JP5630001B2 - 電子音楽装置 - Google Patents

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Description

この発明は、装置に用意された音色データについてその使用例をユーザに知らせることができる電子音楽装置に関する。
従来より、電子楽器などの電子音楽装置においては、楽音信号の生成のために多数の音色データが用意されており、これらの音色データの中から選ばれた音色データに従って演奏を楽しむことができる。例えば、非特許文献1に示すようなシンセサイザーと呼ばれる電子楽器では、ボイスと呼ばれる音色データが利用され、非特許文献2に示されるように膨大なボイスが用意されている。これらのボイスは、ピアノ、オルガン、ギター等のカテゴリー(楽器種類)で分類されており、ユーザは、このようなボイスを自由に選択して演奏などに利用することができる。
「MOTIF XS 取扱説明書」、ヤマハ株式会社、2007年、第88、89、93頁(http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/emi/japan/synth/motifxs_ja_om_d0.pdf) 「MOTIF XS データリスト」、ヤマハ株式会社、2007年、第2〜9頁(http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/emi/japan/synth/motifxs_en_dl_c0.pdf)
しかしながら、膨大なボイス(音色)を選択してどの様に使いこなせば良いのかをユーザに提供する仕組みが無く、ユーザが使用するボイスは限られてしまい、様々なボイスを使いこなすのが困難である。特に、或るボイスについて、実際にレコーディングに使われた例にはどのような音楽CDがあるのかを知りたい、或いは、或るボイスを使うと、どんな音楽CDの録音に近い演奏ができそうなのかを知りたいと思っても、このようなボイスの使用例を知ることができない。従って、ボイス名(音色名)から類推したり、ボイスのカテゴリーから類推するしかなかった。
この発明は、このような事情に鑑み、装置に搭載された音色データが使用されている具体的な楽曲例を紹介することができる電子音楽装置を提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、楽音信号の生成に用いられる複数のオリジナル音色データ(VP)が記憶された第1の音色記憶手段(3)と、楽音信号の生成に用いられる複数のユーザ音色データ(VU)が記憶された第2の音色記憶手段(4)であって、各ユーザ音色データ(VU)は、オリジナル音色データ(VP)が編集された音色データであるもの(4)と、これらオリジナル音色データ(VP)及びユーザ音色データ(VU)の中から所望の音色データを指定する音色指定手段(S1)と、音色指定手段(S1)により指定された音色データに関連するオーディオ楽曲データ(AD)を検索し、検索されたオーディオ楽曲データ(AD)を収録した楽曲データ集(アルバム)の情報(タグ情報Tg)を取得する楽曲情報取得手段(S4)であって、当該音色データがオリジナル音色データ(VP)の場合は、このオリジナル音色データ(VP)を指定する検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に従い、当該音色データがユーザ音色データ(VU)の場合には、このユーザ音色データ(VU)の編集対象とされたオリジナル音色データ(VP)を指定する検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に従って、当該オーディオ楽曲データ(AD)を検索するもの(S4)と、楽曲情報取得手段(S4)により取得された楽曲データ集の情報(Tg)を提示する楽曲情報提示手段(S5)とを具備する電子音楽装置(EM)〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号や用語等であり、以下においても同様である。
この発明による電子音楽装置(EM)では、 複数のオーディオ楽曲データ(AD)の夫々に音色指定情報(Vs)を関連付ける関連付け手段(RR:DBs,DBe)であって、オリジナル音色データ(VP)を使用したオーディオ楽曲データ(AD)には、このオリジナル音色データ(VP)を指定する音色指定情報(Vs)を関連付け、オリジナル音色データ(VP)が編集された音色データを使用したオーディオ楽曲データ(AD)には、この音色データの編集対象とされたオリジナル音色データ(VP)を指定する音色指定情報(Vs)を関連付ける関連付け手段(RR:DBs,DBe)がこの電子音楽装置(EM)の外部或いは内部に設けられ〔図2(1),(2)〕、楽曲情報取得手段(S4)は、関連付け手段(RR:DBs,DBe)により、検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に対応する音色指定情報(Vs)が関連付けられたオーディオ楽曲データ(AD)を検索する〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明による電子音楽装置(EM)は、さらに、楽曲情報取得手段(S4)により取得された楽曲データ集の情報(Tg)に対応する楽曲データ集に収録されたオーディオ楽曲データ(Ada,Adb)について、試聴及び/又は購入のための処理を行う試聴購入処理手段(S9,S10)を具備する〔請求項3〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴による電子音楽装置(EM)では(請求項1)、楽音信号の生成に用いられる複数のオリジナル音色データ(VP)が記憶された第1の音色記憶手段(3)にプリセットされており、楽音信号の生成に用いられる複数のユーザ音色データ(VU)が第2の音色記憶手段(4)に記憶されている。ここで、各ユーザ音色データ(VU)は、オリジナル音色データ(VP)が編集された音色データである。例えば、演奏操作(7)による演奏のために、これらオリジナル音色データ(VP)及びユーザ音色データ(VU)の中から所望の音色データを指定すると(S1=YES)、指定された音色データに関連するオーディオ楽曲データ(AD)が検索され、検索されたオーディオ楽曲データ(AD)を収録した楽曲データ集(アルバム)に関する情報(タグ情報Tg)が取得される(S4)。この際、当該音色データがオリジナル音色データ(VP)の場合は、このオリジナル音色データ(VP)を指定する検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に従い、また、当該音色データがユーザ音色データ(VU)の場合には、このユーザ音色データ(VU)の編集対象とされたオリジナル音色データ(VP)を指定する検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に従って、当該オーディオ楽曲データ(AD)が検索される。取得された情報(Tg)は、例えば、指定された音色データ(又は類似の音色データ)をプロの演奏家が使用して実際に演奏したオーディオ楽曲データが入っているアルバムの紹介情報であり、これをディスプレイ(9)に表示する等の方法で、ユーザに提示される。
従って、この発明によれば、電子音楽装置に搭載された音色データの中からオリジナル音色データが指定された場合は、当該オリジナル音色データが使用されている具体的な楽曲例をユーザに紹介し、ユーザ音色データが指定された場合には、当該ユーザ音色データの編集対象とされたオリジナル音色データが使用されている具体的な楽曲例をユーザに紹介することができ、これにより、ユーザは、電子音楽装置に搭載された音色をどのように使えばよいかが分かり、プロと同じ音色でプレイする楽しさをユーザに提供することができる。
この発明による電子音楽装置(EM)では、この装置(EM)の外部或いは内部に、複数のオーディオ楽曲データ(AD)の夫々に音色指定情報(Vs)を関連付ける関連付け手段(RR:DBs,DBe)であって、オリジナル音色データ(VP)を使用したオーディオ楽曲データ(AD)には、このオリジナル音色データ(VP)を指定する音色指定情報(Vs)を関連付け、オリジナル音色データ(VP)が編集された類似の音色データを使用したオーディオ楽曲データ(AD)には、この音色データの編集対象とされたオリジナル音色データ(VP)を指定する音色指定情報(Vs)を関連付ける関連付け手段(RR:DBs,DBe)が設けられ〔図2(1),(2)〕、オーディオ楽曲データ検索の際は(S4)、関連付け手段(RR:DBs,DBe)によって、検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に対応する音色指定情報(Vs)が関連付けられたオーディオ楽曲データ(AD)が検索される(請求項2)。つまり、検索されるオーディオ楽曲データ(AD)には、オリジナル音色データ(VP)を使用したものと、オリジナル音色データ(VP)が編集された音色データを使用したものがあるが、オリジナル音色データとユーザ音色データ(VU)の何れが指定された場合でも、検索用音色指定情報(オリジナルボイス指定情報)に対応する音色指定情報(Vs)でオリジナル音色データ(VP)が指定され、このオリジナル音色データ(VP)を使用したオーディオ楽曲データ(AD)や、このオリジナル音色データ(VP)から編集された類似の音色データを使用したオーディオ楽曲データ(AD)が検索される。
従って、この発明によれば、電子音楽装置に搭載された音色データの中からオリジナル音色データが指定された場合は、当該オリジナル音色データだけでなく、このオリジナル音色データから編集された類似の音色データが使用されている具体的な楽曲例をユーザに紹介し、ユーザ音色データが指定された場合にも、当該ユーザ音色データの編集対象とされたオリジナル音色データだけでなく、このオリジナル音色データから編集された類似の音色データが使用されている具体的な楽曲例をユーザに紹介することができ、これにより、ユーザは、電子音楽装置に搭載された音色をどのように使えばよいかが分かり、プロと同じ音色でプレイする楽しさをユーザに提供することができる。
この発明による電子音楽装置では、さらに、取得された楽曲データ集の情報(Tg)に対応する楽曲データ集に収められたオーディオ楽曲データ(Ada,Adb)について、試聴及び/又は購入のための処理(S9,S10)が行われる(請求項3)。
従って、この発明によれば、ユーザは、電子音楽装置に搭載された音色データが使用されている具体的な楽曲例を実際に電子音楽装置上で聴取することができる。
この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成を示す。 この発明の一実施例による音色指定楽曲紹介システムの構成例を示す。 この発明の一実施例による音色指定楽曲紹介処理フローの例を示す。
〔ハードウエア構成例〕
図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成例である。この発明の一実施例による電子音楽装置EMは、シンセサイザー等の音楽情報処理専用の電子楽器、或いは、このような電子楽器と同等の音楽情報処理機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)のような汎用の情報処理装置が用いられ、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、不揮発記憶部(不揮発メモリともいう)4、USBインターフェース(USBI/F)5、音楽CDドライブ6、演奏操作入力部7、設定操作入力部8、表示部9、音源/効果部10、MIDIインターフェース(MIDII/F)11、通信インターフェース(通信I/F)12等の要素を備え、これら要素1〜12はバス13を介して互いに接続される。
装置全体を制御するCPU1は、RAM2及びROM3と共に、各種制御プログラムに従って各種処理を実行するデータ処理部を構成し、各種制御プログラムに従い、タイマ14によるクロックを利用して音色指定楽曲紹介処理を含む種々の処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時的に記憶するためのワーク領域として用いられ、例えば、テンポラリメモリの領域には、試聴用オーディオ楽曲データ(Ada)を所定時間だけ一時的に記憶することができる。ROM3は、音色指定楽曲紹介処理プログラムを含む各種制御プログラムや必要な制御データを記憶しておくことができ、例えば、演奏データ記憶エリアにはプリセット演奏データが記憶されており、プリセットボイス領域には多数の音色データ(プリセットボイスVP)が記憶されている。なお、「ボイス」は、「音色」或いは「音色データ」を意味する。
不揮発記憶部4は、ハードディスク(HD)やフラッシュメモリ等の半導体メモリなどの不揮発性記憶媒体を用いた内蔵記憶手段であり、必要な任意のデータを記録することができる。例えば、演奏データ記憶エリアには外部から取得した演奏データを記憶したり、ユーザボイス領域には複数のユーザボイスデータ(VU)を記憶することができるだけでなく、オーディオエリアには外部から取得したオーディオ楽曲データ(Adb)を記憶することができる。なお、演奏データはMIDI等のイベント形式の音楽データである。
USBI/F5は、その接続スロットに装着(接続)された外部USB機器との間で種々の情報授受を行うことができる。例えば、図示のように、外部USB機器としてUSBフラッシュメモリ(単にUSBメモリともいう)15の接続が可能であり、USBメモリ15には、自身のメモリ内に記憶されたオーディオ楽曲データを自身で再生する機能を有する携帯オーディオ機器が含まれる。音楽CDドライブ(オーディオCDドライブともいう)6は、着脱可能な記憶媒体である音楽用コンパクトディスク(音楽CD又はオーディオCDという)16を駆動する装置であり、音楽CD16には、例えば、複数のオーディオ楽曲データから成る楽曲データ集(アルバムともいう)を記録したものが含まれる。
演奏操作入力部(演奏操作部ともいう)7は、鍵盤などの演奏操作子と、演奏操作子の演奏操作を検出する演奏操作検出回路から成り、演奏操作の内容に対応する演奏操作情報をデータ処理部(1〜3)に導入し、データ処理部は、この演奏操作情報に基づく演奏データを生成して音源/効果部10に送る。設定操作入力部(パネル操作部ともいう)8は、スイッチやロータリーエンコーダ(ダイヤル)等の設定操作子(パネル操作子)と、設定操作子の設定を検出する設定操作検出回路から成り、設定操作の内容に対応する設定操作情報をデータ処理部に導入し、データ処理部は、この設定操作情報に基づき装置各部について種々の設定を行う。
表示部9は、演奏や設定に必要な各種画面を表示するLCD等のディスプレイやLED等のインジケータ/ランプと、これらの表示・点灯内容をデータ処理部からの指令に従って制御する表示回路から成り、演奏操作や設定操作などに関する表示援助を行う。例えば、設定操作子には、この電子音楽装置EMの動作モードを音色指定モードに投入させるボイスモードボタン、所望のボイス群を選択し表示させるボイス群選択ボタン、カテゴリーサーチ画面を表示させるカテゴリーサーチボタン等があり、番号ボタンやカーソルボタン、ロータリーエンコーダ等に対するユーザ操作により、ディスプレイ(LCD)に表示されたボイス群やカテゴリーサーチ画面から所望のボイスを選択することができる。
音源/効果部10は、音源回路やDSPを有する効果回路から成り、楽音信号生成部とも呼ばれる。音源回路は、演奏操作入力部7の演奏操作情報から得られる演奏データに基づくオーディオ楽音信号を生成したり、ROM3又は不揮発記憶部4或いはMIDII/F11から得られるMIDI演奏データに基づくオーディオ楽音信号を生成し、効果回路は、音源回路で生成されるオーディオ楽音信号に所定の効果を付与する。効果回路は、また、不揮発記憶部4等に記憶されたオーディオ楽曲データを再生して対応するオーディオ楽音信号を生成することができ、オーディオ楽曲データの再生部として機能する。サウンドシステム17は、D/A変換部やアンプ、スピーカ等を備え、音源/効果部10から出力されるオーディオ楽音信号に基づく楽音を発生する。
MIDII/F11には、この電子音楽装置EMと同様にMIDI音楽情報処理機能を有する外部MIDI機器MDが接続され、MIDII/F11を通じて外部MIDI機器MDと電子音楽装置EMとの間でMIDI演奏データを授受することができる。通信I/F12にはインターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信ネットワークCNが接続され、外部のサーバコンピュータ(SV)等から制御プログラムや音楽コンテンツ等をダウンロードして記憶手段4に保存し利用することができる。この電子音楽装置EMは、特に、図示のように、「音楽コンテンツ提供サーバ」と呼ばれるサーバコンピュータSVと通信し、音楽コンテンツ提供サーバSVから、電子音楽装置EMに用意された音色データに対応したオーディオ楽曲データを試聴したり購入することができる。
〔システム構成例〕
この発明の一実施例による電子音楽装置EMは、楽音信号の生成に利用可能な音色データ(ボイス)を多数備えており、これらの音色データから所望の音色データを指定すると、当該音色データをプロの演奏家等が実際に使用して作成した模範的なオーディオ楽曲データを電子音楽装置EMのユーザに紹介する音色指定楽曲紹介機能を有している。この音色指定楽曲紹介機能では、ユーザが希望すれば、さらに、当該オーディオ楽曲データを音楽コンテンツ提供サーバSVから試聴したり購入することができる。図2は、この発明の一実施例による音色指定楽曲紹介システムの構成例を示し、図2(1)のシステム構成例1では、音色データを使用したオーディオ楽曲データに関する情報(楽曲情報という)がサーバSV側から紹介され、図2(2)のシステム構成例2では、電子音楽装置EM自身で楽曲情報が紹介される。
図2(1)のシステム構成例1において、電子音楽装置EMは、ROM3上のプリセットボイス領域内に、予め、バンク(PRE1,PRE2,…)毎かつボイスナンバ(001,002,…)毎のプリセット音色データ(プリセットボイス)VPを多数記憶している。各音色データVPは、オリジナル音色データ(オリジナルボイス)とも呼ばれ、複数の音色パラメータ:ボイスパラメータ1,2,…から成る。また、電子音楽装置EMでは、ユーザ操作によりオリジナル音色データVPを編集することができ、この編集で得られた複数のユーザ音色データ(ユーザボイス)VUを不揮発メモリ4上のユーザボイス領域内に記憶することができる。各ユーザ音色データVUは、編集対象になったオリジナル音色データVPのプリセットボイス領域におけるバンク(PRE1,PRE2,…の何れか)及びボイス番号(001,002,…の何れか)でオリジナル音色データVPを指定するオリジナルボイス指定情報と、複数のユーザ音色パラメータ:ボイスパラメータ1,2,…から成る。
一方、このような電子音楽装置EMが通信ネットワークCNを介してアクセス可能な音楽コンテンツ提供サーバSVには、音楽コンテンツ購入データベースCB及びサーバ内関連付けデータベースDBsが構築されている。音楽コンテンツ購入データベースCBは、オーディオ楽曲集(アルバム)毎の音楽コンテンツ購入情報レコードRBを多数蓄積しており、各レコードRBは、夫々の楽曲集を特定する楽曲集ID情報(単に「楽曲集ID」ともいう)Aid、楽曲集(アルバムジャケット)の画像情報Aj、当該楽曲集に収録されている各オーディオ楽曲データについて、試聴ストリーム配信用に作成した試聴ストリーム配信用オーディオ楽曲データAda:Ada1,Ada2,…、当該楽曲集に収録されている各オーディオ楽曲データをそのまま記録した購入ダウンロード用オーディオ楽曲データAdb:Adb1,Adb2,…、その他、購入手続きのための購入手続きデータBd:Bd1,Bd2,…などで構成されている。また、サーバ内関連付けデータベースDBsには、機種情報Md及び音色データ(ボイス)VC毎かつオーディオ楽曲データAD毎の関連付け情報レコードRRが多数蓄積されており、各関連付け情報レコードRRは、機種情報Md、音色指定情報Vs、音色使用情報Ap、タグ情報Tg、ランク情報Rnなどで構成される。
各関連付け情報レコードRRにおいて、機種情報Md及び音色指定情報Vsは、夫々の音色データVCを特定するための情報であり、機種情報Mdは、当該音色データVCが搭載されている電子音楽装置のメーカー及び機種を表わし、音色指定情報Vsは、当該音色データVCが記録されている「バンク」、当該バンク内において当該音色データVCに付けられた「ボイスナンバ」と呼ばれる「音色データ番号」から成る。音色使用情報Apは、夫々の音色データVCについて、夫々のオーディオ楽曲データADで使用されている音色パラメータ(ボイスパラメータ)群や、楽曲データADのどのパートでどの時間的部分に使われているかを表わす使用状況情報を含む。予めプリセット音色データVPとして各電子音楽装置EMに搭載されているオリジナル音色データ中の音色パラメータを編集してオーディオ楽曲データADが作成されている場合は、編集対象とされたオリジナル音色データが音色指定情報Vsで特定され、音色使用情報Apには、さらに、当該オリジナル音色データの音色パラメータが編集されていることを示す情報や、編集された音色パラメータのオリジナルからの差分情報(変更内容)などの編集情報が含まれる。
タグ情報Tgは、夫々の機種情報Mdで指定される機種の音色データVCが使用されている夫々のオーディオ楽曲データADを特定するための情報であり、当該オーディオ楽曲データADの楽曲タイトル、当該オーディオ楽曲データADが収録されている楽曲集(アルバム)のタイトル(アルバム名)及びID(即ち、楽曲集IDAid)、当該楽曲集において当該オーディオ楽曲データADが何番目の楽曲であるかを示す楽曲集内での楽曲番号、当該オーディオ楽曲データADを作成(演奏)したアーティストの名称(アーティスト名)などのアルバム情報が含まれ、さらに、当該オーディオ楽曲データADに関するISRC(International Standard Recoding Code:国際標準レコーディングコード)や楽曲説明用テキスト情報などの楽曲案内情報が含まれる。また、ランク情報Rnは、当該オーディオ楽曲データADにおける当該音色データVCの使用頻度から見たお薦め具合をランクで表わす情報であり、例えば、使用頻度の高さ順にランクA,B,C,…に分けてお薦め具合をユーザに提示するのに用いられる。
システム構成例1では、上述のように、音楽コンテンツ提供サーバSVの関連付けデータベースDBsには、アルバム名・曲名・アーティストなどの音楽CD情報を含むタグ情報Tgと電子音楽装置EMで利用される音色データを示す機種情報Md及び音色指定情報Vsとを関連付けた関連付け情報レコードRRが搭載されている。従って、電子音楽装置EMにて、例えば、演奏操作(7)による演奏のために、用意された多数の音色データの中からユーザ所望の音色データVCを選択した際に、音楽コンテンツ提供サーバSVにアクセスすると、音楽コンテンツ提供サーバSVは、関連付けデータベースDBsの関連付け情報レコードRRから、電子音楽装置EMの機種情報Mdに対応し、かつ、選択された音色データ(選択された音色データが編集されている場合はそのオリジナル音色データ)VCを示す音色指定情報Vsに対応する関連付け情報レコードRRを探索する。次いで、探索した各関連付け情報レコードRRのタグ情報Tgに従って、選択中の音色データVC(或いはそのオリジナル音色データ)を使用したオーディオ楽曲データADが収録されている音楽CDのタイトル、当該オーディオ楽曲データADの楽曲名、アーティスト名などから成る楽曲情報を電子音楽装置EMに送る。この際、各楽曲情報は、対応する各関連付け情報レコードRRのランク情報Rnに従って順序付けられており、例えば、ランクA,B,C,…が付記される。
電子音楽装置EMでは、サーバSVから送信された楽曲情報が順序付けに従ってリストでディスプレイ(9)に表示され、表示された楽曲情報のリストからユーザ所望の楽曲情報を選択すると、音楽コンテンツ提供サーバSVの音楽コンテンツ購入データベースCBは、選択された楽曲情報に対応する楽曲集IDAidに従って音楽コンテンツ購入情報レコードRBを探索し、探索した音楽コンテンツ購入情報レコードRBのアルバムジャケット画像情報Ajを電子音楽装置EMに送る。電子音楽装置EMでは、送られた画像情報Ajに基づいてアルバムジャケット画像がディスプレイ(9)に表示され、選択された楽曲情報に対応するオーディオ楽曲データADについて、楽曲案内情報(Tg)や使用状況情報(Ap)などの、より詳細な楽曲情報が併せて表示されると共に、さらに、ディスプレイ画面を通じて、試聴サービス乃至購入サービスを受けるか否かが打診される。
ここで、試聴サービス受容のユーザ操作があると、サーバSVは、この操作に応じて、探索した音楽コンテンツ購入情報レコードRBの試聴ストリーム配信用オーディオ楽曲データAdaを電子音楽装置EMに送る。電子音楽装置EMでは、サーバSVから送られてくるオーディオ楽曲データAdaを電子音楽装置EMにてストリーミング受信し、音源/効果部10内の効果回路及びサウンドシステム17を通じて試聴することができる。また、電子音楽装置EMで購入サービス受容のユーザ操作があると、サーバSVは、この操作に応じて、探索した音楽コンテンツ購入情報レコードRBの購入ダウンロード用オーディオ楽曲データAdbを電子音楽装置EMに送ると共に、購入手続きデータBdを更新する。電子音楽装置EMは、サーバSVから送信されたオーディオ楽曲データAdbをダウンロードして不揮発メモリ4に蓄積する。そして、このようにしてオーディオ楽曲データAdbを購入すると、以後は、必要時に、これを再生して聴取することができる。
図2(2)のシステム構成例2においては、電子音楽装置EM内に装置内関連付けデータベースDBeが構築されており、電子音楽装置EM内でプリセット音色データVP或いはユーザ音色データVUに関連する楽曲情報RRを紹介することができる。システム構成例2では、電子音楽装置EMは、システム構成例1と同様に、ROM3上にはプリセット音色データVPを記憶しており、不揮発メモリ4上にはユーザ音色データVUを記憶することができる。電子音楽装置EMは、さらに、図2(1)のシステム構成例1の音楽コンテンツ提供サーバSVに備えられた関連付けデータベースDBsと同様の機能を有する装置内関連付けデータベースDBeが、不揮発メモリ4を含む電子音楽装置EM内に構築される。なお、装置内関連付けデータベースDBeに蓄積される関連付け情報レコードRRには機種情報Mdを含ませなくてもよい。このような構成例1によると、音楽コンテンツ提供サーバSVは、構成例1の音楽コンテンツ購入データベースCBを備えるだけで、システム構成例1と同様のオーディオ楽曲紹介機能を実現することができる。
つまり、システム構成例2では、音楽CD情報を含むタグ情報Tgと当該電子音楽装置EMで利用される音色データを示す音色指定情報Vsとを関連付けた関連付け情報レコードRRを不揮発メモリ4のレコード記憶領域に蓄積して管理する関連付けデータベースDBeが電子音楽装置EMに搭載されている。従って、電子音楽装置EMにおいて、ユーザ所望の音色データVCを選択すると、自身の関連付けデータベースDBeから、選択された音色データ(或いはそのオリジナル音色データ)VCを示す音色指定情報Vsに対応する関連付け情報レコードRRを探索し、探索した各関連付け情報レコードRRのタグ情報Tgに従って、選択中の音色データVCに関連するオーディオ楽曲データADに関する楽曲情報を、各ランク情報Rnに従ってリストでディスプレイ(9)に表示する。
表示された楽曲情報のリストからユーザ所望の楽曲情報を選択し、音楽コンテンツ提供サーバSVにアクセスすると、音楽コンテンツ提供サーバSVの音楽コンテンツ購入データベースCBは、選択された楽曲情報に対応する楽曲集IDAidに従って音楽コンテンツ購入情報レコードRBを探索する。以後は、システム構成例1と同様に動作し、サーバSVと交信しつつ、探索した音楽コンテンツ購入情報レコードRBに従ったアルバムジャケット画像や、選択された楽曲情報に対応するオーディオ楽曲データADに関するより詳細な楽曲情報を表示すると共に、試聴乃至購入サービスを打診し、さらに、サービス受容OKのユーザ操作によって当該オーディオ楽曲データADを試聴したり購入することができる。
以上のように、この発明の一実施例による音色指定楽曲紹介システムでは、楽音信号の生成に用いられる複数の音色データVP,VUが電子音楽装置EMの音色記憶手段3,4に記憶されている。これらの音色データの中から所望の音色データを指定すると、音楽コンテンツ提供サーバSV又は電子音楽装置EM内の関連付けデータベースDBs,Dbeの関連付け情報レコードRRから、指定された音色データ(ユーザ音色データVUの場合はそのオリジナル音色データVP)VCを使用して作成されたオーディオ楽曲データADが検索され、検索されたオーディオ楽曲データADに関する楽曲情報Tgが電子音楽装置EMのディスプレイ(9)に表示される。また、電子音楽装置EMで、検索されたオーディオ楽曲データADについて試聴或いは購入を指示すると、サーバSVから送信される当該オーディオ楽曲データADの試聴用データAdaを試聴することができ、或いは、サーバSVから送信される当該オーディオ楽曲データADの購入用データAdbを購入しダウンロードすることができる。
〔音色指定楽曲紹介処理の動作フロー例〕
図3は、この発明の一実施例による音色指定楽曲紹介処理の例を表わすフローチャートを示す。電子音楽装置EMでは、任意の動作モードで音色指定楽曲紹介モードの指定操作があると、音色指定楽曲紹介モードに入り、CPU1は、この音色指定楽曲紹介処理を開始し、まず、ステップS1で、ボイス選択操作がなされたか否かを判定する。ここで、ボイス選択操作以外の操作(例えば、このモードのキャンセル操作或いは他モードの指定操作)があると(S1=NO)、直ちにこの音色指定楽曲紹介処理を終了し、所定のモード(元のモード或いは他モード)に移行する。
一方、ボイス選択操作がなされたと判定したときは(S1=YES)、ステップS2に進み、ボイス選択操作に基づきバンク(PRE1,PRE2,…;USR1,USR2,,…)とボイスナンバ(001,002,…)とを指定する。なお、ボイス選択操作には、カテゴリーサーチ操作やボイスボタン操作などがあり、カテゴリーサーチ操作では、ディスプレイ(9)に表示されるカテゴリーサーチ画面を使用して、ピアノ系、キーボード系、オルガン系、ギター系、…などの音色カテゴリーの指定に応じたボイスリストを表示しボイスリストから所望の音色データを選択し、ボイスボタン操作では、設定操作検出部8の音色指定用スイッチやロータリーエンコーダ等の操作のみで所望の音色データを選択することができる。
次のステップS3では、ステップS2で指定されたバンク及びボイスナンバとで特定される音色データに基づいて、各ボイスパラメータを音源/効果部10に設定する。この設定以降は、演奏操作検出部7で演奏操作が検出され、或いは、不揮発メモリ4の自動演奏データによるMIDI入力があると、音源/効果部10では、設定された各ボイスパラメータに応じた楽音信号が生成される。
更に次のステップS4では、ステップS2で指定されたバンク及びボイスナンバで表わされる音色指定情報Vsをキーとして、構成例1の場合は〔図2(1)〕音楽コンテンツ提供サーバSV上の関連付けデータベースDBsで、或いは、構成例2の場合には〔図2(2)〕電子音楽装置EMに内蔵される関連付けデータベースDBeで、関連付け情報レコードRRを検索し、検索された関連付け情報レコードRRから、音色指定情報で特定される音色データを使用したオーディオ楽曲データのタグ情報Tg及びランク情報Rnを取得する。なお、ステップS2で指定されたバンク及びボイスナンバで特定される音色データがユーザ音色データVUの場合は、当該ユーザ音色データVUのオリジナルボイス指定情報が検索用音色指定情報に用いられる。また、サーバSVの関連付けデータベースDBsで関連付け情報レコードRRを検索する場合〔図2(1)構成例1の場合〕、バンク及びボイスナンバから成る音色指定情報Vsと電子音楽装置EMの機種情報Mdとの組をサーバSVに送り、サーバSVはその組をキーとして検索する。
次いで、ステップS5において、ステップS4で取得したタグ情報Tg及びランク情報Rnに基づいて、タグ情報Tgに含まれる所要のアルバム情報などを、当該音色データを使用したオーディオ楽曲データに関する楽曲情報として、ランク情報Rnが示すランクの順にリスト形式でディスプレイ(9)上に表示(提示)する。そして、続くステップS6にて、提示されたリストに対する楽曲情報の選択操作がなされたか否かを判定し、選択操作がなされたときは(S6=YES)、音楽コンテンツ提供サーバSVにアクセスして選択操作情報を送り、音楽コンテンツ提供サーバSVの音楽コンテンツ購入データベースCBでは、選択操作がなされた所望の楽曲情報に対応する関連付け情報レコードRRのタグ情報Tgが示す楽曲集IDAid、つまり、所望の楽曲情報に対応する所望のオーディオ楽曲データを収録した楽曲集(アルバム)のIDをキーとして、音楽コンテンツ購入情報レコードRBが検索される。そして、順次、ステップS7〜S10に進む。
まず、ステップS7では、所望の楽曲情報に対応する楽曲集IDAidをキーとして検索された音楽コンテンツ購入情報レコードRBのアルバムジャケット画像データAjをサーバSVから取得する。続くステップS8では、取得したアルバムジャケット画像データAjに基づいて、所望のオーディオ楽曲データを収録した楽曲集(アルバム)のジャケット画像を表示し、所望の楽曲情報に対応する関連付け情報レコードRRのタグ情報Tg及び音色使用情報Apに従い、所望のオーディオ楽曲データについて、より詳細な楽曲案内を行うと共に、当該オーディオ楽曲データの試聴乃至購入をユーザに打診する。より詳細な楽曲案内としては、例えば、指定した音色が何曲目の楽曲のどの部分(時間的位置)で使われているかや、どのパートで使われているかを表示し、音色データが編集されている場合には、さらに、編集情報に従って編集された音色パラメータや、当該音色パラメータのオリジナルからの変更内容などを表示する。また、試聴乃至購入を打診するために、例えば、「試聴」ボタン及び「購入」ボタンを操作可能に表示する。
次に、ステップS9にて、ユーザにより「試聴」したい旨の操作があると、楽曲集IDAid及び楽曲番号を音楽コンテンツ提供サーバSVに送り、音楽コンテンツ提供サーバSVから試聴サービスを受ける。つまり、サーバSVの音楽コンテンツ購入データベースCBは、この「試聴」操作に応じて、所望の楽曲情報に対応する関連付け情報レコードRRのタグ情報Tgに含まれる楽曲集IDAid及び楽曲番号に基づき、楽曲集IDAidをキーとして検索し、検索された音楽コンテンツ購入情報レコードRBのオーディオ楽曲データAda1,Ada2,…のうち指定された楽曲番号に対応する試聴ストリーム配信用オーディオ楽曲データAdaを読み出して電子音楽装置EMに送信する。電子音楽装置EMでは、サーバSVから受信した楽曲データAdaをテンポラリメモリ(RAM2)を通じて音源/効果部10内の効果回路に入力して、この楽曲データAdaに基づく楽音信号を再生させ、サウンドシステム17から対応する楽音が放音される。従って、ユーザは、この楽音を試聴し、指定した音色データを使用したプロの演奏を即座に実感することができる。
ステップS9の試聴処理の後、或いは、「試聴」操作がなくステップS9をスルーした後は、ステップS10に進み、ユーザにより「購入」したい旨の操作があると、楽曲集IDAid及び楽曲番号を音楽コンテンツ提供サーバSVに送り、音楽コンテンツ提供サーバSVから購入サービスを受ける。つまり、サーバSVは、この「購入」操作に応じて、所望の楽曲情報に対応する関連付け情報レコードRRのタグ情報Tgに含まれる楽曲集IDAid及び楽曲番号に基づき、楽曲集IDAidをキーとして検索し、検索された音楽コンテンツ購入情報レコードRBのオーディオ楽曲データAda1,Ada2,…のうち指定された楽曲番号に対応する購入ダウンロード用オーディオ楽曲データAdbを電子音楽装置EMに送信すると共に、当該購入ダウンロード用オーディオ楽曲データAdbに対応する購入手続きデータBdを更新し、当該楽曲データAdbを電子音楽装置EMに販売した旨を記録する。電子音楽装置EMでは、サーバSVから受信したオーディオ楽曲データAdbをダウンロードして不揮発メモリ4のオーディオエリアに蓄積する。このようにして所望のオーディオ楽曲データAdbを購入した場合は、以後、このオーディオ楽曲データAdbを音源/効果部10内の効果回路で再生し、この楽曲データAdaに基づく楽音をサウンドシステム17から聴取することができる。例えば、この楽曲データAdaの再生に同期して、演奏操作(7)を行うと、バンドメンバになったかのように演奏を体験することができる。
ステップS6で、提示されたリストに対する楽曲情報の選択操作がなされなかったとき(S6=NO)、ステップS10の購入処理の後、或いは、「購入」操作がなくステップS10をスルーした後は、ステップS11に進んで、終了操作がなされたか否かを判定する。ここで、終了操作がなされなかったときは(S11=NO)、ステップS6に戻り、上述したステップS6〜S11の処理を繰り返す。そして、ステップS11で終了操作がなされたと判定すると(S11=YES)、この音色指定楽曲紹介処理を終了し元のモードに復帰する。
〔種々の実施態様〕
以上、この発明の好適な一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。例えば、音楽コンテンツ購入情報レコード(RB)に付与される楽曲集ID(Aid)は、楽曲集を特定できるものであれば何でもよい。一つの値で表わされるIDでなく、アーティスト名とアルバムタイトルの組み合わせのように、楽曲集を一意に特定できるような、タグ情報の複数を組み合わせたものでもよい。例えば、音楽コンテンツ購入レコードでは、楽曲集ID(Aid)の代りに、アーティスト名及びアルバムタイトルとの組み合わせを楽曲集を特定する情報としてもつようにしてもよい。その場合、関連付けレコードRR内にアーティスト名及びアルバムタイトルと楽曲集ID(Aid)とを持つようにしたが、楽曲集ID(Aid)は省略してよい。
実施例(システム構成例1)では、音楽コンテンツ購入データベース(CB)も関連付けデータベース(RB)も音楽コンテンツ提供サーバ(SV)上にあるとして説明したが、これに代えて、コンテンツ提供会社が運営するサーバ(SV)上で音楽ンテンツ購入データベース(CB)が管理され、電子楽器装置メーカが運営する別サーバ(SV’)上でサーバ内関連付けデータベース(DBs)が管理され、それぞれのサーバが別々に運営されるようにしてもよい。
また、オーディオ楽曲データを収録した楽曲集(アルバム)については、実施例では、音楽CD(16)で提供されるものを挙げたが、USBフラッシュメモリ(15)など任意の可搬性記憶媒体で提供されるものでよい。
実施例では、所望のオーディオ楽曲データ(Adb)をサーバからダウンロードして購入するようにしたが、所望のオーディオ楽曲データを含む楽曲集(アルバム)を記録した音楽CDなどの販売用可搬性記憶媒体(15,16)を、別途、郵送等で購入するようにしてもよい。
所望のオーディオ楽曲データを含む楽曲集(アルバム)を音楽CDなどの販売用可搬性記憶媒体(15,16)で購入した場合、サーバ内或いは装置内関連付けデータベースDBs,DBeにおいて、購入した楽曲集(アルバム)に収録されたオーディオ楽曲データに関係する関連付け情報レコードRRに、記憶媒体で購入された旨を表わす記憶媒体購入情報を付記し、楽曲選択操作(S6=YES)でこの関連付け情報レコードRRが選択され、試聴或いは購入操作があったときは(S9、S10)、付記された記憶媒体購入情報を参照して、電子音楽装置EMに装着された記憶媒体(15,16)から(装着されていないときは装着を指示する)、選択されたオーディオ楽曲データを読み出し再生するように構成するのが好ましい。
SV 音楽コンテンツ提供サーバ、
CB 音楽コンテンツデータベース、
RB 音楽コンテンツ購入情報レコード、
Acd 楽曲集ID[情報]、
Aj アルバムジャケット画像情報、
Ada:Ada1,Ada2,… 試聴[ストリーム配信]用オーディオ楽曲データ、
Adb:Adb1,Adb2,… 購入[ダウンロード]用オーディオ楽曲データ、
DBs,DBe サーバ内及び装置内関連付けデータベース、
RR 関連付け情報レコード、
Md 機種情報、
Vs 音色指定情報、
Ap 音色使用情報〔音色データが編集されている場合、差分(編集情報)を含む〕、
Tg タグ情報、
Rn ランク情報、
VP,VU プリセット(オリジナル)音色データ及びユーザ音色データ。

Claims (3)

  1. 楽音信号の生成に用いられる複数のオリジナル音色データが記憶された第1の音色記憶手段と、
    楽音信号の生成に用いられる複数のユーザ音色データが記憶された第2の音色記憶手段であって、各ユーザ音色データは、オリジナル音色データが編集された音色データであるものと、
    これらオリジナル音色データ及びユーザ音色データの中から所望の音色データを指定する音色指定手段と、
    音色指定手段により指定された音色データに関連するオーディオ楽曲データを検索し、検索されたオーディオ楽曲データを収録した楽曲データ集の情報を取得する楽曲情報取得手段であって、当該音色データがオリジナル音色データの場合は、このオリジナル音色データを指定する検索用音色指定情報に従い、当該音色データがユーザ音色データの場合には、このユーザ音色データの編集対象とされたオリジナル音色データを指定する検索用音色指定情報に従って、当該オーディオ楽曲データを検索するものと、
    楽曲情報取得手段により取得された楽曲データ集の情報を提示する楽曲情報提示手段と
    を具備することを特徴とする電子音楽装置。
  2. 複数のオーディオ楽曲データの夫々に音色指定情報を関連付ける関連付け手段であって、オリジナル音色データを使用したオーディオ楽曲データには、このオリジナル音色データを指定する音色指定情報を関連付け、オリジナル音色データが編集された音色データを使用したオーディオ楽曲データには、この音色データの編集対象とされたオリジナル音色データを指定する音色指定情報を関連付ける関連付け手段がこの電子音楽装置の外部或いは内部に設けられ、
    楽曲情報取得手段は、関連付け手段により、検索用音色指定情報に対応する音色指定情報が関連付けられたオーディオ楽曲データを検索する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。
  3. さらに、
    前記楽曲情報取得手段により取得された楽曲データ集の情報に対応する楽曲データ集に収録されたオーディオ楽曲データについて、試聴及び/又は購入のための処理を行う試聴購入処理手段
    を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子音楽装置。
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