JP2001171984A - ウインチの取り付け冶具及びウインチ - Google Patents

ウインチの取り付け冶具及びウインチ

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JP2001171984A
JP2001171984A JP36193999A JP36193999A JP2001171984A JP 2001171984 A JP2001171984 A JP 2001171984A JP 36193999 A JP36193999 A JP 36193999A JP 36193999 A JP36193999 A JP 36193999A JP 2001171984 A JP2001171984 A JP 2001171984A
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winch
support
pedestal
mounting jig
installing
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JP36193999A
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Keiji Ishizaka
恵二 石坂
Yukihiro Nakayama
幸大 中山
Toshio Kaido
敏夫 海道
Kotaro Kurisaki
浩太郎 栗崎
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Yasuda Seisakusho Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Yasuda Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非熟練者であっても簡易に取り付け作業を行
なうことができるとともに、その固定を強固なものとで
きるウインチ取り付け冶具を提供する。 【解決手段】 本発明によるウインチ取付治具Jは、対
象となる支柱SにウインチWを取り付けるために用いる
ものであり、ウインチに固定した台座10に取り付けて
用いる。ウインチ取り付け冶具Jは、台座10と対向す
る位置に配され、台座10との間で支柱Sを挟持する押
さえ板20と、この押さえ板を、台座10との距離調節
を可能として支持するとともに、前記支柱Sの幅よりも
大きな間隔をあけて、取り付け板32を介して台座10
に固定されたボルト軸30とを備える。このウインチ取
り付け冶具Jでは、ボルト軸30へのナット31の締め
付けの程度により押さえ板20を前後動させ、押さえ板
20と台座10との間で支柱Sを挟み込むことにより、
ウインチWを支柱Sへ取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線架線用の鉄
塔などの柱体にウインチを取り付けるためのウインチ取
り付け冶具に関する。
【0002】
【従来の技術】送電線の布設、張替えなどの工事を行な
う際における荷の塔上引き上げや、引き下ろし作業に
は、広くウインチが使用されている。かかるウインチの
使用に当たっては、ウインチを鉄塔の角材などの支柱に
取り付けることが必要となる。
【0003】ところで、支柱に対するウインチの固定
は、ウインチの台座を、ワイヤロープにより支柱に縛り
付けることによりなされている。例えば、6ミリ程度の
丈夫なワイヤロープを支柱及びウインチの台座の周囲に
きつく巻き付けることで、この取り付けがなされてい
る。
【0004】しかしながら、ワイヤロープを用いてのウ
インチ固定には、ワイヤロープが長尺でありまた癖がつ
き易いなどの理由により、ワイヤロープの取り扱いなど
に関する種々のノウハウが必要となる。従って、熟練の
不足した者にとってこの作業は必ずしも容易と言えな
い。それゆえに、ワイヤロープを用いて行なうこのウイ
ンチ取り付け技術では、作業時間が長くなりがちであ
り、またウインチの取り付けを行なえたとしても、その
固定を十分なものとするのが難しい。十分な固定を行な
えない場合には、ウインチの使用にともなってワイヤが
緩んでしまうことによりがたつきが発生する可能性があ
り、場合によっては、ワイヤ引き出し方向にウインチ取
付治具がずれてしまうことも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、このよ
うな事情に鑑みて創案されたものであり、非熟練者であ
っても簡易にウインチ取り付け作業を行なうことができ
るとともに、その固定を強固なものとできるウインチ取
り付け冶具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明によるウインチ取付治具は、対象となる支柱にウイン
チを取り付けるために用いるウインチ取り付け冶具であ
って、ウインチに固定される固定部材と、前記固定部材
と対向する位置に設けられ、ウインチ乃至ウインチの台
座との間で前記支柱を挟持する押さえ板と、前記固定部
材との距離調節を可能として前記押さえ板を支持すると
ともに、前記支柱の幅よりも大きな間隔をあけて前記固
定部材から延設された一組の支持部材と、を備えてなる
ウインチ取り付け冶具である。このウインチ取り付け冶
具は、固定部材と押さえ板との間で支柱を挟み込むこと
で固定部材に取り付けたウインチの支柱に対する固定を
なすこととしている。上記押さえ板は、固定部材までの
距離調節を自在として支持部材にて支持されているの
で、長尺のワイヤロープを用いるのと比較して遥かに容
易にその固定作業を行なうことができ、また非熟練者で
あっても固定作業に際して困難がない。尚、固定部材の
ウインチに対する固定は、直接的なものでも良いし、ウ
インチを取り付けるための台座などの他の部材を介して
の間接的なものでも良い。
【0007】上記支持部材は、固定部材との距離調節を
可能として押さえ板を支持できるようになっていれば、
その構成に特に制限はない。例えば、支持部材は、支柱
の幅よりも大きな間隔をあけて前記固定部材から延設さ
れた少なくとも一組のボルト軸と、このボルト軸と螺合
され、その締め付けにより前記押さえ板を支柱に対して
押圧する一組のナットとを含むものとすることができ
る。ボルト軸及びナットを利用したかかる構成により、
上記機能を有する支持部材を簡易に構成でき、また固定
部材に対する押さえ板の距離調整を容易に行なえるよう
になる。ボルト軸は、支柱の両側にそれぞれ1本づつ位
置するように2本準備されていれば良いが、押さえ板の
安定した支持を可能とすることを考慮すれば、支柱の両
側にそれぞれ2本以上配置するのが好ましい。
【0008】また、本発明による他のウインチ取り付け
冶具は、以下のようなものである。即ち、対象となる支
柱にウインチを取り付けるために、ウインチに固定して
用いるウインチ取り付け冶具であって、引き出し方向の
逆側でウインチに対して固定される固定部と、線状体を
締結可能とされた締結部と、を備えてなるウインチ取り
付け冶具である。このウインチ取り付け冶具は、上述の
如き締結部を備えている。この締結部に他の部分に基端
を固定したワイヤロープその他の線状体の先端を固定す
ることで、ウインチの使用時においてウインチがその引
き出し方向に引っ張られた場合に、その力に対抗できる
ようになり、ウインチの固定を強固なものとすることが
できるようになる。
【0009】締結部は、線状体が締結可能であればどの
ようなものでも良いが、例えば、ワイヤを締結するため
の締結孔が穿設されてなるものとすることができる。
【0010】尚、以上説明した押さえ板を利用したウイ
ンチ取り付け冶具の発明と、締結部を利用したウインチ
取り付け冶具の発明とは、それぞれ単独で用いることも
可能であり、またそれらを組み合わせて用いることも可
能である。また、以上説明した取り付け冶具を取り付け
たウインチは、上記利点を備えたものなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明の好ましい一実施形態につき説明する。
【0012】本発明によるウインチ取り付け冶具Jは、
ウインチWに固定される台座10に取りつけられるもの
であり、この台座10と対向する位置に設けられた押さ
え板20、支柱の幅よりも大きな間隔をあけて上記台座
10から延設された二組計4本のボルト軸30、このボ
ルト軸30に螺合される4つのナット31を備えてい
る。ここでボルト軸30及びナット31は、本発明にお
ける支持部材として機能するものである。
【0013】台座10は、ある程度の厚みがある金属製
の板体であり、その両側面に、ウインチWの軸受けW1
を固定するための固定孔11が設けられている。この固
定孔11にネジ12を螺合することで、台座10のウイ
ンチWに対する固定が行なわれるようになっている。ま
た、台座10の両端部には、台座10をその短手方向に
貫通するようにして、シャフト13が取り付けられてい
る。これらシャフト13の両端近傍には、太軸部14が
設けられており、更にその端部にはネジ切りされたボル
ト部15が設けられている。また、台座10のウインチ
Wから遠い側には、その形状が後述の支柱Aを挟み込む
ような断面略V字形状とされた当接面16が形成されて
いる。
【0014】また、台座10のウインチWの引出し方向
と逆側には、締結部17が取り付けられている。この締
結部17は、略五角形状をしており、その先端に線状体
としてのワイヤロープを締結するための締結孔18が穿
設されている。この締結孔18には、その外周に沿うリ
ング形状に形成された補強材18aが取り付けられてい
る。この締結部17の後端には、取り付け孔19が穿設
されており、その取り付け孔19の内周面にはネジ溝が
着られている。そして、この取り付け孔19に対して、
台座10に穿設した図示せぬねじ孔を貫通させることに
より台座10から突出させたボルト19aを螺合させる
ことで、台座10を介して締結部17がウインチWに取
り付けられる。
【0015】各ボルト軸30の基端には、本発明の固定
部材に該当する取り付け板32が溶接固定されている。
この取り付け板32の基端には、シャフト13のボルト
部15を貫通可能な図示せぬ孔が穿設されており、この
孔に上記ボルト部15を貫通させ、そのボルト部15の
先端にナット33を螺合させることで、太軸部14とナ
ット33との間で取り付け板32を挟持するようになっ
ている。このようにして、シャフト13の両端部にボル
ト軸30を固定することで、取り付け板32のウインチ
Wへの固定がなされている。尚、各シャフト13の両端
部に取り付けられたボルト軸30間の間隔は、後述の支
柱Sの幅よりも大きくなっている。
【0016】押さえ板20は、2つ設けられており、断
面略コの字型となっている。これら押さえ板20は、各
シャフト13の両端部から延びる2本のボルト軸30に
てその両端部を支持されるようになっている。そのため
に、各押さえ板20の両端部には、上記ボルト軸30を
貫通させるための図示せぬ孔が設けられており、この孔
にボルト軸30を貫通させた状態でナット31をボルト
軸に螺合させることで、押さえ板20が台座10から遠
ざからないように、位置規制を行なえるようになってい
る。
【0017】このウインチ取り付け冶具Jによって、ウ
インチWを支柱Sに取り付ける手順は以下のとおりであ
る。まず、ナット31を取り外すことにより、両押さえ
板20をボルト軸30から取り外す。次に、支柱S(こ
の実施形態ではアングル材である。)を、各シャフト1
3の両端に取り付けられたボルト軸30の間に挿入す
る。このとき当接面16のV字形状と、支柱Sの角部と
が一致するようにする。そして、押さえ板20の図示せ
ぬ孔にボルト軸30を挿入し、ナット31を螺合するこ
とで押さえ板20を支柱Sに対して押圧することで、押
さえ板20と台座10との間で支柱Sを挟み込ませる。
上述のように、当接面16は、支柱Sの形状に沿うV字
形状に形成されているので、当接面16と支柱Sとの接
触面積を稼ぐことができるため、固定力が強められる。
【0018】また、この実施形態では、ウインチWから
のワイヤ引き出し方向が上向きとなるようにして支柱S
に対するウインチWの取り付けを行なっているので、締
結部17の締結孔18に地表から延びる図示せぬワイヤ
ロープを締結する。これにより、その使用時においてウ
インチWが引き出し方向に当たる上方にずれることがな
くなる。尚、このウインチ取り付け冶具Jは、設置時に
現行のウインチWを改良しないで取り付けができ、また
撤去時に分解可能なので部品の単体重量が軽く運搬しや
すいという利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ウイン
チの支柱に対する取り付け作業を熟練の不要な簡易なも
のとすることができ、取り付け作業の短時間化を図るこ
とが可能となり、また、強固で且つ均一な取り付け状態
を得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のウインチ取付治具の設置状態を示
す斜視図。
【図2】本実施形態のウインチ取付治具の側面図。
【図3】本実施形態のウインチ取付治具を示すA矢視
図。
【図4】本実施形態のウインチ取付治具を示すB矢視
図。
【図5】本実施形態の引き下げ治具を示す正面図。
【符号の説明】
10 台座 13 シャフト 14 太軸部 15 ボルト部 16 当接面 17 締結部 18 締結孔 20 押さえ板 30 ボルト軸 31 ナット S 支柱 W ウインチ J ウインチ取り付け冶具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 幸大 長野県松本市中央4−1−17東京電力松本 電力所内 (72)発明者 海道 敏夫 東京都台東区上野3−14−2株式会社安田 製作所内 (72)発明者 栗崎 浩太郎 東京都台東区上野3−14−2株式会社安田 製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる支柱にウインチを取り付ける
    ために用いるウインチ取り付け冶具であって、 ウインチに対して取りつけ可能な固定部材と、 前記固定部と対向する位置に設けられ、ウインチ乃至ウ
    インチの台座との間で前記支柱を挟持する押さえ板と、 前記固定部材との距離調節を可能として前記押さえ板を
    支持するとともに、前記支柱の幅よりも大きな間隔をあ
    けて前記固定部材から延設された一組の支持部材と、 を備えてなるウインチ取り付け冶具。
  2. 【請求項2】 対象となる支柱にウインチを取り付ける
    ために、ウインチに固定して用いるウインチ取り付け冶
    具であって、 引き出し方向の逆側でウインチに対して固定される固定
    部と、 線状体を締結可能とされた締結部と、 を備えてなるウインチ取り付け冶具。
  3. 【請求項3】 前記締結部には、線状体を締結するため
    の締結孔が穿設されてなる、 請求項2記載のウインチ取り付け冶具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    ウインチ取り付け冶具が取り付けられてなる、 ウインチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101481A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社中電工 ウインチの遠隔操作構造
KR20210031307A (ko) * 2019-09-11 2021-03-19 주식회사 제이케이시스 송전 철탑 작업용 이동식 윈치 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101481A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社中電工 ウインチの遠隔操作構造
KR20210031307A (ko) * 2019-09-11 2021-03-19 주식회사 제이케이시스 송전 철탑 작업용 이동식 윈치 장치
KR102271893B1 (ko) 2019-09-11 2021-07-01 주식회사 제이케이시스 송전 철탑 작업용 이동식 윈치 장치

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