JP3035439U - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JP3035439U
JP3035439U JP1996008930U JP893096U JP3035439U JP 3035439 U JP3035439 U JP 3035439U JP 1996008930 U JP1996008930 U JP 1996008930U JP 893096 U JP893096 U JP 893096U JP 3035439 U JP3035439 U JP 3035439U
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JP
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twisted portion
hole
bolt
hanging
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JP1996008930U
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English (en)
Inventor
恒雄 森井
Original Assignee
株式会社モリイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基盤のいかなる方向の壁面または溝にでも取
り付けられ、自由に長さを調節でき、かつ壁面に固定部
材を装着する必要も無く、吊りターンバックルを必要と
せず、直接配管用吊りバンドを取り付けることのできる
吊り具を提供する。 【解決手段】 吊り具10は、曲げ加工可能な硬質材料
で形成された帯板状長尺体から成り、該長尺体の長さ方
向の一端付近に任意の角度のひねり部13を有し、該ひ
ねり部13より前記一端寄りにボルトを通す孔15を有
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として建物の床下や天井に水道管、電線用配管などの管(パイプ )状部材を設置するために使用される吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような管状部材をビルなどの床下或いは上階の床盤(基盤)から 吊下げ支持するために、基盤の下向き壁面にインサート部材、アンカー部材など の固定部材を装着し、その固定部材に金属製全ねじを装着し、全ねじ(周面全体 にねじ山が設けてある金属製円柱)の下部に吊りターンバックルを取り付け、吊 りターンバックルに吊りバンド(上方のボルトを通す孔を有する取付け部と、下 方の開管可能なリング部とからなり、リング部で管状部材を挟持する部材)を取 り付け、この吊りバンドで管状部材を支持する方法が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この方法では、基盤に下向きの面が無ければ全ねじを装着できないので、吊り バンドも取り付けられないという制約があるばかりでなく、全ねじを壁面に取り 付けるためには固定部材を壁面に装着しなければならず、かつ、全ねじに吊りバ ンドを取り付けるための吊りターンバックルを取り付ける必要があり、部品の数 及び作業工程が多くなり不経済であった。
【0004】 更に、取り付け部位の高さを合わせて、用いる全ねじの長さを予め綿密に選択 する必要があり、作業現場で全ねじの長さを調節することは不可能であった。
【0005】 従って、本考案の目的は、基盤の下向き面、垂直面を問わずいかなる方向の壁 面または溝にでも取り付けられ、自由に長さを調節でき、かつ壁面に固定部材を 装着する必要も無く、吊りターンバックルを必要とせず、直接吊りバンドを取り 付けることのできる吊り具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の吊り具は、曲げ加工可能な硬質材料で形成された帯板状長尺体から成 り、該長尺体の長さ方向の一端付近に任意の角度のひねり部を有し、該ひねり部 より前記一端寄りにボルトを通す孔を有している。
【0007】 本考案の吊り具の好ましい態様は、曲げ加工可能な硬質材料で形成された帯板 状長尺体から成り、該長尺体の長さ方向の一端付近に任意の角度のひねり部を有 し、該ひねり部より前記一端寄りにボルトを通す孔を有し、前記ひねり部と前記 長尺体の他端との間にねじを通す複数個の孔を有している。
【0008】 本発明の吊り具の更に好ましい態様は、曲げ加工可能な金属製帯板状長尺体か ら成り、該長尺体の長さ方向の一端付近に略90°のひねり部を有し、該ひねり 部より前記一端寄りにボルトを通す孔を有し、前記ひねり部と前記長尺体の他端 との間に一定間隔で並んだねじを通す複数個の孔を有している。
【0009】
【作用】
ひねり部に近い一端を下端にして使用する。ひねり部より下方の部分を吊りバ ンドの取付け部で挟み、該取付け部の孔と吊り部材のボルトを通す孔を合わせ、 ボルトを通してナットで締める。長尺体は帯板状であるから、折り曲げ加工する ことができる。ひねり部から離れている端部(上部)を折り曲げることにより、 本考案の吊り具を基盤の溝に吊り下げることができる。
【0010】 ひねり部の上方にねじを通す孔を有するものは、この孔にねじを差し込み壁面 にねじ止めすることができる。壁面の傾斜に合わせて任意に折り曲げ、壁面にね じ止めすることにより、本考案の吊り具を任意の角度で壁面に取り付けることが できる。上方にねじの通る複数の孔、好ましくは一定間隔で並んだ複数のねじを 通す孔を設けてあれば、配管すべき高さに合わせて、ねじ止めする孔を自由に選 択できる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案による吊り具の一実施例の斜視図、図2は図1の吊り具の正面図 、図3は図1の吊り具に吊りバンドを取り付けた側面図、図4、図5及び図6は 基盤に取り付けた図1の吊り具の正面図である。
【0012】 吊り具10は、長さ30cm、幅 2.5cm、厚さ2mmのステンレススチール製帯板 状長尺体で一端付近(一端から5cm) に90°のひねり部13を有している。ひ ねり部13より前記一端寄りに長尺体の長さ方向に長い長孔15(10mm×15mm) を有している。この長孔15はボルトを通すことのできる大きさの孔で、長孔の 範囲で取り付け位置を微調整できる。
【0013】 吊り具10はひねり部13と長尺体の他端との間に1.5cm 間隔で並んだ直径4 mmの孔17を16個を有している。孔17はねじを通すことのできる大きさの孔 である。
【0014】 図3に示すように、長孔15には吊りバンド19が取り付けられる。吊りバン ド19は上方のボルト21を通す孔22を有する取付け部20と、下方の開管可 能なリング部24とからなり、リング部24で管状部材(例えば水道管、ガス管 など)を挟持する。吊りバンド19の取付け部20で吊り具10の一端を挟み、 長孔15の位置を取付け部20の孔22と合わせ、ボルト21を貫通し、ナット 23で締め付けることにより吊りバンド19は吊り具10に固定される。
【0015】 使用に際し、吊り具10はひねり部13に近い一端を下にして天井、床下、壁 などの基盤に取り付けられる。
【0016】 図4に示すように、基盤27に溝29が設けられているときには、吊り具10 の上部を折り曲げて、溝29に吊り下げることができる。
【0017】 図5に示すように、基盤27が梁などの突出した側壁である場合は、吊り具1 0の孔17にねじ25を差し込み側壁にねじ止めすることができる。
【0018】 図6に示すように、基盤27が天井などの下向き壁である場合は、吊り具10 の上部を直角に折り曲げ、水平部分の孔17にねじ25を差し込みねじ止めする ことができる。
【0019】 以上の通り、吊り具10はそのまま或は折り曲げることにより、基盤の壁面の 向き、形状に即応して取り付けることができるので、管状部材を挟持する吊りバ ンドを必要な高さ、角度、方向で支持することが可能である。
【0020】 以上、図示の実施例について説明したが、本考案はこれに限定されるものでな い。例えば、吊り具10のひねり部13の角度は90°であるが、ひねり部の角 度は目的に応じて自由に選択できる。孔17の数、直径も目的に応じて自由に選 択できる。又、上部を折り曲げて溝にかける場合には孔17を必要としない。
【0021】
【考案の効果】
上記のように、本考案の吊り具は帯板状長尺体なので垂直な壁面にそのままね じ止めすることができ、且つ、ひねり部の上方を任意の角度に折り曲げることに より、水平面、傾斜面にもねじ止めすることができる。また、ひねり部の上方を 上端が下向きになるまで折り曲げることにより溝に掛けて用いることもできる。 ひねり部の角度により、いかなる方向の管状部材も支持することができる。吊り ターンバックルを介すことなく、ひねり部より下方の孔に直接吊りバンドを取り 付けることができる。管状部材の取り付けに要する部材の数が大幅に減少するの で経済的であり、かつ作業現場で壁面に取り付ける高さを自由に調節できるので 、従来の全ねじを用いる場合より作業能率が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の吊り具の斜視図。
【図2】図1の吊り具の正面図。
【図3】図1の吊り具に吊りバンドを取り付けた側面
図。
【図4】図1の吊り具の使用状態の正面図。
【図5】図1の吊り具の使用状態の正面図。
【図6】図1の吊り具の使用状態の正面図。
【符号の説明】
10…吊り具、13…ひねり部、15、17、22…
孔、19…吊りバンド、20…取付け部、21…ボル
ト、23…ナット、24…リング部、25…ねじ、27
…基盤、29…溝。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ加工可能な硬質材料で形成された帯板
    状長尺体から成り、該長尺体の長さ方向の一端付近に任
    意の角度のひねり部を有し、該ひねり部より前記一端寄
    りにボルトを通す孔を有することを特徴とする吊り具。
  2. 【請求項2】曲げ加工可能な硬質材料で形成された帯板
    状長尺体から成り、該長尺体の長さ方向の一端付近に任
    意の角度のひねり部を有し、該ひねり部より前記一端寄
    りにボルトを通す孔を有し、前記ひねり部と前記長尺体
    の他端との間にねじを通す複数個の孔を有することを特
    徴とする吊り具。
  3. 【請求項3】曲げ加工可能な金属製帯板状長尺体から成
    り、該長尺体の長さ方向の一端付近に略90°度のひね
    り部を有し、該ひねり部より前記一端寄りにボルトを通
    す孔を有し、前記ひねり部と前記長尺体の他端との間に
    一定間隔で並んだねじを通す複数個の孔を有することを
    特徴とする吊り具。
JP1996008930U 1996-09-04 1996-09-04 吊り具 Expired - Lifetime JP3035439U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220438A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材支持具
JP2015028924A (ja) * 2013-06-27 2015-02-12 貞徳舎株式会社 電気ヒーター及びこれを備えた加熱装置

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