JPH10157454A - 車両用サイドバイザー及びこれを用いた換気装置 - Google Patents

車両用サイドバイザー及びこれを用いた換気装置

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JPH10157454A
JPH10157454A JP16860197A JP16860197A JPH10157454A JP H10157454 A JPH10157454 A JP H10157454A JP 16860197 A JP16860197 A JP 16860197A JP 16860197 A JP16860197 A JP 16860197A JP H10157454 A JPH10157454 A JP H10157454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車室内の空気を効率よく容易に外部に排出す
る。 【解決手段】サイドバイザー21は、傾斜した前部と水
平な上部の窓枠14を有する車両用ドア11の前部を車
両の外部から覆う傾斜部22と上部を車両の外部から覆
う水平部23とが連続して一体的に形成されて窓枠4に
取付けられる。傾斜部22が前部14aに取付けられる
第1フランジ部22aと第1フランジ部22aの下端か
ら外方に湾曲して下方に延び下端がドア11の上昇状態
のウインドウガラス13外面と所定の間隔を有するよう
に形成された第1バイザー本体22bとにより構成さ
れ、水平部23が上部14bに取付けられる第2フラン
ジ部23aと第2フランジ部23aの下端から外方に湾
曲して下方に延び下端がドア11の上昇状態のウインド
ウガラス13外面に接触するように形成された第2バイ
ザー本体23bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアの傾斜
した前部と水平な上部をそれぞれ車両の外部から覆う傾
斜部と水平部とが一体的に形成されて窓枠に取付けられ
る車両用サイドバイザー及びこれを用いた換気装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアの傾斜した前部と水平な上部
を車両の外部から覆う車両用サイドバイザーを車両用ド
アの窓枠に備えた車両が知られている。一般にこのサイ
ドバイザーはウインドウガラスの前部及び上部を覆うよ
うな庇状に形成され、このサイドバイザーの上端縁が車
両用ドアの窓枠に取付けられる。このようなサイドバイ
ザーが設けられた車両では、走行中にサイドウインドウ
ガラスを若干下げるとサイドバイザー近傍を流れる空気
が負圧となり車室内の空気が開放された隙間から外部に
排出されることにより車室内の空気を換気できるように
なっている。このサイドバイザーによって、雨天時に車
内の換気のためにサイドウインドウガラスを若干下げて
も、雨滴が車室内に入り込まないようになっている。
【0003】しかし、サイドウインドウガラスを若干下
げたドアの上部の隙間はその開口方向が車外の空気の流
れに平行になるために、その上部からは負圧による空気
の排出が効率よく行われないばかりでなく、図13に示
すように、時としてドア前部2aから排出された空気
が、図の矢印で示すように、サイドウインドウガラス3
の外部を伝って上方に流れ、上部2bの隙間から再び車
室内に侵入することがある。また、サイドウインドウガ
ラス3を上昇させた状態ではサイドバイザー4の後端と
サイドウインドウガラス3との間に渦流が発生して風切
り音が増大する問題点もあった。更に、このようなサイ
ドバイザー4では単にその形状が庇状になっているだけ
であるので、ウインドウガラス3を下げると、上方から
の雨滴等の侵入に対しては効果があるけれども、ウイン
ドウガラス3とサイドバイザー4との間隔が大きいので
雨天時に他の車両とすれ違ったときや、横なぐりの雨が
降ったときには、他の車両によって跳ね上げられた水し
ぶきや雨がその隙間から車室内に侵入してしまうことも
あった。
【0004】これらの点を解消するために、従来サイド
バイザーに複数の開口部を設け、その開口部を覆うよう
にサイドバイザーの外面に更にカバーを設けた車両用サ
イドバイザー(実開閉3−91809)や、車両用ドア
の窓枠の上部に排気ケースを設け、この排気ケースの内
部に車内の空気を強制的に排気する排気ファンを設けた
自動車用側窓用の換気装置(実開平6−55818)が
提案されている。前者における車両用サイドバイザーで
は開口部近傍に発生する負圧により車室内の空気を有効
に排出させることができ、後者の自動車用側窓用の換気
装置では排気ファンにより強制的に車室内の空気を効率
よく外部に排出させることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者における
車両用サイドバイザーでは開口部を覆うようにサイドバ
イザーの外面に更にカバーを設けることから開口部周辺
のサイドバイザーの清掃が困難であるとともに、サイド
バイザー自体が大型化し、このサイドバイザーを車両に
取付けた状態の車幅寸法を増加させる不具合がある。ま
た、後者の自動車用側窓用の換気装置では排気ファンを
装着する必要性からこのファンを駆動させる電力供給装
置も同時に必要とし、構造が複雑になるとともに部品点
数の増加からサイドバイザーの単価が押し上げられる不
具合がある。本発明の目的は、比較的簡単な構造で、車
室内の空気を効率よく外部に排出し得る車両用サイドバ
イザー及びこれを用いた換気装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図4に示すように、傾斜した前部14aと水平
な上部14bの窓枠14を有する車両用ドア11の前部
14aを車両の外部から覆う傾斜部22と上部14bを
車両の外部から覆う水平部23とが連続して形成されて
窓枠4に取付けられる車両用サイドバイザーの改良であ
る。その特徴ある構成は、傾斜部22が前部14aに取
付けられる第1フランジ部22aと第1フランジ部22
aの下端から外方に湾曲して下方に延び下端がドア11
の上昇状態のウインドウガラス13外面と所定の間隔を
有するように形成された第1バイザー本体22bとによ
り構成され、水平部23が上部14bに取付けられる第
2フランジ部23aと第2フランジ部23aの下端から
外方に湾曲して下方に延び下端がドア11の上昇状態の
ウインドウガラス13外面に接触するように形成された
第2バイザー本体23bとを備えたところにある。
【0007】図5に示すように、車両の運転者が車室内
を換気するため、走行中にサイドウインドウガラス13
を閉止された状態から若干下げると、サイドバイザー近
傍を流れる空気が車室内の空気に対して負圧となり、下
げられたウインドウガラス13の隙間から車室内の空気
が効率よく吸い出される。前部14aとウインドウガラ
ス13との間に生じる隙間を介して車室内から吸い出さ
れた空気がウインドウガラス13の外部を伝って上方に
流れても、水平部21bにおけるサイドバイザー21の
下部がサイドウインドウガラス13に当接して窓枠14
の上部14bとウインドウガラス13との間に生じる隙
間を塞ぐため、ウインドウガラス13の外部を伝わる空
気流がこの隙間を通って再び車室内に侵入しない。
【0008】請求項2に係る発明は、図1及び図6に示
すように、傾斜した前部14aと水平な上部14bの窓
枠14を有する車両用ドア11の前部14aを車両の外
部から覆う傾斜部22と上部14bを車両の外部から覆
う水平部33とが連続して形成されて窓枠14に取付け
られる車両用サイドバイザーの改良である。その特徴あ
る構成は、図1に示すように、傾斜部22が前部14a
に取付けられる第1フランジ部22aと第1フランジ部
22aの下端から外方に湾曲して下方に延び下端がドア
11の上昇状態のウインドウガラス13外面と所定の間
隔を有するように形成された第1バイザー本体22bと
により構成され、図6に示すように、水平部33が上部
14bに取付けられる第2フランジ部33aと第2フラ
ンジ部33aの下端から外方に湾曲して下方に延び下端
がドア11の上昇状態のウインドウガラス13外面と所
定の間隔を有するように形成された第3バイザー本体3
3bと第3バイザー本体33bの下端に接続されドア1
1の上昇状態のウインドウガラス13外面に接触するよ
うに形成された底部部材36とを備えたところにある。
水平部33が第3バイザー本体33bと底部部材36を
備え、底部部材36の下端をウインドウガラス13外面
に接触させることにより、従来使用されている水平部3
3の下部が開放されたサイドバイザーを本発明のサイド
バイザーにすることができる。
【0009】請求項3に係る発明は、図6に示すよう
に、傾斜した前部14aと水平な上部14bの窓枠14
を有する車両用ドア11の前部14aを車両の外部から
覆う傾斜部32と上部14bを車両の外部から覆う水平
部33とが連続して形成されて窓枠14に取付けられる
車両用サイドバイザーの改良である。その特徴ある構成
は、傾斜部32の前端に窓枠の前部14aから外方に湾
曲して下方に延び下端がドア11の上昇状態のウインド
ウガラス13外面と所定の間隔を有するように形成され
た前端部材34が接続され、水平部33が上部14bに
取付けられる第2フランジ部33aと第2フランジ部3
3aの下端から外方に湾曲して下方に延び下端がドア1
1の上昇状態のウインドウガラス13外面と所定の間隔
を有するように形成された第3バイザー本体33bと第
3バイザー本体33bの下端に接続されドア11の上昇
状態のウインドウガラス13外面に接触するように形成
された底部部材36とを備えたところにある。従来使用
されているサイドバイザーの傾斜部32がドアの前部1
4aの全てを覆わない場合には、前端部材34を別途傾
斜部32に取付け、底部部材36をバイザー本体33b
の下端に接続することにより、傾斜部32がドアの前部
14aの全てを覆わない従来使用されているサイドバイ
ザーを本発明のサイドバイザーにすることができる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、図8〜図12に示すように、第2バイザー
本体43bは第2バイザー本体43bが包囲する縦断面
積が水平部43の前端から後端に向って緩やかに縮小す
るように形成された車両用サイドバイザーである。第2
バイザー本体43bが包囲する縦断面積を水平部43の
前端から後端に向って縮小することにより、下げられた
ウインドウガラスの隙間から吸出された空気が水平部の
後端で渦流を生じることを防止して車両の後方に滑らか
に導く。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1又は4に
係る発明であって、第2バイザー本体43bは第2バイ
ザー本体43bの最大外方湾曲部分が描く水平部43に
おける稜線Rが水平部43の前端から後端に向って緩や
かに上昇し、かつ稜線Rより下部の第2バイザー本体4
3bがウインドウガラス13側に向って湾曲するように
形成された車両用サイドバイザーである。最大外方湾曲
部分が描く水平部43における稜線Rが水平部43の前
端から後端に向って上昇させ、その下部をウインドウガ
ラス13側に向って湾曲させることにより、ウインドウ
ガラス13の外部を伝って上昇した空気がサイドバイザ
ー41の稜線R下部の湾曲面に案内され、下げられたウ
インドウガラスの隙間から吸出された空気が水平部の後
端で渦流を生じることなく車両の後方に滑らかに導かれ
る。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
のいずれかに係る発明であって、第2バイザー本体23
b,43b又は底部部材36のウインドウガラス13外
面に接触する部分に弾性体27が取付けられた車両用サ
イドバイザーである。第2バイザー本体23b,43b
又は底部部材36に弾性体27を固着し、弾性体27を
ウインドウガラス13外面に接触させることにより、サ
イドバイザー21,31又は41とウインドウガラス1
3の隙間からの不要な水しぶき等の侵入を防止し、車両
走行時におけるビビリ音を軽減する。
【0013】請求項7に係る発明は、図4に示すよう
に、請求項1ないし6いずれか記載の車両用サイドバイ
ザー21,31,41と、ウインドウガラス13を昇降
させるサーボモータ81と、サーボータ81の正転又は
逆転及び停止を切換えるスイッチ84と、ウインドウガ
ラス13の上端が第2バイザー本体23b,43b又は
底部部材36の下端に接触又は離脱を開始する位置を検
出する位置センサ83と、スイッチ84の切換出力及び
位置センサ83の検出出力に基づいてサーボモータ81
を制御するコントローラ82とを備えた車両用サイドバ
イザーを用いた換気装置である。サーボモータ81と位
置センサ83とスイッチ84とコントローラ82とを備
え、スイッチ84の切換出力及び位置センサ83の検出
出力に基づいてウインドウガラス13の上端が第2バイ
ザー本体23b,43b又は底部部材36の下端に接触
又は離脱を開始する位置までコントローラ82がサイド
ウインドウガラス13を上昇又は下降させることによ
り、サイドバイザー21,31,41が車室内の空気を
下げられたウインドウガラス13との隙間から効率よく
吸い出す。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1に示すように、車両のド
ア11はボディー12の側面に形成されたドア開口部1
2dを開閉するように構成される。図1は車両の右側の
ドア11を車両後部斜め下から見た斜視図であり、符号
12aはドア11に設けられたサイドミラーである。図
2及び図3に示すように、ドア開口部12dの周縁には
全周にわたって開口部用ウエザストリップ12bが装着
される。この開口部用ウエザストリップ12bはドア1
1を閉じた状態で先端が当接して車室を密閉するように
なっている。
【0015】図4に示すように、ドア11の上部には窓
用開口部11aが形成され、窓用開口部11aにはサイ
ドウインドウガラス13が装着される。窓用開口部11
aは窓枠14により形成され、窓枠14は傾斜した前部
14aと水平な上部14bとを有する。図2及び図3に
示すように、窓枠14の内周縁には一点鎖線で示す上昇
したウインドウガラス13の先端が侵入する窓用ウエザ
ストリップ15が装着される。図4に戻って、ドア11
の下部には窓ガラス昇降装置80が内蔵され、この装置
80がウインドウガラス13を上方に移動させることに
より窓用開口部11aをウインドウガラス13で閉止
し、ウインドウガラス13を下方に移動してドア11の
下部に収納することにより窓用開口部11aを開放する
ように構成される。
【0016】図1に戻って、本発明のサイドバイザー2
1は窓枠14の前部を車両の外部から覆う傾斜部22と
窓枠14の上部を車両の外部から覆う水平部23とが一
体的に形成され、このサイドバイザー21は窓枠14に
取付けられる。傾斜部22は前部14aに取付けられる
第1フランジ部22aと、このフランジ部22aの下端
に連続して形成された第1バイザー本体22bとを備え
る。水平部23は上部14bに取付けられる第2フラン
ジ部23aと、このフランジ部23aの下端に連続して
形成された第2バイザー本体23bとを備える。図2及
び図3に示すように、第1フランジ部22a及び第2フ
ランジ部23aは前部14a及び上部14bに相応して
形成され、この第1及び第2フランジ部22a,23a
を両面粘着テープ又は面ファスナ24を介して前部14
a及び上部14bに接着することによりサイドバイザー
21を窓枠14に取付けるようになっている。
【0017】図3に示すように、サイドバイザー21の
傾斜部22における第1バイザー本体22bは第1フラ
ンジ部22aと一体的に形成され、窓枠14の前部14
aから外方に湾曲して下方に延び下端がドアの上昇状態
のウインドウガラス13の外面と所定の間隔を有するよ
うに形成される。一方、図2に示すように、水平部23
における第2バイザー本体23bは、第2フランジ部2
3aと一体的に形成され、窓枠14の上部14bから外
方に湾曲して下方に延び、再びウインドウガラス13に
向って湾曲して下端がドアの上昇状態のウインドウガラ
ス13の外面に接触するように形成され、図1に示すよ
うに、第2バイザー本体23bの後端部は閉塞される。
【0018】図2に示すように、水平部23における第
2バイザー本体23bの下縁にはウインドウガラス13
に平行な第3フランジ部23cが形成され、この第3フ
ランジ部23cには一点鎖線で示す上昇したウインドウ
ガラス13外面に接触可能に形成された、例えば合成ゴ
ム等の弾性体27が取付けられる。第2バイザー本体2
3bの下端はウインドウガラス13の外面にこの弾性体
27を介して接触することにより車両走行時におけるビ
ビリ音を軽減するとともに、サイドバイザー21とウイ
ンドウガラス13の隙間からの不要な水しぶき等の侵入
を防止する。
【0019】このように構成された車両用サイドバイザ
ーでは、車両が走行することにより車両外部の空気が車
両後方に流れる。車両の運転者が車室内を換気するた
め、サイドウインドウガラス13を、図5で示すよう
に、若干下げると、傾斜部における第1バイザー本体2
2b近傍の空気が車室内の空気に対して負圧となり、車
室内の空気が前部14aと下げられたウインドウガラス
13との隙間から図の矢印で示すように効率よく吸い出
される。この隙間から吸い出された車室内の空気は車両
走行で流れる車両外部の空気とともに車両後方に流れ
る。この場合、車室内から前部14aとウインドウガラ
ス13との間に生じる隙間を介して吸い出された空気が
ウインドウガラス13の外部を破線で示すように伝って
上方に流れても、水平部における第2バイザー本体23
bの下部がウインドウガラス13に当接して窓枠の上部
14bとウインドウガラス13との間に生じる隙間を塞
ぐため、ウインドウガラス13の外部を伝わる空気流が
この隙間を通って再び車室内に侵入することはない。
【0020】図6及び図7に本発明の別の実施の形態を
示す。上述した形態と同一符号は同一部品を表し、繰り
返しての説明を省略する。図6に示すように、本形態の
サイドバイザー31は傾斜部32に前端部材34が固着
され、水平部33が第3バイザー本体33bとこのバイ
ザー本体33bの下端に接続される底部部材36とを備
える。前端部材34は傾斜部32の前端に連続するよう
に固着され、前端部材34は窓枠14の前部14aに取
付けられる第4フランジ部34aと、このフランジ部3
4aの下端から外方に湾曲して形成された第4バイザー
本体34bとを備える。前端部材34が傾斜部32に固
着された状態で、第4フランジ部34aは第1フランジ
部32aとともに窓枠14の前部14aに相応して形成
され、第4バイザー本体34bは第4フランジ部34a
と一体的に形成され、窓枠14の前部14aから外方に
湾曲して下方に延び下端がドアの上昇状態のウインドウ
ガラス13の外面と所定の間隔を有するように形成され
る。この第4フランジ部34aを前部14aに接着する
ことにより前端部材34は窓枠14に取付けられる。
【0021】水平部33における第3バイザー本体33
bは窓枠14に取付けられる第2フランジ部33aと一
体的に形成され、窓枠の上部14bから外方に湾曲して
下方に延び、ドア11の上昇状態のウインドウガラス1
3外面と所定の間隔を有するように形成される。底部部
材36は第3バイザー本体33bの下端に接続され、ド
ア11の上昇状態のウインドウガラス13外面に接触す
るように形成される。図7に示すように、第3バイザー
本体33bの下方に延びた端部には底部部材36がその
上端を第3バイザー本体33bの端部に重ね合わされた
状態で接着され、底部部材36はその下端がドアの上昇
状態のウインドウガラス13の外面に接触するように湾
曲して形成される。底部部材36の下縁にはウインドウ
ガラス13に平行な第5フランジ部36cが形成され、
この第5フランジ部36cには上昇したウインドウガラ
ス13外面に接触可能に形成された弾性体27が取付け
られる。このように構成された車両用サイドバイザーに
おける動作は上述した実施の形態と同様であるので繰り
返しての説明を省略する。
【0022】図8〜図12に本発明の更に別の実施の形
態を示す。上述した形態と同一符号は同一部品を表し、
繰り返しての説明を省略する。図8に示すように、本形
態のサイドバイザー41は窓枠14の前部を車両の外部
から覆う傾斜部42と窓枠14の上部を車両の外部から
覆う水平部43とが一体的に形成され、図12に示すよ
うに、傾斜部42は前部14aに取付けられる第1フラ
ンジ部42aと、このフランジ部42aの下端に連続し
て形成された第1バイザー本体42bとを備える。第1
バイザー本体42bは第1フランジ部42aと一体的に
形成され、窓枠14の前部14aから外方に湾曲して下
方に延び下端がドアの上昇状態のウインドウガラス13
の外面と所定の間隔を有するように形成される。
【0023】図9〜図11に示すように、水平部43は
上部14bに取付けられる第2フランジ部43aと、こ
のフランジ部43aの下端に連続して形成された第2バ
イザー本体43bとを備える。第2バイザー本体43b
は、第2フランジ部43aと一体的に形成され、窓枠1
4の上部14bから外方に湾曲して下方に延び、再びウ
インドウガラス13に向って湾曲して下端がドアの上昇
状態のウインドウガラス13の外面に接触するように形
成される。図8に示すように、車外に膨出する第2バイ
ザー本体の最大外方湾曲部分が描く水平部43における
稜線Rは水平部43の前端から後端に向って緩やかに上
昇し、かつその最大外方湾曲部分におけるウインドウガ
ラス13からの距離は水平部43の前端から後端に向っ
て低くなるように形成される。また、この稜線Rより下
部の第2バイザー本体43bは、図9〜図11に示すよ
うに、ウインドウガラス13側に向って湾曲して形成さ
れる。
【0024】即ち、図11に示すように、水平部43の
前端における第2バイザー本体43bの最大外方湾曲部
分FRは第2バイザー本体43bの比較的低いところに
位置し、かつウインドウガラス13からの距離も比較的
長いけれども、図10に示すように、水平部43の略中
央における第2バイザー本体43bの最大外方湾曲部分
MRは第2バイザー本体43bの略中央部分まで上昇
し、かつウインドウガラス13からの距離も図11に示
した前端における距離に比較して短く形成される。更
に、図9に示すように、水平部43の後端における第2
バイザー本体43bでは最大外方湾曲部分BRが第2バ
イザー本体43bの高い位置まで上昇し、かつウインド
ウガラス13からの距離も更に短く形成される。このよ
うに最大外方湾曲部分FR,MR.BRにおけるウイン
ドウガラス13からの距離を水平部43の前端から後端
に向って低くなるように形成することにより、第2バイ
ザー本体43bは第2バイザー本体43bが包囲する縦
断面積が水平部43の前端から後端に向って緩やかに縮
小するように形成され、図8に示すように、最終的に水
平部43の後端縁は第2フランジ部43aと同一平板状
になり、窓枠14にその後端縁が密着して水平部43の
後端は閉塞される。なお、第2バイザー本体43b下端
のウインドウガラス13に接触する部分には上昇したウ
インドウガラス13外面に接触可能に形成された弾性体
27が取付けられる。このように構成された車両用サイ
ドバイザー41における動作は上述した実施の形態と同
様であるので繰り返しての説明を省略する。
【0025】次に、本発明の車両用サイドバイザーを用
いた換気装置を説明する。上述した形態と同一符号は同
一部品を表し、繰り返しての説明を省略する。図4に示
すように、本発明の車両用サイドバイザーを用いた換気
装置は上述したいずれかの車両用サイドバイザー21,
31,41と、窓ガラス昇降装置80を介してウインド
ウガラス13を昇降させるサーボモータ81を備える。
窓ガラス昇降装置80は、ウインドウガラス13の下端
に取付けられたガラスチャンネル61と、ウインドウガ
ラス13をチャンネル61を介して昇降するリフトアー
ム62と、チャンネル61に平行にチャンネル61に取
付けられたリフトアームブラケット63とを備え、ガラ
スチャンネル61は図示しないフィラーを介してウイン
ドウガラス13を保持する。リフトアーム62はメイン
アーム62aとサブアーム62b,62cとからなる。
メインアーム62aの中央には軸64が回転可能に設け
られ、この軸64には2つの腕部材からなるサブアーム
62b,62cが軸64を対象中心として固着されてア
ーム62a,62b及び62cはX字状に形成される。
アーム62a,62bの先端にはそれぞれローラ66が
枢支され、ローラ66は断面が略C字状に形成されたブ
ラケット63内を転動してリフトアーム62の移動を案
内するように構成される。
【0026】メインアーム62aの基端には半月状のギ
ヤ67が固着され、メインアーム62aの基端近傍は支
軸68に固着される。支軸68はベースプレート69に
回転可能に取付けられ、ベースプレート69は図示しな
いインナパネルに取付けられる。サブアーム62cの先
端に枢支されたローラ72はインナパネルに固着された
断面略C字状のガイドチャンネル73内を転動する。ま
た支軸68には窓ガラス上昇時の操作力低減用のバラン
シングスプリング74が取付けられる。半月状のギヤ6
7にはベースプレート69に回転可能に取付けられたピ
ニオン71が噛合する。
【0027】サーボモータ81はベースプレート69に
取付けられ、回転軸81aに設けられたウオームギヤが
ピニオン71に歯合する。ウインドウガラス13はサー
ボモータ81によりピニオン71を介してギヤ67を支
軸68を中心に回転させることにより開閉する。サーボ
モータ81にはコントローラ82の制御出力が接続され
る。コントローラ82にはサーボモータ81の正転、逆
転及び停止を切換えるスイッチ84が接続され、スイッ
チ84は6個の接点84c〜84hを有する。この例に
おけるスイッチ84はシーソ形のスイッチであって、ス
イッチ84をUP側又はDOWN側に押込むことにより
可動接点84aをそれぞれの接点84c〜84hに切換
えることができるように構成され、通常の状態では固定
接点84bに切換わって中立位置でOFF状態に保たれ
る。スイッチ84の可動接点84aをDOWN側接点8
4c又はUP側接点84dに切換えることにより、コン
トローラ82は可動接点84aがそれぞれの接点84
c,84dに接触している間のみサーボモータ81を正
転、逆転させ、ウインドウガラス13を下降又は上昇さ
せる。一方、スイッチ84の可動接点84aをフルオー
プン接点84e又はフルクローズ接点84fに切換える
と、ウインドウガラス13が上昇又は下降して窓用開口
部11aを全開状態又は全閉状態にするまでコントロー
ラ82はサーボモータ81を正転、逆転させるように構
成される。
【0028】一方、ドア11にはウインドウガラスの上
端がサイドバイザー21.31.41の第2バイザー本
体23b.43b又は底部部材36に接触又は離脱を開
始する位置を検出する位置センサ83が設けられる。こ
の位置センサ83は機械式ストローク式のスイッチであ
って、位置センサ83はベースプレート69の近傍に設
けられ、その検出出力はコントローラ82に接続され
る。また、半月状のギヤ67の一端にはレバー67aが
固着され、ウインドウガラス13の開閉に応じて位置セ
ンサ83のスイッチ部83aに当接し又はスイッチ部8
3aと連動することによりウインドウガラス13の開度
信号をコントローラ82に送る。この例ではウインドウ
ガラス13の上端が第2バイザー本体23b.43b又
は底部部材36の下端に接触する状態で図の破線で示す
ようにレバー67aがスイッチ部83aに当接し、この
状態からウインドウガラス13が全閉されるまでレバー
67aが実線で示すようにスイッチ部83aを押込み、
第2バイザー本体23b.43b又は底部部材36の下
端がウインドウガラス13に接触していることを検出す
る。即ち、レバー67aがスイッチ部83aに当接して
いるか否かにより、ウインドウガラス13の上端がサイ
ドバイザー21.31.41の第2バイザー本体23
b.43b又は底部部材36に接触又は離脱を開始する
位置を位置センサ83は検出するように構成される。
【0029】スイッチ84のDOWN側接点84cとフ
ルオープン接点84eの間、及びUP側接点84dとフ
ルクローズ接点84fの間にはDOWN側換気接点84
g及びUP側換気接点84hが設けられる。スイッチ8
4の可動接点84aをこの換気接点84g,84hに切
換えると、コントローラ82は位置センサ83の検出出
力を読みとる。第2バイザー本体23b.43b又は底
部部材36の下端がウインドウガラス13に接触してい
ることを位置センサ83が検出している状態で可動接点
84aがDOWN側換気接点84gに切換わると、位置
センサ83が第2バイザー本体23b.43b又は底部
部材36の下端がウインドウガラス13に接触していな
い信号を検出するまでコントローラ82はサーボモータ
81を正転させてウインドウガラス13を下降させる。
一方、第2バイザー本体23b.43b又は底部部材3
6の下端がウインドウガラス13に接触していないこと
を位置センサ83が検出している状態で可動接点84a
がUP側換気接点84hに切換わると、位置センサ83
が第2バイザー本体23b.43b又は底部部材36の
下端がウインドウガラス13に接触している信号を検出
するまでコントローラ82はサーボモータ81を逆転さ
せてウインドウガラス13を上昇させる。即ち、スイッ
チ84の可動接点84aを換気接点84g,84hに切
換えることによりコントローラ82はウインドウガラス
13の上端が第2バイザー本体23b.43b又は底部
部材36の下端に接触した位置でサーボモータ81の正
転又は逆転を自動的に停止させるように構成される。
【0030】このように構成された車両用サイドバイザ
ーを用いた換気装置では、窓用開口部11aが全閉状態
において車両の運転者が車室内を換気することを必要と
した場合に、運転者はスイッチ84を操作してウインド
ウガラス13を下降させる。運転者はスイッチ84の可
動接点84aをDOWN側接点84cに切換えることに
よりウインドウガラス13を下降させることもできるけ
れども、スイッチ84を更に押込んで可動接点84aを
DOWN側換気接点84gに切換えると、コントローラ
82は位置センサ83の検出出力を読みとり、位置セン
サ83が第2バイザー本体23b.43b又は底部部材
36の下端がウインドウガラス13に接触していない信
号を検出するまでサーボモータ81を正転させてウイン
ドウガラス13を下降させる。これによりコントローラ
82はウインドウガラス13をその上端が第2バイザー
本体23b.43b又は底部部材36の下端に接触した
位置で静止させる。
【0031】窓用開口部11aが開放状態であって第2
バイザー本体23b.43b又は底部部材36の下端が
ウインドウガラス13に接触していない場合には、車両
の運転者はスイッチ84を操作してウインドウガラス1
3を上昇させる。運転者はスイッチ84の可動接点84
aをUP側接点84dに切換えることによりウインドウ
ガラス13を上昇させることもできるけれども、スイッ
チ84を更に押込んで可動接点84aをUP側換気接点
84hに切換えると、コントローラ82は位置センサ8
3の検出出力を読みとり、位置センサ83が第2バイザ
ー本体23b.43b又は底部部材36の下端がウイン
ドウガラス13に接触する信号を検出するまでサーボモ
ータ81を逆転させてウインドウガラス13を上昇させ
る。これによりコントローラ82はウインドウガラス1
3をその上端が第2バイザー本体23b.43b又は底
部部材36の下端に接触した位置で静止させる。
【0032】従って、運転者はスイッチ84を押込んで
可動接点84aを換気接点84g又は84hに切換える
だけの簡単な動作でサイドウインドウガラス13を図5
に示すように下げることができ、サイドバイザー21,
31,41は車室内の空気を下げられたウインドウガラ
ス13との隙間から図の矢印で示すように効率よく吸い
出す。この隙間から吸い出された車室内の空気は車両走
行で流れる車両外部の空気とともに車両後方に流れ、サ
イドバイザー21,31,41はウインドウガラス13
の外部を破線で示すように伝って上方に流れた空気が車
室内に侵入することを防止する。なお、換気が終了した
後、運転者が窓用開口部11aを全開状態又は全閉状態
にすることを希望した場合には、運転者はスイッチ84
を最後まで押込んで可動接点84aをフルオープン接点
84e又はフルクローズ接点84fに切換える。可動接
点84aをいずれかの接点84e又は84fに切換える
ことにより、コントローラはサーボモータ81を正転、
逆転させ窓用開口部11aを全開状態又は全閉状態にす
る。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、傾
斜部が窓枠の前部から外方に湾曲して下方に延び下端が
ドアの上昇状態のウインドウガラス外面と所定の間隔を
有するように形成したので、サイドウインドウガラスを
若干下げると、車両走行に起因する空気の負圧により、
車室内の空気が前部と下げられたウインドウガラスとの
隙間から効率よく吸い出される。また、水平部を窓枠の
上部から外方に湾曲して下方に延び下端がドアの上昇状
態のウインドウガラス外面に接触するように形成したの
で、前部とウインドウガラスとの間に生じる隙間を介し
て車室内から吸い出された空気がウインドウガラスの外
部を伝って上方に流れても、水平部におけるサイドバイ
ザーの下部がサイドウインドウガラスに当接して窓枠の
上部とウインドウガラスとの間に生じる隙間を塞ぐた
め、ウインドウガラスの外部を伝わる空気流がこの隙間
を通って再び車室内に侵入しない。この結果、比較的簡
単な構造で、車室内の空気を効率よく外部に排出するこ
とができる。
【0034】また、水平部におけるバイザー本体の下端
をウインドウガラス外面に接触するように形成したの
で、サイドバイザーとウインドウガラスの隙間からの不
要な水しぶき等の侵入を防止することができ、弾性体を
バイザー本体の下端に固着すれば、弾性体がウインドウ
ガラスに当接して車両走行時におけるビビリ音を軽減す
ることもできる。また、水平部の下方に延びた端部に底
部部材を取付け、底部部材の下端をウインドウガラス外
面に接触させれば、従来使用されている水平部の下部が
開放されたサイドバイザーを使用して本発明に係るサイ
ドバイザーを製作することができる。従来使用されてい
るサイドバイザーがドアの前部の全てを覆わない場合に
は前端部材を別途取付けることにより底部部材とともに
本発明に係るサイドバイザーを製作することができる。
この結果、新規製作する金型費用等を安価にすることが
でき、サイドバイザー自体の単価を安価にすることがで
きる。また、既にサイドバイザーが装着されている車両
にあってはサイドバイザーの水平部の端部に底部部材を
取付けるだけ、又は前端部材と底部部材を取付けるだけ
の簡単な作業で、容易に本発明に係るサイドバイザーに
変更することができる。
【0035】また、第2バイザー本体が包囲する縦断面
積を水平部の前端から後端に向って縮小させれば、下げ
られたウインドウガラスの隙間から吸出された空気がサ
イドバイザーの後端で渦流になることを防止し、第2バ
イザー本体の最大外方湾曲部分が描く稜線を前端から後
端に向って上昇させ、その下部をウインドウガラス側に
向って湾曲させれば、ウインドウガラスの外部を伝って
上昇した空気を稜線下の湾曲面に案内させて下げられた
ウインドウガラスの隙間から吸出された空気を車両の後
方に滑らかに導くことができる。この結果、サイドバイ
ザーの風切り音を低減することができる。
【0036】更に、サイドバイザーを窓枠に面ファスナ
により取付け取外し可能に取付ければ、サイドバイザー
を窓枠から取外すことによりサイドバイザー自体の清掃
を容易に行うことができる。なお、サーボモータと位置
センサとスイッチとコントローラとを備え、スイッチの
切換出力及び位置センサの検出出力に基づいてウインド
ウガラスの上端が第2バイザー本体又は底部部材の下端
に接触又は離脱を開始する位置までコントローラがサイ
ドウインドウガラスを上昇又は下降させるように構成す
れば、スイッチを操作する簡単な動作で、ウインドウガ
ラスの上端を第2バイザー本体又は底部部材の下端に接
触又は離脱を開始する位置に位置させることができ、サ
イドバイザーが車室内の空気を下げられたウインドウガ
ラスとの隙間から効率よく吸い出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイドバイザーを取付けた車両の右側
のドアを車両後部斜め下から見上げた斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】そのドアの内部状態を示す側面図。
【図5】そのサイドバイザーを取付けたドアを車両の内
部から見た側面図。
【図6】本発明の別の例を示す図1に対応する図。
【図7】図5のC−C線断面図。
【図8】本発明の更に別の例を示す図1に対応する図。
【図9】図8のD−D線断面図。
【図10】図8のE−E線断面図。
【図11】図8のF−F線断面図。
【図12】図8のG−G線断面図。
【図13】従来例を示す図5に対応する図。
【符号の説明】
11 車両用ドア 13 サイドウインドウガラス 14 窓枠 14a 前部 14b 上部 21,31,41 サイドバイザー 22,32,42 傾斜部 22a,42a 第1フランジ部 22b,42b 第1バイザー本体 23,33,43 水平部 23a,33a,43a 第2フランジ部 23b,43b 第2バイザー本体 33b 第3バイザー本体 27 弾性体 34 前端部材 36 底部部材 81 サーボモータ 82 コントローラ 83 位置センサ 84 スイッチ R 稜線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した前部(14a)と水平な上部(14b)の
    窓枠(14)を有する車両用ドア(11)の前記前部(14a)を車
    両の外部から覆う傾斜部(22,42)と前記上部(14b)を車両
    の外部から覆う水平部(23,43)とが連続して形成されて
    前記窓枠(14)に取付けられる車両用サイドバイザーにお
    いて、 前記傾斜部(22,42)が前記前部(14a)に取付けられる第1
    フランジ部(22a,42a)と前記第1フランジ部(22a,42a)の
    下端から外方に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)
    の上昇状態のウインドウガラス(13)外面と所定の間隔を
    有するように形成された第1バイザー本体(22b,42b)と
    により構成され、 前記水平部(23、43)が前記上部(14b)に取付けられる第2
    フランジ部(23a,43a)と前記第2フランジ部(23a,43a)の
    下端から外方に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)
    の上昇状態のウインドウガラス(13)外面に接触するよう
    に形成された第2バイザー本体(23b,43b)とを備えたこ
    とを特徴とする車両用サイドバイザー。
  2. 【請求項2】 傾斜した前部(14a)と水平な上部(14b)の
    窓枠(14)を有する車両用ドア(11)の前記前部(14a)を車
    両の外部から覆う傾斜部(22)と前記上部(14b)を車両の
    外部から覆う水平部(33)とが連続して形成されて前記窓
    枠(14)に取付けられる車両用サイドバイザーにおいて、 前記傾斜部(22)が前記前部(14a)に取付けられる第1フ
    ランジ部(22a)と前記第1フランジ部(22a)の下端から外
    方に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)の上昇状態
    のウインドウガラス(13)外面と所定の間隔を有するよう
    に形成された第1バイザー本体(22b)とにより構成さ
    れ、 前記水平部(33)が前記上部(14b)に取付けられる第2フ
    ランジ部(33a)と前記第2フランジ部(33a)の下端から外
    方に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)の上昇状態
    のウインドウガラス(13)外面と所定の間隔を有するよう
    に形成された第3バイザー本体(33b)と前記第3バイザ
    ー本体(33b)の下端に接続され前記ドア(11)の上昇状態
    のウインドウガラス(13)外面に接触するように形成され
    た底部部材(36)とを備えたことを特徴とする車両用サイ
    ドバイザー。
  3. 【請求項3】 傾斜した前部(14a)と水平な上部(14b)の
    窓枠(14)を有する車両用ドア(11)の前記前部(14a)を車
    両の外部から覆う傾斜部(32)と前記上部(14b)を車両の
    外部から覆う水平部(33)とが連続して形成されて前記窓
    枠(14)に取付けられる車両用サイドバイザーにおいて、 前記傾斜部(32)の前端に前記窓枠の前部(14a)から外方
    に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)の上昇状態の
    ウインドウガラス(13)外面と所定の間隔を有するように
    形成された前端部材(34)が接続され、 前記水平部(33)が前記上部(14b)に取付けられる第2フ
    ランジ部(33a)と前記第2フランジ部(33a)の下端から外
    方に湾曲して下方に延び下端が前記ドア(11)の上昇状態
    のウインドウガラス(13)外面と所定の間隔を有するよう
    に形成された第3バイザー本体(33b)と前記第3バイザ
    ー本体(33b)の下端に接続され前記ドア(11)の上昇状態
    のウインドウガラス(13)外面に接触するように形成され
    た底部部材(36)とを備えたことを特徴とする車両用サイ
    ドバイザー。
  4. 【請求項4】 第2バイザー本体(43b)は前記第2バイ
    ザー本体(43b)が包囲する縦断面積が水平部(43)の前端
    から後端に向って緩やかに縮小するように形成された請
    求項1記載の車両用サイドバイザー。
  5. 【請求項5】 第2バイザー本体(43b)は第2バイザー
    本体(43b)の最大外方湾曲部分が描く水平部(43)におけ
    る稜線(R)が前記水平部(43)の前端から後端に向って緩
    やかに上昇し、かつ前記稜線(R)より下部の前記第2バ
    イザー本体(43b)がウインドウガラス(13)側に向って湾
    曲するように形成された請求項1又は4記載の車両用サ
    イドバイザー。
  6. 【請求項6】 第2バイザー本体(23b,43b)又は底部部
    材(36)のウインドウガラス(13)外面に接触する部分に弾
    性体(27)が取付けられた請求項1ないし5いずれか記載
    の車両用サイドバイザー。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の車両用
    サイドバイザー(21,31,41)と、 ウインドウガラス(13)を昇降させるサーボモータ(81)
    と、 前記サーボータ(81)の正転又は逆転及び停止を切換える
    スイッチ(84)と、 前記ウインドウガラス(13)の上端が第2バイザー本体(2
    3b,43b)又は底部部材(36)の下端に接触又は離脱を開始
    する位置を検出する位置センサ(83)と、 前記スイッチ(84)の切換出力及び前記位置センサ(83)の
    検出出力に基づいて前記サーボモータ(81)を制御するコ
    ントローラ(82)とを備えた車両用サイドバイザーを用い
    た換気装置。
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