JP2019531444A - 中空プロフィル部材と更なる部材との間に結合を生成するための結合要素 - Google Patents

中空プロフィル部材と更なる部材との間に結合を生成するための結合要素 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な方法で中空プロフィル部材と結合可能であると同時に、大きな保持力を中空プロフィル部材へ伝達可能な結合要素の提供。
【解決手段】中空プロフィル部材(16)と更なる部材(17)との間の結合を生成するための結合要素(1)。結合要素(1)は、一方では、中空プロフィル部材(16)と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材(17)と結合するために構成されている。高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面(2、3)が、中空プロフィル部材(16)の当該当接面(2、3)に対応する少なくとも2つの部分(18、19)とのコンタクトのために設けられている。結合要素(1)は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理に基づき中空プロフィル部材(16)の部分(18、19)に結合要素(1)を固定するための、中空プロフィル部材(16)に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段(5)が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、中空プロフィル部材(中空形材)と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素であって、結合要素が、一方では中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では更なる部材と結合するために構成されている、結合要素に関する。更に、本発明は、少なくとも1つの結合切欠部を有する中空プロフィル部材、及び、中空プロフィル結合体に関する。
中空プロフィル部品、とりわけロール成形(rollprofiliert)中空プロフィル部品を組み付ける場合、通常、組付けの際に生成する保持力に起因するプロフィル壁の幾何学的配置が変化されることが留意されるべきである。とりわけ、安定性を与える中空プロフィル部材の壁(複数)は、互いに対するシフトが許容されないことは望ましくない。なぜなら、このことは、中空プロフィル部材の機械的安定性に対しネガティブな影響を与え得るからである。自動車構造では、この種の中空プロフィル部材は、自動車部品の組み立てのために、例えば電気自動車のバッテリボックスの構築のために使用される。その際、中空プロフィル部材から製造されるバッテリボックスには、機械的安定性及び衝突条件に対する抵抗力に関する大きな要求が課せられる。同時に、更なる部材との、例えば自動車シル(フレーム構造)との持続的かつ高信頼性の結合が保証されなければならない。
保持力の中空プロフィル部材への可及的に一様な導入を保証するために、ネジのような固定手段を中空プロフィル部材に確実に係止(固定)可能にするためにも、しばしば、安定的な(堅固な)インサート部材が中空プロフィル部品に嵌め込まれる。
EP 0 841 240 A2からは、プロフィル部材の開口部へのネジ結合(螺合)のためのブッシュが挿入される中空プロフィル部材が知られている。この場合、ブッシュは、一方では、プロフィル部材の隔壁に押し付けられ、他方では、中空プロフィル部材の外側境界壁に溶接結合される。一方では、そのような構造は、中空プロフィル部材にブッシュを固定するために、2つの別々の(独立の)継ぎ合わせ工程(Fuegeschritte)を必要とする。他方では、中空プロフィル部材の隔壁へのブッシュの圧入(Einpressen)は、ブッシュの外側面とそれに対応する開口部との間の厳しい公差の適合化が必要とされ、そのため、中空プロフィル部材結合体の製造はより高価になる。更に、圧入によって、中空プロフィル部材の隔壁に不所望の変形が生じ得る。
GB 2 109 433 Aからは、プロフィル部材のネジ結合のためのブッシュが知られている。このブッシュは、ドエル(Duebel)によって中空プロフィル部材の貫通ホールに挿入され、次いで、ブッシュが形状結合的に中空プロフィル部材内に収容されるよう、ネジボルトによって拡開される。
US 5,567,005 Aからは、固定スリーブが知られている。これは、自動車フレームとのネジ結合(螺合)のための結合手段として使用され、かつ、複数の部位において自動車フレームに溶接される必要がある。
DE 43 41 206 A1からは、結合要素を有する中空プロフィル部材が知られている。これは、膨張部(Wulst)を形成して、中空プロフィル部材内において形状結合的に保持される。
FR 2 689 945 A1からは、複数のプロフィル部材部分を結合するためのツーピースの(2部分からなる)ネジ結合スリーブが知られている。
DE 10 2013 008 913 A1からは、付加部品を固定するためのインサート部材を有する多室プロフィル部材が知られている。この場合、インサート部材は、その(横)断面が、多室プロフィル部材のプロフィル(横)断面にほぼ対応する。インサート部材は、(中空)プロフィル部材の開放前端面を介した中空プロフィル部材へのその挿入が大掛かりなものとならざるを得ず、(中空)プロフィル部材と付加部品とのネジ結合が可能になる前に、相応のネジ結合部位へシフトされなければならない。
WO 2015/022389 A1からは、物品を収容するためのハウジングがしられている。これは、ハウジングの2つの金属板の間に配置されるスペーサ(Distanzstueck)を使用するネジ固定部を有する。
WO 2015/075281 A1からは、自動車ボディに付加部品を取り付けるための結合領域が知られている。この場合、結合要素が中空プロフィル部材に嵌め込まれ、加圧式抵抗溶接によって、自動車ボディの支持部材に取り付けられる。第1固定部分に対して(所定の)間隔をあけて配置されている別の第2固定部分において、結合要素は、自動車ボディの補強金属板に結合される。
EP 1 380 495 A1からは、中空プロフィル部材支持体に嵌め込み可能なネジインサートを有するボディ中空支持体が知られている。
DE 103 06 180 A1からは、自動車部品及び少なくとも1つのネジ接続部を有する金属板プロフィル部材からのその製造方法が知られている。
更に、技術水準において、DE 20 2013 105 256 U1、WO 2015/022389 A1及びDE 10 2015 000 490 A1が知られている。
EP 0 841 240 A2 GB 2 109 433 A US 5,567,005 A DE 43 41 206 A1 FR 2 689 945 A1 DE 10 2013 008 913 A1 WO 2015/022389 A1 WO 2015/075281 A1 EP 1 380 495 A1 DE 103 06 180 A1 DE 20 2013 105 256 U1 DE 10 2015 000 490 A1
更なる部材、とりわけ自動車ボディに中空プロフィル部材を取り付けるための技術水準から既知の方策は、従来、コストが過度に大きくかつ過度に手間がかかることが判明している。
これを背景として、本発明の課題は、簡単な方法で中空プロフィル部材と結合可能であり、同時に、大きな保持力を中空プロフィル部材へ伝達可能な請求項1ないし請求項2の上位概念部(前置部)に応じた結合要素を提供することにある。
上記の課題は、請求項1の特徴部の特徴を有する結合要素によって解決される。中空プロフィル部材と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されており、高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクト(当接)のために設けられており、結合要素は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理(Bajonettprinzip)に基づき中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持する:umgreifend)少なくとも1つの形状結合(蟻継状結合)手段が設けられている。そのような構造によって、組付け(組み立て)が、特に連続生産の際に、容易になる。同時に、大きな保持力の伝達が保証される。
上記の課題は、更に、請求項2の特徴部の特徴を有する結合要素によって解決される。この場合、結合要素には、高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクト(当接)のために設けられている。
本発明の基本思想は、結合要素が簡単な方法で中空プロフィル部材に嵌め込み可能であり、その後、大きな保持力が当接面(複数)によって中空プロフィル部材に導入(伝達)可能であり、この場合、同時に、中空プロフィル部材の幾何学的形状が予測されるプロフィル幾何形状に対して変化されないか又は極僅かしか変化されないことにある。当接面(複数)は、この場合、双方の当接面が中空プロフィル部材の異なる部分にそれぞれ当接し、かくして、結合要素に作用する保持力が一方の当接面を介しても他方の当接面を介しても中空プロフィル部材に導入(伝達)されるよう、ほぼ同じ向きで結合要素に配されている。例えば、当接面(複数)は、中空プロフィル部材の互いに向かい合って位置する壁に(それぞれ)当接し、かくして、中空プロフィル部材への力導入(伝達)はより大きな領域を介して行われる。結合要素は、従って、実質的に、保持力を双方の当接面を介して同じ方向において中空プロフィル部材へ伝達するよう構成される。
好ましい一実施形態に応じ、当接面(複数)は、互いに対しほぼ平行をなすよう構成された面に延在することが可能である。このようにして、中空プロフィル部材に導入されるべき保持力はとりわけ良好かつ一様に伝達されることができ、同時に、プロフィル(外形輪郭)幾何形状の寸法安定性は保持されることができる。
更に、結合要素は、中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する(umgreifend)形状結合手段、とりわけ係止フックを有することができる。1つ又は複数の形状結合手段は、中空プロフィル部材における結合要素の格別に簡単に行われる組付けを可能にし、その際、結合要素は付加的な接合工程なしでも既に確実に中空プロフィル部材に結合される。形状結合手段は、一次的に、結合要素を中空プロフィル部材に固定するために設けられている。従って、形状結合手段は、結合要素の当接面から伝達される力と比べて明白により小さい力を伝達するよう構成されることが可能である。
とりわけ、中空プロフィル部材における結合要素の取り付けは、いわゆるバヨネット結合原理(Bajonettprinzip)に基づき、以下のように行うことができる。即ち、結合要素は、まず、中空プロフィル部材の結合部分にほぼ直進的に導入(挿入)され、そして、中空プロフィル部材に対して結合要素を単に回す(相対回転する:Verdrehen)だけで中空プロフィル部材に固定されることができる。
結合要素と中空プロフィル部材との互いに対する単純な相対運動で構築されるこの種の結合コンセプトは、とりわけ自動化大量生産に適する。
好ましい一実施形態において、更に、各当接面には、中空プロフィル部材の相応の(対応する)部分との形状結合的結合のための少なくとも1つの形状結合手段が割り当てられていることが可能である。このようにして、結合要素と中空プロフィル部材との間の格別に確実な結合を達成することができる。
有利には、少なくとも1つの形状結合手段は、夫々の当接面から離隔する側を指向する側に、挿入補助手段、とりわけ挿入傾斜部を有することができる。これは、機械によるないし計器(視覚に代わる計器を用いた)組付け(組み立て)より迅速かつより簡単に実行可能であるという格別な利点を有する。
好ましい一実施形態において、結合要素は、更に、複数の当接面の少なくとも1つに、中空プロフィル部材との結合を確保する(確実にする)ための少なくとも1つの係止手段、とりわけ少なくとも1つの係止ノーズを有することができる。従って、とりわけ、例えば自動車(自動車両)ボディのような、振動によって大きな負荷を受ける適用対象において中空プロフィル部材を使用する場合、不所望の自然発生的な解離(結合解除)に対し首尾よく対処することができる。
好ましい一実施形態に応じ、更に、複数の当接面の少なくとも1つには、中空プロフィル部材の部分における密封的な当接のためのシール手段(Dichtmittel)が設けられることができる。この場合、シール手段は、有利には、周方向に((全)周に)延在するシールトラック(ないしシール軌跡:Dichtspur)に配されている。このようにして、中空プロフィル部材ないし結合要素と一緒に構築される中空プロフィル結合体(Hohlprofilverbindung)は、簡単な方法でかつ1つの作業工程で、異物の侵入又は湿気の侵入に対して密封されることができる。特に中空プロフィル部材を自動車構造に使用する場合、とりわけバッテリボックスのフレームとしてパイプ状プロフィル部材を使用する場合、湿気の侵入に対する密封は極めて重要である。
更に、好ましい一実施形態において、工具の取り付けのための手段、とりわけキー(レンチ)面(Schluesselflaeche)が結合要素に設けられることができる。工具の取り付け手段を設けることにより、組付けプロセスの格別な簡単化が可能になる。なぜなら、結合要素と中空プロフィル部材との間における結合を形成するための相対運動は簡単な方法で伝達されることができるからである。
とりわけ、工具の取り付けのための手段は、結合要素の当接面(複数)を接続する部分に、とりわけ外周部分に、設けられることができる。まずもって当接面(複数)の間隔形成(相互離隔)のために結合要素に設けられるこの部分、とりわけ外周部分は、このようにして、更なる使用のために設けられることができ、そのため、その機能性が拡張されるにも拘わらず、結合要素は、その構造がより大きくならずないし実質的により大きくならず、ないしは製造に対する要求がより大きくなる。
上記の課題は、更に、請求項11に応じた中空プロフィル部材によって解決される。中空プロフィル部材は少なくとも1つの結合切欠部を有し、結合切欠部は、中空プロフィル部材の互いに対し向かい合って位置する少なくとも2つの壁部分を貫通通過しており、壁部分は、夫々、結合要素の受容のための少なくとも1つの切欠孔(切欠部)を有し、複数の切欠孔は互いに大きさが異なっており、とりわけ互いに異なる直径を有し、及び、中空プロフィル部材の少なくとも1つの切欠孔は、中空プロフィル部材と結合要素との間の結合を生成するために、結合要素の少なくとも1つの形状結合手段を貫通案内するための少なくとも1つの半径方向拡幅部を有する。
中空プロフィル部材のこのような構造は、中空プロフィル部材への結合要素の格別に簡単な取り付けを可能にし、同時に、中空プロフィル部材を更なる部材に取り付けるための保持力の大きな領域を介した伝達を可能にする。
上記の課題は、更に、請求項12に応じた中空プロフィル結合体によって解決される。中空プロフィル結合体は、少なくとも1つの本発明に応じた結合要素と、(1つの)中空プロフィル部材、とりわけ(1つの)本発明に応じた中空プロフィル部材とを有する。
とりわけ、その場合、結合要素は、組付け状態において、その複数の当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する複数の部分に(それぞれ)当接し、結合要素の複数の形状結合手段は、該複数の部分の少なくとも1つに外嵌し(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持し:umgreifen)、かくして、該部分の一部分は、形状結合手段と当接面との間に位置することができる。
このようにして、結合要素は、格別に簡単に中空プロフィル部材に固定されることができ、同時に、必要な保持力を中空プロフィル部材へ伝達することができる。結合要素それ自体は、更なる部材に取り付けられること、とりわけネジ結合(螺合)されることができる。
好ましい一実施形態において、結合要素は、組付け状態において、付加的に、複数の当接面の1つにおける面内でのねじれ(ひねり)に対して確保されること、有利には形状結合及び/又は摩擦結合的に、とりわけ形状結合及び/又は摩擦結合的にかつ材料結合的に確保されることができる。
中空プロフィル結合体の格別に大きく要求される応用では、複数の当接面の少なくとも1つの面における自然発生的なねじれ(ひねり)に対する付加的確保(措置)により、中空プロフィル結合体の品質を改善することができる。
結合要素と中空プロフィル部材との間の持続的な喪失(解離)防止的結合を達成するために、形状結合及び/又は摩擦結合的抵抗(措置)に加えて、中空プロフィル部材と結合要素との間の材料結合的結合を少なくとも部分的に(abschnittsweise)補う(補充的に形成する)ことができる。好ましくは、この材料結合的結合は溶接によって達成される。尤も、中空プロフィル部材への結合要素の半田結合又は接着剤結合も本発明の範囲内にある。
本発明の更なる目的、利点、特徴及び適用可能性は、図面を参照した実施例についての以下の説明から明らかになる。その際、説明される及び/又は図示されるすべての特徴は、それ自体が又は任意の有意な組み合わせが、(特許)請求の範囲(各請求項)又は請求項の参照引用(Rueckbeziehung)におけるそれらの関係とは独立にも、本発明の対象を構成する。
本発明の結合要素の一例の模式的斜視図。 本発明の結合要素の一例の模式的(縦)断面図。 本発明の結合要素の一例の底面図。 結合要素が嵌め込まれている中空プロフィル部材の一例の模式的側面断面図。 中空プロフィル部材の一例の模式的斜視図。 複数の結合要素を有する中空プロフィル部材の一例の斜視図。 複数の結合要素を有する中空プロフィル部材の一例を上方から見た模式的斜視図。 組付け中における、結合要素が嵌め込まれた中空プロフィル部材の一例の模式的断面図。 結合要素の組付け完了後における、図8に基づく図。 更なる部材の一例における組付け状態にある中空プロフィル部材の結合状態の一例。
同一又は類似の部材(ないし要素)には、可読性を改善するために、複数の実施例を用いて以下に説明される図面において、同一の図面参照符号が付記されている。
図1〜図3に本発明の結合装置1の一例が記載されている。図1は、本実施例においていわゆるネジブッシュないしネジスリーブとして構成されている結合要素1の一例の斜視図を示す。この場合、結合要素1は、基本的に、実質的に回転対称的な基体を有し、基体はほぼシリンダ状のヘッド部分9を有し、ヘッド部分9は、少なくとも外側においてシリンダ状に形成された部分4を介して、リング状のカラー10に結合している。結合要素1の部分4はその直径Dがリング状カラー10の直径D10に対して後方に(径方向内側に)後退されて(縮小されて)おり、それによって、第1当接面2が形成されている。
本発明の説明の目的のために、方向について以下の定義が与えられる。方向「上側(上方)」とは、ヘッド部分9が部分4から遠ざかるよう延伸(延在)する方向である。方向「下側(下方)」とは、リング状カラー10が部分4から遠ざかるよう延伸(延在)する方向である。周方向とは、例えば部分4の外周面が延伸(延在)する方向である。
結合要素1のヘッド部分9はその直径Dが部分4の直径Dに対して後方に(径方向内側に)後退されて(縮小されて)おり、それによって、第2当接面3が形成されている。
当接面2及び3は、従って、同じ方向(向き)を、この例では上側を指向しており、かつ、それらの高さ(位置)が互いに対しずらされて配されている。この場合、両方の当接面2及び3は、互いに対しほぼ平行に延在する面21、20において(夫々)延伸(延在)することも可能である。「ほぼ平行」とは、それらの(2つの)面がそれぞれに与えられた形状公差及び位置公差の範囲内において互いに対し平行に構成されているとみなすことができるという意味を有する。尤も、当接面2、3が(夫々)延在する面21、20が互いに対し平行ではない実施例も可能である。
結合要素1のヘッド部分9と部分4には夫々形状結合手段5が係止フック22の形で(係止フック22として)構成されており、係止フック22は、ヘッド部分9からないし部分4から半径方向(外側)に突出し、同時にそれぞれの当接面2、3に対し上側の方向に離隔されて位置している。本実施例では、ヘッド部分9及び部分4に夫々3つの形状結合手段5が見出されるが、第4の形状結合手段5が、図では不可視の結合要素1の背側に設けられている。尤も、より多くの又はより少ない形状結合手段5が設けられることも可能である。結合要素1の固定のためには、部分4又はヘッド部分9の何れかに配されている少なくとも1つの形状結合手段5が必要である。複数の形状結合手段5を設ける場合、好ましくは、形状結合手段5は周に関して(周に沿って)一様に(一定間隔で)分散配置されることができる。
当接面2、3には夫々、付加的に、係止手段6を設けることができる。本実施例では、これらの係止手段6は、係止ノーズ28として構成されている。係止手段6は、好ましくは、周方向において形状結合手段5に対してずらされて配置される。
結合要素1は、ヘッド部分9において、更なる部材17と結合するよう構成されている。更なる部材17は、例えば図4及び図10に記載されているが、車体シル(Fahrzeugschweller)34であり得る。本実施例では、更なる部材17との結合のためのヘッド部分9の構成は、好ましくはヘッド部分9とないしは部分4及びカラー10とコンセントリックに(同心に:konzentrisch)配置されているネジ穴7によって実現されている。
結合要素1の形状が―形状結合手段5及び係止手段6を除いて―コンセントリックに構成されている場合、部分4は、少なくともその側部に、固定手段、例えば図10に示されているネジ32のための図2に示されている受容空間8を包囲する外周部分14を形成する。
固定手段のための受容空間8は、外周部分14の回転対称的な外周面とは異なり、(半径方向)内側において、回転対称的には形成されないことも可能であると同時に、工具の取り付けのための手段12を形成することも可能である。手段12は、従って、工具掴持手段と称することも可能である。本実施例では、これらの手段12は、例えば、図3に示されているような内部6角形の部分を形成するキー(レンチ)面(Schluesselflaeche)30として構成されている。外周部分14は、従って、シリンダ状の外周面と、横断面が6角形状の内周(内側)面とを有する。
カラー10の上方側及び部分4の上方側を形成する当接面2、3上に、更に、シール(密封)手段13が配置されること又はそこで嵌め込まれることも可能である。シール手段13は、周方向に沿って(全周にわたり)延在するシールトラック(ないしシール軌跡:Dichtspur)29として構成されることも可能である。この場合、同時に粘着(接着)物質として作用するシール手段13を、当接面2、3に設けられた係止手段6に付け加えること又はそれらと置き換えることも可能である。このことは、シール手段が粘着性ではなく、圧縮性に(kompressibel)構成される場合にも当て嵌まる。更に、シール手段13は、当接面2、3の何れか一方にのみ設けられることも可能である。
図4〜図10には、その中に結合要素1が嵌込可能であるか又は嵌め込まれている中空プロフィル部材16が記載されている。
結合要素1は、組付け状態では、中空プロフィル部材16内に形状結合的に支持(保持)される。これは、係止フック22として構成された形状結合手段5が、結合要素1の対応する当接面2、3も当接する中空プロフィル部材16の部分18、19に外嵌する(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持する:umgreifen)ことによって達成される。
中空プロフィル部材16には、結合要素1の受容のために、結合切欠部23が形成されている。結合切欠部23は、その切欠孔24、25が中空プロフィル部材16において下方及び上方に延伸し、かくして、中空プロフィル部材16の上側部分19及び中空プロフィル部材16の下側部分18を貫通する。この場合、中空プロフィル部材16の下側部分18においてこのようにして形成された切欠孔24については、その直径D24は、結合要素1の外周部分14(但しこれに形成された形状結合手段5を除く)の貫通通過が可能である大きさに少なくとも構成されている。中空プロフィル部材16の上側部分における第2の切欠孔25については、その直径D25は、ヘッド部分9(但しこれに形成された形状結合手段5を除く)が貫通通過できるように構成されている。
付加的に、切欠孔24、25には、結合要素1に配された形状結合手段5に対応する半径方向拡幅部26が形成されている。
結合要素1は、組付けのために、挿入方向33においてより大きな切欠孔24を介して中空プロフィル部材に挿入されるが、その際、外周部分14(ないし外周面)に設けられた形状結合手段は、それらに対応する半径方向拡幅部26に合わせられる。そして、中空プロフィル部材16の上側部分19に到達すると、ヘッド部分9は中空プロフィル部材16の上側切欠孔25を貫通通過するが、その際、そのためには、形状結合手段5もそれらに対応する半径方向拡幅部26に揃えられる必要がある。
結合要素1が中空プロフィル部材16内に挿入された(嵌め込まれた)状態が図8に示されている。図8では、形状結合手段5は半径方向拡幅部26に対応した(位置合わせされた)状態にある。そして、中空プロフィル部材16に結合要素1を固定するために、結合要素1は周方向に回転されるが、それによって、形状結合手段5は、夫々の半径方向拡幅部26との対応(位置合わせ)状態から外れて、図9に示されているように、中空プロフィル部材16の相応の部分18、19に外嵌する(umgreifen)。
中空プロフィル部材16への結合要素1の挿入(嵌込み)プロセスを容易化するために、形状結合手段5は、少なくとも部分的に挿入補助手段を備える。挿入補助手段は、例えば、形状結合手段5の当接面2、3から離隔する側を指向する側に延在する挿入傾斜部11によって形成される。例えば、結合要素の部分4に配されている形状結合手段5にのみ挿入傾斜部を設ける形態も可能である。ヘッド部分9を所要の位置において第2切欠孔25に挿入するためには、中空プロフィル部材16に対する結合要素1のこれらの挿入傾斜部によって達成されるセンタリング及びアラインメントだけで既に十分であり得る。逆の場合即ちヘッド部分9に形成された形状結合手段5のみが挿入傾斜部11の形態での挿入補助手段を有する場合も同様に可能である。
中空プロフィル部材16に嵌め込まれた結合要素1は、同時に、中空プロフィル部材に嵌め込まれている補強要素31を貫通して案内され、例えば外周部分14の領域において部分的に補強要素31の内側面に当接することも可能である。このようにして、結合要素1は、補強要素31から出発し外周部分14の方向に作用する力を受容し、ヘッド部分9及び外周部分14の側部における嵌合を介して中空プロフィル部材16へ導く付加的機能を獲得することができる。
これは、例えば、補強要素31が側部において変形されるようずらされ得る衝突事故(Crash)の場合に当て嵌る。
本実施例の結合要素1は好ましくは自動車への応用に使用可能であり、自動車では、中空プロフィル部品は、本書で説明した中空プロフィル部材16から製造され、更なる部材17に、例えば自動車フレームにネジ結合(螺合)されることができる。この場合、中空プロフィル部材16は、有利には挿入方向33において更なる部材17に向かって予付勢され、当接面2、3はその際に生成する力を挿入方向に沿って中空プロフィル部材へ導入する。
この種の応用では、通常、結合要素1と中空プロフィル部材16との間の結合の自動的な(自然発生的な)解除を引き起こし得る大きな振動負荷(ストレス)が生じる。結合要素1に設けられる係止手段6は、中空プロフィル部材の夫々対応する部分18、19へのその当接によって、中空プロフィル部材16に対する結合要素1の自然発生的な不所望のねじれ(周方向の位置ずれ)に対向作用する(妨げる)。
付加的に、結合要素1を、図4に示されているように、ねじれ(周方向位置ずれ)に対して確保する溶接結合15を設けることも可能である。尤も、溶接結合15及び係止手段6の代わりに、結合要素1の自然発生的ねじれに対する他の形状結合(結合されるべき部材の面の輪郭形状間の嵌め合い(蟻継等)による結合)及び/又は摩擦結合(結合されるべき部材の面間の摩擦力による結合)的ないし材料結合(結合されるべき部材の一方の材料又は双方の材料同士の化学的結合等による結合)的な確保措置も可能である。例えば、結合要素は、付加的に、接着されるか又は中空プロフィル部材16に半田付けされることができる。シール手段13が同時に摩擦結合的(摩擦結合作用を有する)係止手段6として又は粘着(接着)結合(手段)として作用することも可能である。
図6及び図7には、例えば電動車両(電気自動車)のためのバッテリボックスのサイドフレームの部分を形成する完全な中空プロフィル部材16が示されている。中空プロフィル部材16に嵌め込まれている結合要素1は、中空プロフィル部材16と不図示の電動車両の車両フレームとのネジ結合(螺合)に使用される。この場合、とりわけ、電動車両のバッテリボックスは、摩耗部材として、分離可能に電動車両(自動車両)に結合される必要がある。なぜなら、結合要素は、好ましくは、ネジ結合のために、ネジスリーブ又はネジブッシュとして構成されているからである。
図10には、中空プロフィル部材16が中空プロフィル結合体(Hohlprofilverbindung)27によって車体シル34の形態の更なる部材17に取り付けられている要素が示されている。この場合、ネジ32の形態の固定手段は、中空プロフィル部材16に結合された結合要素1を、更なる部材17の固定手段として役立つ車体シル34のネジブッシュ35によって固定する。
ネジ32とネジブッシュ35の間のネジ結合(螺合)によってもたらされる保持力は、ネジヘッド36を介して、結合要素1の受容空間8の内側面に伝達し、次いで、同じ方向に指向された当接面2、3を介して、中空プロフィル部材16に導かれる。中空プロフィル部材16は、このようにして、更なる部材17としての車体シル(フレーム構造)34に固定される。
中空プロフィル結合の本書において説明した基本原理は、バヨネット式結合による結合と解することも可能である。なぜなら、結合要素1と中空プロフィル部材16との間の結合は、中空プロフィル部材16内への結合要素1のほぼ直進的な挿入によって、次いで、挿入方向33に対し直角をなす面20、21における結合要素1のひねり(回転)によって実行されるからである。
1 結合要素
2 当接面
3 当接面
4 外周部分
5 形状結合手段
6 係止手段
7 ネジ穴
8 受容空間
9 ヘッド部分
10 カラー
11 挿入傾斜部
12 手段
13 シール手段
14 外周部分
15 溶接結合(部位)
16 中空プロフィル部材
17 更なる部材
18 部分(下側)
19 部分(上側)
20 面
21 面
22 係止フック
23 結合切欠部
24 切欠孔(下側)
25 切欠孔(上側)
26 半径方向拡幅部
27 中空プロフィル結合体
28 係止ノーズ
29 シールトラック
30 キー(レンチ)面
31 補強要素
32 ネジ
33 挿入方向
34 車体シル
35 ネジブッシュ
36 ネジヘッド

直径
直径
10 直径
24 直径
25 直径
本発明は、中空プロフィル部材(中空形材)と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素であって、結合要素が、一方では中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では更なる部材と結合するために構成されている、結合要素に関する。更に、本発明は、少なくとも1つの結合切欠部を有する中空プロフィル部材、及び、中空プロフィル結合体に関する。
中空プロフィル部品、とりわけロール成形(rollprofiliert)中空プロフィル部品を組み付ける場合、通常、組付けの際に生成する保持力に起因するプロフィル壁の幾何学的配置が変化されることが留意されるべきである。とりわけ、安定性を与える中空プロフィル部材の壁(複数)は、互いに対するシフトが許容されないことは望ましくない。なぜなら、このことは、中空プロフィル部材の機械的安定性に対しネガティブな影響を与え得るからである。自動車構造では、この種の中空プロフィル部材は、自動車部品の組み立てのために、例えば電気自動車のバッテリボックスの構築のために使用される。その際、中空プロフィル部材から製造されるバッテリボックスには、機械的安定性及び衝突条件に対する抵抗力に関する大きな要求が課せられる。同時に、更なる部材との、例えば自動車シルとの持続的かつ高信頼性の結合が保証されなければならない。
保持力の中空プロフィル部材への可及的に一様な導入を保証するために、ネジのような固定手段を中空プロフィル部材に確実に係止(固定)可能にするためにも、しばしば、安定的な(堅固な)インサート部材が中空プロフィル部品に嵌め込まれる。
EP 0 841 240 A2からは、プロフィル部材の開口部へのネジ結合(螺合)のためのブッシュが挿入される中空プロフィル部材が知られている。この場合、ブッシュは、一方では、プロフィル部材の隔壁に押し付けられ、他方では、中空プロフィル部材の外側境界壁に溶接結合される。一方では、そのような構造は、中空プロフィル部材にブッシュを固定するために、2つの別々の(独立の)継ぎ合わせ工程(Fuegeschritte)を必要とする。他方では、中空プロフィル部材の隔壁へのブッシュの圧入(Einpressen)は、ブッシュの外側面とそれに対応する開口部との間の厳しい公差の適合化が必要とされ、そのため、中空プロフィル部材結合体の製造はより高価になる。更に、圧入によって、中空プロフィル部材の隔壁に不所望の変形が生じ得る。
GB 2 109 433 Aからは、プロフィル部材のネジ結合のためのブッシュが知られている。このブッシュは、ドエル(Duebel)によって中空プロフィル部材の貫通ホールに挿入され、次いで、ブッシュが形状結合的に中空プロフィル部材内に収容されるよう、ネジボルトによって拡開される。
US 5,567,005 Aからは、固定スリーブが知られている。これは、自動車フレームとのネジ結合(螺合)のための結合手段として使用され、かつ、複数の部位において自動車フレームに溶接される必要がある。
DE 43 41 206 A1からは、結合要素を有する中空プロフィル部材が知られている。これは、膨張部(Wulst)を形成して、中空プロフィル部材内において形状結合的に保持される。
FR 2 689 945 A1からは、複数のプロフィル部材部分を結合するためのツーピースの(2部分からなる)ネジ結合スリーブが知られている。
DE 10 2013 008 913 A1からは、付加部品を固定するためのインサート部材を有する多室プロフィル部材が知られている。この場合、インサート部材は、その(横)断面が、多室プロフィル部材のプロフィル(横)断面にほぼ対応する。インサート部材は、(中空)プロフィル部材の開放前端面を介した中空プロフィル部材へのその挿入が大掛かりなものとならざるを得ず、(中空)プロフィル部材と付加部品とのネジ結合が可能になる前に、相応のネジ結合部位へシフトされなければならない。
WO 2015/022389 A1からは、物品を収容するためのハウジングがしられている。これは、ハウジングの2つの金属板の間に配置されるスペーサ(Distanzstueck)を使用するネジ固定部を有する。
WO 2015/075281 A1からは、自動車ボディに付加部品を取り付けるための結合領域が知られている。この場合、結合要素が中空プロフィル部材に嵌め込まれ、加圧式抵抗溶接によって、自動車ボディの支持部材に取り付けられる。第1固定部分に対して(所定の)間隔をあけて配置されている別の第2固定部分において、結合要素は、自動車ボディの補強金属板に結合される。
EP 1 380 495 A1からは、中空プロフィル部材支持体に嵌め込み可能なネジインサートを有するボディ中空支持体が知られている。
DE 103 06 180 A1からは、自動車部品及び少なくとも1つのネジ接続部を有する金属板プロフィル部材からのその製造方法が知られている。
更に、技術水準において、DE 20 2013 105 256 U1、WO 2015/022389 A1及びDE 10 2015 000 490 A1が知られている。
EP 0 841 240 A2 GB 2 109 433 A US 5,567,005 A DE 43 41 206 A1 FR 2 689 945 A1 DE 10 2013 008 913 A1 WO 2015/022389 A1 WO 2015/075281 A1 EP 1 380 495 A1 DE 103 06 180 A1 DE 20 2013 105 256 U1 DE 10 2015 000 490 A1
更なる部材、とりわけ自動車ボディに中空プロフィル部材を取り付けるための技術水準から既知の方策は、従来、コストが過度に大きくかつ過度に手間がかかることが判明している。
これを背景として、本発明の課題は、簡単な方法で中空プロフィル部材と結合可能であり、同時に、大きな保持力を中空プロフィル部材へ伝達可能な請求項1ないし請求項2の上位概念部(前置部)に応じた結合要素を提供することにある。
本発明の第1の視点により、中空プロフィル部材と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素が提供される。
結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されており、
高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクトのために設けられており、
当接面は、双方の当接面が中空プロフィル部材の異なる部分にそれぞれ当接し、かくして、結合要素に作用する保持力が当接面を介して中空プロフィル部材に導入可能であるよう、ほぼ同じ向きで結合要素に配されており、
結合要素は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理に基づき中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段が設けられている(形態1・第1基本構成)。
本発明の第2の視点により、中空プロフィル部材と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素が提供される。
結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されており、
高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクトのために設けられており、
当接面は、双方の当接面が中空プロフィル部材の異なる部分にそれぞれ当接し、かくして、結合要素に作用する保持力が当接面を介して中空プロフィル部材に導入可能であるよう、ほぼ同じ向きで結合要素に配されている(形態2・第2基本構成)。
本発明の第3の視点により、少なくとも1つの結合切欠部を有する中空プロフィル部材が提供される。中空プロフィル部材において、
結合切欠部は、中空プロフィル部材の互いに対し向かい合って位置する少なくとも2つの壁部分を貫通通過しており、壁部分は、夫々、結合要素の受容のための少なくとも1つの切欠孔を有し、
複数の切欠孔は互いに大きさが異なっており、
中空プロフィル部材と結合要素との間の結合を生成するために、中空プロフィル部材の少なくとも1つの切欠孔は、結合要素の少なくとも1つの形状結合手段を貫通案内するための少なくとも1つの半径方向拡幅部を有する(形態11・第3基本構成)。
上記の課題は、請求項1の特徴部の特徴を有する結合要素によって解決される。中空プロフィル部材と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されており、高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクト(当接)のために設けられており、結合要素は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理(Bajonettprinzip)に基づき中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持する:umgreifend)少なくとも1つの形状結合手段が設けられている。そのような構造によって、組付け(組み立て)が、特に連続生産の際に、容易になる。同時に、大きな保持力の伝達が保証される。
上記の課題は、更に、請求項2の特徴部の特徴を有する結合要素によって解決される。この場合、結合要素には、高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクト(当接)のために設けられている。
本発明の基本思想は、結合要素が簡単な方法で中空プロフィル部材に嵌め込み可能であり、その後、大きな保持力が当接面(複数)によって中空プロフィル部材に導入(伝達)可能であり、この場合、同時に、中空プロフィル部材の幾何学的形状が予測されるプロフィル幾何形状に対して変化されないか又は極僅かしか変化されないことにある。当接面(複数)は、この場合、双方の当接面が中空プロフィル部材の異なる部分にそれぞれ当接し、かくして、結合要素に作用する保持力が一方の当接面を介しても他方の当接面を介しても中空プロフィル部材に導入(伝達)されるよう、ほぼ同じ向きで結合要素に配されている。例えば、当接面(複数)は、中空プロフィル部材の互いに向かい合って位置する壁に(それぞれ)当接し、かくして、中空プロフィル部材への力導入(伝達)はより大きな領域を介して行われる。結合要素は、従って、実質的に、保持力を双方の当接面を介して同じ方向において中空プロフィル部材へ伝達するよう構成される。
好ましい一実施形態に応じ、当接面(複数)は、互いに対しほぼ平行をなすよう構成された面に延在することが可能である。このようにして、中空プロフィル部材に導入されるべき保持力はとりわけ良好かつ一様に伝達されることができ、同時に、プロフィル(外形輪郭)幾何形状の寸法安定性は保持されることができる。
更に、結合要素は、中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する(umgreifend)形状結合手段、とりわけ係止フックを有することができる。1つ又は複数の形状結合手段は、中空プロフィル部材における結合要素の格別に簡単に行われる組付けを可能にし、その際、結合要素は付加的な接合工程なしでも既に確実に中空プロフィル部材に結合される。形状結合手段は、一次的に、結合要素を中空プロフィル部材に固定するために設けられている。従って、形状結合手段は、結合要素の当接面から伝達される力と比べて明白により小さい力を伝達するよう構成されることが可能である。
とりわけ、中空プロフィル部材における結合要素の取り付けは、いわゆるバヨネット結合原理(Bajonettprinzip)に基づき、以下のように行うことができる。即ち、結合要素は、まず、中空プロフィル部材の結合部分にほぼ直進的に導入(挿入)され、そして、中空プロフィル部材に対して結合要素を単に回す(相対回転する:Verdrehen)だけで中空プロフィル部材に固定されることができる。
結合要素と中空プロフィル部材との互いに対する単純な相対運動で構築されるこの種の結合コンセプトは、とりわけ自動化大量生産に適する。
好ましい一実施形態において、更に、各当接面には、中空プロフィル部材の相応の(対応する)部分との形状結合的結合のための少なくとも1つの形状結合手段が割り当てられていることが可能である。このようにして、結合要素と中空プロフィル部材との間の格別に確実な結合を達成することができる。
有利には、少なくとも1つの形状結合手段は、夫々の当接面から離隔する側を指向する側に、挿入補助手段、とりわけ挿入傾斜部を有することができる。これは、機械によるないし計器(視覚に代わる計器を用いた)組付け(組み立て)より迅速かつより簡単に実行可能であるという格別な利点を有する。
好ましい一実施形態において、結合要素は、更に、複数の当接面の少なくとも1つに、中空プロフィル部材との結合を確保する(確実にする)ための少なくとも1つの係止手段、とりわけ少なくとも1つの係止ノーズを有することができる。従って、とりわけ、例えば自動車(自動車両)ボディのような、振動によって大きな負荷を受ける適用対象において中空プロフィル部材を使用する場合、不所望の自然発生的な解離(結合解除)に対し首尾よく対処することができる。
好ましい一実施形態に応じ、更に、複数の当接面の少なくとも1つには、中空プロフィル部材の部分における密封的な当接のためのシール手段(Dichtmittel)が設けられることができる。この場合、シール手段は、有利には、周方向に((全)周に)延在するシールトラック(ないしシール軌跡:Dichtspur)に配されている。このようにして、中空プロフィル部材ないし結合要素と一緒に構築される中空プロフィル結合体(Hohlprofilverbindung)は、簡単な方法でかつ1つの作業工程で、異物の侵入又は湿気の侵入に対して密封されることができる。特に中空プロフィル部材を自動車構造に使用する場合、とりわけバッテリボックスのフレームとしてパイプ状プロフィル部材を使用する場合、湿気の侵入に対する密封は極めて重要である。
更に、好ましい一実施形態において、工具の取り付けのための手段、とりわけキー(レンチ)面(Schluesselflaeche)が結合要素に設けられることができる。工具の取り付け手段を設けることにより、組付けプロセスの格別な簡単化が可能になる。なぜなら、結合要素と中空プロフィル部材との間における結合を形成するための相対運動は簡単な方法で伝達されることができるからである。
とりわけ、工具の取り付けのための手段は、結合要素の当接面(複数)を接続する部分に、とりわけ外周部分に、設けられることができる。まずもって当接面(複数)の間隔形成(相互離隔)のために結合要素に設けられるこの部分、とりわけ外周部分は、このようにして、更なる使用のために設けられることができ、そのため、その機能性が拡張されるにも拘わらず、結合要素は、その構造がより大きくならずないし実質的により大きくならず、ないしは製造に対する要求がより大きくなる。
上記の課題は、更に、請求項11に応じた中空プロフィル部材によって解決される。中空プロフィル部材は少なくとも1つの結合切欠部を有し、結合切欠部は、中空プロフィル部材の互いに対し向かい合って位置する少なくとも2つの壁部分を貫通通過しており、壁部分は、夫々、結合要素の受容のための少なくとも1つの切欠孔(切欠部)を有し、複数の切欠孔は互いに大きさが異なっており、とりわけ互いに異なる直径を有し、及び、中空プロフィル部材の少なくとも1つの切欠孔は、中空プロフィル部材と結合要素との間の結合を生成するために、結合要素の少なくとも1つの形状結合手段を貫通案内するための少なくとも1つの半径方向拡幅部を有する。
中空プロフィル部材のこのような構造は、中空プロフィル部材への結合要素の格別に簡単な取り付けを可能にし、同時に、中空プロフィル部材を更なる部材に取り付けるための保持力の大きな領域を介した伝達を可能にする。
上記の課題は、更に、請求項12に応じた中空プロフィル結合体によって解決される。中空プロフィル結合体は、少なくとも1つの本発明に応じた結合要素と、(1つの)中空プロフィル部材、とりわけ(1つの)本発明に応じた中空プロフィル部材とを有する。
とりわけ、その場合、結合要素は、組付け状態において、その複数の当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する複数の部分に(それぞれ)当接し、結合要素の複数の形状結合手段は、該複数の部分の少なくとも1つに外嵌し(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持し:umgreifen)、かくして、該部分の一部分は、形状結合手段と当接面との間に位置することができる。
このようにして、結合要素は、格別に簡単に中空プロフィル部材に固定されることができ、同時に、必要な保持力を中空プロフィル部材へ伝達することができる。結合要素それ自体は、更なる部材に取り付けられること、とりわけネジ結合(螺合)されることができる。
好ましい一実施形態において、結合要素は、組付け状態において、付加的に、複数の当接面の1つにおける面内でのねじれ(ひねり)に対して確保されること、有利には形状結合及び/又は摩擦結合的に、とりわけ形状結合及び/又は摩擦結合的にかつ材料結合的に確保されることができる。
中空プロフィル結合体の格別に大きく要求される応用では、複数の当接面の少なくとも1つの面における自然発生的なねじれ(ひねり)に対する付加的確保(措置)により、中空プロフィル結合体の品質を改善することができる。
結合要素と中空プロフィル部材との間の持続的な喪失(解離)防止的結合を達成するために、形状結合及び/又は摩擦結合的抵抗(措置)に加えて、中空プロフィル部材と結合要素との間の材料結合的結合を少なくとも部分的に(abschnittsweise)補う(補充的に形成する)ことができる。好ましくは、この材料結合的結合は溶接によって達成される。尤も、中空プロフィル部材への結合要素の半田結合又は接着剤結合も本発明の範囲内にある。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を示す。
(形態1)上記第1基本構成参照。
(形態2)上記第2基本構成参照。
(形態3)上記形態1又は2の結合要素において、当接面は、互いに対しほぼ平行をなすよう構成された面に延在することが好ましい。
(形態4)上記形態1〜3の何れかの結合要素において、中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段が設けられていることが好ましい。
(形態5)上記形態3又は4の結合要素において、各当接面には、中空プロフィル部材の相応の部分との形状結合的結合のための少なくとも1つの形状結合手段が割り当てられていることが好ましい。
(形態6)上記形態3〜5の何れかの結合要素において、少なくとも1つの形状結合手段は、夫々の当接面から離隔する側を指向する側に、挿入補助手段を有することが好ましい。
(形態7)上記形態3〜6の何れかの結合要素において、少なくとも1つの当接面には、中空プロフィル部材との結合を保護するための少なくとも1つの係止手段が設けられていることが好ましい。
(形態8)上記形態1〜7の何れかの結合要素において、少なくとも1つの当接面には、中空プロフィル部材の部分における密封的な当接のためのシール手段が設けられており、
シール手段(13)は、周方向に延在するシールトラックに配されていることが好ましい。
(形態9)上記形態1〜8の何れかの結合要素において、工具の取り付けのための手段が、結合要素に設けられていることが好ましい。
(形態10)上記形態9の結合要素において、工具の取り付けのための手段は、2つの当接面を接続する部分に設けられていることが好ましい。
(形態11)上記第3基本構成参照。
(形態12)(上記形態11の)中空プロフィル部材と、上記形態1〜10の何れかの結合要素の少なくとも1つとを有する、中空プロフィル結合体。
(形態13)上記形態12の中空プロフィル結合体において、結合要素は、組付け状態において、その複数の当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する複数の部分に当接し、結合要素の複数の形状結合手段は、該複数の部分の少なくとも1つに外嵌し、かくして、該部分の一部分は、形状結合手段と当接面との間に位置することが好ましい。
(形態14)上記形態13の中空プロフィル結合体において、結合要素は、組付け状態において、前記複数の当接面の1つにおける面内でのねじれに対して保護されていることが好ましい。
本発明の更なる目的、利点、特徴及び適用可能性は、図面を参照した実施例についての以下の説明から明らかになる。その際、説明される及び/又は図示されるすべての特徴は、それ自体が又は任意の有意な組み合わせが、(特許)請求の範囲(各請求項)又は請求項の参照引用(Rueckbeziehung)におけるそれらの関係とは独立にも、本発明の対象を構成する。
更に、特許請求の範囲に付記した図面参照符号は専ら発明の理解を助けるためのものであり、本発明を図示の態様に限定することは意図しない。
本発明の結合要素の一例の模式的斜視図。 本発明の結合要素の一例の模式的(縦)断面図。 本発明の結合要素の一例の底面図。 結合要素が嵌め込まれている中空プロフィル部材の一例の模式的側面断面図。 中空プロフィル部材の一例の模式的斜視図。 複数の結合要素を有する中空プロフィル部材の一例の斜視図。 複数の結合要素を有する中空プロフィル部材の一例を上方から見た模式的斜視図。 組付け中における、結合要素が嵌め込まれた中空プロフィル部材の一例の模式的断面図。 結合要素の組付け完了後における、図8に基づく図。 更なる部材の一例における組付け状態にある中空プロフィル部材の結合状態の一例。
同一又は類似の部材(ないし要素)には、可読性を改善するために、複数の実施例を用いて以下に説明される図面において、同一の図面参照符号が付記されている。
図1〜図3に本発明の結合装置1の一例が記載されている。図1は、本実施例においていわゆるネジブッシュないしネジスリーブとして構成されている結合装置1の一例の斜視図を示す。この場合、結合要素1は、基本的に、実質的に回転対称的な基体を有し、基体はほぼシリンダ状のヘッド部分9を有し、ヘッド部分9は、少なくとも外側においてシリンダ状に形成された部分4を介して、リング状のカラー10に結合している。結合要素1の部分4はその直径Dがリング状カラー10の直径D10に対して後方に(径方向内側に)後退されて(縮小されて)おり、それによって、第1当接面2が形成されている。
本発明の説明の目的のために、方向について以下の定義が与えられる。方向「上側(上方)」とは、ヘッド部分9が部分4から遠ざかるよう延伸(延在)する方向である。方向「下側(下方)」とは、リング状カラー10が部分4から遠ざかるよう延伸(延在)する方向である。周方向とは、例えば部分4の外周面が延伸(延在)する方向である。
結合要素1のヘッド部分9はその直径Dが部分4の直径Dに対して後方に(径方向内側に)後退されて(縮小されて)おり、それによって、第2当接面3が形成されている。
当接面2及び3は、従って、同じ方向(向き)を、この例では上側を指向しており、かつ、それらの高さ(位置)が互いに対しずらされて配されている。この場合、両方の当接面2及び3は、互いに対しほぼ平行に延在する面21、20において(夫々)延伸(延在)することも可能である。「ほぼ平行」とは、それらの(2つの)面がそれぞれに与えられた形状公差及び位置公差の範囲内において互いに対し平行に構成されているとみなすことができるという意味を有する。尤も、当接面2、3が(夫々)延在する面21、20が互いに対し平行ではない実施例も可能である。
結合要素1のヘッド部分9と部分4には夫々形状結合手段5が係止フック22の形で(係止フック22として)構成されており、係止フック22は、ヘッド部分9からないし部分4から半径方向(外側)に突出し、同時にそれぞれの当接面2、3に対し上側の方向に離隔されて位置している。本実施例では、ヘッド部分9及び部分4に夫々3つの形状結合手段5が見出されるが、第4の形状結合手段5が、図では不可視の結合要素1の背側に設けられている。尤も、より多くの又はより少ない形状結合手段5が設けられることも可能である。結合要素1の固定のためには、部分4又はヘッド部分9の何れかに配されている少なくとも1つの形状結合手段5が必要である。複数の形状結合手段5を設ける場合、好ましくは、形状結合手段5は周に関して(周に沿って)一様に(一定間隔で)分散配置されることができる。
当接面2、3には夫々、付加的に、係止手段6を設けることができる。本実施例では、これらの係止手段6は、係止ノーズ28として構成されている。係止手段6は、好ましくは、周方向において形状結合手段5に対してずらされて配置される。
結合要素1は、ヘッド部分9において、更なる部材17と結合するよう構成されている。更なる部材17は、例えば図4及び図10に記載されているが、車体シル(Fahrzeugschweller)34であり得る。本実施例では、更なる部材17との結合のためのヘッド部分9の構成は、好ましくはヘッド部分9とないしは部分4及びカラー10とコンセントリックに(同心に:konzentrisch)配置されているネジ穴7によって実現されている。
結合要素1の形状が―形状結合手段5及び係止手段6を除いて―コンセントリックに構成されている場合、部分4は、少なくともその側部に、固定手段、例えば図10に示されているネジ32のための図2に示されている受容空間8を包囲する外周部分14を形成する。
固定手段のための受容空間8は、外周部分14の回転対称的な外周面とは異なり、(半径方向)内側において、回転対称的には形成されないことも可能であると同時に、工具の取り付けのための手段12を形成することも可能である。手段12は、従って、工具掴持手段と称することも可能である。本実施例では、これらの手段12は、例えば、図3に示されているような内部6角形の部分を形成するキー(レンチ)面(Schluesselflaeche)30として構成されている。外周部分14は、従って、シリンダ状の外周面と、横断面が6角形状の内周(内側)面とを有する。
カラー10の上方側及び部分4の上方側を形成する当接面2、3上に、更に、シール(密封)手段13が配置されること又はそこで嵌め込まれることも可能である。シール手段13は、周方向に沿って(全周にわたり)延在するシールトラック(ないしシール軌跡:Dichtspur)29として構成されることも可能である。この場合、同時に粘着(接着)物質として作用するシール手段13を、当接面2、3に設けられた係止手段6に付け加えること又はそれらと置き換えることも可能である。このことは、シール手段が粘着性ではなく、圧縮性に(kompressibel)構成される場合にも当て嵌まる。更に、シール手段13は、当接面2、3の何れか一方にのみ設けられることも可能である。
図4〜図10には、その中に結合要素1が嵌込可能であるか又は嵌め込まれている中空プロフィル部材16が記載されている。
結合要素1は、組付け状態では、中空プロフィル部材16内に形状結合的に支持(保持)される。これは、係止フック22として構成された形状結合手段5が、結合要素1の対応する当接面2、3も当接する中空プロフィル部材16の部分18、19に外嵌する(外側(上方)からないし周囲に係合ないし掴持する:umgreifen)ことによって達成される。
中空プロフィル部材16には、結合要素1の受容のために、結合切欠部23が形成されている。結合切欠部23は、その切欠孔24、25が中空プロフィル部材16において下方及び上方に延伸し、かくして、中空プロフィル部材16の上側部分19及び中空プロフィル部材16の下側部分18を貫通する。この場合、中空プロフィル部材16の下側部分18においてこのようにして形成された切欠孔24については、その直径D24は、結合要素1の外周部分14(但しこれに形成された形状結合手段5を除く)の貫通通過が可能である大きさに少なくとも構成されている。中空プロフィル部材16の上側部分における第2の切欠孔25については、その直径D25は、ヘッド部分9(但しこれに形成された形状結合手段5を除く)が貫通通過できるように構成されている。
付加的に、切欠孔24、25には、結合手段1に配された形状結合手段5に対応する半径方向拡幅部26が形成されている。
結合要素1は、組付けのために、挿入方向33においてより大きな切欠孔24を介して中空プロフィル部材に挿入されるが、その際、外周部分14(ないし外周面)に設けられた形状結合手段は、それらに対応する半径方向拡幅部26に合わせられる。そして、中空プロフィル部材16の上側部分19に到達すると、ヘッド部分9は中空プロフィル部材16の上側切欠孔25を貫通通過するが、その際、そのためには、形状結合手段5もそれらに対応する半径方向拡幅部26に揃えられる必要がある。
結合要素1が中空プロフィル部材16内に挿入された(嵌め込まれた)状態が図8に示されている。図8では、形状結合手段5は半径方向拡幅部26に対応した(位置合わせされた)状態にある。そして、中空プロフィル部材16に結合要素1を固定するために、結合要素1は周方向に回転されるが、それによって、形状結合手段5は、夫々の半径方向拡幅部26との対応(位置合わせ)状態から外れて、図9に示されているように、中空プロフィル部材16の相応の部分18、19に外嵌する(umgreifen)。
中空プロフィル部材16への結合要素1の挿入(嵌込み)プロセスを容易化するために、形状結合手段5は、少なくとも部分的に挿入補助手段を備える。挿入補助手段は、例えば、形状結合手段5の当接面2、3から離隔する側を指向する側に延在する挿入傾斜部11によって形成される。例えば、結合要素の部分4に配されている形状結合手段5にのみ挿入傾斜部を設ける形態も可能である。ヘッド部分9を所要の位置において第2切欠孔25に挿入するためには、中空プロフィル部材16に対する結合要素1のこれらの挿入傾斜部によって達成されるセンタリング及びアラインメントだけで既に十分であり得る。逆の場合即ちヘッド部分9に形成された形状結合手段5のみが挿入傾斜部11の形態での挿入補助手段を有する場合も同様に可能である。
中空プロフィル部材16に嵌め込まれた結合要素1は、同時に、中空プロフィル部材に嵌め込まれている補強要素31を貫通して案内され、例えば外周部分14の領域において部分的に補強要素31の内側面に当接することも可能である。このようにして、結合要素1は、補強要素31から出発し外周部分14の方向に作用する力を受容し、ヘッド部分9及び外周部分14の側部における嵌合を介して中空プロフィル部材16へ導く付加的機能を獲得することができる。
これは、例えば、補強要素31が側部において変形されるようずらされ得る衝突事故(Crash)の場合に当て嵌る。
本実施例の結合要素1は好ましくは自動車への応用に使用可能であり、自動車では、中空プロフィル部品は、本書で説明した中空プロフィル部材16から製造され、更なる部材17に、例えば自動車フレームにネジ結合(螺合)されることができる。この場合、中空プロフィル部材16は、有利には挿入方向33において更なる部材17に向かって予付勢され、当接面2、3はその際に生成する力を挿入方向に沿って中空プロフィル部材へ導入する。
この種の応用では、通常、結合要素1と中空プロフィル部材16との間の結合の自動的な(自然発生的な)解除を引き起こし得る大きな振動負荷(ストレス)が生じる。結合要素1に設けられる係止手段6は、中空プロフィル部材の夫々対応する部分18、19へのその当接によって、中空プロフィル部材16に対する結合要素1の自然発生的な不所望のねじれ(周方向の位置ずれ)に対向作用する(妨げる)。
付加的に、結合要素1を、図4に示されているように、ねじれ(周方向位置ずれ)に対して確保する溶接結合15を設けることも可能である。尤も、溶接結合15及び係止手段6の代わりに、結合要素1の自然発生的ねじれに対する他の形状結合(結合されるべき部材の面の輪郭形状間の嵌め合い(蟻継等)による結合)及び/又は摩擦結合(結合されるべき部材の面間の摩擦力による結合)的ないし材料結合(結合されるべき部材の一方の材料又は双方の材料同士の化学的結合等による結合)的な確保措置も可能である。例えば、結合要素は、付加的に、接着されるか又は中空プロフィル部材16に半田付けされることができる。シール手段13が同時に摩擦結合的(摩擦結合作用を有する)係止手段6として又は粘着(接着)結合(手段)として作用することも可能である。
図6及び図7には、例えば電動車両(電気自動車)のためのバッテリボックスのサイドフレームの部分を形成する完全な中空プロフィル部材16が示されている。中空プロフィル部材16に嵌め込まれている結合要素1は、中空プロフィル部材16と不図示の電動車両の車両フレームとのネジ結合(螺合)に使用される。この場合、とりわけ、電動車両のバッテリボックスは、摩耗部材として、分離可能に電動車両(自動車両)に結合される必要がある。なぜなら、結合要素は、好ましくは、ネジ結合のために、ネジスリーブ又はネジブッシュとして構成されているからである。
図10には、中空プロフィル部材16が中空プロフィル結合体(Hohlprofilverbindung)27によって車体シル34の形態の更なる部材17に取り付けられている様子が示されている。この場合、ネジ32の形態の固定手段は、中空プロフィル部材16に結合された結合要素1を、更なる部材17の固定手段として役立つ車体シル34のネジブッシュ35によって固定する。
ネジ32とネジブッシュ35の間のネジ結合(螺合)によってもたらされる保持力は、ネジヘッド36を介して、結合要素1の受容空間8の内側面に伝達し、次いで、同じ方向に指向された当接面2、3を介して、中空プロフィル部材16に導かれる。中空プロフィル部材16は、このようにして、更なる部材17としての車体シル(フレーム構造)34に固定される。
中空プロフィル結合の本書において説明した基本原理は、バヨネット式結合による結合と解することも可能である。なぜなら、結合要素1と中空プロフィル部材16との間の結合は、中空プロフィル部材16内への結合要素1のほぼ直進的な挿入によって、次いで、挿入方向33に対し直角をなす面20、21における結合要素1のひねり(回転)によって実行されるからである。
ここに、本発明の態様を付記する。
(付記1)中空プロフィル部材と更なる部材との間の結合を生成するための結合要素。
結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されている。
高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクトのために設けられている。
結合要素は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理に基づき中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段が設けられている。
(付記2)中空プロフィル部材更なる部材との間の結合を生成するための結合要素。
結合要素は、一方では、中空プロフィル部材と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材と結合するために構成されている。
高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する少なくとも2つの部分とのコンタクトのために設けられている。
(付記3)結合要素において、当接面は、互いに対しほぼ平行をなすよう構成された面に延在する。
(付記4)結合要素において、中空プロフィル部材の部分に結合要素を固定するための、中空プロフィル部材に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段、とりわけ係止フックが設けられている。
(付記5)結合要素において、各当接面には、中空プロフィル部材の相応の部分との形状結合的結合のための少なくとも1つの形状結合手段が割り当てられている。
(付記6)結合要素において、少なくとも1つの形状結合手段は、夫々の当接面から離隔する側を指向する側に、挿入補助手段、とりわけ挿入傾斜部を有する。
(付記7)結合要素において、少なくとも1つの当接面には、中空プロフィル部材との結合を保護するための少なくとも1つの係止手段、とりわけ少なくとも1つの係止ノーズが設けられている。
(付記8)結合要素において、少なくとも1つの当接面には、中空プロフィル部材の部分における密封的な当接のためのシール手段が設けられており、シール手段は、有利には、周方向に延在するシールトラックに配されている。
(付記9)結合要素において、工具の取り付けのための手段、とりわけキー面が、結合要素に設けられている。
(付記10)結合要素において、工具の取り付けのための手段は、2つの当接面を接続する部分に、とりわけ外周部分に、設けられている。
(付記11)少なくとも1つの結合切欠部を有する中空プロフィル部材。
結合切欠部は、中空プロフィル部材の互いに対し向かい合って位置する少なくとも2つの壁部分を貫通通過しており、壁部分は、夫々、結合要素の受容のための少なくとも1つの切欠孔を有する。
複数の切欠孔は互いに大きさが異なっており、とりわけ互いに異なる直径を有する。
中空プロフィル部材と結合要素との間の結合を生成するために、中空プロフィル部材の少なくとも1つの切欠孔は、結合要素の少なくとも1つの形状結合手段を貫通案内するための少なくとも1つの半径方向拡幅部を有する。
(付記12)中空プロフィル部材と、少なくとも1つの結合要素とを有する、中空プロフィル結合体。
(付記13)中空プロフィル結合体において、結合要素は、組付け状態において、その複数の当接面が、中空プロフィル部材の当該当接面に対応する複数の部分に当接し、結合要素の複数の形状結合手段は、該複数の部分の少なくとも1つに外嵌し、かくして、該部分の一部分は、形状結合手段と当接面との間に位置する。
(付記14)中空プロフィル結合体において、結合要素は、組付け状態において、前記複数の当接面の1つにおける面内でのねじれに対して保護されている、有利には形状結合及び/又は摩擦結合的に、とりわけ形状結合及び/又は摩擦結合的にかつ材料結合的に保護されている。
1 結合要素
2 当接面
3 当接面
4 外周部分
5 形状結合手段
6 係止手段
7 ネジ穴
8 受容空間
9 ヘッド部分
10 カラー
11 挿入傾斜部
12 手段
13 シール手段
14 外周部分
15 溶接部位
16 中空プロフィル部材
17 更なる部材
18 部分(下側)
19 部分(上側)
20 面
21 面
22 係止フック
23 結合切欠部
24 切欠孔(下側)
25 切欠孔(上側)
26 半径方向拡幅部
27 中空プロフィル結合体
28 係止ノーズ
29 シールトラック
30 キー(レンチ)面
31 補強要素
32 ネジ
33 挿入方向
34 車体シル
35 ネジブッシュ
36 ネジヘッド

直径
直径
10 直径
24 直径
25 直径

Claims (14)

  1. 中空プロフィル部材(16)と更なる部材(17)との間の結合を生成するための結合要素(1)であって、
    結合要素(1)は、一方では、中空プロフィル部材(16)と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材(17)と結合するために構成されており、
    高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面(2、3)が、中空プロフィル部材(16)の当該当接面(2、3)に対応する少なくとも2つの部分(18、19)とのコンタクトのために設けられており、
    結合要素(1)は回転対称的な基体を有し、及び、バヨネット結合原理に基づき中空プロフィル部材(16)の部分(18、19)に結合要素(1)を固定するための、中空プロフィル部材(16)に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段(5)が設けられている、
    結合要素。
  2. 中空プロフィル部材(16)と更なる部材(17)との間の結合を生成するための結合要素(1)であって、
    結合要素(1)は、一方では、中空プロフィル部材(16)と少なくとも形状結合的に嵌合するために、他方では、更なる部材(17)と結合するために構成されており、
    高さが互いに対しずらされて配置されている少なくとも2つの当接面(2、3)が、中空プロフィル部材(16)の当該当接面(2、3)に対応する少なくとも2つの部分(18、19)とのコンタクトのために設けられている、
    結合要素。
  3. 請求項1又は2に記載の結合要素(1)において、
    当接面(2、3)は、互いに対しほぼ平行をなすよう構成された面(20、21)に延在する、
    結合要素。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の結合要素(1)において、
    中空プロフィル部材(16)の部分(18、19)に結合要素(1)を固定するための、中空プロフィル部材(16)に結合位置において外嵌する少なくとも1つの形状結合手段(5)、とりわけ係止フック(22)が設けられている、
    結合要素。
  5. 請求項3又は4に記載の結合要素(1)において、
    各当接面(2、3)には、中空プロフィル部材(16)の相応の部分(18、19)との形状結合的結合のための少なくとも1つの形状結合手段(5)が割り当てられている、
    結合要素。
  6. 請求項3〜5の何れかに記載の結合要素(1)において、
    少なくとも1つの形状結合手段(5)は、夫々の当接面(2、3)から離隔する側を指向する側に、挿入補助手段、とりわけ挿入傾斜部(11)を有する、
    結合要素。
  7. 請求項3〜6の何れかに記載の結合要素(1)において、
    少なくとも1つの当接面(2、3)には、中空プロフィル部材(16)との結合を確保するための少なくとも1つの係止手段(6)、とりわけ少なくとも1つの係止ノーズ(28)が設けられている、
    結合要素。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の結合要素(1)において、
    少なくとも1つの当接面(2、3)には、中空プロフィル部材(16)の部分(18、19)における密封的な当接のためのシール手段(13)が設けられており、
    シール手段(13)は、有利には、周方向に延在するシールトラック(29)に配されている、
    結合要素。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の結合要素(1)において、
    工具の取り付けのための手段(12)、とりわけキー面(30)が、結合要素(1)に設けられている、
    結合要素。
  10. 請求項9に記載の結合要素(1)において、
    工具の取り付けのための手段(12)は、2つの当接面(2、3)を接続する部分に、とりわけ外周部分(4)に、設けられている、
    結合要素。
  11. 少なくとも1つの結合切欠部(23)を有する中空プロフィル部材(16)であって、
    結合切欠部(23)は、中空プロフィル部材(16)の互いに対し向かい合って位置する少なくとも2つの壁部分(18、19)を貫通通過しており、壁部分は、夫々、結合要素(1)の受容のための少なくとも1つの切欠孔(24、25)を有し、
    複数の切欠孔(24、25)は互いに大きさが異なっており、とりわけ互いに異なる直径(D24、D25)を有し、
    中空プロフィル部材(16)と結合要素(1)との間の結合を生成するために、中空プロフィル部材(16)の少なくとも1つの切欠孔(24、25)は、結合要素(1)の少なくとも1つの形状結合手段(5)を貫通案内するための少なくとも1つの半径方向拡幅部(26)を有する、
    中空プロフィル部材。
  12. 中空プロフィル部材(16)と、請求項1〜10の何れかに記載の結合要素(1)の少なくとも1つとを有する、中空プロフィル結合体(27)。
  13. 請求項12に記載の中空プロフィル結合体において、
    結合要素(1)は、組付け状態において、その複数の当接面(2、3)が、中空プロフィル部材(16)の当該当接面(2、3)に対応する複数の部分(18、19)に当接し、結合要素(1)の複数の形状結合手段(5)は、該複数の部分(18、19)の少なくとも1つに外嵌し、かくして、該部分(18、19)の一部分は、形状結合手段(5)と当接面(2、3)との間に位置する、
    中空プロフィル結合体。
  14. 請求項13に記載の中空プロフィル結合体において、
    結合要素(1)は、組付け状態において、前記複数の当接面(2、3)の1つにおける面(20、21)内でのねじれに対して確保されている、有利には形状結合及び/又は摩擦結合的に、とりわけ形状結合及び/又は摩擦結合的にかつ材料結合的に確保されている、
    中空プロフィル結合体。
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