JP3717651B2 - 歌詞表示装置、同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び歌詞表示方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電子楽器、カラオケ装置、楽音発生機能を備えたコンピュータ装置などに適用され、文字データを用いて曲の進行に従って歌詞を表示する歌詞表示装置、同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び歌詞表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
従来、この種の装置は、歌詞を表す一連の文字データ列を歌詞データ記憶手段に曲の進行に従って記憶しておき、同記憶されている文字データ列を曲の進行に従って順次読み出し、同読み出した文字データ列に基づいて表示手段にて歌詞を曲の進行に従って順次表示するようにしていた。しかし、この従来の装置にあっては、曲の進行に従って歌詞を順次表示していく機能しか有しておらず、予め決められた戻り先又は指定された戻り先に歌詞の表示を戻すリワインド機能、リピート機能などを実現することができないので、歌の練習には不便であった。
【0003】
一方、レーザディスク又はビデオテープを用いたカラオケ装置にあっては、リワインド機能、リピート機能を実現できるものもあるが、これらは文字データを利用するものではなくて歌詞表示を含む映像データを記憶しているもので、この場合、データ量が大量になるとともに映像データを再生する装置が大がかりとなる。
【0004】
【発明の概略】
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、文字データを用いて簡単に構成される歌詞表示装置において、リワインド機能、リピート機能などの戻り機能を実現できようにすることにある。
【0005】
この目的を達成するために、本発明の第1の構成上の特徴は、曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段(54b)と、歌詞を表示する表示手段(60)と、歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、表示手段に表示させる表示制御手段(202〜208,222)とを備えた歌詞表示装置において、曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている歌詞データ記憶手段内の記憶位置データを、曲の進行に従って順次記憶していく戻り先位置記憶手段(54d,216〜220 )と、曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることを指示する戻り先位置指示手段(20,304〜318)と、前記指示に応答し、表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示に戻すとともに、前記歌詞の曲の自動演奏データに基づく自動演奏の再生位置を前記指示された戻り先位置に戻す戻し制御手段(322,330,500〜512)とを設けたことにある。
【0006】
この第1の構成上の特徴によれば、表示制御手段により、歌詞が曲の進行に従って所定量ずつ表示される。また、戻り先位置記憶手段および戻り先位置指示手段により、曲の進行中、各所定量ずつの文字データ列に含まれる複数の区間のそれぞれに対応した戻り先位置の指示が可能となる。すなわち、所定量の文字データ列に含まれる各区間ごとに、戻り先位置が指定できる。また、歌詞の表示は所定量ずつ戻されるが、自動演奏の再生位置は前記戻り先位置に戻される。その結果、これによれば、文字データを使って簡単に構成した歌詞表示装置において、リワインド機能が実現できて歌の練習などに有益であるとともに歌詞表示の戻しが迅速に行われる。さらに、これによれば、文字データ及び歌詞が所定量ずつ扱われるので、文字データの処理がより簡単になるとともに、戻り先位置の指定は所定量の文字データ及び歌詞よりも小さな単位でなされるので、リワインド機能が充実する。
【0007】
また、本発明の第2の構成上の特徴は、曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段(54b)と、歌詞を表示する表示手段(60)と、歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、かつ、曲の進行に対応した歌詞の進行状態を表す表示状態で表示手段に表示させる表示制御手段(202〜208,222)とを備えた歌詞表示装置において、曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている歌詞データ記憶手段の記憶位置データと、当該区間の先頭に位置する文字の表示手段における表示位置データとを、曲の進行に従って順次記憶していく戻り先位置記憶手段(54d,216〜220)と、曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることを指示する戻り先位置指示手段(20, 304〜318)と、前記指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データと前記表示位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示であって、前記指示された戻り先位置に対応した前記歌詞の進行状態を表す表示状態での表示に戻す戻し制御手段と(322,330,500〜512)とを設けたことにある。
【0008】
この第2の構成上の特徴によれば、表示制御手段は、所定量ずつの文字データ列によって表される一連の歌詞の中で曲の進行に対応した歌詞の進行を表示手段に順次表示させる。戻り先位置記憶手段は、文字データ列の先頭記憶位置を表す記憶位置データに加えて戻り先位置に対応した歌詞の表示手段における表示位置を表す表示位置データも記憶する。そして、戻り先位置指示手段によって戻り先位置が指示されると、戻し制御手段が、表示手段の表示を、先頭記憶位置データ及び表示位置データに基づいて、先頭記憶位置より指定される所定量の文字データ列を、指定された戻り先位置に対応した歌詞の表示状態に戻す。その結果、これによれば、文字データを使って簡単に構成した歌詞表示装置において、リワインド機能の戻し機能が実現できて歌の練習などに有益であるとともに歌詞表示の戻しが迅速に行われる。また、これによれば、文字データ及び歌詞が所定量ずつ扱われるので、文字データの処理がより簡単になる。さらに、曲の進行に従った具体的な歌詞表示に簡単に戻すことができるので、歌の練習にとってさらに便利になる。
【0009】
また、本発明の他の構成上の特徴は、上記第1および第2の構成上の特徴としての歌詞表示の戻し機能を、コンピュータに実現させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にある。これによれば、同記録媒体を用意すれば、コンピュータ装置などで上記表示戻し機能を簡単に実現できるようになり、歌の練習にとってさらに便利である。
【0010】
さらに、本発明の他の構成上の特徴は、上記歌詞表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって実現される歌詞表示方法を提供することにある。これによっても、上記と同様な歌詞表示機能を達成することができ、上記と同様な効果が期待される。
【0011】
【実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明すると、図1は、本発明に係る歌詞表示装置、歌詞表示制御プログラムを記録した記録媒体及び歌詞表示方法を適用した電子楽器の全体をブロック図により示している。
【0012】
この電子楽器は、鍵盤10及び操作パネル20を備えている。鍵盤10は演奏者によって押離鍵操作される数オクーブ分の複数の鍵からなる。これらの各鍵の押離鍵は、検出回路11内に各鍵に対応して設けた鍵スイッチにより検出されるようになっており、各鍵スイッチはバス30に接続されている。操作パネル20には、楽音信号の音色を選択するための音色選択操作子、楽音信号に付与する効果を選択するための効果選択操作子、リズム種類を選択するリズム選択操作子、自動演奏中のメロディ音演奏、伴奏音演奏、リズム音演奏などの再生の有無など、この電子楽器の各種モードを選択するためのモード選択操作子、同電子楽器の動作を制御するためのその他の操作子などが設けられている。また、操作パネル20には、歌詞表示を選択する歌詞表示選択操作子、歌詞のリワインドを指示するためのリワインド操作子、及び同歌詞のリピートを指示するためのリピート操作子も設けられている。これらの各操作子の操作は、検出回路21内に各操作子に対応して設けた操作子スイッチにより検出されるようになっており、同操作子スイッチもバス30に接続されている。
【0013】
バス30には、音源回路40、効果回路41、コンピュータ本体50、表示器60、外部記憶装置及び読み取り装置70、並びにインターフェース80が接続されている。音源回路40は、選択された音色を有するとともに指定された音高のメロディ音信号、伴奏音信号を発生する第1の楽音信号発生回路と、打楽器音信号を発生する第2の楽音信号発生回路とを備えている。第1の楽音信号発生回路は、発生楽音の音高を制御するための鍵名データ、楽音の発生及び終了を指示するためのキーオン・オフ信号、音色を制御するための音色制御データなどがバス30を介して供給されるようになっており、前記鍵名データ、キーオン・オフ信号、音色制御データなどにより指定されるメロディ音信号、伴奏音信号などを形成して効果回路41に出力する。第2の楽音信号発生回路は、発音打楽器名を表す打楽器名データが発音時にバス30を介して供給されるようになっており、打楽器名データにより指定される打楽器音信号を形成して効果回路41に出力する。効果回路41は、バス30を介して供給される効果制御データにより制御されて、前記供給されたメロディ音信号、伴奏音信号、打楽器音信号などの楽音信号に同効果制御データに従った効果を付与して出力する。この効果回路41には、アンプ、スピーカなどからなるサウンドシステム42が接続されており、同システム42は前記効果の付与された楽音信号を音響信号に変換して放音する。
【0014】
コンピュータ本体50は、CPU51、タイマ回路52、ROM53及びRAM54からなる。CPU51は、図3〜8のフローチャートに対応したプログラム及びその他の図示しないプログラムの実行により電子楽器の動作を制御する。タイマ回路52は、複数のタイマを内蔵させており、時間経過を計測して各種プログラムを所定時間毎に実行させるためにCPU51に対して定期的に時間計測信号を出力したり、各種プログラムの処理にて個別に利用されたりする。ROM53は、前記各種プログラムを記憶している。RAM54は、図2のメモリマップに示すように、自動演奏データ記憶領域54a、歌詞データ記憶領域54b、表示バッファ領域54c、小節先頭バッファ領域54d、リピート先頭バッファ領域54e及びその他の変数を記憶する記憶領域54fを備えている。
【0015】
自動演奏データ記憶領域54aは複数のトラックに対応して複数の領域にさらに分割され、同分割された各領域にはメロディ音演奏データ列、和音などの伴奏音演奏データ列、打楽器音演奏データ列などからなる自動演奏データが記憶されるようになっている。メロディ音及び伴奏音演奏データ列は一連の押離鍵データ及びタイミングデータによって構成され、押離鍵データは演奏鍵の鍵名(音名)を表すとともに演奏鍵の押鍵又は離鍵を表すものであり、タイミングデータは前記押離鍵の時間間隔を表すものである。打楽器音演奏データ列は、一連の打楽器名データ及びタイミングデータによって構成され、打楽器名データは演奏される打楽器名を表すものであり、タイミングデータは打楽器の演奏時間間隔を表すものである。そして、これらの演奏データ列の最後に、エンドデータを設けてある。
【0016】
歌詞データ記憶領域54bには、前記自動演奏データと同一曲の歌詞データが曲の進行に従って記憶されるようになっている。歌詞データは一連の文字イベントデータとタイミングデータによって構成されており、文字イベントデータは、歌詞又はせりふの一文字又は単語単位の複数の文字を表す文字データ、歌詞表示における改ページ及び改行をそれぞれ表す改ページデータ及び改行データである。タイミングデータは、文字イベント間の時間間隔を表すものである。そして、この歌詞データ列の最後に、エンドデータを設けてある。
【0017】
表示バッファ領域54cには、各改ページデータ間に含まれる歌詞データ列、すなわち表示における1ページ分の歌詞データ列が記憶されるようになっている。
【0018】
小節先頭バッファ領域54dは、現在進行中の小節から過去31小節前まで遡って合計32小節分の記憶領域にさらに分割されており、各分割した記憶領域には先頭記憶位置データ、X位置データ、Y位置データ及び種別データからなる戻り先位置データ組が記憶されるようになっている。先頭記憶位置データは、各小節の先頭文字の含まれる1ページ分の歌詞データ列の先頭の文字イベントデータが記憶されている歌詞データ記憶領域54bのアドレスを表す。X位置データ及びY位置データは、各小節の先頭文字が含まれる1ページ分の歌詞を後述する表示器60にて表示した場合において、同先頭文字が表示される表示画面上のX,Y位置を表す。種別データは、曲の進行に従った歌詞及びせりふ表示のワイプにおいて、歌詞と前奏又は間奏時におけるせりふとのワイプの仕方を異ならせるために、歌詞とせりふの区別を表す識別データである。
【0019】
リピート先頭バッファ領域54eには、リピート時の戻り先を示す先頭記憶位置データ、X位置データ、Y位置データ及び種別データからなる戻り先位置データ組が記憶されるようになっている。この場合、先頭記憶位置データは、リピート操作子により指定された戻り先位置に対応した文字の含まれる1ページ分の歌詞データ列の先頭の文字イベントデータが記憶されている歌詞データ記憶領域54bのアドレスを表す。X位置データ及びY位置データは、前記戻り先位置に対応した文字が含まれる1ページ分の歌詞を後述する表示器60にて表示した場合において、同文字が表示される表示画面上のX,Y位置を表す。識別データは前述のとおりである。その他の記憶領域54fには、プログラムの実行時に利用されるその他の変数が記憶されるようになっている。
【0020】
表示器60は、液晶ディスプレイなどにより構成されて、図10(A)に示すように少なくとも複数行の歌詞を表す文字列を表示するものであると同時に、電子楽器の動作のための指示も表示するようになっている。外部記憶装置及び読み取り装置70は、ハードディスク、光ディスクなどの大容量記録媒体と、同記録媒体から記録内容を読出し又は同記録媒体にデータ、プログラムなどを書込みを可能とするディスクドライバとを内蔵している。また、同装置70は、コンパクトディスク、フレキシブルディスクなどの持ち運びの楽な記録媒体71を装着できるようになっているとともに、同記録媒体71から記録内容を読出し又は同記録媒体71にデータ、プログラムなどを書き込み可能とするディスクドライバも内蔵している。これらのハードディスク、光ディスクなどの大容量記録媒体、装着される記録媒体71には、複数曲分の自動演奏データ及び歌詞データが記録されており、操作パネル20のその他の操作子の操作により選択された曲に対応した前記データがRAM54に転送記憶されるようになっている。インターフェース80は、他のコンピュータ装置、他の電子楽器、外部通信回線などに接続されて各種プログラム及びデータの入出力を可能とするもので、特に外部のデータベースなどから供給される自動演奏データ(MIDIデータ)及び歌詞データを入力してRAM54に記憶する機能を有する。
【0021】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。図示しない電源スイッチを投入すると、タイマ回路52内の一つのタイマの制御のもとに、CPU51は各種プログラムを所定の時間毎に実行し始める。操作パネル20に設けた音色選択操作子及び効果選択操作子を操作すると、CPU51は、図示しないプログラムの実行により、発生されるメロディ音信号及び伴奏音信号などの音色を制御するための音色制御データ、同メロディ音信号及び伴奏音信号に付与する効果を制御するための効果制御データを音源回路40及び効果回路41にそれぞれ出力する。音源回路40及び効果回路41は、前記制御データを取り込んで楽音信号の発生の準備をする。この状態で、演奏者が鍵盤演奏を始めると、CPU51は図示しないプログラムの実行により、鍵盤10における押離鍵に応答して押鍵又は離鍵された鍵を表す鍵名データ、押鍵又は離鍵を表すキーオン・オフ信号を音源回路40に出力する。音源回路40は、供給された鍵名データ及びキーオン・オフ信号に基づいて鍵名データにより表された鍵に対応した音高を有するメロディ音信号及び伴奏音信号を形成して効果回路41に出力し、または出力中のメロディ音信号及び伴奏音信号などの発生を停止する。この場合、メロディ音信号及び伴奏音信号の音色は前記音色制御データにより決定される。効果回路41は、前記音色を有するメロディ音信号及び伴奏音信号に前記効果制御データにより指定された効果を付与してサウンドシステム42に出力し、同システム42は前記メロディ音信号及び伴奏音信号を音響信号に変換して出力する。
【0022】
一方、操作パネル20に設けたその他の操作子により、外部記憶装置及び読み取り装置70内のハードディスク、光ディスクなどの大容量記録媒体、同装置70に装着された記録媒体71内に記録されているいずれかの曲に対応した自動演奏データの取り込みを選択すると、CPU51は図示しないプログラムの実行により、前記自動演奏データをRAM54の自動演奏データ記憶領域54aに転送記憶する。また、これに代えて、外部から供給される自動演奏データをインターフェース80を介して取り込んで、前記自動演奏データ記憶領域54aに記憶しておくようにしてもよい。
【0023】
そして、操作パネル20に設けたモード選択操作子によってメロディ音又は伴奏音の自動演奏が選択されると、CPU51は図3のフローチャートに対応した第1自動演奏処理プログラムを実行する。第1自動演奏処理プログラムはステップ100にて開始され、CPU51はステップ102にて操作パネル20のその他の操作子により設定されたテンポで自動演奏データ記憶領域54aに記憶しておいた一連の押離鍵データを曲の進行に従って順次読み出し、ステップ104にて同読み出した押離鍵データを音源回路40に出力し、ステップ106にてこの第1自動演奏処理プログラムを終了する。この場合、押離鍵データの読み出し間隔は、自動演奏データ中のタイミングデータにより規定される。音源回路40は前記供給された押離鍵データ(鍵名データ及びキーオン・オフ信号)に基づいて、前記鍵盤演奏の場合と同様にしてメロディ音信号又は伴奏音信号を形成して、効果回路41を介してサウンドシステム42に供給する。したがって、この場合には、メロディ音又は伴奏音がサウンドシステム42から曲の進行に従って順次自動的に放音される。
【0024】
また、演奏者が自動リズムの演奏を選択した場合には、CPU51は図4のフローチャートに対応した第2自動演奏処理プログラムを実行する。第2自動演奏処理プログラムはステップ110にて開始され、CPU51はステップ112にて操作パネル20のその他の操作子により設定されたテンポで自動演奏データ記憶領域54aに記憶しておいた一連の打楽器名データを曲の進行に従って順次読み出し、ステップ114にて同読み出した打楽器名データを音源回路40に出力し、ステップ116にてこの第2自動演奏処理プログラムを終了する。この場合も、打楽器名データの読み出し間隔は、自動演奏データ中のタイミングデータにより規定される。音源回路40は前記供給された打楽器名データに基づいて、同データにより表された打楽器音信号を形成して、効果回路41を介してサウンドシステム42に供給する。したがって、この場合には、リズムを構成する複数の打楽器音がサウンドシステム42から曲の進行に従って順次自動的に放音される。
【0025】
次に、表示器60にて歌詞を表示して歌を歌う場合について説明する。前記のように、この電子楽器においては、鍵盤演奏に従ってメロディ音又は伴奏音を発音させたり、メロディ音、伴奏音又は打楽器音を自動演奏させたりすることができ、使用者が歌を歌う場合、このようないずれかの演奏と同時に表示器60にて歌詞を表示することが有効である。
【0026】
操作パネル20に設けた歌詞表示選択操作子が操作されると、CPU51は、タイマ回路52内の一つのタイマの制御のもとに、図5の歌詞再生処理プログラムを所定の短時間毎に実行し始める。この歌詞再生プログラムはステップ200にて開始され、CPU51は、ステップ202にて、後述するポインタ値を曲の進行とは無関係に高速で進めて文字イベントデータを構成する2つの改ページデータ間の1ページ分の文字イベントデータ列を歌詞データ記憶領域54bから読み出して表示バッファ領域54cに書き込む。この処理は、歌詞表示の最初のタイミングで実行されるとともに、ステップ222,224の処理により、曲の進行に従った歌詞データの読み出し中に改ページデータの読み出しタイミングにてエンドデータが読み出されるまで繰り返し実行されるものである。このステップ202の処理後、CPU51は、ステップ204にて表示バッファ領域54cに記憶されている文字イベントデータ列により表された文字列を表示器60にて表示する。この表示は、図10(A)に示すように、複数行に渡って行われるもので、各行に関しては文字イベントデータを構成する改行データにより指示される。
【0027】
次に、CPU51は、ステップ206にて表示器60にて表示されている文字列の中の先頭文字に対応した文字イベントデータすなわち表示バッファ領域54c内の先頭の文字イベントデータが記憶されている歌詞データ記憶領域54bのアドレス値をポインタ値として設定するとともに所定のレジスタに格納して、プログラムをステップ208の通常ワイプ処理に進める。この通常ワイプ処理においては、操作パネル20のその他の操作子により設定されたテンポで曲の進行を常時計測しており、同計測値と歌詞データ記憶領域54bに記憶されている歌詞データ中のタイミングデータとの比較によりポインタ値を進めて、ポインタ値が歌詞データ記憶領域54bの曲の進行に従った文字イベントデータの記憶アドレス値を常時示すようにしている。なお、前記したメロディ音、伴奏音又は打楽器音の自動演奏が行われている場合には、前記ポインタ値の歩進はこれらの自動演奏の進行と同期している。また、この通常ワイプ処理においては、表示バッファ領域54c内の文字イベントデータ列にワイプ処理が施され、同ワイプ処理された文字データ列に基づいて、表示器60にて表示されている歌詞のうちで先頭から前記ポインタ値が示す文字イベントデータに対応した文字までの歌詞が、曲の進行に従って順次色付けされていく。図10(B)は前記色付けされた文字列を枠で囲んで示している。また、ワイプ処理による色付けが行の最後まで終了した行に関しては、次の行のワイプ処理が途中まで進行した時点で文字列が消去される。図10(C)はワイプ処理による色付けが行の最後まで終了した1行目の文字列が消去された状態における表示器60の表示状態を示している。
【0028】
このような、ステップ202〜208,222,224の処理により、表示器60には、曲の進行に従って1ページ分の歌詞が表示されては、同1ページ分の歌詞が順次曲の進行に従って色付け及び消去されていくので、歌を練習する者にとってこの表示された歌詞を見ながら歌を歌い易くなる。そして、曲が終わりになって、歌詞データ記憶領域54bからエンドデータが読み出された時点で、ステップ224における「YES」との判定のもとに、ステップ226にてこの歌詞再生プログラムの実行を終了する。
【0029】
次に、リワインド機能について説明する。このリワインド機能においては、前記図5のプログラムの実行中のステップ216にて曲の進行が小節線タイミングに達する毎に、ステップ218,220の処理を実行する(図9参照)。ステップ218においては、歌詞再生処理の開始時に初期値「1」に設定されて曲の進行小節を表す小節番号BNOがインクレメントされる。ステップ220においては、先頭記憶位置データ、X位置データ、Y位置データ及び種別データからなる戻り先位置データ組が作成され、小節先頭バッファ領域54d内の現在〜30小節前の小節に対応した記憶位置の戻り先位置データ組を前回〜31小節前の小節に対応した記憶位置に順次シフトした後に、前記作成された戻り先位置データ組が小節先頭バッファ領域54d内の現在の小節に対応した記憶位置に書き込まれる。
【0030】
この場合、小節線タイミングは、歌詞データ中のタイミングデータを累算するとともに、同累算したタイミングデータが1小節に相当する値になったことを判定することにより行われるものである。なお、前記メロディ、伴奏又は打楽器を自動演奏している場合には、同自動演奏の処理に伴って小節線タイミングが指定されるようにしてもよい。
【0031】
先頭記憶位置データとしては、前記小節線タイミング直後の小節内の先頭文字を含む1ページ分の歌詞データ列中の先頭の文字イベントデータ(表示バッファ領域54cに記憶されている先頭の文字イベントデータと同じ)を記憶している歌詞データ記憶領域54bのアドレス値が採用される。この場合、前記ステップ206にて所定レジスタに格納したアドレス値は、前記歌詞データ記憶領域54bのアドレス値を示しているため、同所定レジスタに格納されている値を前記先頭記憶位置データとして設定すればよい。
【0032】
また、X位置データ及びY位置データとしては、前記小節内の先頭文字の表示器60におけるX,Y座標上の表示位置(X,Y)が採用される。この場合、この表示位置(X,Y)は、表示器60の所定位置(例えば、図示左上の角部)を基準位置(0,0)とするとともに、基準位置(0,0)からX方向(横方向)及びY方向(縦方向)の各距離を表示器60の画面上のドット数(ピクセル数)で表現することができ、前記ステップ208の通常ワイプ処理の中で文字列に色付けする際に得た表示位置(X,Y)を表す各値をX位置データ及びY位置データとして設定すればよい。なお、前記各距離に相当する値を、前記ドット数(ピクセル数)に代え、「上から何行目、左から何文字目」等の行数及び文字数で表現してもよい。さらに、種別データとしては、文字イベントの種類を表す値が設定される。
【0033】
そして、操作パネル20のリワインド操作子が操作されて検出回路21内の対応スイッチがオンすると、CPU51は図6のステップ300にてリワインド処理プログラムの実行を開始し、ステップ302にて現在位置から戻す小節数を表す戻し小節数RBNOを初期値「0」に設定する。次に、ステップ304にてタイマ回路52内の一つのタイマを初期値「0」にリセットして時間計測を開始させ、ステップ306,308の処理により、前記タイマの計測動作と協働してリワインド操作子の前記操作が所定時間T1内に解除されたか否かを判定する。リワインド操作子の操作が短時間で解除されて検出回路21内の対応スイッチがオフすると、ステップ306における「YES」との判定のもとに、ステップ322にて小節先頭バッファ領域54dに記憶されていて戻し小節数RBNOに対応した戻り先位置データ組が読み出される。この場合、戻し小節数RBNOは「0」であるので、小節先頭バッファ領域54dの現在の小節に対応した位置に記憶されている戻り先位置データ組が読み出される。
【0034】
一方、リワインド操作子が所定時間T1以上操作され続けていると、ステップ308における「YES」との判定のもとに、ステップ310にて前記タイマを初期値「0」にリセットして時間計測をふたたび開始させ、ステップ312〜318の処理により、前記タイマの計測動作と協働して、リワインド操作子の前記操作が解除されるまで、所定時間T2毎に小節番号BNOをデクレメントするとともに、戻し小節数RBNOをインクレメントする。なお、これらの処理中、図示しないプログラム処理により、表示器60にて小節番号BNO及び戻し小節数RBNOを表示させる。そして、リワインド操作子の操作が解除されて検出回路21内の対応スイッチがオフすると、ステップ314における「YES」との判定のもとに、ステップ320にて戻し小節数RBNOが「31」以下であるか否かを判定する。これは、小節先頭バッファ領域54dには現在から過去に遡って32小節分の戻り先位置データ組しか記憶されていないためである。戻し小節数RBNOが「31」以下であれば、ステップ320にて「YES」と判定して、ステップ322にて前記と同様に小節先頭バッファ領域54dに記憶されていて戻し小節数RBNOに対応した戻り先位置データ組を読み出す。この場合、小節先頭バッファ領域54d内の現在の小節から戻し小節数RBNOに等しい数分だけ過去に向かった位置に記憶されている戻り先位置データ組が読み出される。
【0035】
また、戻し小節数RBNOが「31」より大きければ、ステップ320にて「NO」と判定して、ステップ324〜328の処理を実行する。ステップ324においては、小節先頭バッファ領域54dの全ての記憶データをクリアする。ステップ326においては、歌詞データ記憶領域54b内の歌詞データを曲の進行とは無関係な高速で順次読み出し、先頭から小節番号BNOにより表された小節までの各小節線タイミングにおける戻り先位置データ組を形成して、小節先頭バッファ領域54eの現在から31小節前までの各記憶位置に書き込む。なお、小節先頭バッファ領域54dは32小節分の戻り先位置データ組しか記憶できないため、小節番号BNOが33以上の場合は、1小節先に進む毎に、先頭側から1小節分の戻り先位置データ組が順次消去されていく。ステップ328においては、小節先頭バッファ領域54dから小節番号BNOに対応した小節線タイミングにおける戻り先位置データ組、言い換えれば同領域54dの現在の小節位置に対応した戻り先位置データ組を読み出す。前記ステップ322又はステップ328の処理後、ステップ330にて画面サーチ処理ルーチンを実行してステップ332にてこのリワインド処理プログラムを終了する。
【0036】
画面サーチ処理ルーチンは図8に詳細に示されており、同ルーチンはステップ500にて開始され、CPU51は、ステップ502にて歌詞データ記憶領域54bであって前記ステップ322,328の処理により読み出した戻り先位置データ組中の先頭記憶位置データにより指定されるアドレスをサーチし、ステップ504にて同アドレスに記憶されている文字イベントデータから次の改ページが登場するまでの文字イベントデータ列すなわち1ページ分の文字イベントデータ列を読み出して、表示バッファ領域54cに書き込む。次に、ステップ506,508にて、前記書き込んだ表示バッファ領域54c内の文字イベントデータ列に対して、前記戻り先位置データ組のX位置データ及びY位置データにより表されるX,Y位置の文字イベントデータの前までワイプ処理を曲の進行とは無関係な高速で行う。そして、ステップ510にて前記ワイプ処理を施した表示バッファ領域54c内の文字イベントデータを表示器60に転送して、同表示器60にて前記X,Y位置からの歌詞の表示を制御する。この場合も、ポインタは前記X,Y位置に対応した文字イベントデータの記憶アドレス値まで進められる。これにより、例えば図10(C)に示すように、表示器60にて歌詞が画面途中から表示される。そして、これに続いて、前述した図5の歌詞再生処理プログラムの実行により、表示器60にて曲の進行に従って歌詞を順次色付け及び消去(ワイプ)するとともに、1ページ分の歌詞表示が終了すれば、次のページの歌詞が表示器60にて表示されるとともに同歌詞も曲の進行に従って色付け及び消去されていく。
【0037】
これにより、リワインド操作子を操作することにより、小節単位毎に歌詞の表示が任意の小節の先頭位置まで戻されて表示されるので、歌の練習にとって有益である。
【0038】
次に、リピート機能について説明する。前記曲の進行に従った歌詞の表示状態にて、操作パネル20のリピート操作子が操作されると、CPU51は図7のステップ400にてリピート処理プログラムを実行し、最初「0」に設定されいてリピート操作子の操作回数を表すカウント値CNTをインクレメントする。次に、ステップ404,406にてカウント値CNTが「1」又は「2」であるかをそれぞれ判定する。リピート操作子が1回目に操作されたときには、カウント値CNTは「1」であり、ステップ404にて「YES」と判定して、ステップ408にてリピートのための先頭記憶位置データ、X位置データ、Y位置データ及び種別データからなる戻り先位置データを作成して、リピート先頭バッファ領域54eに書き込む。この場合、リピート操作子が操作されたタイミングにおける歌詞の文字が含まれる1ページ分の歌詞データ列の先頭の文字イベントデータが記憶されている歌詞データ記憶領域54bのアドレス値(前記ステップ206にて所定レジスタに格納されている)が先頭記憶位置データとして設定され、前記タイミングにおける文字の表示器60におけるX,Y座標上のX,Y値(前記ステップ208の通常ワイプ処理にて得られる)がX位置データ及びY位置データとして設定され、前記文字イベントデータの種類を表す値が種別データとして設定される。そして、ステップ422にてこのリピート処理プログラムの実行が終了される。
【0039】
2回目にリピート操作子が操作されたときには、ステップ402におけるインクレメント処理によりカウント値CNTは「2」になっているので、ステップ406にて「YES」と判定してプログラムをステップ410以降に進める。ステップ410においては、歌詞の現在位置を示すポインタ値(前記ステップ208の通常ワイプ処理により曲の進行に従った歌詞データ記憶領域54b内の文字イベントデータの記憶位置を示すポインタ値)を終了ポイントデータとして一時的に記憶しておく。次に、ステップ412にて、リピートポイントバッファ領域54eに記憶されている戻り先位置データ組を読み出し、ステップ414にて前述した画面サーチ処理ルーチンを実行し、ステップ416にて”0”に初期設定されているリピートモードフラグRPMDを”1”に変更して、ステップ416にてこのリピート処理プログラムの実行を終了する。
【0040】
これにより、図9に示すように、表示器60における歌詞の表示態様はリピート操作子を1回目に操作した時点の表示状態に戻され、その後、図5のステップ208の通常ワイプ処理により曲の進行に従って歌詞が順次色付け及び消去されていく。このようにリピートモードフラグRPMDが”1”に設定された状態で、前記ステップ208の処理によって曲の進行に従って歩進するポインタ値が前記一時記憶した終了ポイントデータ値と一致すると、ステップ210にて「YES」と判定して、ステップ212,214の処理を実行する。これらのステップ212,214の処理は、前述した図7のステップ412,414の処理と同じであり、同ステップ212,214の処理により、表示器60における歌詞の表示状態は、前記のようにリピート操作子を1回目に操作した時点の歌詞の表示状態に戻され、前述したステップ208の通常ワイプ処理により曲の進行に従って歌詞が順次色付け及び消去されていく。このように、リピートモードフラグRPMDが”1”に設定されている限り、ステップ208〜214の処理により、リピート操作子が1回目に操作された時点から2回目に操作された時点までの範囲の歌詞表示が繰り返し行われ続けるので、歌のある一部を繰り返し練習するのに都合がよい。
【0041】
そして、リピート操作子が3回目に操作されると、図7のステップ404,406にて共に「NO」と判定されて、CPU51はプログラムをステップ418,420に進める。ステップ418においては、リピートモードフラグRPMDが”0”に変更される。これにより、図5のステップ210にて「NO」と判定されるようになるので、前記リピート操作子により指定された範囲の歌詞の繰り返し表示が終了する。ステップ420においては、カウント値CNTが「0」に初期設定される。したがって、リピート操作子が次に操作されるときには、同操作子の操作は1回目として判定されて、ステップ408の処理が実行されるようになる。
【0042】
なお、詳述はしないが、歌詞表示と並行して図3及び図4に示す自動演奏を行っている場合、前述した歌詞のリワインド機能又はリピート機能の実行に伴って前記自動演奏の再生位置もリワインド又はリピートされ、表示器60に表示される歌詞と同期した自動演奏がなされる。
【0043】
上記作動説明からも理解できるとおり、上記実施形態の電子楽器のリワインド機能又はリピート機能を利用するようにすれば、歌詞表示を所望の位置に戻すことができるので、歌の練習などに有益である。また、前記機能において、戻り先の位置を示す戻り先位置データ組を小節先頭バッファ領域54d又はリピート先頭バッファ領域54eに記憶しておくようにして、前記歌詞の表示状態を所望の位置に戻す場合には、前記戻り先位置データ組に基づいて歌詞表示を戻すので、歌詞表示を戻すための処理が迅速に行われる。しかも、この実施形態によれば、1ページ毎に歌詞データを表示バッファ領域54cに転送し、各ページ単位で表示処理を行うようにしたので、データ処理が簡単になる。
【0044】
なお、上記実施形態において歌詞データと自動演奏データとを別々に記憶させておくようにしたが、両データを混在させて記憶させておき、両データの読み出しを一つのポインタを用いて同時に行うようにしてもよい。また、歌詞データを構成する文字イベントデータを文字単位又は単語単位で記憶するようにしたが、行単位、ページ単位などで記憶しておくようにしてもよく、この場合、タイミングデータとしては行単位、ページ単位の先頭のタイミングを記憶するようにすればよい。
【0045】
また、上記実施形態においては、歌詞データ及び自動演奏データにおけるタイミングデータは文字、押離鍵などのイベントデータ間の相対時間を表すようにしたが、同タイミングデータを曲の最初からの絶対時間を表すデータで置き換えてもよい。さらに、自動演奏データ記憶領域54a及び歌詞データ記憶領域54bのアドレスを時間に対応させておき、前記イベントデータを時間に対応するアドレスに記憶させておくようにしもよい。
【0046】
また、上記実施形態においては、歌詞表示のワイプ処理により表示されている文字を曲の進行に従って順次色付け及び消去するようにしたが、曲の進行に従って文字の色を変えるのみであったり、アンダラインを引いていくなどの方法を採用することもできる。また、表示器60にて複数行の文字列を表示するのに代えて、1行の文字列を表示するようにしてもよい。また、本発明は、ワイプ処理を省略して、行単位、ページ単位毎に歌詞を順次表示していくものにも適用される。この場合、X位置データ及びY位置データの記憶は不要となる。
【0047】
また、上記実施形態のリワインド機能の戻り単位を、拍、フレーズなどの他の単位で区切るようにしてもよい。また、リワインド機能における戻り長さをリワインド操作子の操作時間により指定するようにしたが、ロータリ操作子、テンキー操作子などにより指定できるようにしてもよい。また、このリワインドを歌詞データの再生中のみならず、歌詞データの再生を停止しているときにも行えるようにしてもよい。
【0048】
また、上記実施形態においては、リワインド機能において利用する小節先頭バッファ領域54dに32個の戻り先位置データ組を記憶可能に構成したが、この数は種々に変更できる。また、歌詞データを再生しながら小節先頭バッファ領域54dに戻り先位置データ組を記憶していくようにしたが、予め多数の戻り先位置データ組を記憶しておくようにしたり、歌詞データの再生前に高速で前記戻り先位置データ組を用意しておくようにしてもよい。この場合、例えば全ての小節線タイミングに対応した戻り先位置データ組を予め用意することが好ましい。
【0049】
また、上記実施形態においては、リピート機能の戻り先の指示と戻り指示を1つの操作子を用いて行うようにしたが、前記戻り先の指示と戻り指示を別操作子で行うようにしてもよい。また、リピート機能の戻り先位置の指定を歌詞データの再生タイミングを利用して行うようにしたが、戻り先位置をロータリ操作子、テンキー操作子などにより指定できるようにしてもよい。さらに、複数のリピート範囲を示すデータを予め記憶しておき、同範囲をその中から選択できるようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態においては、図3〜8のプログラムをROM53に記憶させておくようにしたが、同プログラムを外部記憶装置及び読み取り装置70内に設けたハードディスク、光ディスクなどの大容量記録媒体に記憶させておき、同記録媒体からプログラムを直接読み出して実行するようにしてもよい。また、前記プログラムをコンパクトディスク、フレキシブルディスクなどの記録媒体71に記憶させておき、同記録媒体71を読み取り装置70に装着して、同記録媒体71から直接的に又はRAM54に一旦転送した後に前記プログラムを実行するようにしてもよい。また、前記プログラムをインターフェース80を介して外部の装置からRAM53及び前記ハードディスク、光ディスク、コンパクトディスク、フレキシブルディスクなどの記録媒体に供給するようにしてもよい。
【0051】
また、本発明は電子鍵盤楽器に限らず、他の形態の電子楽器、鍵盤などの演奏操作子を有さない自動演奏装置にも適用できる。さらに、本発明は、楽音発生機能を備えたコンピュータ装置、カラオケ装置などにも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る歌詞表示装置の適用された電子楽器を概略的に示す全体ブロック図である。
【図2】 図1のRAMのメモリマップである。
【図3】 図1のCPUにて実行される第1自動演奏プログラムを示すフローチャートである。
【図4】 同第2自動演奏プログラムを示すフローチャートである。
【図5】 同歌詞再生処理プログラムを示すフローチャートである。
【図6】 同リワインド処理プログラムを示すフローチャートである。
【図7】 同リピート処理プログラムを示すフローチャートである。
【図8】 図5〜7の画面サーチ処理ルーチンの詳細を示すフローチャートである。
【図9】 リワインド機能及びリピート機能の作動を説明するタイミングチャートである。
【図10】 (A)〜(C)は、表示器における歌詞表示動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…鍵盤、20…操作パネル、40…音源回路、50…コンピュータ本体、51…CPU、53…ROM、54…RAM、54a…自動演奏データ記憶領域、54b…歌詞データ記憶領域、54c…表示バッファ領域、54d…小節先頭バッファ領域、54e…リピート先頭バッファ領域、70…外部記憶装置及び読み取り装置、71…記録媒体、80…インターフェース。
Claims (6)
- 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段と、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えた歌詞表示装置において、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段内の記憶位置データを、曲の進行に従って順次記憶していく戻り先位置記憶手段と、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることを指示する戻り先位置指示手段と、
前記指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示に戻すとともに、前記歌詞の曲の自動演奏データに基づく自動演奏の再生位置を前記指示された戻り先位置に戻す戻し制御手段と
を設けたことを特徴とする歌詞表示装置。 - 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段と、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、かつ、曲の進行に対応した歌詞の進行状態を表す表示状態で前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えた歌詞表示装置において、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段の記憶位置データと、当該区間の先頭に位置する文字の前記表示手段における表示位置データとを、曲の進行に従って順次記憶していく戻り先位置記憶手段と、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることを指示する戻り先位置指示手段と、
前記指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データと前記表示位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示であって、前記指示された戻り先位置に対応した前記歌詞の進行状態を表す表示状態での表示に戻す戻し制御手段と
を設けたことを特徴とする歌詞表示装置。 - 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段と、
コンピュータとを備えた歌詞表示装置に適用され、
前記コンピュータに、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出させ、読み出させた所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、前記表示手段にて表示させる表示制御ステップと、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段内の記憶位置データを、曲の進行に従って順次記憶させていく戻り先位置記憶ステップと、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることの指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示に戻させるとともに、前記歌詞の曲の自動演奏データに基づく自動演奏の再生位置を前記指示された戻り先位置に戻させる戻し制御ステップと
からなる手順を実行させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段と、
コンピュータとを備えた歌詞表示装置に適用され、
前記コンピュータに、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出させ、読み出させた所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、かつ、曲の進行に対応した歌詞の進行状態を表す表示状態で前記表示手段にて表示させる表示制御ステップと、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段の記憶位置データと、当該区間の先頭に位置する文字の前記表示手段における表示位置データとを、曲の進行に従って順次記憶させていく戻り先位置記憶ステップと、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることの指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データと前記表示位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示であって、前記指示された戻り先位置に対応した前記歌詞の進行状態を表す表示状態での表示に戻させる戻し制御ステップと
からなる手順を実行させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段とを備えた歌詞表示装置に適用され、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、前記表示手段に表示させ、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段内の記憶位置データを、曲の進行に従っ て順次記憶していき、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることの指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示に戻すとともに、前記歌詞の曲の自動演奏データに基づく自動演奏の再生位置を前記指示された戻り先位置に戻すようにした歌詞表示方法。 - 曲の歌詞を表す一連の文字データ列を曲の進行に従って記憶した歌詞データ記憶手段と、
歌詞を表示する表示手段とを備えた歌詞表示装置に適用され、
前記歌詞データ記憶手段に記憶されている歌詞を表す一連の文字データ列を、曲の進行に従って予め定めた所定量ずつ読み出し、読み出した所定量ずつの文字データ列によって曲の進行に従って歌詞を所定量ずつ順次に、かつ、曲の進行に対応した歌詞の進行状態を表す表示状態で前記表示手段に表示させ、
曲の中の予め決められた複数の戻り先位置のそれぞれに対応させて、前記所定量ずつの文字データ列よりも狭く分割した複数の区間のそれぞれについて、現在進行中の区間の先頭に位置する文字データが含まれる前記所定量ずつの文字データ列の先頭に位置する文字データが記憶されている前記歌詞データ記憶手段の記憶位置データと、当該区間の先頭に位置する文字の前記表示手段における表示位置データとを、曲の進行に従って順次記憶していき、
曲の進行中、前記複数の戻り先位置のうちのいずれか一つに戻ることの指示に応答し、前記表示手段の表示を、前記指示された戻り先位置に対応する前記記憶位置データと前記表示位置データに基づいて、前記指示された戻り先位置に対応した区間が含まれる前記所定量ずつの文字データ列による歌詞の表示であって、前記指示された戻り先位置に対応した前記歌詞の進行状態を表す表示状態での表示に戻すようにした歌詞表示方法。
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