JP2003208167A - 電子音楽装置および同装置に適用されるプログラム - Google Patents

電子音楽装置および同装置に適用されるプログラム

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JP2003208167A
JP2003208167A JP2002004149A JP2002004149A JP2003208167A JP 2003208167 A JP2003208167 A JP 2003208167A JP 2002004149 A JP2002004149 A JP 2002004149A JP 2002004149 A JP2002004149 A JP 2002004149A JP 2003208167 A JP2003208167 A JP 2003208167A
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musical
tone
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    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
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    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部に記憶されている音色、効果などの楽音
制御情報を電子音楽装置に取り込んで利用するための便
を図る。 【解決手段】 CPU31は、音色データ、効果データ
などの楽音制御情報を外部記憶装置34から読み出しま
たはインターフェース回路51を介して取り込む。CP
U31は、この楽音制御情報を音源回路41および効果
回路42に供給して、同楽音制御情報を用いて楽音信号
の音色および同楽音信号に付与される効果を制御する。
楽音制御情報が音源回路41および効果回路42にて対
応不能であるとき、音源回路41および効果回路42に
て対応可能かつROM33内に記憶されている楽音制御
情報で代替えして,同代替え情報を用いる。そして、こ
の代替えした音色データおよび効果データは、その名称
と代替えしたことが表示器13にて表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音信号の音色、
効果、スタイル(自動伴奏パターンの種類)などの楽音
信号の発生態様を制御する楽音制御情報を外部から取り
込んで、同取り込んだ楽音制御情報に基づいて楽音信号
の発生態様を制御する電子音楽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子音楽装置は、予め複
数種類の楽音制御情報を記憶した内部記憶装置を備える
とともに、外部記憶装置に記憶されている楽音制御情報
を取り込み可能とする取り込み装置を備えており、内部
記憶装置および外部記憶装置に記憶されている楽音制御
情報を選択的に楽音信号発生手段に供給して、楽音信号
の発生態様を種々に制御するようにしている。しかしな
がら、通常、上位の電子音楽装置における楽音信号発生
手段は多数種類の楽音制御情報に対応可能であるが、下
位の電子音楽装置における楽音信号発生手段は、あまり
多くの種類の楽音制御情報に対応可能ではなく、限られ
た種類の楽音制御情報にしか対応できない。したがっ
て、上位の電子音楽装置に予め記憶されている楽音制御
情報または上位の電子音楽装置にて作成した楽音制御情
報を外部記憶装置に記憶しておき、この楽音制御情報を
下位の電子音楽装置に取り込んで、楽音信号の発生態様
を制御しようとすると、楽音信号が発生されなかった
り、予測し得ない奇妙な楽音信号が発生されたりする場
合がある。
【0003】このようなことに対処するために、特開平
8−87270号公報に示されているように、楽音信号
発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制御情報を分類
分けして内部記憶装置内に記憶しておき、前記楽音信号
発生手段にて対応不能な楽音制御情報に関しては、内部
記憶装置に記憶されている複数種類の楽音制御情報の中
から同一分類に属する1種類の楽音制御情報を楽音信号
発生手段に供給して、同供給した楽音制御情報によって
楽音信号の発生態様を制御するようにした電子音楽装置
もある。このような楽音制御情報の自動的な代替えによ
り、楽音信号が発生されないことを避けることができる
とともに、あまり奇妙な楽音信号が発生されることを避
けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−87270号公報に示されている従来の装置に
あっても、ユーザは、代替えされた楽音制御情報に基づ
いて発生態様の制御された楽音信号が発生されて、はじ
めて楽音制御情報の自動的な代替えを知るので、ユーザ
にとって不便である。また、代替え処理された楽音制御
情報が代替え前の楽音制御情報に極めて近い場合には、
発生されている楽音信号が外部から供給された楽音制御
情報に基づくものであるのか、代替えされた楽音制御情
報に基づくものであるかを判別し難い場合もある。この
場合、発生される楽音信号が楽音制御情報の代替えによ
って微妙にそのニュアンスが変化しているにもかかわら
ず、楽音制御情報の代替えが前記ニュアンスの変化に起
因しているのかを判別できない場合があり、ユーザにと
って不便である。
【0005】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、楽音制御情報の代替えをユ
ーザが簡単に認識できる電子音楽装置および同装置に提
供されるコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供
することにある。
【0006】上記目的を達成するために、本発明の特徴
は、入力された楽音制御情報に応じて発生態様の制御さ
れた楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、楽音信号
発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制御情報を記憶
する記憶手段と、ユーザによる選択的利用のために外部
に記憶されている楽音制御情報の名称を表示する表示器
とを備えた電子音楽装置において、外部に記憶されてい
る楽音制御情報を入力する際、同外部に記憶されている
楽音制御情報のうちで楽音信号発生手段にて対応不能な
楽音制御情報に関しては、記憶手段に記憶されている複
数種類の楽音制御情報のうちの1種類の楽音制御情報を
所定の条件に従って代替え楽音制御情報として自動的に
選択して、同代替え楽音制御情報の名称を代替えしたこ
とを識別可能な態様で表示器に表示する表示制御手段
と、表示器にて表示されている名称に対応した楽音制御
情報を選択する選択手段と、選択手段により選択された
楽音制御情報が代替え楽音制御情報でないとき、同選択
された楽音制御情報を外部から取り込んで楽音信号発生
手段に供給するとともに、選択手段により選択された楽
音制御情報が代替え楽音制御情報であるとき、記憶手段
に記憶されている代替え楽音制御情報を楽音信号発生手
段に供給する楽音制御情報供給手段とを設けたことにあ
る。
【0007】この場合、例えば、記憶手段は、複数種類
の楽音制御情報を複数の分類に分けて記憶しており、表
示制御手段は、外部に記憶されている楽音制御情報のう
ちで、楽音信号発生手段にて対応不能な楽音制御情報に
関しては、記憶手段に記憶されている複数種類の楽音制
御情報の中から同一分類に属する楽音制御情報を代替え
楽音制御情報として自動的に選択する第1選択手段を含
むように構成するとよい。
【0008】また、表示制御手段は、さらに、外部に記
憶されている楽音制御情報のうちで、楽音信号発生手段
にて対応不能かつ記憶手段に同一分類に属する楽音制御
情報が記憶されていない楽音制御情報に関しては、記憶
手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報の中から
予め決められた1種類の楽音制御情報を代替え楽音制御
情報として自動的に選択する第2選択手段を含むように
構成することもできる。そして、第1選択手段により選
択された代替え楽音制御情報の名称と、第2選択手段に
より選択された代替え楽音制御情報の名称とを、それぞ
れ異なる識別態様で表示器に表示するようにするとよ
い。
【0009】さらに、前記のような発明においては、楽
音制御情報を、楽音信号の発生態様を制御する制御パラ
メータと、同制御パラメータ(楽音制御情報)の種類を
表す識別情報(場合によっては名称)とにより構成して
おくとよい。そして、前記のような代替え楽音制御情報
の選択においては、外部に記憶されている楽音制御情報
の識別情報と、記憶手段に記憶されている楽音制御情報
の識別情報とを比較するようにすればよい。また、楽音
制御情報の名称の表示においても、前記識別情報を用い
るとよい。
【0010】これによれば、ユーザが外部に記憶されて
いる楽音制御情報を取り込む場合、楽音信号発生手段に
て対応不能な楽音制御情報に関しては、記憶手段に記憶
されている楽音制御情報であって楽音信号発生手段にて
対応可能な楽音制御情報が代替え楽音制御情報として選
択される。そして、表示器には、代替え楽音制御情報の
名称が代替えしたことを識別可能な態様で表示される。
したがって、ユーザが外部に記憶されている楽音制御情
報を電子音楽装置内に取り込んで利用しようとする場
合、ユーザは、楽音信号発生手段にて対応可能な楽音制
御情報と対応不能な楽音制御情報とを簡単に認識でき、
外部の楽音制御情報の利用の便が増す。
【0011】また、本発明の他の特徴は、入力された楽
音制御情報に応じて発生態様の制御された楽音信号を発
生する楽音信号発生手段と、楽音信号発生手段にて対応
可能な複数種類の楽音制御情報を記憶する記憶手段と、
表示器とを備えた電子音楽装置において、楽音制御情報
を外部から取り込む取り込み手段と、外部から取り込ん
だ楽音制御情報が楽音信号発生手段にて対応不能なと
き、記憶手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報
のうちの1種類の楽音制御情報を所定の条件に従って代
替え楽音制御情報として自動的に選択して楽音信号発生
手段に供給するとともに、代替え楽音制御情報の名称を
代替えしたことを識別可能な態様で表示器に表示する代
替え制御手段とを設けたことにある。
【0012】この場合、例えば、記憶手段は、複数種類
の楽音制御情報を複数の分類に分けて記憶しており、代
替え制御手段は、記憶手段に記憶されている複数種類の
楽音制御情報の中から外部から取り込んだ楽音制御情報
と同一分類に属する楽音制御情報を代替え楽音制御情報
として自動的に選択して楽音信号発生手段に供給する第
1選択手段と、第1選択手段にて選択された代替え楽音
制御情報の名称を代替えしたことを識別可能な第1の識
別態様で表示器に表示する第1表示制御手段とを含むよ
うに構成するとよい。
【0013】また、代替え制御手段は、さらに、外部か
ら取り込んだ楽音制御情報が楽音信号発生手段にて対応
不能かつ記憶手段に記憶された複数の楽音制御情報のい
ずれの分類にも属さないとき、記憶手段に記憶されてい
る複数種類の楽音制御情報の中から予め決められた1種
類の楽音制御情報を代替え楽音制御情報として自動的に
選択して楽音信号発生手段に供給する第2選択手段と、
第2選択手段にて選択された代替え楽音制御情報の名称
を代替えしたことを表すとともに第1の識別態様とは異
なる第2の識別態様で表示器に表示する第2表示制御手
段とを含むように構成することもできる。
【0014】また、この場合も、楽音制御情報を、楽音
信号の発生態様を制御する制御パラメータと、同制御パ
ラメータ(楽音制御情報)の種類を表す識別情報(場合
によっては名称)とにより構成しておくとよい。そし
て、これらの代替え楽音制御情報の選択においては、外
部に記憶されている楽音制御情報の識別情報と、記憶手
段に記憶されている楽音制御情報の識別情報とを比較す
るようにすればよい。また、楽音制御情報の名称の表示
においても、前記識別情報を用いるとよい。
【0015】これによれば、楽音信号発生手段にて対応
不能な楽音制御情報が取り込み手段によって外部から取
り込まれ、かつこの楽音制御情報が代替え制御手段によ
って楽音信号発生手段に対応可能な楽音制御情報に代替
えされても、この代替えがなされたことは表示器によっ
て表示されることになる。したがって、ユーザが外部に
記憶されている楽音制御情報を電子音楽装置内に取り込
んで利用する場合、ユーザは、楽音制御情報の代替えの
有無を簡単に認識でき、外部の楽音制御情報を利用の便
が増す。
【0016】さらに、本発明の他の特徴は、前記と同様
な楽音信号発生手段、記憶手段および表示器を備えた電
子音楽装置に適用され、前記のような機能を実現する方
法およびコンピュータ読み取り可能なプログラムにもあ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の電子音楽装置に係
る電子楽器をブロック図により示している。
【0018】この電子楽器は、鍵盤11、パネル操作子
群12および表示器13を備えている。鍵盤11は演奏
操作子としての複数の鍵からなり、各鍵の押離鍵により
楽音信号の発生および停止が指示される。これらの鍵の
押離鍵は、バス20に接続された検出回路14内に各鍵
に対応して設けられた鍵スイッチのオン・オフによって
それぞれ検出される。
【0019】パネル操作子群12は、電子楽器の前面パ
ネルに設けられていて、電子楽器の種々の動作を指示す
るために操作される。特に、本実施形態においては、音
色制御情報、効果制御情報、スタイル(自動伴奏の種
類)の選択情報などの楽音制御情報の選択指示および自
動演奏の作動指示のために操作される。これらのパネル
操作子群12の操作は、バス20に接続された検出回路
15内に各操作子に対応して設けられた操作子スイッチ
のオン・オフによってそれぞれ検出される。表示器13
は、液晶ディスプレイまたはブラウン管装置などで構成
されており、文字、符号、図形などを表示する。この表
示器13の表示態様は、バス20に接続された表示制御
回路16によって制御される。
【0020】バス20には、CPU31、タイマ32、
ROM33、RAM34、外部記憶装置35、音源回路
41および効果回路42が接続されている。CPU3
1、タイマ32、ROM33およびRAM34は、マイ
クロコンピュータ本体部を構成するもので、本電子楽器
の各種動作をプログラムの実行により制御する。
【0021】ROM33には、図2に示すように、各種
記憶エリアが設けられている。プログラム記憶エリアに
は、システムプログラム、本電子楽器の各種機能を実現
するための一部のプログラムなどが記憶されている。ス
タイルデータ記憶エリアには、本電子楽器にて対応可能
なマーチ、ワルツなどの自動伴奏の種類ごとに用意され
ていて伴奏音の発生を制御するための一連の伴奏制御デ
ータが記憶されている。
【0022】楽曲データ記憶エリアには、デモンストレ
ーション用の自動演奏データが記憶されている。自動演
奏データは、例えば図3に示すように、初期データ、複
数の演奏イベントデータ、複数のデュレーションデータ
およびエンドデータからなる。初期データは、後述する
レジストレーションデータと同様であり、楽音信号の音
色、効果、スタイル(自動伴奏パターンの種類)などの
楽音信号の各種発生態様を制御するための複数種類の制
御データからなる。演奏イベントデータは、楽曲の進行
に従った楽器の演奏イベントを表すもので、押鍵、離
鍵、音色、効果などに関する。押鍵に関する演奏イベン
トデータは、鍵の押鍵を表すキーオンデータ、同押鍵さ
れた鍵(音高)を表すノート番号データ、および押鍵の
速さ(音量)を表すベロシティデータからなる。離鍵に
関する演奏イベントデータは、離鍵を表すキーオフデー
タ、および同離鍵された鍵(音高)を表すノート番号デ
ータからなる。
【0023】音色に関する演奏イベントデータは、音色
番号データ(場合によっては、音色パラメータも含む)
からなり、自動演奏の進行中に音色を切換えるものであ
る。効果に関する演奏イベントデータは、効果番号デー
タ(場合によっては、効果パラメータも含む)からな
り、自動演奏の進行中に効果を切換えるものである。デ
ュレーションデータは、各演奏イベント間の時間を表
す。エンドデータは、楽曲の終了を表す。
【0024】音色データ記憶エリアには、本電子楽器で
対応可能な音色名を分類分けして記憶した音色テーブル
が設けられるとともに、各音色の楽音信号を音源回路4
1にて合成するために音色ごとに用意された音色パラメ
ータ群が記憶されている。音色テーブルについて図4を
用いて詳しく説明する。図4は、下位機種の音色テーブ
ルの内容と上位機種の音色テーブルの内容とを同時に示
している。上位機種においては、下位機種に比べて多数
の音色が用意されている。そして、上位機種の音色テー
ブルには、前記下位機種の音色名および音色番号に比べ
て多くの音色名および音色番号が記憶されている。これ
らの音色名はそれぞれ分類されている。これは、上位機
種において対応可能である音色の種類数が、下位機種の
それに比べて多いからである。
【0025】例えば、下位機種の音色テーブルには、グ
ランドピアノ、電気ピアノ、チェレスタ、マリンバ、ド
ローオルガン、リードオルガンなどの音色名および同音
色名にそれぞれ対応した音色番号(1,3,6,9,1
1,13など)が記憶されているとともに、前記各音色
名の属するピアノ、クロマティック・パーカッション、
オルガンなどの分類名および同分類名に含まれる音色番
号の範囲(1〜5,6〜10,11〜15)が記憶され
ている。これに対して、上位機種の音色テーブルには、
前記下位機種の音色名および音色番号に比べて多くの音
色名および音色番号が記憶されている。例えば、ピアノ
の分類に属する音色名(および音色番号)として、グラ
ンドピアノ(1)、ブライトピアノ(2)電気ピアノ
(3)、ハープシコード(4)およびクラノバ(5)が
記憶されている。なお、同一分類に属する音色名は互い
に類似した楽器から発生される楽音の音色、すなわち類
似した楽音の音色を示している。また、分類名(および
音色番号の範囲)は、上位機種と下位機種とでほぼ同じ
であるが、上位機種の場合が下位機種よりも多い場合が
ある。
【0026】効果データ記憶エリアには、本電子楽器で
対応可能な効果名を分類分けして記憶した効果テーブル
が設けられているとともに、効果回路42にて楽音信号
に付与される各効果ごとに用意された効果パラメータ群
が記憶されている。効果テーブルについては図4と同様
な形態で図5に示してあり、効果名および効果番号が記
憶されているとともに、各効果名の属する分類名および
同分類名に含まれる効果番号の範囲が記憶されている。
なお、この効果の場合も、機種ごとに効果種類が異な
り、下位機種においては上位機種に比べて、楽音信号に
付与可能な効果の種類が少ない。この場合も、上位機種
において対応可能である効果の種類数が、下位機種のそ
れに比べて多いからである。
【0027】レジストレーションデータ記憶エリアに
は、複数組のレジストレーションデータが記憶されてい
る。一組のレジストレーションデータは、楽音信号の音
色、効果、スタイル(自動伴奏パターンの種類)などの
楽音信号の各種発生態様を制御するための複数種類の制
御データからなる。そして、一組のレジストレーション
データを指定するだけで、パネル操作子群12の種々の
操作によって設定される楽音制御状態が実現されるよう
になっている。例えば、一組のレジストレーションデー
タは、図6に示すように、自動伴奏のテンポを示すテン
ポデータ、発生楽音の音量を示す音量データ、発生楽音
の音色の種類を示す音色番号データ、発生楽音に付与さ
れる効果の種類を示す効果番号データ、自動伴奏のスタ
イル(自動伴奏パターンの種類)を表すスタイル番号デ
ータ、音色番号データによって示される音色を制御する
ための各種音色パラメータ、効果番号データによって示
される効果を制御するための各種効果パラメータなどか
らなる。これらの音色パラメータおよび効果パラメータ
は、前記ROM33に記憶された音色パラメータおよび
効果パラメータを補足または修正するものである。
【0028】外部記憶装置35は、本電子楽器に予め組
み込まれているハードディスクHD、同電子楽器に装着
可能なコンパクトディスクCD、フレキシブルディスク
FDなどの種々の記録媒体と、同各記録媒体に対するド
ライブユニットを含むものであり、大量のデータおよび
プログラムを記憶および読み出し可能にしている。これ
らの記録媒体には、前記ROM33の場合と同種である
が、同ROM33の場合とは異なる、多種類のプログラ
ム、スタイルデータ、楽曲データ、音色データ、効果デ
ータ、レジストレーションデータおよびその他のデータ
が記憶されている。本実施形態の場合、特に、電子楽器
を含む他の電子音楽装置にて前記各種データを記憶した
コンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDな
どが本電子楽器に装着されることを一つの特徴としてい
る。
【0029】音源回路41は、CPU31からの演奏情
報(キーオン信号、キーオフ信号、ノート番号、ベロシ
ティなど)に基づいて楽音信号を形成する。この音源回
路41によって形成される楽音信号の音色を含む楽音要
素は、CPU31による制御のもとに、ROM33また
は外部記憶装置35(場合によっては、RAM34)か
ら供給される音色パラメータを含む楽音要素制御パラメ
ータによって制御される。この場合、一般的には、RO
M33内に音色テーブルに対応させて記憶されている音
色パラメータに加えて、ROM33内のレジストレーシ
ョンデータに含まれる音色パラメータまたは外部記憶装
置35内に記憶されている音色パラメータが補足用また
は付加用に利用される。ただし、この音源回路41は、
機種によってその性能が異なり、音色を含む対応可能な
楽音要素に種々の制限が加えられている。
【0030】効果回路42は、音源回路41によって生
成された楽音信号に、リバーブ、コーラスなどの各種音
楽的効果を付与するものである。この効果回路42も、
CPU31による制御のもとに、ROM33または外部
記憶装置35(場合によっては、RAM34)からから
供給される各種効果パラメータによって制御される。こ
の場合も、一般的には、ROM33内に効果テーブルに
対応させて記憶されている効果パラメータに加えて、R
OM33内のレジストレーションデータに含まれる効果
パラメータまたは外部記憶装置35内に記憶されている
効果パラメータが補足用または付加用に利用される。ま
た、この効果回路42も、機種によってその性能が異な
り、対応可能な効果の種類に制限が加えられている。
【0031】効果回路43にて効果の付与された楽音信
号は、サウンドシステム43に供給される。サウンドシ
ステム43は、アンプ、スピーカなどからなり、前記供
給された楽音信号に対応した楽音を発音する。
【0032】また、バス20には、インターフェース回
路51も接続されている。インターフェース回路51
は、他の電子楽器、パーソナルコンピュータなどの外部
電子音楽装置52から、自動演奏データ、楽音制御デー
タなどの各種データおよび各種プログラムを入力する。
また、このインターフェース回路51は、通信ネットワ
ーク64を介して外部と接続可能となっていて、この電
子楽器と外部との各種プログラムおよびデータの交信を
可能としている。
【0033】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。まず、この電子楽器の一般的な動作につ
いて説明しておく。ユーザは、パネル操作子群12を操
作することにより、音源回路41にて形成される楽音信
号のスタイル(伴奏音の種類)、音色などに加え、効果
回路42にて楽音信号に付与される効果などを設定す
る。この設定においては、音色、スタイル、効果などの
各楽音要素の制御態様をパネル操作子群12を操作する
ことにより個々に設定してもよい。また、ROM33、
外部記憶装置35などに記憶されているレジストレーシ
ョンデータをパネル操作子群12を操作することにより
指定して、音色、スタイル、効果などの複数の楽音要素
の制御態様を同時に選択するようにしてもよい。さら
に、外部電子音楽装置52または通信ネットワーク53
を介して外部から各楽音要素の制御態様をそれぞれ独立
して入力し、または複数の楽音要素を同時に入力するよ
うにしてもよい。
【0034】これらの場合、前記設定または選択された
音色に関する音色パラメータは、ROM33、外部記憶
装置35、外部電子音楽装置52または通信ネットワー
クから音源回路41に供給される。前記設定または選択
されたスタイルに関する制御パラメータは、RAM34
に一旦記憶されて、図示しない伴奏音信号を生成するた
めのプログラム処理に利用される。前記設定または選択
された効果に関する効果パラメータは、ROM33、外
部記憶装置35、外部電子音楽装置52または通信ネッ
トワークから効果回路42に供給される。
【0035】この状態で、ユーザが鍵盤14を用いて演
奏操作を開始すると、この演奏操作による押離鍵情報が
音源回路41に供給される。音源回路41は、この押離
鍵情報に基づき楽音信号を形成して効果回路42に出力
する。このとき、音源回路41においては、前記供給さ
れた音色パラメータを用いて楽音信号が形成されるの
で、前記設定または選択された音色の楽音信号が効果回
路42に供給されることになる。効果回路42も、前記
供給された効果パラメータを用いて楽音信号に効果を付
与するので、楽音信号には前記設定または選択された効
果が付与される。そして、前記設定又は選択された音色
を有するとともに前記設定または選択された効果の付与
された楽音信号に対応した楽音が、サウンドシステム4
3を介して発音される。
【0036】一方、CPU31は、図示しないプログラ
ムの実行により、前記押離鍵情報を用いてまたは押離鍵
情報とは独立して(リズム音信号の場合は押離鍵情報に
は無関係)、前記設定又は選択されたスタイルに応じた
自動伴奏音制御用データを形成して音源回路41に出力
する。これにより、音源回路41は、供給された自動伴
奏音制御用データに応じた伴奏音信号を形成して出力す
る。そして、この場合も、音源回路41は伴奏音信号を
前記設定または選択された音色に制御するとともに、効
果回路42は伴奏音信号に前記設定または選択された効
果を付与する。そして、前記設定又は選択された音色を
有するとともに前記設定または選択された効果の付与さ
れた伴奏音信号に対応した楽音が、サウンドシステム4
3を介して発音される。
【0037】また、ユーザは、パネル操作子群12を操
作することにより、ROM33または外部記憶装置35
に記憶されている自動演奏データ(図3参照)を再生さ
せることもできる。この場合、発生される楽音信号の発
生態様を制御するための初期データは、再生開始時に音
源回路41および効果回路42に供給される。そして、
音源回路41は楽音信号の音色などを制御するために前
記供給された初期データを利用し、効果回路41は楽音
信号に効果を付与するために前記供給された初期データ
を用いる。
【0038】その後、時間経過に従って、演奏イベント
データが順次読み出される。この場合、読み出された演
奏イベントデータが押離鍵に関するものであれば、同演
奏イベントデータは音源回路41に供給されて、音源回
路41は前記鍵盤11による演奏データと同様にして、
供給された演奏イベントデータに応じた楽音信号を形成
する。また、読み出された演奏イベントデータが音色に
関するものであれば、同演奏イベントデータは音源回路
41に供給されて、楽音信号の音色を制御するために利
用される。また、読み出された演奏イベントデータが効
果に関するものであれば、同演奏イベントデータは効果
回路42に供給されて、楽音信号に付与される効果を制
御するために利用される。なお、これらの音色および効
果に関する演奏イベントデータが音色および効果を具体
的に制御するために必要な音色パラメータおよび効果パ
ラメータは、適宜ROM33または外部記憶装置35に
記憶されたものが利用される。
【0039】また、このような自動演奏データは、イン
ターフェース回路51を介して外部電子音楽装置52ま
たは通信ネットワーク53から供給されることもある。
この場合も、前記と同様に、自動演奏データにしたがっ
た楽音信号が発生されるとともに、同発生される楽音信
号の音色および同楽音信号に付与される効果は、前記自
動演奏データに含まれる音色および効果に関する初期デ
ータまたは演奏イベントデータにより制御される。
【0040】以上が一般的な本実施形態の動作説明であ
り、次に本発明に直接関係した動作について詳しく説明
する。まず、楽音信号の発生態様を制御する楽音制御情
報を外部から電子楽器内に取り込んで、同取り込んだ楽
音制御情報を利用する場合について説明する。この場
合、外部記憶装置35を構成するハードディスクに記憶
されている外部音色取り込みプログラムをRAM34内
に転送し、CPU31は同プログラムを実行する。な
お、この音色プログラムおよび後述する自動演奏再生プ
ログラムは、予めハードディスクに記憶されていたり、
フレキシブルディスクまたはコンパクトディスクから供
給されたり、インターフェース回路51を介して外部電
子音楽装置52または通信ネットワーク53から供給さ
れたりする。
【0041】CPU31は、外部音色取り込みプログラ
ムの実行を図7のステップ100にて開始し、ステップ
102にて音色データの記憶されている外部記録媒体が
指定されるとともに、同指定外部記録媒体から音色一覧
情報を取り込む。この場合、表示器13に音色データの
取り込み先の一覧が表示され、ユーザはパネル操作群1
2を操作することにより前記取り込み先を指示する。取
り込み先である外部記録媒体としては、外部記憶装置3
5内のフレキシブルディスク、コンパクトディスク、外
部電子音楽装置52および通信ネットワーク53のうち
のいずれかが指定される。なお、この通信ネットワーク
53に関しては、実質的に、同ネットワーク53を介し
て交信される他の場所に配置された電子音楽装置が該当
する。そして、この外部音色データの説明においては、
これらの装置を総称して、以降、単に外部記録媒体と言
う。
【0042】前記指定後、外部記録媒体に記憶されてい
る全ての音色番号データを取り込んで、同音色番号に対
応した全ての音色名を表示器13に表示する。なお、外
部記録媒体には、少なくとも複数の音色番号データおよ
び各音色番号に対応した音色パラメータが記憶されてお
り、例えば図6のレジストレーションデータのようなフ
ォーマットである。なお、この外部記録媒体に音色名を
記憶させおいて、この音色名自体を前記音色名表示に利
用するようにしてもよい。
【0043】前記ステップ102の処理後、ステップ1
04にて、前記取り込んだ音色番号データとROM33
の音色テーブル内に記憶されている音色番号データとを
比較する。そして、ステップ106にて、取り込んだ音
色番号データによって表された音色名および代替え音色
名を表示する。この場合、音色テーブル内に一致する音
色番号データが存在する場合には、同音色番号データに
よって表された音色名がそのまま表示される。また、音
色テーブル内に一致する音色番号データが存在しない
が、音色テーブル内に同一分類に属する音色番号データ
が存在する場合には、前記分類に属する予め決められた
音色名(例えば、図4の各分類の最上位に記載の音色
名)が代替え音色名として選択され、同代替え音色名に
代替えしたことを表す識別子(例えば、**)が付され
て表示される。さらに、音色テーブル内に同一分類に属
する音色番号データも存在しない場合には、予め決めら
れた音色名(例えば、図4の最上位に記載の音色名)が
代替え音色名として選択され、同代替え音色名に代替え
したことを表す識別子(例えば、******)が付さ
れて表示される。
【0044】この表示ついて、一例を上げて説明する。
本電子楽器が図4の音色テーブルの下位機種の欄に記載
された音色のみに対応可能であり、一方、外部記録媒体
からグランドピアノ、ブライトピアノ、電気ピアノ、シ
ロフォン、マリンバおよびマイトーン(例えば、ユーザ
が自ら作成した音色)が記憶されていることを仮定す
る。この場合、グランドピアノ、電気ピアノおよびマリ
ンバに関しては、「グランドピアノ」、「電気ピアノ」
および「マリンバ」のようにそのまま表示される。ブラ
イトピアノおよびシロフォンに関しては、「グランドピ
アノ」および「チェレスタ」に代替えされて、「グラン
ドピアノ**」および「チェレスタ**」のように表示
される。マイトーンに関しては、「グランドピアノ」に
代替えられて、「グランドピアノ******」のよう
に表示される。
【0045】前記ステップ106の処理後、ステップ1
08にてユーザによる選択操作があったかを判定すると
ともに、ステップ110にてユーザによる終了操作があ
ったかを判定する。この場合、ユーザによる選択操作お
よび終了操作がなければ、ステップ108,110にて
共に「No」と判定して、ステップ108,110の循
環処理を実行し続ける。一方、ユーザがパネル操作子群
12を用いて表示器13に表示されている一つの音色名
を選択すると、CPU31はステップ108にて「Ye
s」と判定して、ステップ112,114の判定処理に
プログラムを進める。
【0046】ステップ112においては、前記ステップ
104の音色番号の比較に基づいて、ユーザによる選択
音色が代替え音色でないか、すなわちユーザによる選択
音色が代替え識別子(**,******)を付さない
で表示器13に表示されている音色であるかを判定す
る。ステップ114においては、前記ステップ104の
音色番号の比較に基づいて、ユーザによる選択音色が同
一分類中の代替え音色であるか、すなわちユーザによる
選択音色が代替え識別子(**)を付して表示器13に
表示されている音色であるかを判定する。
【0047】ユーザによる選択音色が代替え音色でなけ
れば、CPUステップ112にて「Yes」と判定し、
ステップ116にて外部記録媒体に記憶されていてユー
ザによって選択された音色に関する音色番号データおよ
び音色パラメータを取り込んで、少なくとも同取り込ん
だ音色パラメータを音源回路41に出力する。音源回路
41は、この音色パラメータを記憶して、形成される楽
音信号の音色制御に備える。なお、この場合、この外部
記録媒体に記憶されていた音色パラメータのほかに、他
の音色パラメータが必要な場合には前記音色番号データ
に対応した音色パラメータがROM33内の音色データ
領域から読み出されて音源回路41に供給されて、音源
回路41にて前記音色制御に利用される。
【0048】ユーザによる選択音色が同一分類中の代替
え音色であれば、CPU31は、ステップ112,11
4にて「No」、「Yes」とそれぞれ判定して、ステ
ップ118にてROM33に記憶されていてユーザによ
って選択された同一分類の代替え音色に関する音色パラ
メータを読み出して、同読み出した音色パラメータを音
源回路41に出力する。音源回路41は、この音色パラ
メータを記憶して、形成される楽音信号の音色制御に備
える。
【0049】また、ユーザによる選択音色が代替え音色
であって同一分類中の代替え音色でなければ、CPU3
1は、ステップ112,114にて共に「No」と判定
して、ステップ120にてROM33に記憶されていて
ユーザによって選択された代替え音色(同一分類でない
所定の代替え音色)に関する音色パラメータを読み出し
て、同読み出した音色パラメータを音源回路41に出力
する。音源回路41は、この音色パラメータを記憶し
て、形成される楽音信号の音色制御に備える。
【0050】前記ステップ116〜120の処理後、C
PU31は、ステップ122にて、前記音色の一覧表示
に加え、音源回路41へ出力した音色パラメータに関す
る音色名を表示器13に表示する。この場合も、音色名
が代替え音色でなければ、音色名がそのまま表示され
る。しかし、図8に示すように、音色名が同一分類中の
代替え音色であれば、音色名に識別子****が付され
て表示される。また、音色名が同一分類でない代替え音
色であれば、音色名に識別子******が付されて表
示される。
【0051】前記ステップ122の処理後、ステップ1
08の処理に戻る。一方、ステップ108,110の前
記循環処理中、ユーザがパネル操作子群12を用いて終
了を指示すれば、ステップ110にて「Yes」と判定
して、ステップ124にてこの外部音色取り込みプログ
ラムの実行を終了する。
【0052】このようにして、ユーザによる選択音色に
関する音色パラメータが音源回路41に供給された後、
ユーザは鍵盤11を用いて演奏を開始する。この鍵盤1
1を用いた演奏による楽音信号は、前述のようにして音
源回路41にて形成される。この場合、音源回路41に
おける楽音信号の形成においては、前記ステップ116
〜120の処理により供給された音色パラメータが利用
される。したがって、発生楽音信号はユーザによる選択
音色に制御される。
【0053】このような外部音色取り込み制御において
は、ユーザが外部記録媒体に記憶されている音色情報
(音色パラメータ)を電子楽器内に取り込んで利用しよ
うとする場合、音源回路41にて対応不能な音色に関し
ては対応可能な音色に代替えされる。この場合、外部記
録媒体に記憶されている音色情報と同一分類に属する音
色情報が音源回路41にて対応可能であれば、この同一
分類に属する音色情報が代替え音色として選択される。
また、音源回路41にて対応可能な同一分類に属する音
色情報がなければ、音色テーブル内にあって音源回路4
1にて対応可能な予め決められた一つの音色情報が代替
え音色として選択される。したがって、電子楽器にて楽
音信号が発生されないような事態を避けることができる
とともに、奇妙な音色の楽音信号が発生されることが回
避される可能性が高くなる。
【0054】また、前記のような音色の代替えがなされ
た場合には、表示器13にて代替えがなされたことを表
す識別子と共に音色名が表示される。しかも、この識別
子の付与においては、同一分類の音色が代替え音色とし
て決定された場合と、そうでない場合とで、識別子を異
ならせている。したがって、ユーザは前記のような音色
の代替えを簡単に認識でき、外部記録媒体に記憶されて
いる音色情報の利用の便が増す。
【0055】また、前記例では、外部記録媒体に記録さ
れている音色情報を電子楽器にて利用する場合について
のみ説明したが、この外部記録媒体に記録されている情
報の利用に関しては、楽音信号に付与される効果を制御
するための効果データ、自動伴奏を制御するための制御
情報としてのスタイルデータ(自動伴奏の種類)などの
楽音発生態様を制御する楽音制御情報にも適用されるも
のである。すなわち、効果およびスタイルに関しても、
外部記録媒体に記憶されている効果データおよびスタイ
ルデータを取り込んで、効果名およびスタイル名を表示
器13に表示させる。この場合、本電子楽器で対応不能
である効果データおよびスタイルデータに関しては本電
子楽器にて対応可能な効果データおよびスタイルデータ
に代替えして表示するようにする。そして、外部記録媒
体に記憶されている効果データおよびスタイルデータと
同一分類に属する効果データおよびスタイルデータが本
電子楽器にて対応可能であれば、予め決められてこの同
一分類に属する効果データおよびスタイルデータが代替
え効果データおよび代替えスタイルデータとして選択さ
れる。
【0056】また、前記のような効果データおよびスタ
イルデータの代替えがなされた場合には、表示器13に
て代替えがなされたことを表す識別子と共に効果名およ
びスタイル名が表示される。しかも、この識別子の付与
においては、同一分類の効果データおよびスタイルデー
タに決定された場合と、そうでない場合とで、識別子を
異ならせるようにする。したがって、ユーザは前記のよ
うな効果データおよびスタイルデータの代替えを簡単に
認識でき、外部記録媒体に記憶されている効果データお
よびスタイルデータの利用の便が増す。
【0057】次に、外部に記憶されている自動演奏デー
タを再生する場合について説明する。この場合、ユーザ
は、パネル操作子群12を用いて、外部記憶装置35を
構成するフレキシブルディスク、コンパクトディスクな
どに記憶されている複数の自動演奏データのうちのいず
れかを選択する。なお、インターフェース回路51を介
して外部記憶装置35のハードディスクまたはRAM3
4にダウンロードされた自動演奏データに関しても同様
である。前記自動演奏データの選択後、CPU31は図
9の自動演奏再生プログラムを実行する。この自動演奏
再生プログラムの実行は、ステップ200にて開始さ
れ、ステップ202にて演奏データを再生する。なお、
この自動演奏データの再生処理については、上述したと
おりである。そして、このステップ202の自動演奏デ
ータの再生処理が終了すると、ステップ204にて自動
演奏再生プログラムの実行が終了する。
【0058】一方、前記ステップ202の自動演奏デー
タ(図3参照)の再生処理中に、図3に示すような自動
演奏データの初期データおよび演奏イベントデータ中の
音色データ(音色番号データおよび音色パラメータ)の
読出し時には、図10の音色データルーチンが実行され
る。この音色データルーチンはステップ210にて開始
され、CPU31は、ステップ212にて、前記読み出
した音色番号データとROM33の音色テーブル内に記
憶されている音色番号データとを比較する。
【0059】前記ステップ212の音色番号の比較後、
ステップ214にて、前記比較に基づいて、読み出した
音色番号データと一致する音色番号データが音色テーブ
ル内に存在するか否かを判定する。一致する音色番号デ
ータが存在する場合には、CPU31は、ステップ21
4にて「Yes」と判定して、ステップ218にて前記
読み出した音色番号データおよび音色パラメータを取り
込んで、少なくとも同取り込んだ音色パラメータを音源
回路41に出力する。音源回路41は、この音色パラメ
ータを記憶して、以降に形成される楽音信号の音色制御
に利用する。なお、この場合、読み出した音色パラメー
タのほかに、他の音色パラメータが必要な場合には前記
音色番号データに対応した音色パラメータがROM33
内の音色データ領域から読み出されて音源回路41に供
給されて、音源回路41にて前記音色制御に利用され
る。特に、前記読み出した音色データ中に音色パラメー
タが含まれていなければ、前記ROM33内の音色デー
タ領域から読み出されて音源回路41に供給された音色
パラメータが有効に利用される。
【0060】前記読み出した音色番号データと一致する
音色番号データが音色テーブル内に存在しなければ、ス
テップ214にて「No」と判定して、ステップ216
の判定処理を実行する。この判定処理は、前記読み出し
た音色番号データが属する分類と一致する音色分類が音
色テーブル内に存在するかを判定するものである。一致
する分類が存在する場合には、ステップ216にて「Y
es」と判定して、ステップ220に進む。ステップ2
20においては、前記読み出した音色番号データが属す
る分類の中で予め決められた音色を音色テーブル内から
代替え音色として選択し、この代替え音色に関する音色
パラメータをROM33の音色データ領域から読み出し
て、同読み出した音色パラメータを音源回路41に出力
する。音源回路41は、この音色パラメータを記憶し
て、以降形成される楽音信号の音色制御に利用する。
【0061】また、前記読み出した音色番号データが属
する分類が音色テーブル内に存在しなければ、ステップ
216にて「No」と判定して、ステップ224に進
む。ステップ224においては、予め決められた音色を
音色テーブル内から代替え音色として選択し、この代替
え音色に関する音色パラメータをROM33の音色デー
タ領域から読み出して、同読み出した音色パラメータを
音源回路41に出力する。音源回路41は、この音色パ
ラメータを記憶して、以降形成される楽音信号の音色制
御に利用する。
【0062】前記ステップ218〜224の処理後、C
PU31は、ステップ226にてこの電子楽器が音色表
示モード状態にあるか否かを判定する。音色表示モード
にあれば、ステップ226にて「Yes」と判定し、ス
テップ228の処理後、ステップ230にて音色データ
ルーチンの実行を終了する。一方、音色表示モードにな
ければ、ステップ226にて「No」と判定して、ステ
ップ230にて音色データルーチンの実行を終了する。
【0063】ステップ228では、音源回路41へ出力
した音色パラメータに関する音色名を表示器13に表示
する(図8の下部参照)。この場合も、音色名が代替え
音色でなければ、音色名がそのまま表示される。しか
し、音色名が同一分類中の代替え音色であれば、音色名
に識別子「****」が付されて表示される。また、音
色名が同一分類でない代替え音色であれば、音色名に識
別子「******」が付されて表示される。
【0064】このようにして、自動演奏データ中に音色
データが含まれている場合には、鍵演奏データによって
発生される楽音信号の音色が前記音色データによって制
御される。この場合、自動演奏データ中の音色データに
よって表される音色が音源回路41にて対応不能であれ
ば、同音色は、音源回路41にて対応可能な音色に代替
えされる。しかも、同一分類に属する音色情報が音源回
路41にて対応可能であれば、この同一分類に属する音
色情報が代替え音色として選択される。したがって、電
子楽器にて楽音信号が発生されないような事態を避ける
ことができるとともに、奇妙な音色の楽音信号が発生さ
れることが回避される可能性が高くなる。
【0065】また、前記のような音色の代替えがなされ
た場合には、表示器13にて代替えがなされたことを表
す識別子と共に音色名が表示される。しかも、この識別
子の付与においては、同一分類の音色が代替え音色とし
て決定された場合と、そうでない場合とで、識別子を異
ならせている。したがって、ユーザは前記のような音色
の代替えを簡単に認識でき、外部記録媒体に記憶されて
いる音色情報の利用の便が増す。
【0066】また、前記例では、自動演奏データ中の音
色データに関してのみ説明したが、楽音信号に付与され
る効果を制御するための制御情報、自動伴奏を制御する
ための制御情報としてのスタイルデータ(自動伴奏の種
類)などの楽音発生態様を制御する楽音制御情報にも適
用されるものである。すなわち、効果およびスタイルに
関しても、読み出された効果データおよびスタイルデー
タは前記音色の場合と同様に代替えされるとともに、代
替えした効果名およびスタイル名を表示器13に表示さ
せる。ただし、この表示は、効果名およびスタイル名の
表示が選択されている場合のみである。また、この場合
も、読み出された効果データおよびスタイルデータと同
一分類に属する効果データおよびスタイルデータが本電
子楽器にて対応可能であれば、この同一分類に属する効
果データおよびスタイルデータが代替え効果データおよ
び代替えスタイルデータとして選択される。
【0067】また、前記のような効果データおよびスタ
イルデータの代替えがなされた場合には、表示器13に
て代替えがなされたことを表す識別子と共に音色名が表
示される。しかも、この識別子の付与においては、同一
分類の効果データおよびスタイルデータとして決定され
た場合と、そうでない場合とで、識別子を異ならせるよ
うにする。したがって、ユーザは前記のような効果デー
タおよびスタイルデータの代替えを簡単に認識でき、外
部記録媒体に記憶されている効果データおよびスタイル
データの利用の便が増す。
【0068】なお、上記実施形態においては、ROM3
3内の音色データ記憶エリアおよび効果データ記憶エリ
アに音色テーブルおよび効果テーブルに対応させて、基
本的な音色パラメータおよび効果パラメータを記憶させ
るようにした。しかし、これに代えて、音源回路41に
音色番号に対応させて音色パラメータを記憶しておい
て、楽音信号の形成の際に音色制御用として利用するよ
うにしてもよい。また、効果回路42に効果番号に対応
させて効果パラメータを記憶しておいて、楽音信号に効
果を付与する際に効果制御用として利用するようにして
もよい。
【0069】また、上記実施形態においては、表示器1
3に音色名、効果名、スタイル名を表示する場合、代替
えしたものに関しては、識別子として「**」、「**
**」および「******」なる記号を付すようにし
たが、他の記号を付するようにしてもよい。また、代替
えした名称の字体を異ならせたり、代替えした名称に下
線を引いたりして、代替えしたことを識別できるように
してもよい。この場合も、同一分類のもの代替えした場
合と、同一分類以外のものに代替えした場合と区別する
ようにすればよい。
【0070】さらに、上記実施形態においては、本発明
を演奏操作子としての鍵盤10を有する電子楽器に適用
した例について説明したが、本発明は、タッチプレー
ト、押しボタン、弦などを演奏操作子として有する種々
の楽器にも適用できるものである。また、電子楽器以外
でも、楽音信号を発生可能である各種装置、例えばシー
ケンサ装置、パーソナルコンピュータ装置にも適用可能
である。
【0071】さらに、本発明の実施にあたっては、上記
実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、
本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子音楽装置の一実施形態に係る電
子楽器の概略ブロック図である。
【図2】 図1のROMの各種記憶エリアを示すマップ
である。
【図3】 図1の電子楽器にて利用される自動演奏デー
タの一例を示すデータフォーマット図である。
【図4】 図1のROMの音色データ記憶エリア内に設
けた音色テーブルのデータフォーマット図である。
【図5】 図1のROMの効果データ記憶エリア内に設
けた効果テーブルのデータフォーマット図である。
【図6】 図1の電子楽器にて利用されるレジストレー
ションデータの一例を示すデータフォーマット図であ
る。
【図7】 図1の電子楽器にて実行される外部音色取り
込みプログラムを示すフローチャートである。
【図8】 図1の表示器における音色名の表示例を示す
図である。
【図9】 図1の電子楽器にて実行される自動演奏再生
プログラムを示すフローチャートである。
【図10】 図8の再生プログラムの音色データルーチ
ンを詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…鍵盤、12…パネル操作子群、13…表示器、3
1…CPU,33…ROM、34…RAM、35…外部
記憶装置、41…音源回路、42…効果回路、51…イ
ンターフェース回路、52…外部電子音楽装置、53…
通信ネットワーク。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された楽音制御情報に応じて発生態様
    の制御された楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    前記楽音信号発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制
    御情報を記憶する記憶手段と、ユーザによる選択的利用
    のために外部に記憶されている楽音制御情報の名称を表
    示する表示器とを備えた電子音楽装置において、 外部に記憶されている楽音制御情報を入力する際、同外
    部に記憶されている楽音制御情報のうちで前記楽音信号
    発生手段にて対応不能な楽音制御情報に関しては、前記
    記憶手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報のう
    ちの1種類の楽音制御情報を所定の条件に従って代替え
    楽音制御情報として自動的に選択して、同代替え楽音制
    御情報の名称を代替えしたことを識別可能な態様で前記
    表示器に表示する表示制御手段と、 前記表示器にて表示されている名称に対応した楽音制御
    情報を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された楽音制御情報が前記代替
    え楽音制御情報でないとき、同選択された楽音制御情報
    を外部から取り込んで前記楽音信号発生手段に供給する
    とともに、前記選択手段により選択された楽音制御情報
    が前記代替え楽音制御情報であるとき、前記記憶手段に
    記憶されている前記代替え楽音制御情報を前記楽音信号
    発生手段に供給する楽音制御情報供給手段とを設けたこ
    とを特徴とする電子音楽装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、複数種類の楽音制御情報
    を複数の分類に分けて記憶しており、 前記表示制御手段は、前記外部に記憶されている楽音制
    御情報のうちで、前記楽音信号発生手段にて対応不能な
    楽音制御情報に関しては、前記記憶手段に記憶されてい
    る複数種類の楽音制御情報の中から同一分類に属する楽
    音制御情報を代替え楽音制御情報として自動的に選択す
    る第1選択手段を含む前記請求項1に記載した電子音楽
    装置。
  3. 【請求項3】前記表示制御手段は、さらに、 前記外部に記憶されている楽音制御情報のうちで、前記
    楽音信号発生手段にて対応不能かつ前記記憶手段に同一
    分類に属する楽音制御情報が記憶されていない楽音制御
    情報に関しては、同記憶手段に記憶されている複数種類
    の楽音制御情報の中から予め決められた1種類の楽音制
    御情報を代替え楽音制御情報として自動的に選択する第
    2選択手段を含む前記請求項2に記載した電子音楽装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1選択手段により選択された代替え
    楽音制御情報の名称と、前記第2選択手段により選択さ
    れた代替え楽音制御情報の名称とを、それぞれ異なる識
    別態様で表示器に表示する前記請求項3に記載した電子
    音楽装置。
  5. 【請求項5】入力された楽音制御情報に応じて発生態様
    の制御された楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    前記楽音信号発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制
    御情報を記憶する記憶手段と、表示器とを備えた電子音
    楽装置において、 楽音制御情報を外部から取り込む取り込み手段と、 前記外部から取り込んだ楽音制御情報が前記楽音信号発
    生手段にて対応不能なとき、前記記憶手段に記憶されて
    いる複数種類の楽音制御情報のうちの1種類の楽音制御
    情報を所定の条件に従って代替え楽音制御情報として自
    動的に選択して前記楽音信号発生手段に供給するととも
    に、前記代替え楽音制御情報の名称を代替えしたことを
    識別可能な態様で前記表示器に表示する代替え制御手段
    とを設けたことを特徴とする電子音楽装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、複数種類の楽音制御情報
    を複数の分類に分けて記憶しており、 前記代替え制御手段は、 前記記憶手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報
    の中から前記外部から取り込んだ楽音制御情報と同一分
    類に属する楽音制御情報を代替え楽音制御情報として自
    動的に選択して前記楽音信号発生手段に供給する第1選
    択手段と、 前記第1選択手段にて選択された代替え楽音制御情報の
    名称を代替えしたことを識別可能な第1の識別態様で前
    記表示器に表示する第1表示制御手段とを含む前記請求
    項5に記載した電子音楽装置。
  7. 【請求項7】前記代替え制御手段は、さらに、 前記外部から取り込んだ楽音制御情報が前記楽音信号発
    生手段にて対応不能かつ前記記憶手段に記憶された複数
    の楽音制御情報のいずれの分類にも属さないとき、同記
    憶手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報の中か
    ら予め決められた1種類の楽音制御情報を代替え楽音制
    御情報として自動的に選択して前記楽音信号発生手段に
    供給する第2選択手段と、 前記第2選択手段にて選択された代替え楽音制御情報の
    名称を代替えしたことを表すとともに前記第1の識別態
    様とは異なる第2の識別態様で前記表示器に表示する第
    2表示制御手段とを含む前記請求項6に記載した電子音
    楽装置。
  8. 【請求項8】入力された楽音制御情報に応じて発生態様
    の制御された楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    前記楽音信号発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制
    御情報を記憶する記憶手段と、ユーザによる選択的利用
    のために外部に記憶されている楽音制御情報の名称を表
    示する表示器とを備えた電子音楽装置に適用されて、 外部に記憶されている楽音制御情報を入力する際、同外
    部に記憶されている楽音制御情報のうちで前記楽音信号
    発生手段にて対応不能な楽音制御情報に関しては、前記
    記憶手段に記憶されている複数種類の楽音制御情報のう
    ちの1種類の楽音制御情報を所定の条件に従って代替え
    楽音制御情報として自動的に選択して、同代替え楽音制
    御情報の名称を代替えしたことを識別可能な態様で前記
    表示器に表示するステップと、 ユーザの選択操作により前記表示器にて表示されている
    名称に対応した楽音制御情報を選択するステップと、 前記選択された楽音制御情報が前記代替え楽音制御情報
    でないとき、同選択された楽音制御情報を外部から取り
    込んで前記楽音信号発生手段に供給するとともに、前記
    選択された楽音制御情報が前記代替え楽音制御情報であ
    るとき、前記記憶手段に記憶されている前記代替え楽音
    制御情報を前記楽音信号発生手段に供給するステップと
    を含むコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  9. 【請求項9】入力された楽音制御情報に応じて発生態様
    の制御された楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
    前記楽音信号発生手段にて対応可能な複数種類の楽音制
    御情報を記憶する記憶手段と、表示器とを備えた電子音
    楽装置に適用されて、 楽音制御情報を外部から取り込むステップと、 前記外部から取り込んだ楽音制御情報が前記楽音信号発
    生手段にて対応不能なとき、前記記憶手段に記憶されて
    いる複数種類の楽音制御情報のうちの1種類の楽音制御
    情報を所定の条件に従って代替え楽音制御情報として自
    動的に選択して前記楽音信号発生手段に供給するととも
    に、前記代替え楽音制御情報の名称を代替えしたことを
    識別可能な態様で前記表示器に表示するステップとを含
    むコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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