JPH10150505A - 情報通信処理方法及び情報通信処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が携帯端末の着信や保留時の状態を確
実に認識できるとともにその認識には使用者の好みの信
号音源を用いることができる情報通信処理方法及び情報
通信処理装置を提供すること。 【解決手段】 通信端末１が保有する使用者に対して発
生する信号音源を、通信端末１に対してダウンロードす
るための情報通信処理方法であり、複数種類の信号音源
のデータを有するデータベース１２から所望の種類の信
号音源のデータを選択し、選択した種類の信号音源のデ
ータを、通信回線１００を介して通信端末１に対してダ
ウンロードして通信端末１に保管する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話のような
通信端末が、保有する使用者に対して発生する信号音源
を、この通信端末に対してダウンロードするための情報
通信処理方法及び情報通信処理装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】通信端末として、例えば既存の携帯電話
やパーソナルハンディホンシステム（ＰＨＳ）、あるい
は家庭用電話が保有する着信時の音源である着信メロデ
ィーや通信保留時の音源である保留メロディーは、これ
らの通信端末の製造工場において出荷する時に複数種類
用意されてはいる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の着信あるいは保留メロディーは、耳障りな電子音であ
ることには変わりなく、これらの電子音はある限られた
周波数帯域のみを使用しているものなので、いろいろ周
波数帯の音が混じり合った環境下で生活している使用者
にとっては耳障りなものになってしまい、昨今では環境
問題としてしばしば放送メディアにも取り上げられてい
る。通信端末を製造するメーカーからは、この問題に対
する一つの解決策としてバイブレーターを内蔵した通信
端末が提供されているが、このようなバイブレーターを
備える通信端末を使用する場合には、通信端末を使用者
の体に接触させていないと使用者は着信したり保留して
いることを振動で認識することができないので、着信あ
るいは通信保留時の認識を得るための完全な解決策には
なっていない。そこで本発明は上記課題を解消し、使用
者が携帯端末の着信や保留時の状態を確実に認識できる
とともに、その認識には使用者の好みの信号音源を用い
ることができる情報通信処理方法及び情報通信処理装置
を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、通信端末が保有する使用者に対して発生する信
号音源を、通信端末に対してダウンロードするための情
報通信処理方法であり、複数種類の信号音源のデータを
有するデータベースから所望の種類の信号音源のデータ
を選択し、選択した種類の信号音源のデータを、通信回
線を介して通信端末に対してダウンロードして通信端末
に保管する、情報通信処理方法により、達成される。本
発明の方法では、複数種類の信号音源のデータを有する
データベースから、使用者の所望の種類の信号音源のデ
ータを選択する。そして使用者は選択した種類の信号音
源のデータを通信回線を通して通信端末に対してダウン
ロードしてその通信端末に保管する。このようにするこ
とで、使用者が通信端末の機能を信号音源で認識しよう
とする場合に、例えば信号の着信時や通信の保留時の信
号音源としてこれらの所望の種類の信号音源のデータを
用いることができる。従って、使用者が用いる通信端末
の機能は使用者が好む信号音源で表現でき、しかもその
着信や通信保留等の機能の認識を確実に行うことができ
る。

【０００５】上記目的は、本発明にあっては、通信端末
が保有する使用者に対して発生する信号音源を、通信端
末に対してダウンロードするための情報通信処理方法で
あり、複数種類の信号音源のデータを有するデータベー
スから所望の種類の信号音源のデータを選択し、選択し
た種類の信号音源のデータを通信端末に対してケーブル
を介して直接ダウンロードして通信端末に保管する、情
報通信処理方法により、達成される。本発明の方法で
は、複数種類の信号音源のデータを有するデータベース
から、使用者が所望する種類の信号音源のデータを選択
する。そして使用者は選択した種類の信号音源のデータ
を通信端末に対してケーブルを介して直接ダウンロード
してこの通信端末に保管する。このようにすることで、
使用者が通信端末の機能を信号音源で認識しようとする
場合に、例えば信号の着信時や通信の保留時の信号音源
としてこれらの所望の種類の信号音源のデータを用いる
ことができる。従って、使用者が用いる通信端末の機能
は使用者が好む信号音源で表現でき、しかもその着信や
通信保留等の機能の認識を確実に行うことができる。

【０００６】上記目的は、本発明にあっては、通信端末
が保有する使用者に対して発生する信号音源を、通信端
末に対してダウンロードするための情報通信処理装置で
あり、複数種類の信号音源のデータを有するデータベー
ス及びこのデータベースから所望の種類の信号音源のデ
ータを選択する音声データ送信処理部を有するサーバー
と、選択した種類の信号音源のデータを、サーバーから
通信回線を介して通信端末に対してダウンロードして通
信端末に保管させるための通信経路と、を備える情報通
信処理装置により、達成される。本発明の装置では、サ
ーバーがデータベースと音声データ送信処理部を有して
いる。データベースは複数種類の信号音源のデータを有
しており、音声データ送信処理部は、データベースから
使用者が所望する種類の信号音源のデータを選択するこ
とができる。通信経路は、使用者が選択した種類の信号
音源のデータを、サーバーから通信回線を介して通信端
末に対してダウンロードして通信端末に保管させる。こ
れにより、使用者が通信端末の機能を信号音源で認識し
ようとする場合に、例えば信号の着信時や通信の保留時
の信号音源としてこれらの所望の種類の信号音源のデー
タを用いることができる。従って、使用者が用いる通信
端末の機能は使用者が好む信号音源で表現でき、しかも
その着信や通信保留等の機能の認識を確実に行うことが
できる。

【０００７】上記目的は、本発明にあっては、通信端末
が保有する使用者に対して発生する信号音源を、通信端
末に対してダウンロードするための情報通信処理装置で
あり、複数種類の信号音源のデータを有するデータベー
スにおける所望の種類の信号音源のデータを選択可能
で、選択した種類の信号音源のデータを通信端末に対し
てケーブルを介して直接ダウンロードして通信端末に保
管させる情報通信処理装置により、達成される。本発明
の装置は、複数種類の信号音源のデータを有するデータ
ベースにおける使用者が所望する種類の信号音源のデー
タを選択できる。使用者が選択した種類の信号音源のデ
ータは、通信端末に対してケーブルを介して直接ダウン
ロードして通信端末に保管させるようになっている。こ
れにより、使用者が通信端末の機能を信号音源で認識し
ようとする場合に、例えば信号の着信時や通信の保留時
の信号音源としてこれらの所望の種類の信号音源のデー
タを用いることができる。従って、使用者が用いる通信
端末の機能は使用者が好む信号音源で表現でき、しかも
その着信や通信保留等の機能の認識を確実に行うことが
できる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。

【０００９】実施の形態１図１は、本発明の情報通信処
理装置の好ましい実施の形態１を示している。図２は、
図１の情報通信処理装置を更に詳しく示すブロック図で
あり、図３は図１と図２の情報通信処理装置の動作例を
示すフロー図である。図１〜図３の実施の形態１におけ
る情報通信処理装置は次のような構成になっている。図
１と図２に示すように通信の対象となる通信端末１は、
例えばデジタル方式の携帯電話やアナログ方式の携帯電
話、あるいはパーソナルハンディホンシステム（ＰＨ
Ｓ）あるいは家庭用の電話である。実施の形態１では、
通信端末１は携帯電話である。この通信端末１に対して
情報通信処理装置２が用いられる。この情報通信処理装
置２は、システムサーバー３、モデム４、通信回線５、
基地局６及び交換局７で構成されている。システムサー
バー３はモデム４及び通信回線５を介して交換局７に接
続されており、この交換局７は通信回線５を介して基地
局６に接続されている。このモデム４から基地局６は、
通信経路１００を構成している。

【００１０】図２のシステムサーバー３は、選択データ
受信処理部８、着信応答処理部９、課金システム１０、
音声データ送信処理部１１及び音声データファイルのデ
ータベース１２を有している。これらの選択データ受信
処理部８、着信応答処理部９、課金システム１０、音声
データ送信処理部１１は電気的に接続されており、音声
データファイルのデータベース１２は、音声データ送信
処理部１１に電気的に接続されている。モデム４はシス
テムサーバー３の選択データ受信処理部８に電気的に接
続されている。選択データ受信処理部８は、通信端末１
からの選択データＳＤを受信する。着信応答処理部９
は、この選択データ受信処理部８が受信した選択データ
ＳＤに基づいて、すなわちユーザー（使用者）からの選
択データＳＤの着信に対応するために応答して、課金シ
ステム１０に対して応答信号ＲＳを与える。

【００１１】課金システム１０は、着信応答処理部９か
らの応答信号ＲＳに基づいて、通信端末１を使用してい
るユーザーに対して課金を行う。例えば使用者が通信端
末１を用いて選択データＳＤを一回選択データ受信処理
部８に送る毎に、相当する金額をそのユーザーに対して
課金していく。音声データファイルのデータベース１２
は、複数種類の信号音源のデータを有している。これら
の信号音源のデータは、使用者がダウンロードしたいで
あろう楽曲の音声データファイルを保有している。音声
データ送信処理部１１は、課金システム１０から与えら
れる選択データＳＤに基づく指令信号ＤＳに基づいて、
音声データファイルのデータベース１２からユーザーが
所望する種類の信号音源のデータのみを取り込むことが
できる。そして音声データ送信処理部１１の信号音源の
データは、モデム４、電話回線５、交換局７、電話回線
５、基地局６を介して送られ、基地局６はユーザーが選
択した種類の信号音源のデータに基づいて音声データＡ
Ｄを通信端末１の音声データ受信処理部４０に送るよう
になっている。

【００１２】次に通信端末１の構成について説明する。
通信端末１は選択データＳＤの送信部２０と、音声デー
タＡＤの受信部２４を有している。送信部２０は、端末
認識処理部３０、音声選択処理部３１、選択データ送信
処理部３２を有している。一方、受信部２４は音声デー
タ受信処理部４０、音声データ／音声変換処理部４１、
音声データ変換回路４２、音声出力処理部４３等を有し
ている。送信部２０の端末認識処理部３０は、使用者が
通信端末１の中で選択データＳＤを基地局６に送りたい
ために選択するテンキーボードを有する部分である。音
声選択処理部３１は、端末認識処理部３０においてキー
の選択により選択された例えば着信時の音源あるいは通
信保留時の音源に用いようとする信号音源の音声データ
を選択処理して、選択データ送信処理部３２に指令信号
ＥＳを送る。選択データ送信処理部３２は、この音声選
択処理部３１からの指令信号ＥＳに基づいて、使用者が
所望する種類の信号音源の選択データＳＤを基地局６に
対して送信する。

【００１３】受信部２４の音声データ受信処理部４０
は、選択データＳＤに対応する音声データＡＤが基地局
６から送られてくるとそれを受信して記憶する。音声デ
ータ受信処理部４０からこの音声データＡＤが送られる
と、音声データ／音声変換処理部４１は、音声データＡ
Ｄから音声に変換する。そして音声データ／音声変換処
理部４１は音声出力処理部４３に信号を送り、音声出力
処理部４３は音声データＡＤに対応する楽曲を、例えば
着信時の音源あるいは通信保留時の音源等として通信端
末１のユーザーに対して鳴らすことができる。音声出力
処理部４３は、例えば通信端末１に設けられているスピ
ーカー及びその増幅部を用いることができる。音声デー
タ変換回路４２は、音声データ／音声変換処理部４１に
対して音声データと音声との対応関係の情報を送ること
ができ、それに基づいて音声データ／音声変換処理部４
１が音声データＡＤを的確な音声に変換する。

【００１４】次に、図１と図２の情報通信処理装置２を
利用して、電話回線５で音声データファイルのデータベ
ース１２（例えばＭＩＤＩフォーマットとする）を基地
局６を介して通信端末１の受信部２４にダウンロードす
る動作例を説明する。

【００１５】図３を参照すると、ユーザーは通信端末１
の端末認識処理部３０のテンキーボードを用いて、シス
テムサーバー３に対してダイヤルをする（ステップＳＴ
１）。システムサーバー３が、基地局６、電話回線５、
交換局７、電話回線５、モデム４を介してシステムサー
バー３の着信応答処理部９に着信応答すると（ステップ
ＳＴ２）、着信応答処理部９が楽曲のカテゴリーの番号
案内を、モデム４、交換局７、基地局６を介して端末認
識処理部３０に送る（ステップＳＴ３）。これに基づい
て、ユーザーは通信端末１の端末認識処理部３０でテン
キーボードを用いて所望の楽曲のカテゴリー番号をダイ
ヤルする（ステップＳＴ４）。端末認識処理部３０から
選択された楽曲カテゴリー番号に対応する指令信号ＥＳ
が音声選択処理部３１から選択データ送信処理部３２に
送られ、選択データＳＤが選択データ送信処理部３２か
ら基地局６、交換局７、モデム４を介してシステムサー
バー３の選択データ受信処理部８に送られる。

【００１６】選択データ受信処理部８はその楽曲のカテ
ゴリー番号に基づく選択データＳＤを受信すると、着信
応答処理部９が次に楽曲名とアーティストの番号案内
を、モデム４、交換局７、基地局６を介して通信端末１
の端末認識処理部３０に送る（ステップＳＴ５）。ユー
ザーはこれに基づいて端末認識処理部３０のテンキーを
用いて楽曲名、アーチスト番号をダイヤルする（ステッ
プＳＴ６）。音声選択処理部３１は、楽曲名、アーティ
スト番号に基づいて指令信号ＥＳを選択データ送信処理
部３２に送り、選択データ送信処理部３２は、楽曲名、
アーティスト番号に基づく選択データＳＤを基地局６、
交換局７、モデム４を介して選択データ受信処理部８に
送る。

【００１７】選択データ受信処理部８が楽曲名、アーテ
ィスト番号に基づく選択データＳＤを受けると、着信応
答処理部９が「そのままお待ち下さい」とアナウンスを
し（ステップＳＴ７）、着信応答処理部９が課金システ
ム１０に対して応答信号ＲＳを送り課金を開始するとと
もに、課金システム１０が音声データ送信処理部１１に
指令信号ＤＳを送り、音声データファイルのデータベー
ス１２から上述した楽曲のカテゴリー番号、楽曲名、ア
ーティスト番号に対応する音声データファイルを音声デ
ータ送信処理部１１に移す。

【００１８】音声データ送信処理部１１は、この音声デ
ータファイルを、モデム４、交換局７、基地局６を介し
て音声データＡＤとして通信端末１の音声データ受信処
理部４０に対して送信を開始する（ステップＳＴ８）。
これにより音声データＡＤは通信端末１の音声データ受
信処理部４０のメモリにストレージされる（ステップＳ
Ｔ９）。そしてシステムサーバー３側ではその音声デー
タファイルの送信が終了したら回線を切断する（ステッ
プＳＴ１１）。同様に通信端末内のメモリに音声データ
ＡＤをストレージできたら通信端末１側の回線を切断す
る（ステップＳＴ１０）。その後、音声データ受信処理
部４０にストレージされた音声データＡＤは、音声デー
タ／音声変換処理部４１で音声に変換されて、音声出力
処理部４３がその楽曲をスピーカー等を介して通信端末
１のユーザーに鳴らして、例えば通信端末１の着信時の
音源あるいは通信保留時の音源として用いる。

【００１９】ところで図２の音声データ変換回路４２に
換えて、再生ソフトウェアを有するＲＯＭ（読出専用メ
モリ）を用いることもできる。なお、使用者（ユーザ
ー）が、システムサーバー３から音声ガイダンスに従っ
てダウンロードしたい楽曲の音声データファイルを指定
する場合に、その音声データファイルの指定用の番号
は、例えば別のメディア、事例として紙のチラシや、広
告あるいはコマーシャル放送等で知らせることも可能で
ある。また通信端末１は、着信する度にあるいは保留す
る度にダウンロード済みの音声データを音声に変換して
鳴らすことができる。

【００２０】実施の形態２ 図４と図５は、本発明の別の実施の形態２の情報通信処
理装置を示しており、図６は図４と図５の情報通信処理
装置の動作例を示している。図４と図５の情報通信処理
装置１０２は、使用者がある場所、例えばゲームセンタ
ーやコンビニエンスストア等へ行って、情報通信処理装
置１０２内の音声データファイル（例えばＭＩＤＩフォ
ーマット）をダウンロードすることができるものであ
る。情報通信処理装置１０２は、ジュークボックスタイ
プのものであり、コインＣを投入することにより情報通
信処理装置１０２からケーブル５３を介して通信端末１
０１に対して、所望の楽曲に対応する音声データＡＤを
ダウンロードすることができる。

【００２１】図５の情報通信処理装置１０２は、課金シ
ステム５０、音声選択処理部５１、音声データ送信処理
部５２を有している。コインＣが投入口に投入される
と、課金システム５０が働いて、課金システム５０は音
声選択処理部５１に対して指令信号ＤＳを与え、これに
基づいて音声選択処理部５１が作動できるようになって
いる。音声選択処理部５１は、複数種類の信号音源のデ
ータを有するデータベースを有し、このデータベースの
中から所望の信号音源を選択するために図４に示すよう
な楽曲のジャンル別に設けられたボタンＢ１〜Ｂ９を有
している。使用者がこの音声選択処理部５１のボタンを
適宜押すことにより、所望する楽曲のカテゴリー、楽曲
名、アーティストを選択することができる。

【００２２】音声選択処理部５１は、選択されたボタン
に基づいて、選択信号ＳＤを音声データ送信処理部５２
に送り、音声データ送信処理部５２は、選択された楽曲
のカテゴリー、楽曲名、アーティストに対応する音声デ
ータＡＤを、ケーブル５３を介して通信端末１０１の音
声データ受信処理部６０に対して直接ダウンロードでき
る。情報通信処理装置１０２のケーブル５３は、例えば
雄型のコネクタ５４を有しており、このコネクタ５４
は、通信端末１０１の音声データ受信処理部６０の雌型
のコネクタ５５に電気的に接続できる。従って音声デー
タ送信処理部５２からの音声データＡＤは、ケーブル５
３、コネクタ５４，５５を介して通信端末１０１の音声
データ受信処理部６０に送られる。

【００２３】次に通信端末１０１は、音声データ受信処
理部６０、音声データ／音声変換処理部６１、音声デー
タ変換回路６２、音声出力処理部６３を有している。音
声データ受信処理部６０は、メモリを備えており、音声
データ送信処理部５２から送られてくる音声データＡＤ
を受信しそしてメモリに記録することができる。音声デ
ータ受信処理部６０から送られた音声データＡＤは、音
声データ／音声変換処理部６１で音声に変換される。こ
の音声データと音声の変換は音声データ変換回路６２か
らのデータに基づいて行うことができる。音声データＡ
Ｄから音声に変換された信号は音声データ／音声変換処
理部６１から音声出力処理部６３に送られて、音声出力
処理部６３のスピーカーにより着信時の音源あるいは通
信保留時の音源等として使用者に対して鳴らして知らせ
ることができる。

【００２４】次に、図６を参照して図４と図５の情報通
信処理装置による情報通信処理方法の例を説明する。ま
ずユーザーが例えばコンビニエンスストアに立ち寄っ
て、コンビニエンスストアに設置されている情報通信処
理装置１０２のダウンロード専用のケーブル５３のコネ
クタ５４を通信端末１０１のコネクタ５５に接続する
（ステップＳＰ１）。そしてユーザーは情報通信処理装
置１０２の投入口１０３に対してダウンロード用の代金
であるコインＣを投入する（ステップＳＰ２）。これに
より課金システム５０が作動して指令信号ＤＳを音声選
択処理部５１に送り音声選択処理部５１が作動可能な状
態になる。

【００２５】ユーザーは、情報通信処理装置１０２の音
声選択処理部５１の画面を見て、その所望する楽曲のカ
テゴリー、楽曲名、アーティストに対応するボタン、例
えばボタンＢ１を選択して押す（ステップＳＰ３）。こ
れにより音声選択処理部５１は選択信号ＳＤを音声デー
タ送信処理部５２に送るので、音声データ送信処理部５
２は、使用者が選択した楽曲に対応する音声データＡＤ
を、ケーブル５３、コネクタ５４，５５を介して音声デ
ータ受信処理部６０に対して直接ダウンロードをする。
通信端末１０１においては、音声データ受信処理部６０
のメモリにこの音声データＡＤがメモリされるととも
に、音声データ受信処理部６０から音声データＡＤが音
声データ／音声変換処理部６１に送られて、その音声デ
ータＡＤが音声に変換される。そしてその音声は音声出
力処理部６３において着信時あるいは保留時を知らせる
音源としてその楽曲を鳴らせる（ステップＳＰ５）。こ
のように通信端末１０１は、音声データＡＤを音声デー
タ受信処理部６０のメモリに記憶しているので、着信す
る度あるいは保留する度にダウンロード済みの音声デー
タＡＤに基づいて使用者が所望する楽曲を音声に変換し
て鳴らすことができる。

【００２６】なお音声データ変換回路６２に換えて、再
生ソフトウェアを有するＲＯＭ（読み出し専用メモリ）
を用いることも可能である。つまり電気回路によるハー
ド構成に換えて、音声データから音声に変換するため再
生ソフトウェアをＲＯＭに書き込むソフトウェア構成と
することができるのである。以上のようにして、本発明
の実施の形態の情報通信処理装置は、携帯電話、ＰＨＳ
あるいは家庭用電話等を買ったユーザーがいつでも自分
の好みに応じたメロディー音に変えることができるとい
う新しい環境を提供することができる。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用者が携帯端末の着信や保留時の状態を確実に認識で
きるとともに、その認識には使用者の好みの信号音源を
用いることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報通信処理装置の好ましい実施の形
態を示す図。

【図２】図１の情報通信処理装置をより詳しく示す図。

【図３】図１と図２の情報通信処理装置の動作例を示す
図。

【図４】本発明の実施の形態２の情報通信処理装置を示
す図。

【図５】図４の情報通信処理装置を更に詳しく示す図。

【図６】図４と図５の情報通信処理装置の動作例を示す
図。

【符号の説明】

１・・・通信端末、２，１０２・・・情報通信処理装
置、３・・・システムサーバー、１２・・・音声データ
ファイルのデータベース、５３・・・ケーブル、１００
・・・通信経路（通信回線）、ＡＤ・・・ダウンロード
用の音声データ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信端末が使用者に対して発生する信号
   音源を、通信端末に対してダウンロードするための情報
   通信処理方法であり、 複数種類の信号音源のデータを有するデータベースから
   所望の種類の信号音源のデータを選択し、 選択した種類の信号音源のデータを、通信回線を介して
   通信端末に対してダウンロードして通信端末に保管す
   る、ことを特徴とする情報通信処理方法。
2. 【請求項２】 通信端末が使用者に対して発生する信号
   音源を、通信端末に対してダウンロードするための情報
   通信処理方法であり、 複数種類の信号音源のデータを有するデータベースから
   所望の種類の信号音源のデータを選択し、 選択した種類の信号音源のデータを通信端末に対してケ
   ーブルを介して直接ダウンロードして通信端末に保管す
   る、ことを特徴とする情報通信処理方法。
3. 【請求項３】 通信端末が使用者に対して発生する信号
   音源を、通信端末に対してダウンロードするための情報
   通信処理装置であり、 複数種類の信号音源のデータを有するデータベース及び
   このデータベースから所望の種類の信号音源のデータを
   選択する音声データ送信処理部を有するサーバーと、 選択した種類の信号音源のデータを、サーバーから通信
   回線を介して通信端末に対してダウンロードして通信端
   末に保管させるための通信経路と、を備えることを特徴
   とする情報通信処理装置。
4. 【請求項４】 通信端末が使用者に対して発生する信号
   音源を、通信端末に対してダウンロードするための情報
   通信処理装置であり、 複数種類の信号音源のデータを有するデータベースにお
   ける所望の種類の信号音源のデータを選択可能で、選択
   した種類の信号音源のデータを通信端末に対してケーブ
   ルを介して直接ダウンロードして通信端末に保管させる
   ことを特徴とする情報通信処理装置。
5. 【請求項５】 通信端末は、通信時に用いるデータフォ
   ーマットから音声に変換する請求項１に記載の情報通信
   処理方法。
6. 【請求項６】 通信端末は、ダウンロード時に用いるデ
   ータフォーマットから音声に変換する請求項２に記載の
   情報通信処理方法。