JP2004143798A - 天井部材とワイヤ固定金具による天井吊り固定方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井部材等をワイヤ―を用いて天井スラブから吊り下げ固定する方法及び装置を提供する。
【解決手段】天井スラブ側金具8の一面にワイヤ7の一端部を適宜手段で固定すると共に、予め高さ位置調節を行った天井部材15のメインバー16(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材1の上側クランプ部にワイヤ7の他端部を巻きつけ位置決めすると共に、クランプ部に設けた固定手段により、ワイヤ7の他端部の末端をクランプ部材1に対して固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】天井スラブ側金具8の一面にワイヤ7の一端部を適宜手段で固定すると共に、予め高さ位置調節を行った天井部材15のメインバー16(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材1の上側クランプ部にワイヤ7の他端部を巻きつけ位置決めすると共に、クランプ部に設けた固定手段により、ワイヤ7の他端部の末端をクランプ部材1に対して固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、天井部材等をワイヤ―を用いて天井スラブから吊り下げ固定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来コンクリート建造物において天井スラブから天井パネル、照明器具、空調機器、防災機器、天井点検口等を含む天井部材を吊り下げ固定する、システム天井が広く用いられている。このシステム天井の吊り下げ方式としては、例えば特開平8−68154号公報に示すように、天井裏に設けた梁材と天井パネル上のHバーとの間に板状のハンガーを配置するもの、又は特開平7−166634号公報に示すように、照明器具、空調機器、防災機器等を含む天井グリッドを枠体で囲むと共に、この枠体を天井スラブから棒体で吊り下げ固定する方法が行われている。そしてこれら天井部材を比較的広範囲に亘って均一高さに保つために、例えば登録実用新案第3016244号に示すように、天井部材のクリットを金属板からなるハンガーで吊り下げ、このハンガーの上端折曲部を天井スラブから吊り下げた吊りボルトのナット部に嵌込むようにしたものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−68154号公報
【特許文献2】
特開平7−166634号公報
【特許文献3】
登録実用新案第3016244号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年商用ビル等において、テナントの交代等に伴う改装作業が益々頻繁に行われるようになり、天井パネルの種類及びその寸法も、施主の要望により迅速に取り替えることが要求されている。これに対し従来のシステム天井は、既述したように専用の吊り下げ金具を用いるために、その施工は複雑であり、またレベル調整にボルト、ナット方式またはターンバックル方式を用いるために、システム天井自体が重くなり、また複雑且つ高価な部品を用いるので、施工費用がかさむとともに、施工自体が複雑であり、従って短期間の交換は不経済でもあった。
【0005】
近年、例えば登録実用新案第303842号に示すように、ワイヤ部材を用い、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井グリッドに設けた穴に挿通することによって天井グリッドを吊り下げることが行われている。しかしながら、例えば天井スラブに固定させた金具の穴と天井部材の主要枠材(Tバー)の側壁に設けた穴の間にワイヤを挿通し、夫々のワイヤ端部をワイヤ本体に巻き付け又は圧着スリーブやソケット等で固定する場合、天井金具と枠材の穴の位置がずれたりして両者の間の距離が一定でなく、従って天井部材のレベル調整が困難であった。また、ワイヤ端部の巻きつけが緩んだりして、重量のある天井部材には不向きであり、長期の安定的な吊り下げ保持には適さなかった。この発明は、吊り下げや巻き付けのための穴を用いないで、ワイヤを吊り金具に締着することによって、施工が簡単で且つ長期間の使用に耐える、天井部材等の吊り下げ固定方法及び装置を創出することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、天井スラブ側金具の一面にワイヤの一端部を適宜手段で固定すると共に、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材のクランプ部に前記ワイヤの他端部を当接させ、高さ位置調節を行った後に該クランプ部に設けた固定手段により、前記ワイヤの他端部の末端をクランプ部材に対して固定するようにした、天井部材とワイヤ固定金具による天井吊り固定方法を得るものである。
【0007】
またこの発明は、ワイヤの一端部を垂直面に固定した天井スラブ側L型金具と、該金具から垂下させたワイヤと、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材とからなり、該クランプ部材の上側クランプ部に前記ワイヤの他端部を当接させ位置決めする手段と、前記ワイヤの多端部の末端を固定させる固定手段とを具える天井吊り固定装置とを得るものである。
【0008】
クランプ部材は互いに重ね合わせた2枚の天井部材支持用縦長板体と1枚又は複数枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体と、夫々の板を重ね合わせ縦長板体間には天井部材の上縁部を挟持すると共に縦長板体と短板体との間にワイヤを挟み位置決め固定するための押しネジとからなる。2枚の天井部材支持用縦長板体の一方又は両方の下端部には、互いに内側に向く溝部が設けられ、前記天井部材のメインバー(Tバー)の上側縁部を把持する。またクランプ部材の上側には前記天井部材支持用縦長板体の外側に重なるように1枚又は複数枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体が配置され、夫々の板を重ね合わせ縦長板体間には天井部材の上縁部を挟持すると共に縦長板体と短板体との間にワイヤを挟み位置決め固定し、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジからなる少なくとも2個の押しネジによって縦長板体と短板体とワイヤの他端部とを緊締する。夫々の板体には複数のネジ穴が縦列又は横列に設けられ、そのネジ穴に、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジがねじ込まれる。
【0009】
クランプ部材の一実施例として、上方の平行な縦長板体と短板体との間に側方からワイヤの他端部より少し上側を挟み、前記板体の下側に設けたワイヤセッテング用ネジの胴部及び短板体の下端縁部によってワイヤを屈曲させその他端部を2枚の板体の側方反対側に持ち上げU字状に形成する。そして最終的にワイヤ屈曲部がワイヤセッテング用ネジ及び短板体下縁部に当接され、その他端部がワイヤ端末処理用ネジに当接された後、クランプ部材とそれが支持している天井部材の高さ調節を行い、クランプ部材の位置決めをした後、両方のネジをしめてワイヤをクランプ部材の縦長板体と短板体との間に挟み込み固定させる。
【0010】
この発明の一実施例では、クランプ部材の上側のネジ穴に、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジがねじ込まれると、部材の下部に係合された天井部材のメインバー(Tバー)も同時に緊締される。この発明の他の実施例として、クランプ部材の下部は上側のネジによる緊締と関係無くバネ状に開閉できるようになっており、例えばクランプ部材を囲む巻帯を下側に降ろした時に天井部材のメインバーと係合することができる。この構成によりレベル調節や天井部材取外し等の作業がより便利になる。また、クランプ部材と天井部材のメインバーとの間に、ネジ等による高低位置微調整手段を設ける等、種々の変形実施例が考えられるが、これらについては、後に述べる実施例の項で詳述する。
【0011】
この発明のワイヤ吊り下げ施工法に用いる、天井スラブ側金具と、その金具の一面にワイヤの一端部を固定するには、種々の実施態様がある。最も一般的な実施例としては、天井スラブ面に対向して、鋲打ち等でこの天井スラブ面に固定される穴付き水平リブ部と、この一端を折り曲げ形成し、ワイヤの一端部を溶接又はカシメ等で固定する垂直リブ部とを備えるL字形金具がある。その他、前述したクランプ部と類似するネジ及びクランプ板によりワイヤの一端部を固定する垂直リブ部を持つ金具、天井スラブ面内に打ち込み固定するコーン状係止具からなるもの等、種々の変形実施例があるが、これらについても、後に述べる実施例の項で詳述する。
【0012】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、ワイヤ部材を用いてシステム天井の天井部材を吊り下げる場合に、天井金具と枠材の穴の位置がずれたりして両者の間の距離が不安定になることはなく、従って天井部材のレベル調整が容易に行える。この場合,天井から吊持したワイヤの先端をU字状に折り曲げて天井部材を仮置きした後、レベル調節し、最終的にクランプ部材のネジによりワイヤと天井部材の連結固定をすることができるので、作業上便利である。また、ワイヤ端部の巻きつけが緩んだりすることがなく、重量のある天井部材であっても、簡便に吊り下げ固定させて、長期の安定的な吊り下げ保持が可能となる。この発明は特に、吊り下げや巻き付けのための穴を用いないで、ワイヤを吊り金具に締着するので、専用の吊り下げ器具を用いず市販のワイヤを使用でき、施工が簡単で且つ材料費も安価なので、急なリフォーム工事にも対応することができる天井部材等の吊り下げ固定方法及び装置を創出するものである。
【0013】
【実施例】
図1に、この発明の天井部材の固定装置を示す。クランプ部材1は互いに重ね合わせた2枚の天井部材支持用縦長板体2、3と1枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体4と、ワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6とからなる。図2は上記クランプ金具の各部材を展開したものを示す。
【0014】
ワイヤ7はその一端部が、L字状の天井スラブ側金具8の一面に、この実施例では金具の絞り加工円筒部分9への挿入後圧着加工によって固定されている。ワイヤ7の金具8への取付け固定方法には、この他に図3に示す圧着端子ビス留め、図4に示すビスへの屈曲圧板止め、図5に示す金具側面に折り曲げ形成された円筒部10への挿入後カシメ手段により圧着固定する等の施工方法があり、いずれも後でワイヤ7の他端部に天井部材を吊り下げた時にそれらの重量によって変形しないようにワイヤの一端部を天井スラブに対して固定する。さらに他の変形例として、L字形金具の代わりに、図6に示すように角柱表面に戻り止め突起を多数設け、又は図7に示すように表面にネジ山を刻設した棒体、または図8に示すように、角柱の隅角にネジ山を形成したものを、天井スラブに直接打ち込み又はねじ込み固定される植込みボルト部11に、ワイヤ7の一端部を圧着加工、ビス留め、屈曲圧板留め等により固定させる方法もある。
【0015】
クランプ部材1は、縦長板体3と短板体4との間にワイヤ7を挟み位置決め固定し、ワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6によって縦長板体2、3と短板体4とワイヤ7の他端部とを緊締する。図1及び図2に示すように、2枚の天井部材支持用縦長板体2、3の両方の下端部には、互いに内側に向く溝部12、13が設けられ、前記天井部材のメインバー(Tバー)16の上側縁部17を把持する。
【0016】
クランプ部材1の一実施例として、縦長板体3と短板体4との間に側方からワイヤ7の他端部より少し上側を挟み、前記板体の下側に設けたワイヤセッテング用ネジの胴部及び短板体の下端縁部によってワイヤを屈曲させその他端部を2枚の板体の側方反対側に持ち上げU字状に形成する。そして最終的にワイヤ屈曲部がワイヤセッテング用ネジ5及び短板体4の下縁部14に当接され、その他端部がワイヤ端末処理用ネジ6に当接された後、両方のネジ5、6を締めてワイヤ7をクランプ部材1の縦長板体3と短板体4との間に挟み込み固定する。
【0017】
天井部材15のタイバー16は吊り下げ作業の際に、予めその高さ位置が定められており、従って天井スラブから金具8又はボルト11を介し吊り下げられるワイヤ7が最も短くなる、換言すれば垂直に最も近くなる位置に天井部材15のクランプ部材1を移動させ、その後ワイヤ7の他端部を前述した手順でクランプ部材1に挟み、屈曲させた後クランプ部材1のネジ5、6を締めて手を最終的にクランプ部材1、ワイヤ7及び天井部材15を互いに固定する。
【0018】
ワイヤ7としては2〜2.6mm径の軟鋼針金を用いる。前述した作業手順で作業者が天井スラブから吊り下げられたワイヤ7をクランプ部材1の固定用短板体4の下端縁部14に引掛け、クランプ部材の高さ位置決めを行った後、ワイヤ7を緊張させたまま屈曲させ、ネジ5、6によって緊締するので、天井部材の高さ位置は調節した位置に維持され、その後の高さ位置調整は必要ない。上記の作業をより容易且つ確実なものとするために、図9乃至図12に示すように、クランプ部材1のワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6を横向きに並べたもの、ワイヤ端末処理用ネジ6をより低い位置に置くようクランプ部材1を変形させたもの、ワイヤセッテング用ネジ5を押しネジ形式にしたもの等がある。
【0019】
さらに厳密な高さ位置の微調整を必要とする場合には、例えば図13に示すように、クランプ部材1と天井部材15との間に微調整ネジ、ターンバックル等を設けても良い。図示のように、ワイヤ7は天井部材15に対して斜め方向から複数本で支持することもできる。
【0020】
また、この発明の他の実施例を図14に示す。この実施例では、クランプ部材1の下部は上側のネジによる緊締と関係無くバネ状に開閉できるようになっており、クランプ部材を囲む巻帯18を下側に降ろした時に天井部材のメインバーと係合することができる。この構成はワイヤによって天井部材を吊り下げた後に、この係合を一時外したい場合等に便利である。
【0021】
図15及び図16に、天井部材15のメインバー16が交差する部分を、クロスバー19で支持する場合の実施例を示す。2枚のクロスバー19、19の中央部をネジ20により固着して、前記メインバー16が交差する部分の上に載せ、夫々のクロスバー19の端部に設けたクランプ部材によってメインバー16を吊持する。さらにクロスバー19の中央部にコンプレッションレバー21を取付ける、このレバー21と天井スラブとの間には、既知のコンプレッションボルト22を取付け、ナット23によってシーリンググリップ24との間の高低調節及び固定を行う。
【0022】
図17に、この発明によるワイヤを用いた天井部材のレベル設定方法を示す。第1に基本墨出しを行い天井スラブ適所に天井スラブ側金具8またはシーリンググリップ24を取付け、ワイヤ7を吊り下げメインバー16の左端を吊持し、レベルポインター25から発光するレーザーのレベル線6によって、所定高さの位置にクランプ部材1及び天井部材のメインバー16を固定する。次にメインバー16の右端位置のシーリンググリップ24aを天井スラブに固定した後ワイヤ7aでメインバー16の右端を持ち上げ、レベル調節を行ってクランプ部材1aを所定高さに吊り下げ固定する。この場合ワイヤ7aの先端はU字状に折り曲げて天井部材1aを仮置きした後、レベル調節し、最終的にワイヤ7aと天井部材1aの連結固定をすることができるので、作業上便利である。
【0023】
このようにして左右の天井部材1及び1aのレベル調節及び固定が済んだ後、その中間の天井部材1bを、シーリンググリップ24bおよびワイヤ7bによって順次吊り下げ固定して行けば、システム天井の天井部材の取付け施工が迅速且つ正確に行える。なお、最初の天井部材1のレベルを建造物側壁の、所定高さに設けられた水平バーによって決めることができれば、全体の施工は更に簡単になる。なおこの発明の各実施例と比較するために、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井グリッドに設けた穴に挿通することによって天井部材を吊り下げる装置を、図18に示す。この従来例では天井スラブ側金具とワイヤ上側との間、及びワイヤ下側と天井部材のメインバーとの間に遊びがあり、メインバーの正確なレベルが確保されない欠点があることが明瞭である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の天井部材の固定装置を示す見取り図である。
【図2】図1のクランプ部材の構成要素を展開して示す。
【図3】天井スラブ側金具へのワイヤの固定を圧着端子ビス留めとした実施例
【図4】上記ワイヤの固定をビスへの屈曲圧板止めとした実施例、
【図5】上記ワイヤの固定を、金具側面に溶接形成された円筒部への挿入後圧着加工した実施例を示す。
【図6】天井スラブに直接打ち込み固定される植込みボルト部に、ワイヤの一端部を圧着加工により固定させた実施例を示す。
【図7】上記ワイヤの一端部をビス留めにより固定させた実施例、
【図8】上記ワイヤの一端部を屈曲圧板留めにより固定させた実施例を示す。
【図9】クランプ部材のワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6を横向きに並べた実施例を示す。
【図10】ワイヤ端末処理用ネジをより低い位置に置くようクランプ部材を変形させた実施例を示す。
【図11】ワイヤセッテング用ネジを押しネジ形式にした実施例を示す。
【図12】ワイヤセッテング用ネジを押しネジ形式にした他の実施例を示す。
【図13】クランプ部材と天井部材との間に微調整ネジを設けた実施例を示す。
【図14】クランプ部材の下部をバネ状に開閉できるようにした実施例を示す。
【図15】天井部材のメインバーが交差する部分を、クロスバーで支持する場合の実施例を示す。
【図16】図15に示すクロスバーにコンプレッションレバーを取付けた実施例を示す。
【図17】この発明によるワイヤを用いた天井部材のレベル設定方法を示す概念図である。
【図18】従来の、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井部材に設けた穴に挿通することによって天井部材を吊り下げる装置を示す。
【符号の説明】
1 クランプ部材
2、3 縦長板体
4 短板体
5 ワイヤセッテング用ネジ
6 ワイヤ端末処理用ネジ
7 ワイヤ
8 天井スラブ側金具
9 加工円筒部分
10 円筒部
11 植込みボルト部
12、13 溝部
14 下縁部
15 天井部材
16 メインバー
17 上側縁部
18 巻帯
19 クロスバー
20 ネジ
21 コンプレッションレバー
22 コンプレッションボルト
23 ナット
24 シーリンググリップ
25 レベルポインター
26 レベル線
【産業上の利用分野】
この発明は、天井部材等をワイヤ―を用いて天井スラブから吊り下げ固定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来コンクリート建造物において天井スラブから天井パネル、照明器具、空調機器、防災機器、天井点検口等を含む天井部材を吊り下げ固定する、システム天井が広く用いられている。このシステム天井の吊り下げ方式としては、例えば特開平8−68154号公報に示すように、天井裏に設けた梁材と天井パネル上のHバーとの間に板状のハンガーを配置するもの、又は特開平7−166634号公報に示すように、照明器具、空調機器、防災機器等を含む天井グリッドを枠体で囲むと共に、この枠体を天井スラブから棒体で吊り下げ固定する方法が行われている。そしてこれら天井部材を比較的広範囲に亘って均一高さに保つために、例えば登録実用新案第3016244号に示すように、天井部材のクリットを金属板からなるハンガーで吊り下げ、このハンガーの上端折曲部を天井スラブから吊り下げた吊りボルトのナット部に嵌込むようにしたものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−68154号公報
【特許文献2】
特開平7−166634号公報
【特許文献3】
登録実用新案第3016244号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年商用ビル等において、テナントの交代等に伴う改装作業が益々頻繁に行われるようになり、天井パネルの種類及びその寸法も、施主の要望により迅速に取り替えることが要求されている。これに対し従来のシステム天井は、既述したように専用の吊り下げ金具を用いるために、その施工は複雑であり、またレベル調整にボルト、ナット方式またはターンバックル方式を用いるために、システム天井自体が重くなり、また複雑且つ高価な部品を用いるので、施工費用がかさむとともに、施工自体が複雑であり、従って短期間の交換は不経済でもあった。
【0005】
近年、例えば登録実用新案第303842号に示すように、ワイヤ部材を用い、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井グリッドに設けた穴に挿通することによって天井グリッドを吊り下げることが行われている。しかしながら、例えば天井スラブに固定させた金具の穴と天井部材の主要枠材(Tバー)の側壁に設けた穴の間にワイヤを挿通し、夫々のワイヤ端部をワイヤ本体に巻き付け又は圧着スリーブやソケット等で固定する場合、天井金具と枠材の穴の位置がずれたりして両者の間の距離が一定でなく、従って天井部材のレベル調整が困難であった。また、ワイヤ端部の巻きつけが緩んだりして、重量のある天井部材には不向きであり、長期の安定的な吊り下げ保持には適さなかった。この発明は、吊り下げや巻き付けのための穴を用いないで、ワイヤを吊り金具に締着することによって、施工が簡単で且つ長期間の使用に耐える、天井部材等の吊り下げ固定方法及び装置を創出することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、天井スラブ側金具の一面にワイヤの一端部を適宜手段で固定すると共に、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材のクランプ部に前記ワイヤの他端部を当接させ、高さ位置調節を行った後に該クランプ部に設けた固定手段により、前記ワイヤの他端部の末端をクランプ部材に対して固定するようにした、天井部材とワイヤ固定金具による天井吊り固定方法を得るものである。
【0007】
またこの発明は、ワイヤの一端部を垂直面に固定した天井スラブ側L型金具と、該金具から垂下させたワイヤと、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材とからなり、該クランプ部材の上側クランプ部に前記ワイヤの他端部を当接させ位置決めする手段と、前記ワイヤの多端部の末端を固定させる固定手段とを具える天井吊り固定装置とを得るものである。
【0008】
クランプ部材は互いに重ね合わせた2枚の天井部材支持用縦長板体と1枚又は複数枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体と、夫々の板を重ね合わせ縦長板体間には天井部材の上縁部を挟持すると共に縦長板体と短板体との間にワイヤを挟み位置決め固定するための押しネジとからなる。2枚の天井部材支持用縦長板体の一方又は両方の下端部には、互いに内側に向く溝部が設けられ、前記天井部材のメインバー(Tバー)の上側縁部を把持する。またクランプ部材の上側には前記天井部材支持用縦長板体の外側に重なるように1枚又は複数枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体が配置され、夫々の板を重ね合わせ縦長板体間には天井部材の上縁部を挟持すると共に縦長板体と短板体との間にワイヤを挟み位置決め固定し、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジからなる少なくとも2個の押しネジによって縦長板体と短板体とワイヤの他端部とを緊締する。夫々の板体には複数のネジ穴が縦列又は横列に設けられ、そのネジ穴に、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジがねじ込まれる。
【0009】
クランプ部材の一実施例として、上方の平行な縦長板体と短板体との間に側方からワイヤの他端部より少し上側を挟み、前記板体の下側に設けたワイヤセッテング用ネジの胴部及び短板体の下端縁部によってワイヤを屈曲させその他端部を2枚の板体の側方反対側に持ち上げU字状に形成する。そして最終的にワイヤ屈曲部がワイヤセッテング用ネジ及び短板体下縁部に当接され、その他端部がワイヤ端末処理用ネジに当接された後、クランプ部材とそれが支持している天井部材の高さ調節を行い、クランプ部材の位置決めをした後、両方のネジをしめてワイヤをクランプ部材の縦長板体と短板体との間に挟み込み固定させる。
【0010】
この発明の一実施例では、クランプ部材の上側のネジ穴に、ワイヤセッテング用ネジ、ワイヤ端末処理用ネジがねじ込まれると、部材の下部に係合された天井部材のメインバー(Tバー)も同時に緊締される。この発明の他の実施例として、クランプ部材の下部は上側のネジによる緊締と関係無くバネ状に開閉できるようになっており、例えばクランプ部材を囲む巻帯を下側に降ろした時に天井部材のメインバーと係合することができる。この構成によりレベル調節や天井部材取外し等の作業がより便利になる。また、クランプ部材と天井部材のメインバーとの間に、ネジ等による高低位置微調整手段を設ける等、種々の変形実施例が考えられるが、これらについては、後に述べる実施例の項で詳述する。
【0011】
この発明のワイヤ吊り下げ施工法に用いる、天井スラブ側金具と、その金具の一面にワイヤの一端部を固定するには、種々の実施態様がある。最も一般的な実施例としては、天井スラブ面に対向して、鋲打ち等でこの天井スラブ面に固定される穴付き水平リブ部と、この一端を折り曲げ形成し、ワイヤの一端部を溶接又はカシメ等で固定する垂直リブ部とを備えるL字形金具がある。その他、前述したクランプ部と類似するネジ及びクランプ板によりワイヤの一端部を固定する垂直リブ部を持つ金具、天井スラブ面内に打ち込み固定するコーン状係止具からなるもの等、種々の変形実施例があるが、これらについても、後に述べる実施例の項で詳述する。
【0012】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、ワイヤ部材を用いてシステム天井の天井部材を吊り下げる場合に、天井金具と枠材の穴の位置がずれたりして両者の間の距離が不安定になることはなく、従って天井部材のレベル調整が容易に行える。この場合,天井から吊持したワイヤの先端をU字状に折り曲げて天井部材を仮置きした後、レベル調節し、最終的にクランプ部材のネジによりワイヤと天井部材の連結固定をすることができるので、作業上便利である。また、ワイヤ端部の巻きつけが緩んだりすることがなく、重量のある天井部材であっても、簡便に吊り下げ固定させて、長期の安定的な吊り下げ保持が可能となる。この発明は特に、吊り下げや巻き付けのための穴を用いないで、ワイヤを吊り金具に締着するので、専用の吊り下げ器具を用いず市販のワイヤを使用でき、施工が簡単で且つ材料費も安価なので、急なリフォーム工事にも対応することができる天井部材等の吊り下げ固定方法及び装置を創出するものである。
【0013】
【実施例】
図1に、この発明の天井部材の固定装置を示す。クランプ部材1は互いに重ね合わせた2枚の天井部材支持用縦長板体2、3と1枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体4と、ワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6とからなる。図2は上記クランプ金具の各部材を展開したものを示す。
【0014】
ワイヤ7はその一端部が、L字状の天井スラブ側金具8の一面に、この実施例では金具の絞り加工円筒部分9への挿入後圧着加工によって固定されている。ワイヤ7の金具8への取付け固定方法には、この他に図3に示す圧着端子ビス留め、図4に示すビスへの屈曲圧板止め、図5に示す金具側面に折り曲げ形成された円筒部10への挿入後カシメ手段により圧着固定する等の施工方法があり、いずれも後でワイヤ7の他端部に天井部材を吊り下げた時にそれらの重量によって変形しないようにワイヤの一端部を天井スラブに対して固定する。さらに他の変形例として、L字形金具の代わりに、図6に示すように角柱表面に戻り止め突起を多数設け、又は図7に示すように表面にネジ山を刻設した棒体、または図8に示すように、角柱の隅角にネジ山を形成したものを、天井スラブに直接打ち込み又はねじ込み固定される植込みボルト部11に、ワイヤ7の一端部を圧着加工、ビス留め、屈曲圧板留め等により固定させる方法もある。
【0015】
クランプ部材1は、縦長板体3と短板体4との間にワイヤ7を挟み位置決め固定し、ワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6によって縦長板体2、3と短板体4とワイヤ7の他端部とを緊締する。図1及び図2に示すように、2枚の天井部材支持用縦長板体2、3の両方の下端部には、互いに内側に向く溝部12、13が設けられ、前記天井部材のメインバー(Tバー)16の上側縁部17を把持する。
【0016】
クランプ部材1の一実施例として、縦長板体3と短板体4との間に側方からワイヤ7の他端部より少し上側を挟み、前記板体の下側に設けたワイヤセッテング用ネジの胴部及び短板体の下端縁部によってワイヤを屈曲させその他端部を2枚の板体の側方反対側に持ち上げU字状に形成する。そして最終的にワイヤ屈曲部がワイヤセッテング用ネジ5及び短板体4の下縁部14に当接され、その他端部がワイヤ端末処理用ネジ6に当接された後、両方のネジ5、6を締めてワイヤ7をクランプ部材1の縦長板体3と短板体4との間に挟み込み固定する。
【0017】
天井部材15のタイバー16は吊り下げ作業の際に、予めその高さ位置が定められており、従って天井スラブから金具8又はボルト11を介し吊り下げられるワイヤ7が最も短くなる、換言すれば垂直に最も近くなる位置に天井部材15のクランプ部材1を移動させ、その後ワイヤ7の他端部を前述した手順でクランプ部材1に挟み、屈曲させた後クランプ部材1のネジ5、6を締めて手を最終的にクランプ部材1、ワイヤ7及び天井部材15を互いに固定する。
【0018】
ワイヤ7としては2〜2.6mm径の軟鋼針金を用いる。前述した作業手順で作業者が天井スラブから吊り下げられたワイヤ7をクランプ部材1の固定用短板体4の下端縁部14に引掛け、クランプ部材の高さ位置決めを行った後、ワイヤ7を緊張させたまま屈曲させ、ネジ5、6によって緊締するので、天井部材の高さ位置は調節した位置に維持され、その後の高さ位置調整は必要ない。上記の作業をより容易且つ確実なものとするために、図9乃至図12に示すように、クランプ部材1のワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6を横向きに並べたもの、ワイヤ端末処理用ネジ6をより低い位置に置くようクランプ部材1を変形させたもの、ワイヤセッテング用ネジ5を押しネジ形式にしたもの等がある。
【0019】
さらに厳密な高さ位置の微調整を必要とする場合には、例えば図13に示すように、クランプ部材1と天井部材15との間に微調整ネジ、ターンバックル等を設けても良い。図示のように、ワイヤ7は天井部材15に対して斜め方向から複数本で支持することもできる。
【0020】
また、この発明の他の実施例を図14に示す。この実施例では、クランプ部材1の下部は上側のネジによる緊締と関係無くバネ状に開閉できるようになっており、クランプ部材を囲む巻帯18を下側に降ろした時に天井部材のメインバーと係合することができる。この構成はワイヤによって天井部材を吊り下げた後に、この係合を一時外したい場合等に便利である。
【0021】
図15及び図16に、天井部材15のメインバー16が交差する部分を、クロスバー19で支持する場合の実施例を示す。2枚のクロスバー19、19の中央部をネジ20により固着して、前記メインバー16が交差する部分の上に載せ、夫々のクロスバー19の端部に設けたクランプ部材によってメインバー16を吊持する。さらにクロスバー19の中央部にコンプレッションレバー21を取付ける、このレバー21と天井スラブとの間には、既知のコンプレッションボルト22を取付け、ナット23によってシーリンググリップ24との間の高低調節及び固定を行う。
【0022】
図17に、この発明によるワイヤを用いた天井部材のレベル設定方法を示す。第1に基本墨出しを行い天井スラブ適所に天井スラブ側金具8またはシーリンググリップ24を取付け、ワイヤ7を吊り下げメインバー16の左端を吊持し、レベルポインター25から発光するレーザーのレベル線6によって、所定高さの位置にクランプ部材1及び天井部材のメインバー16を固定する。次にメインバー16の右端位置のシーリンググリップ24aを天井スラブに固定した後ワイヤ7aでメインバー16の右端を持ち上げ、レベル調節を行ってクランプ部材1aを所定高さに吊り下げ固定する。この場合ワイヤ7aの先端はU字状に折り曲げて天井部材1aを仮置きした後、レベル調節し、最終的にワイヤ7aと天井部材1aの連結固定をすることができるので、作業上便利である。
【0023】
このようにして左右の天井部材1及び1aのレベル調節及び固定が済んだ後、その中間の天井部材1bを、シーリンググリップ24bおよびワイヤ7bによって順次吊り下げ固定して行けば、システム天井の天井部材の取付け施工が迅速且つ正確に行える。なお、最初の天井部材1のレベルを建造物側壁の、所定高さに設けられた水平バーによって決めることができれば、全体の施工は更に簡単になる。なおこの発明の各実施例と比較するために、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井グリッドに設けた穴に挿通することによって天井部材を吊り下げる装置を、図18に示す。この従来例では天井スラブ側金具とワイヤ上側との間、及びワイヤ下側と天井部材のメインバーとの間に遊びがあり、メインバーの正確なレベルが確保されない欠点があることが明瞭である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の天井部材の固定装置を示す見取り図である。
【図2】図1のクランプ部材の構成要素を展開して示す。
【図3】天井スラブ側金具へのワイヤの固定を圧着端子ビス留めとした実施例
【図4】上記ワイヤの固定をビスへの屈曲圧板止めとした実施例、
【図5】上記ワイヤの固定を、金具側面に溶接形成された円筒部への挿入後圧着加工した実施例を示す。
【図6】天井スラブに直接打ち込み固定される植込みボルト部に、ワイヤの一端部を圧着加工により固定させた実施例を示す。
【図7】上記ワイヤの一端部をビス留めにより固定させた実施例、
【図8】上記ワイヤの一端部を屈曲圧板留めにより固定させた実施例を示す。
【図9】クランプ部材のワイヤセッテング用ネジ5、ワイヤ端末処理用ネジ6を横向きに並べた実施例を示す。
【図10】ワイヤ端末処理用ネジをより低い位置に置くようクランプ部材を変形させた実施例を示す。
【図11】ワイヤセッテング用ネジを押しネジ形式にした実施例を示す。
【図12】ワイヤセッテング用ネジを押しネジ形式にした他の実施例を示す。
【図13】クランプ部材と天井部材との間に微調整ネジを設けた実施例を示す。
【図14】クランプ部材の下部をバネ状に開閉できるようにした実施例を示す。
【図15】天井部材のメインバーが交差する部分を、クロスバーで支持する場合の実施例を示す。
【図16】図15に示すクロスバーにコンプレッションレバーを取付けた実施例を示す。
【図17】この発明によるワイヤを用いた天井部材のレベル設定方法を示す概念図である。
【図18】従来の、ワイヤの下端の折り曲げ部を天井部材に設けた穴に挿通することによって天井部材を吊り下げる装置を示す。
【符号の説明】
1 クランプ部材
2、3 縦長板体
4 短板体
5 ワイヤセッテング用ネジ
6 ワイヤ端末処理用ネジ
7 ワイヤ
8 天井スラブ側金具
9 加工円筒部分
10 円筒部
11 植込みボルト部
12、13 溝部
14 下縁部
15 天井部材
16 メインバー
17 上側縁部
18 巻帯
19 クロスバー
20 ネジ
21 コンプレッションレバー
22 コンプレッションボルト
23 ナット
24 シーリンググリップ
25 レベルポインター
26 レベル線
Claims (5)
- 天井スラブ側金具の一面にワイヤの一端部を適宜手段で固定すると共に、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材のクランプ部に前記ワイヤの他端部を当接させ、高さ位置調節を行った後に該クランプ部に設けた固定手段により、前記ワイヤの他端部の末端をクランプ部材に対して固定するようにした、天井部材とワイヤ固定金具による天井吊り固定方法。
- ワイヤの一端部を固定した天井スラブ側金具と、該金具から垂下させたワイヤと、天井部材のメインバー(Tバー)の上側適所に係合させたクランプ部材とからなり、該クランプ部材の上側クランプ部に前記ワイヤの他端部を位置決めする手段と、前記ワイヤの他端部の末端を固定させる固定手段とを具える、天井部材とワイヤ固定金具による天井吊り固定装置。
- クランプ部材は互いに重ね合わせた2枚の天井部材支持用縦長板体と1枚又は複数枚のワイヤ位置決め及び固定用短板体と、夫々の板を重ね合わせ縦長板体間には天井部材の上縁部を挟持すると共に縦長板体と短板体との間にワイヤを挟み位置決め固定するための押しネジとからなる、請求項2に記載の天井吊り固定装置。
- クランプ部材の2枚の天井部材支持用縦長板体の一方又は両方の下端部に互いに内側に向く溝部が設けられ、前記天井部材のメインバー(Tバー)の上側縁部を把持し係合する、請求項2又は3に記載の天井吊り固定装置。
- クランプ部材の下部は開閉できるバネ状体からなり、下側に降ろして天井部材のメインバーと係合する巻帯をクランプ部材を囲むように設けた、請求項4に記載の天井吊り固定装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104492351A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-04-08 | 青岛科大隆腾科技发展有限公司 | 一种化工设备内件悬吊固定装置及其固定方法 |
KR101508997B1 (ko) * | 2013-10-04 | 2015-04-10 | 신영재 | 천장 고정용 앵글과 와이어 볼트의 결합 장치 |
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-
2002
- 2002-10-24 JP JP2002309467A patent/JP2004143798A/ja active Pending
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