JPH0246422Y2 - - Google Patents

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JPH0246422Y2
JPH0246422Y2 JP1985065669U JP6566985U JPH0246422Y2 JP H0246422 Y2 JPH0246422 Y2 JP H0246422Y2 JP 1985065669 U JP1985065669 U JP 1985065669U JP 6566985 U JP6566985 U JP 6566985U JP H0246422 Y2 JPH0246422 Y2 JP H0246422Y2
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seat
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locking
bag
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のリヤシート装置、詳しくは
シートバツクに荷物の移動防止機能をもたせた自
動車のリヤシート装置に関するものである。
(従来技術) 渋来、たとえばバン型車などの自動車では、第
7図に示すシートクツシヨン20とシートバツク
21とからなるリヤシート22において、シート
バツク21は車体幅方向に一連に形成されてい
た。
このようなシートバツク21を仮想線xで示す
ように、シートクツシヨン20上に前倒させ、裏
面を荷台として利用した場合、自動車の急制動時
や衝突時などにおいて、シートバツク21裏面上
の荷物が前方に移動し、リヤシート22の前側に
落下したり、フロントシートの裏側に衝突するお
それがある。
そのために、シートバツク21の裏面上端に幅
方向にのびるストツパ部材23を設け、このスト
ツパ部材23によつて荷物の前方移動を防止する
ようになされていた。
しかし、近年、バン型車などの自動車において
も、シートバツクが分割されたリヤシートを使用
する傾向にある。
シートバツク分割型のリヤシートにおいて、た
とえば第1図および第2図に示すように一方のシ
ートバツク3Aをシートクツシヨン2上に前倒
し、この前倒されたシートバツク3Aの裏面を荷
台として利用した場合、荷物の前方移動を防止す
るためのストツパ部材を設けるとともに、荷物の
車体中央側への移動を防止するガイドストツパ部
材を設けなければならない。
すなわち、自動車のコーナリング時などにおい
て、前倒されたシートバツク3A裏面上の荷物が
他方のシートバツク3Bに対応するシートクツシ
ヨン2側、つまり乗員の着座が可能なシート側へ
移動して乗員に衝突したり、シートクツシヨン2
上に落下するのを防止するためのサイドストツパ
が必要である。
そのために、シートバツクを車体フロア上に前
倒させ、この前倒したシートバツクの前端にシー
トクツシヨンを起立させ、該シートクツシヨンに
荷物の前方移動を防止する機能をもたせ、かつ起
立しているシートクツシヨンと他方のシートバツ
クとの間にベルト状のサイドストツパ部材を張設
した自動車のリヤシート装置が、実開昭60−7237
号公報に開示されている。
しかし、この先行技術では、リヤシート装置の
シートクツシヨンを左右分割形に形成する必要が
あり、一連のシートクツシヨンを有するリヤシー
ト装置に適用することができない。
しかも、前倒されたシートバツク裏面上の荷物
がシートクツシヨンに衝突することで、シートク
ツシヨンが若干変形し、着座時の座り心地が損な
われるおそれを有し、かつ組立・格納作業が煩ら
わしく、作業性に劣る問題がある。
(考案の目的) この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、シートクツシヨンが左右分割形、
一連形にかかわらず適用され、シートクツシヨン
をストツパ部材として利用しないように構成し、
ストツパ部材とサイドストツパ部材の組立・格納
作業が容易になされる自動車のリヤシート装置を
提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、この考案に係る自動
車のシート装置は、シートクツシヨンとシートバ
ツクとからなるシート装置において、上記シート
バツクは前倒自在でかつ幅方向に分割して形成さ
れている。
上記シートバツク裏面上端部に幅方向にのびる
ストツパ部材が起立自在に設けられ、このストツ
パ部材の車体中央側にベルト状のサイドストツパ
部材の一端が回動自在に取り付けられている。
そして、サイドストツパ部材の他端が他方のシ
ートバツクに着脱自在に係合されるように構成さ
れている。
したがつて、前倒されたシートバツクの裏面上
の荷物の前方移動がストツパ部材によつて防止さ
れ、側方への移動がベルト状のサイドストツパ部
材によつて適正に防止される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案に係る自動車のリヤシート装
置の斜視図を示し、図においてリヤシート1はシ
ートクツシヨン2とシートバツク3とからなり、
シートバツク3は幅方向に2つに分割されて、一
方のシートバツク3Aと他方のシートバツク3B
とを有し、それぞれが前倒自在になつている。
シートクツシヨン2は、この実施例では左右一
連に形成しているが、左右分割形のシートクツシ
ヨンであつてもよい。
両シートバツク3A,3Bの裏面上端部には、
第2図(但し、第2図は一方のシートバツク3A
のみを前倒させてその裏面を示している)に示す
ように、幅方向にのびるストツパ部材4が起立自
在に設けられている。
ストツパ部材4は、たとえば鋼管によつて門形
に形成され、その両端基部が図示されないシート
バツクフレームに回動自在に取り付けられてお
り、シートバツク3Aが起立状態にある時には仮
想線x1で示す状態に折りたたみ格納されてい
る。
5はベルト状のサイドストツパ部材(以下、サ
イドストツパ部材という)で、その一端がブラケ
ツト6を介してストツパ部材4の車体中央側に回
動自在に取り付けられている。
サイドストツパ部材5の他端には、第3図に示
すように、係止凸部7aを突設した係止具7が取
り付けられ、該係止具7の係止突部7aは第2図
に示すように、ストツパ部材4の車体外側部に取
り付けられている係止板8の係止孔8a(第6図
参照)に係脱自在に係合されている。
シートバツク3の車体中央側の側面における高
さ方向の中央部近傍(但し、第2図には他方のシ
ートバツク3Bの車体中央側の側面のみが示され
ている)に係止板9が取り付けられ、この係止板
9に前後方向の間隔を有して複数の係止孔9a,
9b,9cが形成されており、サイドストツパ部
材5の組立時に、その他端に取り付けられている
係止具7の係止凸部7aが他方のシートバツク3
Bの後方への傾倒角度に対応して係止孔9a,9
b,9cのいずれかに係合される。
すなわち、他方のシートバツク3Bが第4図の
実線で示す起立状態に保持されている場合は、係
止板9の後部に形成されている係止孔9cに係止
凸部7a(第3図)が係合され、後述するリクラ
イニング機構の操作によつて他方のシートバツク
3Bが一点鎖線x2で示す状態に後方へ傾倒して
保持されている場合は、係止板9の中央部に形成
されている係止孔9bに、また他方のシートバツ
ク3Bが仮想線x3で示すようにさらに後方へ係
倒して保持されている場合は、係止板9の前部に
形成されている係止孔9aにそれぞれ係止凸部7
a(第3図)が係合される。
これにより、第2図の他方のシートバツク3B
の後方への傾倒角度に対応して、サイドストツパ
部材5に適正な張り状態をもたせて、その他端
側、つまり係止具7の係子凸部7aが、係止板9
を介して他方のシートバツク3Bの車体中央側に
保持される。
つまり、係止板9の係止孔9a,9b,9cに
より、シートバツク3の後方への傾倒角度に対応
して長さ調整可能な係止部10が構成されてい
る。
一方、シートバツク3の上端における車体外側
部に操作ノブ11が突設されており、この操作ノ
ブ11を引き上げ・押し下が操作することによつ
て出没するロツクピン12が、シートバツク3の
車体外方側面に設けられている。
また、第5図に示すように、他方のシートバツ
ク3Bが隣接する車体部材にロツクプレート13
が取り付けられ、このロツクプレート13に前後
に所定の間隔を有してロツク孔13a,13b,
13cを形成し、該ロツク孔13a,13b,1
3cを有するロツクプレート13と上記操作ノブ
11、ロツクピン12とでリクライニング機構1
4を構成している。
なお、一方のシートバツク3Aに突設されてい
る操作ノブ11に連動するロツクピン12に対応
して、車体部材(図示せず)に上記ロツクプレー
ト13と同様のロツクプレートが取り付けられ
る。つまり、リクライニング機構14は両シート
バツク3A,3Bにそれぞれ取り付けられる。
上記構成において、第1図のリヤシート1にお
ける一方のシートバツク3Aを第2図のように前
倒させ、シートバツク3Aの裏面を荷台として利
用する場合、まず仮想線x1で示す状態に格納さ
れているストツパ部材4を、実線の状態に起立さ
せる。
つづいて、サイドストツパ部材5の他端に取り
付けられている係止具7a(第3図参照)をスト
ツパ部材4の車体外側部に取り付けられている係
止板8から離脱させたのち、ストツパ部材4の車
体央央側を回動中心として矢印A方向に回転さ
せ、第6図に示すように係止具7の係止凸部7a
(第3図)を他方のシートクツシヨン3Bに取り
付けられている係止板9の係止孔9c(第2図参
照)に係合した組立状態を得る。
このように組立ることで、ストツパ部材4によ
つて一方のシートバツク3A裏面上の荷物の前方
移動が防止され、かつサイドストツパ部材5によ
つて側方移動が防止される。
他方のシートバツク3Bが第4図の実線で示す
状態に起立している場合には、第5図のリクライ
ニング機構14におけるロツクピン12がロツク
プレート13のロツク孔13aに嵌合しており、
操作ノブ11を引き上げてロツクピン12とロツ
ク孔13cとの嵌合を解き、他のシートバツク3
Bを第4図の一点鎖線x2の状態に後方へ傾倒さ
せた場合は、ノブ11を押し下げることにより第
5図のロツクピン12がロツク孔13bに嵌合
し、また他方のシートバツク3Bを第4図の仮想
線x3の状態に後方へ大きく傾倒させた場合は、
第5図のロツクピン12がロツク孔13cに嵌合
して、他方のシートバツク3Bの傾倒状態が保持
される。
そして、他方のシートバツク3Bが第4図の一
点鎖線x2の状態に後方へ傾倒している場合は第
6図の係止具7の係止凸部7a(第3図)が係止
板9の係止孔9b(第2図)に係合し、かつ第4
図の仮想線x3の状態に他方のシートバツク3B
が後方へ大きく傾倒している場合は第6図の係止
具7の係止凸部7a(第3図)が係止板9の係止
孔9a(第2図)に係合することにより、サイド
ストツパ部材5が適正な張り状態を保持して組立
てられる。
一方、第6図のストツパ部材4とサイドストツ
パ部材5を格納する場合は、まず係止具7の係止
凸部7a(第3図)を係止板9の係止孔9cから
離脱させ、ついでストツパ部材4の車体中央側を
回動中心としてサイドストツパ部材5を矢印B方
向に回動し、第2図に示すように、係止具7の係
止凸部7aをストツパ部材4の車体外側部に取り
付けられている係止板8の係止孔8a(第6図参
照)に係合させる。
つぎに、ストツパ部材4を矢印C方向に傾倒さ
せ、仮想線x1で示す状態に一方のシートバツク
3Aの裏面上に折りたたむことで格納状態が得ら
れる。
上記実施例では一方のシートバツク3Aの裏側
についてのみ説明しているが、他方のシートバツ
ク3Bの裏側にも上述のストツパ部材4、サイド
ストツパ部材5が設けられている。
また、上記実施例ではシートバツク3に長さ調
整可能な係止部10を設けた例で説明している
が、サイドストツパ部材5の他端に係止部10を
取り付け、シートバツク3に1つの係止凸部を突
設した構成としてもよい。
さらに、第5図のリクライニング機構に代え
て、前部シート(図示せず)に設けられている一
般的なリクライニング機構を適用してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、スト
ツパ部材とサイドストツパ部材の組立・格納作業
が容易になされ、作業性が向上する。
また、シートクツシヨンが左右分割形、一連形
のいずれかの場合にも構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のリヤシート装
置の斜視図、第2図は一方のシートバツクの前倒
状態を示す斜視図、第3図は係止具の裏面斜視
図、第4図はシートバツクの傾倒状態を示す側面
図、第5図はリクライニング機構の一例を示す斜
視図、第6図はストツパ部材とサイドストツパ部
材の組立状態を示す斜視図、第7図は従来のリヤ
シートの一例を示す斜視図である。 1……リヤシート、2……シートクツシヨン、
3……シートバツク、4……ストツパ部材、5…
…サイドストツパ部材、10……係止部、14…
…リクライニング機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シートクツシヨンとシートバツクとからなる
    自動車のリヤシート装置において、上記シート
    バツクは前倒自在でかつ幅方向に分割して形成
    され、該シートバツクの裏面上端部に幅方向に
    のびるストツパ部材が起立自在に設けられ、こ
    のストツパ部材の車体中央側にベルト状のサイ
    ドストツパ部材の一端が回動自在に取り付けら
    れており、該サイドストツパ部材の他端が他方
    のシートバツクに着脱自在に係合されることを
    特徴とする自動車のリヤシート装置。 (2) シートバツクは前後動自在なリクライニング
    機構を有し、サイドストツパ部材の他端と他方
    のシートバツクの車体中央側の側面とのいずれ
    か一方にシートバツクの後方への傾倒角度に対
    応して長さ調整可能な係止部を備えている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動車のリヤ
    シート装置。
JP1985065669U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0246422Y2 (ja)

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JPS61179134U JPS61179134U (ja) 1986-11-08
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