JP2524164Y2 - 壁体への庇材の取付け構造 - Google Patents

壁体への庇材の取付け構造

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JP2524164Y2 JP9477690U JP9477690U JP2524164Y2 JP 2524164 Y2 JP2524164 Y2 JP 2524164Y2 JP 9477690 U JP9477690 U JP 9477690U JP 9477690 U JP9477690 U JP 9477690U JP 2524164 Y2 JP2524164 Y2 JP 2524164Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、壁体への庇材の取付け構造に係り、さらに
詳しくは、重量物である庇材を取付ける際の施工作業性
の改良を図った壁体への庇材の取付け構造に関する。
[従来の技術] 壁体への庇材の取付け構造としては、従来より種々の
手法が提案されてきている。
このうち、ALC(軽量気泡コンクリート)建築におい
て庇材を取り付ける場合には、庇材自体が比較的重量の
ある素材を用いて形成されていることもあって、その取
付け手法にも工夫が凝らされている。
第7図(イ)〜(ニ)は、このようなALC建築におい
て従来から採用されている庇材の取付け手順を示すもの
である。
同図によれば、庇本体2における壁体8への取付け面
側には、金具片3が一体的に固定されて庇材1が形成さ
れている。
このようにして形成されている庇材1の前記金具片3
に設けられている螺孔4には、第7図(イ)、(ロ)に
示すようにして予めボルト材5がその一端を介して螺着
される。
このようにしてボルト材5の一端が螺着されている庇
材1は、壁体8にドリル等により開設される通孔9に対
しボルト材5を貫挿させて壁体8に組み付けられる。
このようにして壁体8への庇材1の組付け作業を完了
した後は、第7図(ハ)に示すようにして壁体8の内側
に突出させたボルト材5の他端に対し、座板6を介在さ
せてナット材7を緊締螺着し、第7図(ニ)に示すよう
にして壁体8に庇材1を固定配置することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来手法による場合には、庇材1の側の
ボルト材5と、壁体8に開設される通孔9との間の位置
関係が必ず対応合致するものでなければならず、特にボ
ルト材8の使用本数が増えるにつれてその全てを合致さ
せながら壁体8の側に組み付けことは庇材1自体が重量
物であることもあって困難である問題がある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、従来技術の従来課題に鑑みてなされたもの
であり、その構成上の特徴は、壁体の側に固定配置され
るボルト材を介して止着される取付金具は、壁面との間
に空隙を形成すべく方形の金具本体の上縁部を外方に折
曲させてなる掛止部と、タッピンネジにより斜め下方か
らの止着を可能とすべく前記金具本体の下縁部に形成さ
れた受け溝部と、前記ボルト材を挿通すべく前記金具本
体に穿設される通孔とで構成し、前記取付金具を介して
壁体の側に取り付けられる庇材は、取付金具の前記掛止
部への掛止を可能とすべく上縁部に設けたフック部と、
取付金具の前記受け溝部へのタッピンネジの螺着を可能
とした支承部とをその取付け面の側にそれぞれ突出させ
て形成したことにある。
[作用] このため、取付金具の側は、これに設けられている通
孔に壁体に固定されているボルト材を挿通して組み合わ
せた後、これを止着して壁体に固定配置することができ
る。
また、このようにして固定配置された取付金具に対し
ては、その掛止部に対し庇材のフック部を引っ掛けるこ
とで庇材の側を容易に支持させることができる。
しかも、取付金具の受け溝部に対しては、庇材の支承
部を対向配置した後、支承部を介してタッピンネジを送
り込み、受け溝部に螺着することで、離脱不能に庇材を
壁体の側に取り付けることができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
本考案に係る壁体への庇材の取付け構造は、壁体31の
側に固定配置されるボルト材33と、このボルト材33を介
して止着される取付金具11と、この取付金具11を介して
壁体31の側に取り付けられる庇材21とで構成されてい
る。
このうち、壁体31の側に固定配置されるボルト材33
は、ALC建築やRC(鉄筋コンクリート)建築のほか、木
造モルタル建築など、適宜の建築構造の外壁材に対し先
付けもしくは後付けすることで固定配置することができ
る。また、ボルト材33は、用いられる取付金具11との関
係でその使用本数が決定されるが、強度等を考慮する
と、一つの取付金具11に対し上下方向での二点支持が可
能となるように少なくとも二本用いるのが望ましい。
また、このようにして壁体31に固定配置されたボルト
材33にワッシャー34を介在させたナット材35を緊締螺着
させることで壁面32に止着される取付金具11は、第1図
に示すように、壁面32との間に所要の作業空間を確保す
るための空隙20を形成すべく方形の金具本体12の上縁部
の側を外方に折曲させてなる掛止部13と、タッピンネジ
36により斜め下方からの止着を可能とすべく前記金具本
体12の下縁部側に形成された受け溝部16と、前記ボルト
材33を挿通すべく前記金具本体12に穿設される通孔19と
で構成されている。
このうち、前記掛止部13は、前記庇材21の重量を受け
てこれを安定的に保持するための水平受け部14をその基
端部側に有し、前記庇材21の脱落を阻止する折上げ部15
をその先端部側に有して形成されている。
また、前記受け溝部16は、用いられるタッピンネジ36
の口径により決定される開口部17幅を有し、その開口端
に封止縁18を設けて形成されている。
さらに、金具本体12に設けられる通孔19は、既に述べ
たように壁体31の側のボルト材33の配置状況との対応関
係のもとで用意されている。
一方、前記取付金具11を介して壁体31の側に取り付け
られる庇材21は、第2図及び第3図に示すように、取付
金具11の前記掛止部13への掛止を可能とすべくその上縁
部に設けたフック部22と、取付金具11の前記受け溝部16
へのタッピンネジ36の螺着を可能とした通孔28を備える
支承部26とを庇材21の取付け面30の側にそれぞれ突出さ
せて形成されており、その全体は、略直角三角形の断面
形状等、適宜の断面形状を呈して形成されている。この
通孔28は、設けないでも本考案の目的を達成することが
できる。
このうち、前記フック部22は、取付金具11の前記掛止
部13における折上げ部15の傾斜と一致する斜面を有する
顎部23と、この顎部23の先端に形成され、前記水平受け
部14に載置される水平部24とを有して形成されている。
また、前記支承部26は、その内側面に取付金具11の前
記受け溝部16の掛止縁18とその傾斜を一致させた斜面27
を有して形成されており、さらに、支承部26に必要に応
じて配設される通孔28は、取付金具11の前記受け溝部16
における開口方向とその開口方向を一致させて設けられ
ている。
なお、庇材21のフック部22の上縁部には、壁面32との
間にシーリング材38を充填するための空間部29の形成を
可能とするため段部25を予め設けておくのが好ましい。
本考案は、このようにして構成されているので、庇材
21を壁体31の側に取り付けるに際しては、まず、壁面32
に固定配置されているボルト材33に金具本体11の通孔19
を挿通した後、ワッシャー34を介在させたナット材35を
前記ボルト材33に緊締螺着することで、介装部材として
の取付金具11を壁体31に固定配置する。
このようにして壁体31に固定配置した取付金具11に対
しては、第4図(イ)に示すようにその上縁部に設けら
れている掛止部13に庇材21のフック部22を引っ掛けてこ
れを支持させることができる。この場合には、第7図
(イ)〜(ニ)に示す従来例のように庇材1を外側から
支える作業者と、庇材1を壁体8の内側で取り付ける作
業者とを各別に配置して担当させることなく、単に庇材
21を支えながら取付金具11に引っ掛ける作業を担当する
者を壁体31の外側に配置するだけで足りる。
また、前記掛止部13は、水平受け部14と折上げ部15と
を有しているので、フック部22の顎部23を折上げ部15に
密着させ、かつ、この顎部23の先端に形成されている水
平部24を水平受け部14に安定的に載置させて庇材21を掛
止させることができる。
このようにして取付金具11に対し庇材21を掛止させた
後は、第4図(ロ)に示すように、この庇材21の支承部
26をその通孔28の開口面と取付金具11の受け溝部16の開
口部17の面とが対向する位置関係のもとで配置し、前記
通孔28を介してタッピンネジ36を送り入れ、受け溝部16
の側にドライバーD等を用いて強制的に螺着して、第5
図に示すように取付金具11からの庇材21の離脱を困難に
して支持させることができる。この際におけるタッピン
ネジ36の受け溝部16への螺着作業は、受け溝部16におい
て横方向に連続している開口部17の適宜の位置にて行な
うことができるので、位置関係の調整作業を不要にして
その作業効率を高めることができる。
また、庇材21の取付け面30の側は、前記フック部22と
前記支承部26との間で凹部を形成しているので、前記ボ
ルト材33の壁面32からの突出長さに邪魔されることもな
い。
このようにして庇材21を壁体31の側に取り付けた後
は、第6図に示すように、受け溝部16の封止縁18により
掛止可能となっている支承部26の通孔28のほか、前記段
部25と壁面32との間に形成される空間部29など、必要箇
所にシーリング材38を充填してその取付け作業を終了す
ることができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、壁体に固定配置さ
れる介装部材としての取付金具は、その上縁部に掛止部
を有しているので、この掛止部に庇材の側のフック部を
引っ掛けることで、別途に壁体の内側からの脱落防止措
置を講ずることなく庇材を壁体の側に確実に支持させる
ことができる。
また、庇材の支承部を介して送り込まれるタッピンネ
ジは、前記取付金具において横方向に連続して開口する
受け溝部に対し位置的に制約を受けないで強制的に螺着
することができ、庇材の取付け作業を円滑に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における壁体と取付金具との間の配置
関係の一例を示す分解斜視図、第2図は、本考案におけ
る庇材の一例を示す全体斜視図、第3図は、第2図の縦
断面図、第4図(イ)、(ロ)は、本考案による壁体の
側への庇材の取付け手順を示す説明図、第5図は、第4
図(ロ)において矢印Aで示される部分の拡大図、第6
図は、壁体の側への庇材の取付け作業終了後の状態を示
す第5図相当部分の説明図、第7図(イ)〜(ニ)は、
従来例による壁体への庇材の取付け手順を示す説明図で
ある。 11…取付金具、12…金具本体、13…掛止部、14…水平受
け部、15…折上げ部、16…受け溝部、17…開口部、18…
掛止縁、19…通孔、20…空隙、21…庇材、22…フック
部、23…顎部、24…水平部、25…段部、26…支承部、27
…斜面、28…通孔、29…空間部、30…取付け面、31…壁
体、32…壁面、33…ボルト材、34…ワッシャー、35…ナ
ット材、36…タッピンネジ、38…シーリング材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁体の側に固定配置されるボルト材を介し
    て止着される取付金具は、壁面との間に空隙を形成すべ
    く方形の金具本体の上縁部を外方に折曲させてなる掛止
    部と、タッピンネジにより斜め下方からの止着を可能と
    すべく前記金具本体の下縁部に形成された受け溝部と、
    前記ボルト材を挿通すべく前記金具本体に穿設される通
    孔とで構成し、前記取付金具を介して壁体の側に取り付
    けられる庇材は、取付金具の前記掛止部への掛止を可能
    とすべく上縁部に設けたフック部と、取付金具の前記受
    け溝部へのタッピンネジの螺着を可能とした支承部とを
    その取付け面の側にそれぞれ突出させて形成したことを
    特徴とする壁体への庇材の取付け構造。
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