JPH0355505Y2 - - Google Patents

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JPH0355505Y2
JPH0355505Y2 JP1985003500U JP350085U JPH0355505Y2 JP H0355505 Y2 JPH0355505 Y2 JP H0355505Y2 JP 1985003500 U JP1985003500 U JP 1985003500U JP 350085 U JP350085 U JP 350085U JP H0355505 Y2 JPH0355505 Y2 JP H0355505Y2
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JP
Japan
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vehicle body
back door
cover member
vehicle
hinge joint
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体構造の技術分野で利用さ
れ、特に、車体の後部整流装置に関する。
(従来の技術) 降雨時に自動車を高速走行させると、バツクウ
インドの汚れが多くなつてリヤワイパの払拭性能
を超えることがある。この対策として、車体の後
部にスポイラなどの整流板を設けてその整流作用
でバツクウインドの汚れを少なくしている。たと
えば、実開昭55−27147号公報には自動車のバツ
クドア自体に整流板を設けたものが開示されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この整流板はバツクドアから突出して
いて、しかも、バツクドアからの高さが遠隔操作
によつて調節されるものではない。したがつて、
車体後部の外観美が損われないでかつ必要時容易
に遠隔操作しうる整流板を車体の後部に設けるに
は、まだ解決すべき問題点が残されている。
また、上記バツクドアのヒンジ部はバツクドア
の内側に位置するとその分リヤ席のヘツドクリア
ランスが減少するので、バツクドアの外側に位置
させることでリヤ席のヘツドクリアランスを広く
確保したいという要望がある。
本考案はかかる点に鑑み、自動車のバツクドア
に整流用のカバー部材を回動可能に設け、該カバ
ー部材の格納状態ではバツクウインド面に空気を
流すことでその汚れを軽減するよう整流作用を
し、カバー部材の立上り状態では走行時の車体の
浮上りを防止するようスポイラー作用をするよ
う、上記カバー部材を遠隔操作によりその回動角
度を可変とするとともに、上記カバー部材をその
格納時バツクドアのヒンジ部の覆いにも兼用しう
るようにした自動車の後部整流装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体後部に設けられた車体開口部に、該車体
開口部を覆うとともにウインドガラスを有するバ
ツクドアが設けられており、上記バツクドアの上
縁部と車体開口部の上縁部とは、該バツクドアの
外側でかつ車体外表面よりも下方に位置するヒン
ジ結合部においてヒンジ結合されて、上記バツク
ドアは車体に対して上開きに開閉自在に設けられ
ている。上記ヒンジ結合部の上面には、該ヒンジ
結合部を覆いかつ車幅方向に延びる板状のカバー
部材が設けられ、該カバー部材は、その前縁部が
上記バツクドアに対して回動自在に枢支されて、
後縁が上記バツクドアの外表面と、前縁が車体外
表面とそれぞれ略面一となつて上記バツクドアの
ウインドガラス面に空気を流すよう整流作用をす
る格納位置と、後縁部が上記バツクドアの外表面
に対して離反するよう立上つて走行時の車体の浮
上りを抑えるようスポイラー作用をする立上り位
置とに回動可能に設けられている。そして、遠隔
操作により上記カバー部材を上記格納位置と立上
り位置とにその回動角度を可変にする作動手段が
設けられているものとする。
(作用) これにより、本考案では、リヤ席のヘツドクリ
アランスを稼ぐためにバツクドアの外側に設けた
ヒンジ結合部は、カバー部材で覆われているの
で、該ヒンジ結合部を覆い隠すことができ、外観
を損なうことがない。
そして、上記カバー部材は作動手段によつて立
上り状態にすることにより、走行時の車体の浮上
りを防止するスポイラー作用が得られる一方、作
動手段よつて格納状態にすることにより、バツク
ドアのウインドガラス面に空気を流してその汚れ
を軽減する整流作用が得られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
自動車1の車体1aの後部に設けられた車体開
口部1bには、該車体開口部1bを覆うとともに
ウインドガラス7を有するバツクドア2が設けら
れている。バツクドア2の上縁部2aの上面と車
体開口部1bの上縁部1cとは、バツクドア2の
外側でかつ車体外表面よりも下方に位置するヒン
ジ3で結合されていて、バツクドア2が車体開口
部1bに対し上開きに開閉可能に設けられてい
る。前記ヒンジ3が設けられているバツクドア2
上面側のヒンジ結合部分2bには、車幅方向に延
びる板状のカバー部材4がその前縁部4aにてピ
ン4bによつて回動自在に枢支されるとともに、
該カバー部材4によつてヒンジ結合部分2bの上
面が覆われている。カバー部材4は、後縁が上記
バツクドア2の外表面と、前縁が車体1a外表面
とそれぞれ略面一となつて上記バツクドア2のウ
インドガラス7面に空気を流すよう整流作用をす
る格納位置と、後縁部が上記バツクドア2の外表
面に対して離反するよう立上つて走行時の車体の
浮上りを抑えるようスポイラー作用をする立上り
位置とに回動可能に設けられている。そして、上
記カバー部材4を上記格納位置と立上り位置とに
その回動角度を可変にする作動手段5が設けられ
ている。
さらに、各部について詳述すれば、前記ヒンジ
3は、バツクドア2のアウタパネル2cの上面に
固設された第1ブラケツト3aと、車体1aに固
設された第2ブラケツト3bとを回動可能に連結
している。また、前記ピン4bは、バツクドア2
のアウタパネル2cの上面に固設された第3ブラ
ケツト4cと、カバー部材4と一体の第4ブラケ
ツト4dとを回動可能に連結している。第3ブラ
ケツト4cとカバー部材4との間には、カバー部
材4を上方へ回動する方向に付勢するつる巻捩り
ばね4eが介設されている。
前記作動手段5は、車室1d内のフロアトンネ
ル部1eに設けられた操作レバー5bと、基端が
操作レバー5bに接続され、かつ先端が取付具5
aに接続されたコントロールワイヤ5cとによつ
て構成され、取付具5aはカバー部材4のピン4
bより後方位置に設けられている。なお、作動手
段5は本例に代えて車室1e内から遠隔操作しう
る他の手段であつてもよい。
6は前記車体開口部1bの縁部とバツクドア2
との間に設けられたシール部材、7aはウインド
ガラス7とバツクドア2との間に設けられたウイ
ンドモールである。
次に前記実施例の作用について述べる。
操作レバー5bの引き操作をしてコントロール
ワイヤ5cを引つ張り、カバー部材4をつる巻捩
りばね4eの捩り力に抗して下方に回動させる
と、第2図実線及び第4図に示すように、カバー
部材4はヒンジ結合部分2bを覆い、かつその上
面はバツクドア2の外表面に段差なく連続した格
納状態となり、整つた外観となる。この格納状態
により、カバー部材4はバツクドア2のウインド
ガラス7面に空気を流す整流作用をして、降雨時
の高速走行時においても該ウインドガラス7の汚
れが少なくなる。
一方、操作レバー5bの戻し操作をしてコント
ロールワイヤ5cの張力をゆるめると、つる巻ば
ね4eの捩り力によりカバー部材4はピン4bを
中心として上方に回動する(第2図鎖線及び第3
図参照)。このようにカバー部材4を上方に回動
することによりカバー部材4はスポイラーとして
の作用をなし、走行時の車体1aの浮上りを防止
する。
バツクドア2の開閉はヒンジ3を中心として手
動でなされる。
(考案の効果) 本考案は上記の構成により、作動手段による遠
隔操作により、カバー部材を格納位置にしたとき
は、ヒンジ結合部分を覆いかつその上面がバツク
ドアの外表面に段差なく連続して整つた外観美を
形成するとともに、バツクウインド面に空気を流
す整流作用をなして該バツクウインドの汚れを軽
減する一方、カバー部材を立上り位置にしたとき
は、スポイラーの作用をして走行時の車体の浮上
りを防止することができる。よつて、ヒンジ部を
覆い隠す機能を得ることに加えて、カバー部材を
回動させることで整流作用とスポイラー作用との
相反する作用をユーザが選択できるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図は自動
車のバツクドアのヒンジ結合部分を示すもので第
3図の−線における縦断側面図、第2図は
−線における縦断側面図、第3図は第4図の
部分の拡大斜視図、第4図は自動車の全体斜視図
である。 1……自動車、1a……車体、1b……車体開
口部、1c……上縁部、1d……車室、2……バ
ツクドア、2a……上縁部、2b……ヒンジ結合
部分、4……カバー部材、4a……前縁部、5…
…作動手段、5b……操作レバー、5c……コン
トロールワイヤ、7……ウインドガラス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体後部に設けられた車体開口部に、該車体
    開口部を覆うとともにウインドガラスを有する
    バツクドアが設けられており、 上記バツクドアの上縁部と車体開口部の上縁
    部とは、該バツクドアの外側でかつ車体外表面
    よりも下方に位置するヒンジ結合部においてヒ
    ンジ結合されて、上記バツクドアは車体に対し
    て上開きに開閉自在に設けられており、 上記ヒンジ結合部の上面には、該ヒンジ結合
    部を覆いかつ車幅方向に延びる板状のカバー部
    材が設けられ、該カバー部材は、その前縁部が
    上記バツクドアに対して回動自在に枢支され
    て、後縁が上記バツクドアの外表面と、前縁が
    車体外表面とそれぞれ略面一となつて上記バツ
    クドアのウインドガラス面に空気を流すよう整
    流作用をする格納位置と、後縁部が上記バツク
    ドアの外表面に対して離反するよう立上つて走
    行時の車体の浮上りを抑えるようスポイラー作
    用をする立上り位置とに回動可能に設けられて
    おり、 遠隔操作により上記カバー部材を上記格納位
    置と立上り位置とにその回動角度を可変にする
    作動手段が設けられていることを特徴とする自
    動車の後部整流装置。 (2) 作動手段は、車室内に配置された操作レバー
    と、該操作レバーとカバー部材とを連結するコ
    ントロールワイヤとからなつている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の自動車の後部整流装
    置。
JP1985003500U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0355505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985003500U JPH0355505Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP1985003500U JPH0355505Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61118881U JPS61118881U (ja) 1986-07-26
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