JPH10161660A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH10161660A
JPH10161660A JP9333963A JP33396397A JPH10161660A JP H10161660 A JPH10161660 A JP H10161660A JP 9333963 A JP9333963 A JP 9333963A JP 33396397 A JP33396397 A JP 33396397A JP H10161660 A JPH10161660 A JP H10161660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の音色をいち早く検索することができるよ
うにした電子楽器を提供する。 【解決手段】ボイスデータは、楽音信号を形成するため
の音色データ(パラメータ群)、この音色の特徴の程度
を示す呼出データなどで構成される。呼出データは、た
とえば、音色の明るさの程度を示す明暗度=8,音色の
暖かさの程度を示す冷暖度=7等である。音色を検索す
るとき、音色データを構成するパラメータの値の範囲や
上記呼出データの範囲で検索条件を指定する。たとえ
ば、明暗度=6.0〜8.9,冷暖度=5.5〜7.2
などである。これにより、演奏者が所望の音色を速やか
に正確に検索できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の音色の楽音を
発音可能な電子楽器において、前記複数の音色から所望
の音色を検索する方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている電子楽器のに10
0種類以上の音色の楽音(ボイス)を発音可能なものが
ある。各音色は、その音色に対応する複数のパラメータ
からなる音色データによって形成され、それぞれボイス
ナンバおよびボイスネームと呼ばれる名称が付されてい
る。演奏者はこのボイスナンバまたはボイスネームのい
ずれかを用いてリストを検索し、テンキーなどからボイ
スナンバを入力することによってその音色を指定するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、音色の種類が
100を越えると、そのすべてについてボイスナンバや
ボイスネームを記憶しておくことは不可能であり、また
リストを検索することも時間がかかる欠点があった。さ
らに、リストなどによってそのボイスネームを知った場
合でも、そのボイスネームで発音される楽音が実際にど
のような音色であるかは実際に発音してみなければ分か
らない欠点があった。
【0004】これを解決するため、複数種類の音色をそ
の特徴によって階層的に分類し、その階層を「管楽器→
木管楽器→サックス」などのように辿っていくことによ
って所望の音色を検索できるようにしたシステムが提案
されているが、検索した結果多くの音色が該当してしま
うと、それ以上は検索する手段がなく、最終的にはそれ
らの音色の楽音をすべて発音させて選択するしか方法が
なくなってしまう欠点があった。
【0005】この発明は、音色データの特徴の程度の範
囲を指定して音色データを検索することにより、また
は、該音色データに含まれるパラメータの値の範囲を指
定することにより、さらには、パラメータの値の範囲お
よびパラメータの特徴の程度の範囲を複数指定すること
により所望の音色をいち早く検索することができるよう
にした電子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、複数のパラメータからなるパラメータ群に基づい
て楽音信号を形成する楽音信号形成手段と、パラメータ
群を複数種類記憶するパラメータ記憶手段と、前記パラ
メータ群に含まれるパラメータの値の範囲を指定する指
定手段と、前記指定手段によって指定された範囲のパラ
メータを有するパラメータ群を検索する検索手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項2の発明は、音色データ
を用いて楽音信号を形成する楽音信号形成手段と、複数
の音色データを記憶する音色データ記憶手段と、各音色
データによって形成される音色の特徴の程度を示すデー
タを各音色データと対応して記憶する特徴記憶手段と、
前記音色の特徴の程度の範囲を指定する指定手段と、前
記指定手段によって指定された音色の特徴の程度の範囲
に該当する音色データを検索する検索手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0008】この出願の請求項3の発明は、複数のパラ
メータからなるパラメータ群に基づいて楽音信号を形成
する楽音信号形成手段と、パラメータ群を複数種類記憶
するパラメータ記憶手段と、各パラメータ群の特徴の程
度を示すデータを各パラメータ群と対応して記憶する特
徴記憶手段と、前記パラメータの値の範囲あるいは(お
よび/または)前記特徴の程度の範囲について複数の検
索条件を指定する指定手段と、前記指定手段によって指
定された複数の検索条件に適合するパラメータ群を検索
する複数の検索手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、記憶手段に複数種類
のパラメータ群を記憶し、そのいずれか1つのパラメー
タ群に基づいて楽音信号を形成する。複数のパラメータ
群から1つを選択するとき、指定手段でそのパラメータ
群に含まれるパラメータの値の範囲を指定して検索する
ことができる。検索手段は、指定された範囲の値のパラ
メータを有するパラメータ群を検索する。利用者は、こ
れに基づいてパラメータ群を選択することができ、所望
のパラメータ群で楽音信号を形成することができる。ま
た、エディットモードでこの検索を行うことによって、
その音色のエディットを行うことができる。
【0010】請求項2の発明では、記憶手段に複数の音
色データを記憶し、いずれか1つの音色データを用いて
楽音信号を形成する。各音色データには、その音色の特
徴の程度を示すデータが対応して記憶されている。特徴
は、たとえば、明るさ,暖かさ,重さなどの音色に対す
る印象を表現するスケールにすればよい。その程度は、
たとえば、フルスケールを10.0として0.0〜1
0.0の小数第1位を含む数値で示すようにするなどの
方式をとることができる。指定手段は、検索すべき音色
データの特徴の範囲を指定する。たとえば特徴の程度が
0.0〜10.0の数値で表現されている場合には、
「4.8〜7.5」などその数値の範囲を指定する手段
で構成すればよい。指定された特徴の程度の範囲に該当
するパラメータ群を検索することにより、目的の音色デ
ータを抽出することができる。この音色データを音源に
送ることにより発音が可能になり、また、エディットモ
ードでこの検索を行うことによって、その音色のエディ
ットを行うことができる。
【0011】また、請求項3の発明では、記憶手段に複
数のパラメータ群を記憶し、いずれか1つのパラメータ
群に基づいて楽音信号を形成する。各パラメータ群に
は、そのパラメータ群の特徴の程度を示すデータを対応
して記憶されており、上記パラメータ群の含まれるパラ
メータの値の範囲や上記特徴の程度の範囲を複数指定し
て該当するものを検索する。この指定はパラメータの値
の範囲のみを複数指定してもよく、特徴の程度の範囲を
複数指定してもよく、パラメータの値の範囲と特徴の程
度の範囲を合わせて複数指定してもよい。これにより、
検索されたものが上記複数の検索条件に叶ったパラメー
タ群であり、これを音源に送ることにより発音が可能に
なり、また、エディットモードでこの検索を行うことに
よって、その音色のエディットを行うことができる。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の実施例である電子楽器のブ
ロック図である。この電子楽器は、CPUによって制御
され、鍵盤16によって演奏される電子鍵盤楽器であ
る。楽音信号を形成するための音色データを含むボイス
データはROM,RAMおよび外部メモリのそれぞれに
記憶されている。このうちRAMに記憶されているボイ
スデータはエディット(更新)することができる。
【0013】CPU10は、バス11を介して、ROM
12,RAM13,インタフェース14,18,20、
鍵盤16、パネル操作子17および音源30と接続され
ている。ROM12はプリセットされているボイスデー
タや制御プログラムなどを記憶している。RAM13に
は種々のレジスタが設定されるとともに、エディット可
能なボイスデータが記憶されている。このRAM13内
のボイスデータが記憶されている領域は、電子楽器のメ
イン電源がオフであってもバックアップ電源により、ボ
イスデータが保持されるようになっている。インタフェ
ース14には外部メモリ15が接続されている。外部メ
モリ15はたとえば、フロッピィディスクやメモリカー
ドで構成することができる。フロッピィディスクやRA
Mのメモリカードで構成した場合には、そこに記憶され
ているボイスデータはエディット可能である。鍵盤16
は5オクターブ程度の音域を有する通常の鍵盤である。
パネル操作子17としては図3に示すようにテンキー3
4,ファンクションスイッチ35,モードスイッチ32
およびカーソルキー33が備えられている。インタフェ
ース18にはマウス19が接続されている。マウス19
はCRT21に表示されるカーソルを移動させてパラメ
ータの指定などを行うとき用いられる。インタフェース
20にはCRT21が接続されている。CRT21は指
定されたボイスの各パラメータなどを表示する。音源3
0は波形メモリタイプの音源であり16チャンネル程度
の発音チャンネルを備え、CPU10から入力された演
奏データに基づいて楽音信号を形成する。楽音信号を形
成するためのパラメータ群はあらかじめCPU10から
与えられている。音源30にはサウンドシステム31が
接続されている。音源30が形成した楽音信号はサウン
ドシステム31に入力され、増幅されたのちスピーカな
どから出力される。
【0014】図2は前記RAM13などに設定されるボ
イスメモリの構成を示す図である。ROM12,RAM
13および外部メモリ15には、それぞれ所定のエリア
にボイスデータがn個記憶されている。各ボイスデータ
は、ボイスネーム,分類コードおよび呼出データ,音色
データからなっている。分類コードは同図(B)に示す
ようにn個のボイスを大まかな音色(類似する自然楽
器)で分類したコードである。呼出データは図6に示す
ように明暗度データ,冷暖度データ,鋭鈍度データ,重
軽度データおよびユーザデータの5項目についてその程
度を記憶したものである。これらの呼出データは発音さ
れる楽音の特性を楽音の感覚に従ってデータ化したもの
で後述するようにユーザがエディットできるものであ
る。また、音色データは、波形データ,フィルタデー
タ,EGデータ,リバーブなどのイフェクトデータなど
からなっている。音源30はこれらのデータに基づいて
楽音信号を形成する。RAM13にはこのボイスメモリ
の他にバッファメモリが設定されている。このバッファ
メモリは1つのボイスメモリと全く同様の構成を有して
いる。発音時やエディット時に指定されたボイスデータ
はボイスメモリからこのバッファメモリにコピーされ
る。すなわち、発音に用いられるボイスデータはこのバ
ッファメモリのデータであり、エディットはここに記憶
されているデータを書き換える動作である。
【0015】図3は前記パネル操作子の構成を示す図で
ある。テンキー34はアルファベットキーを兼ねてお
り、ボイスナンバの指定や文字データの入力に用いられ
る。ファンクションスイッチ35は図4〜図7に示すよ
うにCRT21の下部に表示される機能と対応してお
り、表示されている機能を選択するとき用いられる。ま
た、モードスイッチ32はエディットモード,呼出デー
タ設定モード,ボイスサーチモードなどの各種モードを
指定するためのスイッチである。カーソルキー33はC
RT21に表示されているカーソルを移動するためのキ
ーである。
【0016】図4〜図7のCRT画面表示例および図8
〜図12のフローチャートを参照してこの電子楽器の動
作を説明する。
【0017】図8はメインルーチンを示すフローチャー
トである。電子楽器の電源オンと同時に初期設定動作
(n1)を実行する。初期設定動作とはレジスタのリセ
ットや所定のボイスデータを読み出してRAM13内の
バッファメモリに書き込む動作などである。こののち鍵
盤16の鍵オンオフに伴う押鍵処理(n2)を実行し、
パネル操作子17のモードスイッチ32のオンに対応し
てモードスイッチ処理を実行する(n3)。この動作
は、モード設定とバッファメモリに書き込まれたボイス
データをモードに応じた表示でCRT21に画面表示す
るなどの動作である。こののちそのモードに対応対応し
て(n4)、各種処理(n5〜n8)を実行する。すな
わち、エディットモード処理(n5),呼出データ設定
処理(n6),ボイスサーチ処理(n7),その他処理
(n8)などの処理動作を実行し、再び押鍵処理(n
2)に戻り、以下の処理を繰り返し実行する。
【0018】図9はエディットモード処理ルーチン(n
5)を示すフローチャートである。この動作では、指定
されたボイスデータの各種パラメータを更新する。モー
ドスイッチ32のうちエディットスイッチがオンされ
て、エディットモードであるとこの動作が実行される。
エディットモードでは図4に示すような内容がCRT2
1に表示される。この動作においては、ファンクション
スイッチ(図4の画面下部の読み出し機能表示41,書
き込み機能表示42に対応するF1,F2)のオンイベ
ント(n10)、マウスの操作イベント(n11)また
はテンキーのオンイベント(n12)の有無を判断し、
あった場合にはそれぞれ対応する動作を行う。ファンク
ションスイッチのオンイベントがあった場合には、表示
画面中のファンクションSW機能に対応した処理、すな
わち、ボイスメモリとバッファメモリとの間でボイスデ
ータの読み出し(F1),書き込み(F2)処理を実行
する(n13)。ここで、読み出し動作とは、ボイスメ
モリのボイスデータをバッファメモリに読み出す動作で
ある。詳しくは、ボイスデータの読み出しが指示される
と、画面は図5に示すようにボイスデータを読み出すた
めのウィンドゥが開かれる。ユーザがカーソルをボイス
ナンバに合わせテンキーによってボイスナンバを入力す
ることによって入力されたボイスナンバに対応するボイ
スデータがバッファメモリに読み出される。また、書き
込み動作とはバッファメモリでエディットされたボイス
データをボイスメモリのいずれかのエリアに書き込む動
作である。マウスイベントは通常のパーソナルコンピュ
ータなどと同様に所定の位置にマウスを移動しマウスボ
タンスイッチをクリックする動作である。この操作が行
われたときには、その操作に応じてカーソルを移動し、
クリックされた位置に表示されているパラメータの選択
やその値の変更などの動作を実行する(n14)。たと
えば、EGパラメータやフィルタ特性パラメータの場
合、各ピークに表示されている□をマウスで移動させる
ことによってその特性を変更することができる。また、
テンキーイベントがあった場合にはそのとき指定されて
いるパラメータの値を変更する。(n15)。以上の動
作ののち、行われた操作の内容で表示画面を更新して
(n16)、メインルーチンにもどる。
【0019】なお、図8のn6で実行される呼出データ
処理ルーチンもこの図9のエディット処理ルーチンとほ
ぼ同様の処理が行われる。呼出データ設定ルーチンが実
行されるときには図6に示すような画面が表示され、マ
ウスの操作によって、各特徴の程度を指し示すポインタ
43(◆)を移動することができる。これによって、バ
ッファメモリの呼出データ、すなわち、ボイスネーム,
分類コード,明暗度,鋭鈍度,重軽度,ユーザの各デー
タの記憶内容が演奏者によって任意に変更される。な
お、図6の右下のユーザデータは演奏者が任意に名称を
つけることができるデータであり、この図では張緩度が
設定されている。
【0020】なお、ユーザデータの名称の設定はファン
クションキー(F4)のオンに応じて、画面に「張緩」
「長短」「太細」等の名称メニューを表示してその中よ
りテンキーで選択する。
【0021】図10はボイスサーチ処理ルーチンを示す
図である。この動作は設定された呼出データに基づいて
所望のボイスを検索する動作である。この動作が実行さ
れるときには図7の画面が表示される。この画面の下部
には5種類の呼出データが表示されている。各呼出デー
タはそれぞれファンクションスイッチ35のF1〜F5
と対応しており、対応するファンクションスイッチを1
度オンするとそれに対応する呼出データが選択され、も
う1度オンするとその選択が解除される。選択されてい
る呼出データについては、その表示が反転する(明暗デ
ータ,鋭鈍データ)。ファンクションスイッチがオンさ
れると(n20)、そのスイッチに対応する呼出データ
が、現在指定されているかを判断する(n21)。指定
されていない場合にはその呼出データを指定し、ボイス
検索のキーとする(n22)。この動作には、ファンク
ションスイッチに対応する表示を反転する動作や、その
指定されるスケールを画面右側に表示する動作が含まれ
る。また、オンされたファンクションスイッチに対応す
る呼出データがすでに指定されていた場合には対応する
呼出データの指定を解除し表示を消去する(n23)。
次に、マウスの操作に対応してサーチ条件の設定やリス
ト中のボイスの選択などの動作を実行する(n24)。
すなわち、画面右側に表示されている読み出しデータの
指定範囲を、その両端の□を移動させることによって伸
縮し、また指定範囲全体を平行移動させる。さらに、画
面左側には現在指定されている呼出データの範囲に応じ
て行った検索動作によって検索されたボイスネームが表
示されており、マウスでそのうち1つを指定して、該表
示中の指定されたボイスネームの音色データを鍵演奏に
応じて発音する現在の音色データとして選択設定するこ
とができる。
【0022】テンキーが操作された場合には、現在、頭
文字または分類の設定中であるか否かを判断する(n2
6)。この場合には、頭文字または分類の欄(画面右
上)にカーソルが移動している。その場合には、入力さ
れたキーの内容に応じて頭文字または分類の条件を設定
する(n27)。これ以外の場合にはテンキーの入力イ
ベントは無視する。
【0023】以上の動作の結果、サーチ条件に変更が生
じたかどうかを判断し(n28)、サーチ条件に変更が
ある場合には自動的にサーチ実行ルーチンを起動する
(n29)。なお、サーチの実行にはサーチ実行キーな
どの別のキーを設けて条件の変更とサーチの実行とを別
の独立した操作で行うようにしてもよい。以上の動作の
のちCRT21の表示を更新して(n30)メインルー
チンにもどる。
【0024】図11は前記n24で実行されるマウス処
理ルーチンである。この動作はマウスの操作による処理
を制御する動作である。マウススイッチがオンされると
そのときカーソルがあった位置の条件やボイスの選択を
行う(n41)。すなわち、マウススイッチがオンされ
たときカーソルが頭文字または分類条件の設定領域上に
あった場合はその頭文字や分類をテンキーから入力可能
に設定し、カーソルが呼出データ条件領域上にあった場
合はその呼出データの条件の変更を可能にする。さら
に、条件の範囲の両端にカーソルがあった場合にはカー
ソルの移動に連れてその条件の範囲が伸縮し、条件の範
囲の中央部にカーソルがあった場合はカーソルの移動に
連れて同じ幅でその条件の範囲が移動する。また、リス
トのボイス名にカーソルがあったときにはそのボイスの
データをボイスメモリからバッファへコピーする。ま
た、リストの右側のスクロール1の表示体45(図6)
にカーソルがあった場合には、そのポインタの移動に連
れて画面をスクロール可能に設定する。
【0025】一方、マウススイッチがオンされたままマ
ウスが移動しているときには、そのとき設定中のサーチ
条件に基づいて動作を実行する(n42,n43)。呼
出データの条件の範囲を設定している場合にはマウスの
座標に応じて呼出データのサーチ条件を変更する(n4
4)。また画面左側のリストにカーソルがある場合には
マウスの座標に応じてカーソルを移動する。さらに、表
示体45にカーソルがあった場合には、そのポインタの
移動につれて画面をスクロールさせる。(n45)。以
上の動作ののち図10のボイスサーチ処理ルーチンにも
どる。
【0026】図12はサーチ実行ルーチンを示すフロー
チャートである。ボイスメモリ中のすべてのボイスより
頭文字と分類のサーチ条件によって該当するものを検索
しリストバッファに格納する(n50)。つぎに、呼出
データの条件のうち、未処理のものがあるかどうかを判
断し(n51)、未処理のものがある場合には、そのう
ち1の呼出データ条件に基づき、リストバッファ中のボ
イスデータから検索して(n52)、再び未処理のもの
があるかどうかを判断するためにn51にもどる。この
ようにして、設定されている呼び出し条件(図7の右側
に表示されているもの)のすべてについてこの条件に当
てはまるか否かを検索して行き、当てはまるもののみを
リストバッファに再度格納し、呼出データ条件のうち未
処理のものがなくなったら図10のボイスサーチ処理ル
ーチンにもどる。
【0027】たとえば、図7に表示されている内容で検
索したとすると、まず、全てのボイスデータの中からボ
イスネームの頭文字がアルファベットのSからVのもの
が検索され、その中から明暗度の範囲(4.8〜7.
5)に含まれるものが検索され、さらにその中から鋭鈍
度の範囲(0.0〜4.5)に含まれるものが検索さ
れ、リストバッファに格納される。
【0028】ここで図7の右側に表示されている呼出デ
ータの条件の範囲を示すグラフと、図6に示している各
ボイスの呼出データのグラフとは対応しており、図6の
◆の位置が図7の□−□の範囲にあるとき、その呼出デ
ータが当てはまると判断される。
【0029】以上の実施例では、音色データとは別に設
定された呼出データに基づいてボイスを検索するように
しているが、実際の音色データたとえばEGレートなど
に基づいて検索を行うようにしてもよい。
【0030】また、音色データおよび呼出データが両方
ともRAM中のエディット可能なデータとして説明した
が、音色データと呼出データの両方あるいは一方がファ
クトリセットされたROMまたはROMカードに格納さ
れていてもよい。
【0031】さらに、ユーザ呼出データの名称設定動作
は、メニューからの選択ではなく、アルファベット入
力,かな漢字入力等でできるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のようにこの発明によればボイスデ
ータの特徴を範囲で指定して検索することができるた
め、そのボイスの特徴をより詳細に記憶しておくことが
でき、また複数の条件を重ねて検索してもいずれかの楽
音が検索される可能性が高いため、所望のボイスを速や
かに検索することが可能になる。
【0033】請求項1の発明によれば、パラメータ群に
含まれるパラメータの値の範囲で検索することができる
ため、パラメータでパラメータ群を検索することがで
き、且つ、範囲による指定を可能にしたことにより厳密
にパラメータの値を知らなくても該当のパラメータ群を
抽出することができる。
【0034】請求項2の発明によれば音色データをその
特徴の程度の範囲に基づいて検索できるようにしたこと
により、たとえば「少し明るい」、「非常に軽快な」な
どの音色に対する好みで検索することができ、その特徴
の程度を範囲で指定できるようにしたことにより、該当
しそうな音色データを漏れなく抽出することができる。
【0035】請求項3の発明によれば、パラメータの値
の範囲および/または特徴の程度の範囲を複数していし
てパラメータ群を検索することにより、精度の高い検索
が可能になり、範囲による指定を可能にしたことにより
検索範囲に余裕を持たせることができ、検索条件を増や
してもその条件に叶うパラメータ群を抽出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である電子楽器のブロック図
【図2】同電子楽器のボイスメモリの構成を示す図
【図3】同電子楽器の操作パネルの構成を示す図
【図4】同電子楽器の画面表示の例を示す図
【図5】同電子楽器の画面表示の例を示す図
【図6】同電子楽器の画面表示の例を示す図
【図7】同電子楽器の画面表示の例を示す図
【図8】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図9】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図10】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図11】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図12】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
12…ROM、13…RAM、15…外部メモリ、17
…パネル操作子、19…マウス、21…CRT、30…
音源、32…モードスイッチ、33…カーソルキー、3
4…テンキー、35…ファンクションスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパラメータからなるパラメータ群
    に基づいて楽音信号を形成する楽音信号形成手段と、 パラメータ群を複数種類記憶するパラメータ記憶手段
    と、 前記パラメータ群に含まれるパラメータの値の範囲を指
    定する指定手段と、 前記指定手段によって指定された範囲のパラメータを有
    するパラメータ群を検索する検索手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 音色データを用いて楽音信号を形成する
    楽音信号形成手段と、 複数の音色データを記憶する音色データ記憶手段と、 各音色データによって形成される音色の特徴の程度を示
    すデータを各音色データと対応して記憶する特徴記憶手
    段と、 前記音色の特徴の程度の範囲を指定する指定手段と、 前記指定手段によって指定された音色の特徴の程度の範
    囲に該当する音色データを検索する検索手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 複数のパラメータからなるパラメータ群
    に基づいて楽音信号を形成する楽音信号形成手段と、 パラメータ群を複数種類記憶するパラメータ記憶手段
    と、 各パラメータ群の特徴の程度を示すデータを各パラメー
    タ群と対応して記憶する特徴記憶手段と、 前記パラメータの値の範囲あるいは前記特徴の程度の範
    囲について、複数の検索条件を指定する指定手段と、 前記指定手段によって指定された複数の検索条件に適合
    するパラメータ群を検索する複数の検索手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000056758A (ja) * 1998-08-03 2000-02-25 Yamaha Corp 楽曲データ処理装置、音色データ入力装置及び楽曲データ処理装置の制御方法
JP2001209472A (ja) * 1999-11-16 2001-08-03 Megafusion Corp パラメータ設定装置及びコンテンツ検索システム
JP2010282160A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Yamaha Corp 音楽コンテンツ処理装置及びプログラム

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