JPH078692Y2 - 天井板吊持装置 - Google Patents
天井板吊持装置Info
- Publication number
- JPH078692Y2 JPH078692Y2 JP5958991U JP5958991U JPH078692Y2 JP H078692 Y2 JPH078692 Y2 JP H078692Y2 JP 5958991 U JP5958991 U JP 5958991U JP 5958991 U JP5958991 U JP 5958991U JP H078692 Y2 JPH078692 Y2 JP H078692Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- engaging
- shaped reinforcing
- reinforcing rib
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は天井板を建物躯体の天井
部に取付けるための天井板吊持装置に関する。
部に取付けるための天井板吊持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来例を本考案の実施例に用いられる図
１を利用して説明すると、天井部１の鋼製天井デッキ１
ａ上にコンクリートスラブ１ｂを打設してなる建物躯体
において、上記天井デッキ１ａから天井板吊りボルト
２、吊りハンガー３、野縁受け４及び野縁５を介して天
井板６を吊持する場合には、上記天井デッキ１ａに一体
突設されたＬ字状補強リブ１ｃに天井板吊り金具をボル
トや溶接により固着し、該金具のねじ孔に上記天井板吊
りボルト２の上端部を螺着することが一般におこなわれ
ていた。
１を利用して説明すると、天井部１の鋼製天井デッキ１
ａ上にコンクリートスラブ１ｂを打設してなる建物躯体
において、上記天井デッキ１ａから天井板吊りボルト
２、吊りハンガー３、野縁受け４及び野縁５を介して天
井板６を吊持する場合には、上記天井デッキ１ａに一体
突設されたＬ字状補強リブ１ｃに天井板吊り金具をボル
トや溶接により固着し、該金具のねじ孔に上記天井板吊
りボルト２の上端部を螺着することが一般におこなわれ
ていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
床上に足場を組んだり脚立を立てることにより、天井部
１の近くの高所まで溶接機やドリル等を引き上げて、天
井板吊り金具の固着作業を行う必要があるため、その固
着作業に手間がかかって天井板の取付け工期が長くなる
という欠点があった。
床上に足場を組んだり脚立を立てることにより、天井部
１の近くの高所まで溶接機やドリル等を引き上げて、天
井板吊り金具の固着作業を行う必要があるため、その固
着作業に手間がかかって天井板の取付け工期が長くなる
という欠点があった。
【０００４】本考案は上記従来の欠点に鑑み、天井板を
建物躯体の天井部に迅速容易に取付けることができる天
井板吊持装置を提供することを目的としている。
建物躯体の天井部に迅速容易に取付けることができる天
井板吊持装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、本考案は、天井デッキ１ａに垂下突設されるＬ
字状補強リブ１ｃを利用してこれに係合して設けられる
天井板吊持装置であって、上記Ｌ字状補強リブ１ｃの上
面側に上辺部９ａが係合する断面略コ字状の係合枠９
と、該係合枠９の側辺部９ｃから切り起こされて上記係
合枠９内に突出し、上記Ｌ字状補強リブ１ｃの下面側に
係合する係合片１０と、係合枠９の下辺部９ｂに形成し
たねじ孔１３にねじ込まれ、その先端部で上記係合片１
０をＬ字状補強リブ１ｃ側に向かって押圧する天井吊り
ボルト２とからなる構成を採用するものである。
の本考案の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、本考案は、天井デッキ１ａに垂下突設されるＬ
字状補強リブ１ｃを利用してこれに係合して設けられる
天井板吊持装置であって、上記Ｌ字状補強リブ１ｃの上
面側に上辺部９ａが係合する断面略コ字状の係合枠９
と、該係合枠９の側辺部９ｃから切り起こされて上記係
合枠９内に突出し、上記Ｌ字状補強リブ１ｃの下面側に
係合する係合片１０と、係合枠９の下辺部９ｂに形成し
たねじ孔１３にねじ込まれ、その先端部で上記係合片１
０をＬ字状補強リブ１ｃ側に向かって押圧する天井吊り
ボルト２とからなる構成を採用するものである。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、天井吊りボルト２の上端部
を係合枠９の下辺部９ｂのねじ孔１３に浅くねじ込ん
で、該天井吊りボルト２に係合枠９を取付けた後、天井
吊りボルト２を持ち上げて上記係合枠９の上辺部９ａを
天井デッキ１ａのＬ字状補強リブ１ｃの上面側に係合さ
せ、次に天井吊りボルト２を強くねじ込むだけで、係合
枠９の側辺部９ｃから切り起こされて係合枠９内に突出
する係合片１０が該天井吊りボルト２により押上げられ
て上記Ｌ字状補強リブ１ｃの下面側に係合し、該係合片
１０及び係合枠９がＬ字状補強リブ１ｃに強固に挟着さ
れ、その係合片１０及び係合枠９を介して天井吊りボル
ト２を天井デッキ１ａに迅速容易に取付けることができ
る。
を係合枠９の下辺部９ｂのねじ孔１３に浅くねじ込ん
で、該天井吊りボルト２に係合枠９を取付けた後、天井
吊りボルト２を持ち上げて上記係合枠９の上辺部９ａを
天井デッキ１ａのＬ字状補強リブ１ｃの上面側に係合さ
せ、次に天井吊りボルト２を強くねじ込むだけで、係合
枠９の側辺部９ｃから切り起こされて係合枠９内に突出
する係合片１０が該天井吊りボルト２により押上げられ
て上記Ｌ字状補強リブ１ｃの下面側に係合し、該係合片
１０及び係合枠９がＬ字状補強リブ１ｃに強固に挟着さ
れ、その係合片１０及び係合枠９を介して天井吊りボル
ト２を天井デッキ１ａに迅速容易に取付けることができ
る。
【０００７】
【実施例】図１は本考案の一実施例たる天井板吊持装置
８により天井板６を建物躯体の天井部１に取付けた状態
を示すものであって、上記天井板吊持装置８は、デッキ
１ａのＬ字状補強リブ１ｃに係合する係合枠９及び係合
片１０と、天井吊りボルト２とから構成されている。
８により天井板６を建物躯体の天井部１に取付けた状態
を示すものであって、上記天井板吊持装置８は、デッキ
１ａのＬ字状補強リブ１ｃに係合する係合枠９及び係合
片１０と、天井吊りボルト２とから構成されている。
【０００８】上記係合枠９は、図２及び図３に示すよう
に、Ｌ字状補強リブ１ｃの水平部上面に当接する上辺部
９ａ、該上辺部９ａと平行する下辺部９ｂ及び上下辺部
９ａ，９ｂ間の側辺部９ｃからなる断面略コ字状に折曲
された鋼板からなり、その各辺部９ａ〜９ｃの両側縁を
外向きに折曲して補強リブ部１１を形成し、また上記上
辺部９ａの先端を上向きに折曲してＬ字状補強リブ１ｃ
の垂直部側面に当接する立ち上がり部９ｄを形成し、更
に前記下辺部９ｂに天井吊りボルト２をねじ込むための
ねじ孔１３を形成している。
に、Ｌ字状補強リブ１ｃの水平部上面に当接する上辺部
９ａ、該上辺部９ａと平行する下辺部９ｂ及び上下辺部
９ａ，９ｂ間の側辺部９ｃからなる断面略コ字状に折曲
された鋼板からなり、その各辺部９ａ〜９ｃの両側縁を
外向きに折曲して補強リブ部１１を形成し、また上記上
辺部９ａの先端を上向きに折曲してＬ字状補強リブ１ｃ
の垂直部側面に当接する立ち上がり部９ｄを形成し、更
に前記下辺部９ｂに天井吊りボルト２をねじ込むための
ねじ孔１３を形成している。
【０００９】前記係合片１０は、上記係合枠９の側辺部
９ｃの中央部から上辺部９ａ及び立ち上がり部１２にか
けて略コ字状の切れ目１４を形成することにより切り残
された断面略Ｌ字状の部分を折曲して係合枠９内に突出
させたものであり、側辺部９ｃから切り起こされてＬ字
状補強リブ１ｃの下面に当接する係合片本体１０ａと、
該係合片本体１０ａの先端から上向きに折曲されてＬ字
状補強リブ１ｃの垂直部側面に当接する係止部１０ｂと
からなっている。また上記係合片本体１０ａの両側縁を
下向きに折曲して、天井吊りボルト２の位置決めガイド
部を兼ねた補強リブ部１５を形成している。
９ｃの中央部から上辺部９ａ及び立ち上がり部１２にか
けて略コ字状の切れ目１４を形成することにより切り残
された断面略Ｌ字状の部分を折曲して係合枠９内に突出
させたものであり、側辺部９ｃから切り起こされてＬ字
状補強リブ１ｃの下面に当接する係合片本体１０ａと、
該係合片本体１０ａの先端から上向きに折曲されてＬ字
状補強リブ１ｃの垂直部側面に当接する係止部１０ｂと
からなっている。また上記係合片本体１０ａの両側縁を
下向きに折曲して、天井吊りボルト２の位置決めガイド
部を兼ねた補強リブ部１５を形成している。
【００１０】天井板吊持装置８の使用の要領を説明する
と、まず天井吊りボルト２の上端部を係合枠９の下辺部
９ｂのねじ孔１３に浅くねじ込んで、該天井吊りボルト
２に係合枠９を取付けた後、図４に示すように、天井吊
りボルト２を持ち上げて上記係合枠９の上辺部９ａを天
井部デッキ１ａのＬ字状補強リブ１ｃの上面側に係合さ
せ、天井吊りボルト２を強くねじ込むだけでよい。
と、まず天井吊りボルト２の上端部を係合枠９の下辺部
９ｂのねじ孔１３に浅くねじ込んで、該天井吊りボルト
２に係合枠９を取付けた後、図４に示すように、天井吊
りボルト２を持ち上げて上記係合枠９の上辺部９ａを天
井部デッキ１ａのＬ字状補強リブ１ｃの上面側に係合さ
せ、天井吊りボルト２を強くねじ込むだけでよい。
【００１１】これにより該天井吊りボルト２の上端部に
より係合片１０が押上げられて、該係合片１０の係合片
本体１０ａ及び係合枠９の上辺部９ａがＬ字状補強リブ
１ｃの水平部上下両面に圧接されると同時に、係合片１
０の係止部１０ｂ及び係合枠９の立ち上がり部９ｄがＬ
字状補強リブ１ｃの垂直部両側面に圧接され、係合枠９
及び係合片１０がＬ字状補強リブ１ｃに挟着される。
より係合片１０が押上げられて、該係合片１０の係合片
本体１０ａ及び係合枠９の上辺部９ａがＬ字状補強リブ
１ｃの水平部上下両面に圧接されると同時に、係合片１
０の係止部１０ｂ及び係合枠９の立ち上がり部９ｄがＬ
字状補強リブ１ｃの垂直部両側面に圧接され、係合枠９
及び係合片１０がＬ字状補強リブ１ｃに挟着される。
【００１２】また天井吊りボルト２の上端部が係合片本
体１０ａの下面に圧接すると同時に、該天井吊りボルト
２により係合枠９の下辺部９ｂが下向きに押圧されて、
天井吊りボルト２とねじ孔１３とが互いに強固に螺合さ
れる。
体１０ａの下面に圧接すると同時に、該天井吊りボルト
２により係合枠９の下辺部９ｂが下向きに押圧されて、
天井吊りボルト２とねじ孔１３とが互いに強固に螺合さ
れる。
【００１３】この結果、天井吊りボルト２が係合枠９及
び係合片１０を介してＬ字状補強リブ１ｃに確実に一体
連結される。
び係合片１０を介してＬ字状補強リブ１ｃに確実に一体
連結される。
【００１４】続いて従来と同様の手順で天井吊りボルト
２の下端部に吊りハンガー３、野縁受け４及び野縁５を
介して天井板６を取付ければよい（図１参照）。
２の下端部に吊りハンガー３、野縁受け４及び野縁５を
介して天井板６を取付ければよい（図１参照）。
【００１５】
【考案の効果】本考案によれば、係合枠のねじ孔に天井
吊りボルトをねじ込むだけの極めて簡単な操作で、係合
枠及び係合片を天井デッキのＬ字状補強リブに挟着させ
て、天井吊りボルトを天井デッキに強固に取付けること
ができ、その取付けにあたって、従来のように天井デッ
キ近くの高所まで上がる必要がなく、しかも面倒な溶接
やボルト止めの作業が一切不要であるから、天井板の取
付け工期を従来に比べて大幅に短縮することができる。
吊りボルトをねじ込むだけの極めて簡単な操作で、係合
枠及び係合片を天井デッキのＬ字状補強リブに挟着させ
て、天井吊りボルトを天井デッキに強固に取付けること
ができ、その取付けにあたって、従来のように天井デッ
キ近くの高所まで上がる必要がなく、しかも面倒な溶接
やボルト止めの作業が一切不要であるから、天井板の取
付け工期を従来に比べて大幅に短縮することができる。
【図１】本考案の一実施例たる天井板吊持装置により天
井板を天井デッキに取付けた状態の縦断面図である。
井板を天井デッキに取付けた状態の縦断面図である。
【図２】同要部の縦断面図である。
【図３】同天井板吊持装置の斜視図である。
【図４】同天井板吊持装置の取付け手順を示す縦断面図
である。
である。
１ａ 天井デッキ １ｃ Ｌ字状補強リブ ２ 天井吊りボルト ８ 天井板吊持装置 ９ 係合枠 ９ａ 係合枠９の上辺部 ９ｂ 係合枠９の下辺部 ９ｃ 係合枠９の側辺部 １０ 係合片 １３ ねじ孔
Claims (1)
- 【請求項１】天井デッキに垂下突設されるＬ字状補強リ
ブを利用してこれに係合して設けられる天井板吊持装置
であって、上記Ｌ字状補強リブの上面側に上辺部が係合
する断面略コ字状の係合枠と、該係合枠の側辺部から切
り起こされて上記係合枠内に突出し、上記Ｌ字状補強リ
ブの下面側に係合する係合片と、係合枠の下辺部に形成
したねじ孔にねじ込まれ、その先端部で上記係合片をＬ
字状補強リブ側に向かって押圧する天井吊りボルトとか
らなる天井板吊持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5958991U JPH078692Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 天井板吊持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5958991U JPH078692Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 天井板吊持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053426U JPH053426U (ja) | 1993-01-19 |
| JPH078692Y2 true JPH078692Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=13117573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5958991U Expired - Lifetime JPH078692Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 天井板吊持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078692Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6994759B2 (ja) * | 2018-02-01 | 2022-02-04 | 株式会社オクジュー | 固定装置及びこれを用いた固定方法 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP5958991U patent/JPH078692Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH053426U (ja) | 1993-01-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH078692Y2 (ja) | 天井板吊持装置 | |
| JP3886032B2 (ja) | カーテンウォールの固定装置 | |
| JP3016244U (ja) | システム天井のグリッド部材のハンガー | |
| JPH0248611Y2 (ja) | ||
| JPH078691Y2 (ja) | 天井板吊持装置 | |
| JPS6133146Y2 (ja) | ||
| JPS6022240Y2 (ja) | 建具の外れ止め装置 | |
| JPS6235768Y2 (ja) | ||
| JPS6214264Y2 (ja) | ||
| JPH0735986Y2 (ja) | 外装材の取付け装置 | |
| JPH0322412Y2 (ja) | ||
| JP2619577B2 (ja) | 窓枠の取付け装置 | |
| JPH0723450Y2 (ja) | 天井吊ボルト連結金具 | |
| JPH056386Y2 (ja) | ||
| JP3007523U (ja) | チャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置 | |
| JP2700371B2 (ja) | 仮設用取付け装置 | |
| JP2523912Y2 (ja) | 外付け式窓枠の取付装置 | |
| JPH0735945Y2 (ja) | 天井吊ボルト連結金具 | |
| JPH0520829Y2 (ja) | ||
| JPH0453383Y2 (ja) | ||
| JP3184722B2 (ja) | 衛生室ユニット | |
| JPH0723451Y2 (ja) | 天井吊ボルト取付金具 | |
| JP2537341Y2 (ja) | 建屋天井根太締結構造と根太受け金具 | |
| JPH04771Y2 (ja) | ||
| JPH0726499Y2 (ja) | 建築物の軒下見切縁の取付装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950905 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |