JP3007523U - チャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置 - Google Patents

チャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置

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綱七 藤井
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株式会社国元商会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンネル梁材に対する手摺り支柱などのク
ランプ取付けを可能にするクランプ取付け用補助装置と
して、取付け操作性、取付状態の安定性及び信頼性に優
れ、構造的に簡素なものを提供する。 【構成】 チャンネル梁材(5)の垂直壁部(5a)に
当接する垂直部(1a)と取付け用クランプ(7)が挟
持するための被挟持部(1b)とを有する本体(1)、
本体垂直部(1a)の下端部に上下揺動自在に軸支され
る基部(2a)と上方への揺動によりチャンネル梁材
(5)の垂直壁部(5a)を本体垂直部(1a)との間
で挟む押圧部(2b)とを有するクランプアーム
(2)、本体(1)とクランプアーム(2)との間に介
装されてクランプアーム(2)を上方へ引き寄せる締結
用ねじ手段(3)、チャンネル梁材(5)の下側水平壁
部(5b)の内端に係合して本体(1)の滑り落ちを阻
止する係合部(4)、を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置に関するものであっ て、例えば、建築中の多層住宅やビルにおける外付け階段の踊り場の底板側端部 に、転落防止用手摺りの支柱をコ型クランプを介して仮付けする場合などに好適 に利用される。
【0002】
【従来技術とその課題】
建築中の多層住宅やビルにおける外付け階段の踊り場は、コンクリートの打設 前など、最終的に形成されるべき手摺りや擁護側壁が設けられていない段階で、 底板上を作業員が資材の運搬などに利用することから、従来より安全対策として 、底板の側端部に転落防止用の手摺りを仮付けしている。一般に、この転落防止 用手摺りは、支柱の下端にコ型クランプを一体化したものであり、前記踊り場を 支える梁材がH形鋼よりなる場合に、該H形鋼の外向きに突出した上部水平片を 前記クランプで挟持することによって取付けるようになっている。
【0003】 しかしながら、前記踊り場を支える梁材はH形鋼に限らず、設計仕様上からチ ャンネル梁材を用いることも多いが、このチャンネル梁材を用いた場合には、当 該梁材に前記クランプで挟持すべき外向き突出部が存在しないため、転落防止用 手摺りの取付けできないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の事情に鑑みて、前記踊り場などの梁材としてチャンネル梁材 が用いられている場合でも、転落防止用手摺りの支柱などのクランプ取付けを可 能にするクランプ取付け用補助装置として、取付け操作性、取付状態の安定性及 び信頼性に優れ、且つ構造的に簡素なものを提供することを目的としている。
【0005】 上記目的を達成するために、請求項1の考案に係るチャンネル梁材へのクラン プ取付け用補助装置は、本体(1)と、クランプアーム(2)と、締結用ねじ手 段(3)と、係合部(4)を有し、本体(1)は、チャンネル梁材(5)の垂直 壁部(5a)に当接する垂直部(1a)と、手摺り支柱(6)などの取付け用ク ランプ(7)が挟持するための被挟持部(1b)とを有し、クランプアーム(2 )は、基部(2a)が本体垂直部(1a)の下端部に水平支軸(8)の周りに上 下揺動自在に軸支され、上方への揺動によりチャンネル梁材(5)の下側水平壁 部(5b)の下側から当該梁材(5)の垂直壁部(5a)の内側に入り込んで当 該垂直壁部(5a)を本体垂直部(1a)との間で挟む押圧部(2b)を有し、 締結用ねじ手段(3)は、本体(1)とクランプアーム(2)との間に介装され て、クランプアーム(2)を上方へ引き寄せ、係合部(4)は、チャンネル梁材 (5)の下側水平壁部(5b)の内端に係合して本体(1)の滑り落ちを阻止す る構成を採用したものである。
【0006】 請求項2の考案は、上記請求項1のチャンネル梁材へのクランプ取付け用補助 装置において、本体垂直部(1a)は、被挟持部(1b)を形成する水平天板部 (11)と当該水平天板部(11)の左右両側辺から折曲連設された左右両側板 部(12)(12)とから成り、クランプアーム(2)は、押圧部(2b)を形 成する先端板部(21)と当該先端板部(21)の左右両側辺から折曲連設され た左右両側板部(22)(22)とから成り、当該左右両側板部(22)(22 )の遊端部が本体垂直部(1a)の左右両側板部(12)(12)の間に嵌入し て水平支軸(8)で軸支されている構成を採用したものである。
【0007】 請求項3の考案は、上記請求項2のチャンネル梁材へのクランプ取付け用補助 装置において、締結用ねじ手段(3)が、本体垂直部(1a)の水平天板部(1 1)を上下に貫通する螺軸(30)と、前記水平天板部(11)の上側で螺軸( 30)に螺嵌するナット(31)とから成り、螺軸(30)は、その下端部がク ランプアーム(2)の左右両側板部(22)(22)間に水平支軸(32)によ り軸支されている構成を採用したものである。
【0008】 請求項4の考案は、上記請求項1〜3の何れかのチャンネル梁材へのクランプ 取付け用補助装置において、本体(1)は、その垂直部(1a)の下端からチャ ンネル梁材(5)の下側水平壁部(5b)の下側へ延出する水平部(1c)を有 し、当該水平部(1c)の先端には、チャンネル梁材(5)の下側水平壁部(5 b)の内端に沿って立ち上がる突起部(1d)が設けられている構成を採用した ものである。
【0009】 請求項5の考案は、上記請求項1〜4の何れかのチャンネル梁材へのクランプ 取付け用補助装置において、係合部(4)が、クランプアーム(2)の内側縁で 形成されている構成を採用したものである。
【0010】 請求項6の考案は、上記請求項4のチャンネル梁材へのクランプ取付け用補助 装置において、係合部(4)が、本体水平部(1c)の突起部(1d)からさら に内向きに突設された突出部(1e)によって形成されている構成を採用したも のである。
【0011】
【作用】
請求項1の構成によれば、クランプ取付け用補助装置は、本体(1)の垂直部 (1a)をチャンネル梁材(5)の垂直壁部(5a)に当接し、該チャンネル梁 材(5)の下側水平壁部(5b)の内端に係合部(4)を係合すると共に、締結 用ねじ手段(3)の締付操作によりクランプアーム(2)を上方へ引き寄せて、 当該クランプアーム(2)の押圧部(2b)と本体垂直部(1a)との間でチャ ンネル梁材(5)の垂直壁部(5a)を挟み付けることにより、当該チャンネル 梁材(5)に対して滑り落ちしない状態で強固に安定に固定される。
【0012】 しかして、この固定されたクランプ取付け用補助装置の本体(1)の被挟持部 (1b)に、手摺り支柱(6)などの取付け用クランプ(7)を挟持させること により、当該手摺り支柱(6)などをチャンネル梁材(5)上に立設できる。ま た、手摺り支柱(6)などの取付けが不要になり、クランプ取付け用補助装置を チャンネル梁材(5)から取り外す場合は、締結用ねじ手段(3)の締付けを緩 めてクランプアーム(2)を下方へ引き下げ、もってチャンネル梁材(5)の垂 直壁部(5a)の挟み付けを解除すると共に、係合部(4)の係合を外せばよい 。
【0013】 請求項2の構成によれば、本体垂直部(1a)とクランプアーム(2)とは共 に剛性の大きい一体の門形の枠体を構成し、これら両枠体が相互に嵌合した構造 であるため、補助装置全体の耐変形強度が大きい上、本体(1)の被挟持部(1 b)も剛性が大で変形しにくいことから、取付け用クランプ(7)の挟持安定性 に優れ、またチャンネル梁材(5)の垂直壁部(5a)に対し、前記本体垂直部 (1a)が門形の端面全体で当接すると共に、クランプアーム(2)の押圧部( 2b)が面接触するため、これら本体垂直部(1a)と押圧部(2b)による前 記垂直壁部(5a)の挟持状態の安定性及び挟持強度も優れ、もって手摺り支柱 (6)等の取付け状態に高い信頼性が得られる。
【0014】 請求項3の構成によれば、締結用ねじ手段(3)の螺軸(30)に螺嵌したナ ット(31)を締付操作するだけでクランプアーム(2)が引き上げられ、また 該ナット(31)を緩めるだけでクランプアーム(2)が引き下げられるから、 該クランプアーム(2)の押圧部(2b)と本体垂直部(1a)とによるチャン ネル梁材(5)の垂直壁部(5a)の挟持と挟持解除を容易に行える。
【0015】 請求項4の構成によれば、本体(1)は、下部がコ字状となり、このコ字状の 下部でチャンネル梁材(5)の下側水平壁部(5b)に嵌合するから、該チャン ネル梁材(5)に対する取付け姿勢がより安定化する。従って、クランプ取付け 用補助装置全体のチャンネル梁材(5)に対する取付け状態、ひいては手摺り支 柱(6)等の取付け状態の安定性もより向上することになる。
【0016】 請求項5の構成によれば、係合部(4)がクランプアーム(2)の内側縁で形 成されているため、締結用ねじ手段(3)の締付操作でクランプアーム(2)を 上方へ引き寄せることにより、該クランプアーム(2)の押圧部(2b)と本体 垂直部(1a)とによるチャンネル梁材(5)の垂直壁部(5a)の挟持動作と 、該チャンネル梁材(5)の下側水平壁部(5b)の内端に対する係合部(4) の係合動作が同時に行われることになる。
【0017】 請求項6の構成によれば、係合部(4)が本体水平部(1c)の突起部(1d )からさらに内向きに突設された突出部(1e)によって形成されているため、 本体(1)を本体水平部(1c)の突起部(1d)側が持ち上がるように斜めに した状態で、前記突出部(1e)をチャンネル梁材(5)の下側水平壁部(5b )の内端に係嵌し、次いで当該本体(1)を引き起こす操作により、係合部(4 )を前記下側水平壁部(5b)に対して容易に係合させることができる。
【0018】
【実施例】
図1〜図3は本考案の第一実施例に係るクランプ取付け用補助装置Aを示す。 このクランプ取付け用補助装置Aは、一枚の板材を水平天板部11とその左右両 側辺から連設された略L字形の左右両側板部12,12とからなる門形に折曲加 工した本体1、同じく一枚の板材を先端板部21とその左右両側辺から連設され た略V字形の左右両側板部22,22とからなる門形に折曲加工したクランプア ーム2、下端に水平支軸32が一体形成された螺軸30とその他端側のねじ部3 0aに螺嵌するナット31とからなる締結用ねじ手段3、より構成されている。
【0019】 本体1の水平天板部11は、手摺り支柱6などの取付け用クランプ7が挟持す るための被挟持部1bを構成するものであり、締結用ねじ手段3の螺軸30を挿 通させる透孔13を有する。また左右両側板部22,22はそれぞれ、垂直部1 aと、その下端から水平方向に延出する水平部1cと、当該水平部1cの先端よ り立ち上がる突起部1dとからなり、垂直部1aと水平部1cの境界部の折曲凸 側寄りに枢支孔14が穿設されている。
【0020】 クランプアーム2は、左右両側板部12,12の折曲凹側の鋭角状をなす内側 縁が係合部4を構成しており、先端板部21とは反対側の基部2aを本体垂直部 1aの左右両側板部12,12の間に嵌入して、水平支軸8の両端の各細軸部8 aを当該クランプアーム2の側板部22に内側から貫通して本体1の枢支孔14 に嵌挿することにより、本体垂直部1aの下端部に水平支軸8の周りに上下揺動 自在に軸支されている。
【0021】 また締結用ねじ手段3は、クランプアーム2の基部2aにおける前記水平支軸 8の枢着位置よりも若干先端側の位置に、水平支軸32の両端の各細軸部32a を貫通することにより、当該クランプアーム2に螺軸30の下端が枢支されると 共に、該螺軸30の上端側のねじ部30aが本体1の水平天板部11の透孔13 に挿通され、この透孔13から上方突出したねじ部30aにナット31が螺嵌さ れている。これにより、クランプアーム2は、ナット31の締め付けによって上 方へ持ち上がる一方、当該ナット31を緩めることによって下方へ下がるように 動作する。
【0022】 上記構成のクランプ取付け用補助装置Aにより、階段の踊り場などの底板9を 支持するチャンネル梁材5に手摺り支柱6を下端の取付け用クランプ7を介して 取り付けるには、まずクランプアーム2を図1の仮想線で示すように下がった状 態として、本体1の垂直部1aをチャンネル梁材5の垂直壁部5aに当接すると 共に、該本体1の垂直部1a及び水平部1cと突起部1dよりなるコ字形部分を チャンネル梁材5の下側水平壁部5bに下から嵌合させ、この状態でナット31 を締付操作してクランプアーム2を引き上げることにより、図1の実線で示すよ うに、該クランプアーム2の押圧部2bをチャンネル梁材5の垂直壁部5aの内 側に入り込ませ、当該押圧部2bと本体垂直部1aとの間で前記垂直壁部5aを 挟持させると同時に、該クランプアーム2の両側板部22,22の鋭角状内側縁 よりなる係合部4,4をチャンネル梁材5の下側水平壁部5bの内端に係合させ る。
【0023】 上記操作によってクランプ取付け用補助装置Aがチャンネル梁材5に対して滑 り落ち不能に強固に固定されるから、その本体1の水平天板部11である被挟持 部1bに、手摺り支柱6の下端などに設けたコ型の取付け用クランプ7を嵌合し 、当該クランプ7の上部片7aに螺挿した締付ねじ7cの下端と下部片7bとの 間で前記被挟持部1bを挟着することにより、図1の(イ)に示すように手摺り 支柱6をチャンネル梁材5に安定に且つ強固に取付けできる。
【0024】 図4は、本考案の第二実施例に係るクランプ取付け用補助装置Bを示す。この クランプ取付け用補助装置Bは、係合部4が本体水平部1cの突起部1dからさ らに内向きに突設された突出部1eによって形成されると共に、クランプアーム 2の折曲凹側が非鋭角状となって係合部4を構成しない以外は、前記第一実施例 のクランプ取付け用補助装置Aと同様である。
【0025】 上記第二実施例に係るクランプ取付け用補助装置Bをチャンネル梁材5に取付 けるには、クランプアーム2が前記第一実施例同様に下がった状態で、本体1を 本体水平部1cの突起部1d側が持ち上がるように斜めにして、前記突出部1e をチャンネル梁材5の下側水平壁部5bの内端に係嵌し、次いで該本体1を引き 起こす操作により、係合部4を前記下側水平壁部5bの内端に係合させ、且つ本 体垂直部1aをチャンネル梁材5の垂直壁部5aに当接させたのち、前記第一実 施例同様にナット31を締付操作してクランプアーム2を引き上げることにより 、図4に示すように、該クランプアーム2の押圧部2bと本体垂直部1aとの間 でチャンネル梁材5の垂直壁部5aを挟持させればよい。
【0026】 図5は、本考案の第三実施例に係るクランプ取付け用補助装置Cを示す。この クランプ取付け用補助装置Cは、本体1の左右両側板部12,12が垂直部1a のみよりなると共に、係合部4がクランプアーム2の折曲凹側の内側縁に形成し た段部にて形成されている以外は、前記第一及び第二実施例のクランプ取付け用 補助装置A,Bと同様である。
【0027】 上記第三実施例に係るクランプ取付け用補助装置Cをチャンネル梁材5に取付 けるには、クランプアーム2が前記第一及び第二実施例同様に下がった状態で、 本体垂直部1aをチャンネル梁材5の垂直壁部5aに当接させたのち、前記第一 及び第二実施例同様にナット31を締付操作してクランプアーム2を引き上げる ことにより、図5に示すように、該クランプアーム2の押圧部2bと本体垂直部 1aとの間でチャンネル梁材5の垂直壁部5aを挟持させると同時に、該クラン プアーム2の係合部4をチャンネル梁材5の下側水平壁部5bの内端に係合させ ればよい。
【0028】 なお、上記実施例ではクランプ取付け用補助装置による取付け対象が手摺り支 柱である場合を例示したが、本考案装置は手摺り支柱以外にコ型クランプを介し て取付けを行う様々な物品のチャンネル梁材への取付けに適用できる。また本考 案では、本体1、クランプアーム2、締結用ねじ手段3のそれぞれの細部構成に ついて、実施例以外に種々設計変更可能である。
【0029】
【考案の効果】
請求項1の考案に係るクランプ取付け用補助装置によれば、該補助装置にクラ ンプが挟持するための被挟持部を有すると共に、本体垂直部とクランプアームの 押圧部によるチャンネル梁材の垂直壁部の挟持により、当該補助装置をチャンネ ル梁材に対して滑り落ち不能に強固に装着できることから、仮付け用の手摺りの 支柱などのクランプによる取付けを行う物品が当該クランプによる挟持部分のな い前記チャンネル梁材に取付け可能となる上、その取付け状態に高い信頼性が得 られ、しかも当該補助装置のチャンネル梁材に対する着脱を簡単な操作で容易に 且つ確実に行うことができる。また、この補助装置は、構成的に極めて簡素であ るため、故障を生じる恐れがなく耐久性に優れ、安価に製作できるという利点が ある。
【0030】 請求項2の考案によれば、上記のクランプ取付け用補助装置として、特に全体 の耐変形強度が大きい上に、本体垂直部とクランプアームの押圧部によるチャン ネル梁材の垂直壁部の挟持状態の安定性及び挟持強度に優れ、クランプが挟持す るための被挟持部も剛性が大で変形しにくいため、手摺り支柱等を揺れにくい強 固な取付け状態として安定性及び信頼性をより向上させるものが提供される。
【0031】 請求項3の考案によれば、上記のクランプ取付け用補助装置として、チャンネ ル梁材に対する着脱をナットの締付け及び弛緩操作のみで極めて容易に行えるも のが提供される。
【0032】 請求項4の考案によれば、上記のクランプ取付け用補助装置として、本体のチ ャンネル梁材に対する取付け姿勢がより安定化し、もって当該補助装置全体のチ ャンネル梁材に対する取付け状態、ひいては手摺り支柱等の取付け状態の安定性 がより向上するものが提供される。
【0033】 請求項5の考案によれば、上記のクランプ取付け用補助装置として、締結用ね じ手段の締付操作でクランプアームを上方へ引き寄せることにより、該クランプ アームの押圧部と本体垂直部とによるチャンネル梁材の垂直壁部の挟持動作と、 該チャンネル梁材の下側水平壁部の内端に対する係合部の係合動作とを同時に行 うことができ、チャンネル梁材に対する着脱の操作性により優れるものが提供さ れる。
【0034】 請求項6の考案によれば、上記のクランプ取付け用補助装置として、係合部が 本体水平部の突起部から内向きに突設された突出部によって形成されるため、本 体を斜めにした状態で前記突出部をチャンネル梁材の下側水平壁部の内端に係嵌 し、次いで当該本体を引き起こすという簡単な操作により、前記係合部を前記下 側水平壁部に容易に係合でき、特にチャンネル梁材に対する着脱の操作性に優れ るものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第一実施例に係るクランプ取付け用
補助装置を示すものであって、(イ)は同補助装置を用
いたチャンネル梁材に対する手摺り支柱の取付け状態の
縦断側面図、(ロ)は同補助装置の分解状態の縦断側面
図。
【図2】 同第一実施例のクランプ取付け用補助装置の
一部破断正面図。
【図3】 同第一実施例のクランプ取付け用補助装置の
横断平面図。
【図4】 同第二実施例のクランプ取付け用補助装置の
チャンネル梁材に対する取付け状態を示す縦断側面図。
【図5】 同第三実施例のクランプ取付け用補助装置の
チャンネル梁材に対する取付け状態を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1 本体 1a 垂直部 1b 被挟着部 1c 水平部 1d 突起部 1e 突出部 2 クランプアーム 2a 基部 2b 押圧部 3 締結用ねじ手段 4 係合部 5 チャンネル梁材 5a 垂直壁部 5b 下側水平壁部 6 手摺り支柱 7 取付け用クランプ 8 水平支軸 11 水平天板部 12 側板部 21 先端板部 22 側板部 30 螺軸 31 ナット 32 水平支軸 A〜C クランプ取付け用補助装置

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(1)と、クランプアーム(2)と、
    締結用ねじ手段(3)と、係合部(4)を有し、 本体(1)は、チャンネル梁材(5)の垂直壁部(5
    a)に当接する垂直部(1a)と、手摺り支柱(6)な
    どの取付け用クランプ(7)が挟持するための被挟持部
    (1b)とを有し、 クランプアーム(2)は、基部(2a)が本体垂直部
    (1a)の下端部に水平支軸(8)の周りに上下揺動自
    在に軸支され、上方への揺動によりチャンネル梁材
    (5)の下側水平壁部(5b)の下側から当該梁材
    (5)の垂直壁部(5a)の内側に入り込んで当該垂直
    壁部(5a)を本体垂直部(1a)との間で挟む押圧部
    (2b)を有し、 締結用ねじ手段(3)は、本体(1)とクランプアーム
    (2)との間に介装されて、クランプアーム(2)を上
    方へ引き寄せ、 係合部(4)は、チャンネル梁材(5)の下側水平壁部
    (5b)の内端に係合して本体(1)の滑り落ちを阻止
    するチャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置。
  2. 【請求項2】本体垂直部(1a)は、被挟持部(1b)
    を形成する水平天板部(11)と当該水平天板部(1
    1)の左右両側辺から折曲連設された左右両側板部(1
    2)(12)とから成り、 クランプアーム(2)は、押圧部(2b)を形成する先
    端板部(21)と当該先端板部(21)の左右両側辺か
    ら折曲連設された左右両側板部(22)(22)とから
    成り、当該左右両側板部(22)(22)の遊端部が本
    体垂直部(1a)の左右両側板部(12)(12)の間
    に嵌入して水平支軸(8)で軸支されている請求項1に
    記載のチャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置。
  3. 【請求項3】締結用ねじ手段(3)が、本体垂直部(1
    a)の水平天板部(11)を上下に貫通する螺軸(3
    0)と、前記水平天板部(11)の上側で螺軸(30)
    に螺嵌するナット(31)とから成り、螺軸(30)
    は、その下端部がクランプアーム(2)の左右両側板部
    (22)(22)間に水平支軸(32)により軸支され
    ている請求項1又は2に記載のチャンネル梁材へのクラ
    ンプ取付け用補助装置。
  4. 【請求項4】本体(1)は、その垂直部(1a)の下端
    からチャンネル梁材(5)の下側水平壁部(5b)の下
    側へ延出する水平部(1c)を有し、当該水平部(1
    c)の先端には、チャンネル梁材(5)の下側水平壁部
    (5b)の内端に沿って立ち上がる突起部(1d)が設
    けられている請求項1〜3の何れかに記載のチャンネル
    梁材へのクランプ取付け用補助装置。
  5. 【請求項5】係合部(4)が、クランプアーム(2)の
    内側縁で形成されている請求項1〜4の何れかに記載の
    チャンネル梁材へのクランプ取付け用補助装置。
  6. 【請求項6】係合部(4)が、本体水平部(1c)の突
    起部(1d)からさらに内向きに突設された突出部(1
    e)によって形成されている請求項4に記載のチャンネ
    ル梁材へのクランプ取付け用補助装置。
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