JPS6328317Y2 - - Google Patents

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JPS6328317Y2
JPS6328317Y2 JP7331982U JP7331982U JPS6328317Y2 JP S6328317 Y2 JPS6328317 Y2 JP S6328317Y2 JP 7331982 U JP7331982 U JP 7331982U JP 7331982 U JP7331982 U JP 7331982U JP S6328317 Y2 JPS6328317 Y2 JP S6328317Y2
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JP
Japan
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support member
eaves
fascia
ladder
lower support
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JP7331982U
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JPS58174598U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物へ梯子を掛ける際に使用される
梯子掛け金具に関する。
建物の屋根工事或いはその他屋上での作業を行
なう際、この屋上へ昇降するための梯子を必要と
する。この場合、梯子はその上端を軒先部へ持た
せ掛けるのが一般であり、その際、軒樋より外方
に他の部材、例えば、化粧鼻隠し鉄板等がある場
合は、この化粧鼻隠し鉄板等へ持たせ掛けること
ができるが、そうでない場合には、第1図の如
く、梯子1が直接軒樋2へ掛かることとなつて、
軒樋2を変形させたり、或いは安全性が悪く危険
でさえある。なお、鼻隠し外方に位置する軒先部
へ、軒樋を避けて梯子を持たせ掛けさせるための
装置としては、例えば実開昭53−45938号公報に
記載されたものが従来から知られている。このも
のでは、梯子掛け用の受止棒の両端側に、下方へ
向かつて略U字形に湾曲する2本の腕を一体に設
けて、それら2本の腕の基端部分を鼻隠しへ取付
けられる支持盤へ固定するようになつている。
しかしながら、この公報記載の梯子掛け装置で
は、前記の支持盤を鼻隠しへ釘打ち等の手段によ
つて固定するようになつているから、取付作業が
繁雑になるという不都合があるばかりでなく、上
記のようにして鼻隠しへ取付けた支持盤に、同様
にして軒先部分へ配置した軒樋の下方を迂回させ
て前記2本の腕を取付けるようになつていること
から、その腕が軒先下方から見上げると目立ちや
すく、見栄えが良くないという不具合がある。
この考案は、このような問題点に鑑みて、鼻隠
し外方に軒樋を有する軒先部へも簡単な作業で装
着することが出来るばかりでなく、軒先下方から
見上げた外観性も悪化することのない梯子掛け金
具を提供することを目的として成されたものであ
る。
このような目的を達成するために、この考案で
は、鼻隠し28の外方に位置する軒先部29の屋
根面に当接される上部押え部12を一端側に有す
る上部支持部材11と、同じく鼻隠し28の外方
の軒先裏面に当接される下部押え部20を一端側
に有する下部支持部材15とを上下相対向配置
し、上記上部支持部材11の他端側に相対向する
下部支持部材15へ向けて突出する支点部14を
設けるとともに、この支点部14と上部押え部1
2との中間部分において上記上部支持部材11を
上下貫通配置したボルト21を、前記下部支持部
材15に上下進退自在に螺合させて一対の掛け金
具本体23,23を構成する一方、前記ボルト2
1の締付操作による上・下部押え部12,20の
挟持動作により軒先部29へ挟持固定された状態
における両掛け金具本体23,23の、前記鼻隠
し28へ取付けられた軒樋2の上方にあつて、そ
の軒樋2を横断して外方へ配向する上記下部支持
部材15,15の各端部側に、両者間に跨がつて
着脱可能に架設される梯子掛け用の支持杆25を
備えている。
以下、本考案の構成を図示の一実施例に基づい
て説明すると、第2図において、11は、その一
端に、屋根傾斜方向の上部押え片12を固着した
上部支持部材であつて、この上部支持部材11の
他端側には、ボルト孔13が形成されるととも
に、更に、その先端が略直角に下方へ折曲され
て、支点片14を形成している。15は、この上
部支持部材11の下方に配置される下部支持部材
であつて、その中央部が概略V字形に折曲される
とともに、このV字形部16の建物外方側の端部
が略直角に外方へ折曲されて、前記上部支持部材
11のボルト孔13に対応するネジ穴17が形成
され、更に、その先端が大きく外方へ延長された
後、その外端部に上方へ略直角に折曲された立上
げ片18を形成するとともに、この立上げ片18
のやや内方にボルト孔19を形成している。他
方、V字形部16の建物内方側の端部には、前記
上部押え片12に対向し、かつ、建物桁方向に長
い下部押え片20が一体連設されている。21
は、その上端にリング状の頭部21aを備えた締
付けボルトであつて、その下端雄ネジ部22を前
記のボルト孔13へ上方より挿入するとともに、
下部支持部材15のネジ穴17へ螺合して、上部
支持部材11と下部支持部材15を互いに連結
し、この様にして、1つの掛け金具本体23を構
成している。本実施例では、このような掛け金具
本体23を適宜間隔を置いて2個一対とし、これ
らの掛け金具本体23間の先端部両端間に、ボル
ト孔24を備えたアングル形の支持杆25を渡
し、これら支持杆25と掛け金具本体23のボル
ト孔24,19へボルト26を挿込んで固定する
ようにしている。また、この支持杆25の両端に
は、アングル形状の水平部を直角に立ち上げて、
上方に突出した梯子用の倒れ防止片27,27を
形成している。
本考案掛け金具の取付け方法は、第3図及び第
4図の通りであり、まず、掛け金具本体23を、
前記鼻隠し28の外方に配置された軒樋2の上方
において、その上部押え片12と下部押え片20
とで、鼻隠し28外方の軒先部29、即わち、カ
ラーベスト等の屋根葺材30及び野地板31先端
等を挾むようにして装着し、次いで、締付けボル
ト21を締付けると、上部支持部材11の支点片
14先端を中心として、上部支持部材11と下部
支持部材15とが軒先部29に締付け固定され
る。このようにして、左右の掛け金具本体23を
所要間隔で取付けた後、両掛け金具本体23,2
3の、前記鼻隠し28へ取付けられた軒樋2の上
方にあつて、その軒樋2を横断して配向する下部
支持部材15,15の各他端側に、前記の支持杆
25を両者間に跨がつて渡し、互いに合致するボ
ルト孔24,19を利用して、ボルト26にて締
付け固定する。その際、これら両ボルト孔24,
19の一方を横方向に長い長孔としておけば、掛
け金具本体23,23の間隔を厳密に測る必要が
なく、取付けが容易である。第3図の如く、梯子
1は、支持杆25へ持たせ掛けられるが、支持杆
25の両端に、倒れ防止片27,27が突出して
いることにより、梯子1が傾いても倒れることが
ない。したがつて、この倒れ防止片27は、梯子
1の側面が当る程度の長さとすればよく、また、
上方でなく外方へ突出させることも考えられ、更
には、前記掛け金具本体15先端の立上げ片18
を上方へ延長してもよい。
図中、32は、野地板31の下面に取付けられ
る化粧板、33は、屋根葺材30と野地板31間
に介装される水切板、34は樋受金具である。
以上の如く、本考案の掛け金具を用いれば、軒
樋以外に適当な部分がない場合でも、該軒樋を変
形させることなく安定して梯子を掛けることがで
きる効果がある。また、本考案の掛け金具は、建
物の軒先部を挾み込むようにして取付けるもので
あるため、建物工事終了後であつても建物側に特
別の加工を施すことなく、軒先部の任意の個所を
選んで屋根上から簡単に取付けることができると
ともに、通常、軒先部の下方部には軒樋があり、
それ故、掛け金具自身はこの軒樋により覆われて
外部より目立たず、常時取付けておく場合でも外
観を損なうことがない。特に、この考案では、そ
の一端側に上部押え部を有する上部支持部材の他
端側に、相対向する下部支持部材へ向けて突出す
る支点部を設けて、この支点部と上部押え部との
中間部分において上記上部支持部材を上下貫通配
置したボルトを、下方の下部支持部材に上下進退
自在に螺合させて掛け金具本体を構成したことに
より、上記のボルトを少しばかり締め付け過ぎて
も、その締付力に起因する上部支持部材における
力点が、同じく作用点としての前記上部押え部よ
りも支点部の近くに位置することから、その分だ
け上部支持部材に働く締付トルクの変化が上記上
部押え部の押付力に変換されることが少なくな
り、前記軒先部の屋根材の破損を防止できるとい
う優れた利点がある。更に、本考案では、上部と
下部の支持部材が別体とされていることから、ボ
ルトさえ充分な長さにしておけば、軒先部の幅の
厚いものから薄いものまで広い範囲で適用するこ
とができる。なお、本実施例で示すように、支持
杆或いは掛け金具本体より梯子の倒れ防止片を突
出させれば、梯子自身が倒れることがないという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の梯子の取付け状態を示す概略説
明図、第2図は、本考案掛け金具の斜視図、第3
図は同じく本考案掛け金具の取付け状態を示す軒
先部の横断面図、第4図は同じく斜視図である。 1……梯子、2……軒樋、11……上部支持部
材、12……上部押え片、14……支点片、15
……下部支持部材、20……下部押え片、21…
…締付けボルト、23……掛け金具本体、25…
…支持杆、28……鼻隠し、29……軒先部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鼻隠しの外方に位置する軒先部の屋根面に当接
    される上部押え部を一端側に有する上部支持部材
    と、同じく鼻隠しの外方の軒先裏面に当接される
    下部押え部を一端側に有する下部支持部材とを上
    下相対向配置し、上記上部支持部材の他端側に相
    対向する下部支持部材に向けて突出する支点部を
    設けるとともに、この支点部と上部押え部との中
    間部分において上記上部支持部材を上下貫通配置
    したボルトを、前記下部支持部材に上下進退自在
    に螺合させて一対の掛け金具本体を構成する一
    方、前記ボルトの締付操作による上・下部押え部
    の挟持動作により軒先部へ挟持固定された状態に
    おける両掛け金具本体の、前記鼻隠しへ取付けら
    れた軒樋の上方にあつて、その軒樋を横断して外
    方へ配向する上記下部支持部材の各端部側に、両
    者間に跨がつて着脱可能に架設される梯子掛け用
    の支持杆を備えたことを特徴とする梯子掛け金
    具。
JP7331982U 1982-05-18 1982-05-18 梯子掛け金具 Granted JPS58174598U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331982U JPS58174598U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 梯子掛け金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7331982U JPS58174598U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 梯子掛け金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58174598U JPS58174598U (ja) 1983-11-22
JPS6328317Y2 true JPS6328317Y2 (ja) 1988-07-29

Family

ID=30082832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7331982U Granted JPS58174598U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 梯子掛け金具

Country Status (1)

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JP (1) JPS58174598U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628640Y2 (ja) * 1986-12-12 1994-08-03 積水ハウス株式会社 梯 子
JP6196643B2 (ja) * 2014-08-01 2017-09-13 株式会社ミライト 梯子転倒防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58174598U (ja) 1983-11-22

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