JPH0529303Y2 - - Google Patents

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JPH0529303Y2
JPH0529303Y2 JP2549091U JP2549091U JPH0529303Y2 JP H0529303 Y2 JPH0529303 Y2 JP H0529303Y2 JP 2549091 U JP2549091 U JP 2549091U JP 2549091 U JP2549091 U JP 2549091U JP H0529303 Y2 JPH0529303 Y2 JP H0529303Y2
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JP
Japan
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groove
bolt
support
nut
narrow
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JP2549091U
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JPH0495956U (ja
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  • Fencing (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、ネツトフエン
スのように簡単な構築物のための支柱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 従来、簡単な構築物のための支
柱には、例えば実公昭56−21993号公報に開示さ
れているものがある。 この公報で開示されている支柱は、図7のよう
に、金属製の中空主体8の一側面に外側へ開口し
たほぼあり溝状の溝部80を一体に成形したもの
であつて、この支柱に胴縁等の他の部材を固定す
るには、同図のように支柱の溝部80へ端部から
ボルト82の頭部83を案内して所望の位置にス
ライドさせ、ボルト82の軸を通す孔を形成した
他の部材81を支柱の前記溝部80側にあてが
い、部材81の孔にボルト82の軸を通し、ボル
ト82へナツト84を締め付ける。
【0003】 図7のような支柱は、前記あり溝状の
溝部80が形成されているため、支柱に予め取付
け用のボルト孔を加工しておく必要がなく、か
つ、同じ支柱に数本のボルトを使用して他の部材
を固定するときに、ボルト相互の間隔とボルト孔
の間隔とを適合させる必要がないので、施工に手
間がかからないとともに、構築物設計の自由度が
高まるという利点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従来の支柱
は、前記のような利点はあつたが、図7のように
他の部材を取付けた状態において、溝部80の開
口縁と他の部材81とが密に接し、溝部80や部
材81の材料の弾性が全くナツト84へ作用しな
いため、ネツトフエンスのように風を受ける屋外
の構築物や、振動を受ける構築物に使用した場
合、ナツト84が緩み易い欠点があつた。 また、溝部80の開口縁がスリツト状になつてい
て、幅の狭い部分の深さが材料の肉厚のみである
ため、運搬中その他の取扱い中に溝部80の開口
縁が変形し易いという問題もあつた。 本考案の目的は、このような点を改善した支柱を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る支
柱は、前述の目的を達成するため、金属製で中空
の支柱の一側に、ボルトの頭部を挿入し得る広幅
部とボルトの軸部が通る狭幅部からなる断面ほぼ
きのこ状の外向きの溝部を長手方向へ一体に形成
し、溝部の狭幅部の両側壁の深さを当該溝部の材
料の肉厚よりも大きく設定したものである。
【0006】
【作用】 支柱へ他の部材を取り付ける場合は、
従来の支柱と同様に、前記溝部へボルトの頭部を
挿入してこれを溝部の広幅部に係止させ、当該ボ
ルトの軸を他の部材に形成した孔に通し、このボ
ルトの軸端からナツトを締め付けることによつて
他の部材を支柱へ固定する。
【0007】 溝部は断面がほぼきのこ状であり、溝
部の狭幅部の深さは当該溝部の材料の肉厚より大
きくて充分深くなつているので、前述のようにボ
ルトへナツトを締め付けると、溝部における狭幅
部の先端部分(開口部分)は極めて僅かではある
が側方へ広がり、支柱の材料の弾性がナツトに対
しボルトの軸端方向へ作用し、このためナツトの
緩みが防止される。また、溝部表面の開口縁は変
形しにくい。
【0008】
【実施例】 図1〜図3は本考案の一実施例を示
すもので、支柱1はアルミニウム合金により断面
外径が円弧状になるように中空に成形され、その
一側に形成されている垂直面14の中央には、後
述のボルト2の頭部20を挿入し得る広幅部11
とボルト2の軸部が通る狭幅部12からなる断面
ほぼきのこ状の外向きの溝部10が長手方向へ一
体に形成されている。
【0009】 溝部10の狭幅部12の両側壁13,
13の深さは当該溝部10における材料の肉厚よ
りも大きく設定されており、したがつて、溝部1
0の内側から両側方へ力を加えると、溝部10の
狭幅部12は側方へ僅かに広がる。 垂直面14の両側にはフランジ15が一体に形成
されている。
【0010】 支柱1を路面に立ててこれに例えば胴
縁4を取り付けるには、図2及び図3で示すよう
に、溝部10の端部より、ボルト2,2aの頭部
20,2bを広幅部11へ、ボルト2,2aの軸
を狭幅部12へぞれぞれ案内して当該ボルト2,
2aを所望の取付け位置までスライドさせ、その
取付け位置に胴縁4をあてがい、ボルト2aの軸
端を押さえ金具5のボルト孔に通してナツト23
を締め付け、胴縁4の下向きの縁を押さえ金具5
に支持させる。次いで、他方のボルト2の軸端へ
断面U字状のフツク金具3を掛け、当該フツク金
具3のフツク部31へ胴縁4の横向きの縁を支持
させ、ボルト2の軸へナツト21を締め付けて胴
縁4を支柱1へ固定する。
【0011】 図示しないネツトフエンス等のコーナ
ー部に前記支柱1を使用した場合において、当該
支柱1に胴縁4を取付けるには、図4のように支
柱1の溝部10の広幅部11へ端部よりボルト2
cの頭部2dを挿入し、当該ボルト2cをスライ
ドさせて取付け位置まで移動させ、支柱1の垂直
面14にコーナープレート6をあてがい、コーナ
ープレート6のボルト孔にボルト2cの軸を通し
てナツト22を締め付ける。このようにして、コ
ーナープレート6を支柱1に固定した後、両側の
胴縁4,4の端部を、前記コーナープレート6の
屈曲部60,60へボルトナツト7で固定する。
【0012】 以上のような取付け状態においては、
例えば図4のナツト22の締め付け力が溝部10
へ上下方向へ加わり、この締め付け力により狭幅
部12の側壁13,13の先端部分が材料が弾性
により全体に極めて僅かではあるが側方へ広が
る。したがつて、ナツト22には軸方向へ材料の
弾性が作用するため、より強く締まるとともにそ
の緩みが防止される。また、狭幅部12の側壁1
3,13の深さは、その肉厚よりも大きくなつて
いるため、溝部10の開口縁は変形しにくい。
【0013】 支柱1は全体として中空であれば図1
のような断面形状のものに限らず、図5のように
断面外形をほぼ台形状に成形することができるほ
か、構築物の種類、要求される強度、設置場所そ
の他によつて、その他の断面形状を採用すること
ができる。
【0014】 ボルト2は、例えば図6のように、頭
部20の形状を溝部10の狭幅部12を通る程度
の幅を有する細長状に形成し、ボルト2の頭部2
0を溝部10へ挿入する際任意の位置から挿入
し、ボルト2を所定角度回転させてその頭部20
を溝部10へ係止するように構成することができ
る。
【0015】
【考案の効果】 本考案に係る支柱は、支柱の材
料の弾性がナツトの締め付けによりボルトへ締め
付けたナツトへ軸端方向に作用するので、ナツト
がより強く締まるとともに、ナツトの緩みも防止
される。また、ボルトの頭部を挿入する溝部は、
運搬その他の取扱い中に変形しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す支柱の端面図で
ある。
【図2】支柱に胴縁を取付けた状態の部分断面図
である。
【図3】図2の矢印A−Aに沿う部分断面図であ
る。
【図4】支柱に胴縁を取り付けた他の例の部分断
面図である。
【図5】他の実施例の支柱の端面図である。
【図6】ボルトの変形例を示す端面図である。
【図7】従来の支柱の平断面図である。
【符号の説明】
1……支柱 10……溝部 11……広幅部 12……狭幅部 13……狭幅部の側壁 14……垂直面 15……フランジ 2,2a,2c……ボルト 20,2b,2d……ボルトの頭部 21,22,23……ナツト 3……フツク金具 4……胴縁 5……押さえ金具 6……コーナープレート 7……ボルトナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製で中空の支柱の一側には、
    ボルトの頭部を挿入し得る広幅部とボルトの軸部
    が通る狭幅部からなる断面ほぼきのこ状の外向き
    の溝部が長手方向へ一体に形成され、溝部の狭幅
    部の両側壁の深さが当該溝部の材料の肉厚よりも
    大きく設定されていることを特徴とする、ネツト
    フエンス等における支柱。
JP2549091U 1991-03-22 1991-03-22 Expired - Lifetime JPH0529303Y2 (ja)

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JP2549091U JPH0529303Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22

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Publication Number Publication Date
JPH0495956U JPH0495956U (ja) 1992-08-19
JPH0529303Y2 true JPH0529303Y2 (ja) 1993-07-27

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