JPH10169208A - 支柱用ロープ取付用具 - Google Patents
支柱用ロープ取付用具Info
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- JPH10169208A JPH10169208A JP35320196A JP35320196A JPH10169208A JP H10169208 A JPH10169208 A JP H10169208A JP 35320196 A JP35320196 A JP 35320196A JP 35320196 A JP35320196 A JP 35320196A JP H10169208 A JPH10169208 A JP H10169208A
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Abstract
を図ると同時に、そのロープ取付用具の支柱に対する装
着作業の簡便化を図った使い勝手のよい支柱用ロープ取
付用具を提供する。 【解決手段】中央部に固着用ボルト6の挿通孔を有し、
かつ裏側に支柱7に対して係合し得る凹部を形成した略
コ字状の取付ベース2と、この取付ベース2の表側に、
開放側を互いに向合わせた状態で、固着用ボルト6の頭
部の面間寸法に相当する間隔をあけて平行に配設され
た、少なくとも一対からなる略コ字状の掛止部材3,4
とから支柱用のロープ取付用具1を構成する。
Description
に使用される安全ロープ等の各種のロープを支柱に取付
けるための支柱用ロープ取付用具に関する。より詳しく
は、そのロープ取付用具自体の支柱に対する装着の簡便
さとともに、同ロープ取付用具に対するロープの掛脱作
業の簡便さを図るための改良技術に関する。
するロープの取付手段としては、ロープの挿通部や掛止
部を備えたロープ取付用具を溶接手段等により支柱に対
して一体的に固着し、その挿通部や掛止部を介してロー
プを支持するという手法が広く用いられている。そし
て、それらの支柱に対しては、防錆目的などから溶融亜
鉛メッキなどの表面処理が施されるのが一般的であり、
前記従来技術においては、ロープ取付用具を溶接手段等
により支柱と一体的に固着する手法が採用されていたた
め、そのロープ取付用具を支柱に固着した状態で溶融亜
鉛メッキ等が施される場合が多かった。このため、溶融
亜鉛メッキの際に、前記ロープ取付用具の部分に亜鉛が
垂下がったまま凝固してしまうこともよくあり、ロープ
を取付ける際の怪我の原因になる可能性もあった。
な事情に鑑みてなされたもので、その課題とするところ
は、ロープ取付用具の支柱に対する装着の仕方を改良
し、前記支柱に対する取付方向を規制しながら簡便に装
着し得る使い勝手のよいロープ取付用具を提供すること
により、溶融亜鉛メッキ等の必要な表面処理を施した後
でも、支柱に対してロープ取付用具を簡便に装着できる
ようにするとともに、そのロープ取付用具のロープに対
する支持部を改良してロープの掛脱作業の簡便さを図
り、更にそのロープの支持部の配設の仕方を工夫するこ
とにより固着用ボルトによる支柱への取付作業を改善す
る点にある。
決するため、中央部に支柱に対する固着用ボルトの挿通
孔を有し、かつ裏側に前記支柱に対して係合し得る凹部
を形成した略コ字状の取付ベースと、該取付ベースの表
側に、開放側を互いに向合わせた状態で、前記固着用ボ
ルトの頭部の面間寸法に相当する間隔をあけて平行に配
設された、少なくとも一対からなる略コ字状の掛止部材
とから支柱用ロープ取付用具を構成するという技術手段
を採用した。これにより、前記取付ベースを仮設用手摺
りなどの支柱に取付ける場合には、取付ベースの裏側の
凹部を支柱に係合しながら、前記固着用ボルトを支柱に
形成されたボルト挿通孔に挿通して締付けるだけで、取
付方向を規制しながら簡便かつ的確に装着することがで
きる。また、その固着用ボルトの締付けの際には、ボル
ト頭部がロープの掛止部材間に支持され回転が阻止され
るとともに、前記取付ベースの凹部側が支柱に係合して
回転が阻止されているので、締付け作業が大幅に簡便化
される。さらに、略コ字状の掛止部材をその開放側を互
いに向合わせた状態に配設することによりロープの支持
部を構成しているので、ロープの掛脱作業がきわめて簡
便である。すなわち、前記略コ字状の掛止部材は、一方
でロープの掛脱作業の簡便化を図り、他方で前記固着用
ボルトの締付け作業の簡便化を図るという二重の機能を
奏していることになる。
具を構成する前記取付ベースは、金属板や硬質プラスチ
ックなどから支柱に係合し得るように略コ字状に形成さ
れる。その場合、コ字状を構成する各部の具体的寸法な
どに関しては、支柱の直径等を勘案して適宜設定すれば
よい。その際、固着用ボルトの締付け状態において、取
付ベースの裏面が支柱側に当接するように設定してもよ
いし、コ字状の両側部の先端が支柱側に当接して裏面が
支柱から浮くように設定してもよい。また、コ字状は、
その角部を面取りしたり、アールを付したりしたもので
もよい。要は、固着用ボルトによる締付時において、コ
字状の裏側の凹部が支柱に係合することにより、回転を
阻止してその取付方向を規制し得るものであればよい。
なお、その凹部の具体的形状を合わせることにより、丸
形パイプからなる支柱のほか、角形パイプ等の適宜の形
状の支柱に適応できる。
材は、金属からなる丸棒等を略コ字状に折曲げ形成して
前記取付ベースに溶接するという形態のほか、硬質プラ
スチックなどから前記取付ベースと一体的に成形したも
のでもよい。この掛止部材に係るコ字状も、その角部を
面取りしたり、アールを付したりしたものでもよい。要
は、少なくとも一対の略コ字状の掛止部材をその開放側
を互いに向合わせて配設した場合に、それらの中間に形
成される空間部にロープを掛止でき、簡単には脱離しな
い形状のものであればよい。
取付ベースの表面に平行に配設された前記掛止部材相互
間の間隙部に係合し得るものであればよい。したがっ
て、通常の六角ボルトのほか、正四角形や長方形などの
頭部形状からなるボルトでもよい。
説明する。図1〜図3は本発明の一実施例を示したもの
で、図1はその平面図、図2は同正面図、図3は同側面
図であり、図4は本実施例を構成する取付ベースを示し
た正面図、図5はその平面図、図6は掛止部材の正面図
である。また、図7〜図9は本実施例を支柱に装着した
状態を示したもので、図7はその平面図、図8は同正面
図、図9は同側面図であり、図10は本実施例の適用例
としてつりわく足場に適用した場合を示した概略構成図
である。図中、1は本実施例に係る支柱用のロープ取付
用具で、裏側に支柱に係合し得る凹部を形成した略コ字
状の取付ベース2と、その取付ベース2の表側に平行に
配設された、少なくとも一対からなる略コ字状の掛止部
材3,4とから構成される。取付ベース2の中央部には
挿通孔5が形成されており、図7〜図9に示すように、
その挿通孔5に挿通した固着用ボルト6を介して前記取
付ベース2を丸形パイプなどからなる支柱7側に締付固
定し得るように構成されている。また、前記掛止部材
3,4は、それらの開放側を互いに向合わせて内方にロ
ープの支持空間を形成した状態に、しかも固着用ボルト
6の頭部8の締付面の面間寸法に相当する間隔をあけて
平行に配設されている。これにより、図示しないロープ
を両掛止部材3,4相互間の間隙部から内方に挿通する
ことにより支柱7に対して簡便に支持し得るとともに、
図7に示したように、固着用ボルト6を取付ベース2の
挿通孔5に挿通した状態で、その頭部8を構成する締付
面、すなわち本実施例においては通常の六角ボルトを使
用している関係から、その六角の締付面のうちの対向す
る平面が掛止部材3,4間に係合して回転が阻止される
ことになる。
に示すように、前記取付ベース2には、掛止部材3,4
の配設位置に合わせて透孔9,10が形成されており、
それらの透孔9,10を介して裏側から栓溶接すること
により、掛止部材3,4を取付ベース2に固着してい
る。また、それらの掛止部材3,4の具体的形状として
は、図6に示すように両側の直線部分a,bの中間に位
置する中間部分cを円弧状に変形した略コ字状が採用さ
れている。図6中、11は前記直線部分a,bの先端部
に形成されたテーパー状の面取り部で、ロープの挿通作
業をよりスムーズにするためのものである。
に当り、その支柱7に対して前述のように垂下がり部の
生じやすい溶融亜鉛メッキ等の表面処理を施す場合には
事前に済ませておくことが望ましい。そして、その表面
処理済みの支柱7に対してロープ取付用具1を装着する
場合には、先ず前記固着用ボルト6を取付ベース2の挿
通孔5に挿通し、その状態で取付ベース2の裏側の凹部
を図8のように支柱7に沿わせて係合させるとともに、
図7のように頭部8の締付面が掛止部材3,4相互間に
係合するように固着用ボルト6の向きを調整しながら、
図8及び図9に示したように固着用ボルト6を支柱7に
形成された挿通孔に挿通してナット12により締付固定
することにより簡便に装着することができる。すなわ
ち、支柱7との係合により取付ベース2の取付方向が自
動的に一定に規制されるとともに、前記固着用ボルト6
の頭部8が掛止部材3,4間に係合支持され回転が阻止
されると同時に取付ベース2の凹部側が支柱7に係合し
て回転が阻止されていることから固着用ボルト6は回転
しないので、ナット12側のみの締付け作業によりきわ
めて簡便に装着することができる。
として、つりわく足場に適用した場合を示したものであ
る。図中、13は鉄骨梁14等に取着されるつり材で、
このつり材13介して支持されたけた材15を介して手
摺り柱16が立設され、その上端部にクランプ等を介し
て手摺り17を架設することにより、つりわくを構成し
ている。図示のように、本実施例に係る前記ロープ取付
用具1は、その手摺り柱16の中間外側に装着され、安
全ロープを支持し得るように構成されている。
できる。 (1)本ロープ取付用具を支柱に装着する場合には、前
記取付ベースの凹部側を支柱に係合しながら、前記固着
用ボルトを支柱に形成されたボルト挿通孔に挿通して締
付けるだけで、取付方向を規制しながら簡便かつ的確に
装着することができる。 (2)略コ字状の掛止部材は、その開放側を互いに向合
わせて平行に配設することにより、掛脱作業のきわめて
簡便なロープの支持部を構成するとともに、他方で前記
固着用ボルトの回転を阻止するという二重の機能を奏
し、部品点数の低減や構成の簡略化に資する。 (3)固着用ボルトの締付けの際には、そのボルト頭部
が前記掛止部材間に支持され回転が阻止されると同時
に、前記取付ベースの凹部側が支柱に係合して回転が阻
止される結果、固着用ボルト側は回転が阻止された状態
にあるので、ナット側だけの締付け作業により、きわめ
て簡便に締付固定することができる。(4)ロープの掛
脱は、平行に配設された前記掛止部材の間隙を介して、
それらの掛止部材により形成される支持空間内に挿通す
るだけで簡便に支持することができると同時に、逆に前
記掛止部材の間隙を介して外すだけで簡便に脱離させる
ことができる。
図である。
である。
例示した概略構成図である。
材、5…固着用ボルト用の挿通孔、6…固着用ボルト、
7…支柱、8…固着用ボルトの頭部、9,10…透孔、
11…面取り部、12…ナット、13…つり材、14…
鉄骨梁、15…けた材、16…手摺り柱、17…手摺り
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部に支柱に対する固着用ボルトの挿
通孔を有し、かつ裏側に前記支柱に対して係合し得る凹
部を形成した略コ字状の取付ベースと、該取付ベースの
表側に、開放側を互いに向合わせた状態で、前記固着用
ボルトの頭部の面間寸法に相当する間隔をあけて平行に
配設された、少なくとも一対からなる略コ字状の掛止部
材とからなることを特徴とする支柱用ロープ取付用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35320196A JP3720936B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 支柱用ロープ取付用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35320196A JP3720936B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 支柱用ロープ取付用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169208A true JPH10169208A (ja) | 1998-06-23 |
JP3720936B2 JP3720936B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=18429251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35320196A Expired - Fee Related JP3720936B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 支柱用ロープ取付用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3720936B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159583A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Kunimoto Co Ltd | 鉄筋用安全帯係止金具 |
JP2017155494A (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | キョーワ株式会社 | 親綱支持用治具 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP35320196A patent/JP3720936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002159583A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Kunimoto Co Ltd | 鉄筋用安全帯係止金具 |
JP4688280B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2011-05-25 | 株式会社国元商会 | 鉄筋用安全帯係止金具 |
JP2017155494A (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | キョーワ株式会社 | 親綱支持用治具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3720936B2 (ja) | 2005-11-30 |
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