JPH085232Y2 - 薄板金属板段葺屋根の雪止装置 - Google Patents

薄板金属板段葺屋根の雪止装置

Info

Publication number
JPH085232Y2
JPH085232Y2 JP1989063648U JP6364889U JPH085232Y2 JP H085232 Y2 JPH085232 Y2 JP H085232Y2 JP 1989063648 U JP1989063648 U JP 1989063648U JP 6364889 U JP6364889 U JP 6364889U JP H085232 Y2 JPH085232 Y2 JP H085232Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
roof
snow
snow stop
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989063648U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH034838U (ja
Inventor
広 増田
親義 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Sheet and Frame Co Ltd
Original Assignee
Toho Sheet and Frame Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Sheet and Frame Co Ltd filed Critical Toho Sheet and Frame Co Ltd
Priority to JP1989063648U priority Critical patent/JPH085232Y2/ja
Publication of JPH034838U publication Critical patent/JPH034838U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085232Y2 publication Critical patent/JPH085232Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、既設の薄板金属板段葺屋根に、取付孔など
の加工を何ら行うことなく容易に取付けることができ、
屋根に積もった雪が不用意に軒下に落下しないようにす
るための薄板金属板段葺屋根の雪止装置に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、雪止取付金具として、例えば実開昭62−141831
号公報の如く、帯状の金具主板の長手方向一端より下方
に係止部を形成し、他端より立上り部を形成し、その係
止部を形成した箇所の金具主板上方に、垂直状基板と垂
直状板とを適宜の間隔をおいて対向させた挟持部を設
け、その垂直状基板及び垂直状板の何れか一方より他方
に向けて締付ボルトを螺入し、前記垂直状基板と垂直状
板との間に形成した挟持部に雪止杆を挿入して、これを
前記挟持部に設けた締付ボルトで締付けて取付けるよう
にしたものは公知である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来技術の場合は、雪止杆が、単に締
付ボルト先端部による圧着力あるいは締付ボルトの締付
力により加えられる垂直状基板と垂直状板による挟持
力、または締付ボルトにより螺着にて取付けられたもの
であるため、締付ボルトに弛みが生じた場合は雪止杆の
取付けが不完全となり、雪止杆としての機能を充分に果
し得ないという問題点があったばかりでなく、雪止杆の
上端部、即ち水平折曲板部には何らの補強構造が設けら
れてないため、これら降雪の重量により往々にして変形
を生じ、雪止め効果を充分に発揮できないという問題点
があったものであり、また構造的にも複雑である等の問
題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決することを目的とし、薄板金
属板段葺屋根を形成する屋根板同士を連結する段葺連結
部における下方側の屋根板の鉤状の上方端部に、鉤状の
下端部を係合して屋根板に略垂直状に第1の雪止板固定
部材を立設するとともに、前記下方側の屋根板に連結し
た上方側の屋根板に沿わせて配設した水平状の第2の雪
止板固定部材の鉤状の上方端部を、上方側の屋根板の鉤
状の上方端部に係合し、前記水平状の第2の雪止板固定
部材の下方端の上方折曲部と、前記第1の雪止板固定部
材の垂直板部との間に軒先に沿う方向に断面略字形に
形成した雪止板の垂直板部を介在せしめ、かつ前記雪止
板の水平板部を前記第1の雪止板固定部材の垂直板部の
上端に形成した水平板部および前記水平板部の先端に形
成した下方折曲片部に当接せしめた状態で前記第1、第
2の雪止板固定部材および雪止板を、適宜の取付手段で
取付けたことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図および第2図は、本考案の薄板金属板段葺屋根
の雪止装置の一実施例を示し、第3図は薄板金属板段葺
屋根の一例を示すものである。
第3図において、1は垂木、21,22,23…は前記垂木
1の上に段葺状に設けた野地板、3は軒先に設けた破風
板、4は前記破風板3と垂木1の上面と野地板21の下面
との間に設けた当て板である。
51,52,53…は前記野地板21,22,23…の上に設けた
薄板金属板段葺屋根の屋根板で、一番軒先側の屋根板51
の下方端部5Aは、前記野地板21と当て板4と破風板3の
外端面に沿って設けた薄板金属板6の上端部6Aに浸水し
ないように連結されている。前記屋根板51の鉤状の上方
端部5Bには、前記野地板21の上に段葺した野地板22の下
方端部2aに沿う上方折曲部5aと、これに続く軒先方向折
曲部5bと、これに続く下方折曲部5cとが一体になって鉤
状に形成されている。
前記屋根板51の鉤状の上方端部に形成した前記下方折
曲部5cを包囲するように、前記屋根板51の鉤状の上方端
部5Bに、次に連結する屋根板52の下方端部5Aが連結さ
れ、前記屋根板52の鉤状の上方端部5Bには、前記屋根板
51の鉤状の上方端部5Bに形成したものと同様の上方折曲
部5aと、軒先方向折曲部5bと、下方折曲部5cとが形成さ
れ、前記下方折曲部5cを包囲するように、さらに次の屋
根板53の下方端部5Aが連結され、以下、同様にして、順
次屋根を段葺する。
第1、2図において、10は第1の雪止板固定部材で、
その鉤状の下端部10aを、下方側の屋根板51の鉤状の上
方端部5Bに係合して、下方側の屋根板51に対して略垂直
状に立設する。10bは前記第1の雪止板固定部材10の垂
直板部、10cは前記垂直板部10bの上端に形成した水平板
部、10dは前記水平板部10cの先端に形成した下方折曲片
部である。
11は第2の雪止板固定部材で、前記下方側の屋根板51
に連結した上方側の屋根板52に沿わせて配設し、前記第
2の雪止板固定部材11の鉤状の上方端11aを、上方側の
屋根板52の鉤状の上方端部5Bに係合する。12は前記上方
側の屋根板52の下方端部5A上に軒先に沿う方向に配設し
た断面略字形に形成された雪止板で、その垂直板部12
aを、前記第2の雪止板固定部材11の下方端に形成され
た上方折曲部11bと、前記第1の雪止板固定部材10の垂
直板部10bとの間に介在するとともに、その水平板部12b
を、前記第1の雪止板固定部材10の垂直板部の上端に形
成した水平板部10cおよび前記水平板部の先端に形成し
た下方折曲片部10dに当接せしめた状態で、ボルト13と
ナット14など適宜の取付手段によって固定して薄板金属
板段葺屋根の雪止装置を構成したものである。
なお、本実施例においては、雪止板12と第1の雪止板
固定部材10の取付手段をボルト13とナット14によるもの
で説明したが、上記以外の如何なる取付手段によるもの
でもよいこと勿論のことである。
(作用) 次に作用について説明する。上記のような構成になる
ので、下方側の屋根板51の鉤状の上方端部5Bに、第1の
雪止板固定部材10の鉤状の下端部10aを屋根板に何ら加
工を施すことなく容易に係合することができ、また、上
方側の屋根板52の上に沿わせて配設した第2の雪止板固
定部材11の鉤状の上方端11aを、上方側の屋根板52の鉤
状の上方端部5Bに、屋根板に何ら加工を施すことなく容
易に係合することができ、また、前記第2の雪止板固定
部材11の下方端の上方折曲部11bと、前記第1の雪止板
固定部材10の垂直板部10b、水平板部10c、下方折曲片部
10dにて断面略字形に形成した雪止板12の垂直板部12a
および水平板部12bを当接した状態で、適宜の固定手段
で容易に固定して、既設の薄板金属板段葺屋根にこの雪
止装置を簡単に取付け、屋根に積もった雪が不用意に軒
下に落下しないようにすることができる。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、薄板金属板段葺
屋根を形成する屋根板同士を連結する段葺連結部におけ
る下方側の屋根板の鉤状の上方端部に、鉤状の下端部を
係合して屋根板に略垂直状に第1の雪止板固定部材を立
設するとともに、前記下方側の屋根板に連結した上方側
の屋根板に沿わせて配設した水平状の第2の雪止板固定
部材の鉤状の上方端部を、上方側の屋根板の鉤状の上方
端部に係合し、前記水平状の第2の雪止板固定部材の下
方端の上方折曲部と、前記第1の雪止板固定部材の垂直
板部との間に軒先に沿う方向に断面略字形に形成した
雪止板の垂直板部を介在せしめ、かつ前記雪止板の水平
板部を前記第1の雪止板固定部材の垂直板部の上端に形
成した水平板部および前記水平板部の先端に形成した下
方折曲片部に当接せしめた状態で前記第1、第2の雪止
板固定部材および雪止板を、適宜の取付手段で取付けた
ものであるから、雪止板および雪止板固定部材を屋根板
に何ら加工を施すことなく、容易に取付けることができ
るとともに、特に雪止板固定部材と雪止板の取付け構造
を、単なる第1、第2の雪止板固定部材に形成した各垂
直板部による挟持形式に止まることなく、前記第1の雪
止板固定部材の垂直板部の上端に水平板部および前記水
平板部の先端に下方折曲片部を形成し、これに前記断面
字形に形成した雪止板の水平板部を当接せしめた状態
で一体に取付けるようにしたものであるから、前記雪止
板は垂直板部ばかりでなく、水平板部も雪止板固定部材
と一体化される結果となり、取付強度が著しく補強され
ると同時に、雪止板自体の強度も増し、降雪の重量によ
り容易に雪止板が変形するのを防止することができるも
のであり、また構造的にも簡略化し得るなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の薄板金属板段葺屋根の雪止装置の実施
例を示す側断面図、第2図はその斜視図、第3図は薄板
金属板段葺屋根を示す側断面図である。 1…垂木、21,22,23…野地板、3…破風板、4…当て
板、51,52,53…屋根板、5A…下方端部、5B…上方端
部、6…薄板金属板、10…第1の雪止板固定部材、10a
…鉤状の下端部、10b…垂直板部、10c…水平板部、10d
…下方折曲片部、11…第2の雪止板固定部材、11a…鉤
状の上方端、11b…下方端の上方折曲部、12…断面略
字形の雪止板、12a…垂直板部、12b…水平板部、13…ボ
ルト、14…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板金属板段葺屋根を形成する屋根板同士
    を連結する段葺連結部における下方側の屋根板の鉤状の
    上方端部に、鉤状の下端部を係合して屋根板に略垂直状
    に第1の雪止板固定部材を立設するとともに、前記下方
    側の屋根板に連結した上方側の屋根板に沿わせて配設し
    た水平状の第2の雪止板固定部材の鉤状の上方端部を、
    上方側の屋根板の鉤状の上方端部に係合し、前記水平状
    の第2の雪止板固定部材の下方端の上方折曲部と、前記
    第1の雪止板固定部材の垂直板部との間に軒先に沿う方
    向に断面略字形に形成した雪止板の垂直板部を介在せ
    しめ、かつ前記雪止板の水平板部を前記第1の雪止板固
    定部材の垂直板部の上端に形成した水平板部および前記
    水平板部の先端に形成した下方折曲片部に当接せしめた
    状態で前記第1、第2の雪止板固定部材および雪止板
    を、適宜の取付手段で取付けてなる薄板金属板段葺屋根
    の雪止装置。
JP1989063648U 1989-05-31 1989-05-31 薄板金属板段葺屋根の雪止装置 Expired - Lifetime JPH085232Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989063648U JPH085232Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 薄板金属板段葺屋根の雪止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989063648U JPH085232Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 薄板金属板段葺屋根の雪止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH034838U JPH034838U (ja) 1991-01-18
JPH085232Y2 true JPH085232Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31593888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989063648U Expired - Lifetime JPH085232Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 薄板金属板段葺屋根の雪止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085232Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416826Y2 (ja) * 1986-03-03 1992-04-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH034838U (ja) 1991-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4010665B2 (ja) 太陽電池モジュールの取付方法
US5553685A (en) Roof safety anchor
JPH085232Y2 (ja) 薄板金属板段葺屋根の雪止装置
JPH085233Y2 (ja) 薄板金属板段葺屋根の雪止装置
JP3434190B2 (ja) 縦葺き屋根への付設構築物用の取付金具
JP3448267B2 (ja) 改修屋根用の下地構造
JP2514276Y2 (ja) 屋根構造
JP2776476B2 (ja) 押出成形セメント板床の留付構造
JPH084504Y2 (ja) 屋根装置
JPS6032261Y2 (ja) 波板取付用締付金具
JPH0340966Y2 (ja)
JPS6328317Y2 (ja)
JPH0345468Y2 (ja)
JP3027507B2 (ja) 2段バルコニー
JP2601835Y2 (ja) 屋根板の取付け構造
JPH071401Y2 (ja) 雪止め構造
JPH0723450Y2 (ja) 天井吊ボルト連結金具
JPH071398Y2 (ja) 外装材取付体
JP3069435U (ja) 補修屋根・壁構造
JP2568094Y2 (ja) 根太と支持部材の連結構造
JP2001152616A (ja) 瓦棒葺屋根接続部用キャップとこれに装着固定する設備取付金具
JP2518302Y2 (ja) 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端ホルダー支持構造
JPH0516335Y2 (ja)
JP2515898Y2 (ja) 屋根パネル
JPS6136642Y2 (ja)