JPS5927191Y2 - 天井付カ−テンレ−ル用ブラケット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、天井やカーテンボックス内側等の水平面に
取り付けられる天井付カーテンレール用ブラケットに関
する。

一般に天井付カーテンレールを設ける場合にはその足場
が脚立等の極めて不安定な足場であることが多く、シか
もその固定作業は、作業者が一方の手でブラケットを支
え、他方の手でねじをブラケットのねじ取付孔に挿入し
た後、ドライバー等の工具でねじを締付けなければなら
ないため、その作業が極めて煩雑であるばかりか、ねじ
が上記作業時に脱落し易く、また位置決めもむずかしい
等多くの問題を有していた。

この考案はかかる現状に鑑み案出されたものであって、
その目的とするところは、天井付カーテンレール用ブラ
ケットを端部にカーテンレールの下側縁部を係止する爪
部を形成し、かつ上面にねじ取付用孔を穿設してなるブ
ラケット本体と、このブラケット本体に軸着されかつス
プリングにより当該軸を中心として円周方向に付勢され
、力−テツレールの上側縁部と係合する爪部を形成して
なる保持体と、上記ねじ取付用孔の孔軸方向にねじを保
持する筒状のねじ保持体とから構成し、該ブラケットの
取付作業性に優れた天井付カーテンレール用ブラケット
を提供しようとするものである。

以下、図示した実施例にもとづき本考案を詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図は、この考案の一実施例を示すもので
あって、この実施例においてブラケットＢは、一端部に
カーテンレールＬの下側縁部１を係止する爪部１１を形
成し、かつ上面１２にねじ取付用孔１３を開設してなる
ブラケット本体１０と、このブラケット本体１０の両側
壁部１４．１４の下部に架設された軸１５と、この軸１
５に枢支され上部にカーテンレールＬの上側縁部２を係
止する爪部１６を有してなる保持体１７と、この保持体
をブラケット本体１０の端部方向へ付勢するよう上記軸
１５に巻装されてなるスプリング１８と、上記ねじ取付
用孔１３の孔軸方向にねじＳを保持する熱可塑性合成樹
脂で成形されたねじ保持体２０とから構成されている。

尚、上図中、符号１９ば、保持体１７のストッパを示し
、２１はスプリング１８の一端が係止されるストッパ片
を示し、２２はブラケット本体１０のはり出し部２３に
開設されたねじ孔を夫々示す。

ねじ保持体２０ば、第３図にぐわしぐ示されているよう
に、ねじＳのねじ部先端を差し込み、ねじ部先端がブラ
ケット本体１０のねじ取付用孔１３の孔軸と合致するよ
う保持する止着孔２４が開設された上面２５と、ねじＳ
の頭部Ｓａを抱持し、ねじＳを垂直に保持する筒部２６
と、ブラケット本体１００両側壁部１４．１４に開設さ
れたねじ保持休止着用の孔りと嵌合し、ねじ保持体２０
をブラケット本体１０に固定するためのフランジ２７と
から構成されており、このフランジ２７は、その先端部
に形成された突起２８が上記孔２６と確実に嵌合するよ
う外方へ向けて傾設されている。

尚、第３図中符号２９はねじ保持体２０の上面２５に突
設された位置決め突起を示し、この突起２９は、フラン
ジ本体１０の上面１２に開設された小孔３０に嵌合して
ねじＳの先端がねじ取付用孔１３の孔軸と合致するよう
に位置決めをする。

それ故、この実施例に係るプラテン）Ｂにあっては、ね
じＳが予じめねじ取付用孔１３の孔軸と合致した状態で
保持されているので、取付作業時にねじＳが濫りに脱落
することがなく、シかも作業者ばねじＳを持つ必要がな
いので一人でも簡単に作業することができるばかりか、
ねじＳの先端部はねじ取付用孔１３より若干突出した状
態で保持されているので位置決めも容易である他、ねじ
保持体２０はブラケット本体１０とは別体に形成されて
いるので、ねじＳの締付後は、取り外して他のブラケッ
トに使用することもできる。

第４図はこの考案の第２実施例を示すものであって、こ
の実施例では、ブラケット本体１０の両端部に第１実施
例と同様の構成からなる保持体１７を配設し、かつねじ
保持体２０をブラケット本体１０の中央に配設した他は
、他の構成並びに作用は前述した第１実施例と全く同様
であるので、図面には第１実施例と同一の符号を付して
その詳細な説明をここでは省略する。

尚、上記各実施例では、ねじＳを、ねじ保持体２０の上
面に形成した止着孔２４により脱落しないよう保持する
場合を例にとり説明したが、この考案にあっては必ずし
もこれに限定されるものではなく、例えば上記止着孔２
４をねじ取付用孔１３と同径に形成し、ねじＳの頭部Ｓ
ａを筒部２６で脱落しないよう挾持させてもよい。

この考案は上述したよ５に構成したので、ブラケットの
取付時においては、作業者がねじを逐−手にもって締付
ける必要がないので、足場が不安定であっても容易に取
付作業をすることができ、しかもねじは予じめブラケッ
ト本体に取り付けられているので、現場においてねじを
なくしたり、不足となるといった不具合も生じない等多
くの有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例に係る天井付カーテンレー
ル用ブラケットの取付状態を示す一部断面説明図、第２
図は同ブラケットの断面図、第３図ばねじ保持体の斜視
図、第４図はこの考案の他の実施例に係る天井付カーテ
ンレール用ブラケットの断面図である。 Ｂ・・・・・・ブラケット、Ｌ・・・・・・カーテンレ
ール、Ｓ・・・・・・ねじ、１・・・・・・下側縁部、
２・・・・・・上側縁部、１０・・・・・・ブラケット
本体、１１・・・・・・爪部、１２・・・・・・上面、
１３・・・・・・ねじ取付用孔、１６・・・・・・爪部
、１７・・・・・咲持体、１８・・・・・・スプリング
、２０・・・・・・ねじ保持体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面１２にねじ取付用孔１３を穿設し、当該上面に連設
   された両側壁部の下端部にカーテンレールＬの下側縁部
   １を係止する爪部１１を形成してなるブラケット本体１
   ０と、当該ブラケット本体１０の両側壁部間に軸着され
   かつスプリングにより当該軸を中心として円周方向に付
   勢されカーテンレールＬの上側縁部２と係合する爪部１
   ６を形成してなる保持体１７と、上記ねじ取付用孔１３
   の孔軸方向にねじＳを保持する筒状のねじ保持体２０と
   から構成されてなる天井付カーテンレール用ブラケット
   。