JP2000056758A - 楽曲データ処理装置、音色データ入力装置及び楽曲データ処理装置の制御方法 - Google Patents

楽曲データ処理装置、音色データ入力装置及び楽曲データ処理装置の制御方法

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JP2000056758A
JP2000056758A JP10219310A JP21931098A JP2000056758A JP 2000056758 A JP2000056758 A JP 2000056758A JP 10219310 A JP10219310 A JP 10219310A JP 21931098 A JP21931098 A JP 21931098A JP 2000056758 A JP2000056758 A JP 2000056758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各歌唱者毎にオリジナリティのある楽曲を再
生させ、同一のシーケンスデータを用いて、異なるアレ
ンジの曲再生を行う。 【解決手段】 シーケンスデータ及びシーケンスデータ
に対応させて複数の音色データを記憶し、シーケンスデ
ータ及びいずれか一の音色データを音源に対して出力す
ることにより曲再生を行う。この場合において、同一の
シーケンスデータを用いて他の音色データを用いて再生
することにより、異なるアレンジの曲再生が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽曲データ処理装
置、音色データ入力装置及び楽曲データ処理装置の制御
方法に係り、特にいわゆるカラオケ装置に用いて好適な
楽曲データ処理装置、音色データ入力装置及び楽曲デー
タ処理装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ装置は、カラオケ装置の
コントローラから楽曲の曲番号を入力すると、スピーカ
から楽曲の楽音が流れ楽曲の歌詞テロップがカラオケ用
モニタに映し出されるようになっている。このようなカ
ラオケ装置においては、別途の曲目リストを参照して所
望の曲の曲番号を調べ、この曲番号を装置側に入力する
ことにより選曲が行われている。ところで、上記従来の
カラオケ装置としては、MIDI(Musical Instrument
Digital Interface)音源を用いたものが知られてい
る。MIDI音源を用いたカラオケ装置は、予め設定し
た楽曲データに基づいて音源装置を制御し、カラオケ演
奏を行っている。この楽曲データは、音色を設定するた
めの音色データや、音高、発音時間などを時系列に記憶
したシーケンスデータを含んで構成されており、楽曲デ
ータに基づいて音源装置を制御することにより、実際の
楽曲の演奏を行わせている。
【0003】[1] 第1改良従来例 ところで、カラオケ歌唱者は、個人的によく歌う曲が決
まっている場合が多いが、従来のカラオケ装置では毎回
同一の曲を歌う場合でもその都度、曲目リストで曲番号
を調べて入力しなければならず、歌唱者にとって手間が
かかるという問題点があった。そこで、このような状態
に対応すべく、従来のカラオケ装置においては、磁気カ
ードあるいはICカードなどの携帯可能な記録媒体を用
い、歌唱者の好みの曲に対応する曲番号データを記録し
ておき、カラオケ装置側で記録媒体を読み取ることによ
り歌唱者の選曲時の入力の手間を軽減するものが提案さ
れている。
【0004】[2] 第2改良従来例 また、上記従来のカラオケ装置では、同一の楽曲を再生
する場合には、常に同一の演奏態様となるためマンネリ
化が避けられないという問題点があった。そこで、これ
に対処すべく、同一の楽曲に対し、複数のアレンジ曲
(一部のパートをアレンジしたものも含む)を用意して
おき、歌唱者の好みのアレンジ曲を選択して演奏を行う
カラオケ装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1改良従来例の
カラオケ装置においては、歌唱者が異なる場合であって
も、同一の曲番号の楽曲を選択した場合には、同一のア
レンジあるいは同一の音色で楽曲を再生するだけであ
り、各歌唱者毎に好みのアレンジあるいは好みの音色で
再生を行うことはできないという問題点があった。ま
た、上記第2改良従来例のカラオケ装置においては、同
一の曲であっても、アレンジが異なれば、別の曲として
扱われるため、複数のシーケンスデータが必要となり、
楽曲を格納するためのハードディスクなどの外部記憶装
置あるいは、演奏時に用いるRAMなどのメモリの容量
が必要となるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、各歌唱者
毎にオリジナリティのある、すなわち、異なる音色で楽
曲を再生させることが可能な楽曲データ処理装置、音色
データ入力装置及び楽曲データ処理装置の制御方法を提
供することにある。また、本発明の第2の目的は、同一
のシーケンスデータを用いて、異なるアレンジの曲再生
を行うことが可能なカラオケ装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、音色データに基づいて発音
を行う音源に対し、前記音色データを出力する楽曲デー
タ処理装置において、外部より前記音色データである設
定音色データが入力された場合には予め設定された前記
音色データである基本音色データに代えて前記設定音色
データを前記音源に出力する音色データ置換手段を備え
たことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の構成は、シーケンスデータ
及び音色データに基づいて楽曲の再生を行う音源に対
し、前記シーケンスデータ及び前記音色データを出力す
る楽曲データ処理装置において、前記シーケンスデータ
及び一の前記シーケンスデータに対応させて複数の前記
音色データを記憶するデータ記憶手段と、前記シーケン
スデータを出力するとともに、外部からの指示に基づい
て前記複数の音色データのうちいずれか一の前記音色デ
ータを前記音源に対して出力するデータ選択出力手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の構成は、請求項2記載の構
成において、前記複数の音色データのうち、少なくとも
一の音色データは予め定めた基本音色データであること
を特徴としている。
【0010】請求項4記載の構成は、請求項1記載の楽
曲データ処理装置に対し、前記設定音色データを入力す
る音色データ入力装置であって、前記基本音色データ
は、一または複数の楽曲に対応する音色データであり、
前記楽曲を特定するための楽曲特定データを記憶する楽
曲特定データ記憶手段と、前記楽曲特定データに対応す
る前記設定音色データを記憶する設定音色データ記憶手
段と、外部からの指示により前記楽曲特定データ及び当
該楽曲特定データに対応する前記設定音色データを出力
するデータ出力制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0011】請求項5記載の構成は、請求項2または請
求項3記載の楽曲データ処理装置に対し、前記音色デー
タを入力する音色データ入力装置であって、前記シーケ
ンスデータを特定するためのシーケンス特定データを記
憶するシーケンス特定データ記憶手段と、前記シーケン
ス特定データに対応する前記音色データを記憶する音色
データ記憶手段と、外部からの指示により前記シーケン
ス特定データ及び当該シーケンスデータに対応する前記
音色データを出力するデータ出力手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0012】請求項6記載の構成は、音色データに基づ
いて発音を行う音源に対し、前記音色データを出力する
楽曲データ処理装置の制御方法において、外部より前記
音色データである設定音色データが入力された場合には
予め設定された前記音色データである基本音色データに
代えて前記設定音色データを前記音源に出力する音色デ
ータ置換工程を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項7記載の構成は、シーケンスデータ
及び一の前記シーケンスデータに対応させて複数の音色
データを記憶するデータ記憶装置を有し、前記シーケン
スデータ及び前記音色データに基づいて楽曲の再生を行
う音源に対し、前記シーケンスデータ及び前記音色デー
タを出力する楽曲データ処理装置の制御方法において、
前記シーケンスデータ及び一の前記シーケンスデータに
対応させて複数の前記音色データを前記データ記憶装置
に記憶させるデータ記憶工程と、前記シーケンスデータ
を前記データ記憶装置から読み出すとともに、外部から
の指示に基づいて前記複数の音色データのうちいずれか
一の前記音色データを前記データ記憶装置から読み出
し、前記シーケンスデータ及び前記一の音色データを前
記前記音源に対して出力するデータ選択出力工程と、を
備えたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。 [1] 実施形態の構成 [1.1] 実施形態の概要構成 図1に本発明の実施形態のカラオケ装置の概要構成を示
すブロック図を示す。カラオケ装置100は、登録され
た曲に関する登録データを書き換え可能に記録保存する
ための携帯可能なカード形状を有する個人カード1を備
えて構成されている。ここで登録データとは、登録曲番
号aや、該登録曲番号aに対応付けられたユーザ設定音
色データb等の、ユーザが設定登録したデータのことを
言う。
【0015】さらにカラオケ装置100は、個人カード
1との間で赤外線などの無線による登録データの送受信
を行うためのインターフェース動作を行うカードインタ
ーフェース2と、楽曲データ処理装置全体の動作を制御
し、各種データの処理を行う制御部3と、曲番号毎に楽
曲データを複数記憶することが可能なるハードディスク
(HD)5と、各種データの入力操作を行うための入力
部6と、各種データの表示を行う表示部7と、個人カー
ド1から入力された登録曲番号aに対応する楽曲データ
(ユーザ設定音色データb、オリジナル音色データc、
初期設定データd及びシーケンスデータe)をハードデ
ィスク5からダウンロードし、一時的に記憶するRAM
8と、ユーザー設定音色データbがRAM8に送信され
たかどうかを判別し、判別結果に基づいてユーザ設定音
色データbまたはオリジナル音色データcを後述する音
源装置10に出力する音色データ変更部9と、音色デー
タ変更部9を介してRAM8から入力されるユーザ設定
音色データbまたはオリジナル音色データc並びにRA
M8から入力される初期設定データd及びシーケンスデ
ータeに基づいて実際の発音を行い、楽曲の再生をする
ための音源装置10と、を備えて構成されている。
【0016】[1.2] RAMのデータ格納状態 ここで、RAM8のデータ格納状態について説明する。
RAM8にはハードディスク4からダウンロードされた
楽曲データのうち、オリジナル音色データcを一時的に
記憶するオリジナル音色データ記憶領域ARcと、ハー
ドディスク4からダウンロードされた楽曲データのうち
初期設定データdを一時的に記憶する初期設定データ記
憶領域ARdとハードディスク4からダウンロードされ
た楽曲データのうち、シーケンスデータeを一時的に記
憶するシーケンスデータ記憶領域AReと、ユーザー設
定音色データbを一時的に記憶するユーザ設定音色デー
タ記憶領域ARbとが設けられている。
【0017】[2]実施形態の動作 次に実施形態の動作を説明する。なお、以下の説明にお
いては、入力部6と表示部7とは、タッチパネルのよう
に一体となっている場合について説明する。 [2.1] エディットモード まずカラオケ装置100における再生動作の説明に先立
ち、オリジナリティのある曲の再生に必要な音色設定を
行うためのエディットモードにおける音色設定動作につ
いて図2を参照して説明する。
【0018】[2.1.1] 音色設定動作の概要 図2(A)、(B)、(C)は、本発明のカラオケ装置100に
おいて、エディットモード動作時に表示部7に表示され
る表示画面の一例を示す図である。まず最初に入力部6
を介して曲番号を入力すると、エディットモードの第1
設定段階の画面が表示部7に表示される(図2(A)参
照)。この第1設定段階では、入力した曲番号に対応す
る楽曲において選択可能な楽器音色についての選択項目
が表示される。より具体的には、図2(A)においては、
アコースティックギターの楽器名により、音色設定のた
めの選択項目が表示されている。なお、表示されている
楽器名の中に所望の楽器名が存在しない場合には、入力
部6を構成している前画面表示キー6Aあるいは次画面
表示キー6Bを操作することにより、他の選択画面が表
示されることとなる。
【0019】所望の選択画面が表示された場合には、歌
唱者(ユーザ)は、選択画面中の選択項目の中から所望
の楽器音色に対応する選択項目番号(図2(A)で選択可
能な選択番号(No.))を入力部6を介して入力する。
第1設定段階の設定項目番号の入力が完了すると、表示
部7の表示画面には第2設定段階の選択項目が表示され
る(図2(B)参照)。この第2設定段階では、第1設定
段階で設定した選択項目(楽器)についてのさらに詳細
な設定をする選択項目が表示されている。より具体的に
は、図2(B)では、図2(B)で選択したアコースティック
ギターに対応する弦ゲージについての選択項目が表示さ
れている。歌唱者は、選択画面中の選択項目の中から所
望の音色に対応する選択項目番号を入力部6を介して入
力する。
【0020】これにより第2設定段階の設定項目番号の
入力が完了すると、表示部7の表示画面には、さらに第
3設定段階の選択項目が表示される(図2(C)参照)。
この第3設定段階では、第2設定段階で設定した選択項
目(弦ゲージ)についてのさらに詳細な設定をする選択
項目が表示されている。より具体的には、図2(C)で
は、図2(B)で選択した弦ゲージに対応する弦素材につ
いての選択項目が表示されており、歌唱者は、選択画面
中の選択項目の中から所望の音色に対応する選択項目番
号を入力部6を介して入力することとなる。以下、同様
にして、階層構造にて表示される選択画面に表示されて
いる選択項目の中から所望の選択項目の番号を入力する
ことにより、歌唱者の所望の音色の設定処理を行うこと
となる。以上の説明のように、全ての設定段階に於ける
選択項目番号の入力が完了すると、選曲した楽曲につい
ての音色の設定が決定されることとなる。より具体的に
は、図2のアコースティックギターの音色設定において
は図2(C)に表示されている選択項目番号の入力が完了
すると、選曲した曲に対応する楽器音色の設定が確定す
ることとなる。
【0021】[2.1.2] 具体的音色設定動作 次に、図2を参照して、より具体的な動作を説明する。
例えば、ギター演奏を含む楽曲においては、第1設定段
階では図2(A)において示したように、ギターの種類
(表示例では5種類)が選択可能である。また、第2設
定段階においては、弦ゲージの選択(表示例では5種
類)が可能である。さらに、第3設定段階においては、
弦素材の選択(表示例では2種類)が可能である。この
結果、アコースティックギターについては、5×5×2
=50通りの音色設定が可能となる。
【0022】例えば、ギターの音色を、「Martin D45」
の「コンパウンドゲージ」で「ナイロン弦」に設定した
いときは、順番に選択番号(No.)3→1→2を入力して
いけばよい。このようにして歌唱者毎に楽曲の音色を簡
単な操作で詳細に設定することができる。以上説明した
ようにして設定されたユーザ設定音色データは、RAM
8のユーザ設定音色データ記憶領域ARbに書き込まれ
るとともに、各ユーザの保管する個人カード1にも記録
される。個人カードに記録されたユーザ設定音色データ
Dは、次回同じ曲を前回設定した音色で歌いたい時に個
人カード1からカラオケ装置側にロードし楽曲の再生を
行うことによって、再度ユーザがユーザ設定音色データ
を入力する必要がなくなり、データ入力の手間を削減す
ることができる。このユーザ設定音色データは、個人カ
ードとカラオケ装置側のカードデータ送受信機2との間
で、例えば、赤外線通信等によって送受信される。
【0023】[2.2] 通常再生モード 次に通常再生モードにおける動作について説明する。図
3に本実施形態の通常再生モードにおける動作フローチ
ャートを示す。まず最初に、歌唱者は歌いたい曲、すな
わち再生させたい楽曲の曲番号を入力して選曲を行う
(ステップS1)。曲番号は入力部6から入力される
か、もしくは前記個人カード1に登録され記憶されてい
る登録曲番号(a)をカードデータ送受信機2を介して
入力することにより行われる。選曲が行われると、制御
部3は曲番号を含む選曲情報に基づいてハードディスク
4に記憶されている該曲番号に対応する楽曲データをR
AM8に送信するように指令を出す。これにより、RA
M8には、ハードディスク4から入力した曲番号に対応
する、オリジナル音色データc、初期設定データd、シ
ーケンスデータeを含む楽曲データがダウンロードされ
る(ステップS8)。この場合において、RAM8に転
送された楽曲データは、オリジナル音色データcについ
ては、オリジナル音色データ記憶領域ARcに記憶さ
れ、初期設定データdについては、初期設定データ記憶
領域ARdに記憶され、シーケンスデータeについて
は、シーケンスデータ記憶領域AReに記憶されること
となる。
【0024】さらに、歌唱者が以前に個人カード1に登
録したユーザ設定音色データbに基づいて楽曲を再生さ
せたいと望む場合には、当該旨のリクエストを入力部6
を介して行うことにより、制御部3は、カードインター
フェース部2を介して個人カード1からユーザー設定音
色データbを読み出し(ロードし)、RAM8のユーザ
設定音色領域ARbに記憶させることとなる(ステップ
S2)。次に制御部3の制御下で、楽曲データの初期設
定データdがRAM8の初期設定データ記憶領域ARd
から音源装置10に出力される(ステップS3)。これ
と並行して、音色データ変更部9は、再生を行おうとし
ている曲の曲番号に対応するユーザー設定音色データb
がRAM8のユーザ設定音色データ記憶領域ARbに読
み出されている(ロードされている)か否かを判別する
(ステップS4)。ステップS4の判別において、再生
を行おうとしている曲の曲番号に対応するユーザー設定
音色データbがRAM8のユーザ設定音色データ記憶領
域ARbに読み出されている(ロードされている)場合
には(ステップS4;Yes)、オリジナル音色データ
cに代えてユーザ設定音色データbをユーザ設定音色デ
ータ記憶領域ARbから読み出し、音源装置10に出力
する(ステップS6)。
【0025】ステップS4の判別において、再生を行お
うとしている曲の曲番号に対応するユーザー設定音色デ
ータbがRAM8のユーザ設定音色データ記憶領域AR
bに読み出されていない(ロードされていない)場合に
は(ステップS4;No)、オリジナル音色データ記憶
領域ARcからオリジナル音色データcを読み出し、音
源装置10に出力することとなる(ステップS5)。次
に制御部3の制御下で、RAM8のシーケンスデータ記
憶領域AReからシーケンスデータeがよみだされ、音
源装置10に出力される(ステップS7)。これらの結
果、音源装置10は、初期設定データdにより、各種初
期設定がなされた状態で、ユーザ設定音色データbある
いはオリジナル音色データcに対応する音色を用いて、
シーケンスデータeに対応する手順で楽曲の再生を行う
こととなる(ステップS7)。以下、同様にして歌唱者
(ユーザ)の指示の下、カラオケ装置100は上述した
動作(ステップS1〜ステップS7)を曲の選曲毎に行
うこととなる。
【0026】[3]実施形態の変形例 [3.1] 第1変形例 上記の音色設定は楽器の種類等の設定の際の画面につい
てだけ説明したが、その他にもエフェクトの設定やイコ
ライザーの設定等も同様に詳細な設定が可能である。 [3.2] 第2変形例 以上の説明においては、一組のシーケンスデータeに対
応する音色データとして、ユーザ設定音色データb及び
オリジナル音色データcがそれぞれ一組の場合について
のみ説明したが、ユーザ設定音色データb及びオリジナ
ル音色データcをそれぞれ複数記憶して、ユーザの指定
により選択するように構成することも可能である。この
場合において、同一の曲番号に対応する楽曲について、
シーケンスデータと複数の音色データを独立して取り扱
うことができるため、様々な音色設定を行って、一見複
数の楽曲を演奏するようにみえる場合であっても、シー
ケンスデータは1組だけ記憶するだけで済み、ハードデ
ィスク5における記憶領域や、RAM8における記憶領
域を必要以上に増大させることがない。
【0027】[4]実施形態の効果 以上説明したように、本実施形態によれば、あまりカラ
オケ装置の装置構成に影響を与えることなく、歌唱者の
好みに合わせた音色を詳細に設定し変更しつつ、様々な
アレンジの楽曲再生を行うことができる。すなわち、カ
ラオケ演奏の楽器の音色(例えばギターの種類、弦ゲー
ジの選択、弦素材の選択等)について詳細に設定し変更
することができるため、個々の楽曲に対して各ユーザ毎
にオリジナリティのある楽曲の演奏を楽しむことができ
る。この結果、同じ楽曲を歌唱者の個性に合った多様で
詳細な音色で演奏できるので、同じ楽曲を何度もリクエ
ストするような場合等であっても、マンネリ化すること
もない。
【0028】また、同一の楽曲で異なる音色設定(異な
るアレンジ)を行った場合でも、本実施形態のカラオケ
装置によれば、シーケンスデータは同じものを使用する
ことができるので、従来例のように異なる音色設定毎に
シーケンスデータを記憶しなければならないことによ
り、複数のシーケンスデータを記憶する必要がなくな
り、ハードディスクやRAMの記憶容量を削減できる。
また、ユーザが携帯できる個人カード1に登録曲番号a
に対応してユーザ設定音色データbを記憶しているの
で、登録曲番号aに対応したユーザ設定音色データbを
毎回入力する手間が削減でき、ユーザの使い勝手を向上
することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、歌唱者は同一楽曲に対
して多様な音色を設定することができるため、個々の楽
曲に対して個人個人のオリジナリティを持った楽曲の演
奏を楽しむことができる。これによって、同一の曲が複
数回再生された場合であってもマンネリ化することな
く、より歌唱者毎の個性に合わせた楽曲演奏を提供する
ことができる。また、同一楽曲を異なる音色で複数回再
生する場合であっても、同一楽曲に対しては記憶したシ
ーケンスデータを利用することができ、ハードディスク
やRAMなどの記憶容量を不必要に増大する必要がな
い。さらに再生しようとする楽曲を特定するためのデー
タ及び当該楽曲についての音色を設定するためのデータ
を予め記憶して、入力することができるため、ユーザは
楽曲の再生毎に音色設定のためのデータを入力する必要
がなくなり、ユーザの使い勝手を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明の一実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 本発明のカラオケ装置の表示部のエディット
モードでの音色設定(オーサリング)方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:登録データ記憶部(個人カード)、2:カードイン
ターフェース、3:制御部5:ハードディスク(H
D)、6:入力部、7:表示部(モニタ)、8:RA
M、9:音色変更部、10:音源、a:登録曲番号、
b:ユーザ設定音色データ、c:オリジナル音色デー
タ、d:初期設定データ、e:シーケンスデータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音色データに基づいて発音を行う音源に
    対し、前記音色データを出力する楽曲データ処理装置に
    おいて、 外部より前記音色データである設定音色データが入力さ
    れた場合には予め設定された前記音色データである基本
    音色データに代えて前記設定音色データを前記音源に出
    力する音色データ置換手段を備えたことを特徴とする楽
    曲データ処理装置。
  2. 【請求項2】 シーケンスデータ及び音色データに基づ
    いて楽曲の再生を行う音源に対し、前記シーケンスデー
    タ及び前記音色データを出力する楽曲データ処理装置に
    おいて、 前記シーケンスデータ及び一の前記シーケンスデータに
    対応させて複数の前記音色データを記憶するデータ記憶
    手段と、 前記シーケンスデータを出力するとともに、外部からの
    指示に基づいて前記複数の音色データのうちいずれか一
    の前記音色データを前記音源に対して出力するデータ選
    択出力手段と、 を備えたことを特徴とする楽曲データ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の楽曲データ処理装置にお
    いて、 前記複数の音色データのうち、少なくとも一の音色デー
    タは予め定めた基本音色データであることを特徴とする
    楽曲データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の楽曲データ処理装置に対
    し、前記設定音色データを入力する音色データ入力装置
    であって、 前記基本音色データは、一または複数の楽曲に対応する
    音色データであり、 前記楽曲を特定するための楽曲特定データを記憶する楽
    曲特定データ記憶手段と、 前記楽曲特定データに対応する前記設定音色データを記
    憶する設定音色データ記憶手段と、 外部からの指示により前記楽曲特定データ及び当該楽曲
    特定データに対応する前記設定音色データを出力するデ
    ータ出力制御手段と、 を備えたことを特徴とする音色データ入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3記載の楽曲デー
    タ処理装置に対し、前記音色データを入力する音色デー
    タ入力装置であって、 前記シーケンスデータを特定するためのシーケンス特定
    データを記憶するシーケンス特定データ記憶手段と、 前記シーケンス特定データに対応する前記音色データを
    記憶する音色データ記憶手段と、 外部からの指示により前記シーケンス特定データ及び当
    該シーケンスデータに対応する前記音色データを出力す
    るデータ出力手段と、 を備えたことを特徴とする音色データ入力装置。
  6. 【請求項6】 音色データに基づいて発音を行う音源に
    対し、前記音色データを出力する楽曲データ処理装置の
    制御方法において、 外部より前記音色データである設定音色データが入力さ
    れた場合には予め設定された前記音色データである基本
    音色データに代えて前記設定音色データを前記音源に出
    力する音色データ置換工程を備えたことを特徴とする楽
    曲データ処理装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 シーケンスデータ及び一の前記シーケン
    スデータに対応させて複数の音色データを記憶するデー
    タ記憶装置を有し、前記シーケンスデータ及び前記音色
    データに基づいて楽曲の再生を行う音源に対し、前記シ
    ーケンスデータ及び前記音色データを出力する楽曲デー
    タ処理装置の制御方法において、 前記シーケンスデータ及び一の前記シーケンスデータに
    対応させて複数の前記音色データを前記データ記憶装置
    に記憶させるデータ記憶工程と、 前記シーケンスデータを前記データ記憶装置から読み出
    すとともに、外部からの指示に基づいて前記複数の音色
    データのうちいずれか一の前記音色データを前記データ
    記憶装置から読み出し、前記シーケンスデータ及び前記
    一の音色データを前記音源に対して出力するデータ選択
    出力工程と、 を備えたことを特徴とする楽曲データ処理装置の制御方
    法。
JP21931098A 1998-08-03 1998-08-03 楽曲データ処理装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP3577958B2 (ja)

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