JP3038678U - 空調機取付架台 - Google Patents

空調機取付架台

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JP3038678U
JP3038678U JP1996013801U JP1380196U JP3038678U JP 3038678 U JP3038678 U JP 3038678U JP 1996013801 U JP1996013801 U JP 1996013801U JP 1380196 U JP1380196 U JP 1380196U JP 3038678 U JP3038678 U JP 3038678U
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air conditioner
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locking
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JP1996013801U
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Inventor
馨 崎山
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馨 崎山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の空調機取付架台は、取り付け部として
の溝が直列に2本あり、その溝と溝との間に一定の間隔
部があるため、空調機の固定部のサイズにあわない場
合、穴空け作業が伴うなどの作業性や、工事品質の課題
があった。 【解決手段】 架台2の溝2aを長手方向に一本化し、
溝と溝との間隔部を無くして搭載する空調機3と架台2
サイズの適応性を拡大するとともに、溝2a内に設けた
保護部材5の下部に、逆T字状の係止部材6を保護部材
5と一体的に形成し、架台内に係止部7を設けて保護部
材の係止力と形状保持力を高めた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、空調機取付架台に関し、より詳しくは、空調機の転倒を防止するた めに取り付けて安定設置する、空調機取付架台(以下、単に架台という場合もあ る)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に空調機は、図4のように、高いビル1の屋上1aなどに設置される場合 が多く、そのため、空調機3は背の高さに対して幅や架台2が小さいと、強風で 転倒することがしばしばあった。 そのような転倒を防止するために、従来から、図5のような、長手方向に直列 に一定の間隔2bを以て2つの凹溝(以下、単に溝という場合もある)2a・2 aを穿ってなるコンクリート製の比較的長い架台2を2本並列に置き、その2本 の架台2の上に空調機3を搭載し、空調機3の下部に設けた固定金具3a・3a を、前記架台2にそれぞれ設けた直列の二つの溝2a・2aに対して、ボルト4 aとナット4bとからなるボルト・ナット4で締め付け、固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の空調機取付架台2では、直列の二つの溝2a・2aの間に溝の ない一定の間隔部2bがあるため、搭載する空調機3を固定する場合、空調機3 には大小さまざまのものがあるので、サイズによっては前記間隔部2bが邪魔を して固定金具3aの位置と前記溝2aとが対応できないことがある。例えば、 図6に示すように、空調機3の幅が架台2に対して小さい場合には、架台2の 直列の溝2a・2a間の間隔部2bが広すぎることとなり、空調機3の固定金具 3aが溝2aに合わないので、ボルト・ナット4(図5参照)で締め付け固定す ることができない。
【0004】 したがって、そのようなときには、図7のように、ドリルを用いて架台2の溝 2a以外の適宜な場所、たとえば間隔部2b近傍に穴あけをするという余計な作 業が必要となるなど、作業効率上の課題があった。 また、図8のように架台2の間隔部2b付近にアンカー打ちをする場合には、 作業効率上の課題だけでなく、ヒビ割れ2cなどの発生するおそれもあるという 、工事品質上の課題もあった。 本考案はこのような、直列の二つの溝2a・2aを備えた従来の空調機取付架 台2の有する課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は次のような空調機取付架台を提供する。す なわち本考案は、 上部に空調機を設置し、その空調機の転倒を防止するために取り付ける空調機 取付架台であって、同架台はコンクリート製の棒状の角材を本体とし、その本体 の長手方向の一つの面に、その長手方向に沿って一本の連通する奥広の凹溝を設 けたことを特徴とする、空調機取付架台、 および前記奥広の一本の凹溝には、前記コンクリート内向に沿って長手方向に 一様な樹脂製の保護部材を取り付けたことを特徴とする、請求項1の空調機取付 架台、 および前記奥広の保護部材には、長手方向底部に一様な断面逆T字状の一本の 係止部材を設け、対応する前記コンクリート凹部内面下部には、前記保護部材の 逆T字状の係止部材を収納係止可能な係止部を穿設したことを特徴とする、請求 項2の空調機取付架台である。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を、実施例について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例の斜視説明図であり、図中、1aは平面をなすビル 屋上である。 このビル屋上1aの平面上に、コンクリート製の棒状の角材を本体とする空調 機取付架台2を2本(図1では便宜上1本のみ示す)平行に横長に置き、この架 台2上に空調機3を下部の固定金具3aを介して架設搭載する。 この架台2は、長手方向上面に一本の溝2aが穿設されている。 そしてこの溝2aは、断面が下部奥底が広く、上部の開口部が狭くくびれて形 成されている。 この溝2aは、内面のコンクリートの部分が樹脂製の保護部材5で内側から覆 われ、その内部コンクリート面が保護されている。 同保護部材5は、同溝2aの面に沿ってその形状に従って長手方向に一様に形 成されており、また、前記溝2aは、その断面が底である下部が広く上部が狭く くびれているため、中の保護部材5は上部へ抜け出る恐れがない。 また、この保護部材5の内部寸法は、下部の奥広の部分は、ボルト・ナット4 のナット4bが横からは出入りスライドできるが、上部の狭いくびれ構造の部分 は、ボルト4aのみ出入りスライドできるが、ナット4bが上下に出入りするこ とができない。 従ってボルト・ナット4をくびれ部分に係止させる係止機能を果たすことがで きる。 この保護部材5の下部には、さらに、断面が逆T字状で同保護部材5の長手方 向と同じ長さで同質樹脂製の係止部材6が、同保護部材5と一体的に形成されて いる。 また、前記溝2aの底部には、この係止部材6に対応する形状の空隙が形成さ れて逆T字状の係止部7が構成され、この係止部7に前記係止部材6が収納状態 で係止される。 したがって、この係止部材6が係止部7に係止することにより、その摩擦力も 加わって保護部材5は一層確実に架台2の溝2a内に固定されることとなる。
【0007】 図2は架台の使用状態を示す側面説明図で、2本の架台2・2には空調機3が 搭載架設されている。また、同架台2には上部に溝2aがあり、その溝2aは、 開口部である上部が狭くくびれ、奥の底部は広く形成されている。 さらにその広い底部の下には、逆T字状の空隙よりなる係止部7がある。 この溝2aと係止部7の中に、保護部材5と、その保護部材5に一体化してな る係止部材6が収納されている。 前記保護部材5により、コンクリートの架台2の溝2aのくびれ部分は保護さ れているので、ボルト4aとナット4bの強い締め付けによっても、コンクリー トを部分的に傷つけるおそれはない。 また、この保護部材5の下部に一体に形成された係止部材6は、そのT字形状 と摩擦力とによって、保護部材5の架台2に対する係止力を一層安定的に強める と共に、その保護部材5の位置や形状を常に正常に保つ役目をも果たすものであ る。
【0008】 図3は同実施例の使用状態を示す正面説明図で、空調機3の下部に設けられた 固定金具3aは、ボルト・ナット4により対応する架台2に取り付けられる。 前記一本の溝2aは、破線で示すように架台2の長手方向に一杯に穿設してあ るから、前記ボルトナット4は、架台2の長手方向に自由にスライドさせて空調 機3の位置決めができ、大小いずれの空調機3にも柔軟に対応設置できる。 以上、説明したように、本考案は、空調機強風にも転倒しないように安定的に 設置できる、空調機取付架台であり、一本の連通した溝2aを架台本体の長手方 向に設けたので、取り付けようとする空調機3の大きさに柔軟に適合設置させる ことができる。 また、その溝2aは断面奥広で上部開口部が幅狭くくびれた形状とし、その溝 2a内面のコンクリート面に一様に樹脂製の保護部材5をとりつけ、さらにその 保護部材5の下部に断面逆T字状の係止部材6を一体的に設け、この逆T字状の 係止部材6に対応する空洞の係止部7をコンクリートの架台2の溝2a下部に設 けたので、その逆T字形状構造および摩擦力により、係止力を一層つよめると共 に、保護部材5の形状を正常に保つので、繰り返し使用にも耐え、長寿命の架台 とすることができるものである。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。
【0010】 コンンクリート製角材の架台の長手方向に設けた溝を、一本の連通したものと したので、大小の空調機のいずれにも簡単に取り付けられ、穴空け作業やアンカ ー打ちなどを必要としないので、融通性、作業性に富む空調機取付架台を提供す ることができる。
【0011】 また、前記一本の連通した溝の断面形状を奥底が広く、上部開口部を狭くくび れた形状とし、この溝の内面に沿って樹脂製の保護部材を取り付けたので、空調 機取り付け作業時に、ボルト・ナットの取り付けが円滑にでき、また、ボルト・ ナットでコンンクリートのくびれ部を局部的に傷めることを防止できるなど、作 業効率および工事品質が向上する
【0012】 さらに、溝内の保護部材の下部に、断面逆T字状の係止部材を同保護部材と一 体的に設け、この逆T字状の係止部材に対応する空洞の係止部を、コンクリート 架台の溝の下部に設けたので、その逆T字状の形状構造および摩擦力により、保 護部材の係止力を一層強くすると共に、その保護部材の形状を正常に保つので、 繰り返し使用に耐えて、架台のライフサイクルを長くすることができるものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視説明図である。
【図2】同実施例の使用状態を示す側面説明図である。
【図3】同実施例の使用状態を示す正面説明図である。
【図4】従来技術の概要説明図である。
【図5】従来の架台の説明図である。
【図6】従来の架台の説明図である。
【図7】従来の架台の説明図である。
【図8】従来の架台の説明図である。
【符号の説明】
1a ビル屋上 2 架台(空調機取付架台) 2a 溝(凹溝) 3 空調機 3a 固定金具 4 ボルトナット 4a ボルト 4b ナット 5 保護部材 6 5と一体の係止部材 7 6を収納係止する係止部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に空調機を設置し、その空調機の転
    倒を防止するために取り付ける空調機取付架台であっ
    て、コンクリート製角材の長手方向の一つの面に、その
    長手方向に沿って一本の連通する奥広の凹溝を設けたこ
    とを特徴とする、空調機取付架台。
  2. 【請求項2】 前記奥広の凹溝には、前記コンクリート
    内面に沿って長手方向に一様な樹脂製の保護部材を取り
    付けたことを特徴とする、請求項1の空調機取付架台。
  3. 【請求項3】 前記奥広の保護部材には、長手方向底部
    に断面逆T字状の係止部材を設け、対応する前記コンク
    リート凹部内面底部には、前記保護部材の係止部材を収
    納係止可能な係止部を穿設したことを特徴とする、請求
    項2の空調機取付架台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031917A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Toyo-Base Co Ltd レール部材
JP2016111796A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 三井住友建設株式会社 太陽光パネル用架台装置、及び該太陽光パネル用架台装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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