JPH0225194B2 - - Google Patents

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JPH0225194B2
JPH0225194B2 JP59135881A JP13588184A JPH0225194B2 JP H0225194 B2 JPH0225194 B2 JP H0225194B2 JP 59135881 A JP59135881 A JP 59135881A JP 13588184 A JP13588184 A JP 13588184A JP H0225194 B2 JPH0225194 B2 JP H0225194B2
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JP
Japan
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pitch
input
key
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data
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JP59135881A
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JPS6115198A (ja
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Akio Hyoshi
Kotaro Mizuno
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to DE8585106132T priority patent/DE3564630D1/de
Priority to EP85106132A priority patent/EP0164009B1/en
Priority to US06/736,216 priority patent/US4646609A/en
Publication of JPS6115198A publication Critical patent/JPS6115198A/ja
Publication of JPH0225194B2 publication Critical patent/JPH0225194B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動演奏装置等に用いるに好適な
情報入力装置に関し、複数の入力手段に共通な微
設定手段を設け、この微設定手段における操作状
態を検知して入力情報を発生させることにより少
ない操作子数で多種多様の情報入力を可能にした
ものである。
〔従来の技術〕
従来、自動演奏装置に音高、音長等の音楽情報
を入力するにあたつては、タイプライタ類似のキ
ーボードでキーを押して音名、音符種類等を指定
し、その指定内容に対応した音楽情報をメモリに
書込むようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来技術によると、音名、音符種
類等の指定は可能であつても、例えば音高、音長
等に関し種々の修正値を入力したり、音色、音
量、効果等に関し種々の設定値を入力したりする
ことができず、演奏内容が単調になる欠点があつ
た。また、多種多様な情報入力を可能にしようと
すると、キー数が膨大になり、パネル面構成及び
入力操作が複雑化する欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による情報入力装置は、 (a) 操作パネルと、 (b) 予め定められた複数の音高のうち任意のもの
を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
1の操作手段と、 (c) この第1の操作手段での音高指定に応答して
指定音高を表わす音高情報を発生する音高情報
発生手段と、 (d) 予め定められた複数の音長のうち任意のもの
を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
2の操作手段と、 (e) この第2の操作手段での音長指定に応答して
指定音長を表わす音長情報を発生する音長情報
発生手段と、 (f) 前記第1及び第2の操作手段に関して共通に
使用されるべく前記操作パネル上に設けられた
タツチバーと、 (g) このタツチバーの長手方向に沿うタツチ位置
を検知してタツチ位置情報を発生するタツチ位
置検知手段と、 (h) 前記第1の操作手段での音高指定に応答して
前記音高情報発生手段からの音高情報を前記タ
ツチ位置検知手段からのタツチ位置情報に応じ
て修正して音高入力情報を形成すると共に、前
記第2の操作手段での音長指定に応答して前記
音長情報発生手段からの音長情報を前記タツチ
位置検知手段からのタツチ位置情報に応じて修
正して音長入力状報を形成する入力情報形成手
段と をそなえたものである。
このような情報入力装置にあつては、前記第1
の操作手段での音高指定に応答して前記タツチバ
ーの長手方向に沿つて音高修正の目安を表示する
と共に、前記第2の操作手段での音長指定に応答
して前記タツチバーの長手方向に沿つて音長修正
の目安を表示する表示手段を設けてもよい。
[作用] この発明の構成によれば、音高情報を入力する
際には、第1の操作手段で所望の音高を指定する
と共にタツチバーの操作により該音高を適宜修正
して入力することができる。また、音長情報を入
力する際には、第2の操作手段で所望の音長を指
定すると共にタツチバーの操作により該音長を適
宜修正して入力することができる。この場合、タ
ツチバーは、第1及び第2の操作手段に関して共
通に使用されるので、入力キー数の実質的な増大
を回避することができ、パネル面構成並びに入力
操作が簡単となる利点がある。
その上、上記したように表示手段を設けると、
音高指定時には音高修正の目安が、音長指定時に
は音長修正の目安がそれぞれ表示されるので、タ
ツチバーでは、所望の修正量を容易且つ確実に設
定できる利点もある。
〔実施例〕
操作パネル構成 第1図は、この発明の一実施例による音楽情報
入力装置の操作パネル構成を示すものである。
操作パネル10の左半分の領域において、モー
ド指定キー12は、演奏(PLAY)モード又は入
力モード(INPUT)モードを指定するために設
けられたもので、その近傍には演奏モード表示用
の発光素子14及び入力モード表示用の発光素子
16が設けられている。発光素子14が点灯して
いるときに、モード指定キー12をオン操作する
と、入力モードが設定され、この結果として発光
素子14が滅灯すると共に発光素子16が点灯す
る。また、発光素子16が点灯しているときに、
モード指定キー12をオン操作すると、演奏モー
ドが設定され、この結果として発光素子16が滅
灯すると共に発光素子14が点灯する。なお、演
奏モードは後述の自動演奏装置により自動演奏を
行なうモードであり、入力モードは自動演奏装置
に自動演奏用の音楽情報(演奏情報)を入力する
モードである。
モード指定キー12の右側には、演奏スタート
キー18及び演奏ストツプキー20が並設されて
いる。演奏スタートキー18は演奏モード設定時
に自動演奏の開始を指令するためにオン操作され
るもので、これをオン操作すると、その近傍に設
けられた発光素子22が点灯して演奏中であるこ
とを表示するようになつている。また、演奏スト
ツプキー20は自動演奏を停止させたいときにオ
ン操作されるものである。
キー12,18及び20の配列の下方には、音
楽制御項目指定用の入力キー群24と、音長指定
用の入力キー群26とが設けられている。
入力キー群24において、入力キー28はフル
ート、オルガン等の楽器音色毎に例えばオルガン
ならば教会オルガン風の音色といつたように好み
のサブ音色設定(アーテイキユレーシヨン)を可
能にするためのもの、入力キー30は各楽器音色
毎にメロー又はブライトの音質度合いの設定を可
能にするためのもの、入力キー32は各音毎にフ
オルテf、ピアノp等の発音強度(音量)の設定
を可能にするためのもの、入力キー34は順次の
音に関してクレツセンド、デイクレツセンド等の
音量変化態様の設定を可能にするためのもの、入
力キー35は順次の音に関してメロー又はブライ
トの経時的な音質変化態様の設定を可能にするた
めのもの、入力キー36は曲のテンポの設定を可
能にするためのもの、入力キー38はポルタメン
ト効果の度合いの設定を可能にするためのもの、
入力キー40はアタツクピツチ効果の度合いの設
定を可能にするためのもの、入力キー42はデイ
レイビブラート効果の度合いの設定を可能にする
ためのもの、入力キー44はランダム(ゆらぎ)
効果の度合いの設定を可能にするためのもの、入
力キー46は各音色毎にピツチ修正可能範囲の変
更を可能にするものである。
入力キー群26において、入力キー50,5
2,54,56,58,60及び62はそれぞれ
全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音
符、32分音符及び64分音符を指定するためのも
の、入力キー64は符点を指定するためのもの、
入力キー66はタイを指定するためのもの、入力
キー68は連符を指定するためのものである。
操作パネル10の右半分の領域において、ボイ
スチエツクキー70は入力モード時に各音毎に音
高、音色、音量、効果等の設定状態を確認するた
めに設けられたもので、このキー70をオン操作
すると、設定状態に対応した楽音が発音されるよ
うになつている。
キー70の右側に並設されたキー72及び74
は、右下方に設けたシフトキー76の操作の有無
に応じて二通りの機能を果たすようになつてい
る。すなわち、シフトキー76をオン操作しない
とき、キー72及び74はCRT画面におけるカ
ーソル移動用のキーとして作用し、キー72をオ
ンするとカーソルは左に、キー74をオンすると
カーソルは右にそれぞれ移動する。この場合、キ
ー72又は74の押圧力を強くすると、カーソル
は速く移動するようになる。また、シフトキー7
6をオン操作すると、キー72及び74はそれぞ
れセーブモード指定キー及びロードモード指定キ
ーとして作用する。この場合、キー72をオンす
ると、後述する曲データメモリから演奏情報を読
出してフロツピーデイスクに記録するセーブモー
ドの動作が可能となり、キー74をオンすると、
フロツピーデイスクから演奏情報を読取つて曲デ
ータメモリに書込むロードモードの動作が可能と
なる。
キー70,72及び74の配列の下方には、4
個の入力キー78,80,82及び84が並設さ
れており、これら4個の入力キーはシフトキー7
6の操作の有無に応じて二通りの機能を果たすよ
うになつている。すなわち、シフトキー76をオ
ン操作しないと、キー78は休符指定用、キー8
0はフラツト指定用、キー82はナチユラル指定
用、キー84はシヤープ指定用であり、シフトキ
ー76をオン操作すると、キー78はパート番号
指定用、キー80は拍子指定用、キー82は調指
定用、キー84は楽器音色指定用となる。なお、
休符長の指定は、右手でシフトキー76及び入力
キー78をオンすると共に左手で入力キー50〜
62のうちの任意のものをオンすればよい。
キー78〜84の配列の下方には、音高指定用
の入力キー群86が設けられている。この入力キ
ー群86において、入力キー88,90,92,
94,96,98,100及び102はそれぞれ
音名ド(C3)、レ(D3)、ミ(E3)、フア(F3)、
ソ(G3)、ラ(A3)、シ(B3)及びド(C4)を指
定するためのもの、入力キー104はオンするた
びにピツチを1オクターブずつ上昇させるための
もの、入力キー106はオンするたびにピツチを
1オクターブずつ下降させるためのものである。
入力キー104及び106を用いてオクターブシ
フト操作を行なうことにより音名C0〜B7のうち
の任意のものに対応した音高指定が可能となる。
入力キー94及び106は、シフトキー76を
オン操作すると、それぞれインサートモード指定
キー及びセーブ/ロード(S/L)スタートキー
として作用する。キー94によりインサートモー
ドを指定すると、CRT画面上で音符配列の途中
にカーソル位置に対応して所望の音符等を挿入可
能となる。また、キー72によりセーブモードを
指定したときにキー106をオンするとセーブモ
ードの動作が開始され、キー74によりロードモ
ードを指定したときにキー106をオンするとロ
ードモードの動作が開始される。
入力キー群86の右側には、上から順にデリー
トキー108、第1のセツトキー110及び第2
のセツトキー112が設けられている。デリート
キー108は、CRT画面上でカーソル位置の音
符等を消去するためのものである。また、第1及
び第2のセツトキー110及び112は、後述す
る編集入力の際に入力命令を与えるためにオン操
作されるもので、第1のセツトキー110をオン
すると次に入力する音符は和音として同一拍に入
り、第2のセツトキー112をオンすると次に入
力する音符は次の拍に入るようになつている。な
お、第2のセツトキー112は、後述する初期入
力の際にも入力命令を与えるために使用される。
操作パネル10において、上記のような各種キ
ーの配置部の下方には、左半分及び右半分の領域
にまたがるように細長いタツチバー114が設け
られている。このタツチバー114は、入力キー
群24,26及び86に共通に使用されるもの
で、いずれかの入力キー群で指定される入力項目
に関して長手方向に沿うタツチ位置に応じて入力
量を設定又は修正するためのものである。
タツチバー114の下側には、タツチバー11
4と同じ長さを有する棒状表示器116,118
及び120がタツチバーの幅方向に並設されてお
り、タツチバー114の上側にもタツチバー11
4と同じ長さを有する棒状表示器122,124
及び126がタツチバー114の幅方向に並設さ
れている。表示器116〜126はいずれも点灯
可能なもので、タツチバー114の長手方向に沿
つて設定又は修正の目安を表示するようになつて
いる。
表示器116は、入力キー群86により所望の
音高を指定したとき点灯するもので、±60セント
及び±15セントの異なる範囲でピツチ修正の目安
を与えるようになつている。この場合、タツチバ
ー114では、入力キー46をオンしなければ±
60セントの範囲で指定音高に対するピツチ修正を
行なうことができ、入力キー46をオンすれば±
15セントの範囲で指定音高に対するピツチ修正を
行なうことができる。
表示器118は、入力キー36をオンしたとき
点灯するもので、毎分あたりの4分音符数にして
20〜220の範囲でテンポ設定の目安を与えるよう
になつている。この場合、タツチバー114で
は、20〜220の範囲で任意のテンポを設定するこ
とができる。
表示器120は、入力キー28,38,40,
42又は44をオンしたとき点灯するもので、
「1」〜「8」の数字を表示するようになつてい
る。入力キー28をオンしたとき、タツチバー1
14では「1」〜「8」に対応した8種類のサブ
音色のうち任意のものを選択することができる。
また、入力キー38,40,42又は44をオン
したとき、タツチバー114では「1」〜「8」
に対応した8段階の効果度合い(又は効果パター
ン)のうちから任意のものを選択することができ
る。
表示器122は、入力キー群26により所望の
音符長を指定したときに点灯するもので、その音
符長に対する0〜100%の範囲で発音長の目安を
与えるようになつている。この場合、タツチバー
114では、指定音符長に対する発音長を0〜
100%の範囲で任意に設定することができる。
表示器124は、入力キー32又は34をオン
したとき点灯するもので、ピアニツシシモ
(ppp)からフオルテイツシシモ(fff)までの8
段階の発音強度を表示するようになつている。こ
の場合、タツチバー114では、ppp〜fffの範囲
で任意の発音強度を設定することができる。
表示器126は、入力キー30又は35をオン
したとき点灯するもので、メロー又はブライトの
音質度合いの目安を与えるようになつている。こ
の場合、タツチバー114では、左端近傍の最も
メローな音質から右端近傍の最もブライトな音質
までのうちで任意の音質を設定することができ
る。
装置構成 第2図は、上記音楽情報入力装置をそなえた自
動演算装置の構成を示すもので、この自動演奏装
置はマイクロコンピユータの助けによつて操作パ
ネルからの情報取込み、フロツピーデイスクとの
情報授受、CRT表示、楽音発生等の動作が制御
されるようになつている。
中央処理装置(CPU)130は、バス132
を介して、ROM(リード・オンリイ・メモリ)
からなるプログラムメモリ134及び各種レジス
タを含むワーキングエリア136と結合している
もので、プログラムメモリ134に記憶したプロ
グラムにしたがつて上記の各種動作のためのデー
タ処理及び制御を実行するようになつている。
操作パネル10の回路部は、パネルインターフ
エイス138を介してバス132と結合している
もので、一例として第3図に示すような構成にな
つている。第3図において、キースイツチ回路1
40は、前述した多数のキーにそれぞれ対応した
多数のキースイツチを含むもので、これらのキー
スイツチをパネルインターフエイス138からの
走査信号SCに応じて走査することにより操作キ
ーを検知してキー操作データKDを発生するよう
になつている。キー操作データKDはパネルイン
ターフエイス138に供給される一方、表示器駆
動回路142に供給される。
表示器駆動回路142はキー操作データKDに
応じて前述の6本の表示器116〜126を選択
的に点灯駆動するもので、どのキーをオンしたと
きどの表示器が点灯するかは前述した通りであ
る。
タツチバー114は、一例として細長い抵抗体
114Aと、この抵抗体上に微少間隙を介して保
持され、上面に絶縁被膜を有する弾性導電体11
4Bとをそなえたもので、抵抗体114Aの両端
には電圧線144から所定の電圧が供給されるよ
うになつている。弾性導電体114Bの上面にお
いて、任意の位置に指FNをタツチすると、その
タツチ位置に対応した電圧信号VTが弾性導電体
114Bから取出され、タツチ位置データ形成回
路146に供給される。なお、タツチバー114
におけるタツチ位置検知は、一列状に並設した感
圧スイツチ、タツチスイツチ等によつて行なうよ
うにしてもよい。
タツチ位置データ形成回路146は、電圧信号
VTをデイジタル信号に変換すると共に、このデ
イジタル信号及びキー操作データKDに基づいて
操作キーに適合したタツチ位置データTDを形成
する。このようにキー操作データKDを考慮に入
れてタツチ位置データTDを形成するのは、タツ
チバー114の長手方向に沿うタツチ位置が同じ
であつても、入力項目が異なるのに応じて別のタ
ツチ位置として扱うことが必要な場合もあるから
である。タツチ位置データTDはパネルインター
フエイス138に供給される。
バス132には、RAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)からなる曲データメモリ150と、
ROMからなる標準データメモリ152と、
ROMからなる入力データメモリ154とが結合
している。
曲データメモリ150は、所望の曲に関して16
パート分の演奏データを記憶可能なもので、その
記憶データフオーマツトは第4図に例示するよう
になつている。すなわち、第1パートの演奏デー
タ、第2パートの演奏データ……というように各
パートの演奏データが順次に配置され、各パート
毎の演奏データは第2パートに関して代表的に示
すようにパート関連データPとしてパート番号デ
ータ、調データ、拍子データ、音色データ(これ
は楽器音色、サブ音色、メロー/ブライトの音質
のデータを含む)、テンポデータが順次に配置さ
れ、この後に各音毎の音関連データQが順次に配
置される。なお、各データはパート番号データに
ついて代表的に示すように識別コードを表わす部
分とデータ内容を表わす部分とからなつている。
ここで、1音目の音関連データQとしては、音
高・音長データ(音長データは音符長及び発音長
のデータを含む)、発音強度データ、ポルタメン
ト効果データ、アタツクピツチ効果データ、デイ
レイビブラート効果データ、ランダム効果データ
等が順次に配置される。また、2音目以降の音関
連データにあつては、各音毎に音高・音長データ
を必ず含んでいるが、調、拍子、音色、発音強
度、ポルタメント効果、アタツクピツチ効果、デ
イレイビブラート効果、ランダム効果等について
はこれらの設定量に変化がある場合にのみそれに
対応したデータを含む。なお、休符については、
音高・音長データのうち、音高データの全ビツト
を“0”にし、音長データで休符長を表わすよう
にする。
標準データメモリ152は、演奏情報入力操作
を行なう際に標準となる演奏データを各パート毎
に第4図で述べたと同様のフオーマツトで記憶し
ているものである。標準となる演奏データは入力
操作の開始に先立つて標準データメモリ152か
ら曲データメモリ150に書込まれ、入力操作は
標準演奏データを修正する形で行なわれる。換言
すれば、音高、音長、楽音制御等の入力項目に関
して操作パネル10で特に設定又は修正操作を行
なわなければ、標準演奏データが入力演奏データ
として扱われる。
入力データメモリ154は、パート番号、調、
拍子、楽器音色、サブ音色、メロー/ブライト音
質、テンポ、音高、音符長、発音長、休符長、発
音強度、前述の各種効果等の各入力項目毎に多数
の具体的な入力データを記憶しているもので、そ
の記憶データはキー操作データKD、タツチ位置
データTD等に応じて選択的に読出されるように
なつている。そして読出されたデータは、曲デー
タメモリ150に供給され、前述の標準演奏デー
タの修正に用いられる。すなわち、曲データメモ
リ150の標準演奏データはパネル操作に応じて
メモリ154から読出される入力データによつて
部分的又は全面的に書き換えられるので、曲デー
タメモリ150の演奏データの内容は入力操作者
の意志を反映したものとなる。
バス132には、CRTインターフエイス15
6、デイスクインターフエイス158及び楽音イ
ンターフエイス160が結合している。表示制御
回路162は、CRTインターフエイス156か
ら表示用の情報を受取つて、これをCRT表示装
置164に表示させるようになつている。記録/
読取制御回路166は、デイスクインターフエイ
ス158から記録用の演奏データを受取つて、こ
れをフロツピーデイスク168に記録させる一
方、フロツピーデイスク168から一曲分の演奏
データを読取つて、これをデイスクインターフエ
イス158に供給するようになつている。楽音形
成回路170は、楽音インターフエイス160か
ら音高データ及び楽音制御データを受取つて楽音
信号を形成するもので、形成された楽音信号はス
ピーカ172により音響に変換される。スピーカ
172からは、ボイスチエツクの際と、自動演奏
の際とに楽音が奏出される。
メインルーチン 第5図は、メインルーチンの処理を示すもので
ある。
電源スイツチ(図示せず)を投入すると、メイ
ンルーチンがスタートする。まず、ステツプ20
0では、イニシヤライズ処理を行ない、ワーキン
グエリア136のレジスタ等をクリアする。
次に、ステツプ202に移り、初期モードとし
て入力モードを設定する。この結果、操作パネル
10では発光素子16が点灯する。また、標準デ
ータメモリ152の標準演奏データを曲データメ
モリ150に転送する。ここで、標準演奏データ
としては、一定音高の4分音符を順次に演奏する
ような単純なものが用いられる。
次に、ステツプ204では、曲データメモリ1
50から標準演奏データのうち第1パートの演奏
データを読出して、CRTインターフエイス15
6を介して表示制御回路162に供給する。表示
制御回路162は、このときの供給データに基づ
いてCRT画面に第1パートの演奏データを楽譜
として表示すると共に、カーソルを初期位置にセ
ツトする。
この後、ステツプ206では、操作パネル10
の多数のキースイツチを走査し、ステツプ208
でイベント(キーのオン又はオフ)があるか判定
する。そして、イベントなし(N)ならば走査を
くりかえし、イベントあり(Y)ならばステツプ
210に移る。
ステツプ210では、検知されたイベントが入
力モード又は演奏モードの設定に関連するもの
(モード関連)か、フロツピーデイスクの記録/
読取に関連するもの(デイスク関連)か、演奏情
報の入力に関連するもの(入力関連)か判定す
る。この結果、モード関連であれば第6図のモー
ド制御処理のサブルーチン212に移り、デイス
ク関連であれば第7図のデイスク制御処理のサブ
ルーチン214に移り、入力関連であれば第8図
の入力制御処理のサブルーチン216に移る。そ
して、いずれかのサブルーチンの処理を終ると、
ステツプ206のキー走査に戻り、以下同様の動
作をくりかえす。
モード制御処理 第6図のモード制御処理では、ステツプ220
において、イベントがモード指定キー12、演奏
スタートキー18又は演奏ストツプキー20のい
ずれの操作に関するものであるか判定する。この
結果、モード指定キー12の操作に関するもので
あれば、ステツプ222に移り、演奏中か判定す
る。そして、演奏中である(Y)ならば処理エン
ドとするが、演奏中でない(N)ならば、次にス
テツプ224で演奏モードがセツトされているか
判定する。
ここで、演奏モードがセツトされている(Y)
とすると、ステツプ226に移り、演奏モードを
リセツトして入力モードをセツトする。従つて、
操作パネル10では発光素子14が滅灯すると共
に発光素子16が点灯する。また、演奏モードが
セツトされていない(N)とすると、入力モード
がセツトされていることになるので、ステツプ2
28に移り、入力モードをリセツトして演奏モー
ドをセツトする。従つて、操作パネル10では、
発光素子16が滅灯すると共に発光素子14が点
灯する。
なお、ステツプ222で演奏中のモード指定処
理を禁止したので、演奏中に入力モードにセツト
したい場合には、演奏ストツプキー20を操作し
て演奏を停止させてからモード指定キー12を操
作すればよい。
一方、イベントが演奏スタートキー18又は演
奏ストツプキー20の操作に関するものであつた
場合には次のような処理を行なう。まず、演奏ス
タートキー18の操作については、ステツプ23
0において、演奏モードがセツトされているか判
定する。そして、演奏モードがセツトされていな
い(N)ならば処理エンドとするが、演奏モード
がセツトされている(Y)ならば、次にステツプ
232に移り、曲データメモリ150から楽音イ
ンターフエイス160に演奏データを読出して自
動演奏を開始させる。また、演奏ストツプキー2
0については、ステツプ234において、演奏中
か判定する。そして、演奏中でない(N)ならば
処理エンドとするが、演奏中である(Y)なら
ば、ステツプ236に移り、曲データメモリ15
0からの演奏データ読出しを停止し、ひいては自
動演奏を停止させる。
デイスク制御処理 第7図のデイスク制御処理では、ステツプ24
0において、イベントがセーブモード指定キー7
2、ロードモード指定キー74又はS/Lスター
トキー106のいずれの操作に関するものである
か判定する。この結果、セーブモード指定キー7
2の操作に関するものであれば、ステツプ242
において、セーブモードをセツトし、他のモード
(ロードモード、演奏モード又は入力モード)を
リセツトする。また、ロードモード指定キー74
の操作に関するものであれば、ステツプ244に
おいて、ロードモードをセツトし、他のモード
(セーブモード、演奏モード又は入力モード)を
リセツトする。
一方、S/Lスタートキー106の操作に関す
るものであつた場合には、ステツプ246でセー
ブモードがセツトされているか判定する。この結
果、セーブモードがセツトされている(Y)なら
ばステツプ248に移る。このステツプ248で
は、曲データメモリ150からデイスクインター
フエイス158に演奏データを読出し、記録/読
取制御回路166を介してフロツピーデイスク1
68に記録させる。そして、このような記録動作
が終ると、ステツプ250において、セーブモー
ドをリセツトし、入力モードをセツトして処理エ
ンドとする。
また、セーブモードがセツトされていない
(N)ならば、ロードモードがセツトされている
ことになるので、ステツプ252に移る。このス
テツプ252では、フロツピーデイスク168か
ら記録/読取制御回路166を介して演奏データ
を読取り、デイスクインターフエイス158を介
して曲データメモリ150に書込む。そして、こ
のような書込動作が終ると、ステツプ254にお
いて、曲データメモリ150から第1パートの演
奏データを読出してCRTインターフエイス15
6に供給し、CRT画面に第1パートの演奏デー
タを楽譜として表示させる。この後、ステツプ2
56でロードモードをリセツトし、入力モードを
セツトして処理エンドとする。
入力制御処理 第8図の入力制御処理では、ステツプ260に
おいて、入力モードがセツトされているか判定
し、セツトされていない(N)ならば処理エンド
とする。
これに対し、入力モードがセツトされている
(Y)ならば、ステツプ262に移る。このステ
ツプ262では、イベントがパート番号指定キー
78、拍子指定キー80、調指定キー82又は楽
器音色指定キー84の操作に関連するもの(初期
入力関連)か、フラツト指定キー80、ナチユラ
ル指定キー82、シヤープ指定キー84、音高指
定用入力キー群86中のいずれかのキー又は音長
指定用入力キー群26中のいずれかのキーの操作
に関連するもの(音高・音長関連)か、楽音制御
項目指定用入力キー群24中のいずれかのキーの
操作に関連するもの(楽音制御関連)か、セツト
キー110又は112、カーソル移動キー72又
は74、デリートキー108あるいはインサート
モード指定キー94の操作に関連するもの(編集
入力関連)か判定する。
このような判定の結果、初期入力関連であれば
第9図の初期入力処理のサブルーチン264に移
り、音高・音長関連であれば第10図の音高・音
長入力処理のサブルーチン266に移り、楽音制
御関連であれば第11図の楽音制御入力処理のサ
ブルーチン268に移り、編集入力関連であれば
第12図の編集入力処理のサブルーチン270に
移る。
初期入力処理 第9図は、前述の初期入力関連キー78,8
0,82及び84のうちの一種類のキー(選択キ
ーと称する)について初期入力処理を示したもの
で、他の種類のキーについても同様にして行なわ
れるものである。
まず、ステツプ272では、選択キーに関する
複数の文字又は記号をCRT画面の下部に表示し、
その中の最初の文字又は記号をカーソルで指示さ
せる。このようなCRT画面の表示は選択キーに
よる入力情報の選択を可能にするためのものであ
り、選択キーがパート番号指示キー78であれば
「1」〜「16」のパート番号であり、拍子指定キ
ー80であれば2/2、3/4、4/4等の16種
類の拍子記号であり、調指定キー82であればへ
調、ト調、イ調等の14種類の調記号であり、楽器
音色指定キー84であればフルート、オーボエ、
ピアノ、オルガン、ギター等の16種類の楽器音色
名である。
次に、ステツプ274では、第2のセツトキー
112がオン操作されているか判定し、オン操作
されていない(N)ならばステツプ276で当該
選択キーがオンされているか判定する。この判定
の結果、当該選択キーがオンされている(Y)な
らば、ステツプ278に移り、CRT画面下部に
表示された2番目の文字又は記号をカーソルで指
示してステツプ274に戻る。このようにして、
セツトキー112をオンせずに選択キーのオン操
作をくりかえすと、CRT画面下部ではカーソル
が表示中の文字又は記号を順次に指示していくこ
とになり、入力操作者としてはカーソルが所望の
文字又は記号を指示したところでセツトキー11
2をオンすればよい。
セツトキー112をオンすると、ステツプ27
4の判定結果が肯定的(Y)となり、ステツプ2
80に移る。ステツプ280では、カーソル位置
の文字又は記号に対応した入力データを入力デー
タメモリ154から読出し、曲データメモリ15
0に書込むと共に、このときの読出データに対応
する文字又は記号をCRT画面上で五線譜表に関
して表示する。
なお、この場合、曲データメモリ150及び
CRT画面には第5図について前述したように標
準演奏データの第1パートがそれぞれ記憶又は表
示されているが、これらの記憶内容及び表示内容
はステツプ280の処理で発生される入力データ
に応じて変更されることになる。
この後は、ステツプ282でCRT画面下部の
入力情報選択用の表示を消去して処理エンドとす
る。
音高・音長入力処理 第10図の音高・音長入力処理においては、ス
テツプ290でインサートモードがセツトされて
いるか判定する。この結果、インサートモードが
セツトされている(Y)ならばステツプ292を
介して、インサートモードがセツトされていない
(N)ならば直接にステツプ294に移る。
ステツプ292では、挿入表示を可能にするた
めCRT画面上でカーソル位置以降の音符等を後
方に1つずつシフトして表示すると共に、曲デー
タメモリ150の内容を表示内容の変更に対応し
て書換える。
ステツプ294では、入力操作が音高指定に関
するものか、音長指定に関するものか判定し、音
高指定に関するものであればステツプ296に移
る。
ステツプ296では、入力キー46がオンされ
ているか判定し、オンされていない(N)ならば
ステツプ298で表示器116を点灯すると共に
±60セントの範囲でタツチバー114によるピツ
チ修正を可能化する。また、入力キー46がオン
されている(Y)ならばステツプ300で表示器
116を点灯すると共に±15セントの範囲でタツ
チバー114によるピツチ修正を可能化する。従
つて、タツチバー114では、入力キー群86で
指定した音高を±60セント又は±15セントの範囲
で適宜修正することができる。
ステツプ298は又は300が終ると、ステツ
プ302に移る。このステツプ302では、
CRT画面上で五線譜表に関してカーソル位置に
且つ指定の音高位置に音符を表示し、もし指定が
あれば臨時記号(シヤープ等)も表示する。この
場合に表示される音符は、先に音長指定を行なわ
なければ、標準演奏データに基づく例えば4分音
符である。
この後は、ステツプ304でキーオフか判定
し、キーオフである(Y)ならばステツプ306
に移り、キーオフでない(N)ならばキーオフを
待つ。
ステツプ306では、先に点灯した表示器11
6を滅灯すると共にタツチバー114によるピツ
チ修正を不能化し、しかる後に処理エンドとす
る。
ところで、ステツプ294において入力操作が
音長指定に関するものであると判定されると、ス
テツプ308に移る。ステツプ308では、表示
器122を点灯すると共にタツチバー114によ
る発音長設定を可能化する。従つて、タツチバー
114では、入力キー群26で指定した音符、例
えば8分音符について0〜100%の範囲で任意の
発音長を設定することができる。なお、このよう
な発音長設定を行なわなければ、標準演奏データ
に基づいて例えば80%の発音長が設定される。
次に、ステツプ310では、CRT画面上で五
線譜表に関してカーソル位置に指定の音符(上記
例では8分音符)を表示する。この場合、前述の
音高指定につづいて音長指定を行なつたのであれ
ば、前述の標準演奏データに基づく4分音符表示
は指定の音符(上記例では8分音符)の表示に変
わる。この結果、五線譜表のカーソル位置には指
定の音符が指定の音高位置に表示されたことにな
る。
この後は、前述の音高指定の場合と同様にステ
ツプ304でキーオフか判定し、キーオフならば
表示器122を滅灯し且つタツチバー114によ
る発音長設定を不能化する。
なお、表示音符に関しては、キー操作及びタツ
チバー操作に応じて入力データメモリ154から
音高データ、音長(音符長及び発音長)データを
読出してワーキングエリア136内に一時記憶し
ておき、後述の編集入力の際にセツトキー110
又は112の操作に基づいて曲データメモリ15
0に書込むようにする。
楽音制御入力処理 第11図の楽音制御入力処理において、ステツ
プ320では、入力操作が入力キー28又は30
に関するもの(サブ音色又は音質関連)か、入力
キー32,38,40,42又は44に関するも
の(発音強度又は効果関連)か、入力キー34,
35又は36に関するもの(音量変化態様、音質
変化態様又はテンポ関連)か判定する。
この結果、サブ音色又は音質関連であれば、ス
テツプ322に移り、該当表示器120又は12
6を点灯すると共にタツチバー114による設定
を可能化する。従つて、タツチバー114では、
入力キー28がオンならば表示器120を目安と
して任意のサブ音色を設定することができ、入力
キー30がオンならば表示器126を目安として
任意のメロー/ブライト音質を設定することがで
きる。そして、このような設定操作の結果は、
CRT画面の下部にタツチバー図形に関して表示
される。なお、表示器120の点灯時にサブ音色
の選択を容易にするため、CRT画面下部に「1」
〜「8」に対応して複数のサブ音色を文字、図形
等で表示するとよい。
次に、ステツプ324では、タツチ位置データ
TDに応じた音色データを入力データメモリ15
4から読出して曲データメモリ150にカーソル
位置の音符に関するデータとして書込む。なお、
サブ音色及びメロー/ブライト音質に関してタツ
チバーによる設定を行なわなければ、サブ音色及
びメロー/ブライト音質は標準演奏データに基づ
いて決定されることになる。
この後は、ステツプ326でキーオフか判定
し、キーオフである(Y)ならばステツプ328
に移り、キーオフでない(N)ならばキーオフを
待つ。
ステツプ328では、先に点灯した表示器12
0又は126を滅灯すると共にタツチバー114
による設定を不能化し、しかる後処理エンドとす
る。
ステツプ320の判定において、発音強度又は
効果関連であれば、ステツプ330に移り、該当
表示器120又は124を点灯すると共にタツチ
バー114による設定を可能化する。従つて、タ
ツチバー114では、入力キー32がオンならば
表示器124を目安として任意の発音強度を設定
することができ、入力キー38,40,42又は
44がオンならば表示器120を目安としてオン
したキーに対応する効果の度合いを適宜設定する
ことができる。そして、このような設定操作の結
果は、CRT画面の下部にタツチバー図形に関し
て表示される。なお、表示器120の点灯時に効
果度合いの選択を容易にするため、CRT画面の
下部に「1」〜「8」に対応して複数の効果度合
いを文字、図形等で表示するとよい。
次に、ステツプ332では、タツチ位置データ
TDに応じた発音強度データ又は効果データを入
力データメモリ154から読出して曲データメモ
リ150にカーソル位置の音符に関するデータと
して書込む。なお、発音強度及び各種効果に関し
てタツチバーによる設定を行なわなければ、発音
強度及び各種効果の度合いは標準演奏データに基
づいて決定されることになる。
この後は、前述のサブ音色又は音質関連の場合
と同様にステツプ326でキーオフか判定し、キ
ーオフならばステツプ328で表示器120又は
124を滅灯すると共にタツチバー114による
設定を不能化する。
ステツプ320の判定において、音量変化態
様、音質変化態様又はテンポ関連であれば、ステ
ツプ334に移り、ワーキングエリア136内の
該当レジスタがセツトされているか判定する。
この結果、該当レジスタがセツトされていない
(N)ならば、ステツプ336でそのレジスタを
セツトさせてからステツプ338に移る。
ステツプ338では、該当表示器118,12
4又は126を点灯すると共にタツチバー114
による設定を可能化する。従つて、タツチバー1
14では、入力キー34がオンならば発音強度
を、入力キー35がオンならばメロー/ブライト
音質をそれぞれ前述したと同様に設定することが
でき、入力キー36がオンならば表示器118を
目安として任意のテンポを設定することができ
る。そして、このような設定操作の結果は、
CRT画面の下部にタツチバー図形に関して表示
される。
次に、ステツプ340では、タツチ位置データ
TDに応じた発音強度データ、メロー/ブライト
音質データ又はテンポデータを入力データメモリ
154から読出して曲データメモリ150にカー
ソル位置の音符に関するデータとして書込む。こ
の場合、書込データには経時的制御の開始を示す
スタートデータを付加する。この後は、前述した
と同様にステツプ326及び328を経て処理エ
ンドとする。
上記のように経時的制御の開始に関するデータ
を入力した後、通常は、複数音符(例えば2〜10
音符)分の演奏データを入力してから経時的制御
の終了に関する入力操作を行なう。この入力操作
を行なうと、ステツプ334の判定は該当レジス
タがセツトされている(Y)となり、ステツプ3
42でそのレジスタをリセツトしてからステツプ
344に移る。
ステツプ344では、前述のステツプ338と
同様に該当表示器を点灯すると共にタツチバー1
14による設定を可能化する。このため、前述し
たと同様にタツチバー114による発音強度、メ
ロー/ブライト音質又はテンポの設定を行なうこ
とができる。
次に、ステツプ346では、タツチ位置データ
TDに応じた発音強度データ、メロー/ブライト
音質データ又はテンポデータを入力データメモリ
154から読出して曲データメモリ150にカー
ソル位置の音符に関するデータとして書込む。こ
の場合、書込データには経時的制御の終了を示す
エンドデータを付加する。この後は、前述したと
同様にステツプ326及び328を経て処理エン
ドとする。
上記のようにして経時的制御に関するデータを
入力した場合、自動演奏にあたつては、スタート
データの付加された入力データを検知したときに
エンドデータの付加された入力データをサーチし
て読出し、、スタートデータの付加された入力デ
ータとエンドデータの付加された入力データとに
関して発音強度の大小又はメロー/ブライト度合
いの大小を比較判定して音量変化の方向又は音質
変化の方向を決定すればよい。このような比較判
定処理は、第1図の操作パネル10において例え
ば左下方のシフトキー348を用いて音量変化の
方向又は音質変化の方向に関するデータも入力で
きるようにすれば不要である。なお、テンポデー
タに関しては変化の方向ということがないので、
上記のような比較判定処理は不要である。
編集入力処理 第12図の編集入力処理において、ステツプ3
50では、入力操作が第1のセツトキー110、
第2のセツトキー112、カーソル左移動キー7
2、カーソル右移動キー74、デリートキー10
8又はインサートモード指定キー94のいずれに
関するものであるか判定する。
第1のセツトキー110の操作であつた場合、
ステツプ352に移る。このステツプ352で
は、カーソル位置の音高・音長データをワーキン
グエリア136から読出して曲データメモリ15
0に書込む。この場合、CRT画面においてカー
ソルはその位置にとどまり、次に入力される音符
は和音として同一拍子に入ることになる。
第2のセツトキー112の操作であつた場合、
ステツプ354に移る。このステツプ354で
は、上記ステツプ352と同様にカーソル位置の
音高・音長データを曲データメモリ150に書込
む。そして、ステツプ356において、カーソル
を次音符位置に移動させる。このため、次に入力
される音符は次の拍に入ることになる。
カーソル左移動キー72の操作であつた場合、
ステツプ358に移る。このステツプ358で
は、カーソルが五線譜表に関して最初の位置にセ
ツトされているか判定し、最初の位置である
(Y)ならば処理エンドとする。また、最初の位
置でない(N)ならば、ステツプ360に移り、
カーソルを前音符位置へ移動させる。
カーソル右移動キー74の操作であつた場合、
ステツプ362に移る。このステツプ362で
は、カーソルが五線譜表に関して最後の位置にセ
ツトされているか判定し、最後の位置である
(Y)ならば処理エンドとする。また、最後の位
置でない(N)ならば、ステツプ364に移り、
カーソルを次音符位置に移動させる。
デリートキー108の操作であつた場合、ステ
ツプ366に移る。このステツプ366では、カ
ーソル位置の音符(又は休符)を消去すると共
に、この消去に対応して曲データメモリ150の
記憶データを消去する。次に、ステツプ368で
次の音符(又は休符)があるか判定し、ない
(N)ならば処理エンドとする。また、次音符が
ある(Y)ならば、ステツプ370に移り、次音
符以降を前にシフトして(つめて)表示すると共
に、この表示変更に対応して曲データメモリ15
0の記憶内容を書換える。
インサートモード指定キー94の操作であつた
場合、ステツプ372に移る。このステツプ37
2では、インサートモードがセツトされているか
判定し、セツトされている(Y)ならばステツプ
374でインサートモードをリセツトし、セツト
されていない(N)ならばステツプ376でイン
サートモードをセツトする。インサートモードが
セツトされると、第10図について前述したよう
にカーソル位置以降の音符等が後方に1つずつシ
フトして表示されると共に曲データメモリ150
の内容も書換えられるので、カーソル位置に所望
の音高・音長データを挿入することができる。
上記実施例では、一曲に関して16パート分の演
奏情報を入力可能としたが、各パート毎に異なる
曲の演奏情報を入力可能とし、複数曲を順次に又
は選択的に自動演奏させるようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、メロデイ演奏情報を入力す
る例を示したが、リズム演奏情報を入力可能と
し、オートリズム演奏を行なわせるようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、音高指定用
の操作手段と音長指定用の操作手段とに関して共
通に使用されるべきタツチバーを設け、このタツ
チバーにより指定音高及び指定音長を適宜修正し
て入力するようにしたので、簡単な入力操作で
種々の音高及び音長を入力可能になると共にパネ
ル面構成の簡略化も可能になる効果が得られるも
のである。
その上、タツチバーの近傍に音高指定時には音
高修正の目安を、音長指定時には音長修正の目安
をそれぞれ表示するようにしたので、入力操作を
一層容易且つ正確に行なえる効果もある。
この発明の情報入力装置を自動演奏装置の入力
手段として利用した場合には、多種多様の演奏情
報を入力することができるので、変化に富んだ自
動演奏を楽しむことができる。すなわち、音高情
報を入力するにあたつては、タツチバー操作によ
り各音毎に微妙なピツチずれをもたせることがで
き、望むならば純正調の音階にしたがつて演奏曲
をセツトすることもできる。また、音長情報を入
力するにあたつては、タツチバー操作により各音
毎に発音長を設定することができるので、スタツ
カート奏法、レガート奏法等の演奏を行なわせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による音楽情報
入力装置の操作パネル構成を示す平面図、第2図
は、上記音楽情報入力装置をそなえた自動演奏装
置の構成を示すブロツク図、第3図は、操作パネ
ルの回路構成を示すブロツク図、第4図は、曲デ
ータメモリの記憶データフオーマツトを示すフオ
ーマツト図、第5図は、メインルーチンの処理を
示すフローチヤート、第6図は、モード制御処理
を示すフローチヤート、第7図は、デイスク制御
処理を示すフローチヤート、第8図は、入力制御
処理を示すフローチヤート、第9図は、初期入力
処理を示すフローチヤート、第10図は、音高・
音長入力処理を示すフローチヤート、第11図
は、楽音制御入力処理を示すフローチヤート、第
12図は、編集入力処理を示すフローチヤートで
ある。 10……操作パネル、24……楽音制御項目指
定用入力キー群、26……音長指定用入力キー
群、86……音高指定用入力キー群、114……
タツチバー、116〜126……棒状表示器、1
30……中央処理装置、132……バス、134
……プログラムメモリ、136……ワーキングエ
リア、150……曲データメモリ、154……入
力データメモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 操作パネルと、 (b) 予め定められた複数の音高のうち任意のもの
    を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
    1の操作手段と、 (c) この第1の操作手段での音高指定に応答して
    指定音高を表わす音高情報を発生する音高情報
    発生手段と、 (d) 予め定められた複数の音長のうち任意のもの
    を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
    2の操作手段と、 (e) この第2の操作手段での音長指定に応答して
    指定音長を表わす音長情報を発生する音長情報
    発生手段と、 (f) 前記第1及び第2の操作手段に関して共通に
    使用されるべく前記操作パネル上に設けられた
    タツチバーと、 (g) このタツチバーの長手方向に沿うタツチ位置
    を検知してタツチ位置情報を発生するタツチ位
    置検知手段と、 (h) 前記第1の操作手段での音高指定に応答して
    前記音高情報発生手段からの音高情報を前記タ
    ツチ位置検知手段からのタツチ位置状報に応じ
    て修正して音高入力情報を形成すると共に、前
    記第2の操作手段での音長指定に応答して前記
    音長情報発生手段からの音長情報を前記タツチ
    位置検知手段からのタツチ位置情報に応じて修
    正して音長入力情報を形成する入力情報形成手
    段と をそなえた情報入力装置。 2 (a) 操作パネルと、 (b) 予め定められた複数の音高のうち任意のもの
    を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
    1の操作手段と、 (c) この第1の操作手段での音高指定に応答して
    指定音高を表わす音高情報を発生する音高情報
    発生手段と、 (d) 予め定められた複数の音長のうち任意のもの
    を指定すべく前記操作パネル上に設けられた第
    2の操作手段と、 (e) この第2の操作手段での音長指定に応答して
    指定音長を表わす音長情報を発生する音長情報
    発生手段と、 (f) 前記第1及び第2の操作手段に関して共通に
    使用されるべく前記操作パネル上に設けられた
    タツチバーと、 (g) 前記第1の操作手段での音高指定に応答して
    前記タツチバーの長手方向に沿つて音高修正の
    目安を表示すると共に、前記第2の操作手段で
    の音長指定に応答して前記タツチバーの長手方
    向に沿つて音長修正の目安を表示する表示手段
    と、 (h) 前記タツチバーの長手方向に沿うタツチ位置
    を検知してタツチ位置情報を発生するタツチ位
    置検知手段と、 (i) 前記第1の操作手段での音高指定に応答して
    前記音高情報発生手段からの音高情報を前記タ
    ツチ位置検知手段からのタツチ位置情報に応じ
    て修正して音高入力情報を形成すると共に、前
    記第2の操作手段での音長指定に応答して前記
    音長情報発生手段からの音長情報を前記タツチ
    位置検知手段からのタツチ位置情報に応じて修
    正して音長入力情報を形成する入力情報形成手
    段と をそなえた情報入力装置。
JP59135881A 1984-05-21 1984-06-30 情報入力装置 Granted JPS6115198A (ja)

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JP59135881A JPS6115198A (ja) 1984-06-30 1984-06-30 情報入力装置
DE8585106132T DE3564630D1 (en) 1984-05-21 1985-05-18 A data input apparatus
EP85106132A EP0164009B1 (en) 1984-05-21 1985-05-18 A data input apparatus
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