JPH09114453A - 音楽情報の表示編集装置及び同表示編集演奏装置 - Google Patents

音楽情報の表示編集装置及び同表示編集演奏装置

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Publication number
JPH09114453A
JPH09114453A JP7273749A JP27374995A JPH09114453A JP H09114453 A JPH09114453 A JP H09114453A JP 7273749 A JP7273749 A JP 7273749A JP 27374995 A JP27374995 A JP 27374995A JP H09114453 A JPH09114453 A JP H09114453A
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JP
Japan
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data
score
display
musical
symbol
Prior art date
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Application number
JP7273749A
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English (en)
Inventor
Masanori Katsuta
雅則 勝田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 楽譜譜面を各ページ毎に表示した状態で、こ
れらのページ上に各パートの五線譜やその他の音楽情報
を多段に記載した形式で表示できるような音楽情報の表
示編集装置及び同様な表示の可能な演奏装置を提供す
る。 【解決手段】 各種音楽記号やフォント等の選択を行う
記号選択手段1と、譜面表示データを記憶する譜面表示
記憶手段2と、各種音楽記号やフォント等の表示データ
を生成する記号描画手段3と、各種音楽記号やフォント
等の表示データを譜面表示データの一部として譜面表示
記憶手段2上に記憶させるデータエントリ手段4と、任
意のウィンドウに譜面や各種音楽記号やフォント等を表
示する表示手段5と、各種音楽記号やフォント等の表示
データの生成及び該表示データの譜面表示記憶手段2へ
の記憶や、音楽記号やフォント等の表示データからスコ
ア記述データへの変換及び出力等を行う編集管理手段6
等を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上で表示され
且つ編集される音楽情報を、よりユーザフレンドリーな
方式で表示できる音楽情報の表示編集装置及び同表示編
集演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来音楽情報を表示編集或いは演奏する
装置における音楽情報の表示形式としては、各パート毎
に五線譜等が並んでそこに各種音楽記号が表記される形
式のものや、各パート毎にノートナンバーやベロシティ
等の各種のパラメータが表記される形式のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記表示形式のもの
は、パートが複数段に並んだ状態で横方向など一定の方
向に五線譜やパラメータが途切れることなく連続して並
べられ、同方向にスクロールする等して音楽情報を表示
している。
【0004】しかしこれらの表示形式に慣れれば問題は
ないが、一般の人とり、一定方向にこのような表示が延
々と続く形式では、違和感を感じ易く、その表示に基づ
いてユーザが操作する時に、煩雑に感じたり、ミスし易
く、一般ユーザにとっては却って使い勝手が良くなかっ
た。従って短期間のうちに使用をやめてしまうケースも
あった。
【0005】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、楽譜譜面を各ページ毎に表示した
状態で、これらのページ上に各パートの五線譜やその他
の音楽情報を多段に記載した形式で表示できるような音
楽情報の表示編集装置及び同様な表示の可能な演奏装置
を提供し、一般ユーザにとっての使い勝手を向上せしめ
んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明に係る音
楽情報の表示編集装置は、各種音楽記号やフォント等を
パレット状に表示して選択できるようにした記号選択手
段と、X・Y座標系を有し、該座標系に所定の大きさの
領域で区分けされたペイジ単位毎の譜面表示データを記
憶する譜面表示記憶手段と、各種音楽記号やフォント等
の表示データを生成する記号描画手段と、該記号描画手
段により生成された音楽記号やフォント等の表示データ
を譜面表示データの一部として譜面表示記憶手段上に記
憶させるデータエントリ手段と、前記譜面表示記憶手段
の譜面表示データに基づいて任意のウィンドウに譜面や
各種音楽記号やフォント等を表示する表示手段と、前記
記号選択手段により各種音楽記号やフォント等が選択さ
れた場合に、記号描画手段にこれらの表示データを生成
させ且つデータエントリ手段にこれらの表示データの譜
面表示記憶手段への記憶を行わしめると共に、前記譜面
表示記憶手段のX・Y座標系を管理して、譜面表示デー
タ上の音楽記号やフォント等の表示データから、該当す
る階層的クラス管理座標データと音楽記号やフォント等
のシンボル種別データとから成るスコア記述データに変
換して出力し、他方スコア記述データに基づく再描画要
求があった場合に、該スコア記述データの中の階層的ク
ラス管理座標データからX・Y座標データに変換して表
示位置の再設定を行うと共に、指定された音楽記号やフ
ォント等のシンボル種別データから前記記号描画手段に
指令してこれらの表示データへの変換を行ってデータエ
ントリ手段により譜面表示データの一部として譜面表示
記憶手段に記憶させ、それによって前記譜面表示データ
を更新する編集管理手段と、スコア記述データを記憶す
るスコア記述記憶手段と、前記編集管理手段からスコア
記述データを受け取ってスコア記述記憶手段に記憶さ
せ、またスコア記述記憶手段に既にスコア記述データが
記憶されている場合は、該当する階層的クラス管理座標
データと更新されたシンボル種別データからなるスコア
記述データの再生成を行って、編集管理手段に対し、該
スコア記述データに基づく再描画要求を行うと共に、ス
コア記述記憶手段のスコア記述データの更新を行うスコ
ア記述データ管理手段とを有することを基本的特徴とし
ている。
【0007】また請求項2に記載された発明の音楽情報
の表示編集演奏装置は、上記発明と同様な構成を有する
ほか、スコア記述記憶手段からスコア記述データを読み
取って、これを演奏データに変換する演奏データ変換手
段と、該演奏データを受け取ってそれに応じた演奏を行
う演奏手段とを有することを特徴としている。
【0008】
【作用】以上のような構成により、譜面の各ペイジ毎
に、夫々のパートの五線譜やその他の音楽情報を多段に
記載した形式で表示できるようにウィンドウ上に表示さ
れるため、ユーザ側で違和感なく使用でき、使い勝手が
向上することになる。またユーザ側が記号選択手段によ
り該譜面上で各種音楽記号やフォント等を選択するだけ
で、その編集が実行される。その編集結果は編集管理手
段がスコア記述データに変換してスコア記述データ管理
手段に渡し、該スコア記述データ管理手段がスコア記述
記憶手段に記憶させる。またスコア記述記憶手段に既に
スコア記述データが記憶されており、これに対して音楽
記号やフォント自身に変更があったり、これらの向き等
に変更があり、更には一小節内又は複数小節に亘るこれ
ら音楽記号やフォントの間隔に微調整が必要になってい
る等の場合に、スコア記述データ管理手段は前記編集管
理手段に対し再描画要求を出す。編集管理手段はこれに
基づいて再描画を行って、譜面表示データの更新を行う
ことになる。そのためユーザは自由に且つ労せずに譜面
上で各種音楽記号やフォント等の編集を行ことができ、
その編集結果は速やかにウィンドウ上に適切な形式で表
示される。
【0009】他方請求項2に記載された構成では、ユー
ザからの指示によりスコア記述記憶手段からスコア記述
データを読み取って、これを演奏データに変換し、その
上で演奏が行われることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、請求項2に記載された音
楽情報の表示編集演奏装置の1実施形態の回路を示して
いる。マウス120は、後述する記号選択手段1の一部
を構成しており、その移動及び左右クリックボタンのオ
ン/オフはマウススキャン回路121でスキャンされ
る。このスキャンにより、マウス120のクリック操作
信号が検出され、CPU100によってRAM110に
書き込まれる。そしてそれまでRAM110に記憶され
ていたクリック操作信号と比較され、そのオン・オフイ
ベントの判別がCPU100によって行われる。
【0011】またマウス120のX・Y方向の移動量を
示すデータもRAM110上のカーソルポイントレジス
タのカーソル座標データに加算され、カーソルの移動が
行われる。
【0012】キーボード130も記号選択手段1の一部
を構成しており、これらの各キーはキースキャン回路1
31によってスキャンされる。このスキャンにより、各
キーのオン/オフをデータが検出され、CPU100に
よってRAM110に書き込まれる。そしてそれまでR
AM110に記憶されていた、各キーのオン/オフを示
すデータと比較され、各キーのオンイベント、オフイベ
ントの判別がCPU100によりなされる。
【0013】上記RAM110内のメモリ領域として
は、上述したデータの他、譜面表示記憶手段2として構
成される画面上に表示される譜面表示データを記憶する
領域と、記号描画手段3としてアウトラインフォントの
形で音楽記号やフォント等の表示データが記憶される領
域と、スコア記述記憶手段7として構成されるスコア記
述データを記憶する領域とを少なくとも有している。後
者のデータ構造(メモリ構造)については後述する。
【0014】また譜面表示記憶手段2に記憶された譜面
表示データは、その一部の領域が、後述する表示手段5
を構成するVRAM141に転送され、CRT140上
のウィンドウに画像として表示される。
【0015】図1のトーンジェネレータ150は後述す
る演奏データ変換手段9aに、またサウンドシステム1
51は同じく演奏手段9bに相当している。そのうちト
ーンジェネレータ150はRAM110上のスコア記述
手段7からスコア記述データを読み取って、それに応じ
たノートナンバ、音色、ステップ、ゲートタイム、ベロ
シティ等から成る演奏データに変換し、次のサウンドシ
ステム151に送る。該サウンドシステム151は、波
形ROMを有する専用のLSI及びアンプ・スピーカ等
から成り、音源データを波形ROMから読み出し、上記
演奏データに基づく波形のエンベロープ、接続時間等の
加工を行ってからアナログ信号の発音データに変換し、
アンプに出力してスピーカから発音させる。
【0016】この他、CPU100は、記号選択手段1
及び記号描画手段3の夫々の構成の一部を、またデータ
エントリ手段4、編集管理手段6、スコア記述データ管
理手段8を、夫々構成している。
【0017】そして本構成の表示編集演奏装置では、図
2の機能ブロック図に示されるように、各種音楽記号や
フォント等の選択を行う記号選択手段1と、譜面表示デ
ータを記憶する譜面表示記憶手段2と、各種音楽記号や
フォント等の表示データを生成する記号描画手段3と、
各種音楽記号やフォント等の表示データを譜面表示デー
タの一部として譜面表示記憶手段2上に記憶させるデー
タエントリ手段4と、任意のウィンドウに譜面や各種音
楽記号やフォント等を表示する表示手段5と、各種音楽
記号やフォント等の表示データの生成及び該表示データ
の譜面表示記憶手段2への記憶や、音楽記号やフォント
等の表示データからスコア記述データへの変換及び出
力、更に再描画要求時の各種音楽記号やフォント等の表
示位置の再設定や、スコア記述データから表示データへ
の変換及び譜面表示データの一部としての譜面表示記憶
手段2への記憶による譜面表示データへの更新等を行う
編集管理手段6と、スコア記述データを記憶するスコア
記述記憶手段7と、スコア記述データのスコア記述記憶
手段7への記憶や、既にスコア記述データが記憶されて
いる時のスコア記述データの再生成及び編集管理手段6
に対しての再描画要求並びにスコア記述記憶手段7のデ
ータの更新等を行うスコア記述データ管理手段8と、ス
コア記述データを演奏データに変換する演奏データ変換
手段9aと、該演奏データに応じた演奏を行う演奏手段
9bとを有している。
【0018】そのうち前記記号選択手段1は、上記CR
T140の画面上に複数重ね合わせて表示されたタグ付
きパレット10や同じく画面上に表示された操作コマン
ド用アイコン(図示なし)並びに操作コマンド用プルダ
ウンメニューやメニューバー、ツールバー(図示なし)
と、画面上に表示されるカーソル(図示なし)と、該カ
ーソルを画面上で移動させ、且つそのクリック操作で記
号やコマンドの選択を行う前記マウス120とからな
る。そしてこのカーソルは、画面左上隅を(0,0)とす
るX・Y座標で管理されており、前述のようにマウス1
20のX・Y方向の移動量を示すデータがRAM110
上のカーソルポイントレジスタのカーソル座標データに
加算され、カーソルの移動が行われる。また上記パレッ
ト10は、図3に示すように、画面上に表示される複数
のタグシート11a〜11kから成り立っており、音楽
記号やフォントが各グループ毎に分類されて各シート1
1に配置され(尚楽譜の作成・編集上使用頻度の高いも
のを最上部2つのタグシート11a、11bに集めて記
号選択を容易にしている)、夫々のページにそのグルー
プの内容を示すタグが付与されている。そこに表示され
る音楽記号等のビットマップ状のイメージはRAM11
0より呼び出され、各タグシート毎に配置される音楽記
号とその配置位置を記憶したRAM110のメモリより
その情報を読み出し、各タグシート11a〜11k上に
再配置され、描画され表示されるよう構成されている。
ユーザはそのタグをたよりに目的とするグループのタグ
シート11を開いて任意の音楽記号やフォントをマウス
120のクリックにより選択し、後述するように、画面
に表示された楽譜譜面の五線等の上にドラッグして、任
意の位置に移動させ、描画させることができる。その他
該記号選択手段1は、画面上にファイル・編集・記号等
に分類されて表示されるプルダウンメニューやメニュー
バー或いはツールバーから目的とする操作コマンドを選
択することができるようになっている。この記号選択手
段1によって選択された音楽記号やフォントの種類を示
すデータは後述する編集管理手段6に送られ、そこから
記号描画手段3・データエントリ手段4に更に送られ、
最終的に譜面表示記憶手段2を経て表示手段5のCRT
画面上に表示されることになる。
【0019】譜面表示記憶手段2は、前記画面の物理的
表示領域より大きい譜面表示領域に対応するRAM11
0の物理的メモリ空間よりなる。この譜面表示領域はそ
の左上隅を(0,0)としたX・Y座標系で各点(ドット)
の示された2次元の領域であり、更に各点は上記物理的
なメモリの各ビットに対応している(カラー表示の場合
には1ドットを通常nビットで表す)。そして普通楽譜
は複数ページで構成されており、表題や、ヘッダ・フッ
タ域の他、段落及びパート・小節といった音符を記載す
る基本的構成要素がある。これらの表記を画面上で表現
するために、ここでは上記の譜面表示領域に対して、図
2に示すように、譜面の複数ページを割り当てる。即ち
1ページ目は(p2xleft=0、p2top=0)
から(P1xright、P2ybottom)の領
域、2ページ目は(p2xleft、p2top)から
(P1xright、P2ybottom)の領域とい
うように順次割り当てる。このページサイズは、後述す
る編集管理手段6の中にあるページ設定のためのダイア
ログで設定される。ページ設定ダイアログは、ペイジの
サイズや上下のマージン等を設定すると共に、曲の表題
等の入力が行われる。またパートの設定ダイアログは、
これによって表示される五線の種別(低音部記号の五
線、高音部記号の五線)、大譜表、リズム譜等が設定さ
れる。これらの表示データは音楽記号やフォント等の表
示データと共に、後述する編集管理手段6によりスコア
記述データに変換されてスコア記述データ管理手段8側
に出力され、スコア記述記憶手段7に記憶される。他方
上記表示データは後述する表示手段5のCRT140画
面上に表示される。従って画面上の譜面表示領域には各
ページが縦方向で順にしかもページ毎に区分されて表示
され、各ページの各点は譜面表示領域の座標で特定する
ことが可能となる。
【0020】この譜面表示領域を物理的な画面上に表示
させる場合には、表示画面領域に合わせ譜面表示領域の
一部を切り取り表示する(上述のように画面表示のため
のVRAM141に対してその領域を転送する)。また
画面の右辺及び下段に描画されたスクロールバーによっ
て、画面に描画される領域を自由に選択することができ
る。即ち縦スクロールバーのスクロールボタンの移動量
を譜面表示領域におかれた全ページの縦の長さとし、横
スクロールバーのスクロールボタンの移動量を譜面表示
領域におかれたページ横の長さとすることによって、任
意のページを画面に表示することが可能となる。
【0021】上記譜面表示領域は、CRT140の画面
上においてその左上隅を原点とする座標で相対的に表示
されるため、該譜面表示領域におけるカーソルの操作位
置はマウス120のスクロール量(sx、sy)によっ
て表示座標系の点を特定することが可能となる。従って
記号選択手段1のマウス120及びカーソルにより音楽
記号等が選択され、譜面表示領域の特定の点でクリック
することにより、例えば8分音符等の任意の音楽記号等
を描画することができる。
【0022】記号描画手段3は、各種音楽記号やフォン
ト等の表示データを生成するもので、RAM110上に
これらの表示データの描画イメージがアウトラインフォ
ントの形で記憶されており、前記記号選択手段1により
音楽記号やフォント等が選択された時、或いは後述する
スコア記述データ管理手段8による再描画要求があった
時に、編集管理手段6から指令されて、これら表示デー
タの描画イメージを生成する。該描画イメージは、更に
データエントリ手段4に出力され、該データエントリ手
段4では、譜面表示領域の任意の矩形領域(表示すべき
ページ、段落、パート、小節等によって定まる領域)に
おけるその矩形領域の大きさとアウトラインフォントの
縦横の比から該フォントの描画サイズを計算した後、編
集管理手段6からの指令により更にこの描画イメージを
譜面表示データの一部として変換し、その後前記譜面表
示記憶手段2に記憶させる。該譜面表示記憶手段2に記
憶された音楽記号等の描画イメージは、最終的に表示手
段5のCRT画面上に表示される。
【0023】前記編集管理手段6は、記号選択手段1に
より各種音楽記号やフォント等が選択された場合に、記
号描画手段3にアウトラインフォントによるこれらの表
示データを生成させ、且つデータエントリ手段4に指令
して、これらの表示データを、指定したX・Y座標で特
定される譜面表示記憶手段2の適切な譜面表示領域に記
憶させる。それと共に、前記譜面表示記憶手段2のX・
Y座標系を管理して、譜面表示データ上の音楽記号やフ
ォント等の表示データから、該当する階層的クラス管理
座標データと音楽記号やフォント等のシンボル種別デー
タとから成るスコア記述データ(該データについては後
述する)に変換して出力する。他方後述するスコア記述
データ管理手段8からスコア記述データに基づく再描画
要求があった場合に、該スコア記述データの中の階層的
クラス管理座標データから、X・Y座標データに変換し
て表示位置の再設定を行うと共に、指定された音楽記号
やフォント等のシンボル種別データから、前記記号描画
手段3に指令してアウトラインフォントによるこれらの
表示データへの変換を行う。そして該表示データをデー
タエントリ手段4により譜面表示データの一部として譜
面表示記憶手段2に記憶させ、それによって前記譜面表
示データを更新する。この他編集管理手段6の中には、
前述したように、ページ設定及びパート設定のためのダ
イアログを有しており、譜面表示領域における譜面のペ
ージサイズ及び五線の種別等を決定する。
【0024】スコア記述記憶手段7は、後述するスコア
記述データ管理手段8の指令により、スコア記述データ
の記憶及びその記憶の更新を行う。ここではスコア記述
データのデータ構造と、該記憶手段7を構成するRAM
110のメモリ内で使用される音楽記号座標系について
説明する。
【0025】まずスコア記述データは、楽譜の様式に従
った構造に割り付けられており、それらは、図4に示す
ように、編集対象の曲のための共通データを記憶するヘ
ッダメモリ、曲のタイトル[図5(a)上部参照]や作曲
者名、キー・拍子・小節番号の表示方法を記憶するチュ
ーンメモリ、譜面の各ページ内の管理データを記憶する
ページメモリ、段落の矩形領域[図5(a)下半分参照]
を記憶する段落メモリ、パートの矩形領域[図5(a)上
半分参照]、五線等の種類及びその開始位置・終了位置
[図5(a)上半分参照]を記憶するパートメモリ、パー
ト名の表示位置、データ形式、データサイズ等を記憶す
るパート名メモリ、小節番号、開始位置、縦線の種類・
位置、音部記号の種類・位置、調号、拍子記号[図5
(b)参照]を記憶する小節メモリ、音符記号や休符記号
等の各シンボルの種類と表示位置を記憶するシンボルメ
モリ、歌詞文節の表示位置、歌詞番数、文字列のサイ
ズ、文字列を記憶するリリックメモリ、その他文字図形
の表示位置、フォント、色、文字列のサイズ、文字列を
記憶するテキストメモリ、線図形の始点と終点、形状、
線種、線の太さ、色を記憶するラインメモリ、ビットマ
ップ図形の表示位置と表示サイズ、ビットマップデータ
のサイズ、ビットマップデータを記憶するビットマップ
メモリからなり、これらは上述したシンボル種別データ
に該当する。また前記チューンメモリにはページメモリ
へのポインタが、該ページメモリにはテキストメモリに
対するポインタ・ラインメモリに対するポインタ・ビッ
トマップメモリに対するポインタ・各ページ毎の段落メ
モリに対するポインタが、該段落メモリにはパートメモ
リに対するポインタが、該パートメモリには小節メモリ
に対するポインタが、パート名メモリにはパート名メモ
リへのポインタが、小節メモリにはシンボルメモリ及び
リリックメモリに対するポインタが備えられており、こ
れらは前述した階層的クラス管理座標データを構成す
る。
【0026】また上記音楽記号座標系は、譜面表示領域
の座標とは異なり、ページの左上を原点とするページ毎
の座標系であり、段落矩形、パート矩形が設定され、そ
れに基づき、五線位置、小節の位置が相対的に設定さ
れ、小節に存在する記号は、各小節の開始位置からの座
標(ptx、pty)で示される。
【0027】スコア記述データ管理手段8は、前記編集
管理手段6からスコア記述データを受け取った時に、こ
れをスコア記述記憶手段7に記憶させる。また該スコア
記述記憶手段7に既にスコア記述データが記憶されてい
る場合は、該当する階層的クラス管理座標データと更新
されたシンボル種別データからなるスコア記述データの
再生成を行って、編集管理手段6に対し、該スコア記述
データに基づく再描画要求を出力し、それと共にスコア
記述記憶手段7中のスコア記述データの更新を行う。
【0028】演奏データ変換手段9aはトーンジェネレ
ータ150で構成されており、また同じく演奏手段9b
はサウンドシステム151で構成されている。そのうち
演奏データ変換手段9aはRAM110上のスコア記述
手段7からスコア記述データを読み取って、それに応じ
たノートナンバ、音色、ステップ、ゲートタイム、ベロ
シティ等から成る演奏データに変換し、次の演奏手段9
bに送る。該演奏手段9bは、音源データを波形ROM
から読み出し、上記演奏データに基づく波形のエンベロ
ープ、接続時間等の加工を行ってからアナログ信号の発
音データに変換し、アンプに出力してスピーカから発音
させる。
【0029】次に以上の構成から成る表示編集演奏装置
を使用して、画面上での音楽記号等の入力操作や一旦入
力されたものの変更及び更新の操作と、それに基づく装
置内部の作動につき説明する。
【0030】まず音楽記号が前記パレット10から選択
されて画面上の譜面表示領域内で描画される場合につき
説明する。図6に示されるように、ユーザによる記号選
択手段1のマウス120の操作によって画面上でカーソ
ルを動かし、任意の点(x,y)をクリックする(S
1)。すると記号選択手段1は(x,y)がどの描画オブ
ジェクトなのかを判別する。(x,y)がパレット10上
の描画範囲であるならば(S2)、更にタグの描画範囲
であるか(S3)を判別し、タグの部分であれば、指定
されたタグの音楽記号を画面上に表示して(S4)、ス
タートへ復帰する。既に所望のタグシート11が表示さ
れており、前記(x,y)がタグシート11上の記号の部
分(複数の音楽記号の表示域)の場合は、タグシート上
において音楽記号はそのタグ左上隅を(0,0)とする相
対座標で配置されていることから、(x,y)より算出さ
れて音楽記号の種別が検出される(S5)。そしてカー
ソル形状が選択された記号に自動的に変更され(S6、
シンボルカーソルモードへの移行)、同じくスタートへ
復帰する。このシンボルカーソルモード時において、S
2ステップで前記(x,y)がパレット描画範囲でない
と判断された後、プルダウンメニュー・メニューバーの
範囲であるか否かが判断された時(S7)に、同範囲で
なければ、以下に示すように、現在選択中の音楽記号を
譜面表示領域内で描画し、スコア記述記憶手段7への記
憶がなされる(S8)。他方前記カーソルのクリック時
に、ステップS2及びS7で(x,y)がプルダウンメ
ニュウー・メニューバーの範囲であると判断された場
合、選択カーソルモードへの変更か否かが判断され(S
9)、該モードであるならば、図7に示される後述の選
択カーソルモードへ移行する。
【0031】上記ステップS8において、カーソルを画
面上の譜面表示領域内(x1,y1)でクリックすると、
上記のようにして選択された音楽記号(例えば8分音
符)は、その部分で張り付け指定が行われる。この時前
記編集管理手段6は、指定された音楽記号を記号描画手
段3により生成させて前記データエントリ手段4により
譜面表示記憶手段2に記憶せしめ、それを表示手段5の
画面上に表示する。この操作をより詳細に説明すると、
記号描画手段3は、指定された音楽記号に対応するアウ
トラインフォントを読み出してデータエントリ手段4に
渡し、該データエントリ手段4は記憶されているその縦
と横のサイズを得て、画面の更新をすべき譜面表示デー
タの座標系(前記ページ、段落、パート、小節から得ら
れるX・Y座標データ)での矩形領域を得る。この座標
系から画面上の対応領域に前記アウトラインフォントを
描画する。他方前記張り付け指定と共に、縦及び横スク
ロール量から、ページナンバー、段落(s)、パート
(p)、小節(m)、小節内の位置(ptx,pty)を
算出し、対応する階層的ページ管理座標データとシンボ
ル種別データとから成るスコア記述データに変換して、
スコア記述データ管理手段8に出力する。
【0032】編集管理手段6からスコア記述データを得
たスコア記述データ管理手段8は、該データをスコア記
述記憶手段7に記憶させる。この記憶動作は、前記図4
のスコア記述データの構造から、次のようにしてなされ
る。即ち、ページメモリ内の該当するページデータに記
憶されたポインタが示す段落メモリの開始アドレスに上
記段落番号(s)を加えて対応する段落メモリのデータ
域を特定する。そのデータ域にはその段落(s)に含ま
れるパートのパートメモリに対するポインタ(アドレ
ス)が記憶されており、そのアドレスに対してパート番
号(p)を加え、対応するパートメモリのデータ域を特
定する。更にこのパートメモリのデータ域にはそのパー
トに含まれる小節の小節メモリに対するポインタが記憶
されており、小節番号(m)をそれに加えることによっ
てその小節メモリのデータ域を特定する。その小節メモ
リのデータ域にはその小節に含まれるシンボルのシンボ
ルメモリのポインタ(アドレス)が記憶されており、そ
のポインタが示すブランク領域にそのシンボル種別デー
タ(音楽記号やフォント等の種類と位置データ、親、パ
ラメータの数と内容)を書き込む。この時その小節内で
のその記号に対する識別番号を付与する。この識別番号
は、0から順に追加記号に付与していく管理番号(小節
内での他の記号と区別するための管理番号)である。
【0033】以上説明した操作が、ある音楽記号が選択
されて画面上に描画される基本的なフローであり、譜面
表示領域とデータの構造を上記のように関連づけること
により、複数ページに亘る楽譜の譜面のイメージで、画
面上での編集操作を可能にしたものである。
【0034】次に画面上で既に記入されている音楽記号
等の変更・更新を行う場合について説明する。この場合
前記スコア記述記憶手段7には、先に記入された音楽記
号等に対応するスコア記述データが既に記憶されている
場合に該当する。
【0035】既に記入された音楽記号の変更を行う場
合、図7に示されるように、画面上では選択カーソルに
よって行われる。画面上の任意の点(x,y)でクリッ
クした(S10)時に前記と同様該(x,y)がパレッ
ト描画範囲であるか(S11)、プルダウンメニュー・
メニューバーの範囲であるか(S12)の判断がなさ
れ、これらがYESであれば、図6の夫々B、Cに復帰
する。他方この選択カーソルが変更しようとする音楽記
号等に合わせてクリックされれば、編集管理手段6は再
描画要求があったものとして、譜面表示領域における該
カーソルの座標(x1,y1)を抽出する(S13)。こ
の時マウス120の縦及び横スクロール量から、ページ
ナンバー、段落(s)、パート(p)、小節(m)、小
節内の位置(ptx,pty)を算出し(S14)、対
応する階層的ページ管理座標データを求め、スコア記述
データ管理手段8に出力する。
【0036】これを受け取ったスコア記述データ管理手
段8は、スコア記述記憶手段7に対し、階層的ページ管
理座標データに基づく検索を行い(S15)、指定され
たシンボル種別データの問い合わせ(S16)を行う。
即ちページメモリ内の該当するページデータに記憶され
たポインタが示す段落メモリの開始アドレスに上記段落
番号(s)を加えて対応する段落メモリのデータ域を特
定する。そのデータ域にはその段落(s)に含まれるパ
ートのパートメモリに対するポインタ(アドレス)が記
憶されており、そのアドレスに対してパート番号(p)
を加え、対応するパートメモリのデータ域を特定する。
更にこのパートメモリのデータ域にはそのパートに含ま
れる小節の小節メモリに対するポインタが記憶されてお
り、小節番号(m)をそれに加えることによってその小
節メモリのデータ域を特定する。その小節メモリのデー
タ域にはその小節に含まれるシンボルのシンボルメモリ
のポインタ(アドレス)が記憶されており、その小節の
該当する座標の記号データを順次検索(S15、S1
6)し、指定された記号のシンボル種別データを特定す
る(S17)。
【0037】上記シンボル種別データは、スコア記述デ
ータ管理手段8から編集管理手段6に返され、該編集管
理手段6は、特定されたシンボル種別データに対応する
音楽記号を記号描画手段3により生成させて前記データ
エントリ手段4により譜面表示記憶手段2に記憶せし
め、それを表示手段5の画面上に表示する。この操作を
より詳細に説明すると、記号描画手段3は、上記音楽記
号に対応するアウトラインフォントを読み出してデータ
エントリ手段4に渡し、該データエントリ手段4は記憶
されているその縦と横のサイズを得て、画面の更新をす
べき譜面表示データの座標系(前記ページ、段落、パー
ト、小節から得られるX・Y座標データ)での矩形領域
を得る(S18)。この座標系から画面上の対応領域に
前記アウトラインフォントを描画する(S19)。この
場合変更対象が選択された状態であることを明確にする
ために異なる色を用いて表示すると共に、RAM110
上の特定の領域にその記号の譜面表示データの座標系の
情報を一時的に記憶する。
【0038】ここでマウス120をクリック(右クリッ
ク等)する(S20、S21)と、記号変更処理に移行
する(S22)。前記編集管理手段6は、記号選択手段
1に指令し、変更対象となっている音楽記号等の近く
に、記号を変更するためのメニュー(ポップアップメニ
ュー等)を表示する。該メニューには、予め記憶されて
いる記号毎の候補(前記パレット10で使用された音楽
記号等と同様のもの)がビットマップメモリより選択さ
れて表示される。このメニューにはパレット10そのも
のを用いても良い。
【0039】ここでユーザがカーソルを任意の候補に合
わせ、クリックする(S23)と、そのX・Y座標を基
に、該メニューに表示される音楽記号等とその配置位置
を記憶したRAM110から、選択された音楽記号やフ
ォントの種類を示すデータが読み出され(S24)、記
号選択手段1によって後述する編集管理手段6に送られ
る。該編集管理手段6は、メニューを消去(S25)
し、変更対象として異なる色で上書きされていた楽譜部
分の矩形領域を消去する(S26)と共に、記号描画手
段3・データエントリ手段4に指令して、その範囲の音
楽記号等の描画位置を算出して再描画する(S27)。
即ち記号描画手段3は、選択された音楽記号に対応する
アウトラインフォントを読み出してデータエントリ手段
4に渡し、該データエントリ手段4は記憶されているそ
の縦と横のサイズを得て、画面の更新をすべき譜面表示
データの座標系(前記ページ、段落、パート、小節から
得られるX・Y座標データ)での矩形領域を得る。この
座標系から画面上の対応領域に前記アウトラインフォン
トを描画する。他方編集管理手段6は、このような再描
画処理を行うと共に、RAM110上の特定の領域に一
時的に記憶されていた変更対象記号の譜面表示データの
座標系の情報[ページナンバー、段落(s)、パート
(p)、小節(m)、小節内の位置(ptx,pty)]
を再び読み出し、対応する階層的ページ管理座標データ
とシンボル種別データとから成るスコア記述データに変
換して、スコア記述データ管理手段8に出力する。
【0040】編集管理手段6からスコア記述データを得
たスコア記述データ管理手段8は、スコア記述記憶手段
7に記憶されたスコア記述データの更新を行う(S2
8)。この記憶更新の動作は、次のようにしてなされ
る。即ち、ページメモリ内の該当するページデータに記
憶されたポインタが示す段落メモリの開始アドレスに上
記段落番号(s)を加えて対応する段落メモリのデータ
域を特定する。そのデータ域にはその段落(s)に含ま
れるパートのパートメモリに対するポインタ(アドレ
ス)が記憶されており、そのアドレスに対してパート番
号(p)を加え、対応するパートメモリのデータ域を特
定する。更にこのパートメモリのデータ域にはそのパー
トに含まれる小節の小節メモリに対するポインタが記憶
されており、小節番号(m)をそれに加えることによっ
てその小節メモリのデータ域を特定する。その小節メモ
リのデータ域にはその小節に含まれるシンボルのシンボ
ルメモリのポインタ(アドレス)が記憶されており、ま
た各記号はその小節内の前記識別番号で区分されている
ので、その識別番号によって該当するシンボル種別デー
タを更新する。
【0041】以上説明した(選択カーソルモード時の)
操作が、既に記述されている音楽記号等の変更・更新を
行う基本的なフローであり、譜面表示領域とデータの構
造を上記のように関連づけることにより、複数ページに
亘る楽譜の譜面のイメージを表示しながら画面上での編
集操作を行う場合に、該音楽記号等の変更・更新を可能
にしたものである。この操作において、ステップS22
の記号変更処理において表示されるポップアップメニュ
ーの一部に、音楽記号等の他に消去を示すアイコンを表
示し、これを選択した場合は、上記と同様な手順によっ
てスコア記述記憶手段7から該当するシンボル種別デー
タを消去するようにすることもできる。またこの選択カ
ーソルモード時に、ユーザが画面上の予め設定された位
置(例えば五線の中、五線間、或いは五線の左側、即ち
段落終了側)をクリックした時に、対応するパート、小
節、段落に含まれる全ての記号を複数同時に選択された
状態(異なる色で再描画した状態)にし、次にユーザの
選択によって操作コマンドを与えることで、各記号を一
括して更新編集(削除・コピー・移動・張り付け等)を
行うこともできる。この場合の同時選択の態様として
は、図8乃至図10に示されるような、記号選択手段
1によって指定されるX・Y座標が1乃至2以上の特定
パートの1乃至2以上の特定小節を指示する時に、これ
らの小節を選択するパターン、図11及び図12に示さ
れるような、X・Y座標があるパートの1乃至2以上
の特定小節の上を又はその上下の位置を指示する時に、
該小節を含む全パートにおける同一小節を選択するパタ
ーン、更に図13及び図14に示されるような、X・
Y座標が特定段落の1乃至2以上の特定パートの段落終
了側を指示する時に、該段落内における1乃至2以上の
特定パートの全小節を選択するパターンがある。
【0042】その他、本実施形態の装置作動の上記基本
フローでは、パレット10より一つ一つの音楽記号を選
択し、それを画面上に描画すると共にスコア記述記憶手
段7に記憶せしめているが、複数の音符などからなるメ
ロディや和音等使用頻度の高いパターンをRAM110
上に記憶しておき、それらのパターンを同様な手順で一
括して行うことも可能である。更に上記構成では、ビッ
トマップによって各種音楽記号をパレット10上に表示
せしめ、その相対位置によって特定の音楽記号を指示す
るようにしている。パレットの組み合わせを予め何組か
用意して、これらのパレットを別途設けたパレット選択
手段にセットし、前記記号選択手段1の選択によりメニ
ューバー等で切り替えて使用するできるようにすると良
い。このうような構成を用いた場合、例えば使用者の音
楽知識に合わせて選択できる音楽記号を制限すること
で、記号選択に係わるユーザの負担を軽減でき、よりユ
ーザフレンドリな操作環境を提供することが可能とな
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した本発明の音楽情報の表示編
集装置乃至その表示編集演奏装置の構成によれば、譜面
の各ペイジ毎に、夫々のパートの五線譜やその他の音楽
情報を多段に記載した形式で表示できるようにウィンド
ウ上に表示されるため、ユーザ側で違和感なく使用で
き、使い勝手が向上することになる。またユーザ側が記
号選択手段により該譜面上で各種音楽記号やフォント等
を選択するだけで、その編集及び既編集結果の変更・更
新が行れることになる。そのためユーザは自由に且つ労
せずに譜面上で各種音楽記号やフォント等の編集及び変
更・更新を行ことができ、その編集・更新結果は速やか
にウィンドウ上に適切な形式で表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】音楽情報の表示編集演奏装置の1実施形態の回
路図である。
【図2】上記表示編集演奏装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】複数のタグシートから構成されるパレットの画
面表示状態を示す説明図である。
【図4】スコア記述データのデータ構造説明図である。
【図5】スコア記述データに対応する画面上の譜面表示
状態を示す説明図である。
【図6】ある音楽記号が選択されて画面上に描画される
装置内部の基本的な動作を示すフローチャートである。
【図7】既に記述されている音楽記号等の変更・更新を
行う装置内部の基本的な動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】選択モードの一括選択パターンを示す説明図
である。
【図9】選択モードの一括選択パターンの他の1例を
示す説明図である。
【図10】選択モードの一括選択パターンの別の1例
を示す説明図である。
【図11】選択モードの一括選択パターンを示す説明
図である。
【図12】選択モードの一括選択パターンの他の1例
を示す説明図である。
【図13】選択モードの一括選択パターンを示す説明
図である。
【図14】選択モードの一括選択パターンの他の1例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記号選択手段 2 譜面表示記憶手段 3 記号描画手段 4 データエントリ手段 5 表示手段 6 編集管理手段 7 スコア記述記憶手段 8 スコア記述データ管理手段 9a 演奏データ変換手段 9b 演奏手段 10 パレット 11 タグシート 100 CPU 110 RAM 120 マウス 140 CRT 150 トーンジェネレータ 151 サウンドシステム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種音楽記号やフォント等をパレット状
    に表示して選択できるようにした記号選択手段と、X・
    Y座標系を有し、該座標系に所定の大きさの領域で区分
    けされたペイジ単位毎の譜面表示データを記憶する譜面
    表示記憶手段と、各種音楽記号やフォント等の表示デー
    タを生成する記号描画手段と、該記号描画手段により生
    成された音楽記号やフォント等の表示データを譜面表示
    データの一部として譜面表示記憶手段上に記憶させるデ
    ータエントリ手段と、前記譜面表示記憶手段の譜面表示
    データに基づいて任意のウィンドウに譜面や各種音楽記
    号やフォント等を表示する表示手段と、前記記号選択手
    段により各種音楽記号やフォント等が選択された場合
    に、記号描画手段にこれらの表示データを生成させ且つ
    データエントリ手段にこれらの表示データの譜面表示記
    憶手段への記憶を行わしめると共に、前記譜面表示記憶
    手段のX・Y座標系を管理して、譜面表示データ上の音
    楽記号やフォント等の表示データから、該当する階層的
    クラス管理座標データと音楽記号やフォント等のシンボ
    ル種別データとから成るスコア記述データに変換して出
    力し、他方スコア記述データに基づく再描画要求があっ
    た場合に、該スコア記述データの中の階層的クラス管理
    座標データからX・Y座標データに変換して表示位置の
    再設定を行うと共に、指定された音楽記号やフォント等
    のシンボル種別データから前記記号描画手段に指令して
    これらの表示データへの変換を行ってデータエントリ手
    段により譜面表示データの一部として譜面表示記憶手段
    に記憶させ、それによって前記譜面表示データを更新す
    る編集管理手段と、スコア記述データを記憶するスコア
    記述記憶手段と、前記編集管理手段からスコア記述デー
    タを受け取ってスコア記述記憶手段に記憶させ、またス
    コア記述記憶手段に既にスコア記述データが記憶されて
    いる場合は、該当する階層的クラス管理座標データと更
    新されたシンボル種別データからなるスコア記述データ
    の再生成を行って、編集管理手段に対し、該スコア記述
    データに基づく再描画要求を行うと共に、スコア記述記
    憶手段のスコア記述データの更新を行うスコア記述デー
    タ管理手段とを有することを特徴とする音楽情報の表示
    編集装置。
  2. 【請求項2】 各種音楽記号やフォント等をパレット状
    に表示して選択できるようにした記号選択手段と、X・
    Y座標系を有し、該座標系に所定の大きさの領域で区分
    けされたペイジ単位毎の譜面表示データを記憶する譜面
    表示記憶手段と、各種音楽記号やフォント等の表示デー
    タを生成する記号描画手段と、該記号描画手段により生
    成された音楽記号やフォント等の表示データを譜面表示
    データの一部として譜面表示記憶手段上に記憶させるデ
    ータエントリ手段と、前記譜面表示記憶手段の譜面表示
    データに基づいて任意のウィンドウに譜面や各種音楽記
    号やフォント等を表示する表示手段と、前記記号選択手
    段により各種音楽記号やフォント等が選択された場合
    に、記号描画手段にこれらの表示データを生成させ且つ
    データエントリ手段にこれらの表示データの譜面表示記
    憶手段への記憶を行わしめると共に、前記譜面表示記憶
    手段のX・Y座標系を管理して、譜面表示データ上の音
    楽記号やフォント等の表示データから、該当する階層的
    クラス管理座標データと音楽記号やフォント等のシンボ
    ル種別データとから成るスコア記述データに変換して出
    力し、他方スコア記述データに基づく再描画要求があっ
    た場合に、該スコア記述データの中の階層的クラス管理
    座標データからX・Y座標データに変換して表示位置の
    再設定を行うと共に、指定された音楽記号やフォント等
    のシンボル種別データから前記記号描画手段に指令して
    これらの表示データへの変換を行ってデータエントリ手
    段により譜面表示データの一部として譜面表示記憶手段
    に記憶させ、それによって前記譜面表示データを更新す
    る編集管理手段と、スコア記述データを記憶するスコア
    記述記憶手段と、前記編集管理手段からスコア記述デー
    タを受け取ってスコア記述記憶手段に記憶させ、またス
    コア記述記憶手段に既にスコア記述データが記憶されて
    いる場合は、該当する階層的クラス管理座標データと更
    新されたシンボル種別データからなるスコア記述データ
    の再生成を行って、編集管理手段に対し、該スコア記述
    データに基づく再描画要求を行うと共に、スコア記述記
    憶手段のスコア記述データの更新を行うスコア記述デー
    タ管理手段と、スコア記述記憶手段からスコア記述デー
    タを読み取って、これを演奏データに変換する演奏デー
    タ変換手段と、該演奏データを受け取ってそれに応じた
    演奏を行う演奏手段とを有することを特徴とする音楽情
    報の表示編集演奏装置。
JP7273749A 1995-09-28 1995-09-28 音楽情報の表示編集装置及び同表示編集演奏装置 Pending JPH09114453A (ja)

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