JPS6237252Y2 - - Google Patents

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JPS6237252Y2
JPS6237252Y2 JP1981105895U JP10589581U JPS6237252Y2 JP S6237252 Y2 JPS6237252 Y2 JP S6237252Y2 JP 1981105895 U JP1981105895 U JP 1981105895U JP 10589581 U JP10589581 U JP 10589581U JP S6237252 Y2 JPS6237252 Y2 JP S6237252Y2
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signal
data
note
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、記憶データに基づいて押すべき鍵
及び押鍵すべき時間長を表示するようにした楽譜
データ表示装置に関する。
従来、演奏教習装置の1つとして、記憶データ
に基づいて鍵盤又は鍵盤図上に押すべき鍵を表示
するようにした楽譜データ表示装置が提案されて
いる。このような表示装置によれば、押すべき鍵
が表示されるので初心者としては表示された鍵を
順次押すことにより効率的に押鍵練習を行なうこ
とができ、好都合である。しかしながら、演奏技
術を十分にマスターさせるためには、押鍵すべき
時間長を正確に習得できるようにするのが好まし
く、この点で従来装置の改良が望まれていた。
この考案は、このような要望にこたえるために
なされたものであつて、押すべき鍵の他に押鍵す
べき時間長(符長)を表示できる楽譜データ表示
装置を提供するものである。
この考案による楽譜データ表示装置は、一連の
音符データであつて各音符データが音高データ及
び符長データを含むものを記憶した記憶装置と、
テンポクロツク信号を発生する手段と、各音符デ
ータ毎に前記テンポクロツク信号に基づいて符長
データに対応する時間の終りを検知しては次の音
符データを読出すようにして前記記憶装置から順
次に音符データを読出す読出手段と、複数の鍵を
有する鍵盤と、この鍵盤の複数の鍵にそれぞれ対
応して設けられた複数の表示素子と、前記記憶装
置から音符データが読出されるたびに該音符デー
タ中の音高データに基づいて前記複数の表示素子
を選択的に駆動して押すべき鍵を指示させる第1
の表示制御手段と、前記複数の表示素子とは別に
前記鍵盤のすべての鍵に共通に設けられた図形表
示可能な表示器と、前記記憶装置から音符データ
が読出されるたびに該音符データ中の符長データ
と前記テンポクロツク信号とに基づいて前記表示
器の図形表示を制御することにより該符長データ
に対応する符長が該テンポクロツク信号に基づく
時間進行に伴つて減少する様子を表示図形の寸法
又は形状の変化として表示させる第2の表示制御
手段とをそなえたものである。
この考案の構成によれば、複数の表示素子を含
む押鍵表示部では、テンポクロツク信号に基づい
て符長に対応する時間間隔で順次に押すべき鍵を
指示させることができる。
また、このように順次に押鍵を指示するのに伴
つて、図形表示可能な表示器では、符長がテンポ
クロツク信号に応じて時間的に減少する様子が表
示図形の寸法又は形状の変化(例えば、棒状図形
の長さ減少)として表示される。
従つて、初心者等は、押鍵指示に従つてある鍵
を押した後、表示器の表示内容から該鍵を押しつ
づける時間の長さや次の鍵を押すべきタイミング
を容易に知ることができ、次の押鍵が指示された
ときにスムーズにその押鍵操作に移れるものであ
る。
この考案では、押鍵表示素子とは別に全鍵に共
通の表示器を用いたので、各鍵毎に符長を表示す
るのに比べてパネル構成及び関連回路を大幅に簡
略化できる実益がある。その上、表示器には、符
長の時間的減少を図形の寸法又は形状の変化とし
て表示させるようにしたので、表示器が1つであ
ることと相俟つて表示内容の認識が極めて容易と
なる利点もある。
以下、添付図面に示す実施例についてこの考案
を詳述する。
第1図は、この考案の一実施例による押鍵表示
部及び符長表示部をそなえた電子楽器を示すもの
である。
楽譜10はその下方余白部に磁気テープ等の記
録媒体10aが貼付されており、記録媒体10a
には楽譜内容に対応した楽譜データが記録されて
いる。
楽譜データ読込制御回路12は記録媒体10a
から楽譜データを読取り、そのうちのメロデイデ
ータをメロデイデータメモリ14に且つ伴奏デー
タを伴奏データメモリ16にそれぞれ転送し、記
憶させるもので、このような転送・記憶動作を制
御するため書込用アドレス信号WAD、書込命令
信号WT1及びWT2、アドレス選択信号AS1及び
AS2を送出するようになつている。メモリ14及
び16はいずれもRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)からなるもので、対応するセレクタ回路
18及び20からアドレス信号が供給されるよう
になつている。セレクタ回路18及び20はそれ
ぞれアドレス選択信号AS1及びAS2に応じて選択
動作するもので、セレクタ回路18は選択信号
AS1が“1”ならば制御入力SAが“1”で入力
Aを選択し、選択信号AS1が“0”ならばインバ
ータ18aにより制御入力SBが“1”で入力B
を選択する。また、セレクタ回路20は選択信号
AS2が“1”ならば制御入力SAが“1”で入力
Aを選択し、選択信号AS2が“0”ならばインバ
ータ20aにより制御入力SBが“1”で入力B
を選択する。
楽譜データ読込制御回路12に含まれるデータ
読取器の受入口に楽譜10を挿入セツトしてデー
タ読取動作を開始させると、メモリ14が書込命
令信号WT1に応じて書込モードになり、メモリ
14には選択信号AS1に応じて入力Aを選択する
状態にあるセレクタ回路18から書込用アドレス
信号WADが供給される。このため、メモリ14
には楽譜10のメロデイ進行に対応したメロデイ
データが第2図のようなフオーマツトで書込まれ
る。すなわち、このとき書込まれるメロデイデー
タは発生すべきメロデイ音を8ビツトのキーコー
ドKCと8ビツトの長さコードLNGとの組合せで
表現したもので、各々キーコードKCは音名C3
ついて例示するように上位2ビツトが識別コー
ド、その下2ビツトがオクターブコード、残り4
ビツトがノートコードとなつており、各長さコー
ドLNGは8分音符について例示するように上位
2ビツトが識別コード、残り6ビツトが符長(音
符長)コードとなつている。休符はキーコード
KCの識別コードビツト以外の6ビツトをすべて
“0”にして表現される。そして、最後のメロデ
イデータの書込後メモリ14には全8ビツトが
“1”の終りコードFNSが書込まれる。なお、こ
の終りコードFNSの上位2ビツトも識別コード
である。
終りコードFNSの書込みが終ると、メモリ1
6が書込命令信号WT2に応じて書込モードにな
り、メモリ16には選択信号AS2に応じて入力A
を選択する状態にあるセレクタ回路20から書込
用アドレス信号WADが供給される。このため、
メモリ16には楽譜10の伴奏(和音ないしベー
ス音)進行に対応した伴奏データが第3図のよう
なフオーマツトで書込まれる。すなわち、このと
き書込まれた伴奏データは発生すべき和音を8ビ
ツトのキーコードKCと8ビツトの長さコード
LNGとの組合せで表現したもので、各キーコー
ドKCはCメジヤ(CM)について例示するように
上位2ビツトが識別コード、その下2ビツトが和
音種別コード、残り4ビツトが根音コードとなつ
ている。ここで、和音種別コードは、メジヤなら
ば「00」、マイナならば「01」、セブンスならば
「10」としてある。また、伴奏データにおける各
長さコードLNGは2分音符について例示するよ
うに上位2ビツトが識別コード、残り6ビツトが
符長コードとなつている。
上記のような一連のデータ読取・書込動作の後
は、スタート・ストツプ制御回路22のスタート
スイツチSW0をオンしてメロデイデータ読出回路
24及び伴奏データ読出回路26を動作させる。
すなわち、スタートスイツチSW0をオンすると、
そのオン信号は微分回路28でシステムクロツク
信号φに同期して立上り微分され、スタート信号
ΔSTRTに変換される。そして、スタート信号Δ
STRTはR−Sフリツプフロツプ30をセツトさ
せるので、フリツプフロツプ30からはその出力
Q=“1”からなる演奏モード信号PLAYが送出
される。このとき、インバータ32の入力信号は
“0”であるため、インバータ32の出力信号=
“1”はORゲート34を介してANDゲート36
に供給されている。このため、ANDゲート36
は演奏モード信号PLAY=“1”が発生されると
導通してクロツク信号φをアドレスカウンタ38
に供給するようになる。
アドレスカウンタ38はスタート信号ΔSTRT
によつてリセツトされると、最初の読出番地に対
応した読出用アドレス信号RAD1をセレクタ回路
18に入力Bとして供給する。このとき、セレク
タ回路18は選択信号AS1=“0”により入力B
を選択する状態にあり、最初の読出番地に対応し
た読出用アドレス信号RAD1をメモリ14に供給
する。このため、メモリ14からは最初のメロデ
イ音に対応したキーコードデータが読出され、そ
のうち上位2ビツトの識別コード信号は識別コー
ド検出回路40に且つ残り6ビツトのメロデイキ
ーコード(オクターブコード及びノートコード)
信号はクロツク信号φで調時されるラツチ回路4
2にそれぞれ供給される。
識別コード検出回路40はメモリ14からの最
初のキーコードデータに応じてキーコード検出信
号MKを発生し、ラツチ回路42はこのキーコー
ド検出信号MKに応じて最初のメロデイキーコー
ド信号をラツチする。そして、ラツチ回路42か
らのメロデイキーコード信号MKCはセレクトス
イツチSW1がオフであると、セレクタ回路43が
インバータ45の出力信号=“1”により入力B
を選択するためセレクタ回路43を介して押鍵表
示部44に供給される。
押鍵表示部44においては、メロデイキーコー
ド信号MKCを入力とする表示制御回路46が設
けられており、この表示制御回路46は演奏モー
ド信号PLAYで導通しているANDゲート48から
表示セレクトスイツチSW2の投入に応じてイネー
ブル信号ENが供給されていると、鍵盤50の鍵
配列に沿つて設けられた発光素子群52中の発光
素子を選択的に点灯制御して押すべき鍵を可視表
示させるようになつている。このため、最初のメ
ロデイキーコード信号MKCが第2図の例の如く
音名C3を示すのであれば、C3鍵に対応した発光
素子が点灯し、押鍵を指示する。
上記のように最初のメロデイ音に対応した押盤
表示が開始された後、カウンタ38がクロツク信
号φを計数すると、前回と同様にしてメモリ14
からは最初のメロデイ音に対応した長さコードデ
ータが読出される。このときの読出データのう
ち、上位2ビツトの識別コード信号は識別コード
検出回路40に供給され、残り6ビツトのメロデ
イ符長コード信号はクロツク信号φで調時される
ラツチ回路54に供給される。そして、識別コー
ド検出回路40はメモリ14からの最初の長さコ
ードデータに応じて長さコード検出信号MLを発
生するので、ラツチ回路54は最初のメロデイ符
長コード信号を長さコード検出信号MLに応じて
ラツチする。また、このときの長さコード検出信
号MLはインバータ32に供給されるので、イン
バータ32の出力信号は“0”となり、これによ
つてカウンタ38の計数動作は一旦停止される。
この後、スタート信号ΔSTRTの発生時点から
クロツク信号φの約2ビツトタイム分遅れた時点
になると、クロツク信号φで調時される2段のD
−フリツプフロツプ56が再スタート信号Δ
STRT′を発生する。この再スタート信号Δ
STRT′はORゲート34を介してANDゲート36
を導通させるので、カウンタ38は再びANDゲ
ート36からのクロツク信号φを計数する。この
ため、メモリ14からは2番目のメロデイ音に対
応したキーコードデータ及び長さコードデータが
順次に読出され、これに応じて識別コード検出回
路40はキーコード検出信号MK及び長さコード
検出信号MLを順次に発生する。このときのキー
コード検出信号MKはラツチ回路42からこれと
同様のラツチ回路58に最初のメロデイキーコー
ド信号を転送させると共にラツチ回路42に2番
目のメロデイキーコード信号をラツチさせる。ま
た、このときの長さコード検出信号MLはラツチ
回路54からこれと同様のラツチ回路60に最初
のメロデイ符長コード信号を転送させると共にラ
ツチ回路54に2番目のメロデイ符長コード信号
をラツチさせ、さらに前回同様にインバータ32
を介してカウンタ38の計数動作を一旦停止させ
る。
ラツチ回路42からの2番目のメロデイ音に対
応したメロデイキーコード信号MKCはセレクタ
回路43を介して押鍵表示部44に供給されるの
で、押鍵表示部44では前回同様に2番目のメロ
デイ音に対応した押鍵表示がなされる。また、こ
のとき、ラツチ回路58からの最初のメロデイ音
に対応したメロデイキーコード信号MKC′は自動
メロデイ音信号形成回路62に供給されるので、
この回路62は演奏モード信号PLAYで導通して
いるANDゲート64から発音セレクトスイツチ
SW3の投入に応じてイネーブル信号ENが供給さ
れていると、メロデイキーコード信号MKC′に応
じて電子的にメロデイ音信号を合成し、出力アン
プ66を介してスピーカ68に供給する。このた
め、スピーカ68からは最初の自動メロデイ音が
押鍵表示に対して1音分遅れて奏出される。な
お、セレクトスイツチSW1をオンしておくと、セ
レクタ回路43が入力Aを選択するため押鍵表示
部44にはメロデイキーコード信号MKC′が供給
され、押鍵表示部44では自動メロデイ音の発生
と同時にそれに対応する押鍵表示がなされる。
一方、ラツチ回路60からの最初のメロデイ音
に対応したメロデイ符長コード信号MLGは比較
回路72に一方の比較入力として供給され、比較
回路72の他方の比較入力としてはテンポカウン
タ74からの計数出力K1が供給される。ここ
で、テンポカウンタ74はORゲート76からの
スタート信号ΔSTRTに応じてリセツトされた後
テンポ発振回路78からのテンポクロツク信号
TCLを計数するようになつているので、比較回
路72はカウンタ74の計数値が最初のメロデイ
符長コード信号MLGの示す音符長に対応した値
に達すると、一致信号EQを発生する。
このときの一致信号EQはORゲート76を介し
てカウンタ74をリセツトさせるので、カウンタ
74はそのリセツトの後再びテンポクロツク信号
TCLを計数する。また、一致信号EQは長さコー
ド検出信号MLにより導通しているANDゲート8
0からORゲート34を介してANDゲート36に
供給されるので、カウンタ38はANDゲート3
6からのクロツク信号φの計数を再開する。この
ため、メモリ14からは3番目のメロデイ音に対
応するキーコードデータ及び長さコードデータが
順次に読出され、ラツチ回路58及び42にはそ
れぞれ2番目のメロデイキーコード信号及び3番
目のメロデイキーコード信号がラツチされ、ラツ
チ回路60及び54にはそれぞれ2番目のメロデ
イ符長コード信号及び3番目のメロデイ符長コー
ド信号がラツチされる。従つて、自動メロデイ音
信号形成回路62では2番目のメロデイ音に対応
したメロデイ音信号が形成され、押鍵表示部44
ではスイツチSW1がオフならば3番目のメロデイ
音に対応した押鍵表示部がなされ、スイツチSW1
がオンならば2番目のメロデイ音に対応した押鍵
表示がなされる。また、比較回路72では2番目
のメロデイ音に関する音符長測定が行なわれる。
そして、上記のような動作が以下同様にしてくり
かえされることによりメモリ14の記憶データに
基づく自動押鍵表示及びメロデイ音の自動演奏が
遂行される。
このような自動押鍵表示及び自動メロデイ音演
奏の過程において、符長表示部73では、ラツチ
回路60からのメロデイ符長コード信号MLGと
カウンタ74からの計数出力K1とに基づいて各
メロデイ音毎に押鍵すべき時間長(符長)又は押
鍵残り時間が自動的に表示されるが、これについ
ては第4図を参照して後述する。
なお、メモリ14からは最後に終りコードデー
タが読出され、これに応じて識別コード検出回路
40が終りコード検出信号FNを発生する。この
終りコード検出信号FNはフロツプフロツプ30
をリセツトさせるので、演奏モード信号PLAYは
“0”になり、メモリ14からの一連のデータ読
出しが完了する。
キースイツチ回路82は鍵盤50の多数の鍵に
それぞれ連動した多数のキースイツチを含むもの
で、押された鍵を示す押鍵信号をマニアル演奏音
信号形成回路84に供給するようになつている。
マニアル演奏音信号形成回路84はキースイツチ
回路82からの押鍵信号に応じて、押された鍵に
対応するメロデイ音信号を電子的に合成し、出力
アンプ66を介してスピーカ68に供給する。こ
のため、スピーカ68からはマニアル演奏による
メロデイ音も奏出される。
この場合、鍵盤50でマニアル演奏練習を行な
うものとすると、前述した自動演奏音を聴きなが
ら、しかも必要に応じて発光素子群52による押
鍵表示及び/又は符長表示部73による符長表示
を見ながら効率的な演奏練習を行なうことができ
る。そして、このような演奏練習にあたつては、
次に述べるような和音ないしベース音の自動伴奏
及び/又は自動リズム伴奏を適宜利用することも
できる。
伴奏データ読出回路26においては、前述のス
タートスイツチSW0のオン時にインバータ86の
入力信号が“0”であるため、インバータ86の
出力信号=“1”はORゲート88を介してAND
ゲート90に供給されている。このため、スター
トスイツチSW0がオンされて演奏モード信号
PLAY=“1”が発生されると、ANDゲート90
からアドレスカウンタ92にクロツク信号φが供
給される。
アドレスカウンタ92はスタート信号ΔSTRT
によつてリセツトされると、最初の読出番地に対
応した読出用アドレス信号RAD2をセレクタ回路
20に入力Bとして供給する。このとき、セレク
タ回路20は選択信号AS2=“0”により入力B
を選択する状態にあり、最初の読出番地に対応し
た読出用アドレス信号RAD2を伴奏データメモリ
16に供給する。このため、メモリ16からは最
初の伴奏音に対応したキーコードデータが読出さ
れ、そのうちの上位2ビツトの識別コード信号は
識別コード検出回路94に且つ残り6ビツトの伴
奏キーコード(和音種別コード及び根音コード)
信号はクロツク信号φで調時されるラツチ回路9
6にそれぞれ供給される。
識別コード検出回路94はメモリ16からの最
初のキーコードデータに応じてキーコード検出信
号AKを発生し、ラツチ回路96はこのキーコー
ド検出信号AKに応じて最初の伴奏キーコード信
号をラツチする。
この後、カウンタ92がクロツク信号φを計数
すると、前回と同様にしてメモリ16からは最初
の伴奏音に対応した長さコードデータが読出され
る。このときの読出データのうち、上位2ビツト
の識別コード信号は識別コード検出回路94に供
給され、残り6ビツトの伴奏符長コード信号はク
ロツク信号φで調時されるラツチ回路98に供給
される。そして、識別コード検出回路94はメモ
リ16からの最初の長さコードデータに応じて長
さコード検出信号ALを発生するので、ラツチ回
路98は最初の伴奏符長コード信号を長さコード
検出信号ALに応じてラツチする。また、このと
きの長さコード検出信号ALはインバータ86に
供給される。このため、インバータ86の出力信
号は“0”になり、ORゲート88を介してAND
ゲート90を非導通にする。従つて、カウンタ9
2の計数動作は一旦停止される。
この後、前述の再スタート信号ΔSTRT′がOR
ゲート88を介してANDゲート90を導通させ
るので、カウンタ92は再びANDゲート90か
らのクロツク信号φを計数する。このため、メモ
リ16からは2番目の伴奏音に対応したキーコー
ドデータ及び長さコードデータが順次に読出さ
れ、これに応じて識別コード検出回路94はキー
コード検出信号AK及び長さコード検出信号ALを
順次に発生する。このときのキーコード検出信号
AKはラツチ回路96からこれと同様のラツチ回
路100に最初の伴奏キーコード信号を転送させ
ると共にラツチ回路96に2番目の伴奏キーコー
ド信号をラツチさせる。また、このときの長さ検
出信号ALはラツチ回路98からこれと同様のラ
ツチ回路102に最初の伴奏符長コード信号を転
送させると共にラツチ回路98に2番目の伴奏符
長コード信号をラツチさせ、さらに前回同様にイ
ンバータ86を介してカウンタ92の計数動作を
一旦停止させる。
上記動作の結果、ラツチ回路100からは最初
の伴奏キーコード信号AKCが送出されるように
なり、ラツチ回路102からは最初の伴奏符長コ
ード信号ALGが送出されるようになる。そし
て、この最初の伴奏符長コード信号ALGは比較
回路104に供給され、テンポカウンタ106の
計数出力K2と比較される。ここで、テンポカウ
ンタ106はORゲート108からのスタート信
号ΔSTRTによつてリセツトされた後テンポ発振
回路78からのテンポクロツク信号TCLを計数
するようになつているので、比較回路104はカ
ウンタ106の計数値が最初の伴奏符長コード信
号ALGの示す音符長に対応した値に達すると、
一致信号EQを発生する。
このときの一致信号EQはORゲート108を介
してカウンタ106をリセツトさせるので、カウ
ンタ106はそのリセツトの後再びテンポクロツ
ク信号TCLを計数する。また、一致信号EQは長
さコード検出信号ALにより導通しているANDゲ
ート110からORゲート88を介してANDゲー
ト90に供給されるので、カウンタ92はAND
ゲート90からのクロツク信号φの計数を再開す
る。このため、メモリ16からは3番目の伴奏音
に対応するキーコードデータ及び長さコードデー
タが順次に読出され、ラツチ回路100及び96
にはそれぞれ2番目の伴奏キーコード信号及び3
番目の伴奏キーコード信号がラツチされ、ラツチ
回路102及び98にはそれぞれ2番目の伴奏符
長コード信号及び3番目の伴奏符長コード信号が
ラツチされる。この結果、ラツチ回路100から
は2番目の伴奏キーコード信号AKCが送出され
ると共に、ラツチ回路102からは2番目の伴奏
符長コード信号ALGが送出されるようになり、
比較回路104では2番目の伴奏音に関する音符
長測定が行なわれる。そして、上記のような動作
が以下同様にしてくりかえされることによりメモ
リ16からは次々に伴奏データが読出されるの
で、ラツチ回路100からは次々に伴奏キーコー
ド信号AKCが送出される。なお、メモリ16か
らのデータ読出しはメモリ14から終りデータが
読出される前に終了し、カウンタ92はメモリ1
4から終りデータが読出されて演奏モード信号
PLAYが“0”に戻るときにカウンタ38と同時
に歩進を停止する。
上記のようにして伴奏データ読出回路26から
送出される伴奏キーコード信号AKCは自動伴奏
音信号形成回路112に供給される。自動伴奏音
信号形成回路112は演奏モード信号PLAYで導
通しているANDゲート114から発音セレクト
スイツチSW4の投入に応じてイネーブル信号EN
が供給されていると、伴奏キーコード信号AKC
と、図示しないリズム選択データとに基づいて伴
奏音信号を電子的に合成するもので、伴奏音信号
として、複数の和音構成音に対応した和音信号
と、発生すべき和音及びリズムに適合したベース
音信号とを発生するようになつている。そして、
自動伴奏音信号形成回路112からの個々の伴奏
音信号の送出タイミングはリズムパターン発生回
路116からの伴奏タイミング信号ATに応じて
リズムに連動して制御されるようになつており、
回路112からの伴奏音信号は出力アンプ66を
介してスピーカ68に供給される。従つて、スピ
ーカ68からは自動伴奏音も奏出される。
リズムパターン発生回路116はテンポ発振回
路78からのテンポクロツク信号TCLに応じて
前述の伴奏タイミング信号ATの他にリズムパタ
ーン信号RPを発生するようになつており、この
リズムパターン信号RPはリズム音源回路118
に供給される。リズム音源回路118は演奏モー
ド信号PLAYで導通しているANDゲート120か
ら発音セレクトスイツチSW5の投入に応じてイネ
ーブル信号ENが供給されていると、リズムパタ
ーン信号RPに応じて適当なリズム音源を駆動し
てリズム音信号を発生するもので、このリズム音
信号も出力アンプ66を介してスピーカ68に供
給される。従つて、スピーカ68からは自動リズ
ム音も奏出される。
第4図は、符長表示部73の詳細構成を示すも
ので、減算機能を有する演算回路122には入力
A及びBとしてそれぞれメロデイ符長コード信号
MLG及び計数出力K1が供給され、セレクタ回路
124には入力A及びBとしてそれぞれメロデイ
符長コード信号MLG及び演算回路122からの
A−Bに対応した出力信号が供給される。セレク
タ回路124はセレクトスイツチSWにより選択
信号SAを“1”にするとメロデイ符長コード信
号MLGを選択し、選択信号SBを“1”にすると
演算回路122からのA−Bに対応した信号を選
択するもので、その選択出力を表示制御回路12
6に供給するようになつている。表示制御回路1
26はセレクタ回路124の選択出力に応じて符
長表示器128を駆動制御するようになつてい
る。
符長表示器128は全鍵に共通に発光素子群5
2の近傍のパネル面に設けられるもので、基線a
からのびる棒状発光部bの長さが押鍵すべき時間
長又は押鍵残り時間に対応するようになつてい
る。また、符長表示器128の近傍には棒状発光
部bの延長方向に沿つて8分音符、4分音符、2
分音符及び全音符の図形が各々の音符の長さに対
応する距離へだてて配置されている。
いま、スイツチSWにより選択信号SAを“1”
にしておくものとすると、メロデイ符長コード信
号MLGの示す音符長に対応した長さで棒状発光
部bが発光する。従つて、棒状発光部bの先端が
どの音符図形と位置的に対応しているか見れば押
鍵すべき時間長を容易に認識することができる。
また、スイツチSWにより選択信号SBを“1”
にしておくものとすると、演算回路122がメロ
デイ符長コード信号MLGから計数出力K1を減算
するのに応じて棒状発光部bの長さが矢印cの方
向に減少する。すなわち、棒状発光部bの長さは
最初はメロデイ符長コード信号MLGの示す音符
長に対応しているが、計数出力K1の示す計数値
が増大するのに応じて徐々に減少するので、棒状
発光部bの残り長さを見れば押鍵残り時間を容易
に認識することができる。なお、棒状発光部bの
長さがゼロになるタイミングは第1図の比較回路
72が一致信号EQを発生するタイミングと一致
している。
第5図は、符長表示部の他の実施例を示すもの
である。この実施例の特徴は押鍵すべき時間長と
経過時間との対比から押鍵残り時間を認識できる
ようにしたことである。すなわち、メロデイ符長
コード信号MLGを入力とする第1の表示制御回
路130と、計数出力K1を入力とする第2の表
示制御回路132とが設けられ、符長表示器13
4は第1及び第2の表示制御回路130及び13
2により駆動制御されることにより基線aからの
びる第1の棒状発光部b1で押鍵すべき時間長を
表示すると共に、基線aからのびる第2の棒状発
光部b2で経過時間を表示するようになつてい
る。ここで、棒状発光部b2の長さは計数出力
K1の示す計数値の増大に伴つて矢印cの方向に
増大するので、棒状発光部b1の長さから棒状発
光部b2の長さを差引いたものが押鍵残り時間に
対応する。なお、棒状発光部b2が棒状発光部b
1の先端に達すると、第1図の比較回路72が一
致信号EQを発生する。
第6図は、符長表示器の更に他の実施例を示す
もので、第4図におけると同様の部分には同様の
符号を付して詳細説明を省略する。この実施例の
特徴は押鍵すべき時間長又は押鍵残り時間を円グ
ラフ形式の符長表示器で表示するようにしたこと
である。すなわち、セレクタ回路124からの選
択出力はパターンROM(リード・オンリイ・メ
モリ)136で表示パターンに対応した信号に変
換されてから表示制御回路138に供給され、円
グラフ形式の符長表示器140は表示制御回路1
38によつて駆動制御されるようになつている。
符長表示器140はその表示面に円形グラフr
を形成すべく色ちがいの発光部p及びqが現われ
るようになつており、円形グラフrの周囲には各
種の音符図形がその音符長に対応した間隔で配置
されている。
セレクタ回路124の選択出力としてメロデイ
符長コード信号MLGが発生されると、発光部p
及びqの面積比率は信号MLGの示す音符長に応
じて決まるようになり、押鍵すべき時間長を表わ
す。また、セレクタ回路124の選択出力として
演算回路122からの信号が発生されると、発光
部pの面積は矢印方向に減少すると共に発光部q
の面積は矢印方向に増大して押鍵残り時間を表わ
す。
この考案は、上記した実施例に限定されるもの
ではなく、種々の改変形態で実施することができ
るものである。例えば、第4図及び第5図の実施
例では、棒状発光部の代りにその先端位置に対応
した点状発光部を用いて表示を行なうようにして
もよい。また、第6図の実施例では、円形発光部
の直径変化(面積変化)により押鍵すべき時間長
又は押鍵残り時間を表示するようにしてもよい。
以上のように、この考案の楽譜データ表示装置
は押すべき鍵のみならず押鍵すべき時間長や押鍵
残り時間をも表示することができるので、初心者
に各種鍵盤楽器の演奏技術を短時間のうちに正確
に習得させる上で非常に有効なものである。その
上、押鍵すべき時間長や押鍵残り時間を発光部で
表現される長さ、距離、角度、面積等の平面的可
視量に対応させて表示するようにしたので、一見
するだけで直感的に押鍵すべき時間長や押鍵残り
時間を認識することができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例による電子楽器
のブロツク図、第2図及び第3図はそれぞれメロ
デイデータ及び伴奏データのフオーマツトを示す
図、第4図は、上記電子楽器の符長表示器の回路
図、第5図及び第6図は符長表示器の他の実施例
を示す回路図である。 10……楽譜、10a……記録媒体、12……
楽譜データ読込制御回路、14……メロデイデー
タメモリ、22……スタート・ストツプ制御回
路、24……メロデイデータ読出回路、44……
押鍵表示部、50……鍵盤、52……押鍵表示用
発光素子群、73……符長表示部、128,13
4,140……符長表示器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 一連の音符データであつて各音符データが音
    高データ及び符長データを含むものを記憶した
    記憶装置と、 (b) テンポクロツク信号を発生する手段と、 (c) 各音符データ毎に前記テンポクロツク信号に
    基づいて符長データに対応する時間の終りを検
    知しては次の音符データを読出すようにして前
    記記憶装置から順次に音符データを読出す読出
    手段と、 (d) 複数の鍵を有する鍵盤と、 (e) この鍵盤の複数の鍵にそれぞれ対応して設け
    られた複数の表示素子と、 (f) 前記記憶装置から音符データが読出されるた
    びに該音符データ中の音高データに基づいて前
    記複数の表示素子を選択的に駆動して押すべき
    鍵を指示させる第1の表示制御手段と、 (g) 前記複数の表示素子とは別に前記鍵盤のすべ
    ての鍵に共通に設けられた図形表示可能な表示
    器と、 (h) 前記記憶装置から音符データが読出されるた
    びに該音符データ中の符長データと前記テンポ
    クロツク信号とに基づいて前記表示器の図形表
    示を制御することにより該符長データに対応す
    る符長が該テンポクロツク信号に基づく時間進
    行に伴つて減少する様子を表示図形の寸法又は
    形状の変化として表示させる第2の表示制御手
    段と をそなえた楽譜データ表示装置。
JP10589581U 1981-07-16 1981-07-16 楽譜デ−タ表示装置 Granted JPS5811797U (ja)

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JPS6022374U (ja) * 1983-07-20 1985-02-15 有限会社 コンペツクス 書類整理箱
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