JP2621371B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2621371B2
JP2621371B2 JP63155628A JP15562888A JP2621371B2 JP 2621371 B2 JP2621371 B2 JP 2621371B2 JP 63155628 A JP63155628 A JP 63155628A JP 15562888 A JP15562888 A JP 15562888A JP 2621371 B2 JP2621371 B2 JP 2621371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、複数の記憶領域に記憶された演奏データ
(主にメロディデータ)を読み出して自動演奏を行う自
動演奏装置に関する。 「従来の技術」 従来、自動演奏装置は、1つのメモリ(半導体メモ
リ、磁気テープ等)に順次演奏データを書き込み、この
演奏データを読み出して自動演奏を行うようになってい
たが、近年、メモリを予め複数の記憶領域に分割し、各
記憶領域毎に独立して演奏データの書込/読出ができる
ようにしたものが開発されている。 一方、特開昭62−187387号公報に開示されているよう
に、演奏データ書込の際に、これと同時に、伴奏(リズ
ム音、ベース音等)の種類を指定する指定情報を記憶し
ておき、自動再生時には、演奏データに基づく楽音を発
生すると共に、指定情報が示す種類の伴奏の伴奏楽音を
発生する自動演奏装置が知られている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した2種類の自動演奏装置の技術思想
を組み合わせると、演奏データ記憶用として複数の記憶
領域を有し、さらに各演奏データと対応する伴奏種類指
定情報を記憶しておき、自動再生時においては、複数の
記憶領域の演奏データに基づく楽音を発生すると同時
に、伴奏種類指定情報が示す伴奏を行うことにより、2
重奏を行うことが可能な自動演奏装置が実現可能であ
る。しかし、このような自動演奏装置においては、自動
演奏時に、各演奏データに対応した種類の異なる複数の
伴奏が行われてしまう可能性があり、この場合には結果
的に2重奏にならなくなってしまうという問題があっ
た。 この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、複
数の記憶領域の演奏データに基づいて楽音を発生すると
同時に、1種類の伴奏楽音を発生し、2重奏を行うこと
ができる自動演奏装置を提供することを目的としてい
る。 「課題を解決するための手段」 この発明は、複数の記憶領域からなり、各記憶領域に
は各々単独に再生指定可能な演奏データが記憶される演
奏データメモリと、前記演奏データメモリ内の所望の記
憶領域に演奏データを書き込む書込手段と、前記演奏デ
ータメモリ内の所望の記憶領域の演奏データを読み出す
読出手段と、再生指定された前記演奏データメモリ内の
1又は複数の演奏データに基づいて楽音を発生する楽音
発生手段とを具備する自動演奏装置であって、複数の記
憶領域からなり、各記憶領域には各種伴奏に対応する伴
奏データが格納されてなる伴奏データメモリと、前記伴
奏データが供給され、これに基づき、前記演奏データに
基づく楽音に付随した伴奏楽音を発生する伴奏楽音発生
手段と、前記伴奏データメモリ内の1つの記憶領域の演
奏データに基づく楽音が発生される場合には、この演奏
データに対応した伴奏データを指定し、前記演奏データ
メモリ内の複数の記憶領域の演奏データに基づく楽音が
同時に発生される場合には、各演奏データに対応する複
数の伴奏データの内の1つを指定する伴奏データ指定手
段と、前記伴奏データ指定手段によって指定された1つ
の伴奏データを前記伴奏楽音発生手段に供給する伴奏デ
ータ供給手段とを具備することを特徴としている。 「作用」 上記構成によれば、演奏データメモリ内の1つの記憶
領域の演奏データに基づく楽音が発生される場合には、
この演奏データに対応した伴奏が行われる。そして、演
奏テータメモリ内の複数の記憶領域の演奏データに基づ
く楽音が同時に発生される場合には、各演奏データに対
応する伴奏データの内の1つに基づいて伴奏が行われ、
2重奏が可能となる。 「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説
明する。
【構成】
第1図は同実施例による自動演奏装置を適用した電子
楽器の構成を示すブロック図である。 この電子楽器は、鍵盤10および操作パネル20を備えて
いる。鍵盤10は楽音を指定する複数の鍵からなり、各鍵
の押離鍵は鍵スイッチ回路10a内に各鍵に対応して設け
た複数の鍵スイッチの開閉成により検出されるようにな
っている。また、各鍵の押鍵に伴って鍵タッチ検出回路
10b内に各鍵に対応して設けた鍵タッチセンサも動作す
るようになっており、これらの鍵タッチセンサにより各
鍵の押鍵速度、押鍵圧力等のイニシャル鍵タッチが各々
検出されるようになっている。なお、これらの鍵スイッ
チ回路10a及び鍵タッチ検出回路10bはバス30に接続され
ている。 操作パネル20には、第2図に示すように、8ビート、
サンバ等のリズムの種類を選択するリズム選択スイッチ
22と、ピアノ、フルート等の音色を選択する音色選択ス
イッチ23と、発生楽音の音量を調整するためのマスタボ
リューム24と、発生楽音のテンポを調整するためのテン
ポボリューム25と、メモリエリアを指定するトラックス
イッチ26a,26bとこのトラックスイッチ26a,26bの上方に
設けられたLED(発光ダイオード)27a,27bと、自動演奏
の開始または演奏データの記録開始を指示するスタート
スイッチ28と、このスタートスイッチ28の上方に設けら
れたLED29と、自動演奏の停止または演奏データ記録の
停止を指示すると共に、停止した自動演奏の再開を指示
するストップ/コンティニュースイッチ30と、メモリ内
の演奏データの消去を指示するデリートスイッチ31とが
各々設けられている。操作子スイッチ回路20aはこれら
の各スイッチ類の出力をコード化してバス30へ出力す
る。また、表示制御回路20bはLED27a,27b,29の点灯制御
を行う。 また、バス30には、テンポ発振器40、リズム音信号発
生回路51、鍵盤用楽音信号発生回路52、自動演奏用楽音
信号発生回路53、データ記憶回路60及びマイクロコンピ
ュータ70が接続されている。テンポ発振器40は、設定さ
れたテンポに従ってリズムインタラプト信号としてのテ
ンポクロックをバス30を介してマイクロコンピュータ70
に出力する。リズム音信号発生回路51はシンバル、バス
ドラ等の打楽器に対応した打楽器音信号を形成する複数
の打楽器音信号形成回路を有し、マイクロコンピュータ
70からバス30を介して供給されるリズムパターンデータ
に応じて前記打楽器音信号を形成出力する。鍵盤用楽音
信号発生回路52及び自動演奏用楽音信号発生回路53は各
々ピアノ、バイオリン等の楽器に対応した楽音信号を形
成する複数の楽音信号形成チャンネルを備えており、鍵
盤用楽音信号発生回路52は鍵盤10における押鍵盤、音色
操作子群27aの操作及び効果操作子群27bの操作に応じ
て、マイクロコンピュータ70からバス30を介して供給さ
れる演奏データに基づく楽音信号を形成出力する。ま
た、自動演奏用楽音信号発生回路53はデータ記憶回路60
に記憶されていて、マイクロコンピュータ70により読出
され、バス30を介して供給される自動演奏データに基づ
く楽音信号を形成出力する。これらのリズム音信号発生
回路51、鍵盤用楽音信号発生回路52及び自動演奏用楽音
信号発生回路53からの楽音信号は混合されてアンプ54に
供給されるようになっている。アンプ54の出力はスピー
カ55に接続されており、同スピーカ55はアンプ54から供
給される楽音信号に対応した楽音を発生する。 データ記憶回路60はバス30に各々接続されたリズムパ
ターンデータメモリ61、演奏データメモリ62及びバッフ
ァレジスタ63からなる。リズムパターンメモリ61はROM
で構成されており、リズム音信号発生回路51における各
打楽器音信号の形成出力を指示するリズムパターンデー
タをリズム種類毎に1小節長に渡って時系列的に記憶し
ている。演奏データメモリ62はRAMで構成されており、
第3図に示すように、同容量の記憶エリアI,IIと、ヘッ
ドデータエリアHDEとを有している。そして、ヘッドデ
ータエリアHDEには、エリアIの先頭アドレスHEADAD
(I)およびエリアIIの先頭アドレスHEADAD(II)が記
憶されている。また、エリアI,IIは、後述するアドレス
ADRによりアドレス指定される多数の記憶位置を有す
る。ここで、エリアIの先頭記憶位置HEADAD(I)およ
びエリアIIの先頭記憶位置HEADAD(II)には、演奏デー
タ書込時に伴奏用として使用されたリズムの種類を示す
番号が各々記憶される。そして、エリアIおよびIIの先
頭記憶位置以外の各記憶位置には、次のような各種自動
演奏用データが第4図に示すようなデータフォーマット
で記憶データAPM(ADR)として記憶されるようになって
いる。 タイミングデータ・・・タイミングデータであることを
示す識別マークと、小節の頭からの経過時間を表す時間
データTIMDとからなる。 押鍵データ・・・鍵盤10における押鍵イベントデータで
あることを示す識別マークと、押鍵された鍵を表すキー
コードKCと、イニシャル鍵タッチ(音量レベル)を表す
タッチデータKTDとからなる。 離鍵データ・・・鍵盤10における離鍵イベントデータで
あることを示す識別マークと、離鍵された鍵を表すキー
コードKCとからなる。 音色データ・・・音色選択スイッチ23により選択された
音色を示す音色データと、音色データであることを示す
識別マークとからなる。 小節コード・・・自動演奏の進行タイミングが小節線に
対応したタイミングであることを示す。 終了コード・・・自動演奏の終了タイミングであること
を示す。 マイクロコンピュータ70はバス30に各々接続されたプ
ログラムメモリ71、CPU72及びワーキングメモリ73とか
らなる。プログラムメモリ71はROMで構成され、メイン
プログラム、リズムインタラプトプログラム及びそれら
のサブプログラムを記憶している。CPU72は電源スイッ
チ(図示しない)の投入によりメインプログラムの実行
を開始するとともに同プログラムを電源スイッチ・オフ
まで繰返し実行し、テンポ発振器40からのテンポクロッ
クの到来時には前記メインプログラムの実行を中断して
リズムインタラプトプログラムを割込み実行する。ワー
キングメモリ73はRAMで構成され、前記プログラムの実
行に必要な複数のデータ及びフラグを一時的に記憶す
る。これらのデータ及びフラグのうち、主なものを列挙
すると次の通りである。 ◇リズムランフラグRUN・・・このフラグRUNを“1"にす
るとリズム音が発生し、“0"にするとリズム音が停止す
る。 ◇リズムデータRHYBUF・・・このデータには、リズムの
種類を示すリズム番号が格納される。 ◇プレイフラグPLY1,PLY2・・・フラグPLY1を“1"にす
ると、演奏データメモリ62のエリアI内の演奏データに
基づく自動演奏可能状態となる。このフラグPLY1を“1"
とし、次いでスタートスイッチ28を押すと、自動演奏が
開始される。同様に、フラグPLY2を“1"にすると、エリ
アII内の演奏データに基づく自動演奏可能状態となる。 ◇レコードフラグREC1,REC2・・・フラグREC1を“1"す
ると、演奏データメモリ62のエリアIのデータ書込み可
能状態となる。このフラグREC1を“1"とした後スタート
スイッチ28を押すか、あるいは、鍵盤10のキーをオンと
すると、エリアIの書込みが開始される。同様に、フラ
グREC2を“1"にすると、エリアIIのデータ書込み可能状
態となる。 ◇シンクロスタートフラグSST・・・このフラグSSTを
“1"とすると、演奏データの書込み開始時において、鍵
盤キーを操作すると同時にリズム音がスタートする。す
なわち、リズム音の同期スタートが可能となる。 ◇レコードチェックフラグDTARI1,DTARI2・・・演奏デ
ータメモリ62のエリアIに演奏データが書込まれると、
フラグDTAR1が“1"とされ、エリアIIに演奏データが書
込まれると、フラグDTARI2が“1"とされる。 ◇ストップリザーブフラグSRF・・・自動演奏時におい
てこのフラグSRFが“1"とされると、次の小節線のタイ
ミングにおいて自動演奏が停止する。また、データ書込
み時においてこのフラグSRFが“1"とされると、次の小
節線のタイミングにおいて演奏データメモリ62に終了コ
ードが書込まれ、データ書込みが終了する。 ◇アドレスデータADR1,ADR2・・・これらのアドレスデ
ータは共に演奏データメモリ62のアドレス端子へ出力さ
れるデータであり、アドレスデータADR1によってエリア
Iのアドレスが、また、アドレスデータADR2によってエ
リアIIのアドレスが指定される。 ◇モードデータM1,M2・・・トラックスイッチ26aを押す
毎に、モードデータM1が1→2→0→1→…と循環して
変化する。このモードデータM1に応じて、次のように動
作モードが決まる。 1…エリアIの自動演奏モード、 2…エリアIのデータ書込みモード 0……通常演奏モード 同様に、トラックスイッチ26bを押す毎にモードデー
タM2が循環して変化する。このモードデータM2に応じ
て、次のように動作モードが決まる。 1…エリアIIの自動演奏モード、 2…エリアIIのデータ書込みモード 0…通常演奏モード ◇テンポカウントデータTCNT・・・テンポ発振器40がテ
ンポクロック信号を出力する毎にインクリメントされる
データであり、「48」になると「0」にリセットされ
る。すなわち、このテンポカウントデータTCNTは、
「0」〜「47」の間でテンポクロック信号を繰り返しカ
ウントする。このテンポカウントデータTCNTが1小節の
進行タイミングを示しており、このデータTCNTが「48」
(=0)になると小節線のタイミングとなる。 ◇リードデータRDDT1,RDDT2・・・リードデータRDDT1
は、演奏データメモリ62のエリアIから読み出されたデ
ータであり、リードデータRDDT2はエリアIIから読み出
されたデータである。 ◇リードタイミングデータRDTIM1,RDTIM2・・・リード
タイミングデータRDTIM1はエリアIから読み出されたデ
ータの内のタイミングデータであり、リードタイミング
データRDTIM2はエリアIIから読み出されたデータ内のタ
イミングである。
【動作】
次に、上記構成による電子楽器の動作を第5図〜第13
図に示すフローチャートを参照して説明する。 (1)通常演奏モード トラックスイッチ26a,26bを操作して、LED27a,27bを
共に消燈状態とすると、通常演奏モードになる。このモ
ードにおいては、この電子楽器は通常の演奏機能を行
う。 すなわち、まず、電源スイッチ(図示しない)が投入
されると、CPU72は第5図のステップ100にてメインプロ
グラムの実行を開始し、ステップ101にてワーキングメ
モリ73内の各レジスタおよびフラグをクリアすることに
より、マイクロコンピュータ70を初期状態に設定する。
この初期設定後、CPU72はステップ102にて鍵スイッチ回
路10a内の各鍵スイッチ及び操作子スイッチ回路20a内の
各操作子スイッチをスキャンすることにより、鍵盤10に
関する押離鍵情報及び操作パネル20に関する各スイッチ
の操作情報をバス30を介して読込み、ステップ103にて
該読込んだ押離鍵情報及び操作情報に基づきワーキング
メモリ73を使用し鍵盤10における押離鍵イベント又は操
作パネル20における操作イベントの有無を検出する。
今、鍵盤10においていずれの鍵も押離鍵されず、かつ操
作パネル20においていずれの操作子も操作されなけれ
ば、CPU72はステップ103にて「NO」すなわちイベント無
しと判定して、プログラムをステップ102に戻し、ステ
ップ102,103から成る循環処理を実行し続ける。 次に、演奏者によってトラックスイッチ26aが押され
ると、ステップ103の判断結果が「YES」となり、ステッ
プ104へ進む。ステップ104では、イベントの種類が判別
される。そして、この場合、トラックスイッチ26aのオ
ンイベントであることから、ステップ107の処理へ進
む。第6図はこのステップ107の処理のフローチャート
であり、まず、ステップ150においてモードデータM1が
インクリメントされる。次にステップ151へ進むと、モ
ードデータM1が「1」か否かが判断される。そして、こ
の判断結果が「YES」の場合はステップ152へ進み、「N
O」の場合はステップ154へ進む。ステップ152では、レ
コードチェックフラグDTARI1が“1"か否かが判断され
る。そして、この判断結果が「YES」の場合はステップ1
53へ進み、「NO」の場合はステップ150へ戻る。 ステップ153では、プレイフラグPLY1に“1"が、レコ
ードフラグREC1に“0"が各々セットされ、また、LED27a
が緑色点灯される。そして、ステップ154へ進む。ステ
ップ154では、モードデータM1が「2」か否かが判断さ
れる。そして、この判断結果が「YES」の場合はステッ
プ155へ進み、「NO」の場合はステップ157へ進む。ステ
ップ155では、モードデータM2が「2」か否かが判断さ
れる。そして、この判断結果が「YES」の時はステップ1
50へ戻り、「NO」の場合はステップ156へ進む。ステッ
プ156では、プレイフラグPLY1が“0"に、レコードフラ
グREC1およびシンクロスタートフラグSSTが各々“1"に
セットされ、また、LED27aが赤色点灯される。そして、
ステップ157へ進む。ステップ157では、モードデータM1
が「3」か否かが判断される。そして、この判断結果が
「NO」の場合は第5図のステップ102へ戻り、「YES」の
場合はステップ158へ進む。ステップ158では、モードデ
ータM1が「0」とされ、また、プレイフラグPLY1,レコ
ードフラグREC1,シンクロスタートフラグSSTが各々クリ
アされ、また、LED27aが消燈される。そして、ステップ
102へ戻る。 以上の処理から明らかなように、トラックスイッチ26
aを押す毎に、モードデータM1がインクリメントされ
(ステップ150)、該モードデータM1が「3」になる
と、ステップ158において「0」に戻される。すなわ
ち、トラックスイッチ26aを押す毎に、モードデータM1
が0→1→2→0→…と順次変化する。また、モードデ
ータM1の値に応じて、フラグの設定およびLED27aの点灯
/消燈が行なわれ(ステップ153,156,158)、動作モー
ドが決定される。 但し、モードデータM1が「1」自動演奏モード)とな
った場合において、メモリ62のエリアIに未だ演奏デー
タが書き込まれていない場合は、ステップ152の判断結
果がNOとなり、ステップ150へ戻り、モードデータM1が
「2」となる。すなわち、エリアIに演奏データが書き
込まれていない場合は、モードデータM1が「0」から、
「1」をジャンプして「2」へ変化し、したがって、モ
ードデータM1を「1」に設定することができない。ま
た、モードデータM1が「2」(データ書込みモード)と
なった場合において、トラックスイッチ26bよって設定
されるモードデータM2が既に「2」であった場合は、ス
テップ155の判断結果が「YES」となり、ステップ150へ
戻り、モードデータM1が再びインクリメントされる。す
なわち、モードデータM2が「2」の場合は、モードデー
タM1を「2」に設定することができないようになってい
る。これは、エリアI,IIに重複して同じデータを書込む
ことを防ぐためである。 以上が、トラックスイッチ26aが操作された時のCPU72
の処理である。一方、トラックスイッチ26bが操作され
た時は第5図のステップ104からステップ108へ進む。第
7図にこのステップ108の処理を示す。なお、この処理
は、上述した第6図の処理と全く同様である(但し、M1
→M2のように添字1が2になる)ので説明を省略する。 さて、トラックスイッチ26a,26bの操作によって、LED
27a,27bを共に消燈状態とすると、プレイフラグPLY1,PL
Y2,レコードフラグREC1,REC2が共に“0"となって(第6
図のステップ158、第7図のステップ168参照)、通常演
奏モードとなる。このモードにおいては、演奏者が鍵盤
10および操作パネル20を使用して演奏を行うと、その楽
音がスピーカ55から発生する。 すなわち、まず、鍵盤10のキーがオンとされると、第
5図のステップ103の判断結果が「YES」となり、ステッ
プ104を介してステップ105の鍵・音色イベントルーチン
へ進む。第8図はこの鍵・音色イベントルーチンのフロ
ーチャートであり、まず、ステップ200では、同時に生
じたイベントデータがバッファレジスタ63内に取り込ま
れる。すなわち、この場合、オンとされたキーのキーコ
ードKC、鍵タッチデータKTDおよび識別マークからなる
押鍵データ(第4図参照)がイベントバッファレジスタ
63内に取り込まれる。次に、ステップ201へ進むと、イ
ベントバッファレジスタ63内のイベントデータが鍵盤用
楽音信号発生回路52へ出力される。この場合、イベント
バッファレジスタ63内の押鍵データが鍵盤用楽音信号発
生回路52へ出力される。これにより、オンとされたキー
の楽音が発生する。次に、ステップ202へ進むと、レコ
ードフラグREC1またはREC2が“1"か否かが判断される。
この場合、判断結果は「NO」となり、ステップ203へ進
む。ステップ203では、イベントバッファレジスタ63が
クリアされる。そして、第5図のステップ102へ戻る。 次に、鍵盤10のキーがオフとされた場合は、上記と同
様に、ステップ103からステップ104を介してステップ20
0(第8図)へ進み、オフとされたキーのキーコードKC
および識別マークからなる離鍵データがイベントバッフ
ァレジスタ63内に取り込まれ、次いでステップ201にお
いて鍵盤用楽音信号発生回路52へ出力される。これによ
り、オフとされたキーの楽音が停止する。次いで、ステ
ップ202,203を介してステップ102へ戻る。 次に、音色選択スイッチ23が操作された場合は、ステ
ップ200において、操作されたスイッチを示すデータが
イベントバッファレジスタ63内に書き込まれ、次いでス
テップ201において同データが鍵盤用楽音信号発生回路5
2へ出力される。これにより、操作された音色選択スイ
ッチに対応する音色が鍵盤用楽音信号発生回路52内に設
定される。同様に、マスタボリューム24が操作された場
合も、マスタボリューム24の操作量を示すデータが鍵盤
用楽音信号発生回路52内に設定され、これにより、楽音
の音量が変更される。 次に、リズム音を発生させる場合は、スタートスイッ
チ28を押す。スタートスイッチ28が押されると、ステッ
プ103の判断結果が「YES」となり、ステップ104を介し
てステップ109のスタート処理ルーチンへ進む。第9図
はこのスタート処理ルーチンを示すフローチャートであ
り、まず、ステップ251においてプレイフラグPLY1また
はPLY2が“1"か否かが判断され、この場合、判断結果が
「NOとなることから、ステップ252へ進む。ステップ252
では、レコードフラグREC1が“1"か否かが判断され、こ
の場合、判断結果が「NO」となり、ステップ253へ進
む。ステップ253では、レコードフラグREC2が“1"か否
かが判断され、この場合、判断結果が「NO」となること
から、ステップ254へ進む。ステップ254では、リズムラ
ンフラグRUNが“1"にセットされ、また、テンポカウン
トデータTCNTがクリアされる。そして、ステップ102
(第5図)へ戻る。 このように、通常演奏モードにおいてスタートスイッ
チ28が押されると、リズムランフラグRUNが“1"にセッ
トされると共にテンポカウントデータTCNTがクリアされ
る。そして、フラグRUNが“1"にセットされると、以
後、テンポ発振器40から出力されるテンポクロックに基
づいてリズム音が形成され、発音される。 すなわち、テンポ発振器40からテンポクロックが出力
されると、CPU72に割込みがかかり、CPU72の処理が第10
図のリズムインタタプト処理ルーチンへ進む。このルー
チンでは、まず、ステップ300において、「レコードフ
ラグREC1またはREC2が“1"で、かつ、シンクロスタート
フラグSSTが“1"」か否かが判断される。そして、この
場合、判断結果が「NO」となることから、ステップ301
へ進む。ステップ301では、リズムランフラグRUNが“1"
か否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の
場合は第5図のメインルーチンへ戻るが、「YES」の場
合はステップ302へ進む。ステップ302では、操作子スイ
ッチ回路20aが走査され、リズム選択スイッチ22の中でO
N状態のスイッチの番号がリズム番号としてリズムデー
タRHYBUFに取り込まれる。 次にステップ303へ進むと、プレイフラグPLYが“1"か
否かが判断される。そして、この場合、判断結果が「N
O」であることから、ステップ304へ進む。次にステップ
304へ進むと、プレイフラグPLY1が“1"か否かが再び判
断される。そして、この場合、判断結果が「NO」である
ことから、ステップ305へ進む。次にステップ305へ進む
と、プレイフラグPLY2が“1"か否かが判断される。そし
て、この場合、判断結果が「NO」であることから、ステ
ップ306へ進む。次にステップ306に進むと、リズムデー
タRHYBUFが示すリズム種類のテンポカウントデータTCNT
に基づいたリズムパターンデータがリズムパターンデー
タメモリ61から読み出され、この読み出されたリズムパ
ターンデータがリズム音信号発生回路51へ出力される。
このリズムパターンデータに基づいてリズム音信号発生
回路51内の各打楽器音信号形成回路が駆動され、これに
よりリズム音が発生する。ここで、リズムデータRHYBUF
には、操作パネル20のリズム選択スイッチ22によって指
定されたリズム番号が格納されている。従って、通常演
奏モードでは、演奏時におけるリズム選択スイッチ22の
指定に従ったリズム音が発生される。 次にステップ307に進むと、テンポカウントデータTCN
Tがインクリメントされる。次いで、ステップ308へ進む
と、テンポカウントデータTCNTが小節エンド値「48」か
否かが判断される。そして、この場合、判断結果が「N
O」となることから、メインルーチンへ戻る。 以後、テンポクロックが発生する毎に、上述したステ
ップ306が実行されてリズム音が発生し、また、ステッ
プ307が実行されてテンポカウントデータTCNTがインク
リメントされる。そして、テンポカウントテータTCNTが
「48」になると、ステップ308の判断結果が「YES」とな
り、ステップ309へ進む。ステップ309では、レコードフ
ラグREC1またはREC2が“1"か否かが判断される。この場
合、判断結果は「NO」であり、ステップ310へ進む。ス
テップ310では、ストップリザーブフラグSRFが“1"か否
かが判断される。この場合、判断結果は「NO」であり、
ステップ311へ進む。ステップ311では、テンポカウント
データTCNTがクリアされる。そして、メインルーチンへ
戻る。 以上がリズム音発生の過程である。次に、この通常演
奏モードにおいて、リズム音を停止する場合は、ストッ
プ/コンティニュースイッチ30を押す。このストップ/
コンティニュースイッチ30が押されると、ステップ103
から、ステップ104を介してステップ110のストップ/コ
ンティニュー処理ルーチンへ進む。第11図はこのルーチ
ンのフローチャートであり、まず、ステップ401では、
プレイフラグPLY1またはPLY2が“1"か否かが判断され、
この場合、判断結果が「NO」となることから、ステップ
402へ進む。ステップ402では、レコードフラグREC1また
はREC2が“1"か否かが判断される。そして、この判断結
果が「NO」の場合はステップ403へ進む。ステップ403で
は、リズムランフラグRUNがリセットされる。リズムラ
ンフラグRUNがリセットされると、以後、第10図のステ
ップ306が実行されなくなり、リズム音が停止する。そ
して、メインルーチンへ戻る。 次に、リズム選択スイッチ22が操作された場合は、ス
テップ103からステップ104を介してステップ106へ進
む。このステップ106では、操作されたリズム選択スイ
ッチ22に対応して、リズム種類を示すデータがワーキン
グメモリ73内に設定される。以後、この設定されたデー
タに基づいてリズムパターンデータメモリ61の読み出し
が行なわれる。また、テンポボリューム25が操作された
場合も、ステップ106へ進み、テンポボリューム25の操
作量に応じて、テンポ発振器40の発振周波数が設定され
る。 (2)データ書込みモード このモードは、演奏データメモリ62のエリアIまたは
IIに演奏データを書き込むモードである。エリアIに演
奏データを書き込む場合は、まず、トラックスイッチ26
bによってLED27bを消燈状態とし、次いで、トラックス
イッチ26aによってLED27aを赤色点灯とする。そして、
鍵盤10および操作パネル20を使用して演奏を行うと、そ
の演奏に対応する演奏データが逐次エリアI内に書き込
まれる。ここで、スタートの仕方が2種類ある。1つ
は、スタートスイッチ28を操作しない仕方であり、この
場合、最初に鍵盤キーを操作した時点からデータ書込み
およびリズム音の発生が同時に開始される。他の1つは
スタートスイッチ28を操作する仕方であり、この場合、
スタートスイッチ28を押すと同時にデータ書込みおよび
リズム音の発生が開始される。 エリアIIに演奏データを書き込む場合は、まず、トラ
ックスイッチ26aによってLED27aを消燈状態とし、次い
で、トラックスイッチ26bによってLED27を赤色点灯とす
る。そして、鍵盤10および操作パネル20を使用して演奏
を行う。 以下、このデータ書込みモードにおけるCPU72の処理
を説明する。 まず、トラックスイッチ26bが操作され、LED27bが消
燈状態とされると、第7図のステップ168から明らかな
ように、モードデータM2が「0」となり、また、プレイ
フラグPLY2,レコードフラグREC2,シンクロスタートフラ
グSSTが各々“0"とされる。次にトラックスイッチ26aが
操作され、LED27aが赤色点灯されると、第6図のステッ
プ154,156から明らかなように、モードデータM1が
「2」に設定され、プレイフラグPLY1が“0"、レコード
フラグREC1が“1"、シンクロスタートフラグSSTが“1"
にセットされる。 レコードフラグREC1およびシンクロスタートフラグSS
Tが共に“1"にセットされると、以後、4分音符のタイ
ミングでメトロノーム音が発生し、演奏者にテンポを知
らせる。すなわち、テンポ発振器40からテンポクロック
が出力され、CPU72の処理が第10図の割込み処理へ進む
と、まず、ステップ300の判断が行なわれる。そして、
この場合、判断結果が「YES」となることから、ステッ
プ321へ進む。ステップ321では、4分音符のタイミング
毎にリズムパターンメモリ61からメトロノーム音のリズ
ムパターンが読み出され、リズム音信号発生回路51へ出
力される。これにより、4分音符のタイミングでメトロ
ノーム音が発生する。 次に、鍵盤キーが操作されると、ステップ103(第5
図)の判断結果が「YES」となり、ステップ104を介して
第8図の鍵・音色イベントルーチンへ進む。このルーチ
ンでは、まず、ステップ200,201の処理が行なわれ、こ
れにより、操作されたキーの楽音が発生する。次に、ス
テップ202へ進み、この場合、判断結果が「YES」となる
ことから、ステップ204へ進む。ステップ204では、シン
クロスタートフラグSSTが“1"か否かが判断される。こ
の場合、判断結果が「YES」となり、ステップ205へ進
む。ステップ205では、シンクロスタートフラグSSTが
“0"に、リズムランフラグRUNが“1"に各々セットさ
れ、また、テンポカウントデータTCNTがクリアされる。
シンクロスタートフラグSSTが“0"になると、以後、メ
トロノーム音が停止し、また、リズムランフラグRUNが
“1"にセットされると、以後リズム音が発生する。次
に、ステップ206へ進むと、レコードフラグREC1が“1"
か否かが判断される。そして、この場合、判断結果が
「YES」となることから、ステップ207へ進む。ステップ
207では、レコードチェックフラグDTARI1が“1"にセッ
トされ、また、ヘッドアドレスデータHEADAD(1)(第
3図参照)がアドレスデータADR1として設定される。そ
して、ステップ209へ進む。なお、ステップ206の判断結
果が「NO」の場合、すなわち、レコードフラグREC2が
“1"の場合(エリアIIの書込みの場合)はステップ208
へ進み、レコードチェックフラグDTARI2が“1"にセット
され、また、ヘッドアドレスデータHEADAD(II)がアド
レスデータADR1として設定される。次にステップ209に
進むと、操作子スイッチ回路20aが走査され、リズム選
択スイッチ22の中でON状態のスイッチの番号がリズム番
号として検出され、このリズム番号がメモリ62内のアド
レスデータADR1が示す記憶位置に記憶データAPM(ADR
1)として格納される。そして、アドレスデータADR1が
インクリメントされる。 次に、ステップ210へ進むと、識別マークおよび時間
データTIMDから構成されるタイミングデータ(第4図参
照)を、メモリ62内のアドレスデータADR1が示す記憶位
置に記憶データAPM(ADR1)として書き込む。ここで、
時間データTIMDとしてはテンポカウントデータTCNTが設
定される。したがって、この時点においては「0」であ
る(ステップ205参照)。次に、ステップ211へ進むと、
アドレスデータADR1がインクリメントされる。次にステ
ップ212へ進むと、イベントバッファレジスタ63内の第
1番目のイベントデータを読み出し、識別マークを付け
てメモリ62に記憶データAPM(ADR1)として書き込む。
次にステップ213へ進むと、イベントバッファレジスタ6
3内の上記第1番目のイベントデータをクリアする。次
いで、ステップ214へ進むと、イベントバッファレジス
タ63内にイベントデータがあるか否かが判断される。そ
して、この判断結果が「YES」の場合は、再びステップ2
11〜213の処理が行なわれる。一方、ステップ214の判断
結果が「NO」の場合は、ステップ215へ進み、アドレス
データADR1がインクリメントされ、次いでステップ216
へ進むと、レコードフラグREC1が“1"か否かが判断され
る。そして、この判断結果が「YES」の場合はステップ2
17へ進む。ステップ217では、アドレスデータADR1がエ
リアIの最終アドレスか否かが判断される。そして、こ
の判断結果が「NO」の場合はステップ102(第5図)に
戻り、「YES」の場合はステップ218へ進む。ステップ21
8では、レコードフラグREC1がリセットされ、LED27aが
消燈され、また、メモリ62に記憶データAPM(ADR1)と
して終了コードが書き込まれる。そしてステップ102へ
戻る。一方、ステップ216の判断結果が「NO」の場合、
すなわち、レコードフラグREC2が“1"の場合は、ステッ
プ219の判断が行なわれ、この判断結果が「YES」の場合
はステップ220の処理が行なわれる。 このように、モードデータM1が「2」、M2が「0」と
され、そして、鍵盤キーが操作されると、リズムランフ
ラグRUNが“1"にセットされ(ステップ205)、したがっ
て、リズム音の発生が開始され、また、操作されたキー
に係るイベントデータがエリアIに書き込まれる。以
後、鍵盤キーが操作され、あるいは、操作パネル20のス
イッチ類が操作される毎に、上述したステップ210〜214
が実行されてエリアIに演奏データが書き込まれる。 また、小節線のタイミングになると、第10図のステッ
プ308の判断結果が「YES」となり、ステップ309へ進
み、この場合、このステップ309の判断結果が「YES」と
なることから、ステップ312へ進む。ステップ312では、
小節コードが演奏データメモリ62に記憶データAPM(ADR
1)として書き込まれ、次いでアドレスデータADR1がイ
ンクリメントされる。 次に、アドレスデータADR1がエリアIの最終アドレス
に達すると、ステップ218が実行されてデータ書込みモ
ードが終了する。また、その前にデータ書込みを終了す
る場合は、ストップ/コンティニュースイッチ30を押
す。 このスイッチ30が押されると、第11図のストップ/コ
ンティニュー処理へ進み、ステップ401,402が順次実行
され、ステップ404へ進む。ステップ404では、リズムラ
ンフラグRUNが“0"か否かが判断される。この場合、判
断結果は「NO」となり、ステップ405へ進む。ステップ4
05では、ストップリザーブフラグSRFが“1"にセットさ
れる。そして、メインルーチンへ戻る。ストップリザー
ブフラグSRFが“1"になると、次の小節線のタイミング
において、ステップ313(第10図)の判断結果が「YES」
となり、ステップ314へ進む。ステップ314では、終了コ
ードがメモリ62に記憶データAPM(ADR1)として書き込
まれる。次に、ステップ315へ進むと、ストップリザー
ブフラグSRFおよびリズムランフラグRUNがリセットさ
れ、また、LED29が消燈される。次いでステップ311へ進
み、テンポカウントデータTCNTがクリアされ、そして、
メインルーチンへ戻る。 以上が演奏データ書込みの過程である。なお、上記の
過程においては、モード設定の後、鍵盤キーを押すこと
によってデータ書込みおよびリズム音を発生を開始した
が、モード設定の後スタートスイッチ28を押すことによ
ってデータ書込み,リズム音の発生を開始してもよい。 すなわち、例えばモードデータM1を「2」(M2を
「0」)に設定した後スタートスイッチ28を押すと、第
9図のステップ251,252の判断が順次行なわれ、そし
て、ステップ255へ進む。ステップ255では、アドレスデ
ータADR1としてヘッドアドレスデータHEADAD(I)が設
定される。次いでステップ263へ進むと、操作子スイッ
チ回路20aが走査され、リズム選択スイッチ22の中のON
状態のスイッチのリズム番号が検出され、このイズム番
号がメモリ62のアドレスデータADR1が示す記憶位置に記
憶データAPM(ADR1)として書き込まれる。そして、ア
ドレスデータADR1がインクリメントされる。次いでステ
ップ256へ進むと、テンポカウントデータTCNTがクリア
され、リズムランフラグRUNがセットされ、シンクトス
タートフラグSSTがリセットされ、また、LED29が点灯さ
れる。次いでステップ257,258を介してメインルーチン
へ戻る。 このように、モードデータM1を「2」に設定した後、
スタートスイッチ28を押すと、アドレスデータADR1がエ
リアIのヘッドアドレスに設定されると共に、リズムラ
ンフラグRUNが“1"となってリズム音の発生が開始され
る。また、同時に、エリアIの先頭記憶位置HEADAD
(I)には、リズム種類を示すリズム番号が記憶され
る。以後、鍵盤キーを操作して演奏を行うと、前述した
場合と同様にしてエリアI内に演奏データが順次書き込
まれる。 以上、エリアIの書込みの場合を例にとって説明した
が、エリアIIの書込みの場合も全く同様である。 次に、エリアIまたはエリアII内の全データを消去し
たい場合は、第2図のデリートスイッチ31を押す。この
デリートスイッチ31が押されると、ステップ103の判断
結果が「YES」となり、ステップ104を介してステップ11
1へ進み、データ消去処理が行なわれる。この処理で
は、リズムランフラグRUNが“0"、すなわち、リズム音
がストップしており、かつ、エリアIあるいはIIの内、
いずれかのエリアが書込モードの場合(REC1あるいはRE
C2のいずれかが“1"の場合)に、そのエリアに対応する
レコードチェックフラグDTARI1あるいはDTARI2がリセッ
トされて“0"となる。この結果、レコードチェックフラ
グがリセットされたエリアでは、演奏データが無効とさ
れる。一方、エリアI,IIのいずれの書込みモードでもな
い場合は、そのままステップ102へ戻る。 (3)自動演奏モード このモードは演奏データメモリ62内の演奏データを読
み出し、自動演奏を行うモードである。演奏データメモ
リ62のエリアI内の演奏データに基づく自動演奏を行う
場合は、モードデータM2を「0」、M1を「1」とし、ま
た、エリアII内の演奏データに基づく自動演奏を行う場
合は、モードデータM1を「0」、M2を「1」とする。ま
た、エリアI、II両方の演奏データに基づく自動演奏を
行う場合はモードデータM1およびM2を「1」とする。そ
して、スタートスイッチ28を押すことにより、自動演奏
が開始される。以下、エリアI内の演奏データに基づく
自動演奏を行う場合、エリアII内の演奏データに基づく
自動演奏を行う場合、エリアIおよびIIに基づく自動演
奏を行う場合の各々について動作を説明する。 エリアI内の演奏データに基づく自動演奏の場合 スタートスイッチ28が押されると、第9図のステップ
251へ進み、プレイフラグPLY1またはPLY2が“1"か否か
が判断される。そして、この場合、判断結果が「YES」
となり、ステップ259へ進む。ステップ259では、アドレ
スデータADR1としてヘッドアドレスデータHEADAD(I)
+1が、また、アドレスデータADR2としてヘッドアドレ
スデータHEADAD(II)+1が各々設定される。次に、ス
テップ256の処理が行なわれた後、ステップ257へ進み、
プレイフラグPLY1が“1"か否かが判断される。そして、
この場合、判断結果が「YES」となることから、ステッ
プ260へ進む。ステップ260では、アドレスデータADR1
{この場合、ヘッドアドレスデータHEADAD(I)+1}
が示すメモリ62の記憶内容APM(ADR1)が読み出され、
リードタイミングデータRDTIM1として設定される。次
に、ステップ258へ進むと、プレイフラグPLY2が“1"か
否かが判断される。そして、この場合、判断結果が「N
O」となることから、ステップ102(第5図)へ戻る。 このように、エリアIの自動演奏モードに設定され、
そして、スタートスイッチ28が押されると、プレイフラ
グPLY1がセットされ、次いで、リズムランフラグRUNが
セットされる。これらのフラグPLY1およびRUNがセット
されると、以後、テンポ発振器40から出力されるテンポ
クロックに基づいて、自動演奏音およびリズム音が発生
する。 そして、テンポクロックが発生すると、CPU72に割込
みがかかり、第10図のリズムインタラプト処理が行なわ
れる。この場合、まず、ステップ300,301を介してステ
ップ302へ進む。ステップ302では、操作パネル20のリズ
ム選択スイッチの中のON状態のスイッチの番号がリズム
番号として検出され、このリズム番号がリズムデータRH
YBUFに取り込まれる。次にステップ303に進むと、フラ
グPLY1が“1"か否かが判断される。そして、この場合、
「YES」と判断され、ステップ316に進む。ステップ316
に進むと、メモリ62内のエリアIの先頭記憶位置HEADAD
(I)に記憶されたリズム番号が読み出され、これがリ
ズムデータRHYBUFに格納される。結局、このステップ31
6の実行によって、リズムデータRHYBUFはメモリ62のエ
リアIの先頭記憶位置の内容で更新される。 次にステップ317に進むと、自動演奏データI読み出
し発音ルーチンR Iが実行される。第12図は、この自動
演奏データI読み出し発音ルーチンR Iの詳細を示す流
れ図である。まず、ステップ501においてレコードチェ
ックフラグDTARI1が“1"か否かが判断される。そして、
この判断結果が「NO」の場合、すなわち、エリアI内に
演奏データがない場合は、ルーチンR Iの処理を終了し
て第10図のリズムインタラプトルーチンに復帰する。ま
た、ステップ501の判断結果が「YES」の場合は、ステッ
プ502へ進む。ステップ502では、テンポカウントデータ
TCNTがリードタイミングデータRDTIM1に等しいか否かが
判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合は、
リズムインタラプトルーチンに復帰する。また、「YE
S」の場合はステップ503へ進む。ステップ503では、ア
ドレスデータADR1がインクリメントされる。次いで、メ
モリ62の記憶内容APM(ADR1)が読み出され、リードデ
ータRDDT1として設定される。次に、ステップ504へ進む
と、リードデータRDDT1が小節コードか否かが判定され
る。そして、この判断結果が「YES」の場合はステップ5
05へ進む。ステップ505では、小節エンド値「48」から
「1」を減算した値「47」がリードタイミングデータRD
TIM1として設定され、ルーチンR1を終了してリズムイン
タラプトルーチンに復帰する。一方、ステップ504の判
断結果が「NO」の場合は、ステップ506へ進む。ステッ
プ506では、リードデータRDDT1がタイミングデータか否
かが判断される。そして、この判断結果が「YES」の場
合は、ステップ507へ進み、そのリードデータRDDT1がリ
ードタイミングデータRDTIM1として設定される。また、
ステップ506の判断結果が「NO」の場合は、ステップ508
へ進む。ステップ508では、リードデータRDDT1が終了コ
ードか否かが判断される。そして、この判断結果が「YE
S」の場合は、ステップ509へ進む。ステップ509では発
音終了処理が行なわれる。すなわち、現在発音中の楽音
の発音停止を指示する離鍵データが自動演奏用楽音信号
発生回路53へ出力される。これにより、楽音が停止す
る。次に、ステップ510へ進むと、プレイフラグPLY1が
クリアされ、LED27aが消燈され、また、リズムランフラ
グRUNがリセットされる。そして、ルーチンR Iを終了す
る。また、ステップ508の判断結果が「NO」の場合は、
ステップ511へ進む。ステップ511では、リードデータRD
DT1が自動演奏用楽音信号発生回路53へ出力される。そ
して、ステップ503へ戻る。 このように、自動演奏データI読み出し発音ルーチン
R Iが起動されると、まず、ステップ501を介してステッ
プ502へ進む。そして、このステップ502の判断結果が
「NO」の場合はルーチンR Iを終了する。すなわち、テ
ンポカウントデータTCNTとリードタイミングデータRDTI
M1とが一致するまで、発音処理は全く行なわれない。次
に、データTCNTとRDTIM1とが一致すると、次の演奏デー
タがエリアIから読み出される(ステップ503)。そし
て、この演奏データが例えばキーオンイベントの演奏デ
ータであった場合は、ステップ511において自動演奏用
楽音信号発生回路53へ出力され、これにより、楽音が発
生する。次に、ステップ503へ進み、再びデータ読出し
が行なわれる。そして、読出されたデータがタイミング
データであった場合は、ステップ507の処理が行なわれ
る。以後、テンポカウントデータTCNTがこのステップ50
7によって設定されたリードタイミングデータRDTIM1に
一致するまで、発音処理は行なわれない。そして、両デ
ータTCNTとRDTIM1が再び一致すると、上記と同様の発音
処理が行なわれ、この繰り返しにより、自動演奏が行な
われる。 次に、エリアIから読出されたデータが小節コードで
あった場合は、リードタイミングデータRDTIM1が「47」
に設定される。この結果、次の小節線のタイミングま
で、発音処理は行なわれない。そして、次の小節線タイ
ミングになると、エリアIのデータ読出しが行なわれ、
この場合、タイミングデータまたは小節コードが読出さ
れる。そして、タイミングデータであった場合は、以
後、テンポカウントデータTCNTがそのタイミングデータ
に一致するまで、データ読出しが行なわれず、また、小
節コードであった場合は、次の1小節の間のデータ読出
しが行なわれない。 次に、エリアIから読出されたデータが終了コードで
あった場合は、ステップ509,510の処理が行なわれ、こ
れにより、自動演奏モードが終了する。 次に、この自動演奏データI読み出し発音ルーチンR
Iの処理が終了すると、リズムインタラプトルーチン
(第10図)のステップ304に進む。ステップ304では、フ
ラグPLY1が“1"か否かが判断される。この場合、判断結
果は「YES」となり、ステップ318に進む。次にステップ
318に進むと、フラグPLY2が“1"か否かが判断される。
この場合、判断結果は「NO」となり、ステップ306に進
む。 ステップ306に進むと、リズムパターンデータメモリ6
1から、リズムデータRHYBUFが示すリズム種類であっ
て、テンポカウントデータTCNTが示すリズムパターンデ
ータが読み出され、リズム音信号発生回路51に供給され
る。この結果、リズム音が発音される。ここで、リズム
データRHYBUFには、ステップ316において、エリアIの
先頭記憶位置に記憶されたリズム番号がセットされてい
る。従って、このエリアIの演奏データに基づく自動演
奏においては、エリアIに演奏データを書き込んだ際に
用いられたリズム種類のリズム音が発生される。 次いでステップ307に進むと、テンポカウントデータT
CNTがインクリメントされる。次にステップ308に進む
と、テンポカウントデータが「48」か否か、すなわち、
現時点が小節線のタイミングであるか否かが判断され
る。そして、判断結果が「NO」の場合はリズムインタラ
プトルーチンを終了してメインルーチンに戻る。 また、小節線のタイミングになると、ステップ308の
判断結果が「YES」となり、ステップ309へ進み、この場
合、このステップ309の判断結果が「NO」となることか
ら、ステップ310へ進む。ステップ310では、ストップリ
ザーブフラグSRFが“1"か否かが判断される。そして、
判断結果が「YES」の場合はステップ315に進み、「NO」
の場合はステップステップ311に進む。次にステップ311
に進むと、テンポカウントデータTNCTがクリアされる。
そして、メインルーチンに戻る。 次に、自動演奏の途中(終了コードが読み出される
前)において、自動演奏を停止する場合は、ストップ/
コンティニュースイッチ30を押す。このストップ/コン
ティニュースイッチ30が押されると、第5図のステップ
104から第11図のステップ401へ進み、この場合、ステッ
プ401の判断結果が「YES」となることから、ステップ40
6へ進む。ステップ406では、リズムランフラグRUNが
“0"か否かが判断される。そして、この場合、判断結果
が「NO」となることから、ステップ405へ進み、ストッ
プリザーブフラグSRFが“1"とされ、そして、ステップ1
02へ戻る。ストップリザーブフラグSRFが“1"とされる
と、次の小節線のタイミングにおいて第10図のステップ
310の判断結果が「YES」となり、ステップ315へ進む。
ステップ315では、ストップリザーブフラグSRFおよびリ
ズムランフラグRUNがリセットされ、また、LED29が消燈
される。リズムランフラグRUNがリセットされると、第1
0図のステップ317,303が共に実行されなくなり、したが
って、自動演奏音およびリズム音が停止する。 次に、ストップ/コンティニュースイッチ30を再び押
すと、第11図のステップ401,406が順次実行され、この
ステップ406の判断結果が「YES」となることから、ステ
ップ407へ進む。ステップ407では、リズムランフラグRU
Nが再び“1"にセットされ、また、LED29が点灯される。
リズムランフラグRUNがセットされると、以後、リズム
音および自動演奏音が再び発生する。ここで、アドレス
データADR1,ADR2、リードデータRDD1,RDD2、リードタイ
ミングデータRDTIM1,RDTIM2はいずれも前回ストップ/
コンティニュースイッチ30が押され、自動演奏が停止し
た時点から全く変わっておらず、したがって、再びリズ
ムランフラグRUNが“1"にセットされると、前回停止し
た箇所から楽曲が再スタートする。 このように、自動演奏途中においてストップ/コンテ
ィニュースイッチ30を押すと自動演奏が停止し、再度押
すと再び自動演奏がスタートし、以下、ストップ/コン
ティニュースイッチ30を押す毎にこの動作が繰り返され
る。なお、一旦停止した後、最初から自動演奏を行いた
い場合は、スタートスイッチ28を押せばよい。 エリアII内の演奏データに基づく自動演奏の場合 スタートスイッチ28が押されると、第9図のステップ
251へ進み、プレイフラグPLY1またはPLY2が“1"か否か
が判断される。そして、この場合、判断結果が「YES」
となり、ステップ259へ進む。ステップ259では、アドレ
スデータADR1としてヘッドアドレスデータHEADAD(I)
+1が、また、アドレスデータADR2としてヘッドアドレ
スデータHEADAD(II)+1が各々設定される。次に、ス
テップ256の処理が行なわれた後、ステップ257へ進み、
プレイフラグPLY1が“1"か否かが判断される。そして、
この場合、判断結果が「NO」となることから、ステップ
258へ進む。ステップ258では、プレイフラグPLY2が“1"
か否かが判断され、この場合の判断結果は「YES」とな
り、ステップ261に進む。ステップ261では、メモリ62内
のアドレスデータADR2{この場合、ヘッドアドレスデー
タHEADAD(II)+1}が示す記憶内容APM(ADR2)が読
み出され、リードタイミングデータRDTIM2として設定さ
れる。 このように、プレイフラグPLY2がセットされ、次い
で、リズムランフラグRUNがセットされると、以後、テ
ンポ発振器40から出力されるテンポクロックに基づいて
自動演奏音およびリズム音が発生する。 すなわち、テンポクロックが発生すると、CPU72に割
込みがかかり、第10図のリズムインタラプト処理が行な
われる。この場合、まず、ステップ300、301、302を介
してステップ303に進む。ステップ303に進むと、フラグ
PLY1が“1"か否かが判断され、この場合、「NO」と判断
され、ステップ304に進む。ステップ304では、フラグPL
Y1が“1"か否かが判断される。この場合、判断結果は
「NO」となり、ステップ305に進む。次にステップ305に
進むと、フラグPLY2が“1"か否かが判断される。この場
合、判断結果は「YES」となり、ステップ319に進む。ス
テップ319に進むと、メモリ62内のエリアIIの先頭記憶
位置HEADAD(II)に記憶されたリズム番号が読み出さ
れ、これがリズムデータRHYBUFに格納される。 次にステップ320に進むと、自動演奏データIIを読み
出し発音ルーチンR IIが実行される。第13図は、この自
動演奏データII読み出しルーチンR IIの流れ図である。
この流れ図は、前述した第12図の自動演奏データI読み
出し発音ルーチンR Iの流れ図において、エリアIに対
するデータをエリアIIに対するデータに置き換えた点の
みが異なる。この自動演奏データII読み出し発音ルーチ
ンR IIが起動されると、前述した第12図の流れ図と同様
の処理がメモリ62のエリアIIに適用され、自動演奏が行
なわれる。 次に、この自動演奏データII読み出し発音ルーチンR
IIの処理が終了すると、リズムインタラプトルーチン
(第10図)のステップ306に進む。 ステップ306に進むと、リズムパターンデータメモリ6
1から、リズムデータRHYBUFに格納されたリズム番号お
よびテンポカウントデータTCNTが示すリズムパターンデ
ータが読み出され、リズム音信号発生回路51に供給され
る。この結果、リズム音が発音される。ここで、リズム
データRHYBUFには、エリアIIの先頭記憶位置に格納され
ていたリズム番号がセットされている。従って、このエ
リアIIの演奏データに基づく自動演奏においては、エリ
アIIに演奏データを書き込んだ際に用いられたリズム種
類のリズム音が発生される。 以下、ステップ307以降、前述したエリアIの演奏デ
ータに基づく自動演奏の場合と同様の処理が行なわれ
る。 エリアIおよびIIの演奏データに基づく自動演奏の場
合 スタートスイッチ28が押されると、第9図のステップ
251、259、256を介してステップ257へ進み、プレイフラ
グPLY1が“1"か否かが判断される。そして、この場合、
判断結果が「YES」となることから、ステップ260へ進
む。ステップ260では、アドレスデータADR1{この場
合、ヘッドアドレスデータHEADAD(I)+1}が示すメ
モリ62の記憶内容APM(ADR1が読み出され、リードタイ
ミングデータRDTIM1として設定される。次にステップ25
8へ進むと、プレイフラグPLY2が“1"か否かが判断され
る。そして、この場合、判断結果が「YES」となること
から、ステップ261へ進む。ステップ261では、アドレス
データADR2{この場合、ヘッドアドレスデータHEADAD
(II)+1}が示すメモリ62の記憶内容APM(ADR2)が
読み出され、リードタイミングデータRDTIM2として設定
される。 そして、以後、テンポ発振器40から出力されるテンポ
クロックに基づいて、自動演奏音およびリズム音が発生
する。 そして、テンポクロックが発生すると、第10図のリズ
ムインタラプト処理が行なわれる。この場合、まず、ス
テップ300、301、302を介してステップ303へ進む。ステ
ップ303に進むと、フラグPLY1が“1"か否かが判断さ
れ、この場合、「YES」と判断され、ステップ316に進
む。ステップ316に進むと、メモリ62内のエリアIの先
頭記憶位置HEADAD(I)に記憶されたリズム番号が読み
出され、これがリズムデータRHYBUFに格納される。 次にステップ317に進むと、自動演奏データI読み出
し発音ルーチンR Iが実行され、メモリ62のエリアIの
演奏データに基づいて、自動演奏が行なわれる。 次にステップ304に進むと、フラグPLY1が“1"か否か
が判断される。この場合、判断結果は「YES」となり、
ステップ318に進む。ステップ318では、フラグPLY2が
“1"か否かが判断される。この場合、判断結果は「YE
S」となり、ステップ320に進む。ステップ320では自動
演奏データII読み出し発音ルーチンR IIが起動され、メ
モリ62のエリアIIの演奏データに基づいて、自動演奏が
行なわれる。 次にステップ306に進むと、リズムパターンデータメ
モリ61から、リズムデータRHYBUFに格納されたリズム番
号およびテンポカウントデータTCNTが示すリズムパター
ンデータが読み出され、リズム音信号発生回路51に供給
される。この結果、リズム音が発音される。ここで、リ
ズムデータRHYBUFには、エリアIの先頭記憶位置に格納
されていたリズム番号がセットされている。従って、こ
のエリアIおよびIIの演奏データに基づく自動演奏にお
いては、エリアIに演奏データを書き込んだ際に用いら
れたリズム種類のリズム音が発生される。 以下、ステップ307以降、前述したエリアIのみある
いはエリアIIのみの演奏データに基づく自動演奏の場合
と同様の処理が行なわれる。 このように、この自動演奏装置によれば、エリアIあ
るいはエリアIIのいずれか一方の演奏データに基づく自
動演奏が行なわれる場合には、当該エリアに演奏データ
を書き込んだ際に用いられたリズム種類のリズム音が発
生され、エリアIおよびIIの両方の演奏データに基づく
自動演奏が行なわれる場合には、エリアIに演奏データ
を書き込んだ際に用いられたリズム種類のリズム音が発
生される。 なお、以上説明した実施例では、演奏データ記憶用エ
リアとしてエリアIおよびエリアIIの2つのエリアを使
用する場合について説明したが、3つ以上の記憶エリア
を有する自動演奏装置にも、この発明を適用することが
可能である。この場合、第10図のリズムインタラプトル
ーチンにおいて、ステップ304、305、318、319、320か
らなる一連の処理SPの後に、同様の処理を追加すればよ
い。ただし、追加した処理ではPLY2→PLY3、HEADAD(I
I)→HEADAD(III)とし、自動演奏データ2読み出し発
音ルーチンの代わりに自動演奏データ3読み出し発音ル
ーチンを起動するように変更する。また、ステップ309
の判断の中にPLY3=“1"かという条件を追加する。この
ようにすることで、演奏データ記憶エリアが3つある場
合に、本発明を適用することが可能となる。なお、さら
に演奏データ記憶エリアが4つの場合、5つの場合も、
同様の処理追加および変更を行うことで、対応できる。 また、上述した実施例では、複数の演奏データに基づ
いた自動演奏が行なわれる場合のリズムパターンの種類
を指定する場合を説明したが、これをベースパターンの
種類の指定に適用するようにしてもよい。また、リズム
パターンとベースパターンの両方の種類を指定する場合
に適用してもよい。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、複数の記憶
領域からなり、各記憶領域には各伴奏に対応する伴奏デ
ータが格納されてなる伴奏データメモリと、前記伴奏デ
ータが供給され、これに基づき、演奏データによる楽音
に付随した伴奏楽音を発生する伴奏楽音発生手段と、演
奏データメモリ内の1つの記憶領域の演奏データに基づ
く楽音が発生される場合には、この演奏データに対応し
た伴奏データを指定し、演奏データメモリ内の複数を記
憶領域の演奏データに基づく楽音が発生される場合に
は、各演奏データに対応する複数の伴奏データの内の1
つを指定する伴奏データ指定手段と、前記伴奏データ指
定手段によって指定された1つの伴奏データを前記伴奏
楽音発生手段に供給する伴奏データ供給手段とを設けた
ので、演奏データメモリ内の複数の演奏データに基づく
自動演奏が行なわれた場合に、ただ1種類の伴奏が行な
われ、メロディ部分の2重奏を行なうことが可能になる
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例における操作パネル20の構成を示す正
面図、第3図は同実施例における演奏データメモリ62の
記憶エリアを示す図、第4図は演奏データのフォーマッ
トを示す図、第5図〜第13図は同実施例におけるCPU72
の処理過程を示すフローチャートである。 51……リズム音信号発生回路、53……自動演奏用楽音信
号発生回路、61……リズムパターンデータメモリ、62…
…演奏データメモリ、72……CPU(中央処理装置)、I,I
I……記憶エリア。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記憶領域からなり、各記憶領域には
    各々単独に再生指定可能な演奏データが記憶される演奏
    データメモリと、 前記演奏データメモリ内の所望の記憶領域に演奏データ
    を書き込む書込手段と、 前記演奏データメモリ内の所望の記憶領域の演奏データ
    を読み出す読出手段と、 再生指定された前記演奏データメモリ内の1又は複数の
    演奏データに基づいて楽音を発生する楽音発生手段とを
    具備する自動演奏装置であって、 複数の記憶領域からなり、各記憶領域には各種伴奏に対
    応する伴奏データが格納されてなる伴奏データメモリ
    と、 前記伴奏データが供給され、これに基づき、前記演奏デ
    ータに基づく楽音に付随した伴奏楽音を発生する伴奏楽
    音発生手段と、 前記伴奏データメモリ内の1つの記憶領域の演奏データ
    に基づく楽音が発生される場合には、この演奏データに
    対応した伴奏データを指定し、前記演奏データメモリ内
    の複数の記憶領域の演奏データに基づく楽音が同時に発
    生される場合には、各演奏データに対応する複数の伴奏
    データの内の1つを指定する伴奏データ指定手段と、 前記伴奏データ指定手段によって指定された1つの伴奏
    データを前記伴奏楽音発生手段に供給する伴奏データ供
    給手段と を具備してなる自動演奏装置。
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