JP2001317522A - 長孔用ボルト・ナット - Google Patents

長孔用ボルト・ナット

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JP2001317522A
JP2001317522A JP2000134512A JP2000134512A JP2001317522A JP 2001317522 A JP2001317522 A JP 2001317522A JP 2000134512 A JP2000134512 A JP 2000134512A JP 2000134512 A JP2000134512 A JP 2000134512A JP 2001317522 A JP2001317522 A JP 2001317522A
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JP
Japan
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bolt
nut
fastened
hole
long hole
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JP2000134512A
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Yukihiro Suzuki
幸裕 鈴木
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Shinko Kenzai Ltd
Original Assignee
Shinko Kenzai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパナなどの工具を用いることなく共回りさ
せずに一人で締め付けが行える長孔用ボルト・ナットを
提供する。 【解決手段】 被締結部材1と部材2とに開けた長孔5
にボルト3を挿通して被締結部材1を部材2にボルト頭
部6とナット4とで挟持締結するための長孔用ボルト・
ナットであって、前記ボルト頭部6又はナット4の何れ
か一方が前記長孔5に挿通可能な細長い形状に形成され
るとともに、被締結部材1又は部材2と接する側の面
に、前記長孔5の幅より僅かに小さな長さの辺からなる
矩形状で、且つ長孔5の深さより浅い突出部9がネジ軸
と同心に形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト・ナットに
関し、詳細には被締結部材と部材とに開けた長孔にボル
トを挿通して被締結部材を部材にボルト頭部とナットと
で挟持締結するための長孔用ボルト・ナットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】孔を開けた被締結部材(例えば看板、標
識、壁面パネル、道路柵の横桟、等)と部材(例えば支
柱、取り付け用ブラケット、等)を孔合わせをした後、
当該孔にボルトを挿通しナットを締め付けて被締結部材
を部材にボルト頭部とナットとで挟持締結することは一
般に行われていることである。
【0003】上記締結において、ナットを締め付ける際
にボルトが共回りすることがある。このため、従来で
は、ボルト頭部を、六角ボルトの場合にはスパナなど
で、六角穴付きボルトの場合には六角レンチなどで固定
しながらナットを締め付けなければならない。従って、
従来は回り止めのための工具を必ず携帯する必要がある
上、足場の不安定な作業現場、あるいは片手だけしか使
えない作業現場等では、不安全な作業を余儀なくされて
いた。また、被締結部材が大型のものである場合には裏
表で共同作業をする必要があった。
【0004】一方、特開平11−101216号公報には共回り
を防止し得る固定用金具が提案されている。この提案の
固定用金具は六角ボルトとナットの何れか一方に回り止
め部を固着して設け、この回り止め部がナットの締め付
けの際に被締結部材又は部材の孔周りに存在する突出部
材などに引っ掛かることで共回りが防止されるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の固定用金具
では、共回りは防止できるものの、被締結部材又は部材
の孔周りに突出部材などの引っ掛かりが必要であり、使
用可能形態に制約がある上、依然として被締結部材が大
型のものである場合には裏表で共同作業をする必要があ
る。また、被締結部材の構造が人の手の届き難い、例え
ば長尺管の中央部あるいは細い管内である場合にはナッ
トが装入できず適用が困難で、汎用性に欠ける。
【0006】本発明は、上記の如き問題を解決するため
になしたものであって、その目的は、スパナなどの工具
を用いることなく共回りさせずに一人で締め付けが行え
る長孔用ボルト・ナットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明(請求項1)に係る長孔用ボルト・ナット
は、被締結部材と部材とに開けた長孔にボルトを挿通し
て被締結部材を部材にボルト頭部とナットとで挟持締結
するための長孔用ボルト・ナットであって、前記ボルト
頭部又はナットの何れか一方が前記長孔に挿通可能な細
長い形状に形成されるとともに、被締結部材又は部材と
接する側の面に、前記長孔の幅より僅かに小さな長さの
辺からなる矩形状で、且つ長孔の深さより浅い突出部が
ネジ軸と同心に形成されてなるものである。
【0008】上記構成では、被締結部材と部材には長孔
を開けて設け、一方ボルト頭部又はナットの何れか一方
をその長孔に挿通可能な細長い形状に形成しているの
で、被締結部材を部材と孔合わせした後当該長孔に前記
細長い形状に形成したボルト頭部又はナットの側を挿通
することで、長孔へのボルトの通しが行える。そして更
に、前記細長い形状に形成したボルト頭部又はナットに
は、被締結部材又は部材と接する側の面に、前記長孔の
幅より僅かに小さな長さの辺からなる矩形状で、且つ長
孔の深さより浅い突出部がネジ軸と同心に形成されてい
るので、長孔への挿通後にボルトを約90度回転させな
がら引き寄せることで前記突出部が長孔内に嵌るととも
に、細長い形状に形成したボルト頭部又はナットが長孔
の縁に当接し、これにより長孔から抜け出ることなく、
且つ共回りさせることなくナットをボルトに締め付ける
ことができ、スパナなどの回り止めをすることなく一人
でボルトの取り付け側から締め付け作業ができる。
【0009】そして、上記長孔用ボルト・ナットにおい
ては、矩形状の突出部の一つの対角が円弧状に形成され
てあってもよく(請求項2)、このように円弧状に形成
すると、長孔への挿通後にボルトを約90度回転させな
がら引き寄せるとき、突出部が長孔内に嵌りやすくな
り、長孔へのセットがしやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る長孔用ボルト
・ナットの説明図であって、aは正面図、b上面図、c
は側面図、dは下面図、図2は、図1aのX−X断面図
である。
【0011】図において、1は被締結部材、2は部材、
3はボルト、4はナットであって、被締結部材1と部材
2には重ね合わせて取り付けるための長孔5が開けられ
ている。また、本例ではボルト3は一般に用いられてい
る六角穴付きボルトを用いたものであって、ボルト頭部
6とネジ部7で構成されている。なお、このボルト3は
六角ボルトなどであってもよいことは言うまでもない。
【0012】ナット4は中央にネジ孔8が貫通して設け
られ、そのネジ孔8のネジ軸方向から見た外形は上記被
締結部材1と部材2の長孔5の孔形状より僅かに小さな
長円に形成されている。また、長円に形成されたナット
4の上下面の一方の面には、上記長孔5の幅より僅かに
小さな長さの辺からなる矩形状で、且つ被締結部材1と
部材2の長孔5の深さより浅い突出部9がネジ孔8のネ
ジ軸と同心に形成されている。なお、前記突出部9は、
図2に二点鎖線で示すように、矩形状の突出部9の一つ
の対角10,10が円弧状に形成されてあってもよい。
【0013】上記構成の長孔用ボルト・ナットによる被
締結部材と部材の取り付け方は、まず長孔5が開けられ
た被締結部材1と部材2の長孔5を合わせて重ね合わせ
た後、ボルト3のネジ部7にナット4のネジ孔8を螺合
して取り付け、その状態でナット4をナット4側から長
孔5内を挿通させる。挿通後、ボルト3を手で約90度
回転させながら引き寄せ、ナット4の突出部9を長孔5
内に嵌め、それと共に長円に形成されたナット4を長孔
5の縁に当接させる。そしてこの後、その引き寄せた状
態で更に手又は六角レンチによりボルト3を締め込み、
最後に六角レンチで固く締め付けて取り付けがなされ
る。従って、ナット4を、長孔5から抜け出ることな
く、且つ共回りさせることなくボルト3に締め付けるこ
とができるので、スパナなどの回り止めをすることなく
ボルト3の取り付け側から被締結部材1と部材2を重ね
合わせて取り付けることができる。また、被締結部材1
が軽量なものである場合には一人で取り付けが行える。
【0014】図3は、本発明に係る長孔用ボルト・ナッ
トを道路柵の横桟の取り付けに適用した場合の説明図で
あって、aは正面図、bはY−Y断面図、cはZ−Z断
面図である。本例は、上記の例における被締結部材1が
横桟(鋼管)11、部材2が支柱12に設けたブラケッ
ト13となった場合の例で、ブラケット13とその上に
乗せ置かれる鋼管11とには長孔14が形成して設けら
れている。
【0015】また、ナット15は、上記例のナット4の
矩形状の突出部9を設けた側の面が鋼管11の内周面に
沿う曲率を持った面に形成されている外は、基本的に上
記例のナット4と同様の形状である。なお、ボルト16
は上記例のボルト3と基本的に同様の形状のものが用い
られている。
【0016】上記図3に示す構成の長孔用ボルト・ナッ
トによるブラケット13とその上に乗せ置かれる鋼管1
1との取り付け方は、まず長孔14が開けられたブラケ
ット13と鋼管11の長孔14を合わせて重ね合わせた
後、ボルト16のネジ部7にナット15のネジ孔8を螺
合して取り付け、その状態でナット15をナット15側
から長孔14内を挿通させる。挿通後、ボルト16を手
で約90度回転させながら引き寄せ、ナット15の突出
部9を長孔14内に嵌め、それと共に長円に形成され且
つ鋼管11内面と当接する面が鋼管11の内周面に沿う
曲面に形成されたナット15を長孔14の縁に当接させ
る。そしてこの後、その引き寄せた状態で更に手又は六
角レンチによりボルト16を締め込み、最後に六角レン
チで固く締め付けて取り付けがなされる。
【0017】従って、ナット15を、長孔14から抜け
出ることなく、且つ共回りさせることなくボルト16に
締め付けることができるので、スパナなどの回り止めが
不要となる。また、このような取り付け方であるので、
支柱12に設けたブラケット13上に横桟(鋼管)11
をボルトを貫通させて固定する場合と異なり、横桟11
の上にナットやボルト頭部が出ることはなく、また下か
らボルトのネジ部が大きく出て外観が悪くなるといった
懸念もなく、好ましい外観の道路柵とすることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る長孔
用ボルト・ナットであれば、被締結部材と部材に形成し
た長孔の孔合わせした後、その長孔に細長い形状に形成
したボルト頭部又はナットの側を挿通することで長孔へ
のボルトの通しが行え、その後、ボルトを約90度回転
させながら引き寄せることで突出部が長孔内に嵌るとと
もに、細長い形状に形成したボルト頭部又はナットが長
孔の縁に当接するので、これにより長孔から抜け出るこ
となく、且つ共回りさせることなくナットをボルトに締
め付けることができ、スパナなどの回り止めをすること
なく一人でボルトの取り付け側から締め付け作業ができ
る。また、被締結部材、部材の一方が中空状であっても
被締結部材を部材に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長孔用ボルト・ナットの説明図で
あって、aは正面図、b上面図、cは側面図、dは下面
図である。
【図2】図1aのX−X断面図である。
【図3】本発明に係る長孔用ボルト・ナットを道路柵の
横桟の取り付けに適用した場合の説明図であって、aは
正面図、bはY−Y断面図、cはZ−Z断面図である。
【符号の説明】
1:被締結部材 2:部材
3:ボルト 4:ナット 5:長孔
6:ボルト頭部 7:ネジ部 8:ネジ孔
9:突出部 10:対角部分 11:横桟(鋼管) 1
2:支柱 13:ブラケット 14:長孔 1
5:ナット 16:ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被締結部材と部材とに開けた長孔にボル
    トを挿通して被締結部材を部材にボルト頭部とナットと
    で挟持締結するための長孔用ボルト・ナットであって、
    前記ボルト頭部又はナットの何れか一方が前記長孔に挿
    通可能な細長い形状に形成されるとともに、被締結部材
    又は部材と接する側の面に、前記長孔の幅より僅かに小
    さな長さの辺からなる矩形状で、且つ長孔の深さより浅
    い突出部がネジ軸と同心に形成されてなることを特徴と
    する長孔用ボルト・ナット。
  2. 【請求項2】 矩形状の突出部の一つの対角が、円弧状
    に形成されてなる請求項1に記載の長孔用ボルト・ナッ
    ト。
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Effective date: 20040406