用いることも可能である。これにより、サイドホールド
部17の上端が所定位置に係止されるので、下端はアーム
レスト部15の前方への引き出しに伴って前方へ移動し、
自動的に斜めに位置することができる。なお、この係止
は、アームレスト部15及びサイドホールド部17を再び凹
部に収納する際には容易に解除できるようにすることが
可能である。
上述の２つの実施例では、本考案のセンタアームレス
ト構造をリヤシートに採用したものとして図示し説明し
たが、この構造をベンチタイプのフロントシートやワン
ボックス車等のサイドシートにも適用可能であることは
言うまでもない。
ト構造をリヤシートに採用したものとして図示し説明し
たが、この構造をベンチタイプのフロントシートやワン
ボックス車等のサイドシートにも適用可能であることは
言うまでもない。
考案の効果 以上説明したように、本考案のセンタアームレスト構
造によれば、前方へ引き出された下段のアームレスト部
により、アームレストとしての本来の機能を行うととも
に、このアームレスト部上に斜めに位置する上段のサイ
ドホールド部により、乗員の左右方向の支持を行うもの
で、乗員を安全に支持することができ、車両の側方衝突
時にも乗員が移動してしまうことを防止する効果を有す
る。
造によれば、前方へ引き出された下段のアームレスト部
により、アームレストとしての本来の機能を行うととも
に、このアームレスト部上に斜めに位置する上段のサイ
ドホールド部により、乗員の左右方向の支持を行うもの
で、乗員を安全に支持することができ、車両の側方衝突
時にも乗員が移動してしまうことを防止する効果を有す
る。
第１図は本考案の第１実施例を示すもので、同図（Ａ）
は縦断面図、同図（Ｂ）は引き出して使用している状態
を示す縦断面図、第２図は本考案の第２実施例を示すも
ので、同図（Ａ）は縦断面図、同図（Ｂ）は引き出して
使用している状態を示す縦断面図、第３図は従来のセン
タアームレストを備えたリヤシートの斜視図、第４図は
第３図の中央縦断面図である。 １……シートバック、３……シートクッション、５……
サイドホールド部分、11……センタアームレスト、13…
…収納凹部、15……アームレスト部、17……サイドホー
ルド部、19……シートフレーム、21,23……取付ブラケ
ット、25,27……つまみ、31……ガイドレール、33,35…
…スライド部材、37,39,43……リンク。
は縦断面図、同図（Ｂ）は引き出して使用している状態
を示す縦断面図、第２図は本考案の第２実施例を示すも
ので、同図（Ａ）は縦断面図、同図（Ｂ）は引き出して
使用している状態を示す縦断面図、第３図は従来のセン
タアームレストを備えたリヤシートの斜視図、第４図は
第３図の中央縦断面図である。 １……シートバック、３……シートクッション、５……
サイドホールド部分、11……センタアームレスト、13…
…収納凹部、15……アームレスト部、17……サイドホー
ルド部、19……シートフレーム、21,23……取付ブラケ
ット、25,27……つまみ、31……ガイドレール、33,35…
…スライド部材、37,39,43……リンク。
Claims (1)
- 【請求項１】シートバックに収納可能に配設され、シー
トクッション上に展開して載置できるアームレスト部
と、 前記シートバックの前記アームレスト部の上方に収納可
能に配設され、展開された前記アームレスト部上に斜め
に位置できるように展開することで乗員の側面を支持可
能となるサイドホールド部と を備えたことを特徴とするセンタアームレスト構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990120143U JP2522846Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | センタアームレスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990120143U JP2522846Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | センタアームレスト構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0476533U JPH0476533U (ja) | 1992-07-03 |
| JP2522846Y2 true JP2522846Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31868065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990120143U Expired - Lifetime JP2522846Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | センタアームレスト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522846Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0181958U (ja) * | 1987-11-24 | 1989-06-01 | ||
| JPH01145848U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-06 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP1990120143U patent/JP2522846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0476533U (ja) | 1992-07-03 |
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