JP3016244U - システム天井のグリッド部材のハンガー - Google Patents

システム天井のグリッド部材のハンガー

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JP3016244U
JP3016244U JP1995003529U JP352995U JP3016244U JP 3016244 U JP3016244 U JP 3016244U JP 1995003529 U JP1995003529 U JP 1995003529U JP 352995 U JP352995 U JP 352995U JP 3016244 U JP3016244 U JP 3016244U
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bent
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正修 栗林
潤一 橋詰
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリッド部材の位置の修正が容易で、吊りボ
ルト及びグリッド部材への取付け作業が簡便で、かつ、
安価なシステム天井のグリッド部材のハンガーを提供す
る。 【構成】 金属板からなる本体2の上部を水平方向に折
曲して折曲部3とし、この折曲部3に吊りボルト35を
嵌め込むための切り込み状の溝からなる吊りボルト嵌込
み部4を形成する。吊りボルト嵌込み部4の開口部両側
は、下方に折曲して吊りボルト外れ防止部5とする。本
体2の下端部は、グリッド部材41のふくらんだ上辺4
2に形成された汎用の孔45に挿入できるように、L字
状又はフック状に曲げて部材吊り下げ部6とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、天井板をグリッド工法で施工するシステム天井のグリッド部材のハ ンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスビルディング、公共施設等の建築物においては、天井スラブから格子 状に吊り下げたグリッド部材に、天井板、照明器具および空調設備等を一体的に 取付けたシステム天井が広く施工されている。
【0003】 上記天井板としては、在来工法を含めて一般的に、無機質繊維ボード、せっこ うボード、金属系の天井板が採用されているが、その断熱性、吸音性、難燃性か らグラスウール、ロックウール等の無機質繊維のマットを圧縮して得た板に、表 皮材を貼着するか、表面を塗装するなどして表面装飾を施した無機質繊維ボード が多く採用されている。
【0004】 システム天井の施工は、天井スラブから所定間隔で垂下されたボルトにグリッ ド部材を支持させながらグリッド部材を格子状に組み付けてフレームを形成し、 このフレームに上記天井板を載せ、更に照明器具や空調設備等を取付けることに よって行われており、この施工方法をグリッド工法と呼んでいる。
【0005】 図5には、グリッド部材を天井スラブから垂下されたボルトに支持させるため の従来のハンガーが示されており、図6には、このハンガーを用いてグリッド部 材を吊り下げ支持した状態が示されている。
【0006】 図5に示すように、ハンガー21は、金属板からなる本体22の両側部を折り 曲げて補強リブ23を形成し、上部を水平に折り曲げて折曲部24とし、この折 曲部24に吊りボルト取付け孔25を形成し、本体22の下端部26を側方から 見てコ字状に折曲すると共に、下端部が同じくコ字状に折曲された押え板27を 本体22にボルト28で取付けて構成されている。本体22の下端部26と、押 え板27の下端部とは、側方から見てコ字状に折曲された部分が互いに対向し、 グリッド部材の上辺を両側から挟むような形状をなしている。
【0007】 図6に示すように、グリッド部材31は、角柱状にふくらんだ上辺32と、板 状をなす中間部33と、中間部33に対してT字状に形成された天井板支持部3 4とを有する形状をなしている。そして、ハンガー21は、天井スラブから垂下 された吊りボルト35を、折曲部24の吊りボルト取付け孔25に挿入し、折曲 部24の上下からナット36で締め付けることにより、吊りボルト35に支持さ れている。また、本体22の下端部26と、押え板27の下端部との間に、グリ ッド部材31の上辺32を挿入し、ボルト28を締め付けることにより、上辺3 2を本体22の下端部26と押え板27とで把持して、グリッド部材31を支持 している。なお、吊りボルト35は、図示しない接合具によって天井スラブに接 合されている。
【0008】 上記ハンガー21を用いた場合のグリッド部材31の取付け作業は、まず、天 井スラブの所定位置に所定間隔で吊りボルト35を取付け、次に吊りボルト35 の下端部にハンガー21を取付け、最後にグリッド部材31をハンガー21に固 定しながら格子状に組上げることによって行われる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
システム天井のグリッド部材として、価格の面から輸入品を使用する場合があ り、輸入品のグリッド部材は、国産品と比較して構造が簡単で、かつ、ふくらん だ上辺に吊り下げ等に用いることができる汎用の孔を有することが特徴である。 また、輸入品のグリッド部材は、輸入元の国では、スチールワイヤーによって吊 り下げられている。しかし、そのような方法は、日本の建築基準には適合せず、 更に水平方向のレベル出しが難しいという問題があった。
【0010】 このため、輸入品のグリッド部材を用いる場合にも、図5に示したような国産 品のハンガーを用いて吊り下げ支持する必要がある。しかしながら、図5に示し たハンガーは、吊りボルトを取付ける部分が孔であり、グリッド部材の水平方向 の位置の修正が必要となった場合に、ハンガーをずらしてグリッド部材の位置を 修正することが不可能である。したがって、位置の修正が必要な場合には、吊り ボルトを傾けるか、曲げるかする必要があり、施工上好ましくない。
【0011】 また、足場上での作業を減らすために、床上である程度組上げたグリッド部材 に先にハンガーを取付けておき、後から吊りボルトに吊り下げる施工手順がとら れる場合もあるが、従来のハンガーでは、吊りボルトを吊りボルト取付け孔に一 斉に通すことが難しく、また、グリッド部材への取付けにネジ止めを必要とする ことから、施工に非常に手間がかかるという問題があった。
【0012】 更に、従来のハンガーは、図5に示すように二つの部品がネジで止められた形 状をしており、ハンガー自体の製造コストが高いという問題も有していた。
【0013】 したがって、本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、グリッド部材 の位置の修正が容易で、吊りボルト及びグリッド部材への取付け作業が簡便で、 かつ、安価なシステム天井のグリッド部材のハンガーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ふくらんだ上辺に汎用の孔を有するシス テム天井のグリッド部材に適用されるハンガーにおいて、金属板からなる本体の 上部が水平方向に折曲され、その折曲部に切込み状の溝からなる吊りボルト嵌込 み部が形成され、かつ、前記吊りボルト嵌込み部の開口部両側が更に下方に折曲 されて吊りボルト外れ防止部をなしており、前記本体の下部は、前記グリッド部 材の汎用の孔に挿入できるようにL字状又はフック状に曲げられて部材吊り下げ 部をなしていることを特徴とするシステム天井のグリッド部材のハンガーを提供 するものである。
【0015】 なお、本考案においては、前記吊りボルト嵌込み部が、その開口部内周に吊り ボルトの外径より若干小さい幅の部分を有することが好ましい。
【0016】 また、前記本体は、上方に向けてテーパ状に幅広になるように形成されている ことが好ましい。
【0017】 更に、前記吊りボルト外れ防止部の突出長さは、2〜4mmとされていること が好ましい。
【0018】
【作用】
本考案のハンガーによれば、ハンガーの下端部の部材吊り下げ部をグリッド部 材の上辺の孔に挿入し、必要に応じて部材吊り下げ部をかしめることにより、ハ ンガーをグリッド部材に取付けることができる。そして、天井スラブから垂下さ れた吊りボルトに予め2つのナットを螺着しておき、吊りボルトのナットとナッ トの間の部分をハンガーの吊りボルト嵌込み部に挿入して、下方のナットをハン ガーの吊りボルト嵌込み部の周縁をなす折曲部に係合させることにより、グリッ ド部材に取付けられたハンガーを吊りボルトに支持させることができる。
【0019】 このように、吊りボルトのナットとナットの間の部分を、ハンガーの吊りボル ト嵌込み部に挿入するだけで、グリッド部材に取付けられたハンガーを吊りボル トに支持させることができるので、足場上での作業を減らすために、床上でグリ ッド部材をある程度組上げた後、グリッド部材を吊りボルトに一斉に支持させる ことも容易である。
【0020】 また、グリッド部材をハンガーを介して吊りボルトに支持させるとき、吊りボ ルトがハンガーの吊りボルト嵌込み部の開口方向へ移動して吊りボルト嵌込み部 から外れそうになっても、吊りボルト外れ防止部が下方のナットに係合するため 、ハンガーが吊りボルトから外れてしまうことはない。したがって、グリッド部 材の天井への吊り下げ支持作業を安心して行うことができ、万が一ナットの締め 付けが不十分な場合でも、施工後にハンガーが吊りボルトから外れることを防ぐ ことができる。
【0021】 更に、グリッド部材をある程度組み付けてハンガーを介して吊りボルトに支持 させた後、ハンガーによる支持高さは、下方のナットを回すことによって微調整 することができる。また、ハンガーによる水平方向の支持位置は、吊りボルトを ボルト嵌込み部においてスライドさせることにより微調整することができる。そ して、ハンガーによる支持位置を調整した後は、上方のナットと下方のナットと でハンガーの折曲部を挟むように締め付けることによってしっかりと固定するこ とができる。
【0022】
【実施例】
図1には、本考案によるシステム天井のグリッド部材のハンガーの一実施例が 示されている。
【0023】 このハンガー1は、金属板を所定形状に打ち抜き又は切断し、折り曲げ成形し て作られた本体2を有している。金属板としては、強度及び加工性の面から厚さ 1〜2mm程度の鉄板が特に好ましく、その表面には亜鉛等のメッキが施されて いてもよい。
【0024】 本体2は、上方に向けてテーパ状に幅広になるように形成されている。また、 本体2の上部は、水平方向に折曲されて折曲部3をなし、この折曲部3に切り込 み状の溝からなる吊りボルト嵌込み部4が形成され、かつ、この吊りボルト嵌込 み部4の開口部の両側部分が更に下方に折曲されて吊りボルト外れ防止部5をな している。
【0025】 また、本体2の下部は、グリッド部材の上辺に設けられた汎用の孔に挿入して 係合することができるように、L字状又はフック状に曲げられて部材吊り下げ部 6をなしている。なお、この実施例では、フック状に曲げられている。
【0026】 ハンガー1の各部の大きさは、特に限定されるものではないが、図1における Xの寸法が20〜40mm、Yの寸法が20〜30mm、Zの寸法が80〜12 0mmとすることが好ましい。また、Wの寸法は、使用するグリッド部材の上辺 に形成された汎用の孔に挿入できる寸法であることが必要である。更に、吊りボ ルト外れ防止部5の突出長さVの寸法は、1〜10mmが好ましいが、施工作業 上2〜4mmとするのが更に好ましい。2mm未満ではナットが吊りボルト外れ 防止部5に係合しない可能性があり、4mmを超えるとナットの締め付け作業に 支障をきたす。
【0027】 なお、本体2の両側辺7、8に、図5に示した補強リブ23と同様なリブを設 けてもよい。また、吊りボルト嵌込み部4は、折曲部3に対して一側方に開口す るように形成されていてもよい。その場合、吊りボルト外れ防止部5は、折曲部 3の、上記吊りボルト嵌込み部4が開口する方の側辺部を下方に折り曲げて形成 することができる。更に、上記実施例では、吊りボルト嵌込み部4の内方端部が コ字状に切除されているが、その部分を円弧状にして折曲部3の強度を向上させ てもよい。
【0028】 図2には、上記ハンガー1における吊りボルト嵌込み部4の形状の例が示され ている。
【0029】 図2Aは、吊りボルト嵌込み部4の両側部分の開口端の内側に突起部9、9が 形成されている。この突起部9、9の間隔d1は、吊りボルトの外径よりは小さ いが、手作業で吊りボルトを吊りボルト嵌込み部4に押し込むことができる程度 の間隔とされている。すなわち、吊りボルトを押し込むと、吊りボルト嵌込み部 4の両側部分がその弾性によって吊りボルトの外径と同じ幅まで広がった後、元 の幅にもどり、施工作業中の揺れ等によって吊りボルトからハンガーが外れにく くなるようにしてある。
【0030】 図2Bは、吊りボルト嵌込み部4の両側部分が、開口部に向けて次第に近接す るように形成され、その開口端部の間隔d2は、前記と同様に吊りボルトの外径 よりは小さいが、手作業で吊りボルトを吊りボルト嵌込み部4に押し込むことが できる程度の間隔とされている。
【0031】 図2Cは、吊りボルト嵌込み部4の両側部分の開口部近傍の内側に、円弧状に 突出した突起部10、10が形成され、その間隔d3は、前記と同様に吊りボル トの外径よりは小さいが、手作業で吊りボルトを吊りボルト嵌込み部4に押し込 むことができる程度の間隔とされている。
【0032】 図2Dは、吊りボルト嵌込み部4の両側部分の開口部近傍の内側に、円弧状に 突出した小さな突起部11、11が形成され、その間隔d4は、前記と同様に吊 りボルトの外径よりは小さいが、手作業で吊りボルトを吊りボルト嵌込み部4に 押し込むことができる程度の間隔とされている。
【0033】 図3には、上記ハンガー1における部材吊り下げ部6の形状の例が示されてい る。
【0034】 図3Aの例は、図1に示したものと同じだが、グリッド部材の上辺の孔に挿入 した後、図中矢印で示すように部材吊り下げ部6の先端部をかしめて、グリッド 部材の上辺を把持させるようにしている。
【0035】 また、図3Bの例は、部材吊り下げ部6が、ほぼL字状に曲げられており、曲 げられた部分の途中に曲げ溝12が設けられている。このため、グリッド部材の 上辺の孔に挿入した後、図中矢印で示すように部材吊り下げ部6の先端部を曲げ てかしめるとき、曲げ溝12の部分で折り曲げやすくなっている。
【0036】 図4には、上記ハンガー1を用いてグリッド部材を吊り下げ支持した状態が示 されている。
【0037】 このハンガー1が適用されるグリッド部材41は、角柱状にふくらんだ上辺4 2と、板状をなす中間部43と、中間部43に対してT字状に形成された天井板 支持部44とを有する形状をなしており、その点では図6に示したグリッド部材 と同じであるが、ふくらんだ上辺42に汎用の孔45が所定間隔で形成されてい る点が異なっている。そして、本考案のハンガー1は、上記汎用の孔45を利用 してグリッド部材41を吊り下げ支持するものである。なお、図4においては、 十字型に接合されているグリッド部材41、41の接合構造については、省略し て図示されていない。
【0038】 グリッド部材41の取付けに際し、まず、ハンガー1の下端部の部材吊り下げ 部6をグリッド部材41の上辺の孔45に挿入し、必要に応じて部材吊り下げ部 6をかしめることにより、ハンガー1をグリッド部材41に取付ける。また、天 井スラブに所定間隔で吊りボルト35を垂下させた状態で取付け、この吊りボル ト35に一対のナット36を螺合させておく。
【0039】 そして、ハンガー1を取付けたグリッド部材41を持ち上げ、吊りボルト35 の上下のナット36、36の間の部分を、ハンガー1の吊りボルト嵌込み部4に 挿入して、下方のナット36をハンガー1の吊りボルト嵌込み部4の周縁をなす 折曲部3に係合させることにより、ハンガー1を吊りボルト35に支持させる。 なお、図4に示されるように、施工後に揺れ等によってハンガー1からグリッド 部材41が脱落することを防止するため、グリッド部材41の長さ方向において ハンガー1の向きを交互に180°変えることが好ましい。
【0040】 このように、吊りボルト35のナット36、36の間の部分を、ハンガー1の 吊りボルト嵌込み部4に挿入するだけで、グリッド部材41に取付けられたハン ガー1を吊りボルト35に支持させることができるので、足場上での作業を減ら すために、床上でグリッド部材41をある程度組上げた後、グリッド部材41を 吊りボルト35に一斉に支持させることも容易である。
【0041】 また、グリッド部材41をハンガー1を介して吊りボルト35に支持させると き、吊りボルト35がハンガー1の吊りボルト嵌込み部4の開口方向へ移動して 吊りボルト嵌込み部4から外れそうになっても、吊りボルト外れ防止部5が下方 のナット36に係合するため、ハンガー1が吊りボルト35から外れてしまうこ とはない。したがって、グリッド部材41の天井への吊り下げ支持作業を安心し て行うことができ、万が一ナット36の締め付けが不十分な場合でも、施工後に ハンガー1が吊りボルト35から外れることを防ぐことができる。
【0042】 更に、グリッド部材41をある程度組み付けてハンガー1を介して吊りボルト 35に支持させた後、ハンガー1による支持高さは、下方のナット36を回すこ とによって微調整することができる。また、ハンガー1による水平方向の支持位 置は、吊りボルト35をボルト嵌込み部4においてスライドさせることにより微 調整することができる。そして、ハンガー1による支持位置を調整した後は、上 方のナット36と下方のナット36とでハンガー1の折曲部3を挟むように締め 付けることによってしっかりと固定することができる。
【0043】 なお、吊りボルト35に予めハンガー1を吊り下げ支持させた後、グリッド部 材41をハンガー1に支持させてもよい。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のシステム天井のグリッド部材のハンガーによれ ば、吊りボルト嵌込み部を切り込み状の溝にしたため、吊りボルトの嵌め込み作 業が簡便になされ、水平方向の位置の修正も容易に行うことができる。
【0045】 また、ハンガーの部材吊り下げ部をグリッド部材のふくらんだ上辺に開けられ た汎用の孔に通した後、かしめるだけでグリッド部材を取付けることができるの で、グリッド部材の吊り下げ作業が簡便となる。
【0046】 更に、グリッド部材の吊り下げ作業中に吊りボルトがハンガーの吊りボルト嵌 込み部の開口方向に移動しても、吊りボルト外れ防止部が下方のナットに係合す るため、ハンガーが吊りボルトから外れてしまうことはなく、作業を安心して行 うことができる。
【0047】 加えて、従来のハンガーと比較して構造が簡単であるため、極めて低コストで 製造することができる。
【0048】 また、吊りボルト嵌込み部の開口部内周に、吊りボルトの外径より若干小さい 幅の部分を設けた場合には、一旦嵌め込んだハンガーが吊りボルトから外れてし まうことをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシステム天井のグリッド部材のハンガ
ーの一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案のシステム天井のグリッド部材のハンガ
ーの吊りボルト嵌込み部の形状の例を示す模式平面図で
ある。
【図3】本考案のシステム天井のグリッド部材のハンガ
ーの部材吊り下げ部の形状の例を示す模式側面図であ
る。
【図4】本考案のシステム天井のグリッド部材のハンガ
ーを用いてグリッド部材を吊り下げ支持した状態を示す
斜視図である。
【図5】従来のシステム天井のグリッド部材のハンガー
の一例を示す斜視図である。
【図6】従来のシステム天井のグリッド部材のハンガー
を用いてグリッド部材を吊り下げ支持した状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ハンガー 2 本体 3 折曲部 4 吊りボルト嵌込み部 5 吊りボルト外れ防止部 6 部材吊り下げ部 7、8 ハンガーの側部 9、10、11 突起部 12 曲げ溝 35 吊りボルト 36 ナット 41 グリッド部材 42 上辺 45 汎用の孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふくらんだ上辺に汎用の孔を有するシス
    テム天井のグリッド部材に適用されるハンガーにおい
    て、金属板からなる本体の上部が水平方向に折曲され、
    その折曲部に切込み状の溝からなる吊りボルト嵌込み部
    が形成され、かつ、前記吊りボルト嵌込み部の開口部両
    側が更に下方に折曲されて吊りボルト外れ防止部をなし
    ており、前記本体の下部は、前記グリッド部材の汎用の
    孔に挿入できるようにL字状又はフック状に曲げられて
    部材吊り下げ部をなしていることを特徴とするシステム
    天井のグリッド部材のハンガー。
  2. 【請求項2】 前記吊りボルト嵌込み部が、その開口部
    内周に吊りボルトの外径より若干小さい幅の部分を有す
    る請求項1記載のシステム天井のグリッド部材のハンガ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記本体は、上方に向けてテーパ状に幅
    広になるように形成されている請求項1又は2記載のシ
    ステム天井のグリッド部材のハンガー。
  4. 【請求項4】 前記吊りボルト外れ防止部の突出長さ
    が、2〜4mmとされている請求項1〜3のいずれか1
    つに記載のシステム天井のグリッド部材のハンガー。
JP1995003529U 1995-03-27 1995-03-27 システム天井のグリッド部材のハンガー Expired - Lifetime JP3016244U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013040528A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Sawata Co Ltd リップ溝形材接続装置
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KR20210002869U (ko) * 2020-06-16 2021-12-23 이리코조명 주식회사 행거형 조명등의 트랙거치장치

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