JP2708892B2 - 自動車用換気装置 - Google Patents

自動車用換気装置

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JP2708892B2 JP17940789A JP17940789A JP2708892B2 JP 2708892 B2 JP2708892 B2 JP 2708892B2 JP 17940789 A JP17940789 A JP 17940789A JP 17940789 A JP17940789 A JP 17940789A JP 2708892 B2 JP2708892 B2 JP 2708892B2
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康之 土田
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は自動車の窓枠に取付けて使用する自動車用換
気装置に関する。
(ロ) 従来の技術 本発明に先行する技術として例えば実公昭52−4645号
公報や実開平1−42917号公報に示される自動車用換気
装置は、自動車の窓枠に、窓枠の上部と窓ガラスとの間
に挟み込まれるようにして取付けられている。これらの
従来技術によれば、窓ガラスは、その上端部が前記換気
装置の底部に当接する位置までしか上昇できず、従って
窓ガラスを完全に閉めることができないので、雨水や走
行中に生じる水しぶきが車内へ侵入する危惧があり、ま
た車外の騒音を遮断することができない欠点がある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は、上記欠点を解消するために成したもので、
自動車の窓枠に取付けても雨水や水しぶきが車内に侵入
しないようにし、且つ外部騒音を遮断するようにして車
内の快適性を高め、さらに窓枠に簡単に取付けられるよ
うにした自動車用換気装置を得ることを目的としてい
る。
(ニ) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の自動車用換気装
置は、自動車の窓枠に取付けて使用するものにおいて、
窓枠の上部に固定される仕切取付枠体により車内側に配
設される換気扇本体を具備し、前記仕切取付枠体には窓
ガラスの上下移動により開閉される前記換気扇本体の吹
出口を形成したことを特徴とするものである。
そして、前記仕切取付枠体は前記窓枠の窓ガラス嵌合
溝に嵌合する突条と前記窓ガラスより車内側に位置する
前記吹出口とを有し、前記仕切取付枠体の車外側に前面
庇を装着し、前記前面庇と前面仕切取付枠体との間に前
記窓ガラスを上下移動可能に配設したことを特徴とする
構成であってもよい。
さらに、前記前面庇に、前面仕切取付枠体に対向する
垂下片を形成し、該垂下片に前記吹出口に対向する通風
口を穿設したことを特徴とする構成であってもよい。
さらに前記仕切取付枠体は、前記窓枠の窓ガラス嵌合
溝に嵌合する突条を有し、前記窓枠に車内側から引掛係
止する取付具を前記仕切取付枠体に固定した構成であっ
てもよい。
(ホ) 作用 上記の構成により、換気扇本体を車内側に配設したの
で、自動車用換気装置の使用時には、窓ガラスを吹出口
の下方位置まで下降して吹出口を開放すると共に、不使
用時には窓ガラスを吹出口の上方位置まで上昇させるこ
とにより吹出口の閉塞ができ且つ窓を閉じることがで
き、従って雨水や水しぶきの車内への侵入が防止できる
と共に外部騒音の遮断ができる。
また、仕切取付枠体の車外側に前面庇を装着すれば、
雨水や水しぶきの侵入がより一層なくなる。
さらに、前面庇の垂下片により前面庇の補強が成され
ると共に該垂下片の存在により車外から見たときに美感
上良い印象を与える。
さらに、自動車用換気装置は仕切取付枠体の突条と、
取付具とにより自動車の窓枠に挟持固定しているので、
窓枠に簡単に取付けられる。
(ヘ) 実施例 図示する自動車(2)の左後ドア(4)に装着する自
動車用換気装置(1)に基づいて本発明の構成を説明す
る。
自動車(2)は4ドアセダンと称されるタイプのもの
で、車体(3)の左右前後に昇降用開口を形成し、乗降
用開口はドア(4)にて開閉される。本構造で自動車用
換気装置(1)は左後ドア(4)に装着される。左後ド
ア(4)は前側部をヒンジ体(5)にて車体(3)に枢
支され、後側部と車体(3)との間で係脱されて、開閉
される。左後ドア(4)の上半部には、窓枠(6)が形
成され、窓枠(6)内は、上下移動する窓ガラス(7)
にて開閉される。窓枠(6)及び左後ドア(4)周囲に
は閉塞時の衝撃を吸収すると共に、密封を行うクッショ
ン体(8)を装着している。
自動車用換気装置(1)は窓ガラス(7)を下降させ
て窓枠(6)との間に形成される開口部分に位置決めさ
れて取付けられる。
前記自動車用換気装置(1)において、(9)は窓枠
(6)に取付けられる仕切取付枠体、(10)は該取付枠
体(9)の車内側に固定される換気主枠体で、これら仕
切取付枠体(9)と換気主枠体(10)により換気扇本体
(11)の本体枠(12)を形成している。前記仕切取付枠
体(9)の上縁部及び両側面縁部には前記窓枠(6)内
縁の窓ガラス嵌合溝(13)に挿入嵌合する突条(14)及
び側面突条(15)を形成すると共に、前記突条(14)の
直下部分を車内側に段落ちさせて、前記取付枠体(9)
下端から上向きに前記窓ガラス(7)を上下移動自在に
嵌入する窓ガラス嵌入溝(16)を形成し、この窓ガラス
嵌入溝(16)を除いた部分に、前記窓ガラス(7)に車
内側から対向する窓ガラス対向面部(17)を形成してい
る。該窓ガラス対向面部(17)の上部には横向き細長状
の吹出口(18)を穿設している。従って前記窓ガラス嵌
入溝(16)の上端部(16a)は前記吹出口(18)の開口
縁上方部分に位置している。
そして前記換気主枠体(10)は断面U字状で上下の取
付鍔(19)(19)を前記仕切取付枠体(9)の上端及び
下端に螺子(20)止め固定している。前記換気主枠体
(10)の一側部内には電動機(21)を固定し、他側部内
には該電動機(21)で駆動されるタンゼンシャルファン
(22)が配設されており、前記換気主枠体(10)はタン
ゼンシャルファン(22)の周囲を円弧状に覆うファンケ
ースを兼用し、下部に吸気口(23)を形成している。ま
た換気主枠体(10)の電動機(21)取付部とファンケー
ス部との間には仕切壁を一体に形成しており、前記電動
機(21)により前記タンゼンシャルファン(22)が回転
することで、換気扇本体(11)内に吸気口(23)から吸
い込まれた車内の空気は、吹出口(18)から車外に排気
される。
さらに(24)は前記仕切取付枠体(9)の車外側に装
着される前面庇体で、該前面庇体(24)は中央部に前記
吹出口(18)に対向して該吹出口(18)を上方から覆う
前面庇部(25)を車外側に突出形成すると共に、前記仕
切取付枠体(9)の窓ガラス対向面部(17)に対向する
部分に前記窓ガラス嵌入溝(16)を介して対向する垂下
片(26)を形成しており、該垂下片(26)の上部には前
記吹出口(18)に対向し且つ前記前面庇部(25)に上方
から覆われる横向き細長孔状の通風口(27)を穿設して
いる。前記垂下片(26)は前記前面庇体(24)を補強す
ると共に前記吹出口(18)の目かくしとなって車外から
見たときに美感上良い印象を与え商品価値の高いものと
なる。そして前記両面庇体(24)の上端部(24a)は前
記仕切取付枠体(9)の上部に螺子(28)止め固定され
ると共に両側部(29)(29)は前記窓ガラス嵌合溝(1
3)に挿入嵌合して固定するようになっている。
さらに(30)は前記仕切取付枠体(9)を前記窓枠
(6)上部に取り付ける金属板製取付具で、前記前面庇
体(24)及び換気主枠体(10)を装着した仕切取付枠体
(9)の突条(14)及び側面突条(15)と前記前面庇体
(24)の両側部(15)(15)を窓ガラス嵌合溝(13)に
嵌合した後、前記窓枠(6)に車内側より引掛係止した
前記取付具(30)を螺子(31)にて仕切取付枠体(9)
に固定することにより、前記取付具(30)と前記突条
(14)とで前記窓枠(6)を挟持して前記換気装置
(1)を前記窓枠(6)上部に固定するものである。前
記取付具(30)には複数の自動車の窓枠の厚みに対応で
きるように複数の螺子孔(32)…を穿設してある。
そして前記換気装置(1)を窓枠(6)上部に取付け
ることで前記換気扇本体(11)が車内側に配設され、且
つ前面庇体(24)が車外側に配設され、また前記前面庇
体(24)の垂下片(26)と仕切取付枠体(9)の窓ガラ
ス対向面部(17)との間の窓ガラス嵌入溝(16)に窓ガ
ラス(7)が上下移動可能に嵌入し、この窓ガラス
(7)の上下移動により前記吹出口(31)が開閉され
る。
電動機(21)への給電は、自動車(2)に搭載した蓄
電池から行なってもよいが、本構造では、第7図に示す
太陽電池パネル体(33)にて行なう。太陽電池パネル本
体(33)は、フロントガラスの車内側に拡げて適宜配設
するもので、車内への遮光を兼ねている。太陽電池パネ
ル体(33)は折り畳み自在の板体(34)の一部に太陽電
池(35)を装着して形成している。自動車用換気装置
(1)への配線は、分離自在の自動車用換気装置(1)
側のコネクタ付カールコード(36)と太陽電池パネル体
(33)側のコネクタ付カールコード(37)とにて行なわ
れる。
而して自動車用換気装置(1)の使用時には第5図
(イ)に示す如く窓ガラス(7)を吹出口(18)下方位
置まで降下させて吹出口(18)を開放し、電動機(21)
に給電するとタンゼンシャルファン(22)が回転し、車
内の空気が吸気口(23)から吹出口(18)、通風口(2
7)を介して車外に排気され、車内が換気される。この
とき、窓ガラス(7)は上端部が窓ガラス嵌入溝(16)
内にあり、且つ前記吹出口(18)及び通風口(27)は前
面庇部(25)で覆われているので雨水や水しぶきが車内
に入り込むことがない。
一方、自動車用換気装置(1)の不使用時には第5図
(ロ)に示す如く窓ガラス(7)を吹出口(31)の上方
位置である窓ガラス嵌入溝(16)の上端部(16a)まで
上昇させると窓枠(6)は窓ガラス(7)によって略閉
塞されると共に前記吹出口(18)も閉塞され、これによ
り雨水や水しぶきが車内に入り込むことがなく、また外
部騒音も遮断され、車内の快適性が高まるものである。
(ト) 発明の効果 本発明の自動車用換気装置は以上の如く構成している
ので、以下の効果を有する。
請求項1に記載の自動車用換気装置においては、窓ガ
ラスの上下移動により吹出口が開閉し、不使用時には窓
ガラスを閉じることができるので、雨水や水しぶきの車
内への侵入が防止でき、且つ外部騒音の遮断ができて車
内の快適性が高くなる。
また請求項2に記載の自動車用換気装置においては、
前面庇により雨水や水しぶきの車内への侵入がより一層
なくなる。
さらに請求項3に記載の自動車用換気装置において
は、前面庇の垂下片により前面庇の補強がされると共に
美感上、良い印象を与え、商品価値の高いものを提供す
ることができる。
さらに請求項4に記載の自動車用換気装置において
は、自動車用換気装置の自動車の窓枠への取付けが簡単
に行なえると共に自動車の走行による振動で自動車用換
気装置が落下することなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明自動車用換気装置に関し、第1図は
自動車に取付けた状態の側断面図、第2図は同正面図、
第3図は同斜視図、第4図は同部分拡大斜視図、第5図
は同動作状態を示す側断面図で(イ)は使用状態の側断
面図、(ロ)は不使用状態の側断面図、第6図は取付具
の斜視図、第7図は太陽電池パネル体の平面図である。 (1)……自動車用換気装置、(9)……仕切取付枠
体、(11)……換気扇本体、(18)……吹出口、(24)
……前面庇体、(26)……垂下片(26)、(27)……通
風口。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の窓枠に取付けて使用するものにお
    いて、窓枠の上部に固定される仕切取付枠体により車内
    側に配設される換気扇本体を具備し、前記仕切取付枠体
    には窓ガラスの上下移動により開閉される前記換気扇本
    体の吹出口を形成したことを特徴とする自動車用換気装
    置。
  2. 【請求項2】前記仕切取付枠体は前記窓枠の窓ガラス嵌
    合溝に嵌合する突条と前記窓ガラスより車内側に位置す
    る前記吹出口とを有し、前記仕切取付枠体の車外側には
    前面庇を装着し、前記前面庇と前記仕切取付枠体との間
    に前記窓ガラスを上下移動可能に配設したことを特徴と
    する請求項1記載の自動車用換気装置。
  3. 【請求項3】前記前面庇に、前記仕切取付枠体に対向す
    る垂下片を形成し、該垂下片に前記吹出口に対向する通
    風口を穿設したことを特徴とする請求項2記載の自動車
    用換気装置。
  4. 【請求項4】前記仕切取付枠体は、前記窓枠の窓ガラス
    嵌合溝に嵌合する突条を有し、前記窓枠に車内側から引
    掛係止する取付具を前記仕切取付枠体に固定したことを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の自動車用換気装
    置。
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JP5716840B2 (ja) * 2011-11-24 2015-05-13 トヨタ自動車株式会社 車両用ベントダクト構造
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