JPH0627743Y2 - サッシ枠の変形防止部材 - Google Patents

サッシ枠の変形防止部材

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JPH0627743Y2
JPH0627743Y2 JP2805089U JP2805089U JPH0627743Y2 JP H0627743 Y2 JPH0627743 Y2 JP H0627743Y2 JP 2805089 U JP2805089 U JP 2805089U JP 2805089 U JP2805089 U JP 2805089U JP H0627743 Y2 JPH0627743 Y2 JP H0627743Y2
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JP
Japan
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sash frame
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deformation preventing
frame
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JP2805089U
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Inventor
克朗 湊
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、溝状の断面形状を有するサッシ枠の取付け及
び長年使用にあたり、サッシ枠が変形するのを防止する
ためのサッシ枠の変形防止部材に関するものである。
[従来の技術] アルミニウム型材や鋼材からなり、溝状の断面形状を有
するサッシ枠を建物の躯体に取付ける場合、通常、第5
図に示すように、サッシ枠1のウェブ2に設けた穴3に
ねじ9を挿通し、このねじ9を建物躯体20に螺入して固
定している。この場合、ねじ9の締付力により穴3の周
辺が1点鎖線Bで示すように変形したり、長年使用する
間に障子の重量(下枠)や、障子を開閉する際の衝撃
(縦枠)により、1点鎖線Cのように変形することがあ
る。この結果、外観を損うばかりでなく、気密性や水密
性が低下したり、障子の動きに支障を来すことなどがし
ばしばある。
このような問題を解決するものとして、実公昭60-25510
号公報に開示された考案がある。この考案は、サッシ枠
の溝部に、上部の両側に垂直部が、連設されその垂直部
に連設されて外側に直角に設けられた鍔部より成る断面
ハット形で、その高さがサッシ枠の躯体への当接面より
内側天井面までの高さに等しく、両鍔部の端面間の長さ
がサッシ枠のリップの端面間の長さより短く、上部には
サッシ枠を躯体に固定するためのねじが挿通されるねじ
穴が穿設されており、上部の端部及び/又はそれぞれの
垂直部の一端にはその長手方向がサッシ枠の長手方向と
直角になるまでの回転を妨害しないための切欠部が設け
られ、また上部の両端及び/又はそれぞれの垂直部の他
方の一端にはその長手方向がサッシ枠の長手方向と直角
になるまで回転した時にサッシ枠の内側面に当接する当
接部が突設されており、更にそれぞれの鍔部の一端にそ
の長手方向がサッシ枠の長手方向と直角になるまでの回
転を妨害しないための鍔部切欠部が設けられたサッシ枠
用変形防止金具を介装し、ねじ穴からねじを挿通してサ
ッシ枠と変形防止金具とを一体的に建物躯体に固定した
ものである。
また、実公昭62-27666号公報に開示された考案はサッシ
枠の隙間調整装置に関するものであるが、サッシ枠の溝
部に挿入係止された隙間調整部品は、やはりサッシ枠の
変形防止機能を備えている。
[考案が解決しようとする課題] 実公昭60-25510号公報に開示された考案は、構造が複雑
で製作が面倒なためコストアップになるばかりでなく、
サッシ枠への取付けもまた面倒である。また、金属製で
剛性が大きいため、障子を開閉する際の衝撃が大きいな
ど、種々問題がある。
また、実公昭62-27666号公報に開示された考案は、目的
が異なるためサッシ枠の変形防止機能は充分ではなく、
その上サッシ枠の主壁に設ける貫通穴には切込部を設け
なければならないので構造が複雑になる等、サッシ枠の
変形防止装置としては不完全である。
本考案は、上記の課題を解決すべくなされたもので、製
作及びサッシ枠への取付けが容易でコストを低減でき、
その上障子を開閉する際の衝撃も小さいサッシ枠の変形
防止部材を得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るサッシ枠の変形防止部材は、ほぼ中心部の
上下方向に貫通穴を有するほぼ直方体状の本体部と、該
本体部の長手方向の上部両側に連接され本体部と所定の
隙間を隔てて該本体部の下面と同一平面まで垂下した支
持片とを合成樹脂で一体成型してなり、その高さをサッ
シ枠の溝部の高さと等しく、その長手方向を前記溝部の
幅より短かく形成したものである。
また、前記変形防止部材において、前記貫通穴と本体部
の外壁との間に下面に開口する有底中空部を設け、ある
いは、前記支持片の外面下部に少なくとも1個の段部を
設けたものである。
[作用] 変形防止部材を、長手方向をサッシ枠の溝内にその長手
方向と一致させて挿入し、180°回転させて貫通穴をサ
ッシ枠に設けたねじの挿通穴の下に位置させる。ついで
サッシ枠を建物躯体上に載置して挿通穴から変形防止部
材の貫通穴にねじを挿通し、建物躯体に螺入する。この
場合、指や適当な治具により支持片を挟んで長さを縮小
させ、変形防止部材の長手方向をサッシ枠の幅方向に合
せて溝内に挿入したのち、支持片を開放するようしても
よい。
なお、支持片に段部を設けた場合は、この段部がサッシ
枠の下部に設けた当接片とそれぞれ係止し、変形防止部
材は溝内にさらに確実に保持される。
[考案の実施例] 第1図(a)は本考案に係る変形防止部材をサッシ枠に取
付けた状態を示す断面図、(b)はその斜視図である。図
において、1はサッシ枠で、屋内側のフランジ4と屋外
側のフランジ5及び両フランジ4,5を連結するウェブ
2とにより溝部Aを構成してなり、屋内側のフランジ4
の上部には水密部材の取付部6が、また下部には建物躯
体20への当接片7が設けられている。3はウェブ2の長
さ方向に適宜間隔で設けられたねじ9の挿通穴、8は屋
外側のフランジ5の下部に設けた建物躯体20への当接片
である。
10は本考案に係る変形防止部材で、その実施例を第2図
及び第3図に示す。両図において、10は合成樹脂材で一
体成型してなる変形防止部材で、本体部11と、本体部11
の長手方向の両側上部に連結され、本体部11と隙間gを
隔てて本体部11の下面と同一平面まで垂下した支持片1
5,15aとからなっている。12は本体部11のほぼ中心部に
上下を貫通して設けられた長穴で、上端部には皿穴13が
形成されている。14,14aは本体部11の外壁と長穴12との
間に形成され、下面に開口する有底中空部である。16,1
7及び16a,17aは支持片15,15aの先端部外側の2個所に設
けた段部である。なお、この変形防止部材10の高さhは
サッシ枠1のウェブ2の裏面から建物躯体20への当接部
までの高さ(したがって溝部Aの深さ)Hに等しく、そ
の長さwはサッシ枠1の両フランジ4,5の内側間の幅
(したがって溝部Aの幅)Wより小さく形成されてい
る。
次に、上記のように構成した変形防止部材10を、サッシ
枠1に取付け、さらにサッシ枠1を建物躯体20に固定す
る作業例を説明する。
先ず、サッシ枠1の長手方向と変形防止部材10の長手方
向を一致させ、挿通穴3の下から溝部A内に変形防止部
材10を挿入し、180°回転させたのち皿穴13を挿通穴3
の下に位置させる。このとき、支持片15の段部17は当接
片7と、また支持片15aの段部16aは当接片8とそれぞれ
係止し、変形防止部材10はその位置に保持される。この
作業はサッシ枠1に設けた各挿通穴3ごとに行なわれ
る。
ついで、サッシ枠1を建物躯体20上に載置し、当接片
7,8及び変形防止部材10の下面を建物躯体20の面に当
接させる。次に、サッシ枠1の挿通穴3から変形防止部
材10の長穴12にねじ9を挿通して建物躯体20に螺入すれ
ば、サッシ枠1は建物躯体20に強固に固定される。
この場合、サッシ枠1の溝部Aは変形防止部材10で支持
されているので、ねじ9を強く螺入しても挿通穴3の近
傍が変形するおそれはない。また、長年使用しても障子
の重量や障子の開閉による衝撃によってウェブ2が変形
するおそれもない。
上記の説明では、変形防止部材10の長手方向とサッシ枠
1の長手方向とを一致させて溝部A内に挿入し、180°
回転して保持する場合を示したが、指や適当な治具によ
り支持片15,15aを挟んで長さwを縮小させ、変形防止部
材10の長手方向をサッシ枠1の幅方向に合せて溝部A内
に挿入したのち、支持片15,15aを開放するようにしても
よい。
第4図は本考案の他の実施例の斜視図である。
本実施例においては長穴12の周囲に設けた有底中空部を
無くすと共に、支持片15,15aの下部に設けた段部16,17
及び16a,17aを省略したものである。なお、前述の両実
施例では、いずれも本体部11の中心部に長穴12を貫設し
た場合を示したが、長穴12に代えて丸穴を設けてもよ
く、また支持片15,15aやその他の形状も、サッシ枠1の
構造に応じて適宜変形することができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案に係るサッシ枠
の変形防止部材によれば、構造が簡単で製作及びサッシ
枠への取付けが容易なのでコストを低減することがで
き、その上弾性を有するため障子を開閉する際の衝撃も
小さい等、実用上の効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係る変形防止部材の取付状態を示
す断面図、(b)はその斜視図、第2図(a)は本考案実施例
の正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、第3図は第2図
の実施例の斜視図、第4図は本考案の他の実施例の斜視
図、第5図は従来のサッシ枠を建物躯体に取付けた状態
を示す断面図である。 1:サッシ枠、2:ウェブ、3:ねじの挿通穴、7,
8:当接片、9:ねじ、10:変形防止部材、11:本体
部、12:長穴、14,14a:有底中空部、15,15a:支持片、
16,17,16a,17a:段部、20:建物躯体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ中心部の上下方向に貫通穴を有するほ
    ぼ直方体状の本体部と、該本体部の長手方向の上部両側
    に連接され本体部と所定の隙間を隔てて該本体部の下面
    と同一平面まで垂下した支持片とを合成樹脂で一体成型
    してなり、その高さをサッシ枠の溝部の高さと等しく、
    その長手方向を前記溝部の幅より短かく形成したことを
    特徴とするサッシ枠の変形防止部材。
  2. 【請求項2】前記貫通穴と本体部の外壁との間に下面に
    開口する有底中空部を設けてなる請求項(1)記載のサッ
    シ枠の変形防止部材。
  3. 【請求項3】前記支持片の外面下部に少なくとも1個の
    段部を設けてなる請求項(1)又は(2)記載のサッシ枠の変
    形防止部材。
JP2805089U 1989-03-14 1989-03-14 サッシ枠の変形防止部材 Expired - Lifetime JPH0627743Y2 (ja)

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JPH02122875U JPH02122875U (ja) 1990-10-09
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JP2019531444A (ja) * 2016-08-24 2019-10-31 リンデ プルス ヴィーマン エスエー ウント コー.カーゲーLinde + Wiemann Se & Co. Kg 中空プロフィル部材と更なる部材との間に結合を生成するための結合要素

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JP4789160B2 (ja) * 2008-11-06 2011-10-12 Ykk Ap株式会社 中空形材の取付構造

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