JP2720790B2 - パスワード処理方法及び装置 - Google Patents

パスワード処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2720790B2
JP2720790B2 JP6096578A JP9657894A JP2720790B2 JP 2720790 B2 JP2720790 B2 JP 2720790B2 JP 6096578 A JP6096578 A JP 6096578A JP 9657894 A JP9657894 A JP 9657894A JP 2720790 B2 JP2720790 B2 JP 2720790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
processing
data
input
processing data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6096578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0799489A (ja
Inventor
眞理子 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP6096578A priority Critical patent/JP2720790B2/ja
Publication of JPH0799489A publication Critical patent/JPH0799489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2720790B2 publication Critical patent/JP2720790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パスワード処理方法お
よび装置に関する。さらに、本発明は、この種のパスワ
ード処理装置により受信回路装置が起動されるコードプ
ログラマを有する選択呼び出し無線受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなパスワード処理装置は、使用
装置を起動するのに使われる。使用装置の代表的な例
は、携帯用無線選択呼び出し受信機の受信機回路装置で
ある。他の例としては、銀行オンラインシステムに接続
される現金自動支払機である。この場合、パスワード
は、通常、ID番号と呼ばれている。
【0003】パスワード処理装置において、メモリユニ
ットには固有パスワードが予め格納されている。固有パ
スワードを正しく正確に表わす正しいパスワードが供給
されたときのみ、比較部が使用装置を動作させる。パス
ワード処理装置は、固有パスワードを表わしていない誤
ったパスワードを拒絶する。換言すれば、権限のないも
のが使用装置を使用しようとしても、その試みは使用装
置を動作させることができないという結果になる。
【0004】この種のパスワード処理装置には、森亮一
による日本の昭和60年特許公開公報(A)第191,
364号に記載されたものがある。この公報の装置にお
いては、入力パスワードが誤ったパスワードであるなら
ば、パスワード処理装置の動作を予め定められた期間の
間停止する。予め定められた期間は、例えば、24時間
である。
【0005】一方、明らかに独立して改善されたパスワ
ード処理装置とその方法とが、トーマスF.ホルムズ他
2名による米国特許第5、073、767号に開示され
ている。このホルムズ等の装置は使用装置に内蔵され違
法使用が行われると働かなくなる。従って、使用装置を
修理するためその製造元に頼まなければならない。ある
いは、高価な要素を取換えないと、使用装置は動作不能
となる。さらに詳しくは、でたらめなパスワードを供給
して失敗した回数が予め定められた回数になると、パス
ワード処理装置は不能化またはロックされる。例えば、
7回の失敗の後、パスワード処理装置はロックされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公報の
装置では、固有パスワードをいたずらしようとして、予
め定められた期間が経過するたびに、その試みを繰り返
すと、ハッカーが使用装置を動作できるという欠点があ
る。
【0007】ホルムズ他のパスワード処理装置による
と、使用装置が全く不能化するので状況によっては好ま
しくない。
【0008】上述の欠点に鑑み、本発明の技術的課題
は、入力パスワードが予め定められたパスワード情報に
一致する正しいパスワードであるときにのみ、使用装置
を動作させるため入力パスワードを処理するパスワード
処理方法および装置であって、パスワード処理方法およ
び装置のロックはしないものを提供することである。
【0009】また、パスワード情報に不一致な誤ったパ
スワードが入力パスワードとして2回より多く使用され
るときに、正しいパスワードを認めるのに使う処理デー
タを不定にするパスワード処理方法および装置を提供す
ることである。
【0010】更に、入力パスワードとしていろいろな誤
ったパスワードにより使用装置に違法使用により予め定
められた回数試みた後、処理データが不明となるパスワ
ード処理方法および装置を提供することである。
【0011】その上、使用装置の動作を開始することが
権限のない者にとってははなはだ困難であるパスワード
処理方法および装置を提供することである。
【0012】しかも、権限のない者が動作を開始するの
が動作ロックアウトステップを含む従来のパスワード処
理方法よりも困難であるパスワード処理方法および装置
を提供することである。
【0013】尚、パスワード処理装置を備えるコードプ
ログラマを有する選択呼び出し無線受信装置を提供する
ことでもある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、予め定
められた固有パスワードと一致する処理データを生成す
る生成ステップと、入力パスワードを前記処理データと
比較しこの入力パスワードと前記処理データとの間の一
致検出に基づき使用装置を動作させる比較ステップと、
誤ったパスワードが複数回前記入力パスワードとして使
用された場合、前記比較ステップでこれら誤ったパスワ
ードのおのおのと前記処理データとの間の不一致を検出
し、これら誤ったパスワードを用いて前記処理データを
変化させる設定ステップとを備えた使用装置のためのパ
スワード処理方法であって、前記生成ステップは、パス
ワード情報を表わすパスワードデータを格納するステッ
プと、初期処理として前記パスワードデータのパスワー
ド情報を用いて前記固有パスワードを生成し前記固有パ
スワードを前記処理データとして出力する初処理ステッ
プと、前記比較ステップで前記不一致が初めて検出され
た時に前記入力パスワードを格納データとして格納する
ステップと、前記格納データを用いて前記処理データを
生成する後処理ステップとを備え、前記設定ステップ
は、前記不一致が初めて検出された後に更に前記不一致
が検出された場合、前記比較ステップにおいて前記入力
パスワードとして使用された前記誤ったパスワードによ
って前記格納データを書き換えることによって、前記後
処理ステップによって生成される前記処理データを変化
させることを特徴とするパスワード処理方法が得られ
る。
【0015】また、本発明によれば、予め定められた固
有パスワードと一致する処理データを生成する生成手段
と、入力パスワードを前記処理データと比較しこの入力
パスワードと前記処理データとの間の一致検出に基づき
使用装置を動作させる比較手段と、誤ったパスワードが
複数回前記入力パスワードとして使用された場合、前記
比較手段でこれら誤ったパスワードのおのおのと前記処
理データとの間の不一致を検出し、これら誤ったパスワ
ードを用いて前記処理データを変化させる設定手段とを
備えたパスワード処理装置であって、前記生成手段は、
パスワード情報を表わすパスワードデータを格納する第
1の格納手段と、初期処理として前記パスワードデータ
のパスワード情報を用いて前記固有パスワードを生成し
前記固有パスワードを前記処理データとして出力する初
処理手段と、前記比較手段で前記不一致が初めて検出さ
れた時に前記入力パスワードを格納データとして格納す
る第2の格納手段と、前記格納データを用いて前記処理
データを生成する後処理手段とを備え、前記設定手段
は、前記不一致が初めて検出された後に更に前記不一致
が検出された場合、前記比較手段において前記入力パス
ワードとして使用された前記誤ったパスワードによって
前記格納データを書き換えることによって、前記後処理
手段によって生成される前記処理データを変化させるこ
とを特徴とするパスワード処理装置が得られる。
【0016】さらに、本発明によれば、受信回路装置
と、この受信回路装置を動作させるためのパスワード処
理装置とを備えコードプログラマを有する選択呼び出し
無線受信装置において、前記パスワード処理装置は、予
め定められた固有パスワードと一致する処理データを生
成する生成手段と、入力パスワードを前記処理データと
比較しこの入力パスワードと前記処理データとの間の一
致検出に基づき前記受信回路装置を動作させる比較手段
と、誤ったパスワードが複数回前記入力パスワードとし
て使用された場合、前記比較手段でこれら誤ったパスワ
ードのおのおのと前記処理データとの間の不一致を検出
し、これら誤ったパスワードを用いて前記処理データを
変化させる設定手段とを備えたコードプログラマを有す
る選択呼び出し無線受信装置であって、前記生成手段
は、パスワード情報を表わすパスワードデータを格納す
る第1の格納手段と、初期処理として前記パスワードデ
ータのパスワード情報を用いて前記固有パスワードを生
成し前記固有パスワードを前記処理データとして出力す
る初処理手段と、前記比較手段で前記不一致が初めて検
出された時に前記入力パスワードを格納データとして格
納する第2の格納手段と、前記格納データを用いて前記
処理データを生成する後処理手段とを備え、前記設定手
段は、前記不一致が初めて検出された後に更に前記不一
致が検出された場合、前記比較手段において前記入力パ
スワードとして使用された前記誤ったパスワードによっ
て前記格納データを書き換えることによって、前記後処
理手段によって生成される前記処理データを変化させる
ことを特徴とするコードプログラマを有する選択呼び出
し無線受信装置が得られる。
【0017】
【実施例】図1を参照して、パスワード処理装置は、本
発明の好ましい一実施例によるもので、使用装置11を
動作させるためのものである。上述したように、使用装
置11は、典型的には、選択的呼び出し携帯無線受信機
の受信回路装置である。
【0018】パスワード処理装置は、入力パスワードと
して供給されたパスワードを処理するためのものであ
る。入力パスワードが使用装置11用の固有パスワード
を表わす正しいパスワードであるときにのみ、パスワー
ド処理装置は、使用装置11の動作を始める。一般に、
従来のパスワード処理装置には、このような入力パスワ
ードを入力パスワードの一つと固有パスワードとが一致
するまで供給するのが可能である。一致するまで入力パ
スワードの供給が可能であるときに、偶然の一致が使用
装置11を誤って望ましくない動作を起こさせるかもし
れない。
【0019】このような不一致に対抗するため、図1の
パスワード処理装置は、説明が進むにつれて明らかにな
るように制御ユニット13による制御で動作する。簡単
には、制御ユニット13は、パスワード処理装置の様々
な他の部分を監視し制御する。この目的のために、プロ
グラムが制御ユニット13に格納されている。
【0020】メモリすなわち第1のメモリ15は、パス
ワード情報を表わすパスワードデータを予め格納してい
る。格納データが、直ぐ述べるメモリすなわち第2のメ
モリ17に後に格納される。第1のメモリ15と第2の
メモリ17とは、単一のメモリユニット19の別々のメ
モリ領域を使用することが可能である。以下、固有パス
ワードをパスワード0として述べる。
【0021】比較部21は、次ぎから次ぎへと入力パス
ワードを供給するパスワード入力部23を持っている。
各入力パスワードは正しいパスワードであるかも知れな
い。状況によっては、誤ったパスワードが入力部23を
介して比較部21に供給される。誤ったパスワードは、
固有パスワードと不一致であり、不用意に比較部21に
供給されるものである。あるいはまた、このような誤っ
たパスワードは、パスワード処理装置をいじくるものに
よって比較部21に供給されるかも知れない。このよう
な場合、誤ったパスワードは、偶然まれに固有パスワー
ドと一致するにすぎない。
【0022】演算部25は、単一のメモリユニット19
と比較部21のデータ入力部との間に接続され、第1お
よび第2のメモリ15および17の内容をデータ入力部
を介して比較部21に送るための処理データに処理す
る。比較部21は各入力パスワードを処理データと比較
して、入力パスワードと固有パスワードとの間の一致ま
たは不一致のいずれかを表わす比較結果を生成する。不
一致が検出されるまで、制御ユニット13は、演算部2
5にパスワードデータを処理させる。処理データと誤っ
たパスワードである入力パスワードのひとつとの間に不
一致が検出されるときに、制御ユニット13は、入力パ
スワードのこのひとつを格納データとして第2のメモリ
17に格納し演算部25に格納データを処理させ始め
る。
【0023】比較部21は、使用装置11と第2のメモ
リ17とにそれぞれを接続された一致出力部27と不一
致出力部29とを持つ。比較結果は、一致表示のときに
は、動作開始信号として一致出力部27に送られる。動
作開始信号が供給された使用装置11は、動作する。
【0024】図2に移るとともに図1を続けて参照す
る。入力パスワードが正しいパスワードから誤ったパス
ワードに切り替えられると、パスワード処理装置は次ぎ
のように動作する。入力パスワードの一つが比較部21
すなわちパスワード処理装置に供給されるたびごとに、
現在の時刻tは1つずつ進む。パスワード処理装置は初
期状態のときすなわち時刻が0のとき動作はスタートす
る。
【0025】第1の段階S1に示したように、パスワー
ド0は第1のデータX(1)および第2データX(2)
として第1のメモリ15に格納されている。処理データ
は2回のパスワード0を表わす。時刻tにおいて、処理
データは、第2の段階S2で表示したように現在の値X
(t)で与えられる。パスワード処理装置は、時刻tお
よび(t+1)の後に第3の段階S3で図示したパスワ
ード待ち状態に維持される。
【0026】入力パスワードの一つが第1の入力パスワ
ードとしてパスワード処理装置に供給されると、比較部
21は、このような入力パスワードを第4の段階S4で
処理データと比較する。第1の入力パスワードが正しい
パスワードであるならば、第1の入力パスワードと第1
のデータX(1)との比較結果は一致(YES)を表
す。比較部21は動作開始信号を使用装置11に送る。
第5の段階S5で使用装置11の動作を開始する。
【0027】さらにその他の入力パスワードが、時刻
(t+1)において第2の入力パスワードとしてパスワ
ード処理装置に供給されると仮定しよう。比較部21
は、第4の段階S4で第2の入力パスワードを第2のデ
ータX(2)のパスワード0と比較する。不一致(N
O)が初めて検出されれば、第2の入力パスワードは、
誤ったパスワードの一つである。誤ったパスワードのお
のおのは、異なるデータX(h)を持つ。ここにhは2
より大きい整数を表わす。制御ユニット13は、不一致
が検出されると、第2のメモリ17に演算部25へ格納
データを供給させるが、処理データに第3のデータX
(3)として誤ったパスワードの上述の一つを表示させ
る。
【0028】一方、更にもう一つの入力パスワードが、
第3の入力パスワードとしてパスワード処理装置に供給
される。制御ユニット13は、比較部21への第3のパ
スワードの供給に応答して、演算部25に第1のメモリ
15をまず参照させ、処理データにパスワード0すなわ
ち固有パスワードを表示させる。もし第3の入力パスワ
ードが正しいパスワードであれば、第4の段階S4は、
一致の比較結果を生じる。使用装置11は再び第5の段
階S5で動作する。
【0029】第3の入力パスワードが誤ったパスワード
の一つであるならば、第4の段階S4では、不一致の比
較結果を生じる。この不一致の比較結果に応じて、比較
部21では演算部25に第2のメモリ17を参照させ
る。格納データは、第3のデータX(3)を表す処理デ
ータに処理される。この誤ったパスワードは、第3のデ
ータに不一致である。第4の段階S4は、第6段階S6
に進む。第6の段階では、誤ったパスワードのこの一つ
を、第2のメモリ17に格納し、格納データにおいて使
用された誤ったパスワードを代用する結果、格納データ
として代用されたデータX(t+2)を表わさせる。第
6の段階S6は、現在の時刻tに1を加えて第2の段階
S2に戻る。同様の動作が続く。
【0030】ここに説明している例では、2つの誤った
パスワードがこれら2つの誤ったパスワードの間に正し
い入力パスワードなしで次ぎ次ぎに使用されるならば、
これら誤ったパスワードは次ぎ次ぎに格納データの内容
に代用される。これら2つの誤ったパスワードは少なく
とも一つの正しいパスワードに続くかも知れないし続か
ないかも知れない。一度、その内容が格納データで誤っ
たパスワードに変えられると、パスワード処理装置は、
正しいパスワードが供給されても不一致を検出をする。
【0031】このようにして、このパスワード処理装置
では、次ぎ次ぎに正しいパスワードに供給されていた
が、そのうち二つ以上の誤ったパスワードがそれら誤っ
たパスワードのうち正しいパスワードに続く二つの間に
正しいパスワードを挟まずに供給されたときは、処理デ
ータが不定になる。もっとも、それら二つ以上の誤った
パスワードは、初期状態にあるパスワード処理装置に供
給されたとしても同様である。その上、処理データがい
つ不定になったかを知るのは、パスワード処理装置およ
び使用装置11を使用する権限の有るものでも甚だ困難
である。
【0032】更に詳しくは、パスワード処理装置に誤っ
たパスワードが次ぎ次ぎに供給される時刻を第1の時刻
から第4の時刻t=1、2、3、4等としよう。これら
の時刻に供給されたときに、入力パスワードを第1から
第4等の入力パスワードと呼ぶ。第1の入力パスワード
がAによって示された正しいパスワードであると仮定し
て、第2および第3の入力パスワードは、BおよびCで
示された第1および第2の誤ったパスワードと仮定す
る。第2およびあとの時刻は、使用装置11の動作させ
ようとして失敗した無駄な試みの回数を表わしている。
【0033】以下の表1において、パスワード処理装置
に入力パスワードを供給する回数の合計は、最も左の列
にkで表わし、その次ぎの列は試みの回数tを表わす。
処理データをPDで表わす。入力データは各入力パスワ
ードによって表わされIDで示す。動作開始信号は、O
Sで示された最も右の列に小丸で表示する。動作開始信
号を生成しないことは、短い水平線で列OSに表示す
る。
【0034】
【表1】 k t PD ID OS K−2 1 A B − K−1 2 A C − K 3 B A − K+1 4 C C o 表1の第1の時刻では、パスワードデータは固有パスワ
ード0を表わすとする。処理データが初めこの固有パス
ワードを表わし正しいパスワードAを表す。このとき入
力パスワードが第1のパスワードBであると、比較部2
1は、不一致を検出する。動作開始信号は生成されな
い。この誤ったパスワードは、パスワード処理装置に始
めて供給されたので、第2のメモリ17に格納データと
して格納される。
【0035】第2の時刻では、処理データは、やはり正
しいパスワードAを表す。もし入力パスワードが第2の
誤ったパスワードCであれば、動作開始指令は出ない。
誤ったパスワードがパスワード処理装置に2回続けて供
給されるので、すなわち、試みが2回無駄に行われるの
で、誤ったパスワードBは、格納データの第1の誤った
パスワードに代えて使用される。注目すべきことは、パ
スワード処理装置に現在供給された第2の誤ったパスワ
ードCではなしに第1の誤ったパスワードBのほうがこ
の場合には使用される。
【0036】第3の時刻では、処理データは、第1の誤
ったパスワードBを表わす。たとえ正しいパスワードA
がパスワード処理装置に供給されても、比較部21は、
不一致を検出する。第3の入力パスワードは、正しいけ
れど、誤ったパスワードの一つとしてみなされる。第2
の誤ったパスワードCが、こんどは、格納データにおけ
る第1の誤ったパスワードBに代用される。
【0037】第4の時刻では、処理データは、第2の誤
ったパスワードCを表わす。第4の入力パスワードとし
て偶然に第4の時刻でパスワード処理装置に供給された
ならば、第2の誤ったパスワードCは、たまたま処理デ
ータによって表わされた第2の誤ったパスワードCと一
致することになる。使用装置11は偶然に動作する。格
納データにおいては、第2の誤ったパスワードCは、変
化しない。
【0038】上述したように、処理データは、図示され
た例において固有パスワード0を初めに表わす。入力パ
スワードと処理データによって表わされた固有パスワー
ド0との間での不一致が後で検出されると、この入力パ
スワードは格納データとして第2のメモリ17に格納さ
れる。演算部25は、格納データを処理データに処理す
る。このようにして、処理データが不定になる。
【0039】パスワード処理装置に入力パスワードを供
給する数kの合計に注意すると、処理データは、のちの
時刻Kにおいては、早い時刻(K−2)において入力パ
スワードとして使用された誤ったパスワード(例えば、
B)を表示する。いまk´が2以上に等しい予め定めら
れた整数を表わすとすると、格納データでは、後時刻K
においては、前時刻(K−k´)に入力パスワードとし
て使用された誤ったパスワードに次ぎ次ぎに変化する。
【0040】この予め定められた整数は、制御ユニット
13におけるプログラムによりたやすく選択される。加
えて、入力パスワードとして誤ったパスワードを使用し
て使用装置11の動作が失敗する際の予め選択された数
(例えば、2回)を任意に選択することも、プログラム
により可能である。その上、少数(たとえば1個の)誤
ったパスワードが初期状態に次いで不注意に使用された
後に、演算部25に格納データを参照させ始めることが
できる。プログラムは、演算部25かあるいは他の構成
要素に格納しても良い。上述の例で注目すべきことは、
固有パスワードそれ自身が、パスワード情報として使用
されていることがある。
【0041】図3に移るとともに図1および図2を続け
て参照する。パスワード処理装置は、次のような動作も
可能である。動作のスタートののち第1および第2の修
正段階SM1およびSM2で実行したあとで、パスワー
ド処理装置では、上述の第3の段階S3から第5の段階
S5での動作を行う。不一致(NO)が第4の段階S4
で検出されるときには、第6の修正段階SM6は、第2
の修正段階SM2に戻るように進む。
【0042】第1の修正段階SM1で使用するために、
複数対の第1および第2のパスワード値X(u)および
X(u+1)を、パスワード情報として第1のメモリ1
5に予め格納する。図示された例では、対は5対であ
る。第1の修正段階SM1で図示されているように、次
々の対のパスワード値は、X(1)とX(2)、…およ
びX(9)とX(10)である。第1のパスワード値の
おのおのは、22に等しい。各第2のパスワード値は、
44に等しい。
【0043】時刻tおよび(t+1)をまとめて現在の
時刻と考えよう。演算部25は、2つのパスワード値X
(t)およびX(t+1)を数式1により処理データの
データに処理する。
【0044】
【数1】処理データ=(X(t)+X(t+1))/2 入力パスワードが、正しいパスワードである間には、第
1および第2の各対のパスワード値は、このようにまと
めてパスワードデータとして使用される。従って、処理
データは、固有パスワード0として33を表わす。
【0045】こういう状況では、予め定められた回数は
f回である。したがって第6の修正段階SM6において
代用されるデータはX(f+10)である。
【0046】図1ないし図3を再び参照する。プログラ
ムに従って演算部25にいろいろなパスワードデータお
よび格納データを処理させることが可能である。パスワ
ード処理装置は、コードプログラマを有する選択呼び出
し無線受信機において使用に適している。
【0047】上にこの発明について単一の実施例と2つ
の動作モードについて述べたが、当業者がこの発明を様
々に実施することが可能である。例えば、現金自動支払
機を動作させるのに使うときは、上述のようにパスワー
ド処理装置を、パスワード情報として第1のメモリ15
に利用者ごとのID番号を格納し、第2のメモリ17の
ようなメモリを使用することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパスワー
ド処理方法および装置によれば、入力パスワードの試み
の回数に所定の上限を設けこれを超えると、誤ったパス
ワードが供給されたときに処理データを不定にするた
め、入力パスワードが予め定められた正しいパスワード
であるときにのみ、ロックせずに使用装置を動作させ入
力パスワードを処理できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用装置と共にこの発明の一実施例によるパス
ワード処理装置を示すブロック図である。
【図2】図1で図示したパスワード処理装置の動作を説
明するのに使用するためのフローチャートである。
【図3】図1に図示されたパスワード処理装置の異なる
動作を説明するのに使用するための他のフローチャート
である。
【符号の説明】
11 使用装置 13 制御ユニット 15 メモリ(第1のメモリ) 17 メモリ(第2のメモリ) 19 単一のメモリユニット 21 比較部 25 演算部 27 一致出力部 29 不一致出力部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた固有パスワードと一致す
    る処理データを生成する生成ステップと、入力パスワー
    ドを前記処理データと比較しこの入力パスワードと前記
    処理データとの間の一致検出に基づき使用装置を動作さ
    せる比較ステップと、誤ったパスワードが複数回前記入
    力パスワードとして使用された場合、前記比較ステップ
    でこれら誤ったパスワードのおのおのと前記処理データ
    との間の不一致を検出し、これら誤ったパスワードを用
    いて前記処理データを変化させる設定ステップとを備え
    た使用装置のためのパスワード処理方法であって、 前記生成ステップは、パスワード情報を表わすパスワー
    ドデータを格納するステップと、初期処理として前記パ
    スワードデータのパスワード情報を用いて前記固有パス
    ワードを生成し前記固有パスワードを前記処理データと
    して出力する初処理ステップと、前記比較ステップで前
    記不一致が初めて検出された時に前記入力パスワードを
    格納データとして格納するステップと、前記格納データ
    を用いて前記処理データを生成する後処理ステップとを
    備え、前記設定ステップは、前記不一致が初めて検出さ
    れた後に更に前記不一致が検出された場合、前記比較ス
    テップにおいて前記入力パスワードとして使用された前
    記誤ったパスワードによって前記格納データを書き換え
    ることによって、前記後処理ステップによって生成され
    る前記処理データを変化させることを特徴とするパスワ
    ード処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパスワード処理方法に
    おいて、前記パスワード情報は、前記処理データとして
    予め定められた回数前記固有パスワードを生成させるも
    のであることを特徴とするパスワード処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパスワード処理方法に
    おいて、前記予め定められた回数は2回であることを特
    徴とするパスワード処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のパスワード処理方法に
    おいて、前記パスワードデータを格納するステップは、
    前記パスワード情報として5対のパスワード値を格納
    し、前記初処理ステップは、各対のパスワード値を用い
    て前記固有パスワードを生成し前記予め定められた回数
    を5回とすることを特徴とするパスワード処理方法。
  5. 【請求項5】 予め定められた固有パスワードと一致す
    る処理データを生成する生成手段と、入力パスワードを
    前記処理データと比較しこの入力パスワードと前記処理
    データとの間の一致検出に基づき使用装置を動作させる
    比較手段と、誤ったパスワードが複数回前記入力パスワ
    ードとして使用された場合、前記比較手段でこれら誤っ
    たパスワードのおのおのと前記処理データとの間の不一
    致を検出し、これら誤ったパスワードを用いて前記処理
    データを変化させる設定手段とを備えたパスワード処理
    装置であって、 前記生成手段は、パスワード情報を表わすパスワードデ
    ータを格納する第1の格納手段と、初期処理として前記
    パスワードデータのパスワード情報を用いて前記固有パ
    スワードを生成し前記固有パスワードを前記処理データ
    として出力する初処理手段と、前記比較手段で前記不一
    致が初めて検出された時に前記入力パスワードを格納デ
    ータとして格納する第2の格納手段と、前記格納データ
    を用いて前記処理データを生成する後処理手段とを備
    え、前記設定手段は、前記不一致が初めて検出された後
    に更に前記不一致が検出された場合、前記比較手段にお
    いて前記入力パスワードとして使用された前記誤ったパ
    スワードによって前記格納データを書き換えることによ
    って、前記後処理手段によって生成される前記処理デー
    タを変化させることを特徴とするパスワード処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパスワード処理装置に
    おいて、前記パスワード情報は、前記処理データとして
    予め定められた回数前記固有パスワードを生成させるも
    のであることを特徴とするパスワード処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパスワード処理装置に
    おいて、前記予め定められた回数は2回であることを特
    徴とするパスワード処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のパスワード処理装置に
    おいて、前記第1の格納手段は、前記パスワード情報と
    して5対のパスワード値を格納し、前記初処理手段は、
    各対のパスワード値を用いて前記固有パスワードを生成
    し前記予め定められた回数を5回とすることを特徴とす
    るパスワード処理装置。
  9. 【請求項9】 受信回路装置と、この受信回路装置を動
    作させるためのパスワード処理装置とを備えコードプロ
    グラマを有する選択呼び出し無線受信装置において、前
    記パスワード処理装置は、予め定められた固有パスワー
    ドと一致する処理データを生成する生成手段と、入力パ
    スワードを前記処理データと比較しこの入力パスワード
    と前記処理データとの間の一致検出に基づき前記受信回
    路装置を動作させる比較手段と、誤ったパスワードが複
    数回前記入力パスワードとして使用された場合、前記比
    較手段でこれら誤ったパスワードのおのおのと前記処理
    データとの間の不一致を検出し、これら誤ったパスワー
    ドを用いて前記処理データを変化させる設定手段とを備
    えたコードプログラマを有する選択呼び出し無線受信装
    置であって、 前記生成手段は、パスワード情報を表わすパスワードデ
    ータを格納する第1の格納手段と、初期処理として前記
    パスワードデータのパスワード情報を用いて前記固有パ
    スワードを生成し前記固有パスワードを前記処理データ
    として出力する初処理手段と、前記比較手段で前記不一
    致が初めて検出された時に前記入力パスワードを格納デ
    ータとして格納する第2の格納手段と、前記格納データ
    を用いて前記処理データを生成する後処理手段とを備
    え、前記設定手段は、前記不一致が初めて検出された後
    に更に前記不一致が検出された場合、前記比較手段にお
    いて前記入力パスワードとして使用された前記誤ったパ
    スワードによって前記格納データを書き換えることによ
    って、前記後処理手段によって生成される前記処理デー
    タを変化させることを特徴とするコードプログラマを有
    する選択呼び出し無線受信装置。
JP6096578A 1993-05-11 1994-05-10 パスワード処理方法及び装置 Expired - Fee Related JP2720790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6096578A JP2720790B2 (ja) 1993-05-11 1994-05-10 パスワード処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-109230 1993-05-11
JP10923093 1993-05-11
JP6096578A JP2720790B2 (ja) 1993-05-11 1994-05-10 パスワード処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0799489A JPH0799489A (ja) 1995-04-11
JP2720790B2 true JP2720790B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=26437768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6096578A Expired - Fee Related JP2720790B2 (ja) 1993-05-11 1994-05-10 パスワード処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2720790B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5073767A (en) 1989-12-05 1991-12-17 Motorola, Inc. Selective call receiver theft protection device

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713021A (en) * 1980-06-25 1982-01-23 Mead Corp Method and apparatus for adjusting and separating vessel with various form
JPS60191364A (ja) * 1984-03-12 1985-09-28 Ryoichi Mori パスワ−ド利用システム
JPS60181887A (ja) * 1984-02-28 1985-09-17 Omron Tateisi Electronics Co Icカ−ドの不正アクセス防止装置
JPS60181889A (ja) * 1984-02-28 1985-09-17 Omron Tateisi Electronics Co Icカ−ドの不正アクセス防止装置
JPS60181888A (ja) * 1984-02-28 1985-09-17 Omron Tateisi Electronics Co Icカ−ドの不正アクセス防止装置
JPS62219048A (ja) * 1986-03-19 1987-09-26 Fujitsu Ltd Icカ−ドシステム
JPH0647182B2 (ja) * 1986-08-09 1994-06-22 富士通株式会社 レ−ザビ−ム接合装置
JPH01154271A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Fujitsu Ltd ダイナミックパスワード管理方式
JPH01295976A (ja) * 1988-05-24 1989-11-29 Pioneer Electron Corp キーレス解錠装置
JPH0319067A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Nec Corp 不正ログイン防止方式
JP2708892B2 (ja) * 1989-07-11 1998-02-04 三洋電機株式会社 自動車用換気装置
JP2743501B2 (ja) * 1989-07-28 1998-04-22 日本電気株式会社 自動車電話端末装置の制御方式
JPH0363865A (ja) * 1989-08-02 1991-03-19 Nec Corp 暗証番号の不正使用防止装置
JPH0480853A (ja) * 1990-07-23 1992-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置の接続装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5073767A (en) 1989-12-05 1991-12-17 Motorola, Inc. Selective call receiver theft protection device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0799489A (ja) 1995-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6675300B1 (en) Remote controlled computer system and management method having an identification number
JP2867720B2 (ja) 無線選択呼び出し受信機に内蔵されたromへの不正アクセス防止機構及びその方法
JP2720790B2 (ja) パスワード処理方法及び装置
US5418519A (en) Electronic circuit device having an electric-code locking function
US5475755A (en) Password processing whereby a foreign password is referred to after fail of several attempts
WO2005033915A1 (ja) 電子機器のためのセキュリティシステム
WO2007072337A2 (en) A system and method for protecting electronic devices
JPH10145353A (ja) 電子機器及びセキュリティーコード書き換え方法
KR100447442B1 (ko) 난수를 이용한 비밀번호 변경타입의 전자식 잠금 장치 및 그의 제어방법
JP3306602B2 (ja) デジタル保護制御方法
JP3226747B2 (ja) 時刻変更チェック機能付きタイムレコーダ
JP3039042B2 (ja) データ設定装置
JP2000029838A (ja) パスワード確認方式
JPH01152526A (ja) 入力無効機能付キーボード
JP2604881B2 (ja) 産業用機械の制御装置
JPH0528312B2 (ja)
JPH07105376A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPS63163943A (ja) メモリ書き込み制御方法
KR0185934B1 (ko) 스마트카드를 이용한 전자제품 사용제어방법
CN115659365A (zh) 硬盘解锁控制方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JPS6375814A (ja) 盗難防止方法
JPH1049502A (ja) 検算装置
JP2000013831A (ja) ページャー装置の不正使用防止方法および不正使用防止付きページャー装置
CN115204898A (zh) 一种支付密码验证方法及装置
JP2020067771A (ja) 表示装置、方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971021

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees