JPH11165532A - 窓枠装着式の自動車用換気装置 - Google Patents

窓枠装着式の自動車用換気装置

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JPH11165532A
JPH11165532A JP34412197A JP34412197A JPH11165532A JP H11165532 A JPH11165532 A JP H11165532A JP 34412197 A JP34412197 A JP 34412197A JP 34412197 A JP34412197 A JP 34412197A JP H11165532 A JPH11165532 A JP H11165532A
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JP
Japan
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window glass
mounting plate
window
frame
window frame
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JP34412197A
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Kiyobumi Tajo
清文 田場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窓ガラスの開閉量に変更を来さないように自動
車の窓枠に装着でき、しかも窓ガラスの位置によってフ
ァンモータの動作を制御できる自動車用換気装置に関
し、通常の自動車のように常時窓ガラスを完全に密閉で
き、しかも換気を要する時のみ、換気口を開けるのに必
要最小量だけ窓ガラスを開き、それ以外の状態では換気
ファンが駆動されない構造を実現することにある。 【解決手段】窓ガラスの内側において、窓ガラスと平行
に、水平方向に長い取り付け板を、窓枠の上側枠に取り
付け固定してあり、前記取り付け板には、窓ガラスの上
端が上下動することで開閉される排気口を開けてあり、
該排気口の内側において、前記取り付け板に排気ファン
が取り付け固定されている窓枠装着式の自動車用換気装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の換気装置、
特に窓ガラスの開閉量に変更を来さないように自動車の
窓枠に装着でき、しかも窓ガラスの位置によってファン
モータの動作を制御できる自動車用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車用
の換気装置として、実開昭62−153112号公報に
記載のように、窓ガラスに装着する構造や実開平6−5
5818号公報に記載のように、窓枠に装着する構造が
提案されている。そして、いずれも太陽電池をモータ駆
動電源としている。
【0003】しかしながら、いずれの構造も、窓ガラス
の上端と窓枠との間に設置する構造なため、窓ガラスを
密閉した状態でも、排気口を通して、車室の内外が連通
することになる。そのため、換気ファンを駆動している
間は問題ないが、換気ファンが停止した状態では、車内
の空調された空気が排気口から流出したり、外部の塵埃
や騒音が車内に入り込む、といった問題がある。これを
防ぐには、常時換気ファンを駆動しなければならない
が、そうすると、換気を要しないときでも換気動作を行
なうことになる。
【0004】車内の換気を行なうのは、主として、煙草
を吸うときに、車内の空気が汚れるのを防止するためで
あるが、煙草を吸わない時も、排気ファンを常時駆動し
なければならないというのは不便であり、電源の利用効
率も悪い。
【0005】例えば、タクシーの運転手が愛煙家の場合
は、乗客に気を遣って、早めに煙を排出して、クリーン
な室内環境を提供しようと心掛けることが多いが、この
ような場合でも、喫煙時の短い時間のみ排気ファンを駆
動すれば足り、それ以外も換気すると、室内の冷暖房の
効率が低下したり、換気口から外部の騒音や塵埃が侵入
するといった問題がある。
【0006】また、別の問題として、窓ガラスを閉めた
状態でも、常に換気装置が外部に露出している構造なた
め、特に高速走行している場合などに、万一換気装置が
脱落すると、後続の車両に危険を及ぼす恐れがある。
【0007】以上のような問題は、換気口を有する換気
装置が窓ガラスの上端と窓枠との間に介在され、窓ガラ
スを密閉できない構造に原因がある。
【0008】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、通常の自動車のように常時窓ガラスを完全に密
閉でき、しかも換気を要する時のみ、換気口を開けるの
に必要最小量だけ窓ガラスを開き、それ以外の状態では
換気ファンが駆動されない構造を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、窓ガラ
スの開閉量に変更を来さないように自動車の窓枠に装着
する自動車用換気装置であって、窓ガラスの内側におい
て、窓ガラスと平行に、窓枠の上側枠に取り付け固定さ
れる、水平方向に長い取り付け板を有し、前記取り付け
板には、窓ガラスの上端が上下動することで開閉される
排気口を開けてあり、該排気口の内側において、前記取
り付け板に取り付け固定される排気ファンを有している
窓枠装着式の自動車用換気装置である。
【0010】すなわち、この自動車用換気装置は、自動
車の窓枠に装着される前の状態の構成であり、この自動
車用換気装置を購入して、自分で窓枠に取り付けること
もでき、自動車用品店で装着してもらうこともできる。
したがって、自動車に装着する前の本発明自動車用換気
装置を製造販売する行為も権利侵害となる。もちろん、
この自動車用換気装置を装着した状態で新車や中古車と
して販売することもできる。
【0011】このように、自動車用換気装置の取り付け
板には、窓ガラスの上端が上下動することで開閉される
排気口を開けてあるので、該排気口の内側において、前
記取り付け板に取り付け固定される排気ファンを駆動す
ると、車内の空気が排気口から外部に排出され、特に喫
煙時に有効である。
【0012】また、窓ガラスの内側において、窓ガラス
と平行に、窓枠の上側枠に取り付け固定される、水平方
向に長い取り付け板を有しているので、窓ガラス自体
は、従来の自動車と全く同様に、上限まで移動させて密
閉できる。
【0013】したがって、換気を要しない場合は、窓ガ
ラスを完全に閉めることで、内部の空調された空気が外
部に漏れたり、外部の騒音や塵埃が車内に侵入するのを
防止できる。また、窓ガラスを閉めた状態では、換気装
置が外部に露出しないため、高速走行時に換気装置が脱
落したりする危険もない。
【0014】請求項2は、窓ガラスの開閉量に変更を来
さないように自動車の窓枠に装着された自動車用換気装
置であって、窓ガラスの内側において、窓ガラスと平行
に、水平方向に長い取り付け板を、窓枠の上側枠に取り
付け固定してあり、前記取り付け板には、窓ガラスの上
端が上下動することで開閉される排気口を開けてあり、
該排気口の内側において、前記取り付け板に排気ファン
が取り付け固定されている窓枠装着式の自動車用換気装
置である。
【0015】すなわち、この自動車用換気装置は、自動
車の窓枠に装着された状態の構成であり、請求項1記載
の自動車用換気装置を購入して、自分で窓枠に取り付け
たり、自動車用品店で装着してもらった場合、あるいは
この自動車用換気装置を装着した状態で新車や中古車と
して販売した場合は、本発明の権利侵害となる。
【0016】このように、請求項1記載の自動車用換気
装置を自動車に装着した状態では、前記の取り付け板に
は、窓ガラスの上端が上下動することで開閉される排気
口を開けてあるので、該排気口の内側において、前記取
り付け板に取り付け固定された排気ファンを駆動する
と、車内の空気が排気口から外部に排出され、特に喫煙
時に有効である。
【0017】また、窓ガラスの内側に、水平方向に長い
取り付け板が配設されているのて、窓ガラス自体は、従
来の自動車と全く同様に、上限まで移動させて密閉でき
る。したがって、換気を要しない場合は、窓ガラスを完
全に閉めることで、内部の空調された空気が外部に漏れ
たり、外部の騒音や塵埃が車内に侵入するのを防止で
き、高速走行時などに自動車用換気装置が脱落する危険
もない。
【0018】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の取り付け板に、窓ガラスの上下動によって操作され
る少なくとも2組のスイッチが、上下方向にずらして取
り付けられており、窓ガラスが、上下2個のスイッチに
検出された状態と、上下2個のスイッチに検出されない
状態とにおいては、ファン駆動モータの電源がオフとな
り、窓ガラスが、上側のスイッチに検出されず、下側の
スイッチのみに検出された状態では、ファン駆動モータ
の電源がオンとなるような回路構成になっている窓枠装
着式の自動車用換気装置である。
【0019】したがって、窓ガラスが上下動して、上下
2個のスイッチに検出された場合と上下2個のスイッチ
に検出されない場合とは、ファン駆動モータの電源がオ
フとなる。すなわち、窓ガラスが上限まで上昇して完全
に閉まっている場合や、窓ガラス上端が排気口より下側
まで下がり、窓ガラスが開いている場合は、換気は行な
われない。
【0020】これに対し、窓ガラスが、上側のスイッチ
に検出されず、下側のスイッチのみに検出された状態、
すなわち、窓ガラス上端が、取り付け板の排気口を全開
する位置の直下に位置し、窓ガラスは全開でなく、排気
口の位置だけが開いている状態でのみ、ファン駆動モー
タの電源がオンとなり、換気が行なわもる。
【0021】したがって、(1) 窓ガラスが全閉の場合
と、(2)窓ガラス上端が排気口より直下位置にあって、
排気口のみを開いている場合と、(3) 窓ガラス上端が取
り付け板より下側に位置していて、窓ガラスが全部また
は上側のみ一部開いている場合とに分けられるが、前記
の(2) のように、排気口のみが開いている場合のみ換気
ファンが作動して、排気が行なわれ、窓ガラスが開いて
いる場合や全閉の場合は、換気ファンが作動しないた
め、窓ガラスが排気口を開いたときのみ、すなわち必要
最小限の時のみ換気ファンが作動するので、換気ファン
の駆動を窓ガラスの位置によって自動的に制御できる。
【0022】請求項4は、請求項3に記載のスイッチの
操作部を外側から覆う被覆板材が、前記の取り付け板の
外側に取り付け固定されている窓枠装着式の自動車用換
気装置である。
【0023】このように、取り付け板に実装されたスイ
ッチの操作部を外側から覆う被覆板材が取り付け固定さ
れているので、窓ガラスを上下動させて開閉する際にス
イッチの操作部を損傷したりする恐れがなく、またスイ
ッチ操作部の動作が円滑となる。
【0024】請求項5は、請求項1から請求項4中のい
ずれかの項に記載の取り付け板の上端を窓枠の上側枠の
下向き凹部中に挿入した状態で、上端が前記上側枠に引
っかけられ、下端が前記取り付け板の下端に固定される
固定部材を備えている窓枠装着式の自動車用換気装置で
ある。すなわち、自動車に装着される前の状態の構成で
ある。
【0025】請求項6は、請求項1から請求項4中のい
ずれかの項に記載の取り付け板の上端を窓枠の上側枠の
下向き凹部中に挿入した状態で、固定部材の上端が、前
記上側枠に引っかけられており、下端が前記取り付け板
の下端に固定されている窓枠装着式の自動車用換気装置
である。すなわち、請求項5記載の自動車用換気装置を
自動車に装着した後の状態である。
【0026】このように、取り付け板の上端を窓枠の上
側枠の下向き凹部中に挿入した状態で、上端が前記上側
枠に引っかけられ、下端が前記取り付け板の下端に固定
される固定部材を備えているため、この自動車用換気装
置を自動車の窓ガラスの内側に取り付けることができ、
その結果、自動車用換気装置が脱落する危険がない。し
かも、窓ガラスの開閉に支障を来したり、窓ガラスが上
限まで移動不可能となることもない。したがって、従来
の窓ガラス操作と全く同じ要領で取り扱いできる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明による窓枠装着式の自
動車用換気装置が実際上どのように具体化されるか実施
形態を説明する。図1は本発明による窓枠装着式の自動
車用換気装置の一実施形態を示す斜視図であり、運転席
の外側から見た状態であり、ドアの窓ガラス1が半開き
状態になっている。
【0028】2はフロントの右側のピラーであり、その
内側に取っ手3が取り付けられている。4はルーフ、5
は窓枠であり、前枠部51と上側枠部52が現れてい
る。この窓枠の上側枠部52に、本発明による窓枠装着
式の自動車用換気装置が取り付け板6を介して取り付け
装着されている。
【0029】取り付け板6の内側には、フード7を介し
て、排気用のファンFが取り付けられている。取り付け
板6には、ファンFの部分に通じる排気口8が開けられ
ており、また上下2個のスイッチSW1、SW2が取り付け
られている。
【0030】図2は、前ドアの位置の鉛直方向の断面
図、図3は取り付け板6を内側から見た斜視図である。
図示のように、取り付け板6は、窓ガラス1の内側にお
いて、窓ガラス1とほぼ平行に配置されるように、窓枠
の上側枠部52に取り付け固定されている。すなわち、
上側枠部52の下向きの凹溝53中に、窓ガラス1の上
端と取り付け板6の上端が嵌入している。
【0031】取り付け板6を上側枠部52に取り付け固
定するには、複数の固定部材9が用いられる。すなわ
ち、固定部材9は、上端91が下向きのU字状に形成さ
れ、下端92は、取り付け板6の下端のU字状部6aの
下面に当接するような形状になっている。
【0032】この自動車用換気装置を上側枠部52に取
り付けるには、図2のように、予め換気ファンFおよび
フード7が取り付けられた取り付け板6の上端を、上側
枠部52の下向き凹溝部53中に挿入した状態で、固定
部材9の上端91を上側枠部52の上に引っかける。次
いで、固定部材9の下端92を、ネジ10によって、取
り付け板6の下端のU字状部6aの下面に固定する。
【0033】図3からも明らかなように、取り付け板6
は水平方向に長く、窓ガラス1の上端が多少開いた状態
においては、この開窓部が取り付け板6で閉鎖され、排
気口8の部分のみ、車室の内外に開口する。したがっ
て、窓ガラス1は、取り付け板6の影響を受けることは
なく、通常の自動車の場合と同様に、窓ガラス1は上側
枠部52の凹溝53の内部まで上昇し嵌入できる。
【0034】また、取り付け板6に開けられた排気口8
は、窓ガラス1の上下動によって開閉される。すなわ
ち、図2のように、窓ガラス1が上限まで上昇して閉鎖
状態になると、排気口8も閉じられる。図4(2)のよ
うに、窓ガラス1の上端が、上側のスイッチSW1を操作
せず、下側のスイッチSW2のみを操作する位置まで下降
すると、窓ガラス1の下降によって開いた部分は、取り
付け板6で閉鎖され、排気口8のみが開放した状態とな
る。そして、このような状態でファンFが作動して、換
気が行なわれる。
【0035】図1のように、窓ガラス1の上端が、取り
付け板6より下側まで下降している場合も、排気口8が
開いた状態となるが、窓ガラス1が開いていて、内外の
空気が流通するため、排気口8は開いていても特に支障
はない。
【0036】図4は、窓ガラス1の上端の位置によっ
て、ファン駆動モータが制御される状況を説明する鉛直
方向の断面図である。取り付け板6には、ドアDの窓ガ
ラス1の上下動によって操作される少なくとも2組のス
イッチSW1、SW2が、上下方向にずらして取り付けられ
ている。すなわち、スイッチSW1、SW2の操作子11、
12が、窓ガラス1に当たるように、外側に突出するよ
うに、取り付け板6に実装されている。
【0037】図4(1)のように、窓ガラス1が下側の
スイッチSW2の操作子11より下側まで下降している場
合は、上下両方のスイッチSW1、SW2が操作されない状
態であり、このように、窓ガラス1が上下2個のスイッ
チに検出されない状態では、ファンモータに電源が入ら
ず、排気動作はオフ状態となる。
【0038】図4(2)のように、窓ガラス1が、下側
のスイッチSW2の操作子12に当たって操作するが、上
側のスイッチSW1の操作子11には当接しない場合、す
なわち窓ガラス1が上側のスイッチSW1に検出されず、
下側のスイッチSW2のみに検出された状態では、ファン
駆動モータの電源がオンとなる。したがって、この状態
においてのみ、車内の空気が排気され、換気が行なわれ
る。
【0039】また、図4(3)のように、窓ガラス1の
上端が上側枠部52の下向き凹溝53中に入るまで、す
なわち上限まで上昇すると、上側のスイッチSW1の操作
子11も窓ガラス1によって操作される。このように、
窓ガラス1が、上下両方のスイッチSW1、SW2に検出さ
れると、ファン駆動モータの電源がオフとなり、排気は
行なわれない。
【0040】上側枠部52にサイドバイザーが付いてい
る車両の場合は、取り付け板6などは、該サイドバイザ
ーで隠されるため、外観を損なうこともない。
【0041】図5は回路図の一例であり、2個のスイッ
チSW1、SW2、ファンモータM、電源Eおよび電源スイ
ッチ13が接続されている。そして、窓ガラスの位置に
応じて、スイッチSW1、SW2が操作され、ファンモータ
の動作が制御されることは、前記の通りである。
【0042】図6はスイッチSW1、SW2の操作子11、
12の上に被覆板材14、15を被せた状態であり、そ
れぞれの被覆板材14、15の基端部が取り付け板6に
固定され、先端は自由になっている。この被覆板材1
4、15は、合成樹脂などの柔軟な薄板からなり、容易
に変形できる。
【0043】したがって、窓ガラス1は、操作子11、
12に直接接するのでなく、その上側の被覆板材14、
15の上側から接するので、操作子11、12を円滑に
操作でき、また操作子11、12が損傷するのを防止で
きる。
【0044】なお、本発明の窓枠装着式の自動車用換気
装置は、開閉構造のドアに限られず、ドア以外の、窓ガ
ラスのみが開閉する部分にも適用できることは言うまで
もない。
【0045】
【発明の効果】請求項1および請求項2によると、窓ガ
ラスの内側において、窓ガラスと平行に、窓枠の上側枠
に取り付け固定される、水平方向に長い取り付け板を有
しているので、窓ガラス自体は、従来の自動車と全く同
様に、上限まで移動させて密閉できる。
【0046】したがって、換気を要しない場合は、窓ガ
ラスを完全に閉めることで、内部の空調された空気が外
部に漏れたり、外部の騒音や塵埃が車内に侵入するのを
防止できる。また、窓ガラスを閉めた状態では、換気装
置が外部に露出しないため、高速走行時に換気装置が脱
落したりする危険もない。
【0047】請求項3のように、窓ガラスが上下動し
て、上下2個のスイッチを操作する構造によると、排気
口のみが開いている場合のみ換気ファンが作動して、排
気が行なわれ、窓ガラスが開いている場合や全閉の場合
は、換気ファンが作動しないため、窓ガラスが排気口を
開いたときのみ、すなわち必要最小限の時のみ換気ファ
ンが作動するので、換気ファンの駆動を窓ガラスの位置
によって自動的に制御できる。
【0048】請求項4によると、取り付け板に実装され
たスイッチの操作部を外側から覆う被覆板材が取り付け
固定されているので、窓ガラスを上下動させて開閉する
際にスイッチの操作部を損傷したりする恐れがなく、ま
たスイッチ操作部の動作が円滑となる。
【0049】請求項5および請求項6によると、取り付
け板の上端を窓枠の上側枠の下向き凹部中に挿入した状
態で、上端が前記上側枠に引っかけられ、下端が前記取
り付け板の下端に固定される固定部材を備えているた
め、この自動車用換気装置を自動車の窓ガラスの内側に
取り付けることができ、その結果、自動車用換気装置が
脱落する危険がない。しかも、窓ガラスの開閉に支障を
来したり、窓ガラスが上限まで移動不可能となることも
ない。したがって、従来の窓ガラス操作と全く同じ要領
で取り扱いできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による窓枠装着式の自動車用換気装置
の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 前ドアの位置の鉛直方向の断面図である。
【図3】 取り付け板を内側から見た斜視図である。
【図4】 窓ガラス上端の位置によって、ファン駆動モ
ータが制御される状況を説明する鉛直方向の断面図であ
る。
【図5】 ファンモータの制御回路図の一例である。
【図6】 スイッチの操作子の上に被覆板材を被せた状
態の側面図である。
【符号の説明】
1 窓ガラス 5 窓枠 51 前枠部 52 上側枠部 53 凹溝部 6 取り付け板 7 フード 8 排気口 F 換気ファン SW1 上側のスイッチ SW2 下側のスイッチ 9 固定部材 91 上端 92 下端 10 固定ネジ 11、12 操作子 14、15 被覆板材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの開閉量に変更を来さないよう
    に自動車の窓枠に装着する自動車用換気装置であって、 窓ガラスの内側において、窓ガラスと平行に、窓枠の上
    側枠に取り付け固定される、水平方向に長い取り付け板
    を有し、 前記取り付け板には、窓ガラスの上端が上下動すること
    で開閉される排気口を開けてあり、 該排気口の内側において、前記取り付け板に取り付け固
    定される排気ファンを有していることを特徴とする窓枠
    装着式の自動車用換気装置。
  2. 【請求項2】 窓ガラスの開閉量に変更を来さないよう
    に自動車の窓枠に装着された自動車用換気装置であっ
    て、 窓ガラスの内側において、窓ガラスと平行に、水平方向
    に長い取り付け板を、窓枠の上側枠に取り付け固定して
    あり、 前記取り付け板には、窓ガラスの上端が上下動すること
    で開閉される排気口を開けてあり、 該排気口の内側において、前記取り付け板に排気ファン
    が取り付け固定されていることを特徴とする窓枠装着式
    の自動車用換気装置。
  3. 【請求項3】 前記の取り付け板に、窓ガラスの上下動
    によって操作される少なくとも2組のスイッチが、上下
    方向にずらして取り付けられており、 窓ガラスが、上下2個のスイッチに検出された状態と、
    上下2個のスイッチに検出されない状態とにおいては、
    ファン駆動モータの電源がオフとなり、 窓ガラスが、上側のスイッチに検出されず、下側のスイ
    ッチのみに検出された状態では、ファン駆動モータの電
    源がオンとなるような回路構成になっていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の窓枠装着式の自
    動車用換気装置。
  4. 【請求項4】 前記のスイッチの操作部を外側から覆う
    被覆板材が、前記の取り付け板の外側に取り付け固定さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の窓枠装着式
    の自動車用換気装置。
  5. 【請求項5】 前記の取り付け板の上端を窓枠の上側枠
    の下向き凹部中に挿入した状態で、上端が前記上側枠に
    引っかけられ、下端が前記取り付け板の下端に固定され
    る固定部材を備えていることを特徴とする請求項1から
    請求項4中のいずれかの項に記載の窓枠装着式の自動車
    用換気装置。
  6. 【請求項6】 前記の取り付け板の上端を窓枠の上側枠
    の下向き凹部中に挿入した状態で、固定部材の上端が、
    前記上側枠に引っかけられており、下端が前記取り付け
    板の下端に固定されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4中のいずれかの項に記載の窓枠装着式の自動
    車用換気装置。
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