JP3090900B2 - 電柱支持装置 - Google Patents

電柱支持装置

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JP3090900B2
JP3090900B2 JP09286642A JP28664297A JP3090900B2 JP 3090900 B2 JP3090900 B2 JP 3090900B2 JP 09286642 A JP09286642 A JP 09286642A JP 28664297 A JP28664297 A JP 28664297A JP 3090900 B2 JP3090900 B2 JP 3090900B2
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荒木薫
増田信行
勝亦清人
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東京電力株式会社
イワブチ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本柱である電柱を支柱
によって支持する電柱支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】支柱に締付けた、支柱側バンド片と断面
コ形状の連結枠で成る支柱側バンド体の連結枠と、本柱
に締め付けた、本柱側バンド片と、連結片で成る本柱側
バンド体の連結片を、一対の該連結片間に前記連結枠を
介在させて連結ボルトおよびこれに螺合した連結ナット
で互いに連結した構造のものが、例えば、実公昭60−
12843号公報で示す通り開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、支柱側
バンド体の連結枠に設けた、連結ボルト用の貫通孔を当
該支柱側バンド体を構成する支柱側バンド片より前記支
柱の下部側に設けてあるため、支柱に対する取付け位置
に制約を受け、すなわち、頂部(上端部)をある程度残
した位置において組付けなければならない。このため支
柱をある程度以上の傾斜角度にして本柱を支えるように
させると、支柱の頂部が本柱に接触して所望の傾斜角度
に支柱を立設できない。
【0004】山間地、傾斜地などで本柱を支柱によって
支持させるには、支柱を本柱に対して直角方向に配する
ことが最も良好な場合があるが、従来例は締付け強度の
関係上、支柱の頂部側を残した状態で連結片を備えたバ
ンド体を該支柱に組付けなければならないので、直角方
向に配することがほぼ不可能であった。
【0005】本発明は、斯様な従来例の欠点に着目して
支柱に対する取付け位置の制約を受けない、従って、支
柱の傾斜角度を自由に設定できる装置を提供することを
目的として創案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】支柱に締付けた、支柱側
バンド片と断面コ形状の連結枠で成る支柱側バンド体の
連結枠と、本柱に締付けた本柱側バンド片と連結片で成
る本柱側バンド体の連結片を、一対の該連結片間に前記
連結枠を介在させて、連結ボルトおよびこれに螺合した
連結ナットで互いに連結した電柱支持装置において、前
記連結枠に、前記支柱側バンド片より前記支柱上端側に
おいて貫通孔を設け、該貫通孔に前記連結片を通じて貫
通させた前記連結ボルトの先端に前記連結ナットを螺合
すると共に、前記連結湧くの下部内側には、前記支柱に
締付けた、補強バンド片と断面コ形状の補強枠で成る補
強バンド体の補強枠を係合し、該補強枠と前記連結湧く
の下部を接続ボルトとこれに螺合した接続ナットで接続
した構成とする。
【0007】
【実施例】図面は本発明に係る電柱支持装置の一実施例
を示し、図1は一部欠截正面図、図2は図1のX−X線
断面図、図3は支柱側連結片の斜視図、図4は補強片の
斜視図、図5は本柱と支柱の関係を示す説明図である。
【0008】本発明は、本柱(電柱)Aに取付ける本柱
側バンド体1及び支柱Bに取付ける支柱側バンド体2並
びに該支柱側バンド体2と組合わせる補強バンド体3と
で構成し、本柱側バンド体1は一対の連結片4、4と一
対二組の本柱側バンド片5、5、5、5とを組合わせて
成り、連結片4は連結ボルト6を貫通する透孔7を形成
した挾持部片8の基端に前記本柱Aの周側面にほぼ適合
するように折曲して連設した当接部片9を備え、この連
結片4の当接部片9にボルト10およびナット11によ
って前記本柱側バンド片5の一端を接続し、該バンド片
5の他端を折曲して設けた緊締受片12に締付けボルト
13を貫挿して締付けボルト13の先端に締付けナット
14を螺合して構成するのである。
【0009】支柱側バンド体2は連結枠15と支柱側バ
ンド片16とを組合せて成り、連結枠15は中央部片1
7aと相対する一対の側部片17b、17bから成る断
面コ形状の連結基枠17の前記側部片17b、17bの
上部側を、前記支柱Bの周側面にほぼ適合するように円
弧状とした当接部片18に溶接して固着して構成したも
ので、この連結枠15の前記当接部片18にボルト19
およびナット20によって前記支柱側バンド片16の一
端を接続し、該支柱側バンド片16の他端には、前記本
柱側バンド片5と同様に緊締受片12を設け、これに締
付けボルト13を貫挿してその先端に締付けナット14
を螺合して構成したものである。
【0010】また、支柱側バンド体2を構成する連結枠
15の前記支柱Bに組付けたときの前記支柱側バンド片
16より支柱B上端側に前記連結ボルト6を貫通させる
貫通孔21を設け、前記当接部片18に対して支柱下方
に突出する前記側部片17bの下部側には接続ボルト2
2の貫通孔23を設け、該貫通孔23の近傍の前記中央
部片17aの下部部分には、該部分を内側方向に切り起
こして受止部片24を設けてある。
【0011】前記補強バンド体3は補強枠25と補強バ
ンド片26とを組合わせて成り、補強枠25は中央部片
27aと相対する一対の側部片27b、27bとから成
る断面コ形状の補強枠27の前記側部片27bに、前記
支柱Bの周側面にほぼ適合する円弧状とした当接部片2
8を連設したもので、この補強枠25の当接部片28に
ボルト19およびナット20によって前記補強バンド片
26の一端を接続し、該補強バンド片26の他端には、
前記本柱側バンド片5乃至支柱側バンド片16と同様に
緊締受片12を設け、これに締付けボルト13を貫挿し
てその先端に締付けナット14を螺合し、また、前記補
強基枠27の側部片27bには前記接続ボルト22の貫
通孔29を設けてある。
【0012】しかして、支柱Bの上端部(頂部)B´の
近接位置に、連結枠15(連結基枠17)の中央部片1
7aが本柱A側に位置するようにして支柱側バンド体2
を締付け、該支柱側バンド体2の下側に締付けボルト1
3を緩めて前記支柱Bに組付けた補強バンド体3を支柱
側バンド体2側に移動させて支柱側バンド体2の連結枠
15(連結基枠17)の下部内側に該補強バンド体3の
補強枠25を係合すると、補強基枠27の中央部片27
aが連結基枠17の中央部片17aに形成した受止部片
24に係止して位置決めが行われ、かつ、補強基枠27
側の貫通孔29と連結基枠17側の貫通孔21が互いに
一致し、該貫通孔27、21に接続ボルト22を貫通さ
せて接続ナット30を螺合締め付ける一方、補強バンド
体3の緊締受片13に緩く組付けてある締付けナット1
4を増締めすることにより、補強バンド体3は支柱側バ
ンド体2に組付けられ、かつ、支柱側バンド体2と共に
支柱Bに締付けられる。
【0013】そして、本柱側バンド片5をボルト10お
よびナット11で接続した本柱側バンド体1の各連結片
4、4を透孔7が支柱B側のバンド体2の連結枠15の
貫通孔21に一致するようにして支柱側バンド体2の連
結枠15に当てて連結枠15(連結基枠17)を挾持さ
れるようにして透孔7および貫通孔21に連結ボルト6
を貫通せしめ、該ボルト6の先端に連結ナット31を螺
合して仮締め接続した後、本柱側バンド体1の本柱側バ
ンド片5の緊締受片12に締付けボルト13を貫通させ
てこれに締付けナット14を螺合して本柱側バンド体1
を本柱Aに固定し、支柱Bを適宜の角度に傾斜させて
(図5で2点鎖線で表わす支柱Bは45度、実線で示す
ものは90度の角度に傾斜させた状態を示し、図1は9
0度の場合を示す)、支柱Bの傾斜角度を設定後、連結
ナット31を本締めすることにより実施例装置を得る。
【0014】なお、支柱側バンド体2は、補強バンド体
3を省略して単独で本柱側バンド体1と組合わせて用い
ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記の通り本柱側バンド体と連
結する連結ボルトの、支柱側バンド体の貫通孔を支柱側
バンド片より支柱上端側に設けてあるから、該貫通孔を
支柱上端周辺に配しても、支障なく支柱に対して支柱側
バンド体を組付けることができ、貫通孔を支柱上端周辺
に配することができることにより、支柱上端が邪魔にな
ることなく連結ボルトを中心にして支柱を所要の角度に
傾斜させることができるから、傾斜地に用いるに好適で
ある。
【0016】また、支柱側は、支柱側バンド体と補強バ
ンド体を組合わせたものであるから、連結枠は支柱に強
固に固定することができると共に、それぞれ別個に支柱
に組付けられるから重量が嵩ばることなく取扱い上も好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部欠截正面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】支柱側連結片の斜視図。
【図4】補強片の斜視図。
【図5】本柱と支柱の関係を示す説明図。
【符号の説明】
A 本柱 B 支柱 1 本柱側バンド体 2 支柱側バンド体 3 補強バンド体 4 連結片 5 本柱側バンド片 6 連結ボルト 15 連結枠 16 支柱側バンド片 21 貫通孔 22 接続ボルト 25 補強枠 26 補強バンド片 30 接続ナット 31 連結ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝亦清人 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 穐山宗司 千葉県松戸市上本郷167番地 イワブチ 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−343211(JP,A) 実開 昭55−178552(JP,U) 実開 昭55−181436(JP,U) 実開 昭54−137232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に締付けた、支柱側バンド片と断面
    コ形状の連結枠で成る支柱側バンド体の連結枠と、本柱
    に締付けた本柱側バンド片と連結片で成る本柱側バンド
    体の連結片を、一対の該連結片間に前記連結枠を介在さ
    せて、連結ボルトおよびこれに螺合した連結ナットで互
    いに連結した電柱支持装置において、前記連結枠に、前
    記支柱側バンド片より前記支柱上端側において貫通孔を
    設け、該貫通孔に前記連結片を通じて貫通させた前記連
    結ボルトの先端に前記連結ナットを螺合すると共に、前
    記連結枠の下部内側には、前記支柱に締付けた、補強バ
    ンド片と断面コ形状の補強枠で成る補強バンド体の補強
    枠を係合し、該補強枠と前記連結枠の下部を接続ボルト
    とこれに螺合した接続ナットで接続した、電柱支持装
    置。
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JP4493558B2 (ja) * 2005-07-06 2010-06-30 中国電力株式会社 架線保持ユニットおよび架線の架設方法
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